NAMs出版プロジェクト: ワルラスとプルードン:転載
1858[プルードン『革命と教会とにおける正義について』未邦訳
1860[ワルラス『経済学と正義~プルードンの経済学説の批判的検討と反論』未邦訳
1860[ワルラス『経済学と正義~プルードンの経済学説の批判的検討と反論』未邦訳
http://yojiseki.exblog.jp/7807289/
ワルラスもマルクスもプルードン批判(というよりも詳細な吟味)からスタートしている。
読めばわかるがワルラスの均衡という概念もマルクスの価値形態という概念もプルードンからの剽窃であり、その価格論的展開にすぎない。彼らはプルードンの思想を具体化したというよりは、ある一面のみを取り出して「純粋化」(佐藤茂行)したのである。
そのかわり彼らにはプルードンにはあった価値論が疎かになっている。
(ワルラスには労働価値論が足りないし、逆にマルクスには資本/国民/国家の三位一体といった総合的視野が欠ける。)
今の不況はそうした価値論が不足していたことが原因であろう。
プルードンの言説が具体的でないと感じるならば、以下の交換銀行定款をご覧下さい。
http://nam-students.blogspot.com/2008/12/blog-post_12.html
追記:
『プルードン研究』にも所収された佐藤茂行氏の「レオン・ワルラスのプルードン批判について」は以下でpdf公開されています。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/31237
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/31237/1/22%281%29_P53-102.pdf
「レオンが一般均衡論の体系を構成するに際して、否定的な対象であったにせよ [ 否定的対象であるが故に]プルードンの経済的均衡の体系をその念頭においていたことは想像に難くない。」(pdf版p36、『プルードン研究』木鐸社p331-332)
ここで論じられたレオン・ワルラスのプルードン批判の書『経済学と正義』** の邦訳はまだないようです。
** 『経済学と正義一一 P.-J.プルードン氏の経済学説の批判的検討と反駁』
Leon Walras, L'economie politique et la justice, Examen critique et refutation
des doctrines economiques de M. P.-]. Proudhon. Paris, 1860. [E.P.J.=略記〕
マルクスは集合力を肯定的に発展させることができなかった
返信削除相対的剰余価値
結合労働力は二次的なものになる
合成の誤謬が
そこにある