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金曜日, 1月 17, 2020

地球史に「チバニアン」 国際学会が正式決定、日本初の地質年代名 - 産経ニュース 2020/1/17

地球史に「チバニアン」 国際学会が正式決定、日本初の地質年代名 - 産経ニュース
2020/1/17
https://www.sankei.com/life/amp/200117/lif2001170045-a.html

地球史に「チバニアン」 国際学会が正式決定、日本初の地質年代名



本C地質年代とチバニアン訂1カラー

地質時代 - 顕生代[1][2]
累代基底年代
Mya[3]
顕生代新生代第四紀2.58
新第三紀23.03
古第三紀66
中生代白亜紀145
ジュラ紀201.3
三畳紀251.902
古生代ペルム紀298.9
石炭紀358.9
デボン紀419.2
シルル紀443.8
オルドビス紀485.4
カンブリア紀541
原生代2500
太古代(始生代)4000
冥王代4600














ペルム紀(ペルムき、Permian period)は、今から約2億9,900万年前から約2億5,100万年前までを指す地質時代である。ただし開始と終了の時期はそれぞれ数百万年の誤差がある。以前はドイツの地層(上下二分される)名から二畳紀(にじょうき)と呼ばれることが多かったが、近年はペルム紀と呼ばれることが多い。石炭紀の後、三畳紀(トリアス紀)の前のである。また、古生代の最後の紀であり、ペルム紀が終わると中生代となる。ペルム紀という名前は、ロシアペルミという都市から名付けられた。











 地球の歴史で約77万~13万年前の年代名が「チバニアン」(千葉時代)に17日、決まった。日本の研究チームの提案が国際学会で正式に承認された。地球の歴史を区分する地質年代に日本の名前が初めて付く快挙となった。
 国際地質科学連合が韓国・釜山で同日開催した理事会で、日本チームが提案した内容を審査。理事10人による投票で、60%以上の賛成を得て承認された。
 国立極地研究所や茨城大などのチームは平成29年、千葉県市原市の地層をこの年代の基準地とし、年代名をチバニアンとする案を同連合に申請。4段階ある審査のうち、1次審査で別の基準地を主張したイタリアの提案を退け、昨年11月に3次審査を通過していた。
 地質年代は地球が誕生してから現在までの46億年間を大小の時代ごとに区切ったもので、恐竜が繁栄したジュラ紀などが知られる。その年代の始まりを最も良く示している地層が基準地で、年代には基準地に由来する名前を付ける。
 チバニアンは千葉時代を意味するラテン語で、ネアンデルタール人が生きていた第四紀更新世の中期に当たる。この年代の地球環境などを研究する上で、日本の知見が世界標準の役割を果たすことになり、学術的に大きな意義を持つ。
 この年代が始まる約77万年前は、地球の磁気の方向が南北で逆転する現象が最後に起きたことで知られる。市原市の地層はこの逆転現象の痕跡が明瞭に残っており、基準地として推す動きが約30年前に始まった。平成25年に研究チームが結成され、大学や企業など22機関が参加して国際承認を目指していた。
     ◇
 ■地質年代 地球誕生から現在までの46億年を生物や気候、地球の磁気などの特徴の違いを基準に区切ったもの。古生代や中生代などの大きな年代のほか、100を超える小さな年代があり、地球の歴史を探る地質学の基本的な物差しになっている。小さな年代は名称が決まっていないものがある。チバニアンは約77万4千~12万9千年前の年代で、名称が未定だった。

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