NAMs出版プロジェクト: RBC、DSGEモデル:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_78.html(本頁)
DSGE「動学的確率的一般均衡モデル(Dynamic Stochastic General Equilibrium)」
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/dsge-httpslh3.html
DSGE「動学的確率的一般均衡モデル(Dynamic Stochastic General Equilibrium)」
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/dsge-httpslh3.html
エドワード・プレスコット
http://nam-students.blogspot.com/2018/09/blog-post_94.html
Time to Build and Aggregate Fluctuations Author(s): Finn E. Kydland and Edward C. Prescott. 1982
http://www.fep.up.pt/docentes/pcosme/S-E-1/kP-Econ.pdf 27頁
Time to Build and Aggregate Fluctuations Author(s): Finn E. Kydland and Edward C. Prescott. 1982
http://www.fep.up.pt/docentes/pcosme/S-E-1/kP-Econ.pdf 27頁
NAMs出版プロジェクト: DGE,DSGE:再考
ケインズからDSGEまでの流れ:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/dsge.html
改定版「ケインズからDSGEまでの流れ」:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/nams-dsge-httpnam-students_7.html
バロー『マクロ経済学』
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_79.html
RBC,DSGEに関して(重複世代モデル、『ゾンビ経済学』他)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/rbcdsge.html
クルーグマン(流動性の罠、オークンの法則):メモhttp://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_79.html
RBC,DSGEに関して(重複世代モデル、『ゾンビ経済学』他)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/rbcdsge.html
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_19.html
トーマス・サージェント教授ら『再帰的マクロ経済理論』(英語版):メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/07/blog-post_25.html
ミンスキー,金融不安で見直される経済学者CAN “IT” HAPPEN AGAIN?
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/can-it-happen-again-jbpress.html
「蛸壺に入ったときはみなケインジアンになるようだ」ルーカス
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_45.html
DSGEに対する情況論的批判はジョン・クイギン『ゾンビ経済学』(筑摩書房) 第3章がいい。
数学的なルーカスへの批判は松尾匡HPにリンクがあった。
http://synodos.jp/economy/6795/3
《しかしその後続々と明らかになったのは、このルーカスモデルの想定をそっくり
そのまま使い、合理的期待の前提もおいたままで、このモデル自体にルー カス
さんが気づいていなかった別の均衡がいくつもあるということでした。そしてそ
れらの別均衡のもとでは、政府がおカネの発行を増やしたとき、ただインフ レ
になって終わりというわけではなく、ちゃんと生産が増えることが明らかにされ
たのでした。
このことは、もうずいぶん早くから指摘されていたことなのですが、最近では
松井宗也さんが詳しく研究されていますので、ここでは松井さんの論文[*7]に
したがってそのことをご紹介しましょう。
...
[*7]松井宗也「Lucas (1972)モデルにおける複数均衡」
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/MCENTER/pdf/wp1202.pdfx》
上はリンク切れ
Lucas(1972)のモデルにおける貨幣の非中立性
https://jww.iss.u-tokyo.ac.jp/jss/pdf/jss6301_091109.pdf ○
ルーカス原論文
- http://old.econ.ucdavis.edu/faculty/kdsalyer/LECTURES/Ecn235a/expectations%20and%20the%20neutrality%20of%20money%202.pdf
Expectations and the Neutrality of Money. ROBERT E. LUCAS (1972).
- (期待と貨幣の中立性について)
RBCに対する本質的な批判は、ソローによる批判及び松尾匡の紹介した論だろう(前述)。国家は要らないと言いつつ、新自由主義を推し進める強権を国家に求める点でRBCは矛盾するのだ。自由主義経済はRBC論者が主張する以外のもっと様々な均衡点を持つ。それが新自由主義者には見えていなかったということが証明されたのだ。
以下、菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より
バロー中立命題
第2期消費 第2期消費
|\ \ |\ \
| \ \ | \ \
| \ \ | \ \
Y2___o➡︎\ Y2___o \
| |\ \ | |\⬇︎\
| | \ \ | | \ \
| | \ \ | | \ \
|___|___\_\___ |___|___\_\____
Y1 第1期所得 Y1 第1期所得
(1)若者期に国債を (2)若者は、将来の (3)予算線は、
発行し所得を増やす ➡︎ 増税を見越して ➡︎ 元に戻る
(政府支出増) 消費を減らし、
貯蓄を増やす
[予算線不変=三角形不変]⬅︎[財政政策は無効]
第2期消費 第2期消費
|\ \ |\ \
| \ \ | \ \
| \ \ | \ \
Y2___o➡︎\ Y2___o \
| |\ \ | |\⬇︎\
| | \ \ | | \ \
| | \ \ | | \ \
|___|___\_\___ |___|___\_\____
Y1 第1期所得 Y1 第1期所得
(1)若者期に国債を (2)若者は、将来の (3)予算線は、
発行し所得を増やす ➡︎ 増税を見越して ➡︎ 元に戻る
(政府支出増) 消費を減らし、
貯蓄を増やす
[予算線不変=三角形不変]⬅︎[財政政策は無効]
「バローの中立性命題」について考える|
... バローの中立性命題」とは“ラショナリスト(合理的期待形成学派)のロバート・バローが「 リカードの等価定理」を再定式化したもので、財政支出の際の財源として「増税」にする か「公債の発行」にするかに相違はないというもの”である。 ...
-
将来を組み入れたミクロ分析モデル予算線は、現在所得だけでなく、生涯の所得(若者期+老人期)を加味したもので分析する。
老 老
人| 人 第2期消費
期| 期 |\
所| 所Y4_\老人は貯蓄を使い消費を増やせる
得| 得 | ⬆︎\
Y2___o Y2___o
| | ➡︎ | |\
| | | | \若者は借金をして
| | | |➡︎|\消費を増やせる
|___|_______ |___|_|_\___第1期消費
Y1 若者期所得 Y1 Y3 若者期所得
- リアルビジネスサイクル理論 - Wikipedia
-
リアルビジネスサイクル理論( -りろん theory of real business cycle)とは、景気循環の要因は生産技術や財政政策などの実質変数(実物的要因)に限られるとするマクロ経済学の理論である。リアル(real)とは実質的(実物的)を意味し、いわゆるモノに関連した要因を意味している。ビジネスサイクル(business cycle)とは景気循環を指す。「実物的景気循環理論」と訳す場合もある。リアルビジネスサイクル理論は、ジョン・ミュースのアイデアに基づいてロバート・ルーカスが最初に定式化(☆)したマクロ経済学のモデルである。新しい古典派経済学(new classical economics)の代表的なフレームワークの一つである。この理論の主張点は、マネーサプライや物価水準などの名目変数の変動が景気循環を引き起こすのではなく、生産技術や財政政策などの実質変数(実物的要因)のみが景気循環の要因となるというものである。2004年のアルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞は、フィン・キドランドとエドワード・プレスコットのこの分野に対する貢献に対して贈られている。☆
http://old.econ.ucdavis.edu/faculty/kdsalyer/LECTURES/Ecn235a/expectations%20and%20the%20neutrality%20of%20money%202.pdf
(原文)
Expectations and the Neutrality of Money. ROBERT E. LUCAS (1972).- (期待と貨幣の中立性について)
____RBC理論は「外生的景気循環理論」(西村和雄『まんがDE経済学入門』(第二版194頁)フィン・キドランド - Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89リアルサイクルビジネス理論
- キドランドの最大の業績は、ノーベル経済学賞の受賞理由にも挙げられたリアルビジネスサイクル理論の創始である。リアルビジネスサイクル理論は1982年にキドランドが、同じくノーベル経済学賞を受賞したエドワード・プレスコットとともに共同で執筆した論文『Time to build and aggregate fluctuations』に始まる研究である。これは1セクター最適成長モデルを基にした理論であり、経済に加わる実物的ショックから景気が変動することでどのように代表的経済主体が反応するかを考察する理論である。
- リアルビジネスサイクル理論についてキドランドらは、それまで盛んであった貨幣的な要因を強調する考え方よりも実物的な側面を重視し、景気変動は不可避であるという主張をした。この主張はかなり挑戦的に記述されていたため、大きな反響を引き起こした。キドランドらが使用したカリブレーションと呼ばれる数値シミュレーションの手法にも反対の声が多かった。しかしながら手法については、1990年代初頭からは、ケインズ学派の論文においても同様の手法が用いられているようになった。
- 静学的な手法が連立方程式を解いて解の挙動を調べるものならば、動学的な手法は連立微分方程式を解くことで解の挙動を調べるものといえる。しかしながら動学的な手法では明示的な解を求めることは困難である。そこで、現実の数値に基づいてシミュレーションを進める分析手法は、キドランドらの論文以降、確固たる地位を占めることになった。
詳細は「リアルビジネスサイクル理論」を参照______これは実は私(=Williamson)の政治的立場とまったく同じである。サージェントはさらに以下のように述べている:素晴らしい。これは私の経験そのままである。
クルーグマンは、ルーカスやプレスコットの研究から出てきた理論的ツールがイデオロギーに何らかの形で偏向していると考えているようだ。どうしてそんなことが有り得ようか? ルーカスの期待と貨幣の中立性の論文を例に取ろう。この研究のベースとなっているモデルはサミュエルソンの世代重複モデルだ。サミュエルソンが共和党員だったとでも言うのかね? キドランドとプレスコットが構築に掛かる時間と総変動を書いた時、彼らがやったことは、基本的にソロー、キャス*1、クープマンス*2、ブロック、マーマン*3の研究で築かれた優れたモデルの枠組みに少し捻りを加えた、というものだった。彼らの中に共和党員は一人も居なかった、ということも十分に有り得る。
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/comment/20120807論文の著者の一人Kevin D. Hooverは、別論文で、他の計量経済学的手法の中でも、とりわけDSGE等で使われるカリブレーションを、このLSE手法と対極的な手法として位置づけている*1。景気変動をめぐる経済学各学派の理論的特徴についてhttp://iwata-yamana.jp/cn6/pg128.html《…さらに、マクロ経済学のミクロ的基礎づけという近代理論の課題に向かったのはリアルビジネスサイクルの理論であった(F.E.キッドランドとE.C.プレスコット)。これは異時点間の労働の代替を古典派モデルに組み込んだもので、景気変動が生じるのは財政支出の変動と技術ショックが利子率の変動を経由して産出量と雇用量の変動をもたらすことにある。そのために、実証的には「ソロー残差」⊿A/Aの原因としての技術ショックが強調される。
⊿A/A=⊿Y/Y―α⊿K/Kー(1-α)⊿L/L Aは全要素生産性
この学説では実物面(外生的技術ショック)が産出量の変動を引き起こすが、この均衡は競争均衡であり、完全雇用均衡産出量であり、政府の役割は意味を持たない。従って、政策提言も期待できないことになる。
総じて新しい古典派経済学に至る主流派の流れは均衡理論の精緻化を進めた流れと言えよう。しかし、雇用量は産出量の変動にもかかわらず、一定値を取り続けるという結論は現実とは異なる。短期を中長期につなぐ投資行動の分析が抜け落ちているという根本的な問題点が引き続いている。また、外部性・収穫逓増・不完全競争市場の設定は果たして資源の効率的配分を達成できるのか、家計の効用極大化を達成できるのかという疑問が残されている。》- ________
以下、菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より
ケインズからDSGEまでの流れ(マンキューマクロ2の邦訳章番号を付記)
思想的 新古典派経済学1:3
ライバル : |
ケインズ ↔︎ ハイエク : |
: : : |
:ヒックス : : |
:トービン2:6 : : ⬇︎
ケインズ経済⬅︎批判 フリードマン :新古典派成長
| ⬆︎ | マネタリスト: モデル
| | ⬇︎ 2:3 : ソロー2:1,2:2
| | マクロ計量モデル : |
| | (IS-LMにもとづく)/ |
| \ 1:8 ⬆︎ / |
| 批判 批判 / |
| ル ー カ ス |
⬇︎ ミクロ的基礎づけ2:5 ⬇︎(リアルビジネスサイクル)
ニュー・ ⬅︎--合理的期待形成仮説--➡︎RBCモデル2:8
ケインジアン \ 2:3 / キドランド
マンキュー ↘ ↙︎ プレスコット
2:8 財政政策 DSGEモデル
の役割 (確率的動学一般均衡)
縮小化 ローマー?2:8
⬇︎
リーマン・ショック時に機能せず!
機能したのは、オールド・ケインジアンのIS-LMモデルだった!
注:主流派=新古典派。RBCは、外生的。期待形成は予測形成で、リフレ派も含まれる。デビット・ローマーは普通は新ケインズ派に分類される。ローマーという名前の経済学者は複数いる。________Wikipediaの記述に詳しくあるが、1937年にケインズの一般理論をヒックスがIS-LMモデルで解釈を行った後、新古典派の動学成長モデルがソロー・スワン・モデルから50年代、60年代に発達した。以前にDiamond OLGモデルを紹介したが、同じ年に開発されているRamseyモデルがRBCのベースになっている。
ミクロ経済学1937 |IS-LM |⬇︎ 資本ストックを導入し、動学化1956 Solow________| \各世代ごとに消費と消費と投資(貯蓄)を最適化 消費と投資(貯蓄)を最適化⬇︎ ⬇︎1965 Ramsey 1965 DiamondCass-Koopmans OLG| |余暇(=失業)と技術ショックの導入 |⬇︎ |1982 RBC /| 価格・賃金の硬直性 /| 財市場の不完全性 /| 情報の非対称性 /| etc… /⬇︎ /1991~ DSGE ⬅︎---/(New IS-LM)注:OLG=世代重複モデル (OverLapping Generations model. = OG model)Ramseyモデルはマクロ経済学への貢献だけではなく、オイラー・ラグランジュ方程式やハミルトニアンを駆使する事によりミクロ計量実証の研究者を増やしたと言う意味で、伝説的なモデルだ。ただし、資本蓄積の決定要因を内生化したモデルで、失業や景気循環などが無い。60年代後半から70年代前半にインフレ率が高いが成長率が低いと言うスタグフレーションが発生し、IS-LMモデル(もしくはAD-AS)の信頼性が低下した。また、ミクロ的基礎付けが無いと言うルーカス批判から、ミクロ的基礎付けがあり、貨幣の中立性を仮定したRBCモデル群が生まれたと考えられる。マクロ経済的に厳密な話では無いと思うが、教科書的なRBCモデルはラムゼー・モデルに余暇と技術ショックを導入している。余暇は失業を表し、技術ショックから均衡点に戻る過程が景気循環を表す。実物ショックが、景気悪化による失業者の増加をもたらすモデルになっている。RBCはテクニカルな貢献も大きく、それ以前は単なる数理モデルで解析解を求めていたのだが、RBC以降はシミュレーション(カリブレーション)による数値解析と言う手法が一般化した。その後、価格硬直性等の様々の要素をモデルに組み込む試みが行われ、今ではDSGEと呼ばれるようになっている。教科書的なRBCの構造
家計部門の効用関数を定義する。Uが効用、βが割引率、tが期、Cが消費、Lが余暇(=失業)だ。出だしで失業があるのだが、その値は後で家計の効用最大化問題として、つまり自発的に決定されることになる。u(・)はu'>0、u''<0、u'(0)=∞、u'(∞)=0と言うwell-behavedな仮定が置かれる。批判の多い無限期間生きる個人の効用最大化問題だ。企業部門の生産関数も定義しよう。F(・)もwell-behavedであり、t期の生産量Yは技術的ショックAと、労働N、資本Kで決定される。労働力Nは、余暇とのトレードオフなのでN=1-Lとなる。消費と投資もトレードオフになっている。資本Kは投資Iの蓄積になるが、毎期、減価償却率δだけ減損していく。生産と消費、資本の関係をまとめると以下のようになる。ここでは家計と企業が同一の経済主体である事を仮定しよう。厚生経済学の第一定理が成立するので、多数の同質の家計や企業が分権的に存在する場合でも、結果は同じになる。式(2)を制約とした式(1)の最大化問題によって、家計の行動、つまり失業や消費が決定される。ラグランジュアンを置こう。つまり、Kt+1(=It)、Ct、Nt、λtでの偏微分が0になる事が通期で効用最大化となる点になる。λtとλt+1が邪魔なので消去しよう。式(4)のtとt+1のケースを式(6)に代入して整理する。左辺はt期とt+1期の消費の限界効用の比で、右辺は実質利子率の逆数となる。次に、式(4)と式(5)を整理する。右辺は実質賃金になり、消費と余暇の限界効用の比がそれに一致する。さらに、以下の横断性条件をつける。これが無いと、子孫のために貯め込み続ける家計が出てきておかしい事になる。具体的な効用関数や生産関数を置く事により、モデルを解析的、もしくは数値解析的に解く事ができる。ただし、コブ・タグラス型関数でも無い限り、解析的には容易には解けない。良く見ると未知変数が5つ(Kt+1(=It)、Ct、Nt、λt、λt+1)で、横断性条件以外の扱いやすい方程式は4つ((3)~(6))しか無いのだよ。だから、線形化したりして数値解析する事が多くなる。RBCでの分析方法とディープパラメータ
数値解析を行う場合は、αやβと言うパラメータに具体的な数値をつける必要がある。これをディープパラメータと言うが、計量分析でパラメータを特定する試みが行われているが、この値が妥当なものなのか厳密には良く分からない。ここも良く批判されるている。しかし、ディープパラメータを仮定すれば、技術ショック、つまりAtの変化がいかに経済に影響を与えるかを分析する事ができる。上の図は、とあるブログで引用されていた、とあるRBCモデルの数値解析結果だが、景気循環と言うかインパルス応答列が出来ている事が分かる。RBCの構造と分析手法は、その後も踏襲
Kydland and Prescott (1982)が開発したRBCモデルは、ミクロ経済学的な基礎を持ち、実物ショックがマクロ経済にもたらす影響を分析する事ができる。価格硬直性やインフレ率の影響などは、RBCを改良、もしくは改悪させたDSGE/New IS-LMモデルに組み込まれているが、基本的な構造やカリブレーションと言う分析手法は踏襲されている。下に参考文献をあげたが、これにmakoto nakajima’s homepage: macroeconomics, computational methodsを読めば、一通りの流れが勉強できるそうだ。____________ノーベル賞経済学者のロバート・ソローは、DSGEを酷評している。現実の経済を良く反映したモデルになっておらず、統計学的にも現実経済との一致性が低いそうだ。特に『代表的個人』を仮定することで、ミクロ経済学で問題になる利害衝突、予想不一致、詐欺行為が無い事を省略していると批判している(ソロー「DSGEなんか嫌いだ」 、ソロー「DSGEなんか嫌いだ」・続き)。財務長官やハーバード大学学長を勤めたローレンス・サマーズも「DSGEモデルはまるで経済政策の役に立たなかった」と言及したらしい。Economic theory is always and inevitably too simple; that can not be helped. But it is all the more important to keep pointing out foolishness wherever it appears. Especially when it comes to matters as important as macroeconomics, a mainstream economist like me insists that every proposition must pass the smell test: does this really make sense? I do not think that the currently popular DSGE models pass the smell test. They take it for granted that the whole economy can be thought about as if it were a single, consistent person or dynasty carrying out a rationally designed, long-term plan, occasionally disturbed by unexpected shocks, but adapting to them in a rational, consistent way. I do not think that this picture passes the smell test. The protagonists of this idea make a claim to respectability by asserting that it is founded on what we know about microeconomic behavior, but I think that this claim is generally phony. The advocates no doubt believe what they say, but they seem to have stopped sniffing or to have lost their sense of smell altogether.(訳)経済理論は、常に必然的に、あまりにも単純化し過ぎたものとなります。それは避けられません。しかしより重要なことは、馬鹿げた結果が出て来た場合はそれを必ず指摘することです。特にマクロ経済学のような重要なテーマにおいては、私のような主流派経済学者は、すべての命題が嗅覚テストをパスすることにこだわります。それが本当に道理にかなっているかどうかチェックするわけです。現在人気のDGSEモデルが、その嗅覚テストにパスするとは私には思えません。それらのモデルでは、経済全体を単一の首尾一貫した人間もしくは王朝であるかのように扱うことを、当然視しています。その人間もしくは王朝は、合理的に設計された長期の計画を遂行し、その遂行が時折りの予期しないショックで擾乱されても、それに合理的かつ一貫したやり方で適応するのです。こうした描写が嗅覚テストにパスするとは私には思えません。このモデルの主唱者は、ミクロ経済学的な行動について我々が知っていることに基礎付けられていることを以って、このモデルは立派なモデルである、と主張します、しかし私に言わせれば、その主張は大体においてまやかしです。そう主張する人たちが自分の言っていることを信じているのは確かです。しかし彼らは嗅ぐことをやめてしまったか、あるいは嗅覚を完全に失ってしまったのです。
The point I am making is that the DSGE model has nothing useful to say about anti-recession policy because it has built into its essentially implausible assumptions the “conclusion” that there is nothing for macroeconomic policy to do. I think we have just seen how untrue this is for an economy attached to a highly-leveraged, weakly-regulated financial system. But I think it was just as visibly false in earlier recessions (and in episodes of inflationary overheating) that followed quite different patterns. There are other traditions with better ways to do macroeconomics.One can find other, more narrowly statistical, reasons for believing that the DSGE approach is not a good way to understand macroeconomic behavior, but this is not the time to go into them. An interesting question remains as to why the macroeconomics profession led itself down this particular garden path. Perhaps we can come to that later.(訳)私の言わんとしていることの要点は、DGSEモデルは不況対策について何ら有益なことが言えない、ということです。というのは、DSGEモデルでは、マクロ経済政策のすべきことは何も無いという「結論」が、本質的に現実離れした前提に予め組み込まれているからです。高いレバレッジが掛けられた規制の緩い金融システムを持つ経済について、そのことがいかに当てはまらないかについては、つい最近皆さんも目にしたことと思います。しかし、今回とはまったく異なる経路を辿った以前の不況(ならびにインフレの過熱)についても、そのことはやはり明確に間違っていた、と私は思います。マクロ経済学には、他のもっとまともな昔ながらの手法があるのです。
- This is hard to explain, but I will try. Most economists are willing to believe that most individual “agents” – consumers investors, borrowers, lenders, workers, employers – make their decisions so as to do the best that they can for themselves, given their possibilities and their information. Clearly they do not always behave in this rational way, and systematic deviations are well worth studying. But this is not a bad first approximation in many cases. The DSGE school populates its simplified economy – remember that all economics is about simplified economies just as biology is about simplified cells – with exactly one single combination worker-owner-consumer-everything-else who plans ahead carefully and lives forever. One important consequence of this “representative agent” assumption is that there are no conflicts of interest, no incompatible expectations, no deceptions.This all-purpose decision-maker essentially runs the economy according to its own preferences. Not directly, of course: the economy has to operate through generally well-behaved markets and prices. Under pressure from skeptics and from the need to deal with actual data, DSGE modellers have worked hard to allow for various market frictions and imperfections like rigid prices and wages, asymmetries of information, time lags, and so on. This is all to the good. But the basic story always treats the whole economy as if it were like a person, trying consciously and rationally to do the best it can on behalf of the representative agent, given its circumstances. This can not be an adequate description of a national economy, which is pretty conspicuously not pursuing a consistent goal. A thoughtful person, faced with the thought that economic policy was being pursued on this basis, might reasonably wonder what planet he or she is on.An obvious example is that the DSGE story has no real room for unemployment of the kind we see most of the time, and especially now: unemployment that is pure waste. There are competent workers, willing to work at the prevailing wage or even a bit less, but the potential job is stymied by a market failure. The economy is unable to organize a win-winsituation that is apparently there for the taking. This sort of outcome is incompatible with the notion that the economy is in rational pursuit of an intelligible goal. The only way that DSGE and related models can cope with unemployment is to make it somehow voluntary, a choice of current leisure or a desire to retain some kind of flexibility for the future or something like that. But this is exactly the sort of explanation that does not pass the smell test.Working out a story like this is not just an intellectual game, though no doubt it is a bit of that too. To the extent that the observed economy is actually doing the best it can, given the circumstances, it is already adapting optimally to whatever expected or unexpected disturbances come along. It can not do better. It follows that conscious public policy can only make things worse. If the government has better information than the representative agent has, then all it has to do is to make that information public. If prices are imperfectly flexible, then the government can make them more flexible by attacking monopolies and weakening unions. Actually this proposition is dubious on its own.(訳)(DSGEが嗅覚テストに通らない件について)説明するのは難しいですが、やってみます。大抵の経済学者は、個々の「主体」――消費者、投資家、借り手、貸し手、労働者、雇用者――の殆どは、与えられた可能性と情報のもとで、自らのために能う限りの最善を尽くす、ということを信じるのに吝かではありません。明らかに、それらの主体は常にそうした合理的な振る舞いをするとは限りませんし、そうした振る舞いからの体系的な逸脱は大いに研究の価値があります。とは言え、多くの場合、それは一次近似としては悪くはありません。DSGEでは、その単純化された経済――先ほどお話したように、すべての経済学は単純化された経済を対象とします、ちょうど生物学が単純化された細胞を対象とするように――に、ただ一人の労働者兼所有者兼消費者兼その他諸々を住まわせます。その主体は、注意深く将来の計画を立て、永遠に生きます。この「代表的個人」という仮定によってもたらされる一つの重要な帰結は、利害の衝突の不在、相容れない期待の不在、詐欺の不在です。この全用途型の意思決定者は、基本的に自らの嗜好に基づいて経済を運営します。もちろん、直接的に運営しているわけではありません。経済は、概ねは御しやすい市場と価格を通じて運営しなくてはなりません。懐疑論者からの圧力と実際のデータを扱う必要に迫られて、DSGEのモデルを構築する人は、物価や賃金の硬直性、情報の非対称性、タイムラグなどの様々な市場の摩擦や不完全性を取り込むことに力を傾けました。それ自体は良いことです。しかし、やはり基本的には、経済全体を一人の人間――与えられた状況下で、代表的個人のために意識的かつ合理的に能う限りの最善を尽くす人間――であるかのように扱っています。これが一国の経済の適切な描写になるわけがありません。一国の経済は、一貫した目標を目指すなどとは程遠いものです。こうした基礎に基づいて政策が追求されるなどという考えが提示されたならば、思考力に富んだ人間は、自分は一体どんな惑星にいるのだろう、と当然ながら不思議に思うことでしょう。典型的な例を挙げますと、DSGEの世界では、我々が良く目にし、特に今現在良く目にするタイプの失業の余地がありません。つまり、純粋に無駄な失業です。今は、趨勢的な賃金、あるいはそれより少し低い賃金ででも喜んで働く有能な労働者がいますが、市場の失敗によって彼らの就職が妨げられています。経済は、明らかに手の届くところにあるにも関わらず、双方が得になる状況を実現できないのです。こうした結果は、経済が分かりやすい目標を合理的に追求するという考えとは相容れません。DSGEや関連モデルが失業を取り入れる唯一の方法は、何とかしてそれを自発的なものにすることです。即ち、現時点では余暇を選択したとか、将来のための選択肢を残しておくことを欲した、とかいう話です。しかし、それはまさに嗅覚テストに不合格になる種類の説明です。こうしたお話を紡ぎ出すことは、ただの知的ゲームという要素も間違いなくありましょうが、それだけでは済みません。我々が目にする経済は、与えられた状況下で実は最善を尽くしているのだ、ということになると、その経済は、予期されたもの予期されなかったものを問わずあらゆる擾乱に対しても、既に最善な形で適合しているのだ、ということになります。もはや改善の余地は無い、というわけです。ということは、敢えて実施する公的政策は、事態を悪くするだけだ、ということになります。もし政府が代表的個人よりも優れた情報を持っているならば、単にそれを公開しさえすれば良い、ということになります。もし価格伸縮性が不完全ならば、政府は独占企業を攻撃して組合を弱体化させることにより、それをもっと伸縮的にできる、ということになります。実際のところ、そうした命題は、かなり疑わしいものです。
引用終わり
普通、価格弾力性と訳されるところを価格伸縮性と訳すのは正しい。
…この章(第5章)で述べられているのは、今のアベノミクスや米連邦中央銀行、欧州中央銀行の推進する量的緩和による金融政策の理論的支柱になっている、「合理的期待形成学派」(合理的期待仮説)の騙しのからくりです。
この合理的期待仮説の「期待」(expectarion)とは正しくは予測と訳すべきで、「合理的予測派」と副島先生は書いています。この合理的予測学派は、古典派経済学の一種で、この学派とケインズ経済学が宗派闘争をした結果、本来の正しい経済学であるケインズ経済学が敗れて、従来のケインズ経済学者もこの合理的予測学派に「改宗」させられていった、という大きな経済学理論上の権力闘争がアメリカの経済学者の間で行われていた、というのです。第5章の内容を箇条書きすると以下のようになると思います。
*現在の日本政府の経済政策の最高の理論家は伊藤隆敏(いとうたかとし)という人物であり、以前は財務省の副財務官、その前はIMFの調査局の上級審議役を務めていた。理論経済学者であり、大悪人で論文泥棒の竹中平蔵よりもずっと影響力がある。
*伊藤隆敏は、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の資金を株式などのリスク資産に投入する投入する最高責任者である。
*同時に伊藤隆敏は、「物価上昇率2%」のインフレ目標の異次元金融緩和というインフレターゲット政策を日本で最初に訴えた理論経済学者だ。
*世界ではインフレ目標政策は、1990年のニュージーランドで始まる。「サイコロジーの経済学(人間の心理を操る経済学)」と最初の頃から言われていた。
*伊藤隆敏は、アメリカに留学し、ロバート・ルーカスとケネス・アローという二人のノーベル経済学者に育てられて、日本に送り返されてきた尖兵である。
ロバート・ルーカス(経済学者)
公的・準公的資金の運用・リスク管理を見直す政府の有識者会議で座長を務めた 伊藤隆敏
インフレターゲットを提唱した伊藤隆敏の過去の著作群
*インフレ目標政策の成果が出ていないことでは日銀の黒田東彦総裁、岩田規久男副総裁、中曽宏副総裁に対する責任追及の声が高まっている。特に岩田規久男は2年前の4月の就任時に「もしこの政策が実行(達成)できなかったら辞任する」とはっきりいってしまったので、困り果てているはずだ。
*そもそも日銀法第1条には、インフレファイターの仕事は規定されていても、デフレファイターと戦う仕事は規定されていない。
*重要な事は「インフレターゲット論は、方程式を逆転させる論理でできている」ということだ。「成長があるから、そのとき、株が上がり始めて景気が良くなる」とい因果関係を逆転させて、「経済に成長が起きていないのに、無理矢理に経済成長を作り出そうとし、そのために株式を釣り上げるとか、土地の値段を上げさせる」というふうに考えている。実体経済が良くないのに、無理やり株・土地だけを上げれば、経済成長が起きると考えたので失敗している。
*このインタゲ理論の元になったのが、合的期待形成派であり、「人間心理を操る経済学」であり「悪魔の経済学」である。
*合理的期待形成理論(合理的予測派)の頭目は今も行きているロバート・ルーカスというシカゴ大学の学者だ。アメリカ経済学は相当おかしくなっているが、これは「マネタリスト」経済学と、この合理的予測派たちのよるインフレ目標政策という金融政策のせいである。
*伊藤隆敏は2011年の日経新聞で、「合理的期待」について、「政府の行動(変化)を瞬時に察知し、将来のインフレ率や失業率についての期待(予想)を変え、現在の行動も変えるというもの」として説明している。
*ケインズ経済学も90年代半ばにはこの合理的期待を取り入れた「新しいケインズ経済学」に衣替えした、とも伊藤隆敏は論文で書いている。
*副島隆彦が読み破ったところでは、合理的予測派の考えは、「合理的予測をすべての市場参加者にさせることで、市場を完全にコントロールする思想」にほかならず、「市場を牢屋に入れた」という他はない。
*伊藤隆敏の立場は、経済学の歴史を遡ると、物理学者ライプニッツの理論、「すべての出来事は最善(オプティマム)である。全ては調和している。すべての問題は必ず解決する、物事は順調にいく」という思想に遡ることができる。これは『余剰の時代』(KKベストセラーズ)でも取り上げた、ヴォルテールの『カンディード その別名はオプティミズム』(1759年刊)で批判された思想であり、これのオプティミズムを批判した経済学者こそがジョン・メイナード・ケインズである。
*だから、現在の経済・金融政策を巡る争いは、偉大なるケインズと、それ以外の経済学者たちの争いであるのだ。
*現在の経済学者は、元々はケインズ学者だった人達も含めて、「復活した古典派経済学者」たちとの争いに敗れて叩き潰されて、強制改宗の憂き目にあった。古典派は、リカードゥの「モノ、商品、製品を市場に供給さえすれば、それは必ず売れる」という考え方、すなわち「セイの法則」を信じている一派であり、ケインズ学派は「需要があるからこそ、世の中は回る」「供給ではなく、需要面、購買意欲、人々の消費、企業家の設備投資意欲こそだ大事だ」というマルサスの理論を重要視する。
*経済学の歴史は、古典派とケインジアンの戦いの歴史である。1970年のサミュエルソンの「新古典派総合」(ネオクラシカル・シンセシス)というのは、「古典派とケインジアンはめでたく統合された」のではなかった、ケインジアンとクラシカルの戦いの末、ケインズが殺されて、結果、多くの経済学者が裏切り者(アポステイト)として、クラシカルの思想を受け入れていった。ハーヴァード大学は今もケインジアンの牙城と言われているが嘘である。ケインズを殺して古典派が復活したのだ。
*小室直樹先生は「ルーカスの信奉者たちは、まるで狂信者を思わせた」と本の中で書いている。古典派の合理性を行き着くところまで押し進めると、「人々はすべての利用可能な情報を利用することによって正しい予測ができる」と言う考えは狂信者である。この合理的期待形成仮説を定式化した論文が発表されるや、信奉者の中に燎原の火の勢いで広まっていた。この事こそ資本主義は一種の宗教であることを如実に証明するものである、と小室直樹先生は書いている。
*しかし、この合理的予測派の考えるようには、アジア人である私達は、合理的な経済行動などとらない。常に自分に最大の利益が出るように行動する、ということを私達はなかなか出来ない。しかし、合理的予測派は、極限に突き詰めた経済人(ホモ・エコノミクス)を前提にしている。予測(期待)をするためには普通だったら膨大なコスト(費用、労力)と時間をかける必要があるのに、この理論では「コストも時間もゼロである」と仮定されている。彼らは神懸かりの狂信的な資本主義の理論家たちである。
*竹中平蔵と合理的予測派の伊藤隆敏は、「もうすぐインフレが来る。すなわち好景気が来るので、目減りする現金を持っているよりは、モノ(財物)に換えた方がいい」と煽って、人々が買い物をするという状況がかならず来るだろうと考えている。しかし、現実の国民は不安だから、みんなお金を握りしめて放さない。
*不況から脱出するには、ケインズの「有効需要(創造)の原理」の公式、「Y(国民所得)=C(消費)+I(投資)」にある、2つのCとIの需要を高めなければならないのに、サプライサイド重視の竹中平蔵たちは供給側を徹底的に合理化すれば、需要はその後でついてくるという考えをして間違っている。
*ニューヨーク・タイムズのコラムニストで経済学者のポール・クルーグマンは、古典派叩きをやってケインズ学者のふりをしているが、一方でインフレターゲット理論を絶賛している。だからクルーグマンも悪いやつである。
*リーマン・ショック後に伊藤隆敏の師匠で、ノーベル経済学賞を受賞した合理的予測学派のルーカスは、批判の矢面に立たされたが、その時に「私は異常な事態を前提にした理論モデルは作っていない。適正に経済運営が行われることを予想したモデルだ」と言い訳し、インターネット上で批判してきた若い経済学徒たちを脅しつけて黙らせた。しかし、ルーカスに対する批判の釜は煮えたぎっている。
///////
副島氏が言うと陰謀論に聞こえるが、大筋で正しい。ただし、バブルを恐れた白川を擁護するのもおかしい。ピケティはストックを重視したが、フローの分析も必要だ。特に金融に流れるお金が実体経済をどのくらい凌駕しているかが重要だ。ネット上のお金は実体経済に対してメタレベルにある。現在、投機マネーはインフレだが、実体はデフレだ。スタグフレーションもそれで説明できる。対策としては地域金融を活用する地域再投資法(CRA)しかない。
マルクスにプルードンがセットにならなければならないように、ケインズ復権にはカレツキとゲゼルがセットでなければならない。
ロバート・ルーカス (経済学者) - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/ロバート・ルーカス_(経済学者)ロバート・ルーカス(Robert Emerson "Bob" Lucas, Jr.、1937年9月15日 - )は、 アメリカ合衆国の経済学者でシカゴ大学教授。 1995年に ... またルーカス自身は、金融危機時には財政政策がマネーの消失を緩和する効果があることを認めている。 …
- 政治学者・経済学者の小室直樹は「ルーカスを初めとした合理的期待学派は、正気の沙汰とは思えない。狂気か?カルト教団か?」と述べている[1]。小室は「古典派は余りに合理的な「経済人」を仮定するという理由でよく批判されるが、合理的期待学派のモデルとする経済人は、古典派どころではなく、全知全能に近い「経済人」なのである。その経済人は将来に対して不偏な予測ができる。また、すべての経済理論を利用できる。このような予測をするためには、膨大なコストと時間をかける必要があるが、コストも時間もゼロであると仮定されている」と述べている[2]。小室は「全盛を極めたルーカス派にとって転機となったのは、数学が得意なことで有名なルーカスの論文に数学的誤りが発見されたことだった。これがきっかけとなり理論的批判も行われるようになった」と述べている[2]。
^ 小室直樹 『経済学をめぐる巨匠たち』 ダイヤモンド社、2004年、76頁。
^ a b 小室直樹 『経済学をめぐる巨匠たち』 ダイヤモンド社、2004年、77頁。
Amazon.co.jp: 経済学をめぐる巨匠たち (Kei BOOKS): 小室 直樹
参考:
上第5章、下最終章に、RBC批判がある。
「熱狂なき株高」で踊らされる日本: 金と現金以外は信用するな!: 副島 隆彦
ケインズ―時代と経済学 (ちくま新書): 吉川 洋
http://green.ap.teacup.com/politicalscience/31.html
「需要拡大のための構造改革」を唱える吉川洋東大教授は、実は生粋のケインジアンの道を歩んできた。彼は東大経済学部卒業後、アメリカで残った最後のケインジアンの牙城イェール大学でトービン教授の弟子になり、Ph.Dを取得している。彼がイェール大学の大学院生時代にはあのシカゴ大学のルーカス教授が公演に訪れ、トービンとの論争を直に聞いたという。
「セミナーの途中で一人の助教授がルーカスに「非自発的失業」について質問した。ルーカスは「イェールでは未だに非自発的失業などとわけのわからぬ言葉を使う人が、教授の中に居るのか。シカゴではそんな馬鹿な言葉を使う者は学部の学生の中にも居ない」と答えた」(吉川洋『ケインズ』1995年、ちくま新書、191ページ)。それに対してトービンは少し興奮した口調で言った。「なるほどあなたは非常に鋭い理論家だが、一つだけ私にかなわないことがある。若いあなたは大不況を見ていない。しかし私は大不況をこの目で見たことがある。大不況の悲惨さはあなた方の理論では説明できない」(前掲、192ページ)。
http://nomorepropaganda.blog39.fc2.com/blog-category-15.html
“反ケインズの経済理論として最も有名であるのが、合理的期待形成仮説である。
1972年にロバート・ルーカス博士は「期待と貨幣の中立性について」という論文を発表した。この論文は合理的期待形成仮説を定式化した論文である。
一度この論文が発表されるや、その信奉者の中に燎原の火の勢いで広まっていった。この事こそ、資本主義は一種の宗教であることを如実に証明するものである。ルーカス博士の説を信奉する人々は一時、まるで狂信者を思わせるものがあった。
ルーカスの二つの論文、「貨幣の中立性についてと「景気循環をどう理解するか」が彼らにとって最も大切な論文であった。……一人の女性の研究者が、ルーカスの後者の論文を、全部暗記していて、議論をするごとに、その論文の何ページに、こういう文章があるといって、目をつぶって、あたかもコーランを暗誦するかのような調子で唱え出す光景は異様であった(宇沢弘文『経済学の考え方』岩波新書1989年、257頁)。
まるでカルト教団の信徒ではないか!
《1977年私はイェール大学の大学院生だった。イェール大学はアメリカ・ケインジアンの総帥とも言えるトービンの影響下に、当時米国でケインズ経済学が生き残っているほとんど唯一の大学だった。「合理的期待」理論の発信地であるシカゴ、ミネソタ大学などはもとよりハーバード、MIT、プリンストンなど東部の主要大学でも「合理的期待」理論は大きな影響を与えていた。そうしたある日シカゴからルーカスがイェールにセミナーにやってきた。セミナーの途中で一人の助教授がルーカスに「非自発的失業」について質問した。ルーカスは「イェールでは未だに非自発的失業などとわけのわからぬ言葉を使う人が、教授の中にすら居るのか。シカゴではそんなバカな言葉を使う者は学部の学生の中にも居ない」と答えたものだ》(吉川洋『ケインズ』ちくま新書1995年、191頁)
何とケインズの「非自発的失業」という概念すら、反ケインズ主義者の間では綺麗に一掃され、禁句にすらなっていたのであった。
最後にトービンが少し興奮した口調でルーカスに言った。「なるほど貴方は非常に鋭い理論家だが、一つだけ私にかなわないことがある。若い貴方は大不況を見ていない。しかし私は大不況をこの目で見たことがある。大不況の悲惨さはあなた方の理論では説明できない。」(吉川、前掲書、192頁)”_______ 以下はルーカス擁護記事: 第九回「経済学は有益か(その二)―ルーカスの洞察」 | キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)
ルーカス氏の見立て
危機は「マネー消失」が原因
ルーカス氏は、今回の金融危機の本質を「マネーの消失」であると、ひと言で言い表した。つまり、財貨の交換媒体(マネー)が急に消失したために、経済活動が阻害され、急速な不況が発生したというのである。この性質は1930年代の大恐慌とも相通ずる。大恐慌の時代も、銀行預金(すなわちマネー)が急激に減少していたことをルーカス氏は講演で指摘した。大恐慌の時代にマネーが減少したのは、銀行取付け(Bank Run)が起こったからである。大恐慌時には、預金保険もなかったため、預金者は銀行倒産をおそれて我先に預金を引き出した。その結果、経済全体でマネー(銀行預金)が消失したのである。
その後、1934年に預金保険が整備され、さらにグラス・スティーガル法によって銀行と証券を分離して、銀行が過度のリスクをとれないようにする金融規制の体系ができあがった。この銀行規制は数十年にわたって、大恐慌(すなわち全国的な銀行取付けの嵐)が再発することを防止した、とルーカス氏はいう。しかし、近年の規制緩和で銀行と証券の壁が取り払われ、金融工学の発展によって市場環境が変質し、銀行が過度のリスクをとる状況が発生した。
今回の金融危機では、預金保険があるため、預金の引出しに預金者が殺到することはなかった。しかし、預金保険で保護されていない短期の銀行債務は、急激に縮小し、金融機関は短期債務の借換えができなくなり、資金ショートに追い込まれた。保護されていない短期の銀行債務は、実質的に(大恐慌時の)預金債務と同じであり、短期債務の「取付け」が発生したのである。つまり、規制の外でいつのまにかマネー(短期債務)が自然発生し、それが経済活動の正常な運行に必要不可欠な存在となっていた。そのマネーが、住宅バブル崩壊で金融機関のバランスシートが悪化したため、倒産をおそれた債権者によって引き揚げられてしまった。結果的に、経済全体で急にマネーが消失してしまったのである。これがルーカス氏の診断である。
ルーカス氏は、米国政府や連邦準備制度の危機対策についても、非常に柔軟にポジティブな評価をした(クルーグマン氏が描く新古典派の典型的な経済学者なら、政府介入には教条的に反対を唱えるはずだが)。マネーが消失したのだから、経済活動を回復させるためには、マネーの供給を増やす必要がある。連邦準備制度が行った極端な金融緩和政策は、消失したマネーを補うために、中央銀行が貨幣を経済に供給する政策だった。危機に際して必要な政策だったのである。また、マネーを供給するという目的を達するうえで、「財政政策」と「金融政策」の区別はほとんど意味がない。政府の補助金や公共事業であっても、中央銀行からの貸出であっても、マネー不足の経済に対してマネーが供給されれば、それだけで効果がある。ルーカス氏は、教条的な財政政策無効論者ではなく、金融危機時には財政政策がマネーの消失を緩和する効果があることを認めているのである。
ルーカス氏は、「新しい科学的発見をしたふりをするつもりはない」と謙遜しているが、いずれにしても、銀行取付けと同じメカニズムによって、交換媒体としてのマネーが消失したことが金融危機の本質である、というのがルーカス氏の洞察である。それは筆者の見方と重なり合うものであり、本連載が追求しているテーマと一致するのである。_______ 将来を組み入れたミクロ分析モデル
老 老
人| 人 第2期消費
期| 期 |\
所| 所Y4_\老人は貯蓄を使い消費を増やせる
得| 得 | ⬆︎\
Y2___o Y2___o
| | ➡︎ | |\
| | | | \若者は借金をして
| | | |➡︎|\消費を増やせる
|___|_______ |___|_|_\____第1期消費
Y1 若者期所得 Y1 Y3 若者期所得バロー中立命題
第2期消費 第2期消費
|\ \ |\ \
| \ \ | \ \
| \ \ | \ \
Y2___o➡︎\ Y2___o \
| |\ \ | |\⬇︎\
| | \ \ | | \ \
| | \ \ | | \ \
|___|___\_\___ |___|___\_\____
Y1 第1期所得 Y1 第1期所得
(1)若者期に国債を (2)若者は、将来の (3)予算線は、
発行し所得を増やす ➡︎ 増税を見越して ➡︎ 元に戻る
(政府支出増) 消費を減らし、
貯蓄を増やす
[予算線不変=三角形不変]⬅︎[財政政策は無効]_________以下は本質的ルーカス(への)批判の紹介: 反ケインズ派マクロ経済学が着目したもの──フリードマンとルーカスと「予想」 / 松尾匡 | SYNODOS -シノドス- | ページ 3http://synodos.jp/economy/6795/3《…しかしその後続々と明らかになったのは、このルーカスモデルの想定をそっくりそのまま使い、合理的期待の前提もおいたままで、このモデル自体にルーカスさんが気づいていなかった別の均衡がいくつもあるということでした。そしてそれらの別均衡のもとでは、政府がおカネの発行を増やしたとき、ただインフレになって終わりというわけではなく、ちゃんと生産が増えることが明らかにされたのでした。…[*7]》[*7]松井宗也「Lucas (1972)モデルにおける複数均衡」(2012)http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/MCENTER/pdf/wp1202.pdf《[*8]… もし物価上昇が全部現役人口の変動のせいならば、それは次期の現役人口には関係のないことです。次期には平均的には物価が元に戻ると予想されます。つまり、いまより物価は下がるということです。これは貨幣を持ち越せば将来買える財が増えるということで、実質的に利子がつくことといっしょです。ならばたくさん稼いで貨幣を将来に持ち越して引退人生を楽しもうと思います。だから、生産が増えます。ところが物価上昇が全部、貨幣が増えたせいならば、その貨幣が次期にも持ち越されますので、平均的に見て物価は高くなったまま変わらないと予想されます。貨幣を持ち越すごリヤクは変わりませんので、生産も増えません。しかしこのモデルの中の人は、この両者を今期中は区別できませんから、物価が高くなった理由が、本当は政府が人々の意表をついて貨幣発行を増やしただけのことだったとしても、人々は自分の島への現役人口の割り振りが少なかったせいである可能性を否定できません。その可能性の分は、人々は財の生産を増やして貨幣の持ち越しを増やそうとします。だから、人々に予期されざる金融緩和政策は、生産を増やすという意味で有効ということになります。ところが政府の貨幣供給がバッチリ人々によって認識されるならば、人々はただ現役人口の割り振りに反応するだけで、貨幣の変動の方に反応して生産を増やすことはしません。だから、予想された金融政策は無効ということになります。》[*8]大瀧雅之『景気循環の理論』第1章第3節、東京大学出版会、1994年。《…ルーカスさんの論文の政策無効の結論は、実は「合理的期待」という新しい手法に原因があったわけではなかったのです。このことが認識されたのは、ルーカスモデルでつじつまの合った物価の決まり方の式は、ルーカスさんが使った貨幣数量説型の式だけでなく、いろんな式があり得るということが発見されていったからです。松井さんの論文によれば、1990年代の初めには、ルーカスモデルの中に出てくるいろいろな式を、計算のしやすい簡単な式に特定化した上で、貨幣が生産や消費に影響するような解が無限に出てくることが示されている[*10]そうです。》[*10]P. A. Chiappori and R. Guesnerie, “The Lucas equation, indeterminancy, and non-neutrality: an example,” Economic Analysis of Mardets and Games, ed. P. Dasgupta, D. Gale, O. Hart and E. Maskin, The MIT Press, Cambridge, 1992._______ 企業の需要 M&A市場 企業の供給
お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| | 企業の売却 企業の買収 | |
| | | |
| | 株式市場 | |
| ---------\/--------- |
⬆︎ ---------/\--------- ⬆︎
| | | |
| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
➡︎ お金の流れ---➡︎D S⬅︎------- ⬅︎
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
\ / / \ /
企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
⬇︎ ⬆︎ ⬆︎ ⬇︎
| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要○○
財優勢(デフレ)下降←利子率→上昇(インフレ)貨幣優勢
イデ ンフ フレ レ
投資の限界効率:投資の利益率を
利子率(金利)で表示したもの。
〈ケインズの投資の限界効率理論〉
投資の限界効率 > 利子率(金利) ⇒ 投資する
投資の限界効率 = 利子率(金利) ⇒ 投資しなくてもよい
投資の限界効率 < 利子率(金利) ⇒ 投資しない
(石川秀樹『経済学と数学がイッキにわかる!!』2009年214~5頁)
株式はDにもSにもなる。株式市場で企業の所有者が家計と相互に入れ替わり得る。
M&A(エムアンドエー)とは、企業の吸収合併や買収の総称。英語の Mergers and Acquisitions(合併と買収)の略。貨幣供給量 貨幣需要量(流動性選好)
\ /
利子率 予想利潤率(資本の限界効率)\ /
投資量 乗数(1÷貯蓄率)\ /
国民所得量 消費性向
\ /消費需要量2:17図 ケインズ経済学の因果連鎖以下、伊東光晴『ケインズ』(講談社学術文庫273頁、既出の図の改訂版):
_____________
| /消費C←所得Y/
| ↙︎ーーーーーー /
雇用量←産出高=|所得Y (消費性向)/
N O | ↖︎ /↙︎利子率i←貨幣量M| \投資I←
|_______/ ↖︎資本の限界効率r
↙︎i
Y←I I←r i←M
乗数理論 投資決定論 流動性選好利子論
以下、雇用の一般理論の梗概 (ディラード『ケインズの経済学』64頁より):
雇用(N),所得(Y),および有効需要(D)の理論
________/\________
消費(C) 投資(I)
/\ ___/\___
消費性向 所得の大きさ 利子率(ri) 資本の限界効率(rm)
/\ /\ /\
平均消費(C/Y) 限界消費 流動性 貨幣量(M) 利回りの予想 取り替え費用、あ
性向(ΔC/ΔY) 選好(L) (M=M1+M2) るいは資本資産
/\ l の供給価格
投資乗数(k) k=1/(1-ΔC/ΔY) 取引動機
の導出 予備的動機
投機的動機
(すべてM1によりみたされる)
特 徴
「基礎」国民所得C/Y=1,すなわちC=Y。
所得が増加するにつれて消費も増加するが,
所得よりも増加率が小さい。
ΔC/ΔYはつねに1より小である。
kはつねに1より大である。
投資の増加は倍数的所得増加をもたらす。
交換の媒介としての貨幣を意味する。
価値の貯蓄としての貨幣を意味する。
貨幣当局により統制されうる。
不安定。株式市場,
企業の確信等により影響される。
景気循環:変動。
長期:低減。 (注)
1.雇用(および所得)は有効需要に依存する。
2.有効需要は消費性向および投資量により決定される。
3.消費性向は比較的安定である,
4.雇用は消費性向が不変ならば投資量に依存する。
5.投資は利子率と資本の限界効率に依存する。
6.利子率は貨幣量と流動性選好に依存する。
7.資本の限界効率は利回りの予想と資本資産の取替え費用に依存する。*ディラードの図は乗数効果を消費に働きかけるものとしている点において異質だが優れている。
貨幣供給量 貨幣需要量(流動性選好)6 [(利回りの予想と)資本資産の取替え費用]7
\ / /
利子率5,6,7 予想利潤率(資本の限界効率)5
\ /
投資量2,4,5 乗数(1÷貯蓄率)2,4
\ /
国民所得量(雇用)1 消費性向 1,2,3
\ /
消費需要量(有効需要) 1
2:17図 ケインズ経済学の因果連鎖
貨幣の供給量
\
利子率____
貨幣の需要量/ \
(流動性選好) 投資量_
資本の限界効率/ \
国民所得量
投資乗数/ \
総消費量
消費性向/
ケインズ経済学的にみたマクロ経済の要素連鎖以下、伊東光晴『ケインズ』(講談社学術文庫273頁、既出の図の改訂版):
_____________
| /消費C←所得Y/
| ↙︎ーーーーーー /
雇用量←産出高=|所得Y (消費性向)/
N O | ↖︎ /↙︎利子率i←貨幣量M| \投資I←
|_______/ ↖︎資本の限界効率r
↙︎i
Y←I I←r i←M
乗数理論 投資決定論 流動性選好利子論
- 日本版への序 (1936)
- 序文
- 第 I 巻:はじめに
- 第 II 巻:定義と考え方
- 第 III 巻:消費性向
- 第 8 章 消費性向 I: 客観的な要因
- 第 9 章 消費性向 II: 主観的な要因
- 第 10 章 限界消費性向と乗数(ケインズ的公共事業、お金を埋めて掘り返させろと主張する章)[ピラミッドへの言及]
- 第 IV 巻:投 資をうながす
- 第 V 巻:賃金と価格
- 第 VI 巻:一般理論が示唆するちょっとしたメモ
貨幣の供給量
\
利子率____
貨幣の需要量/ 4: \2:7
(流動性選好) 投資量_
4:15 資本の限界効率/4: \
4:11 国民所得量
投資乗数/ 1: \
3:10 総消費量
消費性向/ 1:
3:
ケインズ経済学的にみたマクロ経済の要素連鎖
ソロー残差とは - はてなキーワード - はてなダイアリー
「ソロー残差」とは - ソロー残差。 技術革新は直接計測できない。 直接計測できないの なら、 間接的に計測してみましょう!と言うのがソロー残差。 詳しくは以下の説明を参照 。 http://cruel.org/econthought/prof...
ソローの残差・成長会計分析
ソローの成長モデルにおいて、経済成長は技術進歩によってもたらされる。それは確か に前回の労働増大的技術進歩モデルによって示された。 だがしかし技術進歩と言っても 労働増大的技術進歩以外の進歩、 すなわち生産関数F(K、L)の向上による技術進歩 ...
「ソロー残差」について考える|ユウ坊の経済を考えるブログ
2014年7月11日 ... ソロー残差」とは“成長会計と呼ばれるデータによって技術進歩率を差(引き算)として 算定する手法から得られる値のことであり、大雑把に示すと「技術進歩率=経済成長率 -資本の成長の貢献-労働の成長の貢献」という式で表されるもの”で、 ...ケインズ経済学はデフレの貨幣不足時に、RBC理論はインフレの財不足時に、状況に対して相補的に作用し主流となる。VernetzungVerweise auf dieses Stichwort (einblenden)weitere interessante Stichwörter der Autoren
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- Stabilisierungspolitik in einer kleinen offenen Volkswirtschaft
- DSGE-Modelle
______http://libertystreeteconomics.typepad.com/.a/6a01348793456c970c01b8d0708b22970c-popupa Stylized Description of the Model:frictions ⬅︎[shocks][TFP shocks] [Investment shocks]_____⬇︎___Firms 市場 __⬇︎_________| Goods || Goods 商品 ---→ Entrepreneurs/ 起業家/||producers 生産者 ←--- Capital producers || ↗︎/ Capital ↖︎ 資本家 |[Labor | //:Adjustment costs \ |supply | //and variable capital utilization\ |shocks]|___//_______________\_____|⬇︎ //Consumption \[Spread shocks]Labor // goods [Markup \ ⬇︎:Wage rigidity//:Price rigidity⬅︎ shocks] \Loans貸付/↙︎ \:Credit frictionsHouseholds 家主 -------Deposits-------→Banks銀行Treasury bills ↖︎↘︎Taxes 税⬆︎ Government 政府[Policy shocks]Liberty Street Economicshttp://libertystreeteconomics.newyorkfed.org/2014/09/a-birds-eye-view-of-the-frbny-dsge-model.html#.VVoQQ2IayK0A Bird’s Eye View of the FRBNY DSGE Model
Agents’ choices in the model are dynamic (hence the “D” in DSGE) in the sense that they take into account both current and future expected conditions. Technically, agents solve intertemporal optimization problems, subject to constraints. For example, households choose their consumption profile over time, given their preferences and their budget constraints, while firms choose their prices by maximizing profits, given the production technology they operate. The outcome of each agent’s optimization problem is a decision rule that describes how they react to changes in their circumstances. The intensity of this reaction depends upon the parameters that characterize their preferences as well as their environment. For instance, workers supply labor based on the wage they would earn by working more and the value they place on the extra income. How much more they will work for any extra dollar depends on the so-called elasticity of labor supply, a parameter of the model that is related to each worker’s preference for leisure. People who like leisure more will need a higher wage increase to be convinced to work an extra hour. Firms, in turn, demand labor based on the wage and the productivity of workers. The slope of their labor demand curve (that is, how much more they are willing to pay to convince a worker to stay one more hour on the job) also depends on parameters, in this case, having to do with the technology they operate. The interaction of workers and firms in the labor market balances their conflicting interests (workers prefer higher wages, while firms would rather pay less) and determines an equilibrium wage. The process of simultaneous determination of wages and all other prices in the economy is what makes the model one of “general equilibrium,” which accounts for the “GE” in DSGE.
Finally, the “S” is for stochastic, illustrating the fact that agents face uncertain circumstances when making decisions. The environment faced by agents is subject to random disturbances, called “shocks.” Our model features several such shocks, including: shocks to productivity, which affect the amount of output that can be produced with a given amount of inputs; mark-up shocks, which capture exogenous inflationary pressures, such as those coming from movements in oil prices; and labor supply shocks, which capture changes in demographics or labor market imperfections. In addition, there are financial shocks, which affect the riskiness of borrowers, and shocks to investment demand, which capture changes in uncertainty about future demand, among other factors affecting firms’ desire to invest. Finally, two types of policy shocks capture changes in monetary and fiscal policy._____■[マクロ経済学] 加藤涼「現代マクロ経済学講義」に関する無駄に長い書評
[お断り]
1. 第3章と第4章はあまり読んでいない(特に第4章はまったく読んでいない)ので、以下の書評は第1章、第2章、第5章、第6章、第7章に関するものです。2. 以下の書評は2006年1月から2月にかけて加藤さんからいただいた本書の「草稿」を読んだときの感想が大部分を占めています。出版された本書を読んでみると細かい修正はあるようですが、大きな変化はないようなので、その時の感想に基づいて書きます。3. 本書の「日本経済へのインプリケーション」に異論のある方もいらっしゃるでしょうが、それには少し目を瞑って「DGEの教科書」として書評しますので、よろしくお願いします(←韓リフ先生向けのメッセージ)[現代マクロ経済学の主流]
矢野の理解が正しければ、現代マクロ経済学の主流は「動的一般均衡モデル(Dynamic General Equilibrium Models, 以下DGE)」によって占められています。「主流」というのは必ずしも「正しい」とは限らないかもしれませんが、それでも研究者がお互いに議論するには何らかの「共通の議論の基盤」は必要ですから、DGEはその基盤として用いられることが多いようです。[DGEの四要素]
DGEに基づく論文は少なくとも以下の四つの要素を含んでいます。1. 定型化された事実(stylized facts)[たとえば「現在のインフレ率は1期前のインフレ率からみて急激な変化をすることは少ない(インフレ慣性)」など]
2. Dynamic Programmingなどの現代制御理論に基づくマクロ経済モデルの構築
3. 前記モデルの係数の特定化(Calibration)
4. 前記モデルの1階条件を用いて均衡を算出し、均衡周辺で線形化したモデルをBlanchard and Kahn (1980)などの手法を用いて変形し、impulse responseを用いてシミュレートする場合によっては3.が「ベイズ統計学(たとえばマルコフ連鎖モンテカルロ法)を用いたパラメータ推定」 だったり、4.の部分が「Value Function Iterationを用いたシミュレーション」だったりと若干違う場合もありますが、上記の四要素を含んだ論文は少なくありません。[DGE初学者の困難]
DGEをはじめて学ぶ人たちが大変な理由はとても簡単で「勉強すべき内容が多すぎる」からです。つまり、「定型化された事実」を考え、Dynamic Programmingなどの現代制御理論を学び、係数を特定化する計量分析を学び、(基本的には)プログラムも自分で作らねばなりません。要はDGEを使いこなせるまでに学ぶべきことが多すぎることが困難の原因のひとつだと言えるでしょう。さらに問題として「日本語で書かれ、上記の四要素をすべて含んだ初学者向け教科書がない」点が挙げられます*1。[本書の特徴 (1)]
さて、本書の特徴ですが、第一に上記の四要素をほぼ完全に網羅している点にあります。先に述べたように矢野が知る限りでは本書に匹敵するような初学者に親切な教科書は邦文、英文を問わずあまりありません。たとえば、邦文で言えば齊藤誠「新しいマクロ経済学―クラシカルとケインジアンの邂逅」はDGEをはじめとしたミクロ的基礎付マクロ経済学の入門書として広く読まれている「基本書」のひとつですが、上記4.のシミュレーションの部分がまったく欠けています(齊藤先生の場合、確信犯でそうしておられるようです[「まえがき」にそう書いてある]。これはひとつの見識だと思います)。英文で言えば、Ljungqvist and Sargent, "Recursive Macroeconomic Theory"は包括的な教科書ですが、なぜかBlanchard and Kahn (1980)に代表されるようなLinear Rational Expectations Modelsの解説が抜けている・・・などといった具合で、本書のように上記の四要素をすべて含んだ(初学者に親切な)教科書はめずらしいと思います。[本書の特徴 (2)]
さらに、特筆すべき点は「New Keynesianモデル=New IS-LM」に焦点が当てられている点です。このNew IS-LMモデル(さらにその発展形としてのHybrid New IS-LM)は金融政策を論じるうえの"general framework" (Mccallum (2001))になっています。しかし、この分野の標準的な教科書であるWoodford (2003)もWalsh (2003)も非常に長い(というか重い?)ので、それを読みこなして「金融政策を論じる」までに到達するのは初学者にはとても難しいことです(さらに付言すればWalsh (2001)にはNew IS-LMの記述はあってもHybrid New IS-LMの記述はほとんどありません)。[本書の特徴 (3)]
さらに第7章では多くの初学者にとって難しい動学的最適化問題(制御理論)への入門とプログラム作成について著者は丁寧な解説を行っています。この第7章は「あまり動学的最適化問題に詳しくない」読者にも分かるようにかかれており、著者が周到に本書を準備したことが分かります。あまりこの分野に詳しくない読者は、第1章の前に第7章を読んでみると良いかもしれません。[加藤さんへ] 本書のpp. 210にある「われわれはいまだにインフレ率のバックーワード・ルッキングな部分がどのような経済主体の行動から生じているかを知らない」という部分ですが、この問題は今後も研究する必要はあるものの、どうしても必須なものだとは思いません。なぜならばNew IS-LM/Hybrid IS-LMにおける経済の変化の源泉はすべて期待項から生じており、「バックーワード・ルッキングな部分」はその足かせにすぎないからです(期待項からの効果を減じているのは事実ですが、それで本質的な議論が変わるとは思えません)。他に「日本経済へのインプリケーション」に関しても異論があるので、お会いする機会があれば議論しましょう。[結論]
矢野と加藤さんの意見は(もしかしたら)異なるのかもしれませんが、そのような「小さな」違いを超えて、本書を推薦します。本書から「世界標準のマクロ経済学=Dynamic General Equilibrium」を学び、そして、大いに議論しましょう。つーかお前ら、読みもしないLjungqvist and Sargent, Woodford, Walshとか買うくらいだったらこの本を買え![個人的な補足]
矢野は2002年6月からDGEを独学で学び始めました。加藤さんの「現代マクロ経済学講義」の草稿を2006年1月に読ませていただいて、その時に「新しい知識は(あまり)ない」と感じられたのが少しうれしかったです。草稿を読みながら、「ああ、(僕の)DGE入門は終わったんだな」と思いました。おかげで2006年はDGEのことを忘れて、ずっと非線形・非ガウス状態空間モデルの研究に集中することができました。
投資の限界効率:投資の利益率を
返信削除利子率(金利)で表示したもの。
〈ケインズの投資の限界効率理論〉
投資の限界効率 > 利子率(金利) ⇒ 投資する
投資の限界効率 = 利子率(金利) ⇒ 投資しなくてもよい
投資の限界効率 < 利子率(金利) ⇒ 投資しない
(石川秀樹『経済学と数学がイッキにわかる!!』2009年214~5頁)
企業の需要 M&A市場 企業の供給
お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
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| | 企業の売却 企業の買収 | |
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| | 生産要素 | |
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|お金の流れ----➡︎D S⬅︎------- |
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
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|・サービス /\ 支出(=GDP)|
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財の供給 食事 財の需要○○
企業の需要 M&A市場 企業の供給
返信削除お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| | 企業の売却 企業の買収 | |
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| ---------\/--------- |
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| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
|お金の流れ----➡︎D S⬅︎------- |
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
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| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 食事 財の需要○○
企業の需要 M&A市場 企業の供給
返信削除お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
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|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
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| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 食事 財の需要○○
企業の需要 M&A市場 企業の供給
お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| 企業の買収S D企業の売却 |
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| | 生産要素 | |
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|お金の流れ----➡︎D S⬅︎------- |
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
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| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
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| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 食事 財の需要○○
企業の需要 M&A市場 企業の供給
お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| S D |
| 企業の売却 \/ 企業の買収 |
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| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
|お金の流れ----➡︎D S⬅︎------- |
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
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| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 食事 財の需要○○
企業を売却して新たな企業が雇用をする
返信削除企業の需要 M&A市場 企業の供給
返信削除お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| | 企業の売却 企業の買収 | |
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| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
➡︎ お金の流れ---➡︎D S⬅︎------- ⬅︎
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
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| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要○○
株はDからSに変わる
企業の需要 M&A市場 企業の供給
返信削除お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| | 企業の売却 企業の買収 | |
| | | |
| | 株式市場 | |
| ---------\/--------- |
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| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
➡︎ お金の流れ---➡︎D S⬅︎------- ⬅︎
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
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| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要○○
株式はDにもSにもなる
株式市場で企業の所有者が家計と相互に入れ替わる
返信削除企業の需要 M&A市場 企業の供給
返信削除お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| | 企業の売却 企業の買収 | |
| | | |
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| | 株式市場 | |
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| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
➡︎ お金の流れ---➡︎D S⬅︎------- ⬅︎
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
⬇︎ ⬆︎ ⬆︎ ⬇︎
| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要○○
株式はDにもSにもなる。株式市場で企業の所有者が家計と相互に入れ替わる。
企業の需要 M&A市場 企業の供給
お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| | 企業の売却 企業の買収 | |
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| | 株式市場 | |
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| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
➡︎ お金の流れ---➡︎D S⬅︎------- ⬅︎
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
⬇︎ ⬆︎ ⬆︎ ⬇︎
| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要○○
株式はDにもSにもなる。株式市場で企業の所有者が家計と相互に入れ替わる。
企業の需要 M&A市場 企業の供給
返信削除お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| | 企業の売却 企業の買収 | |
| | | |
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| | 株式市場 | |
| ---------\/--------- |
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| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
➡︎ お金の流れ---➡︎D S⬅︎------- ⬅︎
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
⬇︎ ⬆︎ ⬆︎ ⬇︎
| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要○○
株式はDにもSにもなる。株式市場で企業の所有者が家計と相互に入れ替わる。
企業の需要 M&A市場 企業の供給
お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| | 企業の売却 企業の買収 | |
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| | 株式市場 | |
| --------\ /--------- |
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➡︎ お金の流れ---➡︎D S⬅︎------- ⬅︎
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
⬇︎ ⬆︎ ⬆︎ ⬇︎
| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要○○
株式はDにもSにもなる。株式市場で企業の所有者が家計と相互に入れ替わる。
返信削除株式はDにもSにもなる。株式市場で企業の所有者が家計と相互に入れ替わる。
企業の需要 M&A市場 企業の供給
お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |売却された企業 企業の買収 | |
| | 株式市場 | |
| ---------\/--------- |
⬆︎ /\ ⬆︎
| --------- --------- |
| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
|お金の流れ----➡︎D S⬅︎------- |
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
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企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
⬇︎ ⬆︎ ⬆︎ ⬇︎
| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要○○
返信削除株式はDにもSにもなる。株式市場で企業の所有者が家計と相互に入れ替わる。
企業の需要 M&A市場 企業の供給
お金の流れ------➡︎D S⬅︎---------
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |売却された企業 企業の買収 | |
| | 株式市場 | |
| ---------\/--------- |
⬆︎ /\ ⬆︎
| --------- --------- |
| | 生産要素 | |
| | 労働の需要 市場 労働の供給 | |
|お金の流れ----➡︎D S⬅︎------- |
|賃金・地代・利潤 E_\/ 労働・土地・資本|
|(=GDP) 均衡点/\ |
| -------⬅︎S D➡︎------- |
| |生産へ 戦い 所得(=GDP)| |
| |の投入 | |
⬆︎ ⬇︎ マクロ / ⬇︎ ⬆︎
\ / / \ /
企\業 / 家\計
/ \ / ミクロ / \
⬇︎ ⬆︎ ⬆︎ ⬇︎
| |(GDP=) 財・サービス 購入された| |
| | 収入 市場 財・サービス| |
| -------⬅︎D S➡︎------- |
|販売された財 E_\/均衡点 |
|・サービス /\ 支出(=GDP)|
---------➡︎S D⬅︎---------
財の供給 財の需要
デフレ ↔︎ インフレ
下降(財優勢) 利子率 上昇(貨幣優勢)
貨幣の供給量
返信削除\
利子率____
貨幣の需要量/ \
(流動性選好) 投資量
資本の限界効率/ \
国民所得量
投資乗数/ \
総消費量
消費性向/
ケインズ経済学的にみたマクロ経済の要素連鎖
岩田年浩 http://iwata-yamana.jp/_src/sc750/sansyo_jp.pdf
マクロ経済動学 単行本 – 2007/9/27
返信削除西村 和雄 (著), 矢野 誠 (著)
1 件のカスタマーレビュー
非線形動学の見地から現代の動学的マクロ経済理論の基本的枠組みを解説する.特に後半では,カオス理論や分岐理論といった非線形動学的手法を用い,均衡経路上でマクロ変数が振動したり,周期性を持ったり,カオス的に振まったりする可能性を論じる.既存の解説書が踏み込めなかった最先端の理論を紹介するテキストである.
登録情報
単行本: 319ページ
出版社: 岩波書店 (2007/9/27)
ISBN-10: 4000248049
ISBN-13: 978-4000248044
最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
安心して読める中級マクロ
投稿者 USC VINE メンバー 投稿日 2010/12/5
形式: 単行本
著者はミクロ経済学で有名菜2人。今回はマクロ経済動学と言うことでどうなのかと思ったが、非常に読み応えのある本だった。初級から中級のマクロ経済学を学ぶと、その上および発展分野となると英語の本を読まなければならないのが現状である。しかし本書はアメリカの大学で行われているマクロ経済動学の分野を日本の学生および院生に向けて書かれている。数学が多用されているが、ココまで来れば数学を理解できる人を対象にしているが、文中に丁寧な差分方程式の解説もなされているので丁寧である。これまで、経済動学で日本語のテキストで適当なモノが見つからなかったが、ここ数年のマクロ経済動学の分野では非常に素晴らしい書物だと思う。
https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/9/0248040.html
https://www.iwanami.co.jp/.PDFS/02/9/0248040.pdf
冒頭
書評掲載案内
日本経済研究センター会報 2008年12月号
受賞のお知らせ
第51回日経・経済図書文化賞(2008年)
http://honto.jp/netstore/pd-contents_0602925212.html
目次
マクロ経済動学
西村 和雄(著)/ 矢野 誠(著)
第1章 生産と消費
1.1 生産の構造
1.2 生産関数の性質
1.3 凹関数
1.4 準凹関数
1.5 CES生産関数
1.6 1人当たりに正規化された関数
1.7 完全競争下での条件
1.8 消費財の供給
1.9 効用関数の性質
第2章 ソローの成長モデル
2.1 新古典派成長モデル
2.2 動学化
2.3 仮定の再検討
2.4 資本蓄積の黄金律
2.5 局所的安定性
2.6 1階の差分方程式
2.7 2階の差分方程式
2.8 n階の差分方程式と1階の連立差分方程式
第3章 動学的競争モデル
3.1 動学的一般均衡
3.2 一般均衡モデルから最適成長モデルヘ
3.3 最適性原理
3.4 長期均衡
3.5 動学的均衡モデルにおける利子率
3.6 逆向きの帰納法の意味
第4章 最適成長モデル
4.1 1部門モデル
4.2 解の性質
4.3 最適性の十分条件
4.4 長期均衡の安定性
第5章 動学的最適モデルの応用
5.1 動学的一般均衡と中立性命題
5.2 最適成長と準中立性命題
5.3 既約型効用関数モデル
第6章 ターンパイク定理と大域的安定性
6.1 動学的均衡の必要条件
6.2 双対軌道
6.3 微分可能なケース
6.4 定常軌道
6.5 経済モデル
6.6 ターンパイク定理と大域的安定性
6.7 最適軌道の存在,最適動学関数・価値関数の連続性
6.8 補論:定理6.4の証明
第7章 連続時間モデル
7.1 1部門モデル
7.2 変分法
7.3 位相図による解析
7.4 局所的安定性
7.5 価値関数と最適性原理
7.6 最適軌道の分析
7.7 最大値原理
7.8 オイラー方程式と最大値原理
第8章 非線形動学と局所分岐
8.1 定常解の分岐
8.2 より複雑な解の分岐
第9章 経済の均衡動学と分岐
9.1 動学的均衡の性質
9.2 局所的安定性
9.3 定常解の分岐
9.4 ワイツマン=サミュエルソン・モデルの大域的分析
9.5 サザーランド・モデルの大域的分析
第10章 非線形動学とカオス
10.1 一般の周期解の存在
10.2 周期解の安定性
10.3 位相的カオス
10.4 不変測度とエルゴード性
10.5 エルゴード・カオス
10.6 リアプノフ指数
10.7 エルゴード・カオスを生む十分条件
第11章 動学的均衡としてのカオス
11.1 最適経路の単調性と循環
11.2 逆問題
11.3 位相的カオス
11.4 資本の減価償却率とカオス
11.5 割引因子の役割
第12章 2部門モデルとカオス
12.1 社会的生産関数
12.2 2部門最適モデル
12.3 その他の2部門モデル
12.4 エルゴード・カオス
第13章 その他の均衡動学モデル
13.1 外部効果をもつ2部門モデル
13.2 S字型生産関数をもつ最適成長モデル
将来を組み入れたミクロ分析モデル
返信削除老 老
人| 人 第2期消費
期| 期 |\
所| 所Y4_\老人は貯蓄を使い消費を増やせる
得| 得 | ⬆︎\
Y2___o Y2___o
| | ➡︎ | |\
| | | | \若者は借金をして
| | | |➡︎|\消費を増やせる
|___|_______ |___|_|_\____第1期消費
Y1 若者期所得 Y1 Y3 若者期所得
バロー中立命題
返信削除第2期消費 第2期消費
|\ \ |\ \
| \ \ | \ \
| \ \ | \ \
Y2___o➡︎\ Y2___o \
| |\ \ | |\⬇︎\
| | \ \ | | \ \
| | \ \ | | \ \
|___|___\_\___ |___|___\_\____
Y1 第1期所得 Y1 第1期所得
(1)若者期に国債を (2)若者は、将来の (3)予算線は、
発行し所得を増やす ➡︎ 増税を見越して ➡︎ 元に戻る
(政府支出増) 消費を減らし、
貯蓄を増やす
[予算線不変=三角形不変]⬅︎[財政政策は無効]
Amazon.co.jp: NHKスペシャル マネー革命〈1〉巨大ヘッジファンドの攻防: 相田 洋, 宮本 祥子: 本
返信削除http://www.amazon.co.jp/dp/4140804157
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
金融史
投稿者 ヒデボン VINE メンバー 投稿日 2008/2/11
形式: 単行本
この本のオリジナル版は、1999年(平成11年)に出版されている。
2008年になって再度読み返してみると、この10年、いかに金融界の
変動が激しいものであったかを身をもって知る事ができる。本書を読むまで
京都大学名誉教授伊藤清なる数学者について、私は全く無知であった。しかし、
彼こそが現在の金融界にとっては無くてはならない数式である「ブラック・
ショールズ方程式」形成への基礎理論を提供しているのだ。伊藤先生自身、
「私の理論を実に巧く使っている」と言っているようだが、自身の理論が金融
界における確立方程式に利用されているものとはご存じなかった。
大阪・堂島には世界の先物市場のさきがけとなった「大阪米相場市場」の
跡地の石碑が残っているが、ブラック・ショールズ式を確立し、その後ノーベル
賞を受賞した3人の学者も大阪に来る度に訪れていたようだ。このようにここ
10年の世界の金融界事情は、日本にとっても何かと縁があろことが多く、
そういう意味でも本書の3冊は興味深く読むことができる。NHKで放送さ
れていた番組の内容をまとめたものであるが、臨場感あふれるドキュメンタリー
タッチの文章で読みやすい。
223 名前:考える名無しさん [sage] :2015/05/20(水) 10:37:14.19 0
返信削除>>190
それこそ株のチャートで使っているローソク足は米相場の為に作られた物だ
当時から先物取引があり江戸時代の日本は世界でも有数の金融市場があったと言ってもいいくらいだ
天下一の両替商~「鴻池家」と江戸時代の金融システム~
http://www.kanekashi.com/blog/2008/06/585.html
>>184
>西欧は金本位制なので、経済成長のために金銀がいる。
アホか、それこそ金本位制じゃなくなったのは20世紀になってからだ
>>元禄期ってバブルだっけ?
>>武士はとにかく貧しい。真面目に倹約して、真面目に社会のために働く。
お前、マジで文化とか理解できてないだろう?
伊藤清 - Wikipedia
返信削除ja.wikipedia.org/wiki/伊藤清
ガウス賞(2006年) 文化勲章(2008年). プロジェクト:人物伝 · テンプレートを表示. 伊藤 清(いとう きよし、1915年9月7日 - 2008年11月10日)は、日本の数学者。確率論 における伊藤の補題(伊藤の定理)の考案者と...
略歴-学歴-職歴-会員等歴
伊藤清 - Research Institute for Mathematical Sciences - 京都大学
www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kenkyubu/past-director/.../ito-j.ht...
伊藤清博士は、確率論の先駆者の一人であり、伊藤解析の創始者である。 最初1942 年に日本語で発表された確率微分方程式論は画期的な業績であり、 これによって 非決定論的でランダムな時間発展の記述が可能となった。いわゆる伊藤の公式は、 数学の ...
大戦中の1942年に、伊藤の補題で知られる確率微分方程式を生み出した。確率積分を計算する上で重要な伊藤の公式(伊藤ルール)は米国科学アカデミーに評価されている[3]。伊藤の公式は確率解析学における基本定理で確率積分の計算手段を示したもので、この公式無しでは確率解析における計算はほぼ不可能といえる。
経済学分野への貢献編集
従来、方程式で表現することができるグラフは直線もしくは規則性を持つ曲線のみで、まったく規則性のないランダムな曲線(フラクタル曲線)は、方程式で表すことができなかった。伊藤の定理は微積分に確率論を導入することで、ブラウン運動の軌跡や、株式や債券の金融商品の価格変動のチャートなど、規則性のない曲線を方程式で記述することをはじめて可能にした。このため、将来のある時点における金融商品の理論価格を方程式で算出することが可能となり、 数学に留まらず経済学全般、特に1990年代の金融工学理論の進歩に多大な貢献があった[4]。
デリバティブの一種であるオプションの価格評価式であるブラック-ショールズ方程式の導出は伊藤の定理が基礎となっており、同方程式の考案者としてノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズは伊藤に会った際にわざわざ握手を求め、伊藤の定理に敬意を表した。伊藤自身は経済学に無関心で、ある経済学者の集まりに出席した際に、あまりの歓迎ぶりに当惑のあまりそもそもそんな定理を導いた記憶はないと言い張ったという[5]。
伊藤清 - Wikipedia
返信削除ja.wikipedia.org/wiki/伊藤清
ガウス賞(2006年) 文化勲章(2008年). プロジェクト:人物伝 · テンプレートを表示. 伊藤 清(いとう きよし、1915年9月7日 - 2008年11月10日)は、日本の数学者。確率論 における伊藤の補題(伊藤の定理)の考案者と...
略歴-学歴-職歴-会員等歴
伊藤清 - Research Institute for Mathematical Sciences - 京都大学
www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kenkyubu/past-director/.../ito-j.ht...
伊藤清博士は、確率論の先駆者の一人であり、伊藤解析の創始者である。 最初1942 年に日本語で発表された確率微分方程式論は画期的な業績であり、 これによって 非決定論的でランダムな時間発展の記述が可能となった。いわゆる伊藤の公式は、 数学の ...
大戦中の1942年に、伊藤の補題で知られる確率微分方程式を生み出した。確率積分を計算する上で重要な伊藤の公式(伊藤ルール)は米国科学アカデミーに評価されている[3]。伊藤の公式は確率解析学における基本定理で確率積分の計算手段を示したもので、この公式無しでは確率解析における計算はほぼ不可能といえる。
経済学分野への貢献編集
従来、方程式で表現することができるグラフは直線もしくは規則性を持つ曲線のみで、まったく規則性のないランダムな曲線(フラクタル曲線)は、方程式で表すことができなかった。伊藤の定理は微積分に確率論を導入することで、ブラウン運動の軌跡や、株式や債券の金融商品の価格変動のチャートなど、規則性のない曲線を方程式で記述することをはじめて可能にした。このため、将来のある時点における金融商品の理論価格を方程式で算出することが可能となり、 数学に留まらず経済学全般、特に1990年代の金融工学理論の進歩に多大な貢献があった[4]。
デリバティブの一種であるオプションの価格評価式であるブラック-ショールズ方程式の導出は伊藤の定理が基礎となっており、同方程式の考案者としてノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズは伊藤に会った際にわざわざ握手を求め、伊藤の定理に敬意を表した。伊藤自身は経済学に無関心で、ある経済学者の集まりに出席した際に、あまりの歓迎ぶりに当惑のあまりそもそもそんな定理を導いた記憶はないと言い張ったという[5]。
LS
返信削除yoji さんは書きました...
Amazon.co.jp: Recursive Macroeconomic Theory: Lars Ljungqvist, Thomas J. Sargent: 洋書
http://www.amazon.co.jp/Recursive-Macroeconomic-Theory-Lars-Ljungqvist/dp/0262018748/ref=dp_ob_title_bk
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
現代マクロのde facto standard
投稿者 OKOME 投稿日 2012/12/16
形式: ハードカバー Amazonで購入
よくミクロにはマスコレルがあるが、マクロにはその様な定番テキストが無いと言われますが、個人的にはこのテキストがマクロのマスコレルだと思います。マクロで何か一冊といったら間違いなくこれです。
確かにいきなりマルコフ過程と時系列分析の話からはじまり、ケインズのケの字もでてこないですし、読んでスラスラ頭に入ってくる様な代物ではないです。しかしながらこのテキストで使われている分析手法が、今のマクロ経済学では”主流”なのは間違いありませんので、マクロ経済学を専攻するのならマスターするしかありません。
個人的にはマクロを専攻するのなら八章の完備市場のcompetitive equilibrium、12章のRecursive competitive equilibrium、17章のSelf-Insurance、18章のImcomplete Markets Modelsは必読だと思います。PartⅡの2~4章の時系列分析とDPは理解していないとPartⅢ以降が読めませんが、このテキストで勉強する必要は無いと思います。AcemogluやHamilton、Saregent(1987)等の方が分かりやすいです。後は自分の興味がある部分やコースワークで扱う所を読めば良いと思います。PartⅢ以降は積み上げ式ではないので、どの章からでも読めます。
三版になってAsset pricingとAggregate Labor Supplyについて特に増補されているようです。何だかんだ言ってここまで詳しく、かつ網羅的に扱っているテキストはこれしかありません。
SLP
返信削除Recursive Methods in Economic Dynamics (英語) ハードカバー – 1989/10/10
Nancy L. Stokey (著), Robert E. Lucas Jr. (著), Edward C. Prescott (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0674750969/professionalm-22/ref=nosim/
Recursive Methods in Economic Dynamics (英語) ハードカバー – 1989/10/10
Nancy L. Stokey (著), Robert E. Lucas Jr. (著), & 1 その他
3件のカスタマーレビュー
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¥ 12,19523 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これはbibleだ!
投稿者 J.O.E. 投稿日 2005/10/10
形式: ハードカバー
本書は経済学を学ぶ上で欠かせないツールであるdynamic programmingを解説したものであり、大学院レベル(もしくはそれ以上)の経済学を学ぶ者にとっては必需品であろう。このレベルで、self-containedかつ経済学と密接に絡めてDPを解説している本は、他にはSundaram, A First Course in Optimization Theory くらい(但しSundaramにはstochastic DPについての解説はない)か。(例えばLjunqwist and Sargent の解説は絶望的に分かりづらい。)練習問題も豊富であり、有用。
ただし、numericalに解を求める実践的な方法については全くと言っていい程触れられていない。これについてはAdda and Cooper, Dynamic Economics: Quantitative Methods and Applicationsが有用。また、測度論的確率論についての章を含め、stochastic DPについての章が若干読みづらいのも難点。一応self-containedにはなっているが、測度論的確率論については他の本で勉強して、直観的理解を身に着けておいた方がよい。それから連続時間のDPを扱っていないことにも注意。
さて、本書ではいわゆる動学的一般均衡モ...続きを読む ›
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3,4章はすばらしい。
投稿者 20110107 投稿日 2012/7/30
形式: ハードカバー Amazonで購入
不確実性のないDPを扱った3,4章を独学で、測度論とマルコフ過程を扱った7,8章を講義で読みました。
3,4章は不確実性がない離散時間のDPの理論を勉強するには最適だと思います。位相や解析学の基礎だけ分かっていれば、
correspondenceや縮小写像の理論を含めて本書で学ぶことができます。説明も明瞭で演習も豊富で独学に向いていると思います。
7.8章は測度論やマルコフ過程の章ですが、独学向きかと言われるとNOです。はじめて測度論を学ぶ人がこのテキストを使うのは
おすすめしません。特に7章はところどころ定理などの主張を本質的に変えてしまう誤植があります(例えばRadon-Nykodimの定理やBaire関数の定義)。
ただ講義で教官と輪読するのにはいいと思います。上のような誤植も、教官が気づくことを前提とすれば問題ないでしょう。
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DPの理論を学ぶには良い。
投稿者 会議 投稿日 2012/4/27
形式: ハードカバー Amazonで購入
DPの本としてあまりにも有名な本書。執筆者もStokey,Lucas,Prescottと正に現代マクロ経済学を造りあげた超大御所。
個人的に最重要なのは3、4章だと思う。これを読めばDPとは何か、どういうメカニズムで解が求まるのかが一通り理解できると思う。後は簡単な計算問題が解ければ(大学院の修士レベルでは)とりあえず十分だと思う。
難点は他の評者も書かれているが、stochastic DPの部分がとてもわかり難い。というか数学者や工学者の人達から観ると間違っているという話も聞いたことがあるくらい。後numericalに解を求める方法も一切ない。
ただもう一度言うが3、4章は一度は目を通す価値があると思う。自分は初め3、4章のみコピーして使った。
http://synodos.jp/economy/6795/3
返信削除Lucas(1972)の島モデル
ルーカスモデルそのものの詳しい説明は日本語でもたくさんあって、どれも正確なのですが、私の読んだ限りでは、大瀧雅之さんの『景気循環の理論』[*8]第1章第3節の説明が、モデルの仮定の経済的意味やタネの「仕込み」に踏み込んだ説明をしていて圧倒的にわかりやすいので、詳しくはそちらをご覧下さい。ここではその大瀧さんの解釈にそって、数学的展開にはまったく触れずに、言葉で概要だけお話しします。
ルーカスモデルで想定されている人たちは、現役の頃と引退してからの二期間生きます。人口は永久に一定なのですが、現役時代は出鱈目に二つの島に分かれます。そこで「財」というものを生産するのですが、これは期間を超えて保存することができません。なので、その期のうちに自分で消費するか、同じ島に住む引退世代の人に売るかします。売ったら「貨幣」が手に入り、これは次の期に持ち越すことができます。
次の期になったら、現役世代だった人は引退して、両島の総貨幣量が等しくなるように島の間を移住します。これはとてもご都合主義的な仮定なのですが、計算が複雑にならないために必要な工夫だと思って下さい。そして、引退した人たちの持っている貨幣に対して、政府が新たに貨幣を発行して、ランダムな利率の利子をあげます。彼らは、こうやって増えた貨幣をその期の内に費やして、住んでいる島の現役世代から財を買って、それを消費して一生を終えます。……とまあ、こんな想定のモデルです。
そうすると、引退してしまった人は、ただ持っている貨幣で財を買うだけですので何も決めることはありませんけど、現役世代の人は決めなければいけないことがあります。どれだけ働いて財を生産するか、現役のうちにどれだけ消費するかということです。これを決めるためには引退後の生活のことも考えなければいけません。すると、引退後に財をどんな価格で買えるかが気になります。このモデルの中の人はこれを合理的に予想して必要な決定を行います。
ここで、現時点の物価が上がったとしましょう。モデルの中の人はこれを手がかりにして将来の物価を予想します。現時点の物価が上がるには、二つの原因が考えられます。一つは、この島に振り分けられた現役人口がたまたま少なかったせいで、財の供給が少なくなっているということです。もう一つは、引退世代に政府から渡された利子が多くて、彼らの手元に貨幣がたくさんあって、財の需要が多くなっているということです。
前者は、生産条件の変動の不確実性を、後者は、政策の変動についての民間人の不確実性を、それぞれ象徴する「おとぎ話」だと思って下さい。ルーカスのタネの「仕込み」は、この二つの原因を人々がその期のうちには区別することができず、次の期になってはじめてわかるという想定になっていることにあります。
もし物価上昇が全部現役人口の変動のせいならば、それは次期の現役人口には関係のないことです。次期には平均的には物価が元に戻ると予想されます。つまり、いまより物価は下がるということです。これは貨幣を持ち越せば将来買える財が増えるということで、実質的に利子がつくことといっしょです。ならばたくさん稼いで貨幣を将来に持ち越して引退人生を楽しもうと思います。だから、生産が増えます。
ところが物価上昇が全部、貨幣が増えたせいならば、その貨幣が次期にも持ち越されますので、平均的に見て物価は高くなったまま変わらないと予想されます。貨幣を持ち越すごリヤクは変わりませんので、生産も増えません。
しかしこのモデルの中の人は、この両者を今期中は区別できませんから、物価が高くなった理由が、本当は政府が人々の意表をついて貨幣発行を増やしただけのことだったとしても、人々は自分の島への現役人口の割り振りが少なかったせいである可能性を否定できません。その可能性の分は、人々は財の生産を増やして貨幣の持ち越しを増やそうとします。だから、人々に予期されざる金融緩和政策は、生産を増やすという意味で有効ということになります。
ところが政府の貨幣供給がバッチリ人々によって認識されるならば、人々はただ現役人口の割り振りに反応するだけで、貨幣の変動の方に反応して生産を増やすことはしません。だから、予想された金融政策は無効ということになります。
[*6]R. E. Lucas, Jr., “Expectations and the neutrality of money,” Journal of Economic Theory, Vol. 4, 1972.
[*7]松井宗也「Lucas (1972)モデルにおける複数均衡」(2012)http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/MCENTER/pdf/wp1202.pdf
[*8]東京大学出版会、1994年。
RBC に関しては以下の図だけでいい
返信削除https://lh3.googleusercontent.com/-94Jz54yhNIM/VVlu1OtmHrI/AAAAAAAAukU/wsWq4AJMfkg/s640/blogger-image-591565437.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-0w5x8vmaztA/VVlu9wSHB_I/AAAAAAAAukc/jYF7N33GOec/s640/blogger-image--419613860.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-BPnyeYGvKNU/VVlus9w2F4I/AAAAAAAAukM/McVRn7aCPqo/s640/blogger-image--1159011866.jpg
以上、菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より
DSGEに関しては以下の図だけでいい
https://lh3.googleusercontent.com/-Azy_xwK5_pU/VVoSae8L-TI/AAAAAAAAulE/T-X37gMhfj8/s640/blogger-image--1415090821.jpg
要するに過去のケインズ経済学にショックの変数を多くしただけだ
(動的と言ってもRBC経由の二期モデルに過ぎない)
そこに哲学がないから金融緩和と増税=アクセルとブレーキを同時に踏むようなこと
を平気でやるようになる。
ショック間の関係性が把握されていない。
就職したいなら以下のような技術を導入すべきだろうが、所詮はハッタリである。
Download - Masataka Eguchi's Website
https://sites.google.com/site/masatakaeguchi/download
RBC に関しては以下の図だけでいい
返信削除https://lh3.googleusercontent.com/-94Jz54yhNIM/VVlu1OtmHrI/AAAAAAAAukU/wsWq4AJMfkg/s640/blogger-image-591565437.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-0w5x8vmaztA/VVlu9wSHB_I/AAAAAAAAukc/jYF7N33GOec/s640/blogger-image--419613860.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-BPnyeYGvKNU/VVlus9w2F4I/AAAAAAAAukM/McVRn7aCPqo/s640/blogger-image--1159011866.jpg
以上、菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より
DSGEに関しては以下の図だけでいい
https://lh3.googleusercontent.com/-Azy_xwK5_pU/VVoSae8L-TI/AAAAAAAAulE/T-X37gMhfj8/s640/blogger-image--1415090821.jpg
要するに過去のケインズ経済学に適当にショックの変数を足して多くしただけだ
(動的と言ってもRBC経由の二期モデルに過ぎない)
そこに哲学がないから金融緩和と増税=アクセルとブレーキを同時に踏むようなこと
を平気でやるようになる。
ショック間の関係性が把握されていない。
就職したいなら以下のような技術を導入すべきだろうが、所詮はハッタリである。
Download - Masataka Eguchi's Website
https://sites.google.com/site/masatakaeguchi/download
http://www.rpip.tohoku.ac.jp/seeds/profile/462/lang:jp/
RBC に関しては以下の図だけでいい
返信削除https://lh3.googleusercontent.com/-94Jz54yhNIM/VVlu1OtmHrI/AAAAAAAAukU/wsWq4AJMfkg/s640/blogger-image-591565437.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-0w5x8vmaztA/VVlu9wSHB_I/AAAAAAAAukc/jYF7N33GOec/s640/blogger-image--419613860.jpg
https://lh3.googleusercontent.com/-BPnyeYGvKNU/VVlus9w2F4I/AAAAAAAAukM/McVRn7aCPqo/s640/blogger-image--1159011866.jpg
以上、菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より
DSGEに関しては以下の図だけでいい
https://lh3.googleusercontent.com/-Azy_xwK5_pU/VVoSae8L-TI/AAAAAAAAulE/T-X37gMhfj8/s640/blogger-image--1415090821.jpg
要するに過去のケインズ経済学に適当にショックの変数を足して多くしただけだ
(動的と言ってもRBC経由の二期モデルに過ぎない)
そこに哲学がないから金融緩和と増税=アクセルとブレーキを同時に踏むようなこと
を平気でやるようになる。
ショック間の関係性が把握されていない。
就職したいなら以下のような技術を導入すべきだろうが、所詮はハッタリである。
Download - Masataka Eguchi's Website
https://sites.google.com/site/masatakaeguchi/download
http://www.rpip.tohoku.ac.jp/seeds/profile/462/lang:jp/
農業と工業の違いもわからないからTPPしか方向性が見えなくなる
編集このページをウォッチする別の言語で閲覧
返信削除エドワード・プレスコット
エドワード・クリスチャン・プレスコット(Edward Christian Prescott、1940年12月26日 - )は、アメリカ合衆国の経済学者。ニューヨーク州グレンズフォールズ生まれ。現在はミネアポリス連邦準備銀行に籍を置く経済学者、且つアリゾナ州立大学W.P.ケアイ商業学部教授である。
動的マクロ経済学への「経済政策の時間的整合性及び、ビジネスサイクルの背後にある推進力」なる貢献により2004年のノーベル経済学賞をフィン・キドランドと共同受賞した。この研究はキドランドとプレスコットの二人がカーネギーメロン大学テッパー・スクール・オブ・ビジネスで友誼を深めた時分に主になされたものである。
業績
とりわけビジネスサイクル理論と一般均衡理論によりマクロ経済学界の重鎮である。
1977年のフィン・キドランドとの共著、『裁量ではなく規則――最適計画の非整合性』("Rules Rather Than Discretion: The Inconsistency of Optimal Plans")の中で彼は、中央銀行は数字で定められた厳格な目標を持つべきか、それとも金融政策の設定に自由裁量が許されるべきかに就いて分析を行っている。
又、時系列の中の変動を均すために使われたホドリック=プレスコット・フィルターでもよくその名を残している。
共著 編集
返信削除Barriers to Riches, with S. L. Parente, MIT Press, 2000.
Recursive Methods in Economic Dynamics, N. L. Stokey and R. E. Lucas, Jr., with the collaboration of E. C. Prescott, Harvard University Press, 1989.
共編著 編集
Contributions in Economic Theory: Symposium in the honor of C. D. Aliprantis, co-edited with Nicholas C. Yannelis and Bernard Cornet, Journal of Mathematical Economics, 2008.
Great Depressions of the Twentieth Century, co-edited with T. J. Kehoe, Federal Reserve Bank of Minneapolis, 2007.
“Great Depressions of the 20th Century,” co-edited with T. J. Kehoe, Review of Economic Dynamics 5, January 2002. [Revised and expanded version published as Great Depressions of the Twentieth Century, co-edited with T. J. Kehoe, Federal Reserve Bank of Minneapolis, 2007.]
Applied General Equilibrium Symposium issue, co-edited with T. J. Kehoe, Economic Theory 6, February 1995.
Contractual Arrangements for Intertemporal Trade, co-edited with N. Wallace, University of Minnesota Press, 1987.
論文 編集
"Investment Under Uncertainty", with R.E. Lucas, 1971, Econometrica
"The Multi-Period Control Problem Under Uncertainty", 1972, Econometrica
"Equilibrium Search and Unemployment", with R.E. Lucas, 1974, JET
"Rules Rather than Discretion: the inconsistency of optimal plans", with F.E. Kydland, 1977, JPE
"Dynamic Optimal Taxation, Rational Expectations and Optimal Control", with F.E. Kydland, 1980, JPE
"Time to Build and Aggregate Fluctuations", 1982, Econometrica
"General Competitive Equilibria Analysis in an Economy with Private Information", with R.M. Townsend, 1984, IER
"Pareto Optima and Competitive Equilibria with Adverse Selection and Moral Hazard", with R.M. Townsend, 1984, Econometrica
"The Equity Premium Puzzle: A puzzle", with R. Mehra, 1985, JME
"Theory Ahead of Business Cycle Measurement", 1986, FRB Minneapolis QR
外部リンク 編集
Federal Reserve Bank of Minneapolis
Nobel Foundation
IDEAS/RePEc
https://ameblo.jp/theta2st/entry-12000204172.html
返信削除『米国貨幣経済史』のレビュー
2015-03-11 12:32:59
テーマ:貨幣経済史
Milton FriedmanとAnna J. Schwartzによる1867年から1960年までの米国の貨幣経済史を解説した1964年の著作 A Monetary History of the United States はあまりにも有名ですが。
A Monetary History of the United States, 1867-1.../Milton Friedman
なにぶん大著なので、これを通読するのはなかなか大変です。
(※)大恐慌に焦点を当てた第7章だけが切り出しで、訳本として日経BPから出版されています。
日経BPクラシックス 大収縮1929-1933「米国金融史」第7章/ミルトン・フリードマン
(邦題が『米国金融史』ってなってますけど、"Monetary History"の和訳は貨幣経済史の方が相応しいと思うのは僕だけでしょうか)
で、同書の出版から30周年を記念して1994年にRobert E. Lucas Jr. がレビュー論文を書いています。
Lucas, R. E. (1994). Review of Milton Friedman and Anna J. Schwartz's ‘A monetary history of the United States, 1867–1960’. Journal of Monetary Economics, 34(1), 5-16.
Friedman and Schwartz (1964) 以降の景気循環分析の展開史も含め、非常にコンパクトにまとまっているので、一読の価値があると思います。
一流の研究者というのは、自分の専攻分野を取り巻く研究動向の勘所を抽出して、ざっくりとまとめることが非常に上手なものですが、このレビュー論文も例外ではありません。
Lucasがざっくりまとめたところによれば、Friedman and Schwartz (1964) による90年間の貨幣経済史の分析を貫く原則は以下の2つ。
1. 貨幣の実体経済に対する長期的な中立性(Long-run Neutrality of Money)
2. 貨幣の実体経済に対する短期的な非中立性(Short-run Non-neutrality of Money)
この二大原則に基づいて、
・ 実証的には90年間に起きた主要な不況を、それに先立つあるいは同時並行的に起きた貨幣供給量の収縮により説明を行い、
・ 規範的には貨幣供給の安定化を、経済の安定化を実現するために採るべき金融政策のルールとして提唱する
というのが同書の一貫した内容となっています。
そして、レビューを行ったLucasは、貨幣供給の安定化という政策提言に好意的な評価を行っています。
他方で、Friedman と Schwartz の分析については、特定の経済モデルを用いない彼らの接近法では数量的な回答を与えることができない問題が多々ある、という点が指摘されております。
たとえば、1930年代の大恐慌の最中に起きた貨幣供給の「大収縮」(the Great Contraction)について、二人はこのように結論しています(301頁)。
++++++++++
貨幣供給の拡張への転換は言うまでもなく、貨幣供給の縮小の予防あるいは緩和により、大恐慌の深刻さと長さを減殺することができたはずである。恐慌はそれでも比較的厳しいものとなったかもしれない。しかしながら、もし貨幣供給の縮小が無かったとしたら、名目所得が半分以上、物価が三分の一以上も低下するような事態が起きるとは考えられなかったであろう。
++++++++++
この結論は、経済モデルを使って数量的な検証を行った結果ではないことから、果たして貨幣供給の安定化が大恐慌に対する十分な対策たりえたのかどうか、意見の分かれるところとなっています。
そして、Lucasは、特定の経済モデルではなくシンプルな原則を適用した口述による説明を展開する同書の貢献は、上記の二大原則が、将来の数量的な分析を行う上で必要な経済モデルの構築を行う上での出発点となりうることを示した点にあると評価しています。
さて、Friedman and Schwartz (1964) が出版された当時、景気変動の分析においてはケインズ経済学が支配的な影響を及ぼしており、二人の分析と提言がただちに重要視されるに至ったわけではありません。
しかし、米国経済は1970年代にインフレ下での景気後退という状況に直面して、ケインズ経済学に基づく総需要の管理だけではインフレの問題に対処できないことが判明します。
これに伴って、Friedman と Schwartz の分析視点となった貨幣の長期的な中立性・短期的な非中立性とを整合的に説明し、貨幣供給の不安定性が引き起こす経済変動を分析する経済モデルが展開されるようになります。
貨幣の長期的な中立性と短期的な非中立性の両方を説明するためにこれらのモデルが組み込んだ仕掛けが、「合理的期待」と「物価の硬直性」です。
但し、この「物価の硬直性」をどのように組み込むかについてはいくつかバリエーションがあり、物価の硬直性が財の供給者にとって利用可能な情報に制約があるために生ずる場合(Lucas, 1972)には、貨幣的なショック以外のショックに対しても、貨幣供給の安定化が効率的な資源配分を実現します。
これに対し、物価の硬直性が名目価格に関する契約や費用を伴う価格調整に起因する場合(Fischer, 1977; Phelps and Taylor, 1977; Taylor, 1979; Mankiw, 1985)には、貨幣供給の安定化が非貨幣的なショックに対する最適な政策反応である保証は無くなります。
かくして、貨幣の長期的な中立性と短期的な非中立性との間の整合性の問題が経済モデルのレベルで解消された一方、貨幣供給の安定化が最適な金融政策であるかどうかについては依然として意見の一致を見ない状況が残されました。
一方、「合理的期待」の導入により経済モデルの分析にもたらされた新たな要素は、「予想された政策変更」と「予想されなかった政策変更」の区別です。
この区別が経済史上の出来事を解釈するのに強力なアイデアとなることを示したのが、Sargent (1986) による1920年代のフランスの穏やかなインフレと他の欧州諸国のハイパーインフレーションの比較です。Sargent は、インフレを終息させるための金融引締めが人々に予想されたものであったために、実体経済に大きな影響を及ぼすことなくインフレを終息させることができたのだと分析しています。
また、Friedman と Schwartzのように、特定の経済モデルの考え方に依拠せず、データにより貨幣的要因と実体経済との関係を報告する実証研究も新たな展開を見せます。
その代表格が Sims (1972) による、先行・遅行関係に基づく統計学的な因果関係の分析であり、その後のRomer and Romer (1989) による、経済史上の特定のイベントに着目した政策効果の分析です。