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火曜日, 12月 16, 2014

大系黒澤明:簡易目次

大系黒澤明:簡易目次

大系黒澤明 第1巻/黒沢明/著 浜野保樹/編・解説 講談社 本・コミック : オンライン書店e-hon

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032332853&Action_id=121&Sza_id=C0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813

商品の内容

[要旨]

画家志望時代から『羅生門』『白痴』まで幻だった脚本・ノベライズを多数発掘。全著述・全発言を集大成し「世界のクロサワ」の全貌を明かす。

[目次]

第1章 少年・画家志望時代―1924~1935
第2章 助監督時代―1936~1943
第3章 新進監督時代(戦前・戦中)―1943~1945
第4章 新進監督時代(戦後)―1946~1948
第5章 東宝争議―1948~1950
第6章 グランプリ―1950~1951

出版社・メーカーからのコメント

幻の脚本を多数発掘!巨匠の人生を集成する中学の作文にはじまる第1巻は、『白痴』演出記の’51年まで。黒澤プロにもなかった脚本、秘蔵の写真・ポスターなど、散逸していた文章以外にも数々の発見が。


大系黒澤明 第2巻/黒沢明/著 浜野保樹/編・解説 本・コミック : オンライン書店e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032358327&Action_id=121&Sza_id=C0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813

商品の内容

[目次]

第1章 東宝への復帰(1952~1957)
第2章 時代劇三部作(1957~1959)
第3章 黒澤プロダクション(1959~1965)
第4章 苦難の時代(1966~1973)
第5章 監督自身による作品評と側近たちの黒澤像
解説 世界のクロサワと挫折

[出版社商品紹介]

栄光から失意の時代へ。東宝からの独立、海外資本との不調、そして衝撃の自殺未遂。作品は「どですかでん」まで。未公開の写真・衣装

出版社・メーカーからのコメント

『七人の侍』で築いた栄光から失意の時代へ名作を陸続と世に送った輝きから、東宝からの独立、海外資本との不調、そして衝撃の自殺未遂。作品は『どですかでん』まで。未公開の写真・衣装画なども多数掲載。


大系黒澤明 第3巻/黒沢明/著 浜野保樹/編・解説 本・コミック : オンライン書店e-hon

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032386768&Action_id=121&Sza_id=C0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813

商品の内容

[要旨]

シベリアの極寒と闘った『デルス・ウザーラ』。『影武者』勝新太郎、主役降板までの真相。カンヌ映画祭、アカデミー賞など世界からの賞賛。音楽にも妥協を許さず火花を散らした舞台裏。イタリアで『夢』の絵コンテが絵本になっていた。巨匠が選び解説した「世界の名画百本」リスト。息子と娘が綴った偉大なる父の最後の日々。「わが息子」コッポラ、ルーカスへ遺した言葉。

[目次]

第1章 デルス・ウザーラ
第2章 影武者
第3章 乱
第4章 最後の三部作
第5章 最晩年のメッセージ
第6章 追悼

[出版社商品紹介]

海外からの賞賛と国内からの批判。斜陽の映画界を晩年まで背負わされた悲劇。アカデミー賞受賞の一方で、興行の不振に悩む巨匠にも、人生を振り返る時がきた。

出版社・メーカーからのコメント

『影武者』から遺作にいたる晩年の人生模様海外からの賞賛と国内からの批判。斜陽の映画界を晩年まで背負わされた悲劇。アカデミー賞受賞の一方で、興行の不振に悩む巨匠にも、人生を振り返る時がきた。


大系黒澤明 第4巻/黒澤明/著 浜野保樹/編・解説 本・コミック : オンライン書店e-hon

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032417728&Action_id=121&Sza_id=C0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813

商品の内容

[要旨]

「蝦蟇の油」に編者による註と多数の関連写真を併載。認め合った監督同士ゆえ、大島渚と丁丁発止のやりとり。ガルシア・マルケスと核をめぐる白熱した論争。筑紫哲也、武満徹、村上龍、大友克洋らとの異色対談。音楽、映像、ユーモア、粋について大いに語りつくす。戦争末期の雑誌から黒澤自身の随筆を発掘。趣味の篆刻、墨跡や恒例のクリスマスカードをカラーで。これ以上ない詳細な年表を47ページにわたり掲載。

[目次]

第1章 自伝
第2章 「黒澤明のわが映画人生」(インタビュー=大島渚)
第3章 黒澤明語る(聞き手=原田眞人)
第4章 自作を語る
第5章 対談 海外の映画人たちと
第6章 対談 日本の表現者たちと
第7章 補遺
第8章 資料編

[出版社商品紹介]

大島渚に語った「我が人生」の全容を初公開。各界有名人との対談。新発見の「続姿三四郎」「七人の侍」などの随筆を追加掲載。

出版社・メーカーからのコメント

大島渚に語った「我が人生」の全容を初公開『羅生門』で筆が置かれた自伝を補足する大島インタビュー。各界有名人との対談。新発見の『続姿三四郎』『七人の侍』などの随筆を追加掲載。詳細な年譜、資料も


大系黒澤明 別巻/黒澤明/著 浜野保樹/編・解説 本・コミック : オンライン書店e-hon

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032502867&Action_id=121&Sza_id=C0&Rec_id=1008&Rec_lg=100813

『七人の侍』『トラ・トラ・トラ!』の原点となった作品など一挙公開。『明日を創る人々』秘蔵台本など、幻の脚本を発掘・初公開。

[目次]

静かなり(1942年)
陽気な工場(1942年)
森の千一夜(1942年)
サンパギタの花(1943年)
天晴れ一心太助(1945年)
どっこい!この槍(1945年)
明日を創る人々(1946年)(山形雄策・山本嘉次郎)
棺桶丸の人々(1951年)(橋本忍)
能の美(1983年)
こんな夢を見た(1988年)

[出版社商品紹介]

全集未収録、存在を忘れられていた脚本を発見。「明日を創る人々」、ラジオドラマ「陽気な工場」などを収録。



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http://kenkyuyoroku.blog84.fc2.com/blog-entry-482.html
『全集黒沢明』全6巻(岩波書店、1987.11~1988.4) 



第1巻 1987.11.18
 
*はじめに シナリオと映画‥‥‥‥‥‥ i
姿三四郎‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
一番美しく‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥51
続姿三四郎‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 105
虎の尾を踏む男達‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 149
達磨寺のドイツ人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 167
雪‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 217
敵中横断三百里‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 275
随筆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 337
蓮華の舞踏‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 339
或る手紙‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 340
忠臣蔵後篇撮影日記‥‥‥‥‥‥‥‥ 344
「馬」のスタッフ―裏方ものがたり‥ 348
わかりきった事‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 359
「雪」について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 369
「雪」梗概‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 371
雪の世界に遊ぶ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 373
十月の桜‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 378
一番美しく‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 380
「敵中横断三百里」前記‥‥‥‥‥‥ 382
新米演出家の日記から‥‥‥‥‥‥‥ 383
「姿三四郎」の七つの格闘場面‥‥‥ 391
「土俵祭」の脚本について‥‥‥‥‥ 395
「一番美しく」演出覚え書‥‥‥‥‥ 397
「一番美しく」の演出‥‥‥‥‥‥‥ 398
*作品解題(佐藤忠男)‥‥‥‥‥‥‥ 401
*批評史ノート(岩本憲児)‥‥‥‥‥ 415
*シナリオ注(野上照代)‥‥‥‥‥‥ 425
*製作メモランダ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 443
 

第2巻 1987.12.18
 
わが青春に悔なし‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
素晴らしき日曜日‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥47
酔いどれ天使‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥77
静かなる決闘‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 119
野良犬‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 159
山小屋の三悪人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 217
随筆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 255
東北の風物‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 257
映画が自由になる為めに‥‥‥‥‥‥ 261
能・庭・山‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 268
牡丹と青桐‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 270
映画批評について‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 272
近頃考えた事‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 276
アメリカ映画の故郷‥‥‥‥‥‥‥‥ 279
原節子の魅力‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 281
節っちゃんについて‥‥‥‥‥‥‥‥ 284
「素晴らしき日曜日」について‥‥‥ 286
木下さんへの手紙‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 287
「素晴らしき日曜日」演出前記‥‥‥ 291
中北君に‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 293
健全なる企業精神‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 295
映画の編集について‥‥‥‥‥‥‥‥ 296
シナリオ三題‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 301
「酔いどれ天使」人物クロッキイ‥‥ 304
三船君について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 306
神経質について‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 307
「酔いどれ天使」の演出ノートから‥ 308
東宝の紛争‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 313
生れッ放しの千石君について‥‥‥‥ 316
*作品解題(佐藤忠男)‥‥‥‥‥‥‥ 319
*批評史ノート(岩本憲児)‥‥‥‥‥ 343
*シナリオ注(野上照代)‥‥‥‥‥‥ 355
*製作メモランダ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 385
 

第3巻 1988.1.18
 
醜(スキャンダル)聞‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
羅生門‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥49
白痴〔前篇・後篇〕‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥73
生きる‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 147
肖像‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 203
殺陣師段平‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 237
随筆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 277
こうしたらよい映画が出来る―私の理想‥‥ 279
志村喬さんの人柄‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 282
「羅生門」製作前記‥‥‥‥‥‥‥‥ 283
木村功君‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 284
「白痴」演出前記‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 285
イノさんについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 285
シナリオについて‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 286
しみじみと感情を湛えて―「生きる」演出前記‥‥ 290
映画に“生きる”‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 291
*作品解題(佐藤忠男)‥‥‥‥‥‥‥ 299
*批評史ノート(岸本憲児)‥‥‥‥‥ 319
*シナリオ注(野上照代)‥‥‥‥‥‥ 331
*製作メモランダ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 367
 

第4巻 1988.2.18
 
七人の侍‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
生きものの記録‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥97
蜘蛛巣城‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 141
どん底‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 175
隠し砦の三悪人‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 219
決闘鍵屋の辻‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 271
随筆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 309
活劇の夢と現実―「七人の侍」完成に際して‥‥ 311
「生きものの記録」について‥‥‥‥ 312
「蜘蛛巣城」をめぐって―岩崎昶との往復書簡‥‥ 312
ロンドン・パリ十日間‥‥‥‥‥‥‥ 330
*作品解題(佐藤忠男)‥‥‥‥‥‥‥ 341
*批評史ノート(岩本憲児)‥‥‥‥‥ 363
*シナリオ注(野上照代)‥‥‥‥‥‥ 375
*製作メモランダ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 425
 

第5巻 1988.3.18
 
悪い奴ほどよく眠る‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
用心棒‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥69
椿三十郎‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 117
天国と地獄‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 157
赤ひげ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 221
暴走機関車‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 279
*作品解題(佐藤忠男)‥‥‥‥‥‥‥ 361
*批評史ノート(岩本憲児)‥‥‥‥‥ 379
*シナリオ注(野上照代)‥‥‥‥‥‥ 393
*製作メモランダ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 433
 

第6巻 1988.4.18
 
どですかでん‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 1
デルス・ウザーラ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥53
影武者‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥95
乱‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 147
随筆‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 207
助監督時代の思い出‥‥‥‥‥‥‥‥ 209
「デルス・ウザーラ」前記‥‥‥‥‥ 210
映画「デルス・ウザーラ」の創作要項‥‥ 210
タルコフスキイと「惑星ソラリス」‥ 216
早坂のこと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 220
当たり前の話‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 221
「影武者」序―画集に寄せて‥‥‥‥ 222
ジョン・カサベテスの「グロリア」を見て‥‥ 224
この画集に寄せて―「乱」付記‥‥‥ 225
無名塾へのメッセージ‥‥‥‥‥‥‥ 226
*作品解題(佐藤忠男)‥‥‥‥‥‥‥ 227
*批評史ノート(岩本憲児)‥‥‥‥‥ 257
*シナリオ注(野上照代)‥‥‥‥‥‥ 271
*製作メモランダ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 325
<対談>
ユーモアの力・生きる力(黒沢明,井上ひさし)‥‥ 341
*年譜(草薙匠)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 379

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[ 2011/02/04 20:02 ] く 黒沢明 | TB(0) | CM(0)


 The Kurosawa黒沢明全作品集―姿三四郎から乱まで


以前出版されていた『悪魔のように細心に天使のように大胆に』*を改訂し、「影武者」と「乱」の写真を加えたもの。「乱」までの映画のパンフ?の拡大版と考えてもいいが、全集未収録のエッセイ「映画についての雑談」がとても貴重だ。
志賀直哉のエッセイを引いて映画とは何かを語り、他には助監督時代のエピソード、戦闘機一機分の予算で映画学校を造れ?など。興味深い内容だ。
キネマ旬報の世界の映画作家シリーズのインタビューを流用した写真と言葉の見開きページも、佐藤忠男の批評とともにとても見やすい。
ファンは必携だと思う。


旧版『悪魔のように〜』ハードカバー版(縦書きののハードカバーと改訂された横書きのソフトカバー版がある。ソフトカバー版が本書の前身にあたる)にあったのにカットされたエッセイは以下。
「シナリオについて」『全集黒澤明』第3巻
「映画の編集について」第2巻
「牡丹と青桐」第2巻所収


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