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月曜日, 11月 11, 2013

ライプニッツ『人間知性新論』とロック『人間悟性論』:メモ

        (ライプニッツリンク:::::::::


http://www.msz.co.jp/book/detail/01773.html
人間知性新論

NOUVEAUX ESSAIS SUR L’ENTENDEMENT HUMAIN
著者
G・W・ライプニッツ
訳者
米山優

《人間知性新論》におけるフィラレートとテオフィルの仮空の対話は、ありえなかったロックとライプニッツとの対話篇である。それは、経験論と合理論の二つの哲学的伝統の最も偉大な魂の間で交わされる対話に他ならない。
ライプニッツは、1690年に刊行されたロックの《人間知性新論》に接し、この書から深い印象を受けた。そしてこれに続く年月をその認識論との対決のために費す。かくして1703年、ロックへの批判的論拠を対話形式で展開したライプニッツの認識論にかんする最も重要な著作《人間知性新論》が、完成した。
魂はタブラ・ラサ(何も書かれていない板)ではない。魂はその本来の内容、本有的概念をもつという〈モナド論〉的に把握された魂の形而上学的考察に始まり、観念・言葉・真理・認識という主題をめぐり、ライプニッツの哲学が、自由に鮮明に語られる。そして、この書のどのページからも〈時代を絶した至高の知性人〉(ラッセル)の知性の輝きが感じとれる。
この書の影響は、カントのいわゆるコペルニクス的転回から、現代ではチョムスキーの言語理論にまで及んでいる。近代以降の人間中心の世界観に対する反省から、自然と神と人間とが微妙な調和を保っていた〈バロックの哲学者〉の精神が今よみがえる。それは、世界観全体の重心の移動の可能性すら秘めて、混迷する思想界に一つの方向を指し示すであろう。

目次

凡例
序文

I 本有的概念について
1 人間の精神の内に本有的原理があるかどうかについて
2 本有的であるような実践の原理は全く存在しないということ
3 思弁に関わる本有的原理と実践に属する本有的原理とに関する、別の考察

II 観念について
1 観念一般が論じられ、人間の魂が常に思惟しているかどうかが折に触れて検討される
2 単純観念について
3 一つの感官から私たちにやってくる観念について
4 固性について
5 さまざまな感官に由来する単純観念について
6 内省に由来する単純観念について
7 感覚と内容との双方に由来する観念について
8 単純観念に関する補論
9 表象について
10 把持について
11 識別について、あるいは観念を区別する能力について
12 複雑観念について
13 単純様態について、そしてまず空間の単純様態について
14 持続について、そしてその単純様態について
15 持続と拡がりとを合わせた考察について
16 数について
17 無限について
18 他のいくつかの単純様態について
19 思惟に関する様態について
20 快苦の様態について
21 能力について、そして自由について
22 混合様態について
23 実体についての私たちの複雑観念について
24 実体の集合的観念について
25 関係について
26 原因について、結果について、そして他の幾つかの関係について
27 同一性あるいは差異性とは何であるか
28 他の諸関係について、特に道徳的関係について
29 明晰な観念と曖昧な観念、判明な観念と混雑した観念について
30 実在的観念と空想的観念について
31 完全な観念と不完全な観念
32 真なる観念と偽なる観念について
33 観念の連合について

III 言葉について
1 言葉ないし言語について
2 言葉の意味について
3 一般的な名辞について
4 単純観念の名について
5 混合様態と関係の名について
6 実体の名について
7 不変化語について
8 抽象的名辞と具体的名辞について
9 言葉の不完全性について
10 言葉の誤用について
11 今しがた述べられた不完全性と誤用とに施され得る矯正策について

IV 認識について
1 認識一般について
2 私たちの認識の程度について
3 人間的認識の範囲について
4 私たちの認識の実在性について
5 真理一般について
6 普遍的命題、その真理性と確実性について
7 公準あるいは公理と名付けられる命題について
8 取るに足らない命題について
9 私たちの現実存在について私たちが持つ認識について
10 神の存在について私たちが持つ認識について
11 他の事物の存在について私たちが持つ認識について
12 私たちの認識を増大させる手段について
13 私たちの認識についての他の考察
14 判断について
15 確からしさについて
16 同意の程度について
17 理性について
18 信仰について、理性について、そしてそれらの別個な限界について
19 狂信について
20 誤謬について
21 諸学の区分について


訳者あとがき
索引


追記:
ライプニッツは同じ部分を二重に足したら胴体がふたつになってしまうと
新知性論で述べている。
(第四巻 認識について 第7章 公準あるいは公理と名付けられる命題について みすず418ページ)

1+1=2?  http://yojiseki.exblog.jp/7185445/

なお全体の構成はロックに従っていることがわかる。

http://fr.wikisource.org/wiki/Nouveaux_Essais_sur_l%E2%80%99entendement_humain


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Nouveaux Essais sur l’entendement humain

Gottfried Wilhelm Leibniz
Nouveaux Essais sur l’entendement humain
Ernest Flammarion, 1921.
TABLE DES MATIÈRES

Notice sur la vie et les œuvres de Leibniz  1
Historique des Nouveaux Essais  7
Avant-propos  9

LIVRE PREMIER
DES NOTIONS INNÉES
Chapitre I. S’il y a des principes innés dans l’esprit de l’homme  31
Chapitre II. Qu’il n’y a point de principes de pratique qui soient innés  50
Chapitre III. Autres considérations touchant les principes innés, tant ceux qui regardent la spéculation que ceux qui appartiennent à la pratique  62

LIVRE DEUXIÈME
DES IDÉES
Chapitre I. Où l’on traite des idées en général, et où l’on examine par occasion si l’âme de l’homme pense toujours  68
Chapitre II. Des idées simples  78
Chapitre III. Des idées qui nous viennent par un seul  79
Chapitre IV. De la solidité  80
Chapitre V. Des idées simples qui viennent par divers sens  85
— VI. Des idées simples qui viennent par réflexion  86
— VII. Des idées qui viennent par sensation et par reflexion  86
— VIII. Autres considérations sur les idées simples.  86
— IX. De la perception  90
— X. De la rétention  96
— XI. De la faculté de discerner les idées  97
— XII. Des idées complexes  101
— XIII. Des modes simples, et premièrement de ceux del’espace  102
— XIV. De la durée et de ses modes simples  108
— XV. De la durée et de l’expansion considérées ensemble  110
— XVI. Du nombre  111
— XVII. De l’infinité  113
— XVIII. De quelques autres modes simples  115
— XIX. Des modes qui regardent la pensée  116
— XX. Des modes du plaisir et de la douleur  118
— XXI. De la puissance et de la liberté  125
— XXII. Des modes mixtes  166
— XXIII. De nos idées complexes des substances  170
— XXIV. Des idées collectives des substances  179
— XXV. De la relation  170
— XXVI. De la cause et de l’effet, et de quelques autres relations  181
— XXVII. Ce que c’est qu’identité ou diversité  182
— XXVIII. De quelques autres relations, et surtout des relations morales  198
— XXIX. Des idées claires et obscures, distinctes et confuses  205
— XXX. Des idées réelles et chimériques  213
— XXXI. Des idées complètes et incomplètes  216
— XXXII. Des vraies et des fausses idées  218
— XXXIII. De l’association des idées  219

LIVRE TROISIÈME
DES MOTS
Chapitre I. Des mots ou du langage en général.  221
— II. De la signification des mots  226
— III. Des termes généraux  235
Chapitre IV. Des noms des idées simples  243
— V. Des noms des modes mixtes et des relations  248
— VI. Des noms des substances  252
— VII. Des particules  278
— VIII. Des termes abstraits et concrets  282
— IX. De l’imperfection des mots 283
— X. De l’abus des mots  289
— XI. Des remèdes qu’on peut apporter aux imperfections et aux abus dont on vient de parler  299

LIVRE QUATRIÈME
DE LA CONNAISSANCE
Chapitre I. De la connaissance en général  304
— II. Des degrés de notre connaissance  310
— III. De l’étendue de la connaissance humaine.  323
— IV. De la réalité de notre connaissance  339
— V. De la vérité en général  344
— VI. Des propositions universelles, de leur vérité et de leur certitude  346
— VII. Des propositions qu’on nomme maximes ou axiomes  334
— VIII. Des propositions frivoles  376
— IX. De la connaissance que nous avons de notre existence  381
— X. De la connaissance que nous avons de l’existence de Dieu  382
— XI. De la connaissance que nous avons de l’existence des autres choses.  391
— XII. Des moyens d’augmenter nos connaissances 396
— XIII. Autres considérations sur notre connaissance  403
— XIV. Du jugement  405
— XV. Delà probabilité  406
— XVI. Des degrés d’assentiment 408
— XVII. De la raison  424
— XVIII. Delà foi et de la raison, et de leurs bornes distinctes  445
— XIX. De l’enthousiasme  433
— XX. De l’erreur  460
— XXI. De la division des sciences  472

Supplément  479
I. Lettre de M Leibniz à M. Arnauld, docteur en Sorbonne, où il lui expose ses sentiments particuliers sur la métaphysique et la physique  481
II. Lettre sur la question si l’essence du corps consiste dans l’étendue  485
III. Extrait d’une lettre pour soutenir ce qu’il y a de lui dans le journal des Savants du 18 Juin 1691  488
IV. Sur une réforme de la philosophie première, et sur la notion de substance  490
V. De la nature en elle-même, ou de la puissance propre et des actions des créatures  493
VI. Système nouveau de la nature et de la communication les substances, aussi bien que de l’union qu’il y a entre l’âme et le corps  508
VII. Premier éclaircissement  518
VIII. Deuxième éclaircissement  520

Catégories :
Philosophie1765



参考:
http://ja.wikipedia.org/wiki/人間悟性論

ジョン・ロック(John Locke, 1632年8月29日 - 1704年10月28日)

『人間悟性論』(にんげんごせいろん、英: An Essay concerning Human Understanding)
は、1689年に出版された、イギリスの哲学者ジョン・ロックの哲学書。『人間知性論』(にんげんちせいろん)とも。
ロックは20年かけてこの著作を書き上げ、近代イギリス経験論の確立に寄与した。

目次:
導入部 : 読者への手紙、序論
第1篇: 原理(principles)や観念(ideas)は、いずれも生得的(innate)ではない
第1章 生得の理論的(推論的)原理(speculatvie principles)は無い
第2章 生得の実践的原理(practical principles)は無い
第3章 理論的(推論的)・実践的な生得原理に関する余論

第2篇: 観念(ideas)について
第1章 観念一般、及びその起源について
第2章 単純観念(simple ideas)について
第3章 単感覚(sense)の単純観念について
第4章 固性(solidity)の観念
第5章 多感覚(divers senses)の単純観念について
第6章 内省(reflection)の単純観念について
第7章 感覚・内省双方の単純観念について
第8章 感覚の単純観念に関する補論
第9章 知覚(perception)について
第10章 保持(retention)について
第11章 識別(discerning)、及びその他の心的作用について
第12章 複雑観念(complex ideas)について
第13章 単純様相(simple modes)の複雑観念 --- まず空間(space)観念の単純様相について
第14章 持続(duration)観念と、その単純様相
第15章 持続と拡張(expansion)の観念を合わせた考察
第16章 数(number)の観念
第17章 無限(infinity)について
第18章 他の単純様相
第19章 思考(thinking)の様相について
第20章 快(pleasure)と苦(pain)の様相について
第21章 力(power)について
第22章 混合様相(mixed modes)について
第23章 実体(substances)の複雑観念について
第24章 実体(substances)の集合観念(collective ideas)について
第25章 関係(relation)について
第26章 原因(cause)と効果(effect)、他の関係について
第27章 同一性(identity)と多様性(diversity)について
第28章 他の関係について
第29章 明瞭(clear)・不明瞭(obscure)、明確(distinct)・混乱(confused)的な観念について
第30章 実在的(real)・空想的(fantastical)な観念について
第31章 十分(adequate)・不十分(inadequate)な観念について
第32章 真(true)・偽(false)的な観念について
第33章 観念の連合(association)について

第3篇: 言葉(words)について
第1章 言葉と言語(language)一般について
第2章 言葉の意味表示(signification)について
第3章 一般名辞(general terms)について
第4章 単純観念の名前(names)について
第5章 混合様相と関係の名前について
第6章 実体の名前について
第7章 不変化詞(particles)について
第8章 抽象的(abstract)・具体的(concrete)な名辞について
第9章 言葉の不完全性(imperfection)について
第10章 言葉の誤用(abuse)について
第11章 前途の不完全性(foregoing imperfection)と誤用の救済(remedies)について

第4篇: 知識(knowledge)と蓋然性(probability)について
第1章 知識一般について
第2章 我々の知識の程度(degrees)について
第3章 人知の範囲(extent)について
第4章 知識の真実性(reality)について
第5章 真理(truth)一般について
第6章 普遍的命題(universal propositions)、その真理と確実性(certainty)について
第7章 公準(maxims)について
第8章 無価値な命題(trifling propositions)について
第9章 存在(exstense)に関する我々の3様(threefold )の知識について
第10章 神(God)の存在に関する我々の知識について
第11章 他の事物の存在に関する我々の知識について
第12章 我々の知識の改善(improvement)について
第13章 我々の知識についての補論
第14章 判断(judgement)について
第15章 蓋然性について
第16章 同意(assent)の程度について
第17章 理性(reason)について
第18章 信仰(faith)と理性、及びそれらと区別される領域(provinces)について
第19章 狂信(enthusiasm)について
第20章 間違った同意(wrong assent)もしくは錯誤(error)について
第21章 学(sciences)の区分(division)について

日本語訳:
『人間悟性論』上下巻 加藤卯一郎訳(抄訳)、岩波書店 1940年
『人間知性論』1巻〜4巻 大槻春彦訳、岩波書店 1974年
『世界の名著 32 ロック ヒューム』(『人間知性論』) 大槻春彦訳、中央公論新社《中公バックス》 1999年
『世界の名著 27 ロック ヒューム』(『人間知性論』) 大槻春彦訳、中央公論新社 1968年

付記:
第21章 学(sciences)の区分(division)について

1自然哲学 自然学
2倫理学  道徳学
3論理学  論理学 の順
(312がヘーゲル、アリストテレス。132がカント)

ライプニッツは学問の区分の困難は、「各部分が全体を飲み込むかのような」ところにあると言っている(4:21)。
これはヘーゲルに先駆ける認識だ。

さらに、ロックとライプニッツの対比は、カントのアンチノミーの原型だ。

カントがどこまで読んだかわからないが、この二人がいなければカントはいない。
ヒュームでもなくベーコンでもなく、この二人がカントを目覚めさせた、と思う。

8 件のコメント:

  1. ライプニッツは学問の区分の困難は、
    各部分が全体を飲み込むかのようなところにあると言っている
    これはヘーゲルに先駆けるものだ

    さらに、
    ロックとライプニッツの対比は、
    カントのアンチノミーに先駆けるものだ

    返信削除
  2. カントがどこまで読んだかわからないが
    この二人がいなければカントはいない

    ヒュームでもなくベーコンでもなく、この二人がカントを目覚めさせた、と思う

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  3. 第21章 学(sciences)の区分(division)について

    1自然哲学 自然学
    2倫理学  道徳学
    3論理学  論理学
    の順

    312がヘーゲル、アリストテレス
    132がカント




    『世界の名著 32 ロック ヒューム』(『人間知性論』) 大槻春彦訳、中央公論新社《中公バックス》 1999年
    『世界の名著 27 ロック ヒューム』(『人間知性論』) 大槻春彦訳、中央公論新社 1968年

    返信削除

  4. 第21章 学(sciences)の区分(division)について

    1自然哲学 自然学
    2倫理学  道徳学
    3論理学  論理学 の順

    (312がヘーゲル、アリストテレス
    132がカント)

    ライプニッツは学問の区分の困難は、
    各部分が全体を飲み込むかのようなところにあると言っている
    これはヘーゲルに先駆けるものだ

    さらに、
    ロックとライプニッツの対比は、
    カントのアンチノミーに先駆けるものだ。


    カントがどこまで読んだかわからないが、この二人がいなければカントはいない。

    ヒュームでもなくベーコンでもなく、この二人がカントを目覚めさせた、と思う。


    『世界の名著 32 ロック ヒューム』(『人間知性論』) 大槻春彦訳、中央公論新社《中公バックス》 1999年
    『世界の名著 27 ロック ヒューム』(『人間知性論』) 大槻春彦訳、中央公論新社 1968年

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  5. フィラレート(真理を愛するもの)はロック、テオフィル(神を敬うもの)はライプニッツの代弁者

    ライプニッツによれば、
    自身はプラトン、
    ロックはアリストテレスの立場に立つ

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  6. 岩波単子論175頁

    1714年レモン宛書簡で

    プラトンについて

    「あの思想は体系に整える価値があります」とライプニッツは述べている


    ローゼンタールの森を歩いたという有名な手紙

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  7. フィラレート(真理を愛するもの)はロック、テオフィル(神を敬うもの)はライプニッツの代弁者
    米山訳556頁

    ライプニッツによれば、
    自身はプラトン、
    ロックはアリストテレスの立場に立つ

    米山訳序文4頁

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  8. 【韓国】 朝鮮の魂を抹殺した「朝鮮神宮」が再び姿を表した~「国辱ツアー」の目玉の一つにしてはどうか[06/23] [無断転載禁止]©2ch.net

    1 : 蚯蚓φ ★@無断転載は禁止2017/06/24(土) 02:08:45.55 ID:CAP_USER>>14>>19>>29
    (前略:ベルリンの印象。ホロコースト記念館等。)
    私たちはよく良いところ、光る場所ばかり訪れる「グランドツアー」を楽しむ。しかし暗い歴史の中に自発的に入る「ダークツアー」も厳格に存在する。振り返ってみれば私も人間や自然が残した「黒歴史」の現場にかなり通った。ハワイ真珠湾、ニューヨーク、グラウンド・ゼロ、広島原爆ドーム、サイパン、バンザイクリフ、ボンペイ火山爆発遺跡…。

    国内の場合、非武装地帯(DMZ)と西大門(ソデムン)刑務所、巨済(コジェ)捕虜収容所、済州(チェジュ)4・3平和公園、龍山(ヨンサン)戦争記念館が私のダークツアーの目録だ。南山(ナムサン)の朝鮮神宮の場所の話を引き出そうと周りをぐるぐる回った。ソウルには日帝強制占領期間の傷跡が頻繁にある。強制占領期間をあわせて二つのランドマークを挙げるなら、最初は朝鮮総督府、二番目は朝鮮神宮だ。

    総督府が国権を支配したとすれば、朝鮮神宮は精神を支配した。惜しい点は日帝が捨てて行った朝鮮総督府は私たちの手で崩したが、朝鮮神宮は日本自ら撤去した点だ。天皇の降参翌日、昇神式という行事を行って、秩序整然と閉鎖し焼却手続きを挙行した。

    なぜなのか?内鮮一体という見せかけの下、朝鮮の人々の精神を貶めた神社参拝と皇国臣民誓詞の元凶を美しく送りかえすとは…。全国に散在した1141の神社のうち136カ所が燃えて破壊されたが朝鮮神宮は健在だった。神宮入口の超大型大鳥居は解放2年が過ぎた後もその場に立っていた。

    南山は木覓大王を祀った栄光の地でもあるが、日帝侵奪、情報機関による人権じゅうりんの巣窟でもある。命と悪口が交差する国恥の現場だ。朝鮮神宮があった安重根義士記念館前の中央光市場発掘現場で地中に埋もれた拝殿の場所が70年ぶりに姿を表わした。朝鮮の人300万人が日本の神と天皇に強制的に崇拝儀式を行った場所だ。朝鮮の魂を抹殺した拝殿の場所をどうするかをめぐりソウル市が戦々恐々としている。隠して埋めることもできず、明らかにして展示することも困難な状況だ。

    忘却ではなく自覚だ。今は表わさなければならない。私たちも本格的にダークツアーに出る時がきた。「国辱ツアー」はどうか。南山の過去の朝鮮統監官邸の場所に「慰安婦記憶の場所」が造成されたのが信号弾だ。政府の助けなしで1万9611人の市民が3億4000万ウォンの寄付を出して韓日併呑条約が締結された恥辱の統監官邸の場所に「大地の目」と「世界のヘソ」をたてた。

    乙巳保護条約を締結した日本公使、林権助の銅像残存物も逆にたてた。名付けて「冷遇展示」技法だ。「私たちが最も恐れるのは私たちのこの辛い歴史が忘れられることだ」というある慰安婦ハルモニのお言葉が黒い石に刻まれている。韓・英・中・日4つの言語でまた、このように記されている。
    「記憶されない歴史は繰り返す。」(History not remembered is repeated)

    ノ・ジュソク、ソウル都市文化研究院長
    http://img.seoul.co.kr/img/upload/2017/03/31/SSI_20170331175205_V.jpg

    ソース:ソウル新聞(韓国語) [ノ・ジュソクのソウルの生活]南山(ナムサン)「朝鮮神宮の場所」に対する考え
    http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20170624022002
    2 : (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止2017/06/24(土) 02:10:12.21 ID:5qt8LzZt
    いいから仏像返せよ
    3 : (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止2017/06/24(土) 02:13:41.46 ID:fVo40BtZ
    日本に観光に来てる朝鮮人を黒歴史と思えよ
    4 : (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止2017/06/24(土) 02:16:19.29 ID:pXmfqvrC
    日本統治時代が、朝鮮史上もっとも繁栄して近代化した。
    これは歴史の真実。
    5 : (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止2017/06/24(土) 02:16:28.35 ID:S89crsqz
    今の韓国人は、「併合時代は良かった」って言ったお爺さんを
    抹殺しとるやないか!

      【韓国】95歳の老人が日本の植民地支配を称賛
      それを聞いた38歳男が激怒、老人の頭を杖で殴って殺害
      懲役5年 [09/12]
      http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1378984704/
    6 : (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止2017/06/24(土) 02:16:59.20 ID:E5HIuCI0
    70年前のことは忘れないで、100年以上前のことは忘れるんだね
    7 : (´・ω・`)(`ハ´  )さん@無断転載は禁止2017/06/24(土) 02:17:57.33 ID:4dQ6jY55

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