日曜日, 11月 29, 2015

和辻哲郎1889-1960

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和辻 哲郎(わつじ てつろう、1889年3月1日 - 1960年12月26日)は、『古寺巡礼』『風土 』などの著作で知られる日本の哲学者、倫理学者、文化史家、日本思想史家。その倫理 学の体系は、和辻倫理学と呼ばれる。日本倫理学会会員。 


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作家別作品リスト:No.1395

作家名:和辻 哲郎
作家名読み:わつじ てつろう
ローマ字表記:Watsuji, Tetsuro
生年:1889-03-01
没年:1960-12-26
人物について:wikipediaアイコン和辻哲郎

公開中の作品

  1. アフリカの文化 (新字新仮名、作品ID:49915) 
  2. ある思想家の手紙 (新字新仮名、作品ID:49877) 
  3. 生きること作ること (新字新仮名、作品ID:49878) 
  4. 院展遠望 (新字新仮名、作品ID:49879) 
  5. 院展日本画所感 (新字新仮名、作品ID:49880) 
  6. 埋もれた日本 ――キリシタン渡来文化前後における日本の思想的情況――(新字新仮名、作品ID:49881) 
  7. エレオノラ・デュウゼ (新字新仮名、作品ID:49917) 
  8. 岡倉先生の思い出 (新字新仮名、作品ID:49882) 
  9. 巨椋池の蓮 (新字新仮名、作品ID:49883) 
  10. 歌集『涌井』を読む (新字新仮名、作品ID:49884) 
  11. 蝸牛の角 (新字新仮名、作品ID:52178) 
  12. 茸狩り (新字新仮名、作品ID:49885) 
  13. 樹の根 (新字新仮名、作品ID:49886) 
  14. 京の四季 (新字新仮名、作品ID:49887) 
  15. 享楽人 (新字新仮名、作品ID:49888) 
  16. 『偶像再興』序言 (新字新仮名、作品ID:49874) 
  17. 偶像崇拝の心理 (新字新仮名、作品ID:49889) 
  18. 孔子 (新字新仮名、作品ID:49890) 
  19. 古寺巡礼 (新字新仮名、作品ID:49891) 
  20. 自己の肯定と否定と (新字新仮名、作品ID:49893) 
  21. 「自然」を深めよ (新字新仮名、作品ID:49873) 
  22.  (新字新仮名、作品ID:49892) 
  23. 人物埴輪の眼 (新字新仮名、作品ID:49894) 
  24. すべての芽を培え (新字新仮名、作品ID:49895) 
  25. 『青丘雑記』を読む (新字新仮名、作品ID:49875) 
  26. 「ゼエレン・キェルケゴオル」序 (新字新仮名、作品ID:50681) 
  27. 世界の変革と芸術 (新字新仮名、作品ID:49896) 
  28. 創作の心理について (新字新仮名、作品ID:49897) 
  29. 漱石の人物 (新字新仮名、作品ID:49898) 
  30. 地異印象記 (新字新仮名、作品ID:52233) 
  31. 月夜の東大寺南大門 (新字旧仮名、作品ID:51232) 
  32. 停車場で感じたこと (新字新仮名、作品ID:49899) 
  33. 寺田さんに最後に逢った時 (新字新仮名、作品ID:49900) 
  34. 寺田寅彦 (新字新仮名、作品ID:52124) 
  35. 転向 (新字新仮名、作品ID:49901) 
  36. 藤村の個性 (新字新仮名、作品ID:49902) 
  37. 土下座 (新字新仮名、作品ID:49903) 
  38. 夏目先生の追憶 (新字新仮名、作品ID:49904) 
  39. 能面の様式 (新字新仮名、作品ID:49907) 
  40. 麦積山塑像の示唆するもの (新字新仮名、作品ID:49910) 
  41. 初めて西田幾多郎の名を聞いたころ (新字新仮名、作品ID:51233) 
  42. 文楽座の人形芝居 (新字新仮名、作品ID:49908) 
  43. ベエトォフェンの面 (新字新仮名、作品ID:49918) 
  44. 松風の音 (新字新仮名、作品ID:49909) 
  45. 面とペルソナ (新字新仮名、作品ID:49911) 
  46. 『劉生画集及芸術観』について (新字新仮名、作品ID:49876) 
  47. 霊的本能主義 (新字新仮名、作品ID:49913) 
  48. 露伴先生の思い出 (新字新仮名、作品ID:49914) 

作業中の作品

  1. イタリア古寺巡礼 (新字新仮名、作品ID:49916) 
  2. 記憶の下積み (新字新仮名、作品ID:55621) 
  3. 危険思想を排す (新字新仮名、作品ID:55092) 
  4. 鎖国 日本の悲劇(新字新仮名、作品ID:51364) 
  5. 四十年前のエキスカージョン (新字新仮名、作品ID:55762) 
  6. 神功皇后について (新字新仮名、作品ID:55760) 
  7. 西の京の思ひ出 (新字旧仮名、作品ID:55761) 
  8. 日本古来の伝統と明治維新後の歪曲について (新字旧仮名、作品ID:55093) 
  9. 日本社会の倫理 (旧字旧仮名、作品ID:54118) 
  10. 日本精神史研究 (新字新仮名、作品ID:49905) 
  11. 日本は何を誇るか (旧字旧仮名、作品ID:55090) 
  12. 人間の学としての倫理学 (新字新仮名、作品ID:49906) 
  13. 非名誉教授の弁 (新字新仮名、作品ID:55094) 
  14. 風土 ――人間学的考察――(新字新仮名、作品ID:51859) 
  15. 夢 (新字新仮名、作品ID:55622) 
  16. 倫理学 (新字新仮名、作品ID:49912) 

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「自分が風土性の問題を考えはじめたのは、一九二七年の初夏、ベルリンにおいてハイデッガーの『有と時間』を読んだ時である。人の存在の構造を時間性とし て把捉する試みは、自分にとって 非常に興味深いものであった。しかし時間性がかく主体的存在構造として活かされたときに、なぜ同時に空間性が、同じく根 源的な存在構造として、活かされて来ないのか、それが自分には問題であった。もちろんハイデッガーにおいても空間性が全然顔を出さないのではない。人の存 在における具体的な空間への注視からして、ドイツ浪漫派の(生ける自然)が新しく蘇生させられるかに見えている。しかしそれは時間性の強い照明の中でほと んど影を失い去った。そこに自分はハイデッガーの仕事の限界を見たのである。空間性に即せざる時間性はいまだ真に時間性ではない。ハイデッガーがそこに留まったのは彼のDaseinがあくまでも個人に過ぎなかったからである。彼は人間存在をただ人の存在として捕えた。それは人間存在の個人的・社会的なる二重構造から見れば、単に抽象的なる一面に過ぎぬ。そこで人間存在がその具体的なる二重性において把捉せられるとき、時間性は空間性と相即し来たるのである。ハイデッガーにおいて充分具体的に現われて来ない歴史性も、かくして初めてその真相を呈露する。とともに、その歴史性が風土性と相即せるものであることも明らかとなるのである。」
和辻哲郎『風土―人間学的考察―』序言(1935) 昭和十年八月
http://blog.goo.ne.jp/sinanodaimon/e/7a21ce6559cd462e4820e187dce63579