木曜日, 9月 29, 2011

20110929 柄谷行人 記者会見における冒頭発言

20110929 柄谷行人 共同声明発表記者会見における冒頭発言  途中欠落あり

「新しいデモの形式を作っている 若いひと達、素人の乱に感謝している。
したがってそれを抑圧する者に抗議したい」柄谷行人

参考:
associations.jp
http://associations.jp/
「9・11原発やめろデモ」でのスピーチ
http://associations.jp/archives/437

質疑応答断片


質疑応答最終部分のみ



「デモと広場の自由」のための共同声明 09/28/11

http://jsfda.wordpress.com/statement/ (日本語)
http://www.fccj.or.jp/node/6921 (English)
【場所】日本外国特派員協会【スピーカー】柄谷行人、雨宮処凛、鵜飼哲、小熊英二ほか
http://jsfda.wordpress.com/2011/09/25/conference/

公式動画アーカイブ(会見冒頭部分のみ):
http://www.ustream.tv/recorded/17570244


同(残り部分)
http://www.ustream.tv/recorded/17570370


共同声明

「デモと広場の自由」のための共同声明
3・11原発事故において、東京電力、経産省、政府は、被害の実情を隠し過小に扱い、近い将来において多数の死者をもたらす恐れのある事態を招きました。これが犯罪的な行為であることは明らかです。さらに、これは日本の憲法に反するものです。《すべて国民(people)は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する》(25条)。しかし、東京電力、経産省、政府はこの事態に対して責任をとるべきなのに、すでに片づいたかのようにふるまっています。
それに抗議し原発の全面的廃炉を要求する声が、国民の中からわき起こっています。そして、その意思がデモとして表現されるのは当然です。デモは「集会と表現の自由」を掲げた憲法21条において保証された民主主義の基本的権利です。そして、全国各地にデモが澎湃(ほうはい)と起こってきたことは、日本の社会の混乱ではなく、成熟度を示すものです。海外のメディアもその点に注目しています。
しかし、実際には、デモは警察によってたえず妨害されています。9月11日に東京・新宿で行われた「9 ・11原発やめろデモ!!!!!」では、12人の参加者が逮捕されました。You Tubeの動画を見れば明らかなように、これは何の根拠もない強引な逮捕です。これまで若者の間に反原発デモを盛り上げてきたグループを狙い打ちすることで、反原発デモ全般を抑え込もうとする意図が透けて見えます。
私たちはこのような不法に抗議し、民衆の意思表示の手段であるデモの権利を擁護します。日本のマスメディアが反原発デモや不当逮捕をきちんと報道しないのは、反原発の意思が存在する事実を消去するのに手を貸すことになります。私たちはマスメディアの報道姿勢に反省を求めます。
2011年9月29日
起草者:柄谷行人、鵜飼哲、小熊英二

PRESS CONFERENCE
Karin Amamiya , Author
Kojin Karatani, Philosopher
Eiji Oguma, Keio University Assistant Professor
Satoshi Ukai , Hitotsubashi University Professor



http://www.fccj.or.jp/node/6921

"Peaceful Rally Ended with Dozens in Handcuffs"
Time: 2011 Sep 29 15:00 - 16:00
Summary:

PRESS CONFERENCE
Karin Amamiya , Author
Kojin Karatani, Philosopher
Eiji Oguma, Keio University Assistant Professor
Satoshi Ukai , Hitotsubashi University Professor
Language:

The speech and Q & A will be in Japanese with English interpretation
Description:

Police arrested 12 demonstrators at a peaceful rally in Shinjuku against nuclear power plants on September 11. Five of the 12 are still in police custody, being held without charge. The arrestees included a French national and his Japanese partner.

Police changed the route for the demonstration just before nearly 10,000 people gathered for the march. During the demonstration, witnesses say the police intentionally divided the protesters into small groups then deliberately provoked sections of the crowd. The incident has barely been reported by the Japanese press, and even some of the few reports that were published alleged misbehavior on the part of the protesters based not on actual observation but entirely on police accounts.

Some allege that this particular group of protesters have been targeted by police because they are made up primarily of young people rather than the middle-aged and older protesters who turn up at many such events. In other words, the police seem to fear the politicization of the young more than other age groups.

Are the Japanese police trying to silence political dissent through a systematic campaign of intimidation against the young in particular? Are the democratic rights to protest being observed in practice by those who claim to be protecting Japan's social order? This event is an opportunity to reflect upon these crucial issues.

Scholars, writers and political analysts have issued a joint statement denouncing police suppression of the September 11 rally. The harsh measures against a peaceful protest may have enormous implications for the future in Japan. Come and hear what the speakers have to say and judge for yourself.




参考:
ポスト新自由主義―民主主義の地平を広げる (札幌時計台レッスン) [単行本]
http://www.amazon.co.jp/dp/4822809846
「個人析出のさまざまなパターン」『丸山眞男集』〈第9巻〉1961-1968 [単行本]
http://www.amazon.co.jp/dp/4000919598/

2 Comments:

Blogger yoji said...

たんぽぽ舎 コミュニズム
素人の乱 アナキズム
柄谷 メディウム

2:00 午後  
Blogger yoji said...

http://mainichi.jp/select/science/news/20110930k0000m040106000c.html
脱原発デモ:参加者逮捕に評論家ら抗議

 東日本大震災から半年の9月11日に東京・新宿であった脱原発のデモ行進で、公務執行妨害容疑などで参加者12人が警視庁に逮捕されたことを受け、評論家の柄谷行人さんらが29日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し「デモへの抑圧に抗議する」と訴えた。

 柄谷さんは、慶応大の小熊英二教授、一橋大の鵜飼哲教授らとともに「原発の全面的廃炉を要求する声が国民の中からわき起こっている。民衆の意思表示の手段であるデモの権利を擁護する」との共同声明を発表。

 作家の雨宮処凛さんは「20~30代の初めて参加した人が圧倒的に多く、今まで動かなかった層がどっと動いたことを警察は恐れたのではないか」と指摘。来週にも日弁連に12人の人権救済を求める方針を明らかにした。

 柄谷さんは「若者たちが新しい形のデモを始め、私は希望を見いだしている。それを抑圧するものに抗議したい」と述べ「デモの存在を無視することは、デモの抑圧につながる」とマスメディアの報道姿勢も批判した。

 警視庁によると、逮捕された12人は釈放されている。

毎日新聞 2011年9月29日 22時07分

2:14 午後  

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