木曜日, 1月 04, 2018

タモリ×藤井四段 57歳差初対談!実は「ブラタモリ」好き 「いつも面白いで す」 2018/1/4(木) 10:00配信

タモリ×藤井四段 57歳差初対談!実は「ブラタモリ」好き 「いつも面白いです」

1/4(木) 10:00配信

スポニチアネックス

 ◇タモリ×藤井四段 新春対談(1)

 タモリと藤井四段が将棋対決!2017年の主役ともいうべき史上最年少棋士、藤井聡太四段(15)が「最も尊敬する芸能人」が、唯一無二の自由人タモリ(72)。飛躍の新年、57歳差の二人の初対談が実現しました。対局や番組収録で多忙な中での奇跡的な邂逅(かいこう)。「藤井くんとオレは出発点は同じだった」とタモリもうなった爆笑トークに、将棋、山崩しの真剣勝負!2回にわたってお送りします。

【写真】「ヒフミンアイ」をまねするタモリ(右)と藤井四段

 藤井 いつもテレビで拝見しています。

 タモリ こういう機会があるとは思ってもみませんでした。

 藤 そうですね、本当に。

 タ しかも、こんなに早く(笑い)。

 ――藤井四段は15歳。中学生です。

 タ この年で凄いことだなと。自分のことを振り返ると、な~んにもやってなかった、地方のただのバカな中学生ですから(笑い)。凄いですよね。もう生きていく道が決まっているわけですから。

 ――藤井四段が欠かさず見ている唯一のテレビ番組がNHK「ブラタモリ」。

 タ ええっ!?

 藤 その場所その場所で、いろいろ新しいものを発見しているというのが、いつも面白いです。

 タ おお!ありがとうございます。

 ――一番好きな回は?

 藤 鉄道の街・大宮とか。

 タ おお!!鉄道好きなんですか?

 藤 あ、はい。

 タ あっそう!大宮って今じゃ鉄道の街で有名だけど、元々は駅がなかったっていうから凄いよね。

 藤 そうですよね!

 ――タモリさんは鉄道の魅力を世に広めた立役者ですが、藤井四段は「なに鉄」?

 藤 撮り鉄とかではないんですけど、たとえば京急のドレミファインバータ(※1)とか好きです。

 タ (大ウケしながら)あれ、なくなっちゃうんだよね。

 藤 そう、なくなるんですよねえ。

 タ 原田芳雄さん(※2)も好きだったねえ。あの人、ジオラマを作って、駅前の土地を分譲していましたから(笑い)。俺に「買わないか?」って言ってきた。

 藤 ウハハハハ!

 タ そういえば「タモリ倶楽部」(※3)で凄い人がいて、プラレールで山手線を全部リアルに再現していた。

 藤 えっ!それは凄いですね。

 タ 凄く細かいんです。微妙に規格が合わない場合は全部自作して。好きな人はいるもんですね。よくできてるな~って。ビルのワンフロアいっぱいに作ってた(笑い)。

 藤 僕も小さい頃はプラレールをやってました。

 タ 俺らの頃はプラレールなんてなかったから、駅の設計とかを図に書いて遊んでいたんです。架空の駅を。そう、架空の地図を書く人がいて、自分で気に入った地図を作っていくんですよ。街や鉄道やコンビニも新しいものを作って。完成するのに一生かかるそうです(大笑い)。

 藤 アハハハハ!

 タ そんな人が何人もいて共同作業している。みんなで話し合って、よくできているんです。この地名はこの地形だとおかしいとか、女子校の位置がどうのとか。

 ――藤井四段もやりますか?

 藤 いや、ちょっと…。それほどのインスピレーションはないです(笑い)。

 ――鉄道と将棋で通じるものは?

 藤 どうでしょう。対局時の移動とかは(鉄道で)楽しんではいるんですけど。

 タ 将棋やってると、他のことは考えないんでしょ?

 藤 対局中は盤上に集中していますが、新幹線とかに乗っている間はあまり将棋のことは考えないんです。いや、まあ、ぼんやりしています(笑い)。

 タ 新幹線に乗ってる時は意外と忙しいんですよ。

 藤 どうしてですか?

 タ 見るところが多すぎて。スピードが速くて見過ごしている所があるでしょ。あそこ、ちょっと行ってみたいとか。乗ってすぐに車窓のブラインドを下ろす人がいますが、あれ腹立つねえ(一同爆笑)。せっかくのチャンスに何やってんだと。ちゃんと見なさいよって。

 藤 ワハハハハ!

 タ 品川から多摩川まで新幹線沿いを何度か歩いたことがあるんです。気になっている家とかをのぞいて。あの神社みたいのは何だ?と行ってみると、伊藤博文のお墓だったりする。そこには一軒家があって、あれは墓を守っているのかなあ。墓守なんでしょうね。

 藤 僕も景色はよく見ていますが…。やっぱり凄いですね。

 ――「ブラタモリ」を見て、行きたくなった所はありますか?

 藤 10月に放送された立山とか行ってみたいと思いました。

 タ あれは良かった!一度は行ってみたかった場所なので。

 藤 タモリさんの行きたい所に行けるんですか?

 タ 一切ない(笑い)。

 藤 ええっ!?

 タ スタッフから「どこかありますか?」とも聞かれない。泊まる所しか知らされていない。その日の朝、ロケバスに乗るんですけど、どこに行くとか一切説明なく、突然降ろされる。ひどいときはロケバスのカーテン全部を閉められる。とんでもなく遠回りする時もあって、理由を聞いたら「ちらっと見えたらまずいので」と。あれじゃあ、どっかの国の拉致だね(笑い)。

 藤 そのまま撮影に?

 タ そうなんです。朝食の際、行きそうな所の話をすると「まあ…ちょっと」って反応で。ああ、そこに行くんだなと(笑い)。その方がこっちも面白いですからね。

 ――せっかくなのでお二人で将棋の「山崩し」でもやりますか!

 藤 うわぁ、子供の頃以来ですね。5年ぶりくらいです。小学生の頃です。

 ――藤井四段の「子供の頃」って何歳くらいのこと?

 藤 まあ、10歳くらいですか。

 タ 小島よしおがデパートの屋上でネタをやったら、8歳くらいの男の子が手を叩いて笑って「懐かしいなぁ」と言ったんだって。

 藤 アハハハハ(大笑い)。

 タ どれぐらい前だと懐かしいんだろうね(笑い)。自分の生まれ育った所の景色が、藤井くんの子供の頃と現在であまり変わらないと思うけど、俺らは全然違うから。跡形もない。風景がまるで違うからね。

 ――では、藤井さんから山崩しを。

 藤 5年ぶりなんで手が震えますね。

 タ 俺はおそらく65年ぶり(笑い)。音を立てちゃいけないんだね。じゃあ音が聞こえなきゃいいんだ。

 藤 アハハハハ。

 (藤井四段が鮮やかな手つきで1駒獲得し、タモリも慎重に1駒ゲット)

 タ 意外と難しいね、これ。

 藤 盤の一部が盛り上がってますから。

 タ そうなの!?盛り上がっているんだあ。

 藤 2枚いっぺんに持っていこうと、狙っているんですけど…。ちょっとこれ、難しいです。アア~ッ!

 ――藤井さん、欲張りすぎて倒れちゃいました!タモリさん、音は聞こえましたか?

 タ いや、聞こえなかった。藤井くんの「アア~ッ」の声が大きすぎて(笑い)。

 藤 ワハハハハ。ではもう一度。いや、これ難しいなあ…。あっまた、アア~ッ!

 タ アアア~ッ!(一同大爆笑)

(※1)京急2100形などの電車のモーター音の愛称。

(※2)2011年に他界した不世出の名優。大の鉄道ファン。

(※3)テレビ朝日で35年続く長寿番組。シュールな内容で鉄道の魅力をさまざまな角度から紹介し続けている。

  •  

最終更新:1/4(木) 18:05

 タモリと藤井四段が将棋対決!2017年の主役ともいうべき史上最年少棋士、藤井聡太四段(15)が「最も尊敬する芸能人」が、唯一無二の自由人タモリ(72)。飛躍の新年、57歳差の二人の初対談が実現しました。対局や番組収録で多忙な中での奇跡的な邂逅(かいこう)。「藤井くんとオレは出発点は同じだった」とタモリもうなった爆笑トークに、将棋、山崩しの真剣勝負!2回にわたってお送りします。  【タモリ×藤井四段 初対談・将棋対決の動画はこちら】  

 ――次は対局の雰囲気を味わいましょう!

 タ 将棋は(駒を)並べるくらいしか知らないんですよ。昔、一度だけネタで「寿司将棋」ってのをやった。

 藤 えっ!?どういうことですか。

 タ 王将が玉ということで、王が「タマゴ」。歩は「カッパ」が並んでいるんです。

 藤 へえ〜(笑い)。

 タ 「マグロ」とかもあって、ユーチューブで動画が残っているみたい。カッパが来たらカッパで取って。取ったら食べるんです(笑い)。カッパは食べるんですけど、マグロの場合は駒台に置く。

 藤 フハハハハ!

 タ 難しい顔してやるんですよ、寿司将棋。1回だけやったなあ。

 ――では、まず正対して。

 タ 将棋やったことないんだよなぁ。あっ、寿司将棋で思い出した。普通はこう(角道を開ける)ですよね?これ以外でも相当あるんですか。

 藤 最初は角の利きを通すか、飛車の先を伸ばしていく、この2つが多いですね。

 タ そうじゃない、というのもある?

 藤 他にもいろいろあるんですけど、それ以外は…ちょっと変な人ですね(笑い)。

 タ あっそう(笑い)。じゃあ、凄い変な人なら?

 藤 う〜ん…。凄い変な人なら、これ(角頭歩を前へ)。でもこれを指した人がいるかどうかはちょっと分からないです。

 タ こんな人は?(5筋の歩を伸ばす)

 藤 ああ、あります。3番目に多い手です。

 タ そう!(※以下対局開始、棋譜参照)例えば最初にこうしたら、こう来る?

 藤 (応手)

 タ えっ?その意味は?

 藤 飛車先を伸ばしていって、飛車の利きをよくするという。

 タ う〜ん。ではそれを阻止しようと。

 藤 しようとするんですけど、これを突かれて。

 タ これを取ると取られる。

 藤 はい。さすがです。

 (その後、19手目でタモリの角が一気に藤井四段の陣内に進入し奇跡の大逆転!?)

 タ あれ?これ、取れないか…。ちょっと斜めにいっちゃったよ(笑い)。

 藤 でもしっかり指されてました。才能があります。

 タ ホント?でも最後、間違えたんですけど。俺、少し乱視だから(一同大爆笑)。

 藤 ワハハハハ。でもしっかり指されてました。

 タ 最後以外はね(笑い)。

 ――ヒフミンアイ(※4)もやってみますか。

 タ こっちから見る人って珍しい?

 藤 あんまりやらないです。加藤九段なんか凄い迫力でして。後ろから見られると、対戦相手が萎縮してしまうんです。

 タ プレッシャーになるんだ。

 藤 はい。

 タ これ、相手の立場で自分を見るということ?

 藤 そうです。

 タ なんか嫌なもんでしょ?後ろから見られると。

 藤 気配を感じますよね。僕は対戦相手が席を外されている時にします。

 タ なるほどねえ。そういえば友人の奥さんで麻雀好きな人がいて、家に帰ったら1人で卓を囲むんです。打つ順番どおりにグルグル回って。なんで回るのかって聞いたら「人格を変えるため」だって。「ポン!」って言ったらこっちに回って「チキショー!」とか(笑い)。

(※4)加藤一二三・九段(78)が対局中に相手の背後に立って盤面を見る行動

 ▽棋譜

▲タモリ △藤井(1)▲5六歩(2)△8四歩(3)▲7六歩(4)△8五歩(5)▲7七角(6)△3四歩(7)▲7八銀(8)△3二金(9)▲2六歩(10)△4二王(11)▲6八金(12)△6二銀(13)▲3八銀(14)△7四歩(15)▲2五歩(16)△7三銀(17)▲9五角(18)△9九角成(19)▲6一角成=以上、タモリの反則で藤井四段の勝ち= 


[ 2018年1月4日 10:01 ]