ことにも繋がるからだ。景気に関係なく共同の信用が必要だが、その形が変わる。
ポール・クルーグマン 「さっさと不況を終わらせろ」
http://fu-rai-bo.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html
…クルーグマンの出した「子守り協同組合」のアナロジーは、社会経済構造の
要点を的確に説明しており面白い。社会全体の心理が悪化すると需要が不足するのである。:
若い議会職員(約150組)が、ベビーシッター代を節約するために、交代でお互いの子供の
面倒を見る仕組みを作ったのである。互いが公平に子守を受け持つように、クーポン制にして
あった。子守をしてもらうときにクーポンを相手に渡し、自分が子守をするとクーポンを受け
取る、そして、初めに受け取るクーポン数を脱退するときに返すのである。ところが、クーポ
ン制にしたせいで、手持ちのクーポン数を気にするようになった。いざという用事にクーポン
を取っておきたいために、それまでであれば頼んでいた子守の依頼を控えるようになったの
である。皆が子守の依頼を控えることで、クーポンが回転しなくなり、手持ちのクーポン数
が少ない者は一層子守の依頼を控えるようになった。こうして、子守協同組合が機能しなく
なったのである。この子守協同組合は、クーポンを増刷して増やすことで、参加者の心理を
変化させ需要が出るようにしたところ見事に改善した。
これはつまり以下のわかりやすい特徴を説明している。
あなたの支出はぼくの収入であり、ぼくの支出はあなたの収入になる
参照:
「さっさと不況を終わらせろ」 早川書房 クルーグマン著 山形浩生訳
ベビーシッター協同組合『世界大不況からの脱出』23頁
および、
経済を子守りしてみると。(Baby-Sitting The Economy の日本語訳)
Paul Krugman 著,1998 年 8 月13日 Slate 掲載 (2008年以降見直された短文)
http://cruel.org/krugman/babysitj.html
_____
上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
輸入
財の需要 財・サービス 財の供給
お金の流れ------→D市場S←---------
|支出 均衡点E_\/ 販売された財・|
(=GDP) /\ サービス|
| -------←S D→------- |
| |購入された | ↑ 収入| |
| |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
| | |政府購入 産出| |
| | ←生活保護-- || | |輸出
| |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
\ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
【家\計】 公的貯蓄||政府赤字 【企\業】
/ \ ←利子・貸付け ↓ |(----融資→ / \
| | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| |
| | 金融 | |
| | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑ | |
| | 生産へ| |
| (GDP=)所得 生産要素 の投入| |
| -------←D市場S→------- |
| E_\/均衡点 賃金・地代|
|労働・土地・資本 /\ ・利潤(=GDP)
---------→S D←---------
労働の供給 労働の需要
上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。
東京都の雇用支援はいいが、地方再生には国全体で動くべき
生産物市場
【家計】 【企業】
要素市場
↓
外国
【家計】 政府 【企業】
金融システム
(現代社会では一般に下の意識構造になっているが、要素市場の課題は消えない)
:ハバード経済学参照
_____
ハバード経済学より:
家計
生産物市場 要素市場
企業
↓
家計
外国 政府 金融システム
企業
家計
生産物市場 要素市場
企業
または、
生産物市場
家計 企業
要素市場
家計
外国 政府 金融システム
企業
または、
外国
家計 政府 企業
金融システム
ハバード経済学より:
【家計】
生産物市場 要素市場
【企業】
↓
【家計】
外国 政府 金融システム
【企業】
(現代社会では一般に下の意識構造になっているが、要素市場の課題は消えない)
_______
メモ:
ハバード経済学入門編の2種の経済のフロー循環図、
1番目(1.2:p53)は定番だが2番目(1.10:p285、3.3:p57)が興味深い。
ただしそれはあくまで経済学の腐敗を無意識に表しているからだ。
よくあるGDP解説図ではあるが、確信犯的に要素市場を捨象しているとも読める。
以下、『ハバード経済学』より:
【家計】
生産物市場 要素市場
【企業】
↓
【家計】
外国 政府 金融システム
【企業】
(現代社会では一般に下の意識構造になっているが、要素市場の課題は消えない。)
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_n8gP0ifErKoOxU3u2BTsZ7FSrtWrmAIEpq1AhQ8oaoc-Y3rmaB7goi386qcgU8kVjm1E7ZAY5wYAQFxVgNkOwjen2wO46Ci3fZu-mlKevEecL1BRzKpLHAaKV7A4nqMPhaeAOw/s1600/fubbardint1a.jpg 1.2
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEin9JV_kJdUToU-shhQmQITX19zfS5l5gYH5IJBGjY75E8_6TEVdtJkZdF7km03oYqdp804osYgnk6l9Uw2THlfbo85oUMmAUCLriUmAWjtNJ9A7fLs8cao2H3tR0TgKntOFt8U0w/s1600/hubbard1a.jpg 1.10、3.3
______
生産物市場
家計 企業
要素市場
↓
外国
家計 政府 企業
金融システム
_______
生産物市場
【家計】 【企業】
要素市場
↓
外国
【家計】 政府 【企業】
金融システム
(現代社会では一般に下の構造認識になっているが、要素市場の課題は消えない)
:ハバード経済学参照
______
メモ:
ハバード経済学入門編の2種の経済のフロー循環図、
1番目(1.2:p53)は定番だが2番目(1.10:p285、3.3:p57)が興味深い。
ただしそれはあくまで経済学の腐敗を無意識に表しているからだ。
よくあるGDP解説図ではあるが、確信犯的に要素市場を捨象しているとも読める。
以下、『ハバード経済学』より(改変):
生産物市場
【家計】 【企業】
要素市場
↓
外国
【家計】 政府 【企業】
金融システム
現代社会では一般に下の意識構造になっているが、要素市場の課題は消えないのだ。
さらに、海外の問題、外国との紛争は時に自国の本質的な問題から目を逸らさせる。
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh_n8gP0ifErKoOxU3u2BTsZ7FSrtWrmAIEpq1AhQ8oaoc-Y3rmaB7goi386qcgU8kVjm1E7ZAY5wYAQFxVgNkOwjen2wO46Ci3fZu-mlKevEecL1BRzKpLHAaKV7A4nqMPhaeAOw/s1600/fubbardint1a.jpg 1.2
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEin9JV_kJdUToU-shhQmQITX19zfS5l5gYH5IJBGjY75E8_6TEVdtJkZdF7km03oYqdp804osYgnk6l9Uw2THlfbo85oUMmAUCLriUmAWjtNJ9A7fLs8cao2H3tR0TgKntOFt8U0w/s1600/hubbard1a.jpg 1.10、3.3
______
メモ:
ハバード経済学1入門編の2種の経済のフロー循環図、1番目(1.2:p53)は
定番だが2番目(1.10:p285,3.3:p57)が興味深い。
ただしそれは経済学の腐敗を無意識に表しているからだ。
ハバード経済学より:
【家計】
生産物市場 要素市場
【企業】
↓
【家計】
外国 政府 金融システム
【企業】
(現代社会では一般に下の意識構造になっているが、要素市場の課題は
消えない。)
2基礎ミクロ編では、大学教授と野球選手の賃金の比較が笑わせる(2:p345)。
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEinEEDhrHU2y3MegfmqUXp2P9o8S1AKYgUHk2uZ1ihEtBL9IK6pn-VTHDycSWnwX7fyg61t2QZaneBDeiFs8HAn7x6fF4_V-6UJVnbyAP07btPz3ifz2cwA_6ajEz72Cn_IkDc6iQ/s1600/fubbardmicro1a.jpg
3基礎マクロ編では、45度線分析の説明(3.7:p209~214,特にp211,p212)
3基礎マクロ編では、45度線分析の説明(3.7:p209~214,特にp211,p212)
が類書では例のない分かりやすさで特筆される。
1929年の大恐慌も45度線で説明される(3.7:p223)。
0 件のコメント:
コメントを投稿