水曜日, 8月 24, 2016

物理学汎論. 上下巻 日下部四郎太 - 国立国会図書館デジタルコレクション

物理学汎論. 上巻 日下部四郎太 - 国立国会図書館デジタルコレクション

国立国会図書館デジタルコレクション - 物理学汎論. 上巻
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/931142

著者 日下部四郎太 著
出版者 裳華房
出版年月日 大正12

国立国会図書館デジタルコレクション - 物理学汎論. 下巻
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/986328

化学本論と共に宮澤賢治が影響を受けたとされる。
著者は仏教を信奉する(と言われる)が本書ではそこまで仏教の影響はない。
革命、大極なる用語が使用される。

以下もあくまで科学史的な書。



国立国会図書館デジタルコレクション - 信仰物理黄道吉日
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/982331
タイトル 信仰物理黄道吉日
著者 日下部四郎太 著
出版者 岩波書店
出版年月日 大正13

目次・巻号



ーーーー

国立国会図書館デジタルコレクション - 物理学汎論. 上巻
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/931142
目次・巻号
↓    物理学汎論 [285]
・    標題
・    目次
第一章 量之測定及單位/1〜19
第二章 圖示法及實驗式/20〜45
第三章 誤差論及平均値之計算/46〜67
第四章 最小二乘法/68〜83
第五章 主計量及別途量/84〜99
第六章 時及時計/99〜125
第七章 運動/126〜145
第八章 力/146〜168
第九章 剛體之運動/169〜206
第十章 彈性體/207〜228
第十一章 仕事及エネルギー/229〜246
第十二章 流體之釣合/247〜273
第十三章 流體之運動附共振/274〜303
第十四章 溫度及膨脹係數/304〜322
第十五章 比熱及熱之傳播/323〜341
第十六章 熱力學上/342〜365
第十七章 熱力學下/366〜399
第十八章 氣體運動說/400〜425
第十九章 振動之轉播/426〜447
第二十章 波之干涉附ドップレル之原理/448〜464
第二十一章 波之反射及屈折/465〜487
第二十二章 輻射及吸收/488〜508
・    上卷索引/509〜517
・    和英對譯術語集/518〜529
・    英和對譯術語集/530〜537


国立国会図書館デジタルコレクション - 物理学汎論. 下巻
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/986328
目次・巻号
↓    物理学汎論 [263]
・    標題
・    目次
第二十三章 光之反射及屈折/539〜559
・    第二百二十五〓 光/539
・    第二百二十六〓 輝點と其第一像との關係式/540
・    第二百二十七〓 輝點と其第二像との關係式/543
・    第二百二十八〓 平面に於ける反射及屈折/545
・    第二百二十九〓 水平なる河底の形狀/548
・    第二百三十〓 平面板を通過する場合/550
・    第二百三十一〓 球面鏡に依る反射 / 552
・    第二百三十二〓 プリズムを通過する場合/555
・    第二百三十三〓 球面に依る屈折/557
第二十四章 レンズ之焦點距離/560〜583
・    第二百三十四〓 一般に通ずる公式/560
・    第二百三十五〓 レンズ之光心/563
・    第二百三十六〓 薄きレンズを通過する場合/564
・    第二百三十七〓 レンズ之種類と焦點の位置/566
・    第二百三十八〓 レンズ之ヂオプター/569
・    第二百三十九〓 直線之像を求むる方法/571
・    第二百四十〓 レンズ之主要面/572
・    第二百四十一〓 厚きレンズ之焦點距離/574
・    第二百四十二〓 組合せたるレンズ之焦點距離/575
・    第二百四十三〓 色消レンズ/576
・    第二百四十四〓 レンズ之擴大度/579
・    第二百四十五〓 顯微鏡及望遠鏡/582
第二十五章 光之分散/584〜609
・    第二百四十六〓 プリズムに依る分散/584
・    第二百四十七〓 プリズム之屈折率之測定/588
・    第二百四十八〓 日光スぺクトル之全長/591
・    第二百四十九〓 波長分光計/592
・    第二百五十〓 輝線スペクトルと吸收スペクトルとの關係/594
・    第二百五十一〓 波長,速度,屈折率間之相互關係附分散式/596
・    第二百五十二〓 薄層之色彩/599
・    第二百五十三〓 屈折率之變化之測定/603
・    第二百五十四〓 波長之測定附尺度原器之復製/605
第二十六章 光之廻折/610〜627
・    第二百五十五〓 廻折格子/610
・    第二百五十六〓 反射廻折格子/613
・    第二百五十七〓 凹面格子/614
・    第二百五十八〓 廻折スペクトル附波長之測定/616
・    第二百五十九〓 階段格子/619
・    第二百六十〓 顯微鏡と廻折現象/623
・    第二百六十一〓 超越顯微鏡的觀測/625
第二十七章 偏光及複屈折/628〜656
・    第二百六十二〓 偏光/628
・    第二百六十三〓 偏光之合成及分解/630
・    第二百六十四〓 反射及屈折の一般關係/632
・    第二百六十五〓 偏光角に關するブリウスター之法則/635
・    第二百六十六〓 複屈折/636
・    第二百六十七〓 通常光及異常光/639
・    第二百六十八〓 結晶體に於ける波面/641
・    第二百六十九〓 偏光之分離及其檢定/644
・    第二百七十〓 偏光に對する異方體之作用/646
・    第二百七十一〓 偏光面之廻轉/649
・    第二百七十二〓 檢糖計/651
第二十八章 靜電氣 上/657〜679
・    第二百七十三節 電氣量附クーロン之法則/657
・    第二百七十四節 電媒質/659
・    第二百七十五節 電氣變位/660
・    第二百七十六節 電力線/662
・    第二百七十七節 電位/663
・    第二百七十八節 電位之勾配/666
・    第二百七十九〓 ガウス之定理/670
・    第二百八十〓 帶電體附近之電場/672
・    第二百八十一節 電氣容量/675
・    第二百八十二〓 蓄電器/677
第二十九章 靜電氣 下/680〜703
・    第二百八十三節 電場之エネルギー/680
・    第二百八十四〓 利用し得べき電氣エネルギー/682
・    第二百八十五〓 帶電體之表面に働く張力及壓力/684
・    第二百八十六節 電媒質に働く張力及壓力附放電/686
・    第二百八十七節 電力線之屈折/687
・    第二百八十八節 電力計/689
・    第二百八十九節 電氣像/691
・    第二百九十〓 電子說/695
・    第二百九十一〓 氣體に於ける電媒恒數と密度との關係/699
・    第二百九十二〓 液體及固體に於ける電媒恒數と密度との關係/701
第三十章 磁氣/704〜726
・    第二百九十三〓 磁石之作用/704
・    第二百九十四〓 磁氣及磁場/706
・    第二百九十五〓 小磁石に基因する磁位及磁場之强度/709
・    第二百九十六〓 磁氣能率及磁場之强度之測定/711
・    第二百九十七〓 地球之磁氣/714
・    第二百九十八節 磁氣感應度/717
・    第二百九十九〓 磁性體に關する假說/720
・    第三百〓 磁氣履歷曲線/721
・    第三百一〓 磁力線之屈折/723
第三十一章 電流/727〜743
・    第三百二〓 電流/727
・    第三百三〓 オーム之法則/729
・    第三百四〓 接觸面に於ける動電力/734
・    第三百五〓 熱電流/737
・    第三百六〓 ジヤウル之法則/739
・    第三百七〓 ペルチエ効果/740
・    第三百八〓 タムソン効果/742
第三十二章 電氣に關する單位系/744〜754
・    第三百九〓 電磁力/744
・    第三百十〓 靜電單位系及電磁單位系/745
・    第三百十一〓 兩單位系之比/747
・    第三百十二〓 實用單位或は工學單位/749
・    第三百十三〓 各種單位之元方程式/752
・    第三百十四〓 有理單位系/753
第三十三章 電解及電池/755〜772
・    第三百十五節 電解/755
・    第三百十六節 電解に關する法則/756
・    第三百十七〓 粒子運動の速度/759
・    第三百十八節 電池之動電力/761
・    第三百十九〓 ダニエル之電池/763
・    第三百二十〓 蓄電池/764
・    第三百二十一節 電池連結方法と電流之强度との關係/766
・    第三百二十二〓 抵抗之測定附ホイートストン橋/770
・    第三百二十三〓 動電力之測定/772
第三十四章 電磁作用/773〜800
・    第三百二十四節 電流に基因する磁場/773
・    第三百二十五節 電氣輪道附近之磁位/777
・    第三百二十六節 電磁作用に關するアムペール之法則/779
・    第三百二十七節 電氣輪道と磁殼との關係/782
・    第三百二十八節 電氣輪道間之相互作用/783
・    第三百二十九節 電流計/784
・    第三百三十〓 彈動電流計/788
・    第三百三十一〓 磁場が電氣輪道に及ぼす力/791
・    第三百三十二〓 平行なる二直線を流るる電流相互間の引力/793
・    第三百三十三〓 感應電流/794
・    第三百三十四節 自己感應/796
・    第三百三十五〓 磁場之エネルギー/798
第三十五章 振動電流及電磁波/801〜822
・    第三百三十六〓 交番電流/801
・    第三百三十七〓 變壓器/803
・    第三百三十八〓 振動電流/806
・    第三百三十九節 電力管/809
・    第三百四十〓 電磁質量/810
・    第三百四十一節 電磁波之性質/811
・    第三百四十二〓 マクスヱル之方程式/814
・    第三百四十三節 電波之速度/818
・    第三百四十四節 電媒恒數及透過度に關する注意/820
第三十六章 電磁光論/823〜835
・    第三百四十五節 電媒恒數と光之屈折率との關係/823
・    第三百四十六節 電子說より導ける光之分散式/824
・    第三百四十七〓 光之電磁波說及光壓/829
・    第三百四十八節 磁場に基づく電子運動之變化/831
・    第三百四十九〓 ゼーマン効果/833
第三十七章 眞空放電及放射能/836〜863
・    第三百五十〓 逃電及飽和電流/836
・    第三百五十一節 自由粒子之數/838
・    第三百五十二〓 眞空放電/841
・    第三百五十三〓 高度の排氣機/843
・    第三百五十四〓 陰極線附e/m之測定/846
・    第三百五十五〓 X線/850
・    第三百五十六〓 陽極線/851
・    第三百五十七〓 放射能/852
・    第三百五十八〓 放射線の種類/853
・    第三百五十九〓 物質の變脱及其壽命/856
・    第三百六十〓 溫泉のラヂウム,エマネーション之測定/859
第三十八章 輻射論附量子說/864〜879
・    第三百六十一〓 プランク之假定/864
・    第三百六十二〓 公算論之應用/865
・    第三百六十三〓 公算とエントロビー/866
・    第三百六十四〓 輻射の一般式/867
・    第三百六十五〓 變位則/869
・    第三百六十六〓 ステファン之法則/870
・    第三百六十七〓 原子熱/871
・    第三百六十八〓 量子說/873
第三十九章 原子論/880〜910
・    第三百六十九〓 原子の感念/880
・    第三百七十〓 原子の構造/881
・    第三百七十一〓 原子番號/884
・    第三百七十二〓 長岡及ポール兩氏の原子模型/890
・    第三百七十三〓 點之配列法及平行面間の距離/896
・    第三百七十四〓 結晶體に於ける原子の配列/901
第四十章 物質觀/911〜933
・    第三百七十五〓 質量測定の手段/911
・    第三百七十六〓 質量の變化/913
・    第三百七十七節 電磁說に於ける質量の說明/914
・    第三百七十八〓 ローレンツ收縮/918
・    第三百七十九〓 縦質量及横質量/921
・    第三百八十〓 物質とエネルギー/923
・    第三百八十一節 自然界に於ける物質の消滅/925
・    第三百八十二〓 作用及反作用/927
・    第三百八十三〓 相對原理/929
第四十一章 不可思議現象の實現/934〜959
・    第三百八十四節 自然現象の週期/934
・    第三百八十五〓 自然現象の進化/937
・    第三百八十六〓 非戻逆性と公算論/940
・    第三百八十七〓 溫度之高低と熱之移動/944
・    第三百八十八〓 非戻逆性は絕對的に非ず/950
・    第三百八十九〓 自然現象の偏差/953
・    第三百九十〓 ブラウン運動/956
・    第三百九十一節 自然界の永久性/958
第四十二章 宇宙觀/960〜993
・    第三百九十二〓 過去を語り將來を斷じ得る理由/960
・    第三百九十三〓 太陽系/963
・    第三百九十四〓 天體之研究/969
・    第三百九十五〓 恒星/971
・    第三百九十六〓 新星/975
・    第三百九十七〓 星雲/978
・    第三百九十八〓 星雲と恒星との關係/981
・    第三百九十九〓 元素進化說/984
・    第四百〓 結論/989
・    跋/994〜995
・    下卷索引/997〜1002
・    和英對譯術語集/1003〜1010
・    英和對譯術語集/1011〜1016
・    英和對譯元素名及記號表/1017〜1018

______

以下の方が有名、


国立国会図書館デジタルコレクション - 化学本論
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1119419

タイトル
化学本論
著者
片山正夫 著
出版者
内田老鶴圃
出版年月日
昭和4
請求記号

目次・巻号
  化学本論 
・    標題
・    目次
第一編 基本物質論
第二編 エネルギー論
第三編 氣相論
第四編 液相論
第五編 固相及多相論
第六編 一般平衡論
第七編 速度論
第八編 界面化學
第九編 電氣化學
第十編 輻射化學
第十一編 化學性質論




火曜日, 8月 23, 2016

GNP/GDP


公務員試験の問題です。Y=C+I+E-Mで与えている場合 限界消費性向が...
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kinnknさん 2009/06/24 11:47:56
公務員試験の問題です。Y=C+I+E-Mで与えている場合 限界消費性向が0,8で限界輸入性向が0,2である場合に輸出が15増加したとき輸入はいくら増加するか。

この問題の解き方がわかりません。教えてください。
回答数:1 閲覧数:337 お礼:知恵コイン0

ベストアンサー
plan_d3さん 2009/06/24 16:20:08
先日行われた国家Ⅱ種試験の問題だと思いますが、
問題条件から限界消費性向が0.8だからC=c+0,8Y、また限界輸入性向が0,2だからM=m+0,2Y(c、mは定数)となります。
これを代入してY=c+0,8Y+I+E-m-0,2Yとなりこれを整理して、0,4Y=c-m+I+E

問題は輸入は15増加するため⊿Y=2,5(⊿E)
⊿Y=37,5になります。
このときの輸入増加量は⊿M=0,2⊿Yとなるため
M=37,5×0,2=7.5となり
求める答えは7,5の輸入増になります。

わかりづらくてすみません。

質問した人からのコメント2009/06/24 17:40:14
成功 なるほど(^-^)/
試験中はΔMとΔEだけでむやみに計算してました。わかりやすいです。ありがとうございました。


GDPとGNI(GNP)の違いについて - 内閣府

www.esri.cao.go.jp>...>よくある質問(FAQ)

GDPは国内で一定期間内に生産されたモノやサービスの付加価値の合計額。 “国内”の ため、日本企業が海外支店等で生産したモノやサービスの付加価値は含まない。 一方 GNPは“国民”のため、国内に限らず、日本企業の海外支店等の所得も含んでいる。



 _GDP国内総生産_
|  __日本__  |  __海外__
| | _____|_|_|_____
 |
| ||     | | |     
| || 日本人 |  | 日本人 ||
| ||     |  |     ||
| ||_____|___GNP_||
| |      | | |国民総生産 |
| |  外国人 | | |      |
| |      | | |      |
| |______| | |______|
|__________|

http://ord.yahoo.co.jp/o/image/SIG=11t28s11g/EXP=1472029927;_ylc=X3IDMgRmc3QDMQRpZHgDBG9pZAMEcANaMjV3SUdka2NBLS0EcG9zAzAEc2VjA2lzcgRzbGsDb3JnBHR1cmwD/**http://www.wakaruzofx.com/kaisetu/fx29.html


井堀マクロ



月曜日, 8月 22, 2016

テイラー・ルール


                     (経済学リンク::::::::::)  

NAMs出版プロジェクト: テイラー・ルール
http://nam-students.blogspot.jp/2016/08/blog-post_41.html
ミンスキー,金融不安で見直される経済学者 CAN “IT” HAPPEN AGAIN? +テイラールール
NAMs出版プロジェクト: カレツキ関連追記とヴィクセル的不均衡
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_19.html
クルーグマン(流動性の罠、オークンの法則):メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_19.html 


_____

現在の金融政策のル ールとしては 、テイラ ー ・ル ールが有名です 。テイラ ー ・ル ールとは 、物価と景気 ( G D Pギャップ )に基づいて政策金利を決めるル ールであり 、具体的には 1 1 7ペ ージ 〔 *こちらを参照 〕の式のようになります 。これは実際の物価上昇率と G D Pから適正な政策金利を割り出す計算式で 、経済のバランスをとる基準として日本の経済白書でも採用されるなど信頼されています 。この計算式を提唱したテイラ ーは 、アメリカのサブプライム問題に対し 、 2 0 0 2年から 2 0 0 4年の間に F R Bがテイラ ー ・ル ールに従って政策金利を緩やかに引き上げていれば 、住宅バブルも起こらず 、したがってリ ーマンショックも起こらなかったはずだ 、と語っています 。


図解 世界一わかりやすい経済学の授業 (中経出版) Kindle版


Rochester Conference Series on Public Policy. 39: 195–214. (The rule is introduced on page 202.)
http://www.stanford.edu/~johntayl/Papers/Discretion.PDF


ジョン・ブライアン・テイラー(John Brian Taylor、1946年12月8日 - )は、アメリカ合衆国経済学者スタンフォード大学フーヴァー研究所主席研究員(the Bowen H. and Janice Arthur McCoy Senior Fellow)、同大学経済学部教授(the Mary and Robert Raymond Professor of Economics)[1]。 彼の業績として、中央銀行政策金利を決定する際のルールとして、テイラー・ルールを1993年の論文、"Discretion versus policy rules in practice"で発表した[2]

テイラーは合理的期待仮説のもとで、マクロ経済モデルを解く数理的手法の発展に貢献した。1977年、スタンレー・フィッシャーと同時期に、テイラーとエドムンド・フェルプスは、賃金が下方硬直(sticky、粘着的)の場合、すべての労働者と企業が合理的期待を持っているならば、金融政策が経済の自動安定化に有用であることを示したトーマス・サージェントNeil Wallaceが主張した理論—-合理的期待形成のもとでは金融政策は経済の自動安定化には無効であるという理論--と真っ向から対立したため、この論文はとても重要である。テイラー、フェルプス、フィッシャーは、サージェントやWallaceが理論の前提とした仮定が合理的期待形成ではなく、完全に価格が柔軟に動くということを前提としていることを示した[3]

テイラーのモデルであるoverlapping wage contractは、ケインズ経済学の伝統的なIS-LMモデルからミクロ経済を元にした合理的期待形成仮説に基づいたニュー・ケインジアンのマクロ経済モデルを再構築する際のブロックの一つとなっている。ニュー・ケインジアンの経済学者はどの金融政策のルールが景気循環による社会的費用を効率的に減らすことが出来るかについて研究してきた。テイラーの1993年の論文("Discretion versus policy rules in practice")は、単純で効率的な中央銀行の金融政策は、短期金利を操作することで経済の行き過ぎの状態をコントロールすることだった。つまり、経済が過熱気味の時には短期金利を切り上げ、その逆の時には短期金利を切り下げるというものである[2]。テイラーが示した式はテイラー・ルールとして知られ、中央銀行の政策決定に広く使用されている。


(日本語訳)

  • ロバート・M・ソローベンジャミン・M・フリードマンと共編)『インフレ、雇用、そして金融政策――現代経済学の中心的課題』、秋葉弘哉・大野裕之共訳、ピアソンエデュケーション、1999年
  • 「低インフレ、デフレ、そして将来の物価安定に向けた金融政策」、『金融研究』、第19巻第4号、日本銀行金融研究所、2000年
  • 『テロマネーを封鎖せよ――米国の国際金融戦略の内幕を描く』、中谷和男訳、日経BP社、2007年
  • 『脱線FRB』、竹森俊平・村井章子共訳、日経BP社、2009年


  1. 村井訳 (2009)pp.154-155)
  2. a b Taylor (1993)
  3. ^ Phelps and Taylor (1977)
____

インフレ、雇用、そして金融政策 現代経済学の中心的課題
 著者名等  ロバート・M.ソロー/著  ≪再検索≫
 著者名等  ジョン・B.テイラー/著  ≪再検索≫
 著者名等  ベンジャミン・M.フリードマン/編  ≪再検索≫
 著者名等  秋葉弘哉/訳  ≪再検索≫
 著者名等  大野裕之/訳  ≪再検索≫
 出版者   ピアソンエデュケーション
 出版年   1999.12
 大きさ等  20cm 177p
 注記    Inflation,unemployment,and monetary poli
cy.
 NDC分類 338.3
 件名    金融政策  
 要旨   
インフレと雇用をめぐる問題は、現代経済学のもっともホットな領域だ。本書はまずノーベル賞受賞経済学者ロバート・ソローが金融政策とインフレについて基調を提示し、それを受けてジョン・テイラーが合理的期待革命の視点から同じテーマを展開、さらに続いてフリードマン、ガルブレイス、グレゴリー・マンキュー、ウイリアム・プールがそれぞれ意見を述べて議論を深めている。現代経済学の課題が総まくり的に展開されているため、学問の最前線を知るには最適の一冊。
 目次   
第1章 連銀は、どの程度慎重であるべきか?;
第2章 雇用とインフレ安定性のための金融政策のガイドライン; 
第3章 コメント;
第4章 回答;
第5章 第二回答
 内容    文献あり
 ISBN等 4-89471-622-4
 書誌番号  3-0199070765
_____
  脱線FRB
 著者名等  ジョン・B.テイラー/著  
 著者名等  村井章子/訳  
 著者等紹介 【テイラー】スタンフォード大学フーバー研究所主席研究員、同大学経済学部教授。専門
は金融および国際経済。76~77年大統領経済諮問委員会上級経済顧問、89~91年ジョージ・H.W.ブッシュ政権でCEA委員。2001~05年国際問題担当財務次官を務める。
 著者等紹介 【村井】上智大学文学部卒。翻訳者。
 出版者   日経BP社
 出版者   日経BP出版センター
 出版者   日経BP出版センター
 出版年   2009.10
 大きさ等  20cm 159p
 注記    Getting off track./の翻訳
 NDC分類 338.9
 件名    国際金融  
 要旨    危機の原因をめぐる両者の論争を竹森俊平慶応義塾大学教授が解説。
 目次   
第1章 金融危機はなぜ発生したのか(緩すぎた金融政策;住宅ブームは回避できた;世界的な貯蓄過剰という反論;他国の金融政策の影響;サブプライム・ローン問題との関連性;証券化による事態の複雑化);
第2章 金融危機はなぜ長引いたのか(原因は流動性かカウンターパーティ・リスクか);
第3章 金融危機はなぜ発生後一年以上も経ってから悪化したのか(イベント分析の結果;適用基準の予測可能性);
第4章 危機前の二〇年間に機能したのはどのような政策か(ミッション・インポッシブル;八年危機の終息)
第5章 ブラック・スワンはなぜ二〇〇七年八月に降り立ったのか(病気の徴候;考え
られる診断;診断ツールとしてのLIBOR-OISスプレッド;カウンターパーティー
・リスクの測定と診断)
 内容    テイラー、グリーンスパンを叱る。金融危機がなぜ発生したか、なぜ長引いたか、なぜ深
刻化したかについて、裏づけとなるデータとグラフを使って簡潔に説明する。テイラー、
グリーンスパン論争の理論的な解説も掲載。
 ISBN等 4-8222-4777-5
 ISBN等 978-4-8222-4777-5
 書誌番号  3-0209077908
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以下、使えるマクロ経済学より

9 0年代には 、 「裁量よりルール 」という考え方は 、スタンフォ ード大のテイラ ー教授によっても示されました 。 「物価と景気 ( G D Pギャップ )に基づいて 、政策金利を決める 」というものです (テイラー ・ルール ) 。  

 名目金利=実質金利+インフレ率
      + α ×(インフレ率-インフレ目標率)    インフレ考慮
      + β ×(現実のGDP-潜在GDP)     失業考慮

 α ・ βは 0以上の定数で 、中央銀行がインフレと失業の政策を 、どの程度重視するかのバランスを示す数値です 。例えば 0 . 5なら 、同じ程度に重視していると考えられます 。
 インフレ率がゼロで 、インフレ目標と同じと仮定すると 、
 名目金利 =実質金利 + 0 . 5 × (現実の G D P -潜在 G D P )
となります 。今日では中央銀行の採用するモデルの 1つになりました 。

 中央銀行による名目金利の操作は 、実質金利に影響を与えます 。一般に 、現実の G D Pは 、潜在 G D Pよりも低いでしょうから 、そのような場合は 、 I S曲線 ( p 1 8 2 ~ 1 8 7 ( ※こちらを参照 ) )で見たように 、実質金利を下げて対応します (低い G D P =低い実質金利 ) 。このように 、テイラ ー ・ル ールによれば 、現実の G D Pが伸びれば 、実質金利も上昇するという関係になります 。
 この関係は 、 M P ( M o n e t a r y P o l i c y )曲線で示されます 。右上がりの曲線になります 。 I S曲線と M P曲線を同時に示したのが 、 I S M Pモデルです 。 9 0年代以降 、中央銀行の行う金融政策は 、貨幣供給量ではなく 、名目利子率の操作に基づくようになり 、世界の中央銀行で使用するモデルの基礎となっています 。実質利子率を下げ 、所得水準 Yを完全雇用の Y水準にしようとするもので 、 N K (ニュ ー ・ケインジアン )モデルと呼ばれています 。ケインジアンのマクロ経済学をミクロ的基礎付けによって 、再構築したものです 。


以下は、

世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 ―ハーバード・ビジネス・スクール教授の実践講座

マクロの「M」:

名目    実際
VS←ーー→VS
実質    潜在
 I\  /I
 I \/ I
 I 産出 I
貨幣    期待
 I    I
金融及び財政政策

 フィッシャー方程式(名目金利=実質金利+期待インフレ率)。r=i+π^e
 1990年代には 、 「裁量よりルール 」という考え方は 、スタンフォ ード大のテイラ ー教授によって示された 。 「物価と景気 ( G D Pギャップ )に基づいて 、政策金利を決める 」というもの(テイラー ・ルール ) 。  

 名目金利=実質金利+インフレ率
      + α ×(インフレ率-インフレ目標率)   ←インフレ考慮
      + β ×(現実のGDP-潜在GDP)    ←失業考慮


以下はスタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編  : ティモシ ー・テイラーより





  NKーPC曲線とISーMP曲線の統合
実|    
質|    
利|       |   |
子|IS    /    |MP(マネタリーポリシー)
率|曲線   /    / 曲線
 | \ A/1 →2/金融緩和後
1|__\/_   /
 |  /\   /   
2|___|_|/B 均衡点
 |   | /\   
 |___|_|________   
     | |    所得
     | | 
イ|   | |
ン|   | |
フ|   | | 
レ|   | |  |
率|   | | /NKーPC曲線
 |   | |/ (ニューケインジアン、フィリップス)
2|___|_|
 |   |/|    
1|___/_|
 |  /| |   
 |___|_|________   
    Y1→2 所得

金融緩和策によって1から2へMP曲線が移行した場合
   ↓
NKーPC曲線により
   ↓
失業率低下=所得増加
(Y1から2へ)
インフレ率上昇
(1から2へ)
の変化も読み取れる

   ↓
失業対策とインフレ対策のバランスを考慮した金融政策の必要性

(菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より)