レオン・ワルラス Leon Walras 『純粋経済学要論 』:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/11/leon-walras_3.html(本頁)
ワルラスとプルードン:転載
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_46.html
NAMs出版プロジェクト: ドブリュー『価値の理論』1959
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_48.html
ケネス・J・アロー (Kenneth J. Arrow), 1921-2017
https://nam-students.blogspot.com/2019/02/j-kenneth-j-arrow-1921.html
NAMs出版プロジェクト: パレート最適:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_82.html
ソシュール(Ferdinand de Saussure、1857 - 1913)
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/ferdinand-de-saussure1857-1913.html
ソシュール(Ferdinand de Saussure、1857 - 1913)
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/ferdinand-de-saussure1857-1913.html
ワルラス均衡の概念
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この経済にもし外部性がなければ,ワルラス均衡の配分はパレート最適である.このことはつ. ぎのようにして確かめられる.
レオン・ワルラス Leon Walras
経済学者
マリ・エスプリ・レオン・ワルラスは、スイスのローザンヌ・アカデミーで経済学の教鞭を執ったフランス生まれの経済学者。ヨーゼフ・シュンペーターによって 「すべての経済学者の中で最も偉大」と評された。また、経済学的分析に数学的手法を積極的に活用し、一般均衡理論を最初に定式化した。
生年月日: 1834年12月16日
生まれ: フランス エヴルー
死没: 1910年1月5日, スイス モントルー
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%B3%E3%83%8C%E5%AD%A6%E6%B4%BE
ローザンヌ学派(ローザンヌがくは、英語:Lausanne School)は、一般的には、レオン・ワルラスに始まり、ヴィルフレド・パレート、クヌート・ヴィクセル、グスタフ・カッセルに受け継がれ、精緻な数学的手法を駆使することを特徴とするミクロ経済学の中核をなす経済学者の一派。ローザンヌ大学が研究の拠点だったことからこう呼ばれる。なお、パレートは主義・主張を超えた経済現象の非主観的認識論に傾き、ワルラスによって指名された直接の後継者ではあるけれど、ワルラスの社会主義的理念ないし思想を嫌い、両者の関係は必ずしも良くなかった。パレートから広がる系列とは別に、ワルラスの社会・経済思想に配慮した研究は、ローザンヌ大学のブスケ、ボソン、ブジノ等の研究者によって続けられ、今日に至っている。
業績
当初、ジェボンズ、メンガーと共に、この二人とは独立して限界効用から価値を説明しようとする限界革命(当初、限界効用革命と呼ばれたものの、後、「効用」という主観的概念を排除する形で分析手段を強調する、この表記がなされるようになった)の出発点と評価されていた。しかし、現在ではウィリアム・ジャッフェの指摘以来、その業績の中心は経済学への数学の応用と並んで、多数財の需給同時均衡を方程式により解明しようとする一般均衡理論に主眼が置かれて評価されている。一般均衡論がミクロ経済学の標準的な理論として認知されるに従って、拡散していき、ケンブリッジ学派やオーストリー学派程明確な学派として残っているとは言い難い。
アルフレッド・マーシャルの部分均衡分析と合わせてミクロ経済学の素地が作り上げられた。しかし、部分均衡論が一財の市場に注目し、一時、短期、長期、超長期という時間的拡大を目指したのに対して、一般均衡論は(複数財の相互依存性に注目しているため)、二財交換、多数財交換のモデルから出発して生産の理論、信用の理論へと拡大していく。この点で、視点と方法は大きく異なる。なお、ワルラス自身は、数学を用いた自らのモデルを現実から抽象し多要素を元にして再構成したモデルであり、現実そのものと言うより、仮説的な理念モデルであることを、主著の『純粋経済学要論』(意味するところは『理論経済学要論』)で断っており、そのままに現実に適用出来るものとはしていない。更に、自らのモデルは絶対的自由競争(完全競争)の下での、交換を通じての各個人の経済的厚生の(前提となる初期条件による相対的)最大化を示すこと、更には、自由競争が適用されるべき範囲とそうするべきではない「社会的効用」に関わる範囲とを画定することだと、明記している。
『図説 経済学史』(学文社、104頁)より
社会的富
________|_________
| |
収入 資本
____|_________ ___|___
| | | |
| 家計⇄【家計】 | | |
| /\ _____用役_ 固定資本 流動資本
| / \
消費物 生産物 生 産 土地用役 土地資本 貨 幣
市場* 用 役 労働用役 人的資本 貯蔵商品
消費用役 \ /市場* 資本用役 動産資本
\/ \ 流動
【企業】⇄企業 原 料 固定資本 資本
市場* 市場*
交換の均衡_____ 2,3
生産の均衡_____________ 4
資本化の均衡_________________ 5
流通と貨幣の均衡_______________________ 6
経済の一般均衡__________________________
*
4つの市場(問題)がある。
上記図は『純粋経済学要論 』(1874~7)原著第四版の序の図解と言える。
Éléments d’économie politique pure, ou théorie de la richesse sociale (1874~1877)
《…流通及び貨幣の理論は 、交換の理論 、生産の理論 、資本化の理論 、信用の理論のように 、それに相応するシステムの方程式の定立と解法とを含むのである 。そしてこの流通論を組成する六章は 、純粋経済学の大きな問題の第四である所の流通の問題の解法を示したものである 。》
《…本書の概要は次の如くなった 。
純粋経済学要論 すなわち社会的富の理論
第一編 経済学及び社会経済学の対象と分け方
第二編 二商品相互の間の交換の理論
第三編 多数の商品相互の間の交換の理論
第四編 生産の理論
第五編 資本化及び信用の理論
第六編 流通及び貨幣の理論
第七編 経済的進歩の条件と結果 、純粋経済学のシステムの批評
第八編 公定価格 ・独占 ・租税について
附録第一 価格決定の幾何学的理論
附録第二 アウスピッツ氏とリ ーベン氏の価格理論の原理についての考察
Section I. Objet et division de l’économie politique et sociale.
Section II. Théorie de l’échange de deux marchandises entre elles.
Section III. Théorie de l’échange de plusieurs marchandises entre elles.
Section IV. Théorie de la production.
Section V. Théorie de la capitalisation et du crédit.
Section VI. Théorie de la circulation et de la monnaie.
Section VII. Conditions et conséquences du progrès économique. Critique des systèmes d'économie politique pure.
Section VIII. Des trifs, du monomole et des impôt.
Appendice 1. Théorie géométrique de la determination des prix.
Appendice 2. Observation sur le principe de la théorie du prix de MM.Auspitz et Lieben.
この版はかく変化せられてはいるけれども 、先にいったように一八七四年 ―一八七七年のものの最終版に過ぎない 。》
《私の学説は次のように要約し得られる 。
純粋経済学は 、本質的には 、絶対的自由競争を仮定した制度の下における価格決定の理論である (八 ) 。稀少であるために 、すなわち利用があると共に限られた量しかないために 、価格をもつことの出来る有形無形の一切の物の総体は 、社会的富を構成する 。純粋経済学がまた社会的富の理論であるゆえんはここにある 。
社会的富を組成する物のうちに 、一回以上役立つ物すなわち資本または持続財と 、一回しか役立たない物すなわち収入または消耗財 ( b i e n s f o n g i b l e s )とを区別せねばならぬ 。資本は土地 、人的能力及び狭義の資本を含む 。収入は第一に消費の目的物及び原料を含む 。これらは多くの場合有形の物である 。次に収入はいわゆる用役 ( s e r v i c e s )すなわち資本の継続的使用を含む 。これらの用役は多くの場合無形のものである 。資本の用役で直接的利用を有するものは 、消費的用役 ( s e r v i c e s c o n s o m m a b l e s )と称せられ 、消費目的物に結合する 。間接的利用しかもたない資本の用役は 、生産的用役 ( s e r v i c e s p r o d u c t e u r s )と称せられ 、原料と結合する 。私は 、ここにこそ純粋経済学全体の鍵があると思う 。もし資本と収入との区別を看過し 、あるいはことに 、社会的富のうちに有形の収入と併んで無形の資本用役が存在することを認めないとすれば 、科学的な価格決定理論を建設することは出来ない 。反対にもし 、右の区別と分類とを承認すれば 、交換の理論によって消費目的物及び消費的用役の価格決定を 、次に資本化の理論によって固定資本の価格の決定を 、流通の理論によって流動資本の価格の決定を 、することが出来る 。その理由は次の如くである 。
まず消費目的物と消費的用役とのみが売買せられる市場 、換言すればそれらのもののみが交換せられる市場を想像し 、かつそこでは用役の販売が資本の賃貸によって行われると想像する 。》
《次に交換の問題の中に 、消費の目的物が生産的用役の相互の結合によって生ずる所のまたは生産的用役を原料に適用することによって生ずる所の生産物であるという事情を導き入れて 、我々は生産の問題を提出する 。》
《一度収入の率が得られると 、ただに新固定資本の価格のみでなく 、また旧固定資本すなわち既に存在する土地 、人的能力 、狭義の資本の価格が得られる 。これは旧資本の用役の価格である地代 、賃銀 、利子をこの率で除すことによって得られる 。残るのは流動資本の価格を見出すことと 、価値尺度財が貨幣である場合にこれらすべての価格がいかなるものとなるかを知ることとだけである 。これらは流通及び貨幣の問題である 。》
(以上、ワルラス『純粋経済学要論 上』第四版序より)kindle、青空文庫版より
生産の均衡_____________ 4
資本化の均衡_________________ 5
流通と貨幣の均衡_______________________ 6
経済の一般均衡__________________________
*
4つの市場(問題)がある。
上記図は『純粋経済学要論 』(1874~7)原著第四版の序の図解と言える。
Éléments d’économie politique pure, ou théorie de la richesse sociale (1874~1877)
《…流通及び貨幣の理論は 、交換の理論 、生産の理論 、資本化の理論 、信用の理論のように 、それに相応するシステムの方程式の定立と解法とを含むのである 。そしてこの流通論を組成する六章は 、純粋経済学の大きな問題の第四である所の流通の問題の解法を示したものである 。》
《…本書の概要は次の如くなった 。
純粋経済学要論 すなわち社会的富の理論
第一編 経済学及び社会経済学の対象と分け方
第二編 二商品相互の間の交換の理論
第三編 多数の商品相互の間の交換の理論
第四編 生産の理論
第五編 資本化及び信用の理論
第六編 流通及び貨幣の理論
第七編 経済的進歩の条件と結果 、純粋経済学のシステムの批評
第八編 公定価格 ・独占 ・租税について
附録第一 価格決定の幾何学的理論
附録第二 アウスピッツ氏とリ ーベン氏の価格理論の原理についての考察
Section I. Objet et division de l’économie politique et sociale.
Section II. Théorie de l’échange de deux marchandises entre elles.
Section III. Théorie de l’échange de plusieurs marchandises entre elles.
Section IV. Théorie de la production.
Section V. Théorie de la capitalisation et du crédit.
Section VI. Théorie de la circulation et de la monnaie.
Section VII. Conditions et conséquences du progrès économique. Critique des systèmes d'économie politique pure.
Section VIII. Des trifs, du monomole et des impôt.
Appendice 1. Théorie géométrique de la determination des prix.
Appendice 2. Observation sur le principe de la théorie du prix de MM.Auspitz et Lieben.
この版はかく変化せられてはいるけれども 、先にいったように一八七四年 ―一八七七年のものの最終版に過ぎない 。》
《私の学説は次のように要約し得られる 。
純粋経済学は 、本質的には 、絶対的自由競争を仮定した制度の下における価格決定の理論である (八 ) 。稀少であるために 、すなわち利用があると共に限られた量しかないために 、価格をもつことの出来る有形無形の一切の物の総体は 、社会的富を構成する 。純粋経済学がまた社会的富の理論であるゆえんはここにある 。
社会的富を組成する物のうちに 、一回以上役立つ物すなわち資本または持続財と 、一回しか役立たない物すなわち収入または消耗財 ( b i e n s f o n g i b l e s )とを区別せねばならぬ 。資本は土地 、人的能力及び狭義の資本を含む 。収入は第一に消費の目的物及び原料を含む 。これらは多くの場合有形の物である 。次に収入はいわゆる用役 ( s e r v i c e s )すなわち資本の継続的使用を含む 。これらの用役は多くの場合無形のものである 。資本の用役で直接的利用を有するものは 、消費的用役 ( s e r v i c e s c o n s o m m a b l e s )と称せられ 、消費目的物に結合する 。間接的利用しかもたない資本の用役は 、生産的用役 ( s e r v i c e s p r o d u c t e u r s )と称せられ 、原料と結合する 。私は 、ここにこそ純粋経済学全体の鍵があると思う 。もし資本と収入との区別を看過し 、あるいはことに 、社会的富のうちに有形の収入と併んで無形の資本用役が存在することを認めないとすれば 、科学的な価格決定理論を建設することは出来ない 。反対にもし 、右の区別と分類とを承認すれば 、交換の理論によって消費目的物及び消費的用役の価格決定を 、次に資本化の理論によって固定資本の価格の決定を 、流通の理論によって流動資本の価格の決定を 、することが出来る 。その理由は次の如くである 。
まず消費目的物と消費的用役とのみが売買せられる市場 、換言すればそれらのもののみが交換せられる市場を想像し 、かつそこでは用役の販売が資本の賃貸によって行われると想像する 。》
《次に交換の問題の中に 、消費の目的物が生産的用役の相互の結合によって生ずる所のまたは生産的用役を原料に適用することによって生ずる所の生産物であるという事情を導き入れて 、我々は生産の問題を提出する 。》
《一度収入の率が得られると 、ただに新固定資本の価格のみでなく 、また旧固定資本すなわち既に存在する土地 、人的能力 、狭義の資本の価格が得られる 。これは旧資本の用役の価格である地代 、賃銀 、利子をこの率で除すことによって得られる 。残るのは流動資本の価格を見出すことと 、価値尺度財が貨幣である場合にこれらすべての価格がいかなるものとなるかを知ることとだけである 。これらは流通及び貨幣の問題である 。》
(以上、ワルラス『純粋経済学要論 上』第四版序より)kindle、青空文庫版より
純粋経済学要論
ELEMENTS D'ECONOMIE POLITIQUE PURE OU THEORIE DE LA RICHESSE SOCIALE
上巻
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳
原著第四版の序
第一編 経済学及び社会経済学の目的と分け方
第一章 スミスの定義とセイの定義
第二章 科学と政策と道徳との区別
第三章 社会的富について。稀少性から生ずる三つの結果。
交換価値の事実と純粋経済学について
第四章 産業の事実と応用経済学とについて。
所有権の事実と社会経済学とについて
第二編 二商品間に行われる交換の理論
第五章 市場と競争とについて。二商品間に行われる交換の問題
第六章 有効需要曲線と有効供給曲線。需要と供給との均等の成立
第七章 二商品相互の間に行われる交換の問題の解法の吟味
第八章 利用曲線または欲望曲線。商品の利用の最大の法則
第九章 需要曲線論。二商品間における交換の問題の数学的解法の一般的方式
第十章 稀少性すなわち交換価値の原因について
第三編 多数の商品の間に行われる交換の理論
第十一章 多数の商品の間に行われる交換の問題。
一般均衡の定理
第十二章 多数の商品の間の交換の問題の数学的解法の一般的方式。商品の価格の成立の法則
第十三章 商品の価格の変動の法則
第十四章 等価値配分の定理。価値測定の手段と交換の仲介物とについて
第十五章 商品の購買曲線と販売曲線。価格曲線
第十六章 交換価値の原因についてのスミス及びセイの学説の解説と駁論
第四編 生産の理論
第十七章 資本と収入について。三つの生産的用役について
第十八章 生産の要素と生産の機構
第十九章 企業者について。企業の会計と損益計算
第二十章 生産方程式
第二十一章 生産方程式の解法。生産物の価格及び用役の価格の成立の法則
第二十二章 自由競争の原理について。生産物の価格と用役の価格との変動の法則。用役の購買曲線及び販売曲線。生産物の価格曲線。
底本:「純粹經濟學要論 上卷」岩波文庫、岩波書店
1953(昭和28)年11月25日第1刷発行
(kindle及び青空文庫には上巻のみ)
以下岩波文庫版上下巻目次(国会図書館デジタルコレクションより)
旧字体→新字体に改変
純粋経済学要論
目次
序/p3
訳者序/p7
凡例/p11
レオン・ワルラスの略伝/p12
原著第四版の序/p18
第一編 経済学及び社会経済学の目的と分け方/p45
第一章 スミスの定義とセイの定義/p47
第二章 科学と政策と道徳との区別/p58
第三章 社会的富について。稀少性から生じる三つの結果。交換価値の事実と純粋経済学について/p69
第四章 産業の事実と応用経済学とについて。所有権の事実と社会経済学とについて/p82
第二編 二商品間に行われる交換の理論/p95
第五章 市場と競争とについて。二商品間に行われる交換の問題/p97
第六章 有効需要曲線と有効供給曲線。需要と供給との均等の成立/p112
第七章 二商品相互の間に行われる交換の問題の解法の吟味/p129
第八章 利用曲線または欲望曲線。商品の利用の最大の法則/p137
第九章 需要曲線論。二商品間における交換の問題の数学的解法の一般的方式/p159
第十章 稀少性即ち交換価値の原因について/p174
第三編 多数の商品の間に行われる交換の理論/p185
第十一章 多数の商品の間に行われる交換の問題。一般均衡の定理/p187
第十二章 多数の商品の間の交換の問題の数学的解法の一般的方式。商品の価格の成立の法則/p205
第十三章 商品の価格の変動の法則/p222
第十四章 等価値配分の定理。価値測定の手段と交換の仲介物とについて/p237
第十五章 商品の購買曲線と販売曲線。価格曲線/p253
第十六章 交換価値の原因についてのスミス及びセイの学説の解説と駁論/p262
第四編 生産の理論/p275
第十七章 資本と収入について。三つの生産的用役について/p277
第十八章 生産の要素と生産の機構/p289
第十九章 企業者について。企業の会計と損益計算/p301
第二十章 生産方程式/p316
第二十一章 生産方程式の解法。生産物の価格及び用役の価格の成立の法則/p327
第二十二章 自由競争の原理について。生産物の価格と用役の価格との変動の法則。用役の購買曲線及び販売曲線。生産物の価格曲線/p347
第五編 資本化及び信用の理論/p7
第二十三章 粗収入と純収入とについて。純収入率。消費を超える収入の余剩について/p9
第二十四章 資本化及び信用の方程式/p27
第二十五章 資本化及び信用の方程式の解法。純収入率の成立の法則/p37
第二十六章 消費的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p56
第二十七章 生産的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p64
第二十八章 純収入率の変動の法則。新資本の購買及び販売の曲線。資本の価格の成立及び変動の法則/p73
第六編 流通及び貨幣の理論/p83
第二十九章 流通及び貨幣の方程式/p85
第三十章 流通及び貨幣の方程式の解法。貨幣の価格の成立及び変動の法則。商品貨幣の価格曲線/p101
第三十一章 複本位貨幣の価値の成立/p119
第三十二章 複本位貨幣の価値の相対的安定性/p136
第三十三章 信用券貨幣と相殺による支払とについて/p150
第三十四章 為替について/p160
第七編 経済的発展の条件と結果。純粋経済学諸体系の批判/p171
第三十五章 永久的市場について/p173
第三十六章 限界生産力の定理。生産物の量の増加について。発展的社会における価格の一般的変動の法則/p180
第三十七章 フィジオクラットの学説の批判的研究/p200
第三十八章 英国派の生産物価格理論の解説と批判/p207
第三十九章 英国派の地代理論の解説と批判/p217
第四十章 英国派の賃銀理論及び利子理論の解説と批判/p238
第八編 公定価格。独占。租税/p255
第四十一章 公定価格と独占とについて/p257
第四十二章 租税について/p279
附録一 価格決定理論の幾何学的説明/p301
第一章 多数の商品の間に行われる交換について/p303
第二章 生産物と用役との間に行われる交換/p316
第三章 貯蓄と新資本との交換について/p325
附録二 アウスピッツ リーベンの価格論原理の批判/p329
あとがき/p337
タイトル 純粋経済学要論. 上巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1953
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012387
タイトル 純粋経済学要論. 下巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1954
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012388
walras74.pdf
http://ecocritique.free.fr/walras74.pdf (1900年出版,1877年最終版。巻末図も所収)
____________________
Éléments d'économie politique pure; ou, Théorie de la richesse sociale - Léon Walras - Google ブックス
https://books.google.co.jp/books?id=hJNfAAAAcAAJ (1874年初版)
THÉORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 1874
SECTION I. Objet et divisions de l'économie politique et sociale.
SECTION II. Théorie mathématique de l'échange.
SECTION III. Du numéraire et de la monnaie.
SECTION IV. Théorie naturelle de la production et de la consommation de la richesse.
http://ecocritique.free.fr/walras74.pdf (1900年出版,1877年最終版。巻末図も所収)
____________________
Éléments d'économie politique pure; ou, Théorie de la richesse sociale - Léon Walras - Google ブックス
https://books.google.co.jp/books?id=hJNfAAAAcAAJ (1874年初版)
THÉORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 1874
SECTION I. Objet et divisions de l'économie politique et sociale.
SECTION II. Théorie mathématique de l'échange.
SECTION III. Du numéraire et de la monnaie.
SECTION IV. Théorie naturelle de la production et de la consommation de la richesse.
SECTION V. Conditions et conséquences du progrès eéconomique.
SECTION VI. Effets naturels et nécessaires des divers modes d'organisation économique de la société.
THÉORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 1874(→1877年版では)
SECTION I. Objet et divisions de l'économie politique et sociale.(→1)
SECTION II. Théorie mathématique de l'échange.(→2、3)
SECTION III. Du numéraire et de la monnaie. (→6)
SECTION IV. Théorie naturelle de la production et de la consommation de la richesse.(→4)
SECTION V. Conditions et conséquences du progrès économique.(→7)
SECTION VI. Effets naturels et nécessaires des divers modes d'organisation économique de la société.(→8)
(→5と6の前半は新たに追加される)
http://www.slideshare.net/pkconference/bieri
Carl Föhl(Foehl)'s Geldschöpfung und Wirtschaftskreislauf [Creation of Money and Economic. Circular Flow] 1937
__________
https://hajosli.wordpress.com/2009/11/08/referat-zu-wachstumsspirale-h-chr-binswanger/
以下上下巻旧字体目次(国会図書館デジタルコレクションより)
純粋経済学要論
目次
序/p3
譯者序/p7
凡例/p11
レオン・ワルラスの略傳/p12
原著第四版の序/p18
第一編 經濟學及び社會經濟學の目的と分け方/p45
第一章 スミスの定義とセイの定義/p47
第二章 科學と政策と道德との區別/p58
第三章 社會的富について。稀少性から生ずる三つの結果。交換價値の事實と純粹經濟學について/p69
第四章 產業の事實と應用經濟學とについて。所有權の事實と社會經濟學とについて/p82
第二編 二商品間に行われる交換の理論/p95
第五章 市場と競爭とについて。二商品間に行われる交換の問題/p97
第六章 有效需要曲線と有效供給曲線。需要と供給との均等の成立/p112
第七章 二商品相互の間に行われる交換の問題の解法の吟味/p129
第八章 利用曲線または欲望曲線。商品の利用の最大の法則/p137
第九章 需要曲線論。二商品間における交換の問題の數學的解法の一般的方式/p159
第十章 稀少性卽ち交換價値の原因について/p174
第三編 多數の商品の間に行われる交換の理論/p185
第十一章 多數の商品の間に行われる交換の問題。一般均衡の定理/p187
第十二章 多數の商品の間の交換の問題の數學的解法の一般的方式。商品の價格の成立の法則/p205
第十三章 商品の價格の變動の法則/p222
第十四章 等價値配分の定理。價値測定の手段と交換の仲介物とについて/p237
第十五章 商品の購買曲線と販賣曲線。價格曲線/p253
第十六章 交換價値の原因についてのスミス及びセイの學說の解說と駁論/p262
第四編 生產の理論/p275
第十七章 資本と收入について。三つの生產的用役について/p277
第十八章 生產の要素と生產の機構/p289
第十九章 企業者について。企業の會計と損益計算/p301
第二十章 生產方程式/p316
第二十一章 生產方程式の解法。生產物の價格及び用役の價格の成立の法則/p327
第二十二章 自由競爭の原理について。生產物の價格と用役の價格との變動の法則。用役の購買曲線及び販賣曲線。生產物の價格曲線/p347
第五編 資本化及び信用の理論/p7
第二十三章 粗收入と純收入とについて。純收入率。消費を超える收入の餘剩について/p9
第二十四章 資本化及び信用の方程式/p27
第二十五章 資本化及び信用の方程式の解法。純收入率の成立の法則/p37
第二十六章 消費的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p56
第二十七章 生產的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p64
第二十八章 純收入率の變動の法則。新資本の購買及び販賣の曲線。資本の價格の成立及び變動の法則/p73
第六編 流通及び貨幣の理論/p83
第二十九章 流通及び貨幣の方程式/p85
第三十章 流通及び貨幣の方程式の解法。貨幣の價格の成立及び變動の法則。商品貨幣の價格曲線/p101
第三十一章 複本位貨幣の價値の成立/p119
第三十二章 複本位貨幣の價値の相對的安定性/p136
第三十三章 信用券貨幣と相殺による支拂とについて/p150
第三十四章 爲替について/p160
第七編 經濟的發展の條件と結果。純粹經濟學諸體系の批判/p171
第三十五章 永久的市場について/p173
第三十六章 限界生產力の定理。生產物の量の增加について。發展的社會における價格の一般的變動の法則/p180
第三十七章 フィジオクラットの學說の批判的研究/p200
第三十八章 英國派の生產物價格理論の解說と批判/p207
第三十九章 英國派の地代理論の解說と批判/p217
第四十章 英國派の賃銀理論及び利子理論の解說と批判/p238
第八編 公定價格。獨占。租稅/p255
第四十一章 公定價格と獨占とについて/p257
第四十二章 租稅について/p279
附錄一 價格決定理論の幾何學的說明/p301
第一章 多數の商品の間に行われる交換について/p303
第二章 生產物と用役との間に行われる交換/p316
第三章 貯蓄と新資本との交換について/p325
附錄二 アウスピッツ リーベンの價格論原理の批判/p329
あとがき/p337
タイトル 純粋経済学要論. 上巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1953
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012387
タイトル 純粋経済学要論. 下巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1954
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012388
SECTION VI. Effets naturels et nécessaires des divers modes d'organisation économique de la société.
THÉORIE DE LA RICHESSE SOCIALE 1874(→1877年版では)
SECTION I. Objet et divisions de l'économie politique et sociale.(→1)
SECTION II. Théorie mathématique de l'échange.(→2、3)
SECTION III. Du numéraire et de la monnaie. (→6)
SECTION IV. Théorie naturelle de la production et de la consommation de la richesse.(→4)
SECTION V. Conditions et conséquences du progrès économique.(→7)
SECTION VI. Effets naturels et nécessaires des divers modes d'organisation économique de la société.(→8)
(→5と6の前半は新たに追加される)
_________
以下、一般均衡関連参考資料:
以下、一般均衡関連参考資料:
________________________
http://www.slideshare.net/pkconference/bieri
Carl Föhl(Foehl)'s Geldschöpfung und Wirtschaftskreislauf [Creation of Money and Economic. Circular Flow] 1937
__________
https://hajosli.wordpress.com/2009/11/08/referat-zu-wachstumsspirale-h-chr-binswanger/
以下上下巻旧字体目次(国会図書館デジタルコレクションより)
純粋経済学要論
目次
序/p3
譯者序/p7
凡例/p11
レオン・ワルラスの略傳/p12
原著第四版の序/p18
第一編 經濟學及び社會經濟學の目的と分け方/p45
第一章 スミスの定義とセイの定義/p47
第二章 科學と政策と道德との區別/p58
第三章 社會的富について。稀少性から生ずる三つの結果。交換價値の事實と純粹經濟學について/p69
第四章 產業の事實と應用經濟學とについて。所有權の事實と社會經濟學とについて/p82
第二編 二商品間に行われる交換の理論/p95
第五章 市場と競爭とについて。二商品間に行われる交換の問題/p97
第六章 有效需要曲線と有效供給曲線。需要と供給との均等の成立/p112
第七章 二商品相互の間に行われる交換の問題の解法の吟味/p129
第八章 利用曲線または欲望曲線。商品の利用の最大の法則/p137
第九章 需要曲線論。二商品間における交換の問題の數學的解法の一般的方式/p159
第十章 稀少性卽ち交換價値の原因について/p174
第三編 多數の商品の間に行われる交換の理論/p185
第十一章 多數の商品の間に行われる交換の問題。一般均衡の定理/p187
第十二章 多數の商品の間の交換の問題の數學的解法の一般的方式。商品の價格の成立の法則/p205
第十三章 商品の價格の變動の法則/p222
第十四章 等價値配分の定理。價値測定の手段と交換の仲介物とについて/p237
第十五章 商品の購買曲線と販賣曲線。價格曲線/p253
第十六章 交換價値の原因についてのスミス及びセイの學說の解說と駁論/p262
第四編 生產の理論/p275
第十七章 資本と收入について。三つの生產的用役について/p277
第十八章 生產の要素と生產の機構/p289
第十九章 企業者について。企業の會計と損益計算/p301
第二十章 生產方程式/p316
第二十一章 生產方程式の解法。生產物の價格及び用役の價格の成立の法則/p327
第二十二章 自由競爭の原理について。生產物の價格と用役の價格との變動の法則。用役の購買曲線及び販賣曲線。生產物の價格曲線/p347
第五編 資本化及び信用の理論/p7
第二十三章 粗收入と純收入とについて。純收入率。消費を超える收入の餘剩について/p9
第二十四章 資本化及び信用の方程式/p27
第二十五章 資本化及び信用の方程式の解法。純收入率の成立の法則/p37
第二十六章 消費的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p56
第二十七章 生產的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p64
第二十八章 純收入率の變動の法則。新資本の購買及び販賣の曲線。資本の價格の成立及び變動の法則/p73
第六編 流通及び貨幣の理論/p83
第二十九章 流通及び貨幣の方程式/p85
第三十章 流通及び貨幣の方程式の解法。貨幣の價格の成立及び變動の法則。商品貨幣の價格曲線/p101
第三十一章 複本位貨幣の價値の成立/p119
第三十二章 複本位貨幣の價値の相對的安定性/p136
第三十三章 信用券貨幣と相殺による支拂とについて/p150
第三十四章 爲替について/p160
第七編 經濟的發展の條件と結果。純粹經濟學諸體系の批判/p171
第三十五章 永久的市場について/p173
第三十六章 限界生產力の定理。生產物の量の增加について。發展的社會における價格の一般的變動の法則/p180
第三十七章 フィジオクラットの學說の批判的研究/p200
第三十八章 英國派の生產物價格理論の解說と批判/p207
第三十九章 英國派の地代理論の解說と批判/p217
第四十章 英國派の賃銀理論及び利子理論の解說と批判/p238
第八編 公定價格。獨占。租稅/p255
第四十一章 公定價格と獨占とについて/p257
第四十二章 租稅について/p279
附錄一 價格決定理論の幾何學的說明/p301
第一章 多數の商品の間に行われる交換について/p303
第二章 生產物と用役との間に行われる交換/p316
第三章 貯蓄と新資本との交換について/p325
附錄二 アウスピッツ リーベンの價格論原理の批判/p329
あとがき/p337
タイトル 純粋経済学要論. 上巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1953
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012387
タイトル 純粋経済学要論. 下巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1954
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012388
『図説 経済学史』(104頁,学文社)より
返信削除社会的富
________|_________
| |
収入 資本
____|________ ___|___
| | | |
| 【家計】 | | |
| /\ 用 役 固定資本 流動資本
| / \
消費物 生産物 生 産 土地用役 土地資本 貨 幣
市 場 用 役 労働用役 人的資本 貯蔵商品
消費用役 *\ /市 場 資本用役 動産資本
\/ *
【企業】 原 料 固定資本 流動資本
企業 市場 市場
交換の均衡_____ * *
生産の均衡_____________
資本化の均衡_________________
流通と貨幣の均衡_______________________
経済の一般均衡__________________________
*
4つの市場がある。
上記図は『純粋経済学要論 』(1874~7)原著第四版の序の図解と言える。
《…流通及び貨幣の理論は 、交換の理論 、生産の理論 、資本化の理論 、信用の理論のように 、それに相応するシステムの方程式の定立と解法とを含むのである 。そしてこの流通論を組成する六章は 、純粋経済学の大きな問題の第四である所の流通の問題の解法を示したものである 。》
旧字体→新字体に改変
返信削除目次(国会図書館デジタルコレクションより)
純粋経済学要論
目次
序/p3
訳者序/p7
凡例/p11
レオン・ワルラスの略伝/p12
原著第四版の序/p18
第一編 経済学及び社会経済学の目的と分け方/p45
第一章 スミスの定義とセイの定義/p47
第二章 科学と政策と道徳との区別/p58
第三章 社会的富について。稀少性から生じる三つの結果。交換価値の事実と純粋経済学について/p69
第四章 産業の事実と応用経済学とについて。所有権の事実と社会経済学とについて/p82
第二編 二商品間に行われる交換の理論/p95
第五章 市場と競争とについて。二商品間に行われる交換の問題/p97
第六章 有効需要曲線と有効供給曲線。需要と供給との均等の成立/p112
第七章 二商品相互の間に行われる交換の問題の解法の吟味/p129
第八章 利用曲線または欲望曲線。商品の利用の最大の法則/p137
第九章 需要曲線論。二商品間における交換の問題の数学的解法の一般的方式/p159
第十章 稀少性即ち交換価値の原因について/p174
第三編 多数の商品の間に行われる交換の理論/p185
第十一章 多数の商品の間に行われる交換の問題。一般均衡の定理/p187
第十二章 多数の商品の間の交換の問題の数学的解法の一般的方式。商品の価格の成立の法則/p205
第十三章 商品の価格の変動の法則/p222
第十四章 等価値配分の定理。価値測定の手段と交換の仲介物とについて/p237
第十五章 商品の購買曲線と販売曲線。価格曲線/p253
第十六章 交換価値の原因についてのスミス及びセイの学説の解説と駁論/p262
第四編 生産の理論/p275
第十七章 資本と収入について。三つの生産的用役について/p277
第十八章 生産の要素と生産の機構/p289
第十九章 企業者について。企業の会計と損益計算/p301
第二十章 生産方程式/p316
第二十一章 生産方程式の解法。生産物の価格及び用役の価格の成立の法則/p327
第二十二章 自由競争の原理について。生産物の価格と用役の価格との変動の法則。用役の購買曲線及び販売曲線。生産物の価格曲線/p347
第五編 資本化及び信用の理論/p7
第二十三章 粗収入と純収入とについて。純収入率。消費を超える収入の余剩について/p9
第二十四章 資本化及び信用の方程式/p27
第二十五章 資本化及び信用の方程式の解法。純収入率の成立の法則/p37
第二十六章 消費的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p56
第二十七章 生産的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p64
第二十八章 純収入率の変動の法則。新資本の購買及び販売の曲線。資本の価格の成立及び変動の法則/p73
第六編 流通及び貨幣の理論/p83
第二十九章 流通及び貨幣の方程式/p85
第三十章 流通及び貨幣の方程式の解法。貨幣の価格の成立及び変動の法則。商品貨幣の価格曲線/p101
第三十一章 複本位貨幣の価値の成立/p119
第三十二章 複本位貨幣の価値の相対的安定性/p136
第三十三章 信用券貨幣と相殺による支払とについて/p150
第三十四章 為替について/p160
第七編 経済的発展の条件と結果。純粋経済学諸体系の批判/p171
第三十五章 永久的市場について/p173
第三十六章 限界生産力の定理。生産物の量の增加について。発展的社会における価格の一般的変動の法則/p180
第三十七章 フィジオクラットの学説の批判的研究/p200
第三十八章 英国派の生産物価格理論の解説と批判/p207
第三十九章 英国派の地代理論の解説と批判/p217
第四十章 英国派の賃銀理論及び利子理論の解説と批判/p238
第八編 公定価格。独占。租税/p255
第四十一章 公定価格と独占とについて/p257
第四十二章 租税について/p279
附錄一 価格決定理論の幾何学的説明/p301
第一章 多数の商品の間に行われる交換について/p303
第二章 生産物と用役との間に行われる交換/p316
第三章 貯蓄と新資本との交換について/p325
附錄二 アウスピッツ リーベンの価格論原理の批判/p329
あとがき/p337
タイトル 純粋経済学要論. 上巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1953
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012387
タイトル 純粋経済学要論. 下巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1954
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012388
返信削除以下上下巻旧字体目次(国会図書館デジタルコレクションより)
純粋経済学要論
目次
序/p3
譯者序/p7
凡例/p11
レオン・ワルラスの略傳/p12
原著第四版の序/p18
第一編 經濟學及び社會經濟學の目的と分け方/p45
第一章 スミスの定義とセイの定義/p47
第二章 科學と政策と道德との區別/p58
第三章 社會的富について。稀少性から生ずる三つの結果。交換價値の事實と純粹經濟學について/p69
第四章 產業の事實と應用經濟學とについて。所有權の事實と社會經濟學とについて/p82
第二編 二商品間に行われる交換の理論/p95
第五章 市場と競爭とについて。二商品間に行われる交換の問題/p97
第六章 有效需要曲線と有效供給曲線。需要と供給との均等の成立/p112
第七章 二商品相互の間に行われる交換の問題の解法の吟味/p129
第八章 利用曲線または欲望曲線。商品の利用の最大の法則/p137
第九章 需要曲線論。二商品間における交換の問題の數學的解法の一般的方式/p159
第十章 稀少性卽ち交換價値の原因について/p174
第三編 多數の商品の間に行われる交換の理論/p185
第十一章 多數の商品の間に行われる交換の問題。一般均衡の定理/p187
第十二章 多數の商品の間の交換の問題の數學的解法の一般的方式。商品の價格の成立の法則/p205
第十三章 商品の價格の變動の法則/p222
第十四章 等價値配分の定理。價値測定の手段と交換の仲介物とについて/p237
第十五章 商品の購買曲線と販賣曲線。價格曲線/p253
第十六章 交換價値の原因についてのスミス及びセイの學說の解說と駁論/p262
第四編 生產の理論/p275
第十七章 資本と收入について。三つの生產的用役について/p277
第十八章 生產の要素と生產の機構/p289
第十九章 企業者について。企業の會計と損益計算/p301
第二十章 生產方程式/p316
第二十一章 生產方程式の解法。生產物の價格及び用役の價格の成立の法則/p327
第二十二章 自由競爭の原理について。生產物の價格と用役の價格との變動の法則。用役の購買曲線及び販賣曲線。生產物の價格曲線/p347
第五編 資本化及び信用の理論/p7
第二十三章 粗收入と純收入とについて。純收入率。消費を超える收入の餘剩について/p9
第二十四章 資本化及び信用の方程式/p27
第二十五章 資本化及び信用の方程式の解法。純收入率の成立の法則/p37
第二十六章 消費的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p56
第二十七章 生產的用役として用いられる新資本の最大利用の定理/p64
第二十八章 純收入率の變動の法則。新資本の購買及び販賣の曲線。資本の價格の成立及び變動の法則/p73
第六編 流通及び貨幣の理論/p83
第二十九章 流通及び貨幣の方程式/p85
第三十章 流通及び貨幣の方程式の解法。貨幣の價格の成立及び變動の法則。商品貨幣の價格曲線/p101
第三十一章 複本位貨幣の價値の成立/p119
第三十二章 複本位貨幣の價値の相對的安定性/p136
第三十三章 信用券貨幣と相殺による支拂とについて/p150
第三十四章 爲替について/p160
第七編 經濟的發展の條件と結果。純粹經濟學諸體系の批判/p171
第三十五章 永久的市場について/p173
第三十六章 限界生產力の定理。生產物の量の增加について。發展的社會における價格の一般的變動の法則/p180
第三十七章 フィジオクラットの學說の批判的研究/p200
第三十八章 英國派の生產物價格理論の解說と批判/p207
第三十九章 英國派の地代理論の解說と批判/p217
第四十章 英國派の賃銀理論及び利子理論の解說と批判/p238
第八編 公定價格。獨占。租稅/p255
第四十一章 公定價格と獨占とについて/p257
第四十二章 租稅について/p279
附錄一 價格決定理論の幾何學的說明/p301
第一章 多數の商品の間に行われる交換について/p303
第二章 生產物と用役との間に行われる交換/p316
第三章 貯蓄と新資本との交換について/p325
附錄二 アウスピッツ リーベンの價格論原理の批判/p329
あとがき/p337
タイトル 純粋経済学要論. 上巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1953
シリーズ名 岩波文庫
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3012387
タイトル 純粋経済学要論. 下巻
著者 レオン・ワルラス 著[他]
出版者 岩波書店
出版年月日 1954
シリーズ名 岩波文庫
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[PDF]柴田敬の経済学:再生産表式論研究を中心として
jshet.net/docs/conference/77th/nishi.pdf
柴田敬(1902‐1986)は戦前におけるもっとも独創的な理論経済学者の一人であり、戦後. は環境問題や唯物史観の問題について ... 柴田は近代経済学とマルクス経済学との総合という課題に取り組み、ワルラスやカッセ. ルの一般均衡理論を簡略化し「簡単化 ...
[PDF]柴田敬の再生産論研究について - 立命館大学経済学部 論文検索
ritsumeikeizai.koj.jp/koj_pdfs/61610.pdf
西淳 著 - 関連記事
柴田敬(1902-1986)は戦前におけるもっとも独創的な理論経済学者の一人であり,戦後は環境. 問題や唯物史観の問題について .... しかし柴田は「簡単化されたワルラス体系」から導かれた範式研究の結果,マルクス派のそれ. らの議論が根本的に不十分な ...
[PDF]一般均衡理論とマルクス
www.ronsyu.hannan-u.ac.jp/open/n002129.pdf
彼らの諸研究のなかでも柴田敬(1902-1986)の研究はとりわけ異彩を放っているといわねばならな ... 一般均衡理論とマルクス─柴田敬の経済学─ ...... おける利潤率の低下は簡単化されたワルラス体系から得られた実質賃金率の上昇によるものなのか?と.
[PDF]一般均衡理論とマルクス―― 柴田敬の経済学 ――
https://hannan-u.repo.nii.ac.jp/index.php?...
彼らの諸研究のなかでも柴田敬(1902-1986)の研究はとりわけ異彩を放っているといわねばならな. い。なぜならそれは,一般 ... 本稿においては,最初に柴田の一般均衡理論とマルクス経済学を総合する試みを検討し,さらには彼. のマルクスの利潤率低下 ...
[PDF]Title 柴田敬の独占資本主義論 Author(s) - Kyoto University ...
repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/.../kronso_181_4_325.p...
牧野邦昭 著 - 2008
柴田敬1) は現在では数理マルクス経済学の先駆者として知られることが多い。 .... 6) 柴田敬「資本論と一般均衡論JW経済論叢』第36巻第 1号, 1933年。 ...... そこで私は, r簡単化されたワルラス方程式体系』のなかに独占利潤という概念を織り込んで,.
[PDF]View/Open - HERMES-IR
https://hermes-ir.lib.hit-u.ac.jp/rs/bitstream/10086/.../koten0001900140.pdf
根岸隆 著 - 1999 - 関連記事
実は, 戦前においてすでに柴田敬 (ー936, p-628, Sugihara and Tanaka, p~ー08) によ り指摘さ. れていた ... ローザンヌ学派 (ワルラス) 流の一般均衡理論を簡単化 ... したがって, マルクスの利潤率低下理論を検討するためには, 柴田 ・ 置塩定理のようにワル.
マルクス主義批判 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/マルクス主義批判
レオン・ワルラスも1896年に『社会経済学研究』第5章「所有の理論」でマルクス経済学の労働価値説を希少性価値説から批判し、マルクス主義的な集産主義は、「その基礎の欠陥のために ..... 西淳「柴田敬と高田保馬の転化論論争」阪南論集 社会科学編 Vol.
利潤率の傾向的低下の法則 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/利潤率の傾向的低下の法則
しかし、マルクスやカウツキーらの論証に問題があることは、ボルトケヴィチ(L. von Bortkiewicz)や柴田敬(1935-36),ポール・ ... 柴田や置塩の分析は、ワルラスを中心とするローザンヌ学派の枠組みで行なわれているが、マルクスはそのような枠組みでなく、 ...
近代経済学(きんだいけいざいがく)とは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/近代経済学-54341
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 近代経済学の用語解説 - 1870年代の初頭,C.メンガー,W.ジェボンズ,L.ワルラスにより ... なお、このランゲの論文は、柴田敬(しばたけい)(1902―1986)の論文「マルクスの資本主義分析とローザンヌ学派の一般均衡 ...
経済学史24の謎 | 有斐閣
www.yuhikaku.co.jp/books/detail/4641162247
10 マルクスのサービス残業論(マルクス) 11 マルクスの国際的搾取論(マルクス) 12 ワルラスでマルクスを解明する(ワルラス) ... ワルラス) 17 方程式が足りない?(ヴィクセル) 18 返す刀でベーム・バヴェルクも(柴田敬) 19 マーシャルが生産者余剰を忘れた ...
検索ツール▼
返信削除商品において定価は何を意味するか?|freeml byGMO
www.freeml.com/swansong/3403/?q=false - キャッシュ
現在の経済理論のすべては、ワルラスの市場競り人を基本としています。 すべての商品 が市場において競りに供され、中央集権的な競り人が、適当な金額を叫びます。購買者 と販売者は、その金額を前提に自分の需要量と供給量を決定します ...
ワルラス(1834-1910):フランス生まれ。国立高等鉱業学校出身。(Adobe PDF) - htmlで見る
park.saitama-u.ac.jp/~yanagisawa/het11/walras.pdf
【模索過程】. ワルラスのモデルは全ての市場参加者が一堂に会する市場(いちば)の イメージである。 ここでは全ての財(生産要素も含む)のせりが同時に行なわれる。「せり 人」が提示する全. 商品の価格一覧に応じて、市場参加者が全商品について需要量と 供給 ...
復習プリント その2の解答 【1】 解法のポイント: マーシャルとワルラスの ...(Adobe PDF) - htmlで見る
park.saitama-u.ac.jp/~yanagisawa/het10/print2ans.pdf
マーシャルとワルラスの相違が対比できているかどうか。これが重要なポイントである。 現実の市場を理論化する方法の相違(→部分均衡と一般均衡)。 せり人の有無(→取引 成立の相違。調整のあり方の相違)。 解法の戦略:. 指定されている行数はわずか10 ...
模索過程(もさくかてい)とは - コトバンク
kotobank.jp/word/模索過程-397680 - キャッシュ
一般均衡理論の創始者L.ワルラスにより最初に提示された。市場で需要と供給の一致 をもたらす価格を均衡価格というが,この市場均衡はどのようにして達成されるかを説明 するために,需要者と供給者のほかに,つぎの機能を果たす〈せり人auctioneer〉の ...
辞書別に見る:世界大百科事典 第2版
参考資料5 各種オークションの概要 - Tocom(Adobe PDF) - htmlで見る
www.tocom.or.jp/jp/profile/service/.../rimsET0403_ref05.pdf
オークション」と一口に言う場合、ある人は、経済学で最初に勉強. する需要と供給が 出会って市場価格が決定される部分均衡分析のおなじみの図を思い描く. かもしれない 。また、ワルラスの競り人のような万能の競り人が市場全体を見渡して市場均衡.
返信削除NAMs出版プロジェクト: ワルラスとプルードン:転載
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_46.html(本頁)
1858[プルードン『革命と教会における正義』未邦訳
1860[ワルラス『経済学と正義~プルードンの経済学説の批判的検討と反論』未邦訳
ワルラス、マルクスとプルードン(プルードン生誕200年に際して)
http://yojiseki.exblog.jp/7807289/
ワルラスもマルクスもプルードン批判(というよりも詳細な吟味)からスタートしている。
読めばわかるがワルラスの均衡という概念もマルクスの価値形態という概念もプルードンからの剽窃であり、その価格論的展開にすぎない。彼らはプルードンの思想を具体化したというよりは、ある一面のみを取り出して「純粋化」(佐藤茂行)したのである。
そのかわり彼らにはプルードンにはあった価値論が疎かになっている。
(ワルラスには労働価値論が足りないし、逆にマルクスには資本/国民/国家の三位一体といった総合的視野が欠ける。)
今の不況はそうした価値論が不足していたことが原因であろう。
プルードンの言説が具体的でないと感じるならば、以下の交換銀行定款をご覧下さい。
http://nam-students.blogspot.com/2008/12/blog-post_12.html
追記:
『プルードン研究』にも所収された佐藤茂行氏の「レオン・ワルラスのプルードン批判について」は以下でpdf公開されています。
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/31237
http://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/31237/1/22%281%29_P53-102.pdf
「レオンが一般均衡論の体系を構成するに際して、否定的な対象であったにせよ [ 否定的対象であるが故に]プルードンの経済的均衡の体系をその念頭においていたことは想像に難くない。」(pdf版p36、『プルードン研究』木鐸社p331-332)
ここで論じられたレオン・ワルラスのプルードン批判の書『経済学と正義』** の邦訳はまだないようです。
** 『経済学と正義一一 P.-J.プルードン氏の経済学説の批判的検討と反駁』
Leon Walras, L'economie politique et la justice, Examen critique et refutation
des doctrines economiques de M. P.-]. Proudhon. Paris, 1860. [E.P.J.=略記〕
POSTED BY YOJI AT 5:38 午前
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マルクスは集合力を肯定的に発展させることができなかった
相対的剰余価値
結合労働力は二次的なものになる
合成の誤謬が
そこにある
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 純粋経済学要論 ELEMENTS D'ECONOMIE POLITIQUE PURE OU THEORIE DE LA RICHESSE SOCIALE
返信削除https://www.aozora.gr.jp/cards/001185/files/45210_24671.html
ローザンヌ学派(ローザンヌがくは、英語:Lausanne School)は、一般的には、レオン・ワルラスに始まり、ヴィルフレド・パレート、クヌート・ヴィクセル、グスタフ・カッセルに受け継がれ、精緻な数学的手法を駆使することを特徴とするミクロ経済学の中核をなす経済学者の一派。ローザンヌ大学が研究の拠点だったことからこう呼ばれる。なお、パレートは主義・主張を超えた経済現象の非主観的認識論に傾き、ワルラスによって指名された直接の後継者ではあるけれど、ワルラスの社会主義的理念ないし思想を嫌い、両者の関係は必ずしも良くなかった。パレートから広がる系列とは別に、ワルラスの社会・経済思想に配慮した研究は、ローザンヌ大学のブスケ、ボソン、ブジノ等の研究者によって続けられ、今日に至っている。
返信削除業績 編集
当初、ジェボンズ、メンガーと共に、この二人とは独立して限界効用から価値を説明しようとする限界革命(当初、限界効用革命と呼ばれたものの、後、「効用」という主観的概念を排除する形で分析手段を強調する、この表記がなされるようになった)の出発点と評価されていた。しかし、現在ではウィリアム・ジャッフェの指摘以来、その業績の中心は経済学への数学の応用と並んで、多数財の需給同時均衡を方程式により解明しようとする一般均衡理論に主眼が置かれて評価されている。一般均衡論がミクロ経済学の標準的な理論として認知されるに従って、拡散していき、ケンブリッジ学派やオーストリー学派程明確な学派として残っているとは言い難い。
アルフレッド・マーシャルの部分均衡分析と合わせてミクロ経済学の素地が作り上げられた。しかし、部分均衡論が一財の市場に注目し、一時、短期、長期、超長期という時間的拡大を目指したのに対して、一般均衡論は(複数財の相互依存性に注目しているため)、二財交換、多数財交換のモデルから出発して生産の理論、信用の理論へと拡大していく。この点で、視点と方法は大きく異なる。なお、ワルラス自身は、数学を用いた自らのモデルを現実から抽象し多要素を元にして再構成したモデルであり、現実そのものと言うより、仮説的な理念モデルであることを、主著の『純粋経済学要論』(意味するところは『理論経済学要論』)で断っており、そのままに現実に適用出来るものとはしていない。更に、自らのモデルは絶対的自由競争(完全競争)の下での、交換を通じての各個人の経済的厚生の(前提となる初期条件による相対的)最大化を示すこと、更には、自由競争が適用されるべき範囲とそうするべきではない「社会的効用」に関わる範囲とを画定することだと、明記している。
学者 編集
レオン・ワルラス
ヴィルフレード・パレート
クヌート・ヴィクセル
グスタフ・カッセル
関連項目 編集
オーストリア学派
ケンブリッジ学派
カール・グスタフ・カッセル(Karl Gustav Cassel、1866年10月20日 - 1945年1月14日)は、スウェーデンの経済学者。
返信削除グスタフ・カッセル
スウェーデン学派
(Stockholm school)
生誕
1866年10月20日
ストックホルム
死没
1945年1月14日(78歳)
Jönköping
国籍
スウェーデンの旗 スウェーデン
研究機関
ストックホルム大学
研究分野
数理経済学
母校
ウプサラ大学
影響を
与えた人物
グンナー・ミュルダール
ベルティル・オリーン
Gösta Bagge
実績
購買力平価説
利子についての作業
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略歴 編集
1866年、ストックホルムに生まれる。
1895年にウプサラ大学から数学で博士号を取得。
のちに経済学に関心をもつに至り、ドイツで経済学を研究した。
1904年から1933年までストックホルム大学の教授として教鞭を振るった。
1945年、死亡。
業績 編集
主著『社会経済の理論』における理論的枠組みはレオン・ワルラスの一般均衡理論であるが、カッセルは価値・分配論における限界原理を排し、「希少性の原理」によって相対価格を説いた。
『利子の本質と必要性』では、オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルクの資本理論を批判し、ナッソー・シニアの節欲説を支持した。
第一次世界大戦後の経済的混乱期には国際会議で活躍し、外国為替、貨幣政策など国際金融問題の専門家として貢献した。この方面の著書としては『世界の貨幣問題』》などがある。また外国為替相場の決定に関して購買力平価説を提唱したことは有名である。
この項目は、学者に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(PJ:人物伝/P:教育)。
購買力平価説(こうばいりょくへいかせつ、英: purchasing power parity、PPP)とは、外国為替レートの決定要因を説明する概念の一つ。為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定されるという説である[1]。1921年にスウェーデンの経済学者、グスタフ・カッセルが『外国為替の購買力平価説』として発表した。
返信削除目次
絶対的購買力平価
相対的購買力平価
PPPレートの推計
OECD統計の相対的物価水準
ビッグマック指数
脚注
関連事項
絶対的購買力平価 編集
基準になるのは、米国での商品価格とUSドルである。理論上は対USドルだけではなく、どの通貨に対しても購買力平価は算出可能である。物やサービスの価格は、通貨の購買力を表し、財やサービスの取引が自由に行える市場では、同じ商品の価格は1つに決まる(一物一価の法則)。
一物一価が成り立つとき、国内でも海外でも、同じ商品の価格は同じ価格で取引されるので、2国間の為替相場は2国間の同じ商品を同じ価格にするように動き、均衡する。この均衡した為替相場を指して、購買力平価ということもある。
購買力平価=(1海外通貨単位(基軸通貨であるUSドルが使われることが多い)あたりの円貨額(やその他の海外通貨)で表示した)均衡為替相場=日本での価格(円)÷日本国外(米国)での価格(現地通貨)
これが厳密に成立するにはすべての財やサービスが自由に貿易されねばならない。
実際には、為替相場が厳密に購買力平価の状態になっていて、かつ2つの貨幣による経済のインフレーション、デフレーションなどがそのまま為替相場に反映され購買力平価の状態が保たれる、ということはないと考えられている。為替相場は購買力の他にも様々な要因によって影響されるためである。但し、購買力平価から大きく乖離した状態が長期的に続くことは難しいと考えられている。
第一勧銀総合研究所は「現実の為替相場と購買力平価が常に一致しているわけではなく、むしろ乖離するほうが普通である」と指摘している[2]。
購買力平価説に則って、ドル円について「輸出物価ベースの購買力平価では1ドル=85円程度であるため大した問題ではない」という議論があるが、これは為替レート#実質実効為替レートと同じく貿易面での有利・不利を含意しており、円高を考える際には適切ではないことに留意すべきである[3]。
経済学者の高橋洋一は「学者などがある時点で計算した購買力平価や実効為替レートなどの数字を掲げて議論したとしても、企業・財界など、輸出が困難になり国内で企業を維持できないため海外展開をしようと考える人達の意見とは全く違うものであり、意味のない議論である」と述べている[4]。
相対的購買力平価 編集
為替相場は2国における物価水準の変化率に連動するという考え方。またはそれによって求められる為替相場。 正常な自由貿易が行われていたときの為替相場を基準にして、その後の物価上昇率の変化から求められる。現在はこの求め方が主流となっている。
A国の相対的購買力平価=基準時点の為替相場×A国の物価指数÷A国国外の物価指数
基準時点については、(日米間の場合)日米ともに経常収支が均衡し、政治的圧力も無く自然に為替取引が行われていた1973年(特に4-6月期の平均=1ドル265円)が選ばれている。
これが厳密に成立するには全ての財・サービスが同じ割合で変動しなければならない。
PPPレートの推計 編集
多くの研究者によって推計が試みられているが、国際連合の提唱により国際比較プログラム(ICP)が実施され[5][6]、現在は主にこの結果が利用されている。
ICP事業は主にGDP比較の目的で1969年から実施されており、1993年(1990年を対象とした調査)以降はOECD/Eurostatのみで続けられたが、2005年を対象に再び世界規模の調査が実施され、2007年末に世界銀行より結果が公表された(ただし2005年のみならず、過去一度も調査に参加していない国も多数ある)。
OECD統計の相対的物価水準 編集
OECDは、家計最終消費支出と為替レートを考慮した購買力平価により、加盟各国の物価水準を毎月統計している。以下の表は、2015年4月時点で日本を100として換算した相対的購買力平価である[7]。
国 相対的購買力平価
オーストラリア 127
オーストリア 99
ベルギー 101
カナダ 111
チリ 71
チェコ 59
デンマーク 127
エストニア 71
フィンランド 112
フランス 100
ドイツ 93
ギリシャ 79
ハンガリー 53
アイスランド 113
アイルランド 108
イスラエル 113
イタリア 93
日本 100
韓国 88
ルクセンブルグ 111
メキシコ 67
オランダ 102
ニュージーランド 124
ノルウェー 134
ポーランド 52
ポルトガル 74
スロバキア 62
スロベニア 75
スペイン 84
スウェーデン 109
スイス 163
トルコ 60
英国 123
米国 104
ビッグマック指数 編集
ビッグマック
詳細は「ビッグマック指数」を参照
購買力平価の一つ。マクドナルドが販売しているビッグマックの価格で各国の購買力を比較し、算出した購買力平価のこと。イギリスの経済誌『エコノミスト(The Economist)』が発表したものが起源となっている。
ビッグマックによる購買力平価=日本でのビッグマックの価格(円)÷海外でのビッグマックの価格(現地通貨)
物価感覚の比較の簡便で実用的方法ではあるが、次のような理由で、限界もある。
たった1品目では厳密な比較ができない。例えばビッグマック1つ分のお金を稼ぐのに必要な労働時間が世界一短いのは、比較的物価が高いはずの日本である。これは、ファストフード店が激しい価格競争に晒されているかそうでないか、といった各国独自の特殊な事情[8]が絡むからである。
牛肉などの価格は、その国の農業政策による補助金などが影響するが、その分も考慮されていない。
間接税(消費税)の分は考慮されていない。したがって消費税が高率である国(北欧)では、価格がその分だけ高くなるが、それについての補正はされていない。実際、2011年エコノミスト誌のビックマック指数(表)[9] を見ると、間接税が高率である北欧では数値が突出して高くなっていることがわかる。
エコノミスト誌はビッグマック指数のほか、トール・ラテ指数(スターバックス指数)などの指数も発表しているが、円ついてはトール・ラテ指数の場合、ビッグマック指数とは逆に、さらに円安の余地があることになり、ビッグマック指数とは結果が大きく異なっている[10][11]。
脚注 編集
^ 高橋洋一 『高橋教授の経済超入門』 アスペクト、2011年、156頁。
^ 第一勧銀総合研究所編 『基本用語からはじめる日本経済』 日本経済新聞社〈日経ビジネス人文庫〉、2001年、77頁。
^ 円高は経済政策の失敗が原因だSYNODOS -シノドス- 2010年10月13日
^ 2012年インタビューFNホールディング
^ 国際比較プログラムへの参加(総務省統計局)
^ International Comparison Program(世界銀行)
^ “Monthly comparative price levels” (英語). 経済協力開発機構 (2015年4月). 2015年7月6日閲覧。
^ 人口密度に起因する土地代の影響等
^ 2011年エコノミスト誌のビックマック指数(表)
^ The Starbucks index: Burgers or beans?The Economist 2004年1月15日
^ 円は割高か割安か、「バーガノミクス」という指標で探りました。FNNニュース 2013年2月19日
関連事項 編集
国際経済学
金利平価説
国の国内総生産順リスト
H.Takano|意識の高い学士
返信削除@midwhite
この一般均衡理論がワルラスの後継者パレートを通じてソシュールに強い影響を与えたことは、ピアジェ『構造主義』が指摘している通りである。ソシュールが構造主義の創始者と見なされているのは、言葉の世界としての言語を「純粋な価値の体系」と規定したことによる。(岩井克人『貨幣論』1998)
返信削除http://www7a.biglobe.ne.jp/~kazu-yamada/dokusyo/2002-03-10.html
商品の世界とは、単なるモノの寄せ集めではなく、価値の担い手としてのモノとモノとの間に成立する様々な関係の総体、すなわち「価値体系」にほかならない。
--<価値の担い手としてのモノとモノ>と言う事に対して、使用価値をもつモノが、価値の担い手になるのは、そのモノのどんな働きによるのかと言う事になる。
商品はモノでもあるが、モノはそのままでは商品ではない。価値形態論で論じられるのは、あたえられた商品世界のなかで、価値の担い手としての商品がお互いにどのような関係をもたなければならないかと言う問題である。そこで、いわば主体も客体も共に商品であり、話される言葉は「商品語」である。此れに対して、交換過定論において論じられるのは、モノの所有者どうしの現実的な交換を通して、単なるモノがどうようにして価値の担い手としての商品に転化していくのかと言う問題なのである。
古典派以降、マルクスの価値論以外の価値論
1870年 メンガー、ワルラス 一般均衡理論
新古典派の経済理論の方が、価値体系の科学としては比較にならない程の「進化」をとげている。消費者の主観的な選択と生産者の技術的な選択とを分析する手法としての限界原理(微分法)を駆使して、古典派やマルクスの労働価値論を(生産技術の線形性の仮定と労働を唯一の希少な資源とする仮定に全面的に依存している)特殊モデルとして葬りさることになる。
ワルラスの一般均衡理論:資本主義社会をお互いに依存関係にある数多くの市場のネットワークとして捕らえ、全ての市場の需要と供給を同時に均衡させる価値体系(一般均衡価格体系)の存在を数学的に証明したのである。商品社会の中の全ての商品の価値(均衡価格)は、当然すべての市場の需要関係に依存する。商品の価値とは必然的に価値体系の中の一つの価値にすぎず、ひとつの市場の需給関係が変化すれば、それは同時にすべての商品の価値を変化させてしまう事になる。ここに価値体系の科学としての経済学が形式的に完成をみたのである。
ワルラスの後継者バレーを通じて、ソシュールに強い影響を与えて、言語を純粋な価値の体系として規定したのである。
マルクスの思考を古典派経済学や新古典派経済学の「構造主義」から区別するのは、商品世界の中でこの価値の「体系」とは、いったいどのような「形態」を持たなければならないかと言う問を発したところにある。その形態が、「貨幣形態」なのである。
ヴィルフレド・パレート - Wikipedia
返信削除ja.wikipedia.org/wiki/ヴィルフレド・パレート
ヴィルフレド・パレート(Vilfredo Frederico Damaso Pareto、1848年7月15 ... パレート は、ワルラスの均衡理論を発展させ、「パレート効率性(パレート最適)」という資源の生産および消費における最適かつ極限の状態 ...
生涯-経済学上の功績-社会学上の功績
返信削除回答受付終了https://finance.yahoo.co.jp/brokers-hikaku/experts/questions/q13225456258
なぜ、ワルラスの法則が成立するのかがよくわからないです。
なぜ、ワルラスの法則が成立するのかがよくわからないです。なぜ片方の財数量が均衡しているならもう片方も均衡していると言えるのですか?
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回答
1件
2財だけからなるモデルを考えているということですよね。
その場合、(ワルラス均衡では)所得は全て財の購入に使い切らないといけませんので、一方の市場での超過需要はもう一方の市場での超過供給を意味するからです。
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返信削除ワルラスの法則(読み)ワルラスのほうそく(英語表記)Walras' Law
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ワルラスの法則」の解説
ワルラスの法則
ワルラスのほうそく
Walras' Law
各経済主体は予算の制約のもとで各人の効用を最大化するように消費量を決定するが,欲望が飽和しないかぎりはすべての予算を余すことなく最適量を決定する。この予算の制約条件をすべての主体について総計すると,すべての財の需要量の価値額は供給量の価値額に等しくなる。この恒等関係をワルラスの法則という。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
世界大百科事典 第2版「ワルラスの法則」の解説
ワルラスのほうそく【ワルラスの法則 Walras’ law】
経済全体にn個の財が存在するとして,第i財の価格がpi(i=1,2,……,n),各財の価格がp=(p1,……,pn)であるときの第i財の総需要量をDi(p),総供給量をSi(p)(i=1,2,……,n)と記そう。そのとき任意の価格についてが成立することをワルラスの法則という。L.ワルラスがその一般均衡理論の数式化においてしばしば活用したもので,命名はO.ランゲである。この内容を言葉で述べれば,〈経済全体の総需要価値額は総供給価値額に恒等的に等しい〉ということになる。
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
経済を考える勘所 ―― ワルラスの法則について/飯田泰之 - SYNODOS
返信削除https://synodos.jp/opinion/economy/915/
経済を考える勘所 ―― ワルラスの法則について
何らかの理論的な思考をもって、現実の問題に当たろうとする。そうすると、経済学にかぎらず、必ずといっていいほど、ある壁にぶつかることになる。
理論の精緻さと適用範囲のトレードオフ
たしかに、精緻な理論は厳密な結論を与えてくれる。しかし、理論はそれが精緻なものであればあるほど、多くの前提を必要とするため、現実がその諸条件を満たしていない可能性が高くなる。いわゆる机上の理論というやつだ。
一方、波及経路(なぜそのような結論になるのか)や定量予想(効果を数字で表すとどのくらいになるのか)に答えることのできない基礎的な理論は、素朴であるがゆえに、わずかな前提から結論を導くことができる。
要するに、理論の精緻さと適用範囲は、往々にしてトレードオフの関係にあるということだ。
そうしたなか、ほぼまったく前提を必要とせず、それでいて現実問題への鋭い洞察を与えてくれる「都合のよい理論」もいくつか存在する。
そのひとつが、有名なワルラス法則だ。
「すべての市場の超過需要の和はゼロになる」
ワルラス法則は、「すべての市場の超過需要の和はゼロになる」と表現される。教科書などにおいても、このような木で鼻をくくった説明が加えられるだけだが、この法則はマクロ経済を考える際に重要なインプリケーションを与えてくれる。
説明を簡略化するために、「経済的になんらかの価値があるもの」は、世の中に、財やサービス・貨幣・その他の3種類しかないとしよう(4つ以上の市場がある場合でも、以下の議論は変わらない)。
「その他」を含むため、この分類はMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive。脱漏・重複のない分類を指す)である。ここでいう「その他」とは、具体的には、土地、株、債券などの貨幣以外の資産などが代表的である。
以下では、これらの取引をそれぞれ【財】【貨幣】【資産】と呼ぼう。
ある時点で、財・貨幣・資産は、誰かによって所有されている。個々の人・企業は手持ちの財・貨幣・資産それぞれを、売ろうとする(供給)か、買おうとする(需要)ことになる。
ここで上記の分類がMECEであることに注意されたい。
財・貨幣・資産のすべてを同時に入手する、または手放すことはできない。財を手放せば、対価として貨幣か資産が増えるし、資産を買う場合には、貨幣か財のどちらかを手放すことになるためだ。
そのため、ある交換比率の下で、財・貨幣市場において、ともに手放したい人よりも入手したい人の方が多い【超過需要】ならば、資産市場では、かならず入手したい人よりも手放したい人の方が多い【超過供給】ということになる。
このとき、超過供給をマイナスの超過需要と考えると、「すべての市場の超過需要の和はゼロになる」という、ワルラスの法則が導かれるわけだ。
問題は貨幣供給の不足をどう埋めるのか
ワルラスの法則を、もう少し具体的なかたちに書き改めると、「ある市場が超過需要状態であるならば、かならずどこかの市場では超過供給状態になっている」となる。
「ワルラスの法則は均衡においてしか成り立たない」といった中央銀行総裁がいた(*1)という噂があるが、それは誤りである。市場の分類をMECEに整えているため、この関係はいつでもどこでも成り立たざるをえない。
(*1)白川方明日本銀行総裁のこと。さすがに経済学のPh.D.ホルダーが、ワルラスの法則を理解していないということはあり得ないので、ワルラス調整かワルラス均衡あたりと勘違いをしたのだと思われる(思いたい)。
さて、このワルラスの法則を理解すると、マクロ経済の状況について明確な理解が得られる。
市場と資産市場において、ともに超過供給(需要が足りない)にあるならば、それは貨幣市場において超過需要がある(貨幣供給が足りない)ことと同値になる。
日本経済の現状について、(財・資産市場での)需要不足を指摘する論者は多い。このような需要不足を指摘する論者のなかには、貨幣供給の不足について否定的なものがいるが、これは論理的に矛盾している。
需要不足を認めるならば、残された問題は、貨幣供給の不足をどのように埋めるのか、という点に絞られているはずなのだ。(*2)
(*2)ちなみに、いくら貨幣を供給しても、それを上回る貨幣需要が生じるため、貨幣市場での超過需要を解消することができないと考えると、小野善康氏による不況定常の議論となる。
推薦図書
現代のエコノミストの多くはケインズ理論、新古典派理論、新ケインズ理論などの近代経済学を基礎に分析・思考を行っている。一方、著者である松尾匡氏の専門は数理マルクス経済学である。その上で狭義のマルクス経済学のみに拘泥することなく、近代経済学についても精力的な批判と成果の吸収を行ってきた。主流派理論にとらわれない、氏の考える不況への処方箋は何か。異なる理論的なモデルから類似の方法が推薦されるならば、その手法の信憑性は高い。ぜひご一読を願いたい。