金曜日, 12月 05, 2014

純粋理性批判、訳語対照表
















訳語対照表は天野訳がいい。索引は篠田訳がいい。

 Kritik der reinen Vernunft.1781,1787 
 http://www.weblio.jp/wkpja/content/純粋理性批判_影響史 
 『純粋理性批判』は、日本語訳が多くなされたが、以下に代表的な書籍を挙げる。☆は電子版あり。 
  
 天野貞祐訳、旧岩波文庫(全3巻)1933~6、新版は講談社学術文庫(全4巻)1979。☆ 
 (旧岩波文庫版は大判が、一穂社でオンデマンド版を刊行) 
 高峯一愚訳、河出書房新社「世界の大思想5 カント」1956に収む。☆ 
 篠田英雄訳、岩波文庫(全3巻)1961。 
 原佑訳、理想社『カント全集』(全3巻)1966に収む。新版 平凡社ライブラリー(全3巻)2005。 
 有福孝岳訳、岩波書店、『カント全集 4.5.6巻』2001~3に収む。 
 宇都宮芳明訳、以文社(上下巻)2004。 
 中山元訳、光文社古典新訳文庫(全7巻)、2010年1月より刊、2012年1月完結。☆ 
 熊野純彦訳、作品社(全1巻)、初版2011年1月。 
 石川文康訳、筑摩書房 (上下巻)、初版2014年3月 

 まいきー @maiky_boo · 11月27日  
 ここのところ某さんが某出版社から出す某翻訳が少し話題になってるけど、こ  
 ないだ某学会でいろんな先生に「KrVの邦訳でもっとも評価するor好きなのはど  
 れ?」とアンケートをとったら、ダントツで高峯訳が一位だった。次点が原訳。  
 最近出た石川訳も好評。  
 まいきー @maiky_boo · 11月27日  
 高峯訳は「かなり意訳してるけど原文と格闘して訳者なりに消化してる」「あ  
 れを読んで初めてすっと腑に落ちた」などなど。原訳は「逐語訳だから原典見  
 れないとき便利」的ないつもの評価。石川訳もおおむね高評価だけど、  
 Vorstellungを「観念」にしたのだけはちょっと…という声が。  
 まいきー @maiky_boo · 11月27日  
 かく言う私も「翻訳作品」として一番評価するのは高峯訳だな。  
 まいきー @maiky_boo · 11月27日  
 天野訳を挙げた先生もいたけど、実用という意味ではもう現役じゃないな、  
 という感じだった。