日曜日, 11月 05, 2017

ロバート・キヨサキ

Why the Rich are Getting Richer | Robert Kiyosaki | TEDxUCSD 2016

https://youtu.be/abMQhaMdQu0



ロバート・キヨサキ wiki


キャッシュフロー101 かんたんな遊び方

不動産と株式投資を題材にした人生ゲームで、不労所得のみで生活できる状態になることが
クリア条件となる。

著書である『金持ち父さん 貧乏父さん』はこのボードゲームの宣伝のため執筆を依頼された
と言われている[要出典]


ビジネスの記事一覧 - HEYAZINE[ヘヤジン]

heyazine.com/story/business
ロバート・キヨサキ「すべての人がお金を使うのだから、なぜ学校でお金について教えて ないのか、不思議でしょうがない。」 ... 世界的に有名なジャーナリストであるトーマス・ フリードマンは成功する可能性が2%しかなかったとしても、子供がやりたいと思ったこと を ...


池田信夫 blog : フリードマンの公理系

ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51683125.html
経済学の世界では、この半世紀フリードマンはつねに論争の中心であり、理論的には彼 が勝ったといってよい。 ... フリードマンの理論は「人間は合理的個人であり、行動の責任 は自分だけが負う」という公理にもとづいて演繹的に組み立てられており、公的年金を 廃止するとか社会 ... この点についてフリードマンは、投機によって愚かな投資家は市場 で淘汰されるので、長期的には市場は正しい価格を発見すると論じた。

第四回 「ハイエク、フリードマンが描いた自由な経済」その1 | 慶應MCC ...

www.keiomcc.net/sekigaku-blog/2010/07/post_381.html
ケインズ後の新たな経済問題に対処した存在が、きょうの主役であるハイエクと フリードマン、そして少しだけ言及したブキャナン ... に渡ったハイエクは、ロンドン・ スクール・オブ・エコノミクスで職を得て、徹底したケインズ批判を展開することで、経済 の表舞台に登場します。 ... 消費と投資を喚起するためには、金利引き下げが不可欠 である」 ... ハイエクは、「自律・分散」には、個人主義的な社会が必要だと考えました。

RIETI - 量的緩和政策とデフレ - 経済産業研究所

www.rieti.go.jp/jp/papers/contribution/kobayashi/14.html
つまり、金融政策をフリードマン・ルール(ゼロ金利政策)で運営すれば、均衡では経済 はデフレに陥る、ということである。 ... ながながと前置きに理論経済学の話をしたのは、 現在の日本における量的緩和政策とデフレとの関係を考える際に、「フリードマン・ ルール ... 実質利子率は、企業や家計の資金調達のコストだから、実質利子率の低下は 、企業の設備投資等を活発にする効果がある ..... 当サイト内の署名記事は、執筆者 個人の責任で発表するものであり、経済産業研究所としての見解を示すものでは ...

コラム:経済学者の鼻を折る「法則破り」の日本 - ロイター

jp.reuters.com/.../japan-economics-breakingviews-idJP...
2017年8月18日 ... ノーベル賞経済学者ミルトン・フリードマンは1963年、「インフレは、いついかなる場所 においても貨幣的現象」と述べ、マネーサプライが機械的に価格水準を決定すると提唱 した。 ... 経済学は、明確で測定可能なパターンや、普遍的で定量化できる法則を備えた 「厳密な科学」になることは不可能だ。 ... 本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書 かれています。 ... このドキュメントの当コンテンツは、投資活動を勧誘又は誘引するもの ではなく、また当コンテンツを取引又は売買を行う際の意思決定の目的で ...

Amazon | キャッシュフロー for キッズ (日本語版) | ボードゲーム | おもちゃ 通販
★6歳以上のお子様向け★
キャッシュフロー for キッズは、これから「お金」の事を学んでいくお子様向けに開発されたボードゲームです!
将来の豊かな生活に必要なお金の知識が、遊んでいるうちに自然に身につきます。
子供に対してどのようにお金の教育をすべきかを説いた書籍「子供のファイナンシャルI.Q.を伸ばそう」(218ページ)とオーディオブック(音声CD・約60分)がついた総合教育セットでもあります!!

Amazonより

   ロバート・キヨサキが考案した、お金持ちになるためのアイデアが学べるゲーム「キャッシュフロー」の子ども用バージョン。6歳から。「お金について、子どもに幸先のよいスタートを切らせよう!」「家庭で楽しみながら子どものファイナンシャルIQを伸ばそう!」がコンセプトで、お金を自分のために働かせる方法を子どもたちむけに解説する内容。
   子どもに対してどのようにお金の教育をすべきかを説いた書籍「子供のファイナンシャルI.Q.を伸ばそう」(218ページ)とオーディオブック(音声CD・約60分)も付属している、総合教育セットだ。
   大人向けとしては、『キャッシュフロー101 (日本語版)』や、『キャッシュフロー 202 (日本語版)』がある。 

『キャッシュフロー for キッズ』で学べること
   1. 資産と負債の違い
   2. 「損益計算書」と「貸借対照表」の違い
   3. 勤労所得、不労所得、ポートフォリオ所得の3種類の所得の違い
   4. 勤労所得を不労所得やポートフォリオ所得に変えるにはどうすればよいか
   5. 必要な支出と、選択可能な支出・不必要な支出との違い

セット内容
・ゲームボード
・ルーレット盤
・ルールブック
・ゲームシート6枚
・ゲームカード
  (資産カード82枚、支出カード30枚
  サンシャインカード36枚)
・各種アイコン
  (「証券」資産46枚、「不動産」資産20枚、
  「ビジネス」資産24枚、「借入金」負債8枚、
  「クレジットカード」負債14枚、「住宅ローン」負債4枚)
・コマ(ティーンエージャーのネズミ)6個
・アイコン用スタンド60個
・サイコロ2個
・各色トークン
・お札セット
・キャッシュフローキッド賞6枚

ロバート・キヨサキのボードゲームがフリードマン理論だとしたら以下はソローの経済成長理論か?
キャッシュフロー101より値段も安い
経済を圧縮したボードゲーム「ナショナルエコノミー」
http://boardgamenumber.tokyo/2017/03/16/post-93/

以下同サイトより

経済を圧縮したボードゲーム「ナショナルエコノミー」 


情報源: ナショナルエコノミー | スパ帝国
最近病み付きになっているゲームです。一見何の変哲もないゲームに見えます(表紙もメカニクスも)。労働者を配置して生産して、労働者を増やして生産力を拡大して……ありがちなワーカープレイスメント&拡大再生産に見えます。
しかしながらこのゲーム、調子に乗って労働者を増やしてると痛い目を見ます。ワーカーの維持費が必要なゲームは他にもたくさんあり目新しいものではないんですが、このゲームはいくら生産力を拡大しても労働者を維持できなくなって苦しむことになります。その理由は「経済で回っているお金に上限がある」からにほかなりません。
一般的なゲームは銀行のお金(プレイヤーの所持していないお金、もしくはそれに類するリソース)の上限は無限か固定だったりします。しかしナショナルエコノミーではそのお金が状況によって変動するのです。そのせいで、状況に合わせて最適な人数の労働者を調整する必要があります。これが実に面白い。
拡大再生産の楽しみである「増えよ、増えよ」の精神からは反しており好みの分かれるところではあるかもしれません。拡大のタイミングとサイズを調整していく感じはドミニオンとかに近いかな。その辺が自分の好きな理由かも。
  

NAMs出版プロジェクト: 中級ミクロ・マクロ経済学
http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/blog-post_84.html

ソローモデルが資本と労働を分けたのと違い、P.ローマーはモノ(objects)とアイデア(ideas)を分けた。
(ジョーンズ マクロ経済学 1 長期成長編,184,201頁及びジョーンズ『経済成長理論入門』第五章参照)

[PDF]Endogenous Technological Change
Paul M. Romer. University of Chicago. Growth in this model is driven by technological change that arises from intentional ... [Journal of Political Economy, 1990, vol. 98, no. 5, pt. 2]  1990. 
参考文献に→Schumpeter, Joseph A. Capitalism, Socialism, and Democracy. New York: Har- per, 1942. 

その内生的成長論はシュンペーターの系譜にあると言える
ただしこれだとフィッシャーが指摘したデフレスパイラルを説明出来ない
キヨサキはシリーズ最初でトランプ自伝を推奨している

フラーと親交のあったドラッカーなどはファシズムを憎んでいた。
それがあくまで組織論として展開され大言壮語にならないからポパー、ハイエクより深みがあった。
ドラッカーが孔子と同等とされるのはやはりその対ファシズムの深層心理においてだ。
キヨサキの推奨するトランプなどは外見も主張もムッソリーニに似てファシズムそのものだ。
トランプは多分リカードの比較優位とアダム・スミスの絶対優位の違いもわかってない。


ロバート・キヨサキ

ページの問題点
ロバート・トオル・キヨサキ(Robert Toru Kiyosaki、日本名:清崎 徹(きよさき とおる)、1947年4月8日 - )は、アメリカの投資家実業家セルフヘルプ著者モチベーショナル・スピーカー金融リテラシー活動家、時折金融コメンテーター。日系4世。『金持ち父さん』シリーズの著者
ロバート・トール・キヨサキ
Robert Toru Kiyosaki
清崎 徹
(きよさき とおる)
Robert Kiyosaki by Gage Skidmore.jpg
キヨサキ(2014年撮影)
生誕1947年4月8日(70歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ハワイ州ハワイ島ヒロ
住居アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国アリゾナ州スコッツデール
職業投資家実業家作家
純資産推定8,000万USドル[1]
配偶者キム・キヨサキ (1985年 - 現在)
Kim Kiyosaki
公式サイトwww.richdad-jp.com
ブログとYahoo Financeでのコラムにて、グローバル・エコノミック投資ビジネス、世界金融市場個人金融について最新の考えを述べている。[2][3][4][5]

目次

経歴編集

ハイスクール卒業後、ニューヨークの米国商船大学校へ進学。卒業後に海兵隊に入隊し、士官、ヘリコプターパイロットとしてベトナム戦争に出征した。帰還後、ビジネスの世界に乗り出し、1977年ナイロンベルクロを使ったサーファー用の財布を考案し会社を設立。その後いくつか会社を起こしたが1994年に47歳でビジネス界から引退し、「金持ち父さん(後述)」から学んだ教えを広めるため、ボードゲーム『キャッシュフロー101』、『キャッシュフロー202』を考案。
1997年に著書『金持ち父さん 貧乏父さん』を執筆。『金持ち父さん 貧乏父さん』は全世界で51カ国語に翻訳され、109カ国で紹介されている。『金持ち父さん』シリーズは、日本で累計300万部、全世界では累計2800万部を突破した。(2008年11月現在)多くの経営者、ビジネスマンからの評価も高く、若い内に読んでおいた方が良い書籍として推薦されている。[6][7][8]
また、オンラインセミナーを配信しているSkyQuestcom社にセミナー映像を提供している。(下記外部リンク参照)
著書の中に登場する『金持ち父さん』については、実在性を疑問視する声が少なくない。キヨサキは『金持ち父さん』は実在したと主張する一方で、『金持ち父さん』がどの人物であるかという具体的な情報を著書の中では明らかにしておらず、その理由について金持ち父さんの家族からの要望であるとしている。また、金持ち父さんのエピソード自体はフィクションであることも明言している[要出典]

キャッシュフローゲーム編集

不動産と株式投資を題材にした人生ゲームで、不労所得のみで生活できる状態になることがクリア条件となる。ゲーム内容についてはお金のことを学ぶのに最適とする意見と、経済モデルを非常に単純化しているため以下のような批判がある。
  • 日本の税制では不動産に対する固定資産税の負担が大きく、また所得税の累進性も考慮されていないため参考にならない。
  • 不動産資産の利回りが金利や景気の影響を受けずに購入時点のまま維持されるのは非現実的である。
  • 子供=負債という価値観が広まる恐れがある[要出典]
著書である『金持ち父さん 貧乏父さん』はこのゲームの宣伝のため執筆を依頼されたと言われている[要出典]

ビジネスベンチャーと投資編集

リッチ・ダッド(USサイト)やキャッシュフロー・テクノロジー(Cashflow Technologies, Inc.)の運営の他に、キヨサキは引退後、1997年から復帰し、外部のビジネスベンチャーを運営を続け、様々な投資に関わり続けている。[9]

鉱業ベンチャー編集

2002年に南アメリカの銀鉱山を買収、2002年の終わりに中国の金鉱山会社を取得、2000年代初頭にトロント証券取引所に記載されているIPO案件から更なる鉱山を取得した。
2009年、著書 Conspiracy of the Rich の中で、現在銅鉱山に取り組んでおり、銅の価格上昇が始まると本格的に取得すると明かしている。[10]

貴金属と硬貨の取引編集

1960年代、キヨサキは10代を通じて、最初の投資として銀や金の硬貨の取引していた。2005年7月Yahoo!ファイナンスの記事で次の様に述べている。
もしあなたがわずか数ドルを持っていたら、近所の硬貨取引所に行って、可能な限り銀や金の価格に近い銀や金の硬貨を買いたいと思うかもしれない。あなたが本当に悪いものから良いものまでのコレクション硬貨について知識がない限り、私はコレクションとして価値のある硬貨に投資しないだろう。わずか$20の為だけであっても、あなたはいくつかの貴金属硬貨を購入し、世界史上最大のショックの一つに備える事は可能である。[11]
加えて、キヨサキは「黄金虫 "gold bug"」である事を言及している。リチャード・ニクソン大統領が金本位制を廃止した1970年代初頭から、彼はUSドルの政府の発行ミスに対抗するファイナンシャルヘッジとして金や銀のような様々な商品を保有していることを意味する。[9]

不動産買収編集

現役の不動産投資家でもある。資産の大部分は不動産投資に集中している。テキサス州オクラホマ州、特に在住しているアリゾナ州を中心に、全米中に様々な不動産投資、不動産開発ベンチャー、プロパティマネジメントベンチャーを保有している。彼の所有物の多くがホテルゴルフコース、大型団地で占めている事を、2010年の終わりのアレックスジョーンズショーのインタビューで述べている。[12]
1973年後半の小規模住宅不動産投資を皮切りに、1970年代半ばからマウイ島の小規模マンションに投資してキャピタルゲインから少額の利益を得た。1980年代、キヨサキはゼロックス在職中に不動産持ち株会社を起業し、1990年代のアメリカで貯蓄貸付危機と1986年の税制改革法の後も、小規模不動産投資を継続した。その頃、差し押さえ投資不動産が二束三文で売りに出されていた時期だった。小規模不動産投資を進めてた後、キヨサキは商業不動産ビジネス、中規模団地へ移行し、その大部分はアリゾナ州とアメリカ南西部に集中している。そして、1994年に引退した。引退から復帰した1997年から、キヨサキはマンション経営ビジネスに携わり続け、2011年ジョン・ハーマンによるインタビューでマンションを1400棟保有していると述べた。[13][14]
全米の倉庫トリプルネットリース、不動産投資ベンチャーへの投資のような商業不動産部門に携わってきた。[15][16]

油田や天然ガスへの投資編集

「金持ち父さんビデオ」、インタビュー、Yahoo!ファイナンスの多くの記事で、「全米の石油発掘事業と油井を所有しているが、エクソンモービルBPのような石油会社には投資していない」と述べている。[17][18][18][19]

太陽エネルギー会社編集

2010年「金持ち父さん」ビデオの中で、太陽エネルギー会社の操業開始に投資したと述べた。[17]

金融市場への投資編集

最初の著書『金持ち父さん 貧乏父さん』において、tax lien certificates (政府の保証付の確定利回り保証)を介して、安定して16%のROIに達していると言及している。[20]
『金持ち父さんの予言』に書かれているように、キヨサキは12%を越える非課税配当利息を支払う不動産開発会社が提供する地方債、地方譲渡抵当REITのような様々な政府非課税債券に投資していると述べている。[21]
ずっと石油会社の株式に投資していないという事実と同様に、株式市場に投資したり、投機したりしないと、多くのインタビューで述べている。その代わりに金融市場においてストックオプション外国為替通貨、その他のデリバティブを取引している。これは『金持ち父さんの予言』や2009年の不動産投資家ジョン・ハーマンのインタビューで述べられている。[14]
キヨサキはヘッジファンド私募、また、SEC法により富裕層高所得者のためだけに確保されているプライベート・エクイティ・ファンドのような、他の様々なファンドに投資している事をしばしば言及している。
金や銀のETFはもちろん金や銀の商品に投資する商品市場にも関わっていると、2008年の著書『金持ち父さんのファイナンシャルIQ』で記述されている。その理由は、政府が国家通貨の発行で不手際を起こすのと同様に、インフレーションハイパーインフレーションのような不確定な経済力に対抗するヘッジとして商品を取り扱うからである。[20]

リッチ・グローバル LLC 倒産編集

2012年8月20日、キヨサキの会社の一つ、リッチ・グローバル LLC がワイオミング倒産裁判所で倒産処理手続を行った。[22]. この手続きは、米地方裁判所の陪審員による判決に従うもので、その判決は、キヨサキの以前のビジネスパートナーがニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでの2002年のキヨサキの出演を企画運営したイベントの利益として $23,687,957.21 を取得する権利を得た。キヨサキのスポークスマンは、その報酬がリッチ・グローバル LLC の資産価値を超過しており、キヨサキはその判決に見合う個人資産を使う意志がないと主張した。[23]2012年10月10日、破産申請を行ったことが明らかになった[24]フォーブス紙によれば、ほとんどのビジネスはリッチ・ダッド会社を通じておこなわれていて、リッチ・グローバル LLC が倒産しても痛くもかゆくもない状況のようだ。[25]

バブル経済への警告編集

『金持ち父さんの投資ガイド 上級編 - 起業家精神から富が生まれる』でアメリカの経済はバブルであると警告し、日本のバブルやITバブルなどの事例を紹介、さらに電脳投資家集団の存在を上げ情報化時代には暴落は短期間のうちに起こると語っていた。そのあとも『金持ち父さんの予言 - 嵐の時代を乗り切るための方舟の造り方』やそのほかの本でも何度となくバブル経済、大暴落について著述している。しかし、キヨサキが借金までしてハワイの不動産投資で儲けたのは、日本のバブルマネーが1980年代後半にハワイに流入し、ハワイの不動産価格がバブルを迎えたからである。また、バブル崩壊に伴う情勢不安で戦争が起きることを示唆し、己の資産を守るためには銃器で武装することが一番であると語っている[要出典]

著書編集

  • If You Want to Be Rich & Happy: Don't Go to School?: Ensuring Lifetime Security for Yourself and Your Children (1992). ISBN 0-944031-38-2.
  • Rich Dad Poor Dad – What the Rich Teach Their Kids About Money – That the Poor and Middle Class Do Not! (first published in 1997) Warner Business Books. ISBN 0-446-67745-0.
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さん貧乏父さん』筑摩書房、2000年/〔改訂版〕筑摩書房、2013年
  • Cashflow Quadrant: Rich Dad's Guide to Financial Freedom (2000). ISBN 0-446-67747-7.
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』筑摩書房、2001年/〔改訂版〕筑摩書房、2013年
  • Rich Dad's Guide to Investing: What the Rich Invest in, That the Poor and the Middle Class Do Not! (2000). ISBN 0-446-67746-9.
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんの投資ガイド〔入門編〕――投資力をつける16のレッスン』筑摩書房、2002年/〔改訂版〕筑摩書房、2014年
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんの投資ガイド〔上級編〕――起業家精神から富が生まれる』筑摩書房、2002年/〔改訂版〕筑摩書房、2014年
  • The Business School for People Who Like Helping People (March 2001). ISBN 99922-67-42-9 – endorses multi-level marketing
    シャロン・レクター共著、ネットワーククリエーション訳『金持ち父さんのビジネススクール――ネットワークビジネスから学ぶ8つの価値』マイクロマガジン社、2002年
  • Rich Dad's Rich Kid, Smart Kid: Giving Your Children a Financial Headstart (2001). ISBN 0-446-67748-5.
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんの子供はみんな天才――親だからできるお金の教育』筑摩書房、2002年/〔改訂版〕筑摩書房、2014年
  • Rich Dad's Retire Young, Retire Rich (2002). ISBN 0-446-67843-0.
    白根美保子訳『金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法』筑摩書房、2003年/〔改訂版〕筑摩書房、2015年
  • Rich Dad's Prophecy: Why the Biggest Stock Market Crash in History Is Still Coming… and How You Can Prepare Yourself and Profit from It! (2002). Warner Books. ISBN 0-641-62241-4.
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんの予言』筑摩書房、2004年
  • Rich Dad's The Business School: For People Who Like Helping People (2003) ISBN 979-686-729-X.
    シャロン・レクター共著、ネットワーククリエーション訳『人助けが好きなあなたに贈る金持ち父さんのビジネススクールセカンドエディション――私がネットワークビジネスを勧める理由』マイクロマガジン社、2005年
  • Rich Dad's Success Stories (2003)
    シャロン・レクター共著、春日井晶子訳『金持ち父さんのサクセス・ストーリーズ――金持ち父さんに学んだ25人の成功者たち』筑摩書房、2004年
  • You Can Choose to be Rich (2003) 12-CD Audio series with three books.
  • Rich Dad's Who Took My Money?: Why Slow Investors Lose and Fast Money Wins! (2004) ISBN 0-446-69182-8.
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんのパワー投資術――お金を加速させて金持ちになる』筑摩書房、2005年
  • Rich Dad, Poor Dad for Teens: The Secrets About Money – That You Don't Learn in School! (2004) ISBN 0-446-69321-9.
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんの学校では教えてくれないお金の秘密』筑摩書房、2006年
  • Rich Dad's Before You Quit Your Job: 10 Real-Life Lessons Every Entrepreneur Should Know About Building a Multimillion-Dollar Business (2005). ISBN 0-446-69637-4.
    シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんの起業する前に読む本――ビッグビジネスで成功するための10のレッスン』筑摩書房、2006年
  • Rich Dad's Escape from the Rat Race – Comic for children (2005)
  • Why We Want You to Be Rich: Two Men, One Message (2006) co-written with Donald J. Trump ISBN 1-933914-02-5.
    ドナルド・トランプ共著、白根美保子、井上純子訳『あなたに金持ちになってほしい』筑摩書房、2008年
  • Rich Dad's Increase Your Financial IQ: Get Smarter with Your Money (2008). ISBN 0-446-50936-1.
    ドナルド・トランプまえがき、白根美保子訳『金持ち父さんのファイナンシャルIQ』筑摩書房、2008年
  • Rich Dad's Conspiracy of the Rich: The 8 New Rules of Money (2009). ISBN 0-446-55980-6
    井上純子訳『金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」――お金についての8つの新ルールを学ぼう』筑摩書房、2016年
  • Rich Dad's Rich Brother Rich Sister (2009) co-written with Emi Kiyosaki
    エミ・キヨサキ共著、白根美保子訳『リッチブラザー リッチシスター――神・お金・幸福を求めて二人が歩んだそれぞれの道』筑摩書房、2009年
  • The Real Book of Real Estate: Real Experts. Real Stories. Real Life. (2009) ISBN 1-4587-7250-0.
  • An Unfair Advantage: The Power of Financial Education (2011). ISBN 1-61268-010-0.
    白根美保子訳『金持ち父さんのアンフェア・アドバンテージ――知っている人だけが得をするお金の真実』筑摩書房、2015年
  • Midas Touch: Why Some Entrepreneurs Get Rich And Why Most Don't (2011), co-written with Donald J. Trump ISBN 1-61268-095-X.
    ドナルド・トランプ共著、白根美保子訳『黄金を生み出すミダスタッチ――成功する起業家になるための5つの教え』筑摩書房、2012年
  • Why 'A' Students Work for 'C' Students and Why 'B' Students Work for the Government: Rich Dad's Guide to Financial Education for Parents (2013). ISBN 978-1612680767.
  • The Business of the 21st Century (2014), co-written with John Fleming and Kim KiyosakiISBN 8183222609.
    キム・キヨサキ、ジョン・フレミング共著、白根美保子訳『金持ち父さんの21世紀のビジネス』筑摩書房、2011年
  • Second Chance: for Your Money, Your Life and Our World (2015) ISBN 978-1612680460
    岩下慶一訳『金持ち父さんのセカンドチャンス――お金と人生と世界の再生のために』筑摩書房、2016年
  • 8 Lessons in Military Leadership for Entrepreneurs: How Military Values and Experience Can Shape Business and Life (2015) ISBN 978-1491583876
  • シャロン・レクター共著、白根美保子訳『金持ち父さんの金持ちになるガイドブック――悪い借金を良い借金に変えよう』筑摩書房、2004年
  • 井上純子訳『金持ち父さんの金持ちがますます金持ちになる理由』筑摩書房、2008年
  • 井上純子訳『金持ち父さんの新提言 お金がお金を生むしくみの作り方』青春出版社、2009年
  • 井上純子訳『金持ち父さんの お金を自分のために働かせる方法』青春出版社、2012年

脚注編集

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  1. ^ Robert Kiyosaki Net Worth | Celebrity Net Worth”. CelebrityNetWorth.com. 2012年10月14日閲覧。
  2. ^ Financial Education Blog”. Richdad.com. 2012年3月12日閲覧。
  3. ^ Robert Kiyosaki Blog”. Richerdaddy.com. 2012年10月14日閲覧。
  4. ^ Our Experts - Robert Kiyosaki - Yahoo!7 Personal Finance”. Au.pfinance.yahoo.com. 2012年3月12日閲覧。
  5. ^ ロバート・キヨサキ 金持ちがますます金持ちになる理由”. Money.yahoo.co.jp. 2012年10月14日閲覧。
  6. ^ 20代のうちに 読んでおきたい本ランキング2012”. 2012年10月15日閲覧。
  7. ^ 日本一のキャリアコンサルタントに聞いたキャリアを考える3冊”. 2012年10月15日閲覧。
  8. ^ 成長企業の社長おすすめの本”. 2012年10月15日閲覧。
  9. a b worldtradingonline | Just another WordPress.com site”. Worldtradingonline.wordpress.com (2011年1月24日). 2011年11月25日閲覧。
  10. ^ Rich Dad's Conspiracy of the Rich: The 8 New Rules of Money - Robert T. Kiyosaki - Google Books. Books.google.ca 2012年3月12日閲覧。.
  11. ^ Kiyosaki, Richard (2006年4月18日). “The coming oil crisis - Yahoo!7 Personal Finance”. Au.pfinance.yahoo.com. 2011年11月25日閲覧。
  12. ^ TheAlexJonesChannel (2010年10月19日). “Icon Robert Kiyosaki: Rich Dad's Conspiracy of The Rich - Alex Jones Tv 3/3”. YouTube. 2011年11月25日閲覧。
  13. ^ GoldSeek.com Radio Exclusive: Transcript of Robert Kiyosaki Interview with Chris Waltzek about Gold, Silver, Debt, and Private Investing - GoldSeek.com”. News.goldseek.com (2011年9月5日). 2012年3月12日閲覧。
  14. a b #111 - Rich Dad’s Current Investing Strategies - An interview with Robert Kiyosaki”. Jason Hartman. 2012年3月12日閲覧。
  15. ^ Saving and Investing”. Wn.com. 2011年11月25日閲覧。
  16. ^ Posted by at 4:53 am. “What to know if your bank fails | Robert Kiyosaki Blog”. Richerdaddy.com. 2011年11月25日閲覧。
  17. a b TheRealKiyosaki (2010年4月24日). “Robert Kiyosaki -Rich Dad- Here I Talk about Good Greed vs. Bad Greed”. YouTube. 2011年11月25日閲覧。
  18. a b Rich Woman - News & Events”. Staging.richwoman.com (2011年5月24日). 2012年3月12日閲覧。
  19. ^ Nesto, Matt (2011年10月5日). “America Is on Sale: Author Kiyosaki | Breakout - Yahoo! Finance”. Finance.yahoo.com. 2012年3月12日閲覧。
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  23. ^ “Rich Dad, Poor Dad now a bankrupt dad: Best-selling author files for corporate bankruptcy after losing $24m judgement”Daily Mail. (2012年10月10日2012年10月11日閲覧。
  24. ^ Rich Dad, Poor Dad now a bankrupt dad: Best-selling author files for corporate bankruptcy after losing $24m judgement”. dailymail (2012年10月10日). 2012年10月11日閲覧。
  25. ^ 「金持ち父さん」はやっぱりしたたかだった 会社倒産しても「個人資産」はがっちり確保”. J-CASTニュース (2012年10月12日). 2012年10月14日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集




キヨサキが引用しているのはこちらのフリードマン

トーマス・フリードマン


トーマス・フリードマン
トーマス・フリードマンThomas L. Friedman1953年7月20日 - )は アメリカジャーナリストコラムニストピューリッツァー賞を3度受賞しており、世界的にも広く知られている。現在は、国際関係外交政策をメインとして、定期的に『ニューヨーク・タイムズ』紙への寄稿を続けている。

目次

人物・来歴編集

1953年、ミネソタ州ミネアポリス生まれ。マサチューセッツ州ブランダイス大学へ進学するまで当地で過ごす。ブランダイス大学を卒業後、マーシャル・スカラーシップを得てオクスフォード大学に進み、中東学で修士号を取得。フリードマンは、自分に影響を与えた人物の一人として、その頃に出会ったアルバート・オラーニ教授を挙げている。
その後、フリードマンはUPI通信ロンドン支局に入社。ロンドンで一年間勤務した後、ベイルートに派遣され、1979年から1981年まで滞在。その後、ニューヨーク・タイムズ社に籍を移すが、ここでも再びベイルート勤務を命じられる。ベイルートに移った1982年、ここで彼が目撃したのが、イスラエルによるレバノン侵攻である。フリードマンは、同戦争、特にサブラ・シャティーラ虐殺を精力的に取材し、その功績で、1983年ピューリッツァー国際報道賞を受賞。その名を世界に知らしめることとなった。
続いて、1984年から1988年まではエルサレムに派遣されるが、ここでもまたフリードマンは、第一次インティファーダの報道で脚光を浴び、再びピューリッツァー賞を得る。これらの体験は『ベイルートからエルサレムへ』にまとめられ出版された。
ジョージ・H・W・ブッシュ政権時代には、ジェイムズ・ベイカー国務長官を取材。ビル・クリントン当選後は、1994年までニューヨークタイムズのホワイトハウス特派員となり、その後はアメリカの外交政策や経済政策を取材した。
1995年以降は、国際関係のコラムニストとして『ニューヨーク・タイムズ』紙上で活躍を続けている。2002年には、同紙で世界各地のテロ活動の実態を伝えたことで、3度目のピューリッツァー賞(コメンタリー部門)を受賞した。リベラルな傾向が強い同紙でも代表的な論客であり、彼のコラムは、今日まで賛否両論含め数多くの読者を獲得している。

主な発言、見解編集

マクドナルド理論(黄金のM型アーチ理論)編集

著書『レクサスとオリーブの木』の中で、フリードマンが提唱した外交理論。「ある国の経済が、マクドナルドのチェーン展開を支えられるくらい大勢の中流階級が現れるレベルまで発展すると、その国の国民はもはや戦争をしたがらない。むしろ、ハンバーガーを求めて列に並ぶ方を選ぶ」。要約すると「マクドナルドのある国同士は戦争を行わない」と言う主張だが、後にコソボ紛争(アライド・フォース作戦)と南オセチア紛争 (2008年)が起きたことで批判を浴びている。

イラク戦争編集

2003年のイラク戦争では開戦を支持し、国連安保理で拒否権をちらつかせて反対したフランスを「アメリカの敵」と非難したが、米軍の占領政策には批判的でアブグレイブ刑務所の囚人虐待事件では、コラム上でラムズフェルド国防長官の辞任を促した。また、実際に現地で取材したさいには、米軍のイラク市民に対する扱いの酷さを目の当たりにして「我々は失敗するだろう」と、その後のイラク政策の失敗を予見した発言をしている。

著書編集

  • From Beirut to Jerusalem, (Farrar, Straus, Giroux, 1989).
鈴木敏鈴木百合子訳『ベイルートからエルサレムへ――NYタイムズ記者の中東報告』(朝日新聞社, 1993年)
  • The Lexus and the Olive Tree, (Farrar, Straus & Giroux, 1999, revised ed., 2000).
東江一紀服部清美訳『レクサスとオリーブの木――グローバリゼーションの正体(上・下)』(草思社, 2000年)、上巻ISBN 9784794209467、下巻ISBN 9784794209474
  • Longitudes and Attitudes: Exploring the World after September 11, (Farrar, Straus and Giroux, 2002).
鈴木淑美訳『グラウンドゼロ――アメリカが初めて体験したこと:「NYタイムズ」コラム集成』(ウェッジ, 2003年)
  • The World is Flat: A Brief History of the Globalized World in the Twenty-first Century, (Farrar, Straus and Giroux, 2005, Updated and expanded ed., 2006).
伏見威蕃訳『フラット化する世界――経済の大転換と人間の未来(上・下)』(日本経済新聞社, 2006年/増補改訂版, 2008年)、上巻 ISBN 9784532312794、下巻 ISBN 9784532312800
  • Hot, Flat, and Crowded: Why We Need a Green Revolution--and How It Can Renew America, (Farrar, Straus and Giroux, 2008).
伏見威蕃訳『グリーン革命――温暖化、フラット化、人口過密化する世界(上・下)』(日本経済新聞出版社, 2009年)

共著編集

  • That used to be us: how America fell behind in the world it invented and how we can come back, with Michael Mandelbaum, Farrar, Straus and Giroux, 2011.
『かつての超大国アメリカ――どこで間違えたのか どうすれば復活できるのか』、伏見威蕃訳、日本経済新聞出版社、2012年


「レクサスとオリーブの木」 : 散歩の変人
http://sabasaba13.exblog.jp/12375389/
 「レクサスとオリーブの木 グローバリゼーションの正体 (上・下)」(トーマス・フリードマン 東江一紀・服部清美訳 草思社)読了。常日頃、グローバリゼーションには関心をもつようにしており、これまでも関連の書物を何冊か読んできました。ただ世界の悲惨な状況を知るにつけ、その原因の一端はグローバリゼーションにあると考えているので、どうしても批判的・否定的な内容のものが中心でした。しかしその功罪を考えるためには、"闇"の部分だけではなく"光"の当たるところにも刮目すべきだと思い本書を手にしました。著者はニューヨーク・タイムズ記者であるトーマス・フリードマン氏、グローバリゼーションを前向き・肯定的に捉えた上でさまざまな問題点を論じるというスタンスをとられています。

 氏は、冷戦システムの跡を継いで、グローバル化時代が二十世紀を支配する国際システムになったと述べられます。よって冷戦後の世界を把握するためには、グローバル化が根付いた経緯を説明し、それが今、ほとんどすべての国の内政と外交を方向づけているその仕組みを検証することが重要であるということです。さすがはジャーナリストと唸らされたのは、冷戦システムとグローバル化を比較する際の卓抜な説明です。

 冷戦は"敵"か"味方"かに二分される世界だった。これに対して、グローバル化の世界では、敵も味方もすべて"競争相手"に変わる。(上p.33)
 その比喩として、冷戦を相撲、グローバル化をくり返し行われる百メートル競走に喩えられています。私としては、冷戦は綱引きに喩えたほうがよいと思います。アメリカとソ連という二つの超大国が戦略的優位、資源、名誉をかけたグローバルな戦いをくり広げたのが冷戦システムで、その戦いにおいては、一方の陣営の利益が他方の陣営の損失となりました。相手のメンバーをこっちのチームにたくさん引き込めば綱引きに勝てますよね。そのために両国とも、発展途上国を自分のチームに引き入れようとし、資金提供や経済援助を気前よくばらまきました。しかし、共産主義は自由市場資本主義に敗れ去ります。氏曰く、所得の分配という点では公平だったかもしれませんが、その所得を最も効率よく生み出し生活水準を向上させるという点では歯が立たなかったということです。それとほぼ同時進行で、さまざまなシステムや体制を守ってきた壁が三つの根本的変化によって吹き飛ばされます。通信方法の変化、投資方法の変化、世界の動きを知る方法の変化です。そして登場したのがグローバリゼーション。敵も味方も壁もないオープン・スペースで、無数の競走相手と毎日開催される百メートル競走です。ある意味ではとてつもなく大きなビジネス・チャンス。全世界の顔の見えないライバルたちとの熾烈な競争に勝てば、個人でも富裕になれますが、敗れれば貧困のどん底に突き落とされます。またグローバル化は、世界中で一時に同じ事業を行なうか同じ製品を販売すれば得になるような大規模経済によって、単一の市場を作り出しているので、世界中の消費さらには文化をいっせいに均質化しかねません。著者は繁栄や進歩を求めてこうした魅力的な商品を作り出そうとする動きを、トヨタの高級車「レクサス」に喩えます。それに対して、自らが帰属する文化・共同体・故郷を守ろうとする動きを「オリーブの木」に喩えます。

 結論としては、このグローバル化という動きは不可逆のもので避けることはできない。しかしシステムの暴走・崩壊の危険性と、文化の画一化・均質化という問題も放置できない。よって、競走を阻害しない範囲で、このシステムのあらゆる側面をできるだけ改善して、崩壊を食い止め衝撃をやわらげること。「レクサス」と「オリーブの木」の間に健全なバランスを保つよう不断の努力をすること。そしてこの両者を実現するための中核となれるのはアメリカしかないということ。要約の拙劣さは小生の責任です、ご海容あれ。

 凡庸な結論と言っては失礼ですが、リアリティはありますね。ただいくつかの疑問が脳裡に浮かびます。例えば、著者は自由市場資本主義によって、金持ちと貧乏人の格差が広がっていったが、一方で、世界各地で貧困層の底辺は確実に上昇してきたと主張されています。(下p.138) 「DAYS JAPAN」や「貧困の世界化」(ミシェル・チョスドフスキー 郭洋春訳 つげ書房新社)などを読むかぎり、とてもそんな牧歌的なことは言えないのではないかというのが実感です。またグローバル化にともなう環境破壊についてもそれほど紙幅があてられていません。グローバル化を全否定することは無理だとしても、この悍馬によほど強力な轡をはめないと取り返しがつかないことになるのではと懸念します。そして根本的な疑問。人間というものは、繁栄を求めて見ず知らずの他者と激しい競争をくりひろげなければならない存在なのでしょうか。それに耐えられるものなのでしょうか。写真家の藤原新也氏が「日本浄土」(東京書籍)の中で、「消費行動が少なくしたがって生産性も低い過去の時代においては、衣食住足りれば人は遊んでいるかのような悠長な時間の中に身を置くことができた」と語られています。人間ってそういうのんびりとした「なまけものの世界」の中でこそ幸せに暮らせるのだと思いたいですね。「レクサス」と「オリーブの木」と「なまけものの世界」、何とかしてこれらを鼎立させることはできないものでしょうか。 

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2人のフリードマンの功罪|あらやす日(本)誌
https://ameblo.jp/ararada/entry-10501328002.html
2010-04-06 11:03:20

2人のフリードマンの功罪

テーマ:政治・社会
この二人は師弟関係か親子だろうか?
名前だけでなく、その主張もよく似ている。
実際、無関係な二人だが。


一人目のフリードマンはトーマス・フリードマン(1953年~)。
ピューリッツアー賞を3度受賞したアメリカのジャーナリスト。
著書の「レクサスとオリーブの木」で、
国が富み、中流階級が多くなってマクドナルド(ハンバーガーの店)が出店する国では戦争は起こらない(マクドナルド理論)と述べる。
これは一理あるものの、アメリカ企業の進出=アメリカ化によるグローバリゼーションに逆らえば戦争がおきるというような脅迫的な意味合いにも取れる。
1999年、コソボ紛争時にセルビアをアメリカ軍が空爆してこの主張はくつがえされた。というのはセルビアにマクドナルドが出店していたからだ。とはいえ、マクドナルドが単なる「中流階級社会」の比喩だと見れば、そう言葉尻をとらえて批判する必要もないわけだが。

もうひとつの著書「フラット化する世界」では、
冷戦終結後の世界観として自由主義を基調にしたアメリカ中心主義的な均質的なグローバリゼーション=「フラット化」の到来をとなえた。
しかし、
現代は「セミ・グローバルの世界」(Pankaj Ghemawatハーバード大学教授の著書)。宗教、民族、個々の国の文化・慣習が国際規格のように一つに強制的に統一しようとすればさらに対立は際だって行く。


もう一人のフリードマンは、
ミルトン・フリードマン(1912~2006年)。ノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者。
前者のフリードマンはあまり有名ではないがこちらのフリードマンは世界的に有名な学者。

内なるアメーバを探して-Milton Friedman


M.フリードマンは、
英米社会を象徴していた(もはや過去形か?)ある種の秩序に強力な思想的裏付けを与え、レーガン、サッチャー政権時代の政策に大きな影響を与えた。
フリードマンは最小の政府で最大の個人的自由を標榜し、
政府による広範囲な市場の統制・規制を否定し、
新自由主義と市場原理主義の信奉者の精神的支柱だといえる。

しかし、
結果的に、間接的にサブ・プライム・ローンなどの金融恐慌のもとをつくる金融商品を生み出し、
民間保険会社の利権を守るために国民皆保険制度の議案をつぶす理論的支柱にもなる。
『資本主義と自由』(1962年刊行)では、廃止すべき政策の一つに、「営利的な郵便事業の廃止」をあげたが、フリードマン的な政策の信奉者だったと思われる小泉・竹中政権下では、「非営利的な日本の郵便事業」を営利的な民間事業にしてしまった。


二人のフリードマン(Friedman)は、
アメリカ的に”Free”ed man =自由化された人であることを理想として、
アメリカが起きた911テロとサブ・プライム・ショックの背景を構成する思想を社会に与えた人物だったのではないかと思う。


地球上の生命が多様性の中で環境に対応して進化してゆくように、
人間も一生命体として多様性を謳歌することで進化してゆくのだろう。
「自由」はその進化論的な弱肉強食の中で他者の「自由」を奪う。
そして、環境を破壊する過激な行為は逆に自分の首をしめつける。



大抵ファシズムを批判する人がファシズム的になる
それに対してドラッカーは自分たちの組織のあり方を自省している
深い、といったのはそういうこと

国家社会主義を批判するのはいいが
そもそも社会主義が国家に頼らない協同組合社会を意味することを知らないのは
片手落ちだ

その場合、国家社会主義というより国家資本主義と言うべきだ
マルクスなら帝国主義というかも知れないが

トランプに関しては政策がとにかく混乱している


参考:
グロース氏:トランプ氏の企業狙い撃ち、独裁者ムッソリーニを想起 - Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-06/OJD7QM6S972M01 



グロース氏:トランプ氏の企業狙い撃ち、独裁者ムッソリーニを想起 - Bloomberg



  • 「行き過ぎないよう願っている」-グロース氏
  • トランプ氏の税制政策「まじないのような部分多い」

トランプ次期米大統領が企業を狙い撃ちし事業計画を変更させていることについて、債券運用者のビル・グロース氏はイタリアの独裁者ムッソリーニの時代を連想させると述べた。
  グロース氏は6日にブルームバーグラジオでのインタビューで、「企業に生産を米国に戻すよう説得するなど、就任前の政策のいくつかはいいだろう。だが私には、イタリアのムッソリーニ時代の政策や企業の利益が政府の管理下に置かれた時代を思い出させるものだ」と発言。「行き過ぎないように願っている」と続けた。
  ジャナス・グローバル・アンコンストレインド・ボンド・ファンドを運用するグロース氏はまた、法人税減税や企業利益を本国に戻すことで収入・投資を促すといったトランプ氏の税制は経済学的にみて「まじないのような部分が多くある」と語った。
  この日は12月の米雇用統計が発表されたが、グロース氏は同国経済と労働市場は改善しているとの見方を示した。

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4 Comments:

Blogger yoji said...

ロバート・キヨサキのボードゲームがフリードマン理論だとしたら以下はソローの
経済成長理論か?
キャッシュフロー101より値段も安い

経済を圧縮したボードゲーム「ナショナルエコノミー」
http://boardgamenumber.tokyo/2017/03/16/post-93/

以下同サイトより

経済を圧縮したボードゲーム「ナショナルエコノミー」
2017/3/16 ボードゲーム

最近病み付きになっているゲームです。一見何の変哲もないゲームに見えます。労働者を
配置して生産して、労働者を増やして生産力を拡大して……ありがちなワーカープレイスメント
&拡大再生産に見えます。

しかしながらこのゲーム、調子に乗って労働者を増やしてると痛い目を見ます。ワーカーの
維持費が必要なゲームは他にもたくさんあり目新しいものではないんですが、このゲームは
いくら生産力を拡大しても労働者を維持できなくなって苦しむことになります。その理由
は「経済で回っているお金に上限がある」からにほかなりません。

一般的なゲームは銀行のお金(プレイヤーの所持していないお金、もしくはそれに類する
リソース)の上限は無限か固定だったりします。しかしナショナルエコノミーではそのお金が
状況によって変動するのです。そのせいで、状況に合わせて最適な人数の労働者を調整
する必要があります。これが実に面白い。

拡大再生産の楽しみである「増えよ、増えよ」の精神からは反しており好みの分かれるところ
ではあるかもしれません。拡大のタイミングとサイズを調整していく感じはドミニオンとかに
近いかな。その辺が自分の好きな理由かも。

4:25 午後  
Blogger yoji said...

フラーと親交のあったドラッカーなどはファシズムを憎んでいたからポパーより深みがあった。
ドラッカーが孔子と比較されるのは対ファシズムの態度においてだ。
キヨサキの推奨するトランプなどはムッソリーニに近いしファシズムそのものだ。
トランプはリカードの比較優位とアダム・スミスの絶対優位の違いもわかってない。

5:21 午前  
Blogger yoji said...


フラーと親交のあったドラッカーなどはファシズムを憎んでいた。
それがあくまで組織論として展開され大言壮語にならないからポパー、ハイエクより深みがあった。
ドラッカーが度々孔子と同等とされるのはやはりその対ファシズムの深層心理においてだ。
キヨサキの推奨するトランプなどは外見も主張もムッソリーニに似てファシズムそのものだ。
トランプは多分リカードの比較優位とアダム・スミスの絶対優位の違いもわかってない。

5:44 午前  
Blogger yoji said...

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