ページ

日曜日, 12月 16, 2012

細胞分化の過程:Cell map

(→リンク::::::

http://www.md.tsukuba.ac.jp/younginit/takasaki/ESteam/reseach.html
脊椎動物の体を構成する全ての細胞は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる、初期胚 において定義される3種類の細胞群から生じます。... 中胚葉系細胞からは、間葉系幹細胞、血管内皮前駆細胞などが生み出されます。

  <初期発生における細胞の運命>
    ┏外胚葉━┳非神経外胚葉→(プラコード 表皮)┳毛皮
    ┃    ┗神経外細胞 →神経堤 中枢神経  ┃
受精卵━╋中胚葉━┳間葉系幹細胞→(骨 軟骨 脂肪)━┛
ES細胞┃    ┗血管内皮先駆細胞→血管
    ┗内胚葉━━内胚葉細胞 →小腸 肝臓 膵臓
     (3胚葉の確立)   (各組織への分化)

2015年4月19日の放送|NHK「サイエンスZERO」
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp502.html
iPS細胞に代表される細胞技術の急速な発展で、毛髪を生み出す器官、毛包を新たに作り出すことまで可能になりつつある。その鍵は、2種類の細胞の「出会い」。そしてこういった毛髪再生の実用化は、他のさまざまな器官・臓器の再生にもつながる重要技術だという。…上皮系と間葉系の2種類の細胞を使って、マウスの毛の再生に成功した…

上皮-間葉系相互作用:
近接する外胚葉性由来の上皮系細胞と中胚葉由来の間葉系細胞が, 互いが分泌するシグナル分子や細胞膜分子を介して,互いに影響して機能を促すこと. 特に発生過程で重要な役割を果たし, 肺, 腎臓, 腺組織, 毛髪などがこのシステムにより制御されている.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/43/2/43_2_84/_pdf

  ///////////

EテレのiPS細胞特集で細胞分化のcell mapが紹介されていた。200種類の細胞に受精卵が分化する過程はまだわかっていない部分が多いらしい。





                    血球     内蔵と血管の 
               血管内皮 |      結合組織と平滑筋
          心内筋    |  |          |
           |_____|__|_________〇|生殖腺の口
              内蔵の胸膜           |||
    心臓____〇____|_____________ |〇〇  胸膜、囲心嚢、
             |   |           |||   腹膜
             腹膜 腸間膜 副腎皮質_____〇〇〇   |
                              |    |
                       卵黄嚢と尿膜の| ___〇       羊膜・漿膜の
                        胚体外中胚葉|| __________胚体外中胚葉

        筋肉_______________    ||||
目の外層____________________ |   ||||

            ___________ ||   |||| 子宮 卵管 膣
            頭の結合組織___ ||| __〇〇〇〇  \ | /
                    ||||| 原腎      \|/   後腎、腎管
                    〇〇〇〇| |       〇〇〇   |
           頭骨と |_______  ||〇〇________|____|__中腎、輸出管
           鰓軟骨_________| |||  |         |     
     交感神経節      歯のぞうげ質_| |||         後腎の憩室、尿管、
副腎髄質___|_________〇_____| |||  |       腎う、集合管
          |            | ||| 
精巣上体、
         神経性の   脳の感覚神経 | ||| 
精小管 
         骨髄神経根  および神経節_| |||
                        |||〇________皮膚の結合膜層
脳  脳の運動神経       網膜と    〇 ||||  胴の骨格筋     ____外肢の筋肉
|     |     〇___視神経    | |||| /         /
|     |     |          | ||||〇_________〇_____付属肢骨格
|_____|_____|____〇_____| |||||〇________________中軸骨格

 |          |    |     | ||||||         
 |      運動性腎臓神経根 |     | ||||||      
    後鰓体
脳下垂体             脊髄    | ||||||           |
神経葉       〇___肛門       | |||||| 
副甲状腺______〇 

    脳下垂体  |            | ||||||      |  中耳
      前葉  |            | |||||| 扁桃腺__|__ユースタキー管
       |  |鼻と嗅上皮、      | ||||||      

歯のエナメル質|  |嗅神経         | |||||| _____〇   

      ||  ||           | ||||||
      ||  ||    内耳の機構  | 
|||||〇____甲状腺  
口の上皮__〇〇  ||      |    | 
沿軸中胚葉|____________消化管
       \  ||      〇    | | |   |  気管、 \____膵臓
    皮脂腺 \ ||目のレンズ |    | | |  原腸__気管支、 \\_肝臓
     |   \|  |   |    | | |   |  肺     \尿膜
     |____〇〇〇_|___|__外胚葉 中胚葉 内胚葉          
     |    /|  |       \               膀胱
     毛髪  / |乳腺 羊膜、頭膜の   \  
        爪 汗腺   胚体外外胚葉    \
                         受精卵 

細胞分化は受精卵というひとつの細胞からはじまる。図では下から上へ。
約200種類、60兆個の細胞へ分化する。
様々な種類のタンパク質(の濃度)が大きな役目を果たすらしい。



52 件のコメント:

  1. ◇ ◇ Paradise col. "魚へん"の漢字 ◇ ◇
    http://3.pro.tok2.com/~lutrfish/column/002.html
    ■初級編

    魚周:たい  魚占:あゆ  魚里:こい  魚圭:さけ  魚青:さば

    魚参:あじ  魚弱:いわし  魚交:さめ  魚京:くじら  魚旨:すし

    魚尊:ます  魚平:ひらめ  魚有:まぐろ  魚堅:かつお  魚羊:あざや(か)

    魚少:はぜ  魚沙:はぜ  魚思:えら  魚耆:ひれ  魚咢:わに

    魚師:ぶり  魚念:なまず  魚曼:うなぎ  魚豊:はも  魚反:はまち


    ■中級編

    魚盧:すずき  魚虎:しゃち  魚完:あめのうお  魚喜:きす  魚雪:たら

    魚雷:はたはた  魚神:はたはた  魚非:にしん  魚柬:にしん  魚希:かずのこ

    魚陸:むつ  魚走:すばしり  魚留:ぼら  魚畄(鯔):ぼら  魚易:するめ

    魚包(鮑):あわび  魚若:わかさぎ  魚公:わかさぎ  魚章:たこ  魚肖:たこ

    魚石:いしもち  魚養:ふか  魚付:ふな  魚荒:あら  魚會:なます

    魚末:いわな  魚解:かに  魚則:いか  魚皮:かわはぎ  魚刀:たちうお


    ■上級編

    魚春:さわら  魚夏:わかし  魚秋:かじか  魚冬:このしろ  魚祭:このしろ

    魚暑:しいら  魚署:しいら  魚休:ごり  魚危:はや  魚成:うぐい

    魚元:おおがめ  魚入:えり  魚票:うきぶくろ  魚覃:えい  魚賁:えい

    魚苗:わたか  魚時:はす  魚箴:さより  魚針:さより  魚白+子:いかな+ご

    魚安+魚康:あん+こう  魚方+魚弗:ほう+ぼう  魚昌:まながつお

    魚尋:かじき  魚單:うつぼ  魚善:うつぼ  魚鬼:いとう  魚同:かつお

    魚虚:すずき  魚室:むろあじ  魚由:かさご  魚夸:せいご  魚利:あさり

    魚皇:ひがい  魚及:めざし  魚尼:あまだい  魚老:おおぼら  魚昜:うなぎ

    魚底:たらこ  魚條:はえ  魚於:どじょう  魚取:にごい  魚孚:いるか

    魚毛:とど  魚厥:あさち  魚皀卩:ふな  魚幼:だぼはぜ  魚内:さんしょううお

    魚與:たなご  魚郎:たなご  魚吉:はまぐり  魚它:すなふき  魚予:かます

    魚伏:こち  魚甬:こち  魚宜:ぐち  魚宣:ぐち  魚免:にべ

    魚花:ほっけ  魚嘗:ぎぎ  魚片:なまず  魚委:あざ(むく)  魚台:たい

    返信削除
  2. ヤクルト 腸人会議「人間の起源は腸」 荒川静香 福澤朗 山城雄一郎
    http://youtu.be/ZFwSGzqxNOk

    返信削除
  3. サイエンスZERO|これまでの放送
    分化をコントロールせよ
    http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp410.html
    http://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2012044488SC000/

    返信削除
  4. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  5. 腎盂とは

    腎う

    腎盂【ジンウ】


    デジタル大辞泉の解説
    じん‐う 【腎×盂】

    腎臓と尿管の接続部で、漏斗状に広がっている部分。腎臓からの尿が集まる所。腎盤。

    返信削除
  6.         現 存 在 
       ____世界=内=存在____
      |       |       |
      世界 _____自己    内=存在
      | | ____________|  不
      | ||    頽        \_安
      | || 了解_落_企投_  内    
      | ||/視___好奇心 \・存
      | | |語り___沈黙_| 在
      | | 情状性___不安_/ ・  
     _|_ \(気分) 良心  死 ・  
    |   | \____ ・  ・ ・ 気遣い  
    |   | ・  __|__ ・ 自・・関心
    |   | ・非本来的/本来的・・己  |
    |   | ・ |   ・  ・ ・  |
    |世界性| 開示性_決意性_先駆的・  |
    環境世界|         決意性・  |
    |   道具全体性_適所性・・・・世  |
    場              ・ 界  | 
            配慮/瞬視  ・  日常性
      既在性___現成化___到来_(脱自態)
      過去____現在____未来  時間性 
             今        内部性 
                      歴史性
                   存在、存在論

    『存在と時間』:目次
     緒論 存在の意味如何という問いの開陳
    第一章 存在問題の必要と構造と優位 1-4
    第二章 存在問題の精練確立における二重課題。探究の方法とその構図 5-8

     第一部 時間性にもとづくとする現存在の学的解釈と、存在如何の問いの超越論的〔先験的〕地平としての時間の解明
      第一篇 現存在の予備的基礎分析
    第一章 現存在の予備的分析の課題の開陳 9-11
    第二章 現存在の根本構えとしての「世界内存在」一般 12-13
    第三章 世界の世界性 14-24
    第四章 共同存在および自己存在としての、「世界内存在」。『ひと・世人 das Man』 25-27
    第五章 「内存在」そのもの 28-38
    第六章 現存在の存在としての慮(気遣い) 39-45

      第二篇 現存在と時間性
    第一章 現存在の可能的全体存在と、死への存在 46-53
    第二章 自己本来的存在可能の現存在的証言と、覚悟性 54-60
    第三章 現存在の自己本来的な全体存在可能と、慮の存在論的意味としての時間性 61-66
    第四章 時間性と日常性 67-71
    第五章 時間性と歴史性 72-77
    第六章 時間性と、通俗的時間概念の根源としての時間内部性 78-83


      世 世界_環境世界/道具全体性_
    現 界 |             |
    存_内_自己__非本来的/本来的__関
    在 存 |      先駆的決意性 心
      在 内存在_了解_頽落_企投__|
                良心  死 | 
    図解:ハイデガー『存在と時間』 時間性

    返信削除


  7.                     血球     内蔵と血管の 
                   血管内皮 |      結合組織と平滑筋
              心内筋    |  |          |
               |_____|__|_________◯|生殖腺の口
                  内蔵の胸膜           |||
        心臓____〇____|_____________ |〇〇  胸膜、囲心嚢、
                 |   |           |||   腹膜
                 腹膜 腸問膜 副腎皮質_____〇〇〇   |
                                  |    |
                           卵黄嚢と尿膜の| ___〇       羊膜・漿膜の
                            胚体外中胚葉|| __________胚体外中胚葉
            筋肉_______________    ||||
    目の外層____________________ |   ||||
                ___________ ||   |||| 子宮 卵管 膣
               | 頭の結合組織___ ||| __〇〇〇〇  \ | /
               |   |      ||||| 原腎      \|/   後腎、腎管
               |   |      〇〇〇〇| |       〇〇〇   |
               頭骨と |_______  ||〇〇________|____|_中腎、輸出管
               鰓軟骨_________| |||  |         |     
         交感神経節      歯のぞうげ質_| |||  ◯       後腎の憩室、尿管、
    副腎髄質___|_________〇_____| |||  |       腎う、集合管
              |            | ||| 精巣上体、
             神経性の   脳の感覚神経 | ||| 精小管
             骨髄神経根  および神経節_| |||
                           | |||〇________皮膚の結合膜層
    脳  脳の運動神経       網膜と    〇 ||||  胴の骨格筋     ____外肢の筋肉
    |     |     〇___視神経    | |||| /         /
    |     |     |          | ||||〇_________〇____付属肢骨格
    |_____|_____|____〇_____| |||||〇_______________中軸骨格
     |          |    |     | ||||||         
     |      運動性腎臓神経根 |     | ||||||          後鰓体
    脳下垂体             脊髄    | ||||||           |
    神経葉       〇___肛門       | |||||| 副甲状腺______◯
        脳下垂体  |            | ||||||      |  中耳
          前葉  |            | |||||| 扁桃腺__|__ユースタキー管
           |  |鼻と嗅上皮、      | ||||||      |
    歯のエナメル質|  |嗅神経         | |||||| _____◯   
          ||  ||           | |||||||
          ||  ||    内耳の機構  | ||||||◯____甲状腺  
    口の上皮__〇〇  ||      |    | |沿軸中胚葉|____________消化管
           \  ||      〇    | | |   |  気管、 \____膵臓
        皮脂腺 \ ||目のレンズ |    | | |  原腸__気管支、 \\_肝臓
         |   \|| |    |    | | |   |  肺     \尿膜
         |____〇◯_|____|__外胚葉 中胚葉 内胚葉          |
         |    /||  |       \  |  /           膀胱
         毛髪  / |乳腺 羊膜、頭膜の   \ | /
            爪 汗腺   胚体外外胚葉    \|/
                             受精卵 

    返信削除
  8. 内存在と内胚葉の類似による連想だが
    cell mapはハイデガーを連想させる

    返信削除
  9. 不安が腸に当たる

    返信削除
  10. [9]12/17(月)03:52 FW0aqlsL(6)↓
    AA縮小
    細胞分化の過程:Cell map

    EテレのiPS細胞特集で細胞分化のcell mapが紹介されていた。
    200種類の細胞に受精卵が分化する過程はまだわかっていない部分が多いらしい。



                        血球
                   血管内皮 |      結合組織と平滑筋
        心内筋          |  |          |
         |___________|__|_________◯|生殖腺の口
                  内蔵の胸膜           |||
     心臓_____〇______|_____________ |〇〇  胸膜、囲心嚢、
                 |   |           |||   腹膜
                 腹膜 腸問膜 副腎皮質_____〇〇〇   |
                                  |    |
    [10]12/17(月)03:52 FW0aqlsL(6)↓
    AA縮小
                                  |    |
                           卵黄嚢と尿膜の| ___〇       羊膜・漿膜の
                            胚体外中胚葉|| __________胚体外中胚葉
               筋肉____________    ||||
    目の外層____________________ |   ||||
                ___________ ||   |||| 子宮 卵管 膣
               | 頭の結合組織___ ||| __〇〇〇〇  \ | /
               |   |      ||||| 原腎      \|/   後腎、腎管
               |   |      〇〇〇〇| |       〇〇〇   |
               頭骨と |_______  ||〇〇________|____|__中腎、輸出管
               鰓軟骨_________| |||  |         |     
         交感神経節      歯のぞうげ質_| |||  |       後腎の憩室、尿管、
    副腎髄質___|_________〇_____| ||| 精巣上体、    腎う、集合管
              |            | ||| 精小管
             神経性の          | ||| 
             骨髄神経根         | |||
    [11]12/17(月)03:53 FW0aqlsL(6)↓
    AA縮小
                    脳の感覚神経 | ||| 
                    および神経節_| |||
                           | |||〇________皮膚の結合膜層
    脳  脳の運動神経       網膜と    ◯ ||||  胴の骨格筋     ____外肢の筋肉
    |     |     〇___視神経    | |||| /         /
    |     |     |          | ||||〇_________〇_____付属肢骨格
    |_____|_____|____〇_____| |||||〇________________中軸骨格
     |      運動性腎臓神経根 |     | ||||||          後鰓体
    脳下垂体             脊髄    | |||||| 副甲状腺______|
    神経葉      〇___肛門        | ||||||      |
        脳下垂体 |             | ||||||      |  中耳
        前葉 | |             | |||||| 扁桃腺__|__ユースタキー管
           | |鼻と嗅上皮、       | |||||| _____|
    歯のエナメル質| |嗅神経          | |||||||
          || ||            | |||||||
    [12]12/17(月)03:55 FW0aqlsL(6)↓
    AA縮小
          || ||            | |||||||
          || ||   内耳の機構    | |沿軸中胚葉|____甲状腺  
    口の上皮__〇〇 ||     |      | | |   |___________消化管
           \ ||     〇      | | |   |  気管、 \____膵臓
        皮脂腺 \\|目のレンズ|      | | |  原腸__気管支、 \\_肝臓
         |   \|  |  |      | | |   |  肺     \尿膜
         |____〇__|__|____外胚葉 中胚葉 内胚様         |
         |   /|\   |       \  |  /           膀胱
         毛髪 / |乳腺  羊膜、頭膜の   \ | /
           爪 汗腺    胚体外外胚葉    \|/
                             受精卵 


    [13]12/17(月)03:56 FW0aqlsL(6)↓
    細胞分化は受精卵というひとつの細胞からはじまる。図(>>9,>>10,>>11,>>12)では下から上へ。
    約200種類、60兆個の細胞へ分化する。
    様々な種類のタンパク質(の濃度)が大きな役目を果たすらしい。
    [14]12/17(月)04:10 FW0aqlsL(6)↓
    (窓)http://1.bp.blogspot.com/-iihUbC29y8Q/UM3wjjdPG2I/AAAAAAAAPnM/i21axG-i6UE/s1600/IMG_02035.png

    返信削除
  11.       ||  ||           | |||||||
          ||  ||    内耳の機構  | ||||||◯____甲状腺  
    口の上皮__〇〇  ||      |    | |沿軸中胚葉|____________消化管
           \  ||      〇    | | |   |  気管、 \____膵臓
        皮脂腺 \ ||目のレンズ |    | | |  原腸__気管支、 \\_肝臓
         |   \|| |    |    | | |   |  肺     \尿膜
         |____〇〇_|____|__外胚葉 中胚葉 内胚葉          |
         |    /||  |       \  |  /           膀胱
         毛髪  / |乳腺 羊膜、頭膜の   \ | /
            爪 汗腺   胚体外外胚葉    \|/
                             受精卵 

    返信削除

  12. 385 :名無しゲノムのクローンさん :sage :2012/12/29(土) 18:41:02.29
    がん化しない多能性細胞作製成功 熊本大、乳酸菌使い

     熊本大大学院生命科学研究部の太田訓正准教授(48)の研究グループは29日までに、乳酸
    菌を使ってさまざまな種類の細胞のもとになる多能性細胞を作製することに成功したと米科学誌
    プロスワン電子版に発表した。がん化の可能性が極めて低く、再生医療への応用が期待できると
    いう。

     これまでに神経、筋肉、骨、軟骨、脂肪へ分化させることに成功しており、今後は血液など他の
    細胞への分化も可能か検証する。

     開発した細胞は、ほぼ無限に増殖する人工多能性幹細胞(iPS細胞)と異なり、直径0・3ミリ程
    度まで成長すると増殖が止まるのが特徴。

    2012/12/29 17:35 【共同通信】
    (p)http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012122901001619.html

    返信削除
  13. http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130123-00000003-mai-sctch
    <iPS細胞>腎組織までの分化に成功 京大グループ
    毎日新聞 1月23日(水)1時0分配信

    iPS細胞から「尿細管」組織を作るまで

     さまざまな種類の細胞になりうるヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)を、腎臓の一部である「尿細管」とみられる状態まで分化させることに成功したと、京都大iPS細胞研究所の長船(おさふね)健二准教授(再生医学)らの研究グループが発表した。これまでの研究で、iPS細胞から網膜細胞や心筋細胞の作製に成功しているが、より複雑な臓器の再生や移植医療につながる可能性があるという。

    【がんなどの新たな治療法につながる成功】免疫細胞:iPSで再生…がん治療に応用 東大グループ

     英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」電子版に23日、掲載された。

     グループは、iPS細胞に特定の酵素を加えることで、腎臓などの泌尿器系の臓器に分化する前段階の「中間中胚葉(ちゅうはいよう)」を効率的に作製する手法を考案した。この中間中胚葉に、マウスの胎児から取り出した腎臓細胞を混ぜて培養したところ、管状の構造を持つ組織に成長。ヒトの尿細管にある特殊なたんぱく質が含まれていることも確認できたという。

     実験段階であり、このまま臓器に成長するわけではないが、長船准教授は「iPS細胞から腎臓へと分化するうえで、最初の重要なステップをクリアできた」と話している。【五十嵐和大】

    返信削除
  14. 【再生】ES細胞で小腸細胞作成-熊本大発生研が世界初
    1 :エタ沈φ ★:2013/02/10(日) 19:50:11.86 ID:???
    熊本大発生医学研究所(熊本市)の博士課程1年、大垣総一郎さん(25)と粂昭苑(くめしょうえん)教
    授(50)らの研究グループが、マウスとヒトの受精卵から作る胚性幹細胞(ES細胞)を使い、それぞれ
    小腸の細胞を作り出すことに世界で初めて成功した。同大が7日発表した。

    この手法は人工多能性幹細胞(iPS細胞)への応用が可能であり、小腸疾患の原因解明や新薬開発、
    再生医療につながるという。5日付の米科学誌「ステムセルズ」電子版にも掲載された。

    大垣さんらによると、2種類の薬剤を使い、ES細胞の増殖や分化をコントロールする手法を開発。
    ES細胞を未熟な小腸上皮細胞に誘導した後、粘液やホルモンなどの分泌、栄養の吸収機能を持つ
    細胞に分化させた。その結果、ES細胞の約90%が小腸細胞になった。

    同じやり方でiPS細胞から小腸細胞を作ることにも成功した。iPS細胞から大腸の細胞を作った例
    はあるが、小腸は初めて。

    将来的には、患者の血液などを基にしたiPS細胞から小腸細胞を作り、体内に戻すなどの治療に使
    うことも考えられるという。

    大垣さんは「低コストの薬剤で効率よく小腸細胞を作ることができた。この細胞が腸と同様に機能
    するか、研究を進めたい」。粂教授は「小腸が形成される仕組みには不明な点が多く、解明につな
    がる可能性がある」と言っている。

    くまにち コム 2013年02月08日
    http://kumanichi.com/news/local/main/20130208002.shtml

    画像 大垣総一郎さん
    http://kumanichi.com/news/local/main/photo/20130208002_DAT_20130208061441001.jpg

    Stem Cells/IF 7.781
    「Wnt and Notch Signals Guide Embryonic Stem Cell Differentiation Into the Intestinal Lineages」(英文)
    http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/stem.1344/abstract

    返信削除
  15. 【神経】小児難病「滑脳症」、iPS細胞で発症の仕組み解明
    1 :エタ沈φ ★:2013/03/14(木) 19:42:32.65 ID:???
    慶応大と国立病院機構大阪医療センターの共同研究チームが、脳のしわがほとんどない小児の難病
    「滑脳症(かつのうしょう)」が起こる過程の一部を、患者の細胞から作った人工多能性幹細胞(iPS細胞)
    で再現することに初めて成功したとして、京都大iPS細胞研究所主催の国際シンポジウムで12日発表する。
    iPS細胞を使って小児難病の発症の仕組みを解明した例は少ないという。

    滑脳症は先天性難病で、国内の患者は1000人以下。脳の神経細胞の形成に関係する遺伝子の突然変異が
    原因で、重い発達障害やてんかん症状が表れる。根本治療薬はない。

    胎児は発達過程に伴い、神経細胞が脳の内部から脳の表面に移動して多数集積することで、しわのある
    大脳皮質が形成される。

    慶応大の岡野栄之教授と馬場庸平医師らは今回、滑脳症の赤ちゃんのへその緒からiPS細胞を作製、神経
    細胞の前段階の神経前駆細胞に変化させて培養し、大脳皮質が作られる過程の一部を再現した。健常な
    人からのiPS細胞も同様に変化させ、比較した。

    その結果、健常な神経前駆細胞の塊からは、足場となる細胞が放射状に伸び、それに沿って神経細胞が移
    動するのに対し、患者由来の神経前駆細胞では、足場になる細胞も神経細胞も極端に少なく、足場にな
    る細胞の伸び方も乱れていた。

    一方、iPS細胞でつくった神経前駆細胞に特定の物質をかけると、神経細胞の形成が改善された。治療薬の
    開発につながる可能性がある。

    毎日新聞 2013年03月12日 02時30分
    http://mainichi.jp/select/news/20130312k0000m040124000c.html

    CiRA International Symposium 2013 Raising the Next Generation of Stem Cell Research(2013/3/11-12)
    http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/ips-rm/?p=1293

    返信削除
  16. 【再生】iPS細胞から膵臓組織「膵島」 糖尿病マウスで機能確認/東大
    1 :エタ沈φ ★:2013/03/17(日) 20:02:10.98 ID:???
    体のさまざまな細胞や組織に成長させられる人間の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、血糖値を調
    節する膵臓の組織「膵島」を効率よく作ることに、東京大分子細胞生物学研究所の宮島篤教授、
    渡辺亜美研究員のチームが17日までに成功した。

    血糖値を下げるホルモン「インスリン」を作れない1型糖尿病を発症させたマウスの腎臓の皮膜の
    下に移植すると、血糖値が正常な値に下がって保たれ、生体で十分に働くことが確認できた。22日
    に日本再生医療学会(横浜市)で発表する。

    今後はiPS細胞から安価で大量に膵島を作る技術を開発し、糖尿病患者への移植治療に利用したい
    考え。

    共同通信 2013/03/17 17:30
    http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013031701001495.html

    第12回日本再生医療学会総会 2013年3月21日(木)~23日(土)
    http://www2.convention.co.jp/12jsrm/

    返信削除
  17. 【再生医療】脊髄損傷治療へ臨床研究開始 iPS細胞利用し4年後/慶應大
    1 :白夜φ ★:2013/03/22(金) 23:03:28.39 ID:???
    ◆脊髄損傷治療へ臨床研究開始 iPS利用し4年後、慶応大

    慶応大の岡野栄之教授(生理学)は22日、横浜市で開催中の日本再生医療学会で、
    人工多能性幹細胞(iPS細胞)を利用して脊髄損傷の治療を目指す臨床研究を4年後に開始したいとの考えを明らかにした。

    患者10~20人を対象にする。
    サルなどを使った動物実験では既に、けがでまひした足の機能回復に成功している。
    使う細胞の安全性や、移植後に問題が起きた場合の対処法を確立した上で、2017年にも臨床研究にこぎ着けたいとしている。

    計画では、京都大の山中伸弥教授らが現在、備蓄を準備している高品質のiPS細胞を利用し、
    神経細胞になる手前の細胞に成長させ、凍結保存しておく。

    2013/03/22 18:09 【共同通信】
    __________

    ▽記事引用元 47NEWS 2013/03/22 18:09配信記事
    http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013032201002085.html

    返信削除
  18. 【再生医療】iPS細胞:病気ごとの研究事業拠点4カ所を選定
    1 :エタ沈φ ★:2013/03/26(火) 08:46:37.57 ID:???
    科学技術振興機構は25日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療の実現のため、
    病気ごとの研究事業拠点を公募で選定したと発表した。脊髄(せきずい)損傷・脳梗塞
    (こうそく)など神経疾患▽パーキンソン病▽網膜色素変性症▽重症心不全の4疾患が選
    ばれた。今年度で終わる文部科学省の「再生医療の実現化プロジェクト」の後継事業。
    13年度から10年間続け、事業費は総額約430億円が見込まれる。

    現行事業は、拠点を大学や研究機関ごとに設置。それぞれが他の機関と協力して複数の
    病気の研究を進め、5年間で約217億円を使った。だが責任の所在があいまいで、狙った
    成果が得られていない分野もあり、病気の種類ごとに改めた。

    拠点長は、岡野栄之・慶応大教授(脊髄損傷)、京都大の高橋淳教授(パーキンソン病)、
    笹井芳樹・理化学研究所グループ・ディレクター(網膜)、澤芳樹・大阪大教授(心不全)
    。3~5年後に臨床研究を始め、治療応用を目指す。

    また、がん化しにくい再生医療用のiPS細胞を京都大iPS細胞研究所が作製し、中核拠点
    として分配する。分配は13年度から段階的に始め、14年度に本格実施する

    毎日新聞 2013年03月25日 20時39分
    http://mainichi.jp/select/news/20130326k0000m040054000c.html

    関連スレ
    【再生医療】脊髄損傷治療へ臨床研究開始 iPS細胞利用し4年後/慶應大
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1363961008
    【再生医療】iPS細胞で網膜再生、病院倫理委承認…申請へ
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1360838942

    返信削除
  19. 【再生】iPS細胞から白血球の作成にはじめて成功/北海道大
    1 :エタ沈φ ★:2013/03/26(火) 09:08:18.04 ID:???
    人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って、細菌の増殖を抑える特定の白血球を大量に培養する
    ことに、北海道大大学院の若尾宏准教授らの研究チームが成功した。薬が効かない院内感
    染や多剤耐性結核の治療法につながる可能性があるという。米科学誌セル・ステムセル電
    子版で22日発表した。

    研究チームは、結核菌の感染から体を守るヒト白血球の一種「マイト細胞」に着目。この
    白血球はそのままでは培養できないため、いったんiPS細胞に変えて大量に増やした上で、
    マイト細胞に分化させた。免疫不全のマウスに移植したところ、細菌の増殖を抑える効果
    が確認できたという。

    iPS細胞を作る際には遺伝子を傷つけない特殊なウイルスを使うため、移植後がんになる
    危険もないとしている。

    院内感染の原因となるバンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌(VRSA)や多剤耐性結核菌など、
    薬剤では治療が難しい病気で治療に活用できるという。若尾准教授は「iPS細胞で新たな
    細胞治療を実現したい」と話している。

    時事通信 (2013/03/22-01:28)
    http://www.jiji.com/jc/zc?k=201303/2013032200040&rel=y&g=soc

    北海道大学 プレスリリース(PDF)
    http://www.hokudai.ac.jp/news/130322_pr_med.pdf

    Cell Stem Cell/IF 25.421(2011)
    Expansion of Functional Human Mucosal-Associated Invariant T Cells via Reprogramming to Pluripotency and Redifferentiation
    http://www.cell.com/cell-stem-cell/abstract/S1934-5909(13)00096-9

    返信削除
  20. 【再生】iPS細胞から造血幹細胞作成に成功/東大医科研
    1 : ◆UQO6e7.TZ2 @エタ沈φ ★:2013/05/15(水) 16:37:26.00 ID:???
    さまざまな体の組織になりうる人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、血液の元になる造血幹細胞を作ることに成功したと、
    東京大医科学研究所の山崎聡助教と中内啓光(ひろみつ)教授のチームが発表した。造血幹細胞は、白血病治療で骨髄移
    植として使われている。14日付の米専門誌に掲載された。

    赤血球や血小板などの血液細胞は、既にiPS細胞から作られている。だがその元の造血幹細胞は、培養に必要な栄養な
    どが分からず、作製が難しい。

    チームは、良性腫瘍(しゅよう)の内部に血液を含むあらゆる種類の細胞が含まれることに着目。マウスのiPS細胞をマウ
    スに注射して腫瘍を作り、造血幹細胞の作製に役立つとみられる物質を加えた。

    すると、血液を作る骨髄に、iPS細胞からできた造血幹細胞が検出できた。腫瘍内から血流に乗って移動したとみられる。

    また、この細胞を血液を作れないマウスへ移植すると、血液を作ることができるようになった。ヒトのiPS細胞に置き換
    えた同様の実験でも、造血幹細胞ができた。中内教授は「今後、リスクを減らすために腫瘍を使わない方法を考える」と話す。

    文部科学省は7~10年後に、ヒトに造血幹細胞を投与する臨床研究の開始を目標に掲げている。

    毎日新聞 2013年05月15日 10時58分
    http://mainichi.jp/select/news/20130515k0000e040184000c.html

    JST プレスリリース
    http://www.jst.go.jp/pr/info/info953/index.html

    Molecular Therapy/IF 6.873(2011)
    Generation of Engraftable Hematopoietic Stem Cells from Induced Pluripotent Stem Cells by Way of Teratoma Formation
    http://www.nature.com/mt/journal/vaop/ncurrent/full/mt201371a.html

    末梢血中に確認されるiPS細胞由来血球細胞
    http://www.jst.go.jp/pr/info/info953/icons/zu1.gif
    iPS細胞からの造血幹細胞の誘導方法
    http://www.jst.go.jp/pr/info/info953/icons/zu2.jpg
    免疫不全マウスのiPS細胞を遺伝子矯正して免疫不全を改善
    http://www.jst.go.jp/pr/info/info953/icons/zu3.jpg
    ヒトiPS細胞から分化した造血幹細胞が作った赤血球
    http://www.jst.go.jp/pr/info/info953/icons/zu4.jpg

    返信削除
  21. 【医学】膵島細胞と間葉系幹細胞を融合させた新たな細胞使い糖尿病改善 重症糖尿病のラットで実験/京都大
    1 :白夜φ ★:2013/05/31(金) 00:21:32.47 ID:???
    新型細胞使い糖尿病改善 重症ラット、京大成功


    血糖値を下げるインスリンを分泌する膵臓の膵島細胞と、増殖能力を持つ幹細胞を融合させた新たな細胞を作り、
    重症糖尿病のラットに移植して改善させることに京都大の角昭一郎准教授(再生医療)のチームが成功し、
    米オンライン科学誌プロスワンに29日発表した。

    インスリン不足などで起きる糖尿病では重症の場合、臓器提供者の膵島を移植する治療があるが、
    十分な効果を得るには複数の提供者が必要なことが多く、慢性的に不足。
    今回の手法は、膵島だけの移植よりインスリン分泌が長く続き効果が高く、新たな治療法として開発が期待される。

    2013/05/29 08:03 【共同通信】
    _____________

    ▽記事引用元 47NEWS 2013/05/29 08:03配信記事
    http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013052901000891.html

    インスリンを分泌する膵臓の膵島細胞と増殖能力を持つ幹細胞の融合細胞(京都大の角昭一郎准教授提供)
    http://img.47news.jp/PN/201305/PN2013052901000897.-.-.CI0003.jpg

    ▽関連
    ・京都大学
    膵島細胞と間葉系幹細胞の融合細胞を用いた糖尿病治療実験に成功-新しい重症糖尿病治療法の開発に期待-
    http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130529_1.htm
    ・PLOS ONE
    Electrofusion of Mesenchymal Stem Cells and Islet Cells for Diabetes Therapy: A Rat Model
    http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0064499

    返信削除

  22. 2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50 [PR] まとめサイトも2ちゃんねるも全部おまかせ! [PR]
    【再生】幹細胞から-直径4ミリのヒトの「脳」の作製に成功/オーストラリア
    1 :エタ沈φ ★:2013/09/02(月) 17:24:53.75 ID:???
    研究者たちは幹細胞を使って、ヒトの発達途上の脳に似た豆粒大の組織を作り出すことに成功した。
    これまで研究が極めて困難だった脳の病気の解明に役立つとみられている。

    ヒトの脳は最も精巧な自然の構造物の一つとして知られる。今回作製された「ミニ脳」は直径約4ミリ。
    まだ不完全で、本物に近づくには長い道のりがある。

    それでも、このミニ脳は、ヒトの発達途上の脳のうち重要な三次元的な構造の一部を有している。
    各種の脳の部位が、必ずしも適切な位置にあるわけではないが、正常に相互作用しているという。

    研究チームのリーダー、オーストリア科学アカデミー分子生物工学研究所のユルゲン・クノブリヒ博士は
    「それは乗用車に例えれば、エンジンが屋根の上、ギアボックスがトランクの中、排気管が前方に向いている
    ――といったような状態だ」と述べ、「それでも、エンジンがどう機能するかの研究には使うことができる」
    と語った。この研究は28日、英科学誌「ネイチャー」に発表された。

    今回の成功により、研究者たちはヒトの脳の病気を実験室で研究することが可能になる見込みだ。
    現在はこうした脳疾患の研究は極めて難しい。例えばアルツハイマー病など脳疾患は通常、ラット、マウス、
    その他の動物を使って実施されているが、ヒトの脳ははるかに複雑であるため、これら動物では不十分だ。

    これとは対照的に、この新たなアプローチを使えば、科学者たちは実際の患者に由来する脳細胞を検査する
    ことによって、神経障害の研究が可能になるはずだ。

    実際、クノブリヒ博士らのチームはネイチャー論文で、このミニ脳作製技術を使って、脳が生まれつき小さい
    「小頭症」の患者から作り出した脳細胞の働きを研究できたとしている。
    同チームの研究は、他の研究者が2008年以降発表した幾つかの研究を土台に構築されている。
    こうした過去の研究では、幹細胞を操作して、単なる神経細胞だけでなく、もっと精巧なニューロン(神経単位)
    を基礎にした組織も作り出せることを示していた。

    Wall Street Journal 2013年 8月 29日 12:07 JST
    http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323779204579041830786385934.html

    Nature
    Cerebral organoids model human brain development and microcephaly
    http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature12517.html

    画像:脳の領域がすでに分化していることが分かる脳の断面図
    http://si.wsj.net/public/resources/images/OB-YR912_0828br_G_20130828132705.jpg

    依頼がありました
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1376913483/40

    >>2に続く

    2 :エタ沈φ ★:2013/09/02(月) 17:25:11.26 ID:???
    オーストリアの実験室でクノブリヒ博士は、ヒトの胚性幹細胞(ES細胞)を使って実験した。
    また、ヒトの皮膚細胞のような成熟細胞をリプログラミング(再組み替え)してエンブロニック(胚様体)状態に
    戻した幹細胞(iPS細胞)を使って実験した。
    いずれのタイプの幹細胞も「多能性」で、体内の他のあらゆる細胞に変化させることができる。

    研究者たちは、この幹細胞に成長ファクターとして知られる化学物質を加えた。すると中枢神経系を
    形成するとみられる組織が生まれた。この組織をヒトの胎生環境によく似たゼリー状の物質の中に
    入れて培養した。

    そして、この混合物を、細胞の発達と成長を助ける回転培養機に置いた。20ないし30日後、神経細胞が
    組織化され、「脳のオルガノイド(組織構造体)」と呼ばれる極めて小さな構造組織になった。

    この脳組織には既に脳の領域ができていた。ヒトの脳の最大部分を占める「大脳皮質」や、脳脊髄液を
    生産する「脈絡叢」などが認められた。ニューロンも活発だった。

    クノブリヒ博士は「これは大きな驚きだった。自己組織化していた」と述べ、同博士のチームが何百もの
    「ミニ脳」を作製したと語った。

    しかし、この構造組織内部で、さまざまな断片がごちゃ混ぜになっており、形も全体的な空間構成も、
    実際の脳と完全には合致しなかった。

    またオルガノイドが直径4ミリに達すると、成長をストップした。研究者によれば、これは恐らく
    循環システムが欠如していたためだろうという。
    このオルガノイドは9週間経たヒトのエンブリオ(胚、受精卵)の発達途上の脳に似ていた。

    返信削除
  23. 【免疫学】死細胞から放出されるDNAがアレルギー反応を引き起こす原因だった[14/04/11]
    1 :( ´`ω´) ★@転載禁止:2014/04/12(土) 02:22:37.92 ID:???
    ■死細胞から放出されるDNAがアレルギー反応を引き起こす原因だった [14/04/11]

     大阪大学(阪大)は、死細胞から放出されるDNAがアレルギー反応を引き起こす
    炎症性T細胞の分化を誘導することを発見したと発表した。

    同成果は、同大免疫学フロンティア研究センター(WPI-IFReC)の斉藤隆 教授
    (理化学研究所統合生命医科学研究センターグループディレクター)らによるもの。
    詳細は「Nature Communications」オンライン版に掲載された。

    生物の免疫システムは、自己と異物を見分け、病原体を排除する仕組みだが、
    花粉などの病原体ではない異物に対して過剰に反応すると、花粉症などの
    アレルギー疾患が発症することとなる。アレルギーの発症にはヘルパーT細胞の1つ
    「Th2細胞」が、重要な役割を果たしていることが知られている。仕組みとしては、
    抗原にさらされたことがないT細胞(ナイーブT細胞)が花粉などの抗原に反応する
    ことでTh2細胞に分化するところまでは分かっていたが、その詳細な分化メカニズムは
    不明のままであった。

    そこで今回研究グループは、その仕組みの検討を行った。具体的には、核酸(DNAや
    RNA)がT細胞の機能に及ぼす影響を調べたところ、自分の細胞由来の核酸が、
    ヒストンまたは抗菌ペプチドと複合体を形成することにより、T細胞の活性化を増強する
    ことを発見した。また、核酸による刺激が、ナイーブT細胞からTh2細胞への分化を強く
    促進することも確認したという。

    生体内における核酸の源は死細胞と考えられていることから、死細胞の存在下で
    ナイーブT細胞を活性化してヘルパーT細胞の分化を解析したところ、Th2細胞への
    分化が特異的に促進されることが示されたという。これは、DNA分解酵素の存在下では
    観察されなかったとのことで、死細胞由来のDNAがTh2細胞への分化に関与していることが
    示された結果となった。

    http://news.mynavi.jp/news/2014/04/11/287/
    http://news.mynavi.jp/ マイナビニュース [14/04/11] 配信
    http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1392821881/258 依頼

    アレルギー反応を引き起こす新たな誘導因子を発見 (斉藤 教授)
    http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/jpn/research/2014/04/20140410-natcommun-saito.php
    大阪大学免疫学フロンティア研究センター
    http://www.ifrec.osaka-u.ac.jp/index.php

    Nucleic acid sensing by T cells initiates Th2 cell differentiation
    Takayuki Imanishi, Chitose Ishihara, Takashi Saito et al.
    http://www.nature.com/ncomms/2014/140410/ncomms4566/full/ncomms4566.html
    Nature Communications
    http://www.nature.com/ncomms/index.html

    返信削除
  24. マウスの脳透明化 細胞レベルで観察 理研神戸が成功
    神戸新聞NEXT 4月18日(金)1時21分配信

    成体マウスの透明化前(左)と透明化後の全脳(理化学研究所提供)
     特定の溶液を使って動物の脳をゼリーのように透明化し、一つ一つの細胞レベルまで高い解像度で観察することに、理化学研究所生命システム研究センター(神戸市中央区)などのグループが、成体のマウスと小型のサルで成功した。ヒトの脳の神経細胞がどのように働いているかの解明につながる成果といい、18日の米科学誌セル電子版に掲載された。

     グループは、アルコールの化合物「アミノアルコール」などを混ぜた溶液が透明化を促すことを発見。これまで難しかった成体のマウスの全脳に加え、小型のサルの全脳(マウスの約10倍の大きさ)を、2週間程度浸して透明化することに成功した。透明化を妨げる物質の働きを溶液が抑えたと考えられる。

     グループは、マウスに光の刺激を与えると脳のどの部分が働くかを調べることにも成功。同センターの上田泰己(ひろき)グループディレクターは「睡眠や覚醒は光の刺激による脳の働きが関わっており、透明化技術を使い、詳しい仕組みを解明したい」としている。(金井恒幸)

    返信削除
  25. 2012年12月16日の放送|NHK「サイエンスZERO」 - NHKオンライン
    www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp410.html
    シリーズ iPS細胞(2) 分化をコントロールせよ!」NHKサイエンスZERO公式 ホームページです。毎週日曜 [Eテレ] 午後11時30分~12時00分.
    NHKネットクラブ 番組詳細 サイエンスZERO「シリーズiPS細胞(2)分化 ...
    pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey...
    ノーベル賞に輝いた山中教授の「iPS細胞」。今回は、iPS細胞が直面する知られざる超 難題「分化のコントロール」! 実はiPS細胞は、そのままだとさまざまな細胞に成長して しまい、ほとんど使い物にならない。再生医療の未来をひらく「夢の ...

    返信削除

  26. http://anago.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1414714476/-100
    【再生】多能性幹細胞から人間の「胃」作製に成功、米研究 [転載禁止]©2ch.net
    1 :エタ沈φ ★@転載は禁止:2014/10/31(金) 09:14:36.44 ID:???
    【10月30日 AFP】幹細胞を使って、ヒトの胃組織の小さな塊である「ミニ胃」の作製に世界で初めて成功したとの研究論文が29日、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。
    この成果により、がん、潰瘍、糖尿病などの研究に拍車がかかる可能性があるという。
     米シンシナティ小児病院医療センター(Cincinnati Children's Hospital Medical Center)などの研究チームによると、実験室のペトリ皿で培養された「胃オルガノイド(組織構造体)」と呼ばれるこの組織は、
    「胃のミニチュア版」ともいえるもので、未成熟な細胞で構成されているという。
     論文によると、これらは胃細胞に進化するように誘導された多能性幹細胞でできているとされる。多能性幹細胞を「分化」させる、
    すなわちある細胞をある臓器になるよう誘導するには、その分化する期間である「胚発生過程」で生じる化学的段階を特定する必要がある。
     この化学的段階をペトリ皿で再現したところ、多能性幹細胞は、気道と消化管を形成する細胞の「内胚葉細胞」へと変化した。
    そして内胚葉細胞を生化学的に誘導し、粘液やホルモンを分泌する胃領域の「前庭部」の細胞が現れた。
     ただ今回作製された胃オルガノイドはまだ予備的な段階にあり、移植用の組織や完全な機能を備えた胃からは程遠いものだという。
    それでもマウスを用いた初期試験は、胃オルガノイドが消化性潰瘍で生じた胃の穴をふさぐ「継ぎ当て」として機能する可能性があることを示唆している。
     胃オルガノイドはまた、立体構造を形成するよう幹細胞を誘導する方法において重要な前進をもたらしたと研究チームは指摘している。
    さらに「ミニ胃」として、がん、糖尿病、肥満症などの疾患を研究するための試験台として利用できると、研究チームは声明で述べている。
     シンシナティ小児病院医療センターに所属する発生生物学の研究者、ジム・ウェルズ(Jim Wells)氏は「人間の胃の病気を研究する良い方法はこれまで存在しなかった」
    「人間の胃は、他の動物の胃と大きく異なっている。今回、ペトリ皿内で作製した胃組織の異種細胞およびその構造と配置は、胃の中で通常みられるものと全く同じだと言える」と述べている。(c)AFP

    http://www.afpbb.com/articles/-/3030350

    Nature letter
    Modelling human development and disease in pluripotent stem-cell-derived gastric organoids
    http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature13863.html

    2 :エタ沈φ ★@転載は禁止:2014/10/31(金) 09:16:34.81 ID:???
    関連

    Tiny human stomachs grown in the lab
    http://www.nature.com/news/tiny-human-stomachs-grown-in-the-lab-1.16229

    返信削除
  27. 消化管=胃、食道、腸など

    返信削除
  28. 頭の結合組織???


    本文PDF [3055K] - J-Stage (Adobe PDF)
    www.jstage.jst.go.jp/article/sccj1979/33/3/33_3.../_pdf
    周期の調節に, 毛組織の間葉系細胞である毛乳頭. 細胞が重要な役割を担 うことが 明らかとなってき. ている 最近男性型脱毛症に有効な薬剤が開発 さ. れ, 病態に基づい た薬物療法が可能にな りつつあ. る ここでは, 毛組織 における上皮-間葉相互作. 用に 男性 ...
    発毛の再生医学 - GINMU (Adobe PDF) -htmlで見る
    ginmu.naramed-u.ac.jp/dspace/.../33-41p.発毛の再生医学.pdf
    行期, 休止期からなる毛周期を獲得した毛(髪)を生じ). 発毛を ... 持った表皮系細胞群と 聞葉系細胞である毛乳頭細胞など. から構成された ... してしまっていることから, 男性型 脱毛などその毛髪関 ..... が後を絶たない【 盗 と も と皮膚組織には上皮一真皮間の.


    2015年4月19日の放送|NHK「サイエンスZERO」
    http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp502.html


    全国で800万人の男性が気にかけているともいわれる薄毛。男女問わず、病気やけが、先天的な要因などさまざまな理由で毛髪の悩みを抱えている人は多い。しかし今、iPS細胞に代表される細胞技術の急速な発展で、毛髪を生み出す器官、毛包を新たに作り出すことまで可能になりつつある。その鍵は、2種類の細胞の「出会い」。そしてこういった毛髪再生の実用化は、他のさまざまな器官・臓器の再生にもつながる重要技術だという。
    大手化粧品メーカー 再生医療開発室・室長 岸本治郎さん


    細胞培養で毛髪の再生医療をめざす。
    理化学研究所 多細胞システム形成研究センター 器官誘導研究チーム・リーダー 辻孝さん


    上皮系と間葉系の2種類の細胞を使って、マウスの毛の再生に成功した。
    杏林大学 医学部 皮膚科 教授 大山学さん


    ヒトiPS細胞を上皮系細胞に分化させ、マウスで「毛包」の部分的な再生に成功した。


    PrevNext


    佐藤 明男 (北里大学医学部 特任教授)
    キーワード
    再生医療毛包毛乳頭iPS細胞培養

    返信削除
  29. 間葉系幹細胞 - Wikipedia
    ja.wikipedia.org/wiki/間葉系幹細胞
    間葉系幹細胞(かんようけいかんさいぼう、英: mesenchymal stem cell)は、間葉に 由来する体性幹細胞。 ... 最近では、さらにグリア細胞(外胚葉由来)、肝臓(内胚葉由来 )など、中胚葉性でない組織にまで分化できる可塑性を持っていることが示されている。
    胚葉 - Wikipedia
    ja.wikipedia.org/wiki/胚葉
    真正後生動物(海綿動物を除く後生動物)はいずれも2または3種の胚葉を形成する。刺 胞動物と有櫛動物では2種の胚葉、外胚葉と内胚葉を形成し、この体制は二胚葉性とい われる。左右相称動物ではこの2胚葉の間に第3の中胚葉を形成し、三胚葉性とい ...

    返信削除
  30. 中胚葉

    中胚葉由来の組織

    胚の区分
    グレイの解剖学 subject #6 49
    日齢 16
    MeSH Mesoderm
    中胚葉(ちゅうはいよう 英:mesoderma)とは、動物の発生初期に区別される細胞群の名称である。外胚葉と内胚葉の間を埋めるように発達し、筋肉や体腔などを作る。中胚葉を持つ動物を三胚葉性動物という。

    目次
    概要
    歴史
    形成の過程
    分化
    脊椎動物の場合
    起源と発生
    分化
    誘導について
    出典
    参考文献
    概要編集

    動物の発生では卵割が進むと内部に卵割腔を持つ胞胚期についで、内外の細胞層に分かれる原腸胚期に進む。そこでは細胞層が内側と外側の二層に分かれ、内部の細胞群は原腸を形成する。ここで外表の細胞層を外胚葉、その内側で原腸壁を構成する細胞群を内胚葉という。その際、多くの動物群ではこれと同時に、あるいはそれ以降の進行に従って、この二つの胚葉の間に形成される細胞群があり、これが中胚葉である。中胚葉の形成の方法は幾通りかの型があり、それは動物の系統と密接に関連すると考えられてきた。

    外胚葉が表皮とその派生的な構造、および神経系に分化し、内胚葉が消化管とその派生的な構造に発達するのに対して、中胚葉はその両者の間を埋める非常に多様な構造に分化する。それはたとえば体腔や循環系、内骨格や筋肉、真皮などである。体節制のある動物では、体節もここから作られる。なお、脊索動物では脊索がここから形成されるが、これを中胚葉に含めない主張もある。

    歴史編集

    胚葉の発見はバンダーに遡る。彼は1817年にニワトリ胚の初期発生に於いて3つの層構造が存在することを示した。彼は2層がまず形成され、その後にその間にもう一層が形成されることまで観察していた。その後、彼の知人のフォン・バーがそれを脊椎動物全般に存在するものであることを示し、さらにラトケは同様の細胞層が無脊椎動物にも存在することを示した[1]。ベーアはこれらに基づいて胚葉説を提出した[2]。

    形成の過程編集

    中胚葉細胞が外胚葉と内胚葉の間を満たすものは無体腔動物、間に体腔を作って外胚葉の裏打ちのみを行うものは偽体腔動物、外胚葉・内胚葉の両側の裏打ちをするものを真体腔動物と言う。外胚葉と内胚葉の間にほとんど細胞の存在しないものを二胚葉性動物というが、実際に外皮と腸壁の間に細胞が存在しない例はヒドロ虫類しかなく、その意味では後生動物は全て三胚葉性とする主張もある[3]。

    中胚葉がどこに由来するかは動物群によって様々である。大きく分けると外胚葉の細胞に由来するものと、内胚葉の細胞に由来するものがあり、前者を外中胚葉 (ectomesoderm)、後者を内中胚葉 (endomesoderm)という。真の中胚葉は後者であるとみなされ、たとえば二胚葉性動物と言われる刺胞動物と有櫛動物では外中胚葉のみを持つ。だが、これをあえて内中胚葉と区別しない立場もある[4]。

    真体腔は、その発生の様式から、大きくは以下の二つに分けられてきた[5]。

    腸体腔 (entocoel)
    腸管の側面に腸体腔嚢と呼ばれる膨らみを生じ、これがくびれて独立したものから発達する。
    裂体腔 (schizocoel)
    中胚葉に当たる細胞が分かれて、その後のその内部に体腔が形成される。
    その典型的なものは環形動物に見られるもので、卵割の初期に形成される一個の端細胞(または中胚葉母細胞)が卵割腔内で分裂し、前方に向かって体節ごとの体腔を作ってゆく。
    この二分法は古典的な動物系統論に基づくものである。それによると三胚葉性の動物は原口が口になる前口動物と原口が肛門になる後口動物に分かれ、前者は螺旋卵割を行い、裂体腔を持つのに対して、後口動物は放射卵割を行って腸体腔を発達させる。しかし、このような二分法は現在では疑問視されている[6]。

    なお、脊椎動物も後口動物であるから腸体腔であり、その中胚葉は原腸壁から袋の形で分離するとの判断があった。それによると両生類の場合、神経胚期に脊索の両側で二層の壁を持つ袋の形で外胚葉と内胚葉の間に入り込み、その後に脊索との間でくびれるようにして分離する[7]。だが現在では脊椎動物は裂体腔であると判断されている[8]。

    実際の発生では状況はさらに複雑である。たとえば発生のモデル生物として使われてきたウニの場合、胞胚腔を埋める細胞には以下のような三つの形成過程がある。どれも内胚葉起源と見なせるものの、それぞれ出現する時期も場所も異なるが、その全てが中胚葉と見なされている[9]。

    まず原

    返信削除
  31. まず原腸陥入に先だって、植物極層から胞胚腔内に細胞群がこぼれ落ちる。これを第一次間充織と言い、原腸陥入が進むと原口近く、胞胚腔の植物極側の底に位置する。これは幼生の骨片を形成する。
    原腸陥入の際に原腸の先端部から胞胚腔内にこぼれ落ちる細胞群があり、これを第二次間充織という。これは原腸を引き込む運動に預かって原腸が陥入する方向の先端に位置し、後に筋肉や体腔細胞などに分化する。
    原口の反対側に新たに口が開いた後、腸管の側面から膨らみを生じ、独立して体腔嚢となる。これは変態の際にウニ原基の形成される元になる。
    分化編集

    上記のように内胚葉が消化管、外胚葉が表皮と神経に分化する。つまり、おおよそ一番外側と一番内側の上皮をこの二つが作り上げる。中胚葉は両者を埋める構造の全てに分化し、たとえば結合組織はこれに当たる。体腔を持つ動物では体腔に面する上皮も中胚葉性である[10]。他に筋肉系、循環系、排出器、生殖巣も内胚葉から作られる。ウニの場合、中胚葉からは骨片、筋肉、色素細胞、水管系などが形成される。

    脊椎動物の場合編集

    以下、発生のモデル生物としてよく使われる両生類について説明する。他の脊椎動物では様々な違いはあるものの、基本的な特徴は共通している。

    起源と発生編集
    中胚葉に分化するのは、卵割の時期に赤道の帯域にある細胞群である[11]。

    原腸胚期にはこの部分の細胞が内部の胞胚腔に侵入して原腸を形成する。その後、動物極側から入り込んだ細胞群は外層を裏打ちするように発達し、これが中胚葉となる[12]。

    分化編集
    中胚葉は原腸胚期から神経胚期にかけて、さらに分化する。 一つの区分法として、これを中軸中胚葉・沿軸中胚葉・側板中胚葉と分ける方法がある。 中軸中胚葉は脊索で、これは下記のように大部分の脊椎動物では発生初期のみ存在して後に消失するが、その働きと意味は重要である。この部分は両生類ではオーガナイザー領域から形成され、神経管を誘導し、それによって全身の体軸等を決めるものとなる。後二者は、一般には体節と側板と呼ばれる[13]。

    普通は以下のように分ける。それらからさらに分化する器官と共に、以下に記す[14]。ただし、各部位・各器官は完全にそれぞれの部分からだけ形成されるわけではない。

    脊索:背中側に位置する棒状の構造。神経管の下になる。
    すぐに退化消失し、脊椎に置き換わる。
    体節:神経管両側面に分離、次第に後方に向かって細胞塊を形成することで、体節構造を作る。神経管を包み、一部は外皮に沿って分化。
    脊椎骨・四肢の骨格・骨格筋・真皮
    腎節:側板の腹背外側に分化。
    腎臓、および生殖腺に関わる輸送管
    側板:腸管の回りに発達。内部に腔所を作り、これが体腔になる。
    胸膜・腹膜・腸間膜・心臓・血管・血球・生殖巣・内臓筋
    誘導について編集
    中胚葉のうち、原口背唇部に由来する部分は、外胚葉に働きかけて神経を形成させる。これはシュペーマンとマンゴルドにより発見され、誘導と名付けられた。誘導現象は他にもあるため、現在ではこれを神経誘導と呼んでいる。その働きを持つ部分として、シュペーマンは原口背唇部を形成体、あるいはオーガナイザー(organizer)と呼んだが、往々にシュペーマンオーガナイザーと呼ばれる[15]。

    上記のように、胞胚期以前には赤道域に位置する細胞群が中胚葉に分化するが、この区域の細胞の運命は胞胚期の直前までは決まっていないことも示されている。それが中胚葉に分化する機構として、植物極側の細胞による誘導があると考えられている。これはニューコープによる以下のような実験で示され、また分子生物学的にも裏付けされている[16]。

    胞胚初期の胚の動物極側、植物極側の部分を切り出して単独で培養すると、それぞれ外胚葉、内胚葉と思われる細胞が分化する。ところが、両者を接触させて培養すると、その接触面の動物極側の細胞から、筋肉や血管など中胚葉細胞が分化する。
    このように背側植物極領域はシュペーマンオーガナイザーを誘導するという重要なものであり、この部位はニューコープセンターと名付けられている[17]。

    出典編集

    ^ 浅島・武田(2007),p.115
    ^ 木原・岡田編(1950)p.13
    ^ 白山(2000),p.17
    ^ 白山(2000)p.17
    ^ 白山(2000),p.20
    ^ 西川(2000),p.252
    ^ 古川・西沢代表(1969)p.66
    ^ 西川(2000),p.252
    ^ 東中川他(2008),p.67-68
    ^ 白山(2000),p.16-20
    ^ 東中川他(2008),p.49
    ^ 浅島・武田(2007),p.41
    ^ 東中川他(2008),p.106-108
    ^ 浅島・武田(2007),p.43-44・東中川他(2008),p.108-115
    ^ 浅島・武田(2007),p121
    ^ 東中川他(2008),p.83-84
    ^ 浅島・武田(2007),p119
    参考文献編集

    浅島誠・武田洋幸、『シリーズ21世紀の動物科学5 発生』、(2007)、培風館
    東中川徹・八杉貞雄・西籠秀俊、『ベーシックマスター 発生生物学』,(2008)、オーム社
    木原均・岡田要、『発生 現代の生物学 第2集』、(1950)、共立出版
    古川秀男・西沢一俊代表、『原色現代科学大事典7 生命』、(1969)、学習研究社
    白山義久、「総合的観点からみた無脊椎動物の多様性と系統」、『無脊椎動物の多様性と系統 バイオディバーシティ・シリーズ5』、2000、裳花房
    西川輝昭、「前口動物・後口動物 二分岐節をめぐって」『無脊椎動物の多様性と系統 バイオディバーシティ・シリーズ5』、2000、裳花房
    別の言語で閲覧


    http://www.terumozaidan.or.jp/labo/class/17/interview02.html
    いま、再生医療で注目されているのが、幹細胞の中でも間葉系幹細胞です。皆さんは、受精卵が、外胚葉、中胚葉、内胚葉の3つに細胞分裂し、外胚葉からは皮膚や神経など、中胚葉からは骨、脂肪、筋肉、血液など、内胚葉からは肝臓や肺などのいろいろな内臓組織がつくられることは知っていますね。間葉系幹細胞は、中胚葉からできるものですが、中胚葉からできる骨や血液だけでなく、外胚葉系の神経や内胚葉系の肝細胞などにも分化する性質を持っているといわれています。
    歯根膜組織にはこの間葉系幹細胞が豊富に存在しています。歯の成り立ちを見ると、歯の上皮とエナメル質以外は、骨、セメント質、象牙質、歯根膜など、すべて間葉系幹細胞からできていて、歯根膜細胞を使った歯周病の再生治療は、こうした歯の多様な細胞集団を再構築するのに適しているといえるのです。
    そして、間葉系幹細胞には、他人の細胞を移植しても免疫拒絶されにくい免疫調整機能があることもわかってきました。

    返信削除

  32. http://www.md.tsukuba.ac.jp/younginit/takasaki/ESteam/reseach.html

    研究内容

     脊椎動物の体を構成する全ての細胞は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる、初期胚において定義される3種類の細胞群から生じます。このような、発生初期の細胞分化を制御する分子機構は、哺乳類ではほとんど分かっていません。

     胚性幹細胞(ES細胞)は、3胚葉とそこから生み出される全ての種類の細胞に分化する能力を持ちあわせた「分化多能性」を有する細胞です。近年、ES細胞を用いたin vitro 分化系の発展により、失われた細胞や組織の機能を回復させる再生医療への応用が期待されています。これに加えて、ES細胞を用いたin vitro 分化系は、未だ不明の点が多い、哺乳類の初期発生の分子機構を理解する上での重要な手段の一つでもあります。私達の研究室ではマウスおよびヒトES細胞を材料に、神経細胞、感覚系細胞、表皮等を生み出す「外胚葉」の分化機序の解明に取り組んでいます。

          

     外胚葉由来組織のうち、脊椎動物の外界への知覚を可能にする極めて重要な構造である頭部感覚器は、予定感覚プラコード領域と呼ばれる、頭部神経板に隣接する特殊化した非神経外胚葉組織から発生することが知られています。当研究室では、この非神経外胚葉組織からの、嗅上皮、レンズ、内耳といった個々の感覚プラコードへの分化機序の解明と、in vitroでの効率的な分化誘導法の確立を中心に研究を進めています。

             

     非神経外胚葉組織に対し、神経外胚葉組織は外胚葉組織のもう一つの重要な分化方向です。神経外胚葉は脳や脊髄などの中枢神経系および末梢神経系のニューロンや、グリアに発生します。当研究室では、ES細胞からの神経外胚葉組織への分化機序の解明の研究も進めています。

                    

     当研究室では、大根田研究室との共同研究で、ヒトES細胞を用いた中胚葉系細胞への分化誘導法の研究も進めています。

    中胚葉系細胞からは、間葉系幹細胞、血管内皮前駆細胞などが生み出されます。

    間葉系幹細胞は、成体の骨髄・臍帯血・脂肪組織等に存在する未分化細胞で、増殖能と多分化能(特に骨細胞、軟骨細胞、筋肉細胞、腱細胞、脂肪細胞等への分化能)を有することが知られていますが、成体から得られる組織由来の間葉系幹細胞を、増殖能と多分化能を維持したまま長期に維持培養する技術は非常に難しく、未だ確立されていません。均一性や増殖能に優れたヒトES細胞から間葉系幹細胞を誘導し、多能性を保持したまま維持する培養系を確立することができれば、骨疾患、関節軟骨移植、心筋梗塞などの、再生医療に有用な細胞の生体外増幅に繋がると期待しています。

    返信削除
  33. 研究内容
    www.md.tsukuba.ac.jp/younginit/takasaki/.../reseach.html
    脊椎動物の体を構成する全ての細胞は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる、初期胚 において定義される3種類の細胞群から生じます。このような、発生初期 ... 中胚葉系 細胞からは、間葉系幹細胞、血管内皮前駆細胞などが生み出されます。間葉系幹細胞 は、 ...

    返信削除
  34. {\rtf1\ansi\ansicpg1252
    {\fonttbl\f0\fnil\fcharset0 ArialMT;}
    {\colortbl;\red255\green255\blue255;\red32\green32\blue32;}
    \deftab720
    \pard\pardeftab720\sl360\sa300\partightenfactor0

    \f0\fs26 \cf2 \expnd0\expndtw0\kerning0
    \outl0\strokewidth0 \strokec2 \
    }

         初期発生における細胞の運命

           外胚葉_/非神経外胚葉→プラコード 表皮
          /    \神経外細胞 →神経堤 中枢神経
    受精卵__/_中胚葉_/間葉系幹細胞→骨 軟骨 脂肪
    ES細胞 \     \血管内皮先駆細胞→血管
          \内胚葉__内胚葉細胞 →小腸 肝臓 膵臓

          3胚葉の確立    各組織への分化

    返信削除

  35.   初期発生における細胞の運命

                _非神経外胚葉→プラコード 表皮
          _外胚葉_|
         |     |_神経外細胞 →神経堤 中枢神経
         |
         |      _間葉系幹細胞→骨 軟骨 脂肪
    受精卵__|_中胚葉_|
    ES細胞 |     |_血管内皮先駆細胞→血管
         |           
         |_内胚葉___内胚葉細胞 →小腸 肝臓 膵臓

          3胚葉の確立    各組織への分化

    返信削除

  36.      初期発生における細胞の運命

          ┏外胚葉_┏非神経外胚葉→プラコード 表皮
          ┃    ┗神経外細胞 →神経堤 中枢神経
    受精卵━━━╋中胚葉_┏間葉系幹細胞→骨 軟骨 脂肪
    ES細胞  ┃    ┗血管内皮先駆細胞→血管
          ┗内胚葉━━内胚葉細胞   →小腸 肝臓 膵臓

          3胚葉の確立    各組織への分化


      <初期発生における細胞の運命>
        ┏外胚葉━┳非神経外胚葉→プラコード 表皮
        ┃    ┗神経外細胞 →神経堤 中枢神経
    受精卵━╋中胚葉━┳間葉系幹細胞→骨 軟骨 脂肪
    ES細胞┃    ┗血管内皮先駆細胞→血管
        ┗内胚葉━━内胚葉細胞   →小腸 肝臓 膵臓
         (3胚葉の確立)   (各組織への分化)

    返信削除

  37. www.md.tsukuba.ac.jp/younginit/takasaki/.../reseach.html
    脊椎動物の体を構成する全ての細胞は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる、初期胚 において定義される3種類の細胞群から生じます。このような、発生初期 ... 中胚葉系 細胞からは、間葉系幹細胞、血管内皮前駆細胞などが生み出されます。
      <初期発生における細胞の運命>
        ┏外胚葉━┳非神経外胚葉→プラコード 表皮
        ┃    ┗神経外細胞 →神経堤 中枢神経
    受精卵━╋中胚葉━┳間葉系幹細胞→骨 軟骨 脂肪
    ES細胞┃    ┗血管内皮先駆細胞→血管
        ┗内胚葉━━内胚葉細胞 →小腸 肝臓 膵臓
         (3胚葉の確立)   (各組織への分化)

    返信削除

  38. http://www.md.tsukuba.ac.jp/younginit/takasaki/.../reseach.html
    脊椎動物の体を構成する全ての細胞は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる、初期胚 において定義される3種類の細胞群から生じます。このような、発生初期 ... 中胚葉系 細胞からは、間葉系幹細胞、血管内皮前駆細胞などが生み出されます。

      <初期発生における細胞の運命>
        ┏外胚葉━┳非神経外胚葉→プラコード 表皮
        ┃    ┗神経外細胞 →神経堤 中枢神経
    受精卵━╋中胚葉━┳間葉系幹細胞(→骨 軟骨 脂肪)┳毛皮
    ES細胞┃    ┗血管内皮先駆細胞(→血管)━━━┛
        ┗内胚葉━━内胚葉細胞   →小腸 肝臓 膵臓
         (3胚葉の確立)   (各組織への分化)

    返信削除

  39. http://www.md.tsukuba.ac.jp/younginit/takasaki/ESteam/reseach.html

    脊椎動物の体を構成する全ての細胞は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる、初期胚 において定義される3種類の細胞群から生じます。このような、発生初期 ... 中胚葉系 細胞からは、間葉系幹細胞、血管内皮前駆細胞などが生み出されます。

      <初期発生における細胞の運命>
        ┏外胚葉━┳非神経外胚葉→プラコード 表皮
        ┃    ┗神経外細胞 →神経堤 中枢神経
    受精卵━╋中胚葉━┳間葉系幹細胞(→骨 軟骨 脂肪)┳毛皮
    ES細胞┃    ┗血管内皮先駆細胞(→血管)━━━┛
        ┗内胚葉━━内胚葉細胞   →小腸 肝臓 膵臓
         (3胚葉の確立)   (各組織への分化)

    返信削除


  40. 2015年4月19日の放送|NHK「サイエンスZERO」
    http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp502.html

    iPS細胞に代表される細胞技術の急速な発展で、毛髪を生み出す器官、毛包を新たに作り出すことまで可能になりつつある。その鍵は、2種類の細胞の「出会い」。そしてこういった毛髪再生の実用化は、他のさまざまな器官・臓器の再生にもつながる重要技術だという。

    上皮系と間葉系の2種類の細胞を使って、マウスの毛の再生に成功した。

    返信削除

  41. http://wakate.biol.tsukuba.ac.jp/takasaki.html
     氏 名 高崎(松尾)真美(たかさき まみ)
     所 属 医学医療系
     研究分野 再生医学
     課題名 外胚葉の発生運命を制御する分子メカニズム
     研究室 http://www.md.tsukuba.ac.jp/younginit/takasaki/ESteam/
     体を構成する全ての細胞は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる、初期胚において定義される3つの各領域から生じる。我々はこれまでに、神経細胞、感覚系細胞、表皮等を生み出す外胚葉の初期発生に興味を持ち、研究を進めてきた。外胚葉は、分化細胞の種類によって神経外胚葉と非神経外胚葉に分類されるが、外界からの情報の受容に重要な役割を持つ頭部感覚器は、予定感覚プラコードと呼ばれる、頭部神経板に隣接する特殊化した



    非神経外胚葉領域から分化する。初期発生において、①頭部非神経外胚葉の運命付け、②頭部神経板外側の連続した予定感覚プラコード領域の形成、③感覚プラコードとしての分化決定、

    ④最後に個別の感覚上皮(嗅上皮、水晶体、内耳)の特殊化、

    が段階的に制御されていると考えられている。「発生の場の中で、感覚プラコードはどのような位置情報で決定されるのか?」という問題について、我々はアフリカツメガエルをモデル生物とした解析から、転写因子Xfoxi1aが予定感覚プラコード領域の形成に必須である事、BMPと抗-Wnt シグナルの組み合わせが、Xfoxi1a発現を制御する位置情報である事を示してきた。
     一方、哺乳類の初期発生における非神経外胚葉の分化機序はほとんど分かっていない。その理由の一つとして、アフリカツメガエルで用いられるアニマルキャップアッセイのようなin vitro実験系が、マウスをはじめとする哺乳類には存在しなかったことが挙げられる。近年、胚性幹(ES)細胞を用いたin vitro分化法が開発され、外胚葉では特に神経細胞への分化に関する研究が国内外で盛んに進められている。我々は、両生類で明らかにした知見をマウスおよび霊長類のES細胞試験管内分化系に応用し、これまで手つかずであった哺乳類の非神経外胚葉発生のメカニズム(特に感覚プラコードの発生)を解明したいと考え、研究を行っている。将来的には、白内障、嗅覚障害、突発性難聴などの感覚器障害をともなった疾患の、幹細胞治療の基盤研究も行っていく予定である。

    返信削除
  42. http://www.md.tsukuba.ac.jp/younginit/takasaki/ESteam/reseach.html
    脊椎動物の体を構成する全ての細胞は、外胚葉、中胚葉、内胚葉と呼ばれる、初期胚 において定義される3種類の細胞群から生じます。このような、... 中胚葉系 細胞からは、間葉系幹細胞、血管内皮前駆細胞などが生み出されます。

      <初期発生における細胞の運命>
        ┏外胚葉━┳非神経外胚葉→(プラコード 表皮)┳毛皮
        ┃    ┗神経外細胞 →神経堤 中枢神経  ┃
    受精卵━╋中胚葉━┳間葉系幹細胞→(骨 軟骨 脂肪)━┛
    ES細胞┃    ┗血管内皮先駆細胞→血管
        ┗内胚葉━━内胚葉細胞   →小腸 肝臓 膵臓
         (3胚葉の確立)   (各組織への分化)

    2015年4月19日の放送|NHK「サイエンスZERO」
    http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp502.html

    iPS細胞に代表される細胞技術の急速な発展で、毛髪を生み出す器官、毛包を新たに作り出すことまで可能になりつつある。その鍵は、2種類の細胞の「出会い」。そしてこういった毛髪再生の実用化は、他のさまざまな器官・臓器の再生にもつながる重要技術だという。

    上皮系と間葉系の2種類の細胞を使って、マウスの毛の再生に成功した。

    返信削除
  43. 前のバージョンでは、内皮と上皮を間違えた

    返信削除
  44. 左下の毛髪は、
    頭の結合組織に移行すべき

    返信削除
  45. 科学ニュース+ / 【幹細胞】iPS細胞の発現解析により約1万種のタンパク質の発現量を取得/京大
    http://p2.2ch.net/p2/read.php?offline=1&b=i&host=anago.2ch.net
    &bbs=scienceplus&key=1355583197&rescount=16&ttitle_en=gXmKso3XlkWBemlQU43XlkWCzJStjLu
    J8JDNgsmC5oLolvExlpyO7YLMg16Dk4Nwg06Ov4LMlK2Mu5fKgvCO5pO+L4uekeU=&ls=1-20&

    [1]一般人φ ★ 12/15(土)23:53 ?
    京都大学は12月7日、ヒト人工多能性幹(iPS)細胞中の全タンパク質(プロテオーム)に対し、独自の計測システム
    を用いた発現解析を行い、約1万種のタンパク質の発現量プロファイルを取得することに成功したと発表した。

    成果は、京大 薬学研究科の石濱泰教授、iPS細胞研究所(CiRA)の中川誠人講師、同・山中伸弥所長(教授)らの
    共同研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、12月4日付けで「Journal of Proteome Research」に掲載された。

    タンパク質は細胞の機能制御の主役であり、機能解析をする上でその全体像(プロテオーム)をとらえることが
    必須だ。しかし、タンパク質の設計図であるゲノムや遺伝子に比べるとその計測は困難であり、ヒトゲノムや
    ヒト遺伝子が明らかになった現在でも、ヒトタンパク質の全貌はわかっていない。

    このヒトプロテオームのすべてを明らかにすることを目的とした「ヒトプロテオームプロジェクト」が、現在
    ヒトプロテオーム機構による国際プロジェクトとして進行している。石濱教授らはこのヒトプロテオーム
    プロジェクトの日本チームの一員であり、大規模プロテオーム解析のための独自の計測システムの開発に取り
    組んでいるところだ。

    今回の研究では、自家製のメートル長キャピラリーカラムを用いる独自の「ナノ液体クロマトグラフィー-
    タンデム質量分析(nanoLC-MS/MS)」システムである「ワンショットプロテオミクスシステム」を用いて解析が
    行われた。

    iPS細胞は山中教授らによる発見以来、多くの研究者らによってその多能性獲得や多能性維持機能の研究が
    行われているが、未だにその詳細なメカニズムは明らかになっていない。

    研究チームは、iPS細胞機能解析に必須の基盤情報であるタンパク質の発現量情報の取得を目的とし、iPS細胞と
    その誘導前に当たるヒト線維芽細胞中のプロテオームプロファイルとの発現比較を行い、iPS細胞の発現
    プロテオームプロファイルを明らかにした。さらに、情報学的検討を加え、その特徴付けが行われた形だ。

    具体的にはCiRAにて樹立されたヒトiPS細胞5株および対照試料としてヒト線維芽細胞3株を用意し、研究グループが
    開発した独自のプロトコール「相間移動可溶化法」を用いてタンパク質を高収率で抽出。さらに消化酵素
    トリプシンで処理して、ペプチド試料溶液を調製。nanoLC用カラムとして、内径0.1mm、長さ2mのガラス製
    毛細管内部にシリカモノリスと呼ばれる多孔性連続構造体を重合反応により調製した。

    このカラムをnanoLC-MS/MS装置に搭載したワンショットプロテオミクスシステム(画像1)を用い、ペプチド試料を
    前分画なしで1試料あたり10時間かけ、ゆっくりとnanoLCからMS/MS装置に溶出させて直接計測を行ったのである。
    そして得られたデータを情報学的手法により解析され、それぞれの試料溶液に含まれているタンパク質が同定・定量された。


    画像1。ワンショットプロテオミクスシステム
    (窓)http://news.mynavi.jp/news/2012/12/11/142/images/001l.jpg

    (本文>>2以降に続く)

    ▽記事引用元 マイナビニュース(2012/12/11)
    (窓)http://news.mynavi.jp/news/2012/12/11/142/index.html

    ▽京都大学プレスリリース
    (窓)http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2012/121207_2.htm

    ▽Journal of Proteome Research
    「Rapid and Deep Profiling of Human Induced Pluripotent Stem Cell Proteome by One-shot NanoLC?MS/MS Analysis
    with Meter-scale Monolithic Silica Columns」
    (窓)http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/pr300837u

    返信削除
  46. 歯の再生医療の最前線 - J-Stage (Adobe PDF)
    www.jstage.jst.go.jp/article/.../43/2/43_2_84/_pdf
    歯の発生は, 胎生10日 における口腔上皮の肥厚とその直下に頭頸部神経堤由来外 胚葉性間葉系細胞が遊走することから始まる. その. 後, これらは上皮-間 葉系の相互 作用により形態形成が進行 し, 歯原性上皮細胞, 歯原性間葉系細胞へと同調していく. そして最終的. に歯原性上皮 ...

    . 近接する外胚葉性由来の上皮系. 細胞と中胚葉由来の 間葉 ...

    返信削除
  47. 上皮-間葉系相互作用:
    近接する外胚葉性由来の上皮系細胞と中胚葉由来の間葉系細胞が, 互いが分泌するシグナル分子や細胞膜分子を介して,互いに影響して機能を促すこと. 特に発生過程で重要な役割を果たし, 肺, 腎臓, 腺組織, 毛髪などがこのシステムにより制御されている.
    https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/43/2/43_2_84/_pdf

    返信削除
  48. 外胚葉 - Wikipedia
    ja.wikipedia.org/wiki/胚葉

    刺胞動物と有櫛動物では2種の胚葉、外胚葉と内胚葉を形成し、この体制は二胚葉性 といわれる。 ... 外胚葉(がいはいよう、英: Ectoderm)は皮膚の表皮や男性の尿道末端 部の上皮、毛髪・爪・皮膚腺(含む乳腺・汗腺)、感覚器(口腔・咽頭...
    胚発生-外胚葉-神経冠-内胚葉
    組織発生 - Plaza.umin.ac.jp
    plaza.umin.ac.jp/~web-hist/hassei.html
    器官系, 外胚葉由来, 内胚葉由来, 中胚葉由来. 神 経 系, 中枢神経、末梢神経のすべて 、神経細胞、軸索、髄鞘, 神経小膠細胞. 骨 格 系, 骨、軟骨. 循環器系, 心臓、血管内皮 、血液細胞、脾臓、骨髄. 消化器系, 口腔上皮、舌、歯エナメル質、直腸外方部上皮 ...
    外胚葉由来組織の発生 - Researchmap (Adobe PDF) -htmlで見る
    researchmap.jp/musf4504d-1872823/?action...
    外胚葉由来の主な組織・臓器. 外胚葉. 羊膜上皮. 表皮外胚葉. 原始口腔. 原始肛門. 神経外胚葉. 皮膚、皮膚付属器、乳腺、汗腺、皮脂腺、. 水晶体、内耳、嗅覚上皮. 鼻腔. ラトケ嚢. 口腔. 下垂体前葉. 神経管. 神経堤. 前脳. 中脳. 菱脳. 脊髄. 大脳. 間脳. 小脳.
    上皮性外胚葉の英語・英訳 - 英和辞典・和英辞典 Weblio辞書
    ejje.weblio.jp>...>JST科学技術用語日英対訳辞書
    上皮性外胚葉を英語に訳すと epithelial ectoderm - 約984万語ある英和辞典・和英 辞典。発音・イディオムも分かる英語辞書。
    内胚葉性である内臓の神経や筋肉、内壁はやはり内 ... - Yahoo!知恵袋
    detail.chiebukuro.yahoo.co.jp>...>動物
    内胚葉性である内臓の神経や筋肉、内壁はやはり内胚葉性ですか?筋肉は中胚葉、 神経や上皮は外胚葉と覚えているので混同して分かりません詳しい方、教えて下さい.
    質問日:2011年2月17日
    回答数:1件
    上皮組織
    www3.kmu.ac.jp/anat1/gakubu/nittei/.../soshiki22-25.html
    上皮組織. Ⅰ 上皮組織とは. 体表面、管腔(消化管、呼吸器、泌尿器、生殖器など)、 体腔(心膜腔、胸膜腔、腹膜腔)などの表面 ... 狭義の上皮(epithelium): 体表面の上皮 (すなわち皮膚の表皮など)は、外胚葉(表層外胚葉)から発生し、消化管・気管・肺胞 上皮 ...
    間葉系幹細胞は神経上皮から生じる - 理研CDB - 科学ニュース
    www.cdb.riken.jp/jp/04.../070630_pathway_revealed.html
    間葉系幹細胞(MSCs; mesenchymal stem cells)は成体内から採取でき、かつ再生 医療に利用できる幹細胞として注目されてきた。さらに最近の研究で、間葉系幹細胞と 近縁な関係にある成体内の前駆細胞が、内・中・外胚葉のいずれにも ...
    視覚系の発生 - 脳科学辞典
    bsd.neuroinf.jp/wiki/視覚系の発生
    2014年6月17日 ... 視覚系の発生は、神経管が形成される以前の発生のきわめて早い時期に始まり、生後 もその発達が見られる。 .... 角膜は、まず上皮が水晶体胞の作用により表皮外胚葉から 誘導され、その後、神経堤に由来する実質(固有層ともいう)と内皮と ...
    知ってもらいたい医学用語の基本 (1)腫瘍
    www.c-mei.jp/BackNum/032n.htm
    ... たい医学用語の基本 (1)腫瘍 その2 腫瘍名の基本ー胚葉とは、上皮とは、非上皮( 間葉)とは、癌とは、肉腫とは? ... 外胚葉と内胚葉由来の細胞群は表面や管の内面を 覆うので、これはすべて上皮性である。中胚葉からは、体内の間隙を ...

    返信削除
  49. 【再生医療/生化学】薬品だけで皮膚から神経細胞 京都府立医大グループが成功 [転載禁止]©2ch.net
    1 :もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@転載は禁止:2015/05/02(土) 09:09:59.10 ID:???
    薬品だけで皮膚から神経細胞 京都府立医大グループが成功:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)
    http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015050190205730.html?ref=rank
    人の皮膚から神経細胞作製 京都府立医大、化合物加え - 47NEWS(よんななニュース)
    http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015050101002143.html


    http://img.47news.jp/PN/201505/PN2015050101002277.-.-.CI0003.jpg
    人の皮膚細胞に6種類の化合物を加えた後(上)と、神経細胞に変化していく様子(京都府立医大提供)


     ヒトの皮膚細胞に6種類の薬品を加えて神経細胞を作ることに、京都府立医大(京都市)のグループが成功した。人工多能性幹細胞(iPS細胞)などから神経細胞を作る方法はあったが、
    薬品だけで作製したのは初めてで、将来は神経の再生医療に役立つ可能性があるという。成果は1日、学会誌に掲載された。

     体内での再生が難しい神経細胞の作製は、脊髄損傷やパーキンソン病などの治療への応用が期待されている。従来はiPS細胞のほか、皮膚細胞に体外の遺伝子を組み込むことで神経細胞を
    作る方法がある。

     戴平(たいへい)講師(分子生物学)らのグループは、神経細胞の発生を促す薬品1種類と、神経発生に不要な皮膚内の物質の働きを抑える薬品5種類を、皮膚細胞に加えた。その結果約8割の
    細胞が3週間程度で、神経の興奮状態やその抑制状態と同じ状態になるなど、神経細胞のいくつかの特徴を示した。

     生後6カ月~55歳の細胞で実験し、年齢によらずに同程度の結果が得られたほか、大学から委託された大津市の化学メーカー・タカラバイオなど2機関が独立に実験し、再現が確認された。

     一方でさまざまな種類の神経細胞を作り分けられるかや、安全性などは未確認。戴講師は「この作製法は遺伝子を入れないので、これまでより簡単で早い。再生医療に応用できるか見極める
    研究を進めたい」と話している。

    (中日新聞)

    返信削除
  50. 【遺伝子医学/発生生物学】受精卵発生のカギ(遺伝子Chd1)発見 不妊治療に応用可能 京大 [転載禁止]©2ch.net
    1 :もろ禿 ◆SHINE.1vOk もろ禿HINE! ★@転載は禁止:2015/07/26(日) 12:44:00.21 ID:???
    受精卵発生のカギ発見 京大、不妊治療に応用可能 : 京都新聞
    http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20150726000045


    http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2015/07/20150726114150saibo.jpg
    遺伝子Chd1の抑制で細胞の塊が十分に形作られていない受精卵=上。正常な受精卵=下=は胎児に成長する細胞の塊が形成されている(南准教授提供)


     受精卵の発生過程を左右する遺伝子の働きを、京都大農学研究科の南直治郎准教授らの研究グループがこのほど突き止めた。この遺伝子の機能を弱めると胎児へと成長しにくくなるといい、
    不妊治療の成功率を引き上げる技術に応用できるという。

     南准教授らは、細胞内のDNAとタンパク質の複合体の構造を変化させる遺伝子Chd1に着目。受精直後のマウスの卵子でChd1の機能を低下させると、胎児や胎盤の形成に必要な別の
    遺伝子の働きも抑えられ、受精卵が胎児に育つ確率が大きく下がった。

     南准教授は「体外受精で不妊治療をする際に受精卵の品質を見極める技術に活用できる」と話している。成果は英生物学専門誌ディベロップメントに掲載された。

    2 :名無しのひみつ@転載は禁止:2015/07/26(日) 12:47:41.53 ID:quu2Ax3O
    抜け毛の鍵はいくらでもあるよね! 出口用だけど!

    3 :名無しのひみつ@転載は禁止:2015/07/26(日) 13:00:05.35 ID:8XitZKy1
    なにげにすごい発見じゃね

    返信削除
  51. 膵島って何?
    http://square.umin.ac.jp/JITR/setsumei.htm



    膵島とは?

    膵臓は、アミラーゼやリパーゼなどの消化酵素を分泌して消化吸収を助ける外分泌細胞と、インスリンやグルカゴンを分泌して血糖調節を行う内分泌細胞との2種類の、全く働きの異なる細胞群(組織)よりできています。外分泌細胞は膵臓の99%を占めており、これら細胞で作られる消化酵素は、導管を通って十二指腸に放出されます。膵島は直径が約 0.1?0.3 mm の球状の塊で、膵外分泌組織の中に点々と散らばっています。塊として散らばっている様子から“膵臓のなかの島”という意味で膵島の名前がついています。膵臓の中には成人一人あたり約100万個の膵島があります。膵島にはα細胞、β細胞、その他ごく少数の働きの違う細胞があります。β細胞は、血糖が上昇した場合に血糖を低下させるホルモンであるインスリンを分泌します。反対に血糖が低下しすぎた時にはα細胞から血糖を上昇させる働きがあるグルカゴンが分泌されます。



    膵島移植とは?

    膵島移植は膵島のみを取り出して、局所麻酔下に肝臓内の血管である門脈に注入する細胞移植です。移植手技自体は、膵臓移植に比較すると簡単で、膵臓や肝臓の病気の検査や治療に日常的に行われている方法と同様です。膵島を外分泌細胞から分けて純粋に取り出す技術がまだ十分でないためもあり、一つの膵臓から集めた膵島を移植しても完全にインスリン注射をしないで済むような状態にはならないことが少なくありません。インスリン注射からの離脱には2回以上の移植が必要になることが多いのが現状です。しかし、移植が成功すると、膵島細胞は肝臓内で生着し、血糖値に反応してインスリンを分泌します。

    返信削除