参考:エチカ全文
2b様態
/\
/無限\
/ \
悲しみ________/_2a属性__\________喜び
\ 憎しみ / /\ \ 愛 /
\ 悪/___1実体\___\善 /
\ /\ 知_/\_至福 /\ /
\/ \/ \ / \/ \/
/\ /\/_\/_\ /\ / \
所産的自然 \/ 神\__徳__自然(能産的) \
/ 延長\個体 5自由/ 認識/思惟 \
物体/_____身体___\/___精神_____\観念
\ 4理性 /
\ /
\努力/
\/
欲望
3感情
「神あるいは自然(Deus seu Natura)」(第四部序文、及び定理四証明)
1神について
2精神の本性および起源について
3感情の起源および本性について
4人間の隷属あるいは感情の力について
5知性の能力あるいは人間の自由について
2b様態
/\
/ \
/ \
/ 2a属性 \
/ /\ \
/ 1実体\ \
/ / /\ \ \
/ / / \ \ \
/ / /____\ \ \
所産的自然 /_神_____自然(能産的) \
/ 延長 思惟 \
物体/_____身体_______精神______\観念
1神について(実体)
1:1「その本性からみれば、実体は変様に先だっている。」
1:18「神はあらゆるものの内在的原因であって超越的原因ではない。」
1:25「神は(略)物の本質の起成原因でもある。」
1:29注解「われわれは能産的自然を、それ自身において存在しそれ自身によって考えられるもの、(略)と理解しなければならない。(略)これに反して所産的自然とは神の諸属性のすべての様態のことである。」
2精神の本性および起源について(物体と観念、精神と身体)
2:1「思惟は神の属性である。(略)」
2:2「延長は神の属性である。(略)」
2:7「観念の秩序および連結はものの秩序および連結と同一である。」
2:8「存在しない個物あるいは様態の観念は、(略)神の無限の観念の中に包容されていなければならない。」
2:13「人間精神を構成する観念の対象は身体である。(略)」
悲しみ_______________________喜び
\ 憎しみ 愛 /
\ 悪____________善 /
\ \ 知____至福 / /
\ \ \ / / /
\ \ \/ / /
\ \ 徳 / /
\個体 5自由/ 認識/
身体 \/ 精神
\ 4理性 /
\ /
\努力/
\/
欲望
3感情
3感情の起源および本性について(感情)
3:2注解「身体は何をなしうるのかを今日まで明確にしたものはいなかった。」
3:7「おのおのの物が自己の有に固執しようと努める努力はその物の現実的本質にほかならない。」
3:54「精神は自己の活動能力を定立することのみを表象しようと努める。」
3:56「喜び、悲しみ、そして欲望、したがってまたこれらから形成されている(略)感情には、われわれが動かされる対象の種類に匹敵するほど多くの種類が存在する。」
3:57「各個人の各感情は他の個人の感情と、ちょうど一方の人間の本質が他方の人間の本質と異なるだけ異なっている。」
3:感情の定義6「愛とは外部の原因の観念を伴った喜びである。」
3:感情の定義7「憎しみとは外部の原因の観念を伴った悲しみである。」
4人間の隷属あるいは感情の力について(道徳、理性)
4:8「善と悪についての認識は、喜びあるいは悲しみの感情にほかならない。ただしそれは、その感情についてわれわれが自覚しているときに限る。」
4:26「われわれが理性に従って努力することは、すべて認識するということである。精神が理性を用いるかぎり、精神は認識に役立つもの以外は自分にとって有益であると判断しない。」
4:65「われわれが二つの善を比較してより善いものを、また二つの悪を比較してより悪くないものを追究するのは,理性の導きによる。」
4:73「理性に導かれる人は、(略)むしろ共同の決定に従って生活する国家のなかにあってこそ、はるかに自由である。」
5知性の能力あるいは人間の自由について(自由)
5:15「自分自身や自分の感情を明瞭・判明に認識する人は、神を愛する。そして自分自身や自分の感情をより多く認識するにつれて、それだけ多く神を愛する。」
5:19「神を愛する人は,神が自分を愛をかえすようにつとめることができない。」
5:24「われわれは個物をより多く認識するにつれて,神をそれだけ多く認識する。(略)」
5:29「精神は永遠の相のもとに認識するすべてのものを、身体の現実の現実的存在を考えることによって認識するのではなくて、身体の本質を永遠の相のもとに考えることによって認識する。」
5:36「神にたいする精神の知的愛は、神が自分自身を愛する神の愛そのものである。(略)」
5:42「至福は徳の報酬ではなく、徳そのものである。(略)」
スピノザ(1632-77)は生前ユダヤ教から破門されたユダヤ系オランダ人(あるいは「ポルトガル出のユダヤ人」byコレルス)。
0 件のコメント:
コメントを投稿