http://www.freeassociations.org/
冷戦は"敵"か"味方"かに二分される世界だった。これに対して、グローバル化の世界では、敵も味方もすべて"競争相手"に変わる。(上p.33)その比喩として、冷戦を相撲、グローバル化をくり返し行われる百メートル競走に喩えられています。私としては、冷戦は綱引きに喩えたほうがよいと思います。アメリカとソ連という二つの超大国が戦略的優位、資源、名誉をかけたグローバルな戦いをくり広げたのが冷戦システムで、その戦いにおいては、一方の陣営の利益が他方の陣営の損失となりました。相手のメンバーをこっちのチームにたくさん引き込めば綱引きに勝てますよね。そのために両国とも、発展途上国を自分のチームに引き入れようとし、資金提供や経済援助を気前よくばらまきました。しかし、共産主義は自由市場資本主義に敗れ去ります。氏曰く、所得の分配という点では公平だったかもしれませんが、その所得を最も効率よく生み出し生活水準を向上させるという点では歯が立たなかったということです。それとほぼ同時進行で、さまざまなシステムや体制を守ってきた壁が三つの根本的変化によって吹き飛ばされます。通信方法の変化、投資方法の変化、世界の動きを知る方法の変化です。そして登場したのがグローバリゼーション。敵も味方も壁もないオープン・スペースで、無数の競走相手と毎日開催される百メートル競走です。ある意味ではとてつもなく大きなビジネス・チャンス。全世界の顔の見えないライバルたちとの熾烈な競争に勝てば、個人でも富裕になれますが、敗れれば貧困のどん底に突き落とされます。またグローバル化は、世界中で一時に同じ事業を行なうか同じ製品を販売すれば得になるような大規模経済によって、単一の市場を作り出しているので、世界中の消費さらには文化をいっせいに均質化しかねません。著者は繁栄や進歩を求めてこうした魅力的な商品を作り出そうとする動きを、トヨタの高級車「レクサス」に喩えます。それに対して、自らが帰属する文化・共同体・故郷を守ろうとする動きを「オリーブの木」に喩えます。
4 Comments:
ロバート・キヨサキのボードゲームがフリードマン理論だとしたら以下はソローの
経済成長理論か?
キャッシュフロー101より値段も安い
経済を圧縮したボードゲーム「ナショナルエコノミー」
http://boardgamenumber.tokyo/2017/03/16/post-93/
以下同サイトより
経済を圧縮したボードゲーム「ナショナルエコノミー」
2017/3/16 ボードゲーム
最近病み付きになっているゲームです。一見何の変哲もないゲームに見えます。労働者を
配置して生産して、労働者を増やして生産力を拡大して……ありがちなワーカープレイスメント
&拡大再生産に見えます。
しかしながらこのゲーム、調子に乗って労働者を増やしてると痛い目を見ます。ワーカーの
維持費が必要なゲームは他にもたくさんあり目新しいものではないんですが、このゲームは
いくら生産力を拡大しても労働者を維持できなくなって苦しむことになります。その理由
は「経済で回っているお金に上限がある」からにほかなりません。
一般的なゲームは銀行のお金(プレイヤーの所持していないお金、もしくはそれに類する
リソース)の上限は無限か固定だったりします。しかしナショナルエコノミーではそのお金が
状況によって変動するのです。そのせいで、状況に合わせて最適な人数の労働者を調整
する必要があります。これが実に面白い。
拡大再生産の楽しみである「増えよ、増えよ」の精神からは反しており好みの分かれるところ
ではあるかもしれません。拡大のタイミングとサイズを調整していく感じはドミニオンとかに
近いかな。その辺が自分の好きな理由かも。
フラーと親交のあったドラッカーなどはファシズムを憎んでいたからポパーより深みがあった。
ドラッカーが孔子と比較されるのは対ファシズムの態度においてだ。
キヨサキの推奨するトランプなどはムッソリーニに近いしファシズムそのものだ。
トランプはリカードの比較優位とアダム・スミスの絶対優位の違いもわかってない。
フラーと親交のあったドラッカーなどはファシズムを憎んでいた。
それがあくまで組織論として展開され大言壮語にならないからポパー、ハイエクより深みがあった。
ドラッカーが度々孔子と同等とされるのはやはりその対ファシズムの深層心理においてだ。
キヨサキの推奨するトランプなどは外見も主張もムッソリーニに似てファシズムそのものだ。
トランプは多分リカードの比較優位とアダム・スミスの絶対優位の違いもわかってない。
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