マクロ経済学の核心 (光文社新書) | 飯田 泰之 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B071G58FPHマクロ経済学の核心 (光文社新書) Kindle版2017
マクロ経済学の核心 飯田泰之 | 光文社新書 | 光文社
http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334039837マクロ経済学の核心飯田泰之/著
経済学は決して浮世離れした理論ではない。情勢を冷静に分析し、未来を予測するために拠って立つ礎となる。景気のトレンド、国の政策の是非、勤めている会社や業界の先行き、賃金は適正か、貯蓄か投資かなど、自分で判断し正しく行動するためには、マクロ経済学の知識が不可欠だ。
注目を集める著者独自のナビゲートで、現代を生き抜く知性の力を手に入れろ!
目次
第1章 マクロ経済を見る「目」
第2章 長期経済理論としての新古典派成長モデル
第3章 需要サイドによる景気循環モデル
第4章 マクロ経済学の基本モデルとしてのIS‐LM分析
第5章 労働と価格のマクロ経済学
コラム1 日本は既に貿易立国ではない
コラム2 人口減少悲観論は大げさ過ぎる
コラム3 再分配政策としてのインフラ投資
コラム4 経済効果って何ですか?
コラム5 国際金融から見るトランポノミクスの帰結
コラム6 アベノミクスの誤算と雇用者数
著者紹介
飯田泰之(いいだやすゆき)
1975年、東京生まれ。エコノミスト、明治大学政治経済学部准教授、㈱シノドスマネジング・ディレクター、内閣府規制改革推進会議委員。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。著書は『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社)、『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社)、『思考の「型」を身につけよう』(朝日新書)、『地域再生の失敗学』(共著、光文社新書)、『これからの地域再生』(編著、晶文社)など多数。
詳細
目次
はじめに
第 1章マクロ経済を見る 「目 」
G D P統計の三原則
フロ ーとストック
名目値と実質値
G D P統計の主要項目
G D P統計の三面等価原則
需要項目別の寄与度分解マクロ生産関数
セイの法則と有効需要の原理
総需要と総供給のショ ートサイド原則
コラム②人口減少悲観論は大げさすぎる
コラム③再分配政策としてのインフラ投資
第2章 長期経済理論としての新古典派成長モデル
生産能力としての貯蓄と投資
成長させる力と衰退させる力
ソロー・スワンの基本方程式
2 収束論と修正される新古典派成長モデル
収束論の政治的意味
定常状態の経済水準を決める要因
収束論への疑問としての貧困の罠
内生的成長理論
3 成長モデルから循環モデルへ
レオンチェフ型生産関数の意味
加速度型投資と不安定な経済状況
ヒックスの景気循環モデル
第3章 需要サイドによる景気循環モデル
需要が決める所得、所得が決める需要
均衡GDPと望ましいGDP
内生変数と外生変数
波及効果による乗数効果
財政制度のビルトイン・スタビライザー効果
景気変動の主役としての投資
2 資産市場と貨幣市場 異時点間を評価する割引現在価値
安全資産利子率と資産価格
裁定条件とリスク資産の価格
貨幣とは何だろうか
貨幣供給量の決定 マネーの元となるベースマネー
貨幣需要の三形態 LM曲線の導出
第4章 マクロ経済学の基本モデルとしてのIS‐LM分析
大胆な仮定とワルラスの法則
IS曲線再論
LM曲線再論
乗数効果と財政政策の効果
クラウディングアウト 金融政策の効果とその影響
流動性の罠と金融政策の限界
2 IS-LMモデルの拡張と批判
恒常所得仮説とライフサイクル仮説
中立命題と流動性制約 減税か財政支出か
クラウディングアウトと需要主導モデルの限界
為替制度と財政政策
コラム④経済効果って何ですか?
コラム⑤国際金融から見るトランポノミクスの帰結
第5章 労働と価格のマクロ経済学
失業の定義問題
賃金の硬直性とフィリップス曲線
AD-ASモデル
2 マクロ経済論争と現代マクロ経済学の始まり
貨幣錯覚説と自然失業率
合理的期待形成と政策無効命題
再びマクロ経済学のショートサイド原則
3 マクロ経済学の現代的課題
フィリップス曲線は労働市場だけの問題か
フィナンシャル・アクセラレーターと人生の余裕
ゼロ金利と量的緩和 インフレーション・ターゲット
需要か供給かを超えて
コラム⑥アベノミクスの誤算と雇用者数
おわりに――マクロ経済学の未来
発展編
索引
コラム1 日本は既に貿易立国ではない
コラム2 人口減少悲観論は大げさ過ぎる
コラム3 再分配政策としてのインフラ投資
コラム4 経済効果って何ですか?
コラム5 国際金融から見るトランポノミクスの帰結
コラム6 アベノミクスの誤算と雇用者数
…
「生産は、労働と資本のうち、相対的に小さい方で決まる」としましょう。これを式に表したのが次です。
Y=min(L/a,K/v):生産量はL/aとK/vの小さい方で決まる …… ⑻
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