<四 〜 識別できない二つの個物はありません。私の友人に才気煥発な一人の貴族がいてヘレンハウゼンの庭の中、選挙侯夫人の御前で私と話していたことがありますが、その時彼は全く同じ二つの葉を見付けられると思っていました。選挙侯夫人はそんなことはできないとおっしゃいました。そこで彼は長い間駆けずり回って探したのですが無駄でした。顕微鏡で見られれば二つの水滴とか乳滴も識別され得るでしょう。これは原子というものに反対する論拠となります。原子も空虚に劣らず、真の形而上学の諸原理によって反駁されます。
五 〜 充足理由律と不可識別同一の原理というこれら大原理は、形而上学の有り様を変え、形面上学はそれらのお陰で実在的で論証的になります。かつては殆ど空虚な言葉だけからてきていたのですが。>
(ライプニッツ クラークへ第四の手紙 ライプニッツ著作集第9巻より)
Leibniz mit Herzogin Sophie, Karl August von Alvensleben und zwei Hofdamen im Herrenhäuser Garten. Illustration aus einer 1795 erschienenen Leibniz-Biographie von Johann August Eberhard
http://de.wikipedia.org/w/index.php?title=Datei:Leibniz_und_Alvensleben.jpg&filetimestamp=20070325202518
http://de.wikipedia.org/wiki/Karl_August_I._von_Alvensleben
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/23/Leibniz_und_Alvensleben.jpg
1 Comments:
アロー『社会的選択と個人的価値』1951年原著初版が言うには序数的効用の起源にライプニッツがいる
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