死の床のプルードン
今日(2006年)1月19日はプルードン(1809-1865)が亡くなってから141年目になる。
<一八六五年になって、かれの健康はもはやかれの精神を支えきれなくなった。一月一九日の早朝二時、かれは妻と、友人のラングロワに看とられて、二人の腕にかかえられたまま息をひきとった。五六歳であった。死の直前、司祭を呼ぶかどうかを尋ねられたが、かれはそれを断った。そして妻のユーフラジーをふりかって言った。「君に告白するよ。」 宗教批判の態度を最後まで変えなかったのである。プルードンの棺には、その大部分が無名の労働者である六〇〇〇人がつき従って行進したといわれる。>
河野健二※『プルードン』(平凡社)より
↑クールベ作「死の床のプルードン」リトグラフ1868 (バンカール『プルードン1』より)
彼の時代から現在がどれだけ進歩したかは疑問だが、彼が主張した国家間及びその他の連合の原理に関してはその重要性は明らかに増しつつある。
(※同著者による『もう一つの社会主義』(世界書院)では最後の言葉は「君にざんげするよ。」になっている。ちなみに同書は状況出版に問い合わせれば在庫があるはずである。)
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