火曜日, 6月 01, 2010

1978 World Cup - Argentina v France

デズモンド・モリス『サッカー人間学』(小学館、1989年)で分析されている試合。両チームの技術が高く、ボールがピッチから出ることが少ない。
1978 World Cup - Argentina v France(前半部分7行分ほど)



Argentina v France (1978) (Pt. 1)(前半終わり間際のPKまでダイジェスト)




Argentina v France (1978) (Pt. 2)(後半3行目から14行目ぐらいまでダイジェスト)


Argentina v France (1978) (Pt. 3)(後半15行目あたりのアルゼンチンのゴールから試合終了までダイジェスト)




                     ボール・コンタクト数
       第一     第二      第三  | 第四      第五      第六  
       15分    15分     15分 | 15分     15分     15分
アルゼンチン 197    245     215G| 162     205G    217 
フランス   234    237     259 | 196G    215     240

G:該当時間に得点のあったことを示す。

       ボール・コンタクト数
       前半     後半      合計 
アルゼンチン 657    584     1241(=一人当たり113)
フランス   730    651     1381(=一人当たり126)
合計    1387   1235     2622


                      ボールが死んだ状態121回の内訳     
       コーナー  スロー  フリー・キック オフ    ゴール    キック  ペナルティ   合計 
       キック   イン   反則      サイド   キック    オフ   キック     
アルゼンチン   6   14   25       2     17    2     1      67
フランス     5   15   17       6      8    3     0      54
合計      11   29   42       8     25    5     1     121


デズモンド・モリスはこのような数学的な分析はサッカーの試合の美的特質については何の説明にもならないと結論づける。
ただし、今日では離散的データを駆使すればプレーの美的特質を説明する分析法もあり得るのではなかろうか?