インスクリプト『柳田国男論』2013
「柳田国男論」1986
15~
「柳田国男試論」1974
1思考と抽象 45~
2方法的意志 72~
3言葉・経験・記憶(その一) 92~
4言葉・経験・記憶(その二)111~
5言葉・経験・記憶(その三)129~
6文学と民俗学(その一) 142~
7文学と民俗学(その二) 168~
8文学と民俗学(その三) 187~
9ものと観念 207~
10文体と個人(その一) 227~
11文体と個人(その二) 246~
「柳田国男の神」1974(発表号は1975)
269~
以下、柄谷行人旧柳田国男論、ちくま文庫版柳田国男全集参照箇所
(定本版の引用頁数はインスクリプト版巻末に載っている。)
半角数字=ちくま文庫版
☆から右全角数字=旧柳田国男論頁数
赤字は『遊動論』引用論考
新論考と旧論考の範囲はかなり重なるが、ちくま文庫第29巻を中心に扱った遊動論第二章が新たな論考であったことが分かる。
旧論考は新論考で扱っていない第26巻「国史と民俗学」の比重が大きいことも分かる。これは各論でなく全体像、方法論の把握を重視したからだろう。
旧論考は抽象化、概念化、方法論化に逆らうことに主眼がある。新論考はあえて抽象化し、柄谷独自の方法論を打ち出している。
新旧ともに(『日本近代文学の起源』でもそうだったが)文庫にない『故郷七十年』(定本別巻三所収、☆125@(51),143@(121),159@(344),161@(347),164~6@(340~1),169~170@(15),175~6@(342),178@(341),189@(255),194~5@(29))を活用している。
第3巻
ジュネーブの思い出……………………… 389、☆253@(395)、254~5@(394)
第4巻
山の人生………………………………………77、☆174−5@(81~2)、177@(253)、179@(88)、180@(131)@(117)、192@(253),193@(109~110)、204@(117),277~8@(81~3)
第10巻
桃太郎の誕生………………………………… 7、☆141@(24)…
第13巻
先祖の話……………………………………… 7 、☆186@(160)、220−2@(165~7),215@(160),225@(208),275@(208)@(160)
日本の祭…………………………………… 211、☆241@(423),242@(354),242~3@(430),244@(389),246@(404)
第14巻
氏神と氏子………………………………… 503 、☆131−2@(676)…
祭日考……………………………………… 247 、☆136−7@(381)…
第17巻
食物と心臓………………………………… 299、☆121~2@(491)「のしの起源」(478~)…
第19巻
蝸牛考………………………………………… 7 、☆(37)
西は何方…………………………………… 177、 ☆262@(242)(桑の実)
第20巻 1990.7.31
地名の研究…………………………………… 7、☆141@(13),141~2@(48),142@(49),145~6@(114+117)…
第21巻
国語史 新語篇…………………………… 295、☆53@(359)…
第22巻
国語の将来…………………………………… 7、☆57~8@(70~1),108~9@(248),178@(80)
小さき者の声……………………………… 335、☆(99,255)
「子供と言葉」 ×
第24巻
狼のゆくえ 583~「孤猿随筆」(新117) ×…
山宮考? ×
第26巻
明治大正史 世相篇………………………… 7 、☆125@(507~8)、229@(98)、230−1@(123)
国史と民俗学……………………………… 395 、☆35@(504)、36−7@(504~5)、64~5@(456),76−7@(501~3)、84@(455~6)、92−3@(449)、(99)、111−3@(509~510)、125@(507~8)
第27巻
青年と学問………………………………… 115
「青年と学問」 ☆244−5@(148)、252@(142)
「旅行の進歩及び退歩」 ☆249@(152)
「南島研究の現状」 ×
「郷土研究ということ」 ×
「島の話」 ×
東北と郷土研究…………………………… 486 ×
実験の史学………………………………… 518 ×
第28巻
郷土生活の研究法…………………………… 7、☆65−6@(91~2)
民間伝承論………………………………… 245、☆70@(267)、80−1@(267)
女性生活史………………………………… 507、☆172@(522~3)、227−8@(512)
文化運搬の問題…………………………… 588、☆35−6@(595~6)
第29巻 ×
時代ト農政…………………………………… 7 ×
日本農民史………………………………… 229 ×
都市と農村………………………………… 333 ×
中農養成策………………………………… 550 ×
第30巻 ×
第31巻 ×
第32巻
夕づゝ……………………………………50、☆152−3@(50)
その他の主要参考文献:
柳田國男『柳田國男対談集』(宮国登編 ちくま学芸文庫、一九九二年)、☆75@(304~5),79@(311),88@(299),89@(368),98@(277~8),101~2@(287~8),103@(288),110@(287)
柳田國男『故郷七十年』(定本別巻三所収)、☆125@(51),143@(121),159@(344),161@(347),164~6@(340~1),169~170@(15),175~6@(342),178@(341),189@(255),194~5@(29))
吉本隆明「無方法の方法」(1963.9「定本柳田国男集第一巻」月報21及び『月報合本』筑摩書房に掲載。「吉本隆明全著作集7」勁草書房に収録 。☆「柳田国男論集成」1990.11.1JICC出版局に収録)、☆16@(278~280)
丸山眞男『日本政治思想史研究』、☆29~30
花田清輝「柳田国男について」(松川哲夫編『花田浦輝評論集』所収、岩波文庫、一九九三年)、☆33@(219~220),184~5@(219~220)
村井紀『南島イデオロギーの発生』(福武書店、一九九二年)、☆(41)
それ以外の旧柳田論参考文献(登場順。重複あり、作業中):
16
吉本隆明「無方法の方法」(1963.9「定本柳田国男集第一巻」月報21及び『月報合本』筑摩書房に掲載。「吉本隆明全著作集7」勁草書房に収録 。☆「柳田国男論集成」1990.11.1JICC出版局に収録)@(278~287)
19
山口昌男「柳田・折口における周辺的現実--民俗学と人間科学」 (柳田国男と折口信夫--日本人の原像を求めて(特集)) -- (日本的なものの原型への視座)「国文学 解釈と教材の研究」18(1), 10-16, 1973-01 学灯社
27~8
益田勝美「民俗の思想」
28
折口信夫「先生の学問」『柳田国男研究』1973年、(6,7,7)
29~30
丸山眞男『日本政治思想史研究』
33@(219~220),184~5@(219~220)
花田清輝「柳田国男について」(松川哲夫編『花田浦輝評論集』所収、岩波文庫、一九九三年)
(41)
村井紀『南島イデオロギーの発生』(福武書店、一九九二年)
49アラン『思想と年齢』 (1955年) (角川文庫)
(52)
柳父章『翻訳語の論理』
66,90
マルクス『資本論』
82,130~1
ベーコン『ノヴム・オルガヌム』世界大思想〈第6巻〉 (1966年)
105~6
森 有正 『生きることと考えること 』(講談社現代新書 240) [新書]
123~4
本居宣長『うひ山ふみ123~4/鈴屋答問録271』 (岩波文庫 黄 219-1) 本居 宣長 (文庫)
本居宣長「うひ山ぶみ」 (講談社学術文庫) 白石 良夫(全訳注) (文庫)
134~5
フロイト『精神分析入門』著作集1
149~150,157,167,192
田山花袋「妻」全集1、岩波文庫『妻』、149~150@@@(以下岩波文庫74~5,75~6,76),157@(同75~6),167@(74~5),192@(79)
154~6,160,163
夏目漱石書簡
182~3,191
柳田国男、岩野泡鳴、正宗白鳥 イプセン会 座談会 新思潮 第五号 1908
188
夏目漱石「夢十夜」
207
折口信夫「國の崎々」全集22
209~210
折口信夫「神道宗教化の意義」 全集20、講談社文芸文庫『~天皇論集』
210~211
折口信夫「神道の史的価値」 全集2
211~2@(筑摩、創文29~30)
ウェーバー『儒教と道教』
219~220
小野武夫『農村史』
223@@
オルテガ「観念と信念」『オルテガ著作集』〈第8〉 (1970年)
233~4
コンラート・ローレンツ 『文明化した人間の八つの大罪』
236~7
寺田透「うぶすなと呪詞神」『寺田透・評論』6
247~8
ルース・ベネディクト『文化の型』
256~7
ポール・ヴァレリー「オランダからの帰り道」全集9
263@@
本居宣長『古事記伝』全集9
264,272,273
玉勝間
271,273
玉の小櫛 全集4
///////////
それ以外の旧柳田論参考文献(五十音順。重複あり、作業中):
アラン『思想と年齢』 (1955年) (角川文庫) 49
(ポール・)ヴァレリー「オランダからの帰り道」全集9、256~7
ウェーバー『儒教と道教』211~2
小野武夫『農村史』219~220
折口信夫
「先生の学問」『柳田国男研究』1973、28
「國の崎々」全集22、207
「神道宗教化の意義」 全集20、講談社文芸文庫『~天皇論集』209~210
「神道の史的価値」 全集2、210~211
オルテガ「観念と信念」『オルテガ著作集』〈第8〉 (1970年)223@@
田山花袋「妻」全集1、149~150@@@(岩波文庫74~5,75~6,76),157@(75~6),167@(74~5),192@(79)
寺田透「うぶすなと呪詞神」『寺田透・評論』6、236~7
夏目漱石
書簡154~6,160,163
「夢十夜」188
花田清輝「柳田国男について」(松川哲夫編『花田浦輝評論集』所収、岩波文庫、一九九三年)33@(219~220),184~5@(219~220)
フロイト『精神分析入門』著作集1、134~5
ベーコン『ノヴム・オルガヌム』世界大思想〈第6巻〉 (1966年)82,130~1
(ルース・)ベネディクト『文化の型』247~8
益田勝美「民俗の思想」27~8
マルクス『資本論』66,90
丸山眞男『日本政治思想史研究』29~30
村井紀『南島イデオロギーの発生』(福武書店、一九九二年)(41)
本居宣長
『うひ山ふみ123~4/鈴屋答問録271』 (岩波文庫 黄 219-1) 本居 宣長 (文庫)
「うひ山ぶみ」 (講談社学術文庫) 白石 良夫(全訳注) (文庫)123~4,271
『古事記伝』全集9、263@@
『玉勝間』、264,272,273
『玉の小櫛』全集4、271,273
森 有正 『生きることと考えること 』(講談社現代新書 240) [新書]、105~6
柳田国男、岩野泡鳴、正宗白鳥 イプセン会 座談会 新思潮 第五号 1908、182~3,191
柳父章『翻訳語の論理』 (52)
山口昌男「柳田・折口における周辺的現実--民俗学と人間科学」 (柳田国男と折口信夫--日本人の原像を求めて(特集)) -- (日本的なものの原型への視座)「国文学 解釈と教材の研究」18(1), 10-16, 1973-01 学灯社19
吉本隆明「無方法の方法」(1963.9「定本柳田国男集第一巻」月報21及び『月報合本』筑摩書房に掲載。「吉本隆明全著作集7」勁草書房に収録 。「柳田国男論集成」☆1990.11.1JICC出版局に収録)16@☆(278~280)
(コンラート・)ローレンツ 『文明化した人間の八つの大罪』233~4
45 Comments:
http://nam-students.blogspot.jp/2006/05/nam_31.html#8
柳田国男.YANAGITA Kunio,❶J.18(『俳句評釈続篇』*?),33(「常民」),34,64,167-9,171-2@,172-3@,176,177@,185,231,
『海上の道』,❶J.172@,
『故郷七十年拾遺』,❶J.172-3@,
『こども風土記』,❶J.167-9@,
『小児生存権の歴史』,❶J.176,
『抒情詩』,❶J.171-2@,
『昔話覚書』,❶J.177@
定本172のロマン主義、自然主義批判はや旧論考152頁と重なる。
(斜めの長方形は人間、☆はその可能性の中心?)
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/ マルクス /アラン \\
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/ / スピノザ/フロイト \ \\
/ / ____/______ \ \\
/ / / デカルト ベーコン \ \ \\
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柳田は自然と人間の関係を考察するとされる(1975年論考)。だから図のさらに周辺に位置するとも考えられる。
ただし、その分野は熊楠の方が一歩リードしている。柳田の関わるのはあくまで歴史である。
(斜めの長方形は人間、☆はその可能性の中心?)
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/ マルクス アラン \\
/ ________/__1974A \\
/ / スピノザ/フロイト \ \\
/ / ____/___1974B \ \\
/ / / デカルト ベーコン \ \ \\
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柳田は自然と人間の関係を考察するとされる(1975年論考)。だから図のさらに周辺に位置するとも考えられる。
ただし、その分野は熊楠の方が一歩リードしている。柳田の関わるのはあくまで歴史である。
柄谷の柳田論、最新作74頁ではカントが柳田と同質的なものだという肯定的文脈で言及され、
旧作1974年版50頁ではアラン、68頁ではスピノザ、
1974年版203頁ではデカルトが引用され(1974年版74,82頁ではデカルトと並べてベーコンが言及される)、
1975年「柳田国男の神」279頁ではパスカルとの類似が指摘されている。
マルクスは1974年版から一貫して言及される(旧作66,168頁、新作76~7頁)。
こうした柄谷の趣味を周圏論的に捉えると、
(古い順に)
マルクス&アラン→スピノザ&フロイト→デカルト&ベーコン→パスカル→カント
となる。
1974年版135頁で言及され、新作184頁付論でも言及されるフロイトをマルクスとともに
通奏低音として追加してもいいかもしれない。
(斜めの長方形は人間、☆はその可能性の中心?)
___________________
/ マルクス アラン \\
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/ / スピノザ/フロイト \ \\
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柳田は自然と人間の関係を考察するとされる(1975年論考)。だから図のさらに周辺に位置するとも考えられる。
63
モンテーニュ
(リンク::::::)
NAMs出版プロジェクト: アリストテレスと四大元素:付リンク::::
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_1706.html
ゲーデルとライプニッツ:付リンク::::
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/blog-post_407.html
NAMs出版プロジェクト: ライプニッツ『人間知性新論』とロック『人間悟性論』:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2013/11/blog-post_11.html
ヒューム:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2012/01/blog-post_07.html
レビュー:カント全集〈17〉論理学・教育学
http://nam-students.blogspot.jp/2012/10/the-periodic-table-of-elements.html
「箭の喩えの経」とカント
http://nam-students.blogspot.jp/2013/05/blog-post_6.html
ボルツァーノ 『知識学(Wissenschaftslehre)』:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2012/11/wissenschaftslehre.html
参考:
ミルの論理学
http://yojiseki.exblog.jp/10263714/
演繹(deduction) 帰納( induction)
演繹法 | 帰納法
(帰納的推理の記録の解釈)|(既知の事例より未知の事例へ)
事実の検証 | 事実の発見(観察・実験・説明)
三段論法の法則 | 自然の類似
|| /|\ /\
\/ | \ ||
法 / | \ 帰
繹 則 三|普 \ 納
O 演 /法 段|遍 自\ 法 O
諸 の 論|的 然\ 諸
事 /法 法|自 の\ 事 自 因
物 O 論 の|然 類\ O 物 然 果
・ /段 大|法 似\ ・ の←の
意 三 前|則 \ 意 斉 法
識 O/_________提|__________\O 識 一 則
現 ← 真 の | 推 理 現
象 | 象
の O | O の
事 | 事
実 | 実
J.S.ミル(John Stuart Mill, 1806 - 1873)は上の図における形式的な演繹法(図:左側)よりも、実質的な帰納法(図:右側)を重視
した(とはいえそれは理性による真の推理とは異なる)。
「我々は帰納による以外には『普遍』を知ることができない。なぜならば抽象的な思考
によって到達された概念を理解せしめ得るのは帰納によってのみである。」
(「分析論」後篇1部18章、白水社『ミル推理論』35、38頁より、竹田加壽雄作成の図を参照)
ヒュームを受け継ぐミルの論理学は自由連想法を含み、フロイトも影響を受けた。
帰納( induction) 演繹(deduction)
諸 | 諸
因 自 事 | 事
果 然 物 O | O 物
の→の ・ ______真__の_|_推__理→_____ ・
法 斉 意 \ | / 意
則 一 識 O \ | / O 識
現 \ 普|三 / 現
象 帰 \ 遍|段 /三 演 象
の O 納 自\ 的|論 /段 繹 O の
事 法 然\ 自|法 /論 法 事
実 の\ 然|の /法 実
O 類\ 法|大 /の __ O
\\| 似\ 則|前 /法 //\
__| \ |提/則 //
O \|/ O
|
帰納法 | 演繹法
(既知の事例より未知の事例へ)|(帰納的推理の記録の解釈)
事実の発見(観察・実験・説明)| 事実の検証
自然の類似 | 三段論法の法則
将門Web:吉本隆明鈔集73「無方法の方法」 - livedoor Blog(ブログ)
http://shomon.livedoor.biz/archives/51912244.html
吉本隆明鈔集73「無方法の方法」
1963年(昭和38年)
柳田国男の方法を、どこまでたどっても「抽象」というものの本質的な意味は、けっして生まれてこない。珠子玉と珠子玉を「勘」でつなぐ空間的な拡がりが続くだけである。この柳田学の方法的な基礎は、かれ自身の語るところによれば、「宮中のお祭りと村々の小さなお宮のお祭りとは似てゐる。これではじめて本当に日本の家族の延長が国家になってゐるといふ心地が一番はっきりします。」(「民俗学の話」)という認識にあった。かれは土俗共同体の俗習が、そのまま昇華したところに国家の本質をみたのである。そして、土俗を大衆的な共同性の根拠として普遍的なものとしてみなしたのである。このような認識が、連環法をうみだしたのは、いわば必然であった。連環法こそは言葉がかたりの次元にあるかぎり時代を超えてつづく土俗の方法であったから。
(「無方法の方法」1963.9「定本柳田国男集第一巻」月報21筑摩書房に掲載「吉本隆明全著作集7」勁草書房に収録 「柳田国男論集成」1990.11.1JICC出版局に収録)
柳田国男を読んでいくと、どこまでも続く膨大な資料の山に分けいっているような気になってくる。ひとつひとつがいったい何をいいたいのか判らないまま進んで行く。そしてあるときなんらかのことが目の前に提示されてくる。この方法は何なのだろうかと思ってしまう。しかしそうした時にもう私などは柳田の方法の世界に引き込まれているように思うのだ。
182~3頁
1908
岩野泡鳴、正宗白鳥
イプセン会 座談会
新思潮 第五号
インスクリプト『柳田国男論』2013
「柳田国男論」1986
15~
「柳田国男試論」1974
1思考と抽象 45~
2方法的意志 72~
3言葉・経験・記憶(その一) 92~
4言葉・経験・記憶(その二)111~
5言葉・経験・記憶(その三)129~
6文学と民俗学(その一) 142~
7文学と民俗学(その二) 168~
8文学と民俗学(その三) 187~
9ものと観念 207~
10文体と個人(その一) 227~
11文体と個人(その二) 246~
「柳田国男の神」1974(発表号は1975)
269~
インスクリプト『柳田国男論』2013
「柳田国男論」1986
15~
「柳田国男試論」1974
1思考と抽象 45~
2方法的意志 72~
3言葉・経験・記憶(その一) 92~
4言葉・経験・記憶(その二)111~
5言葉・経験・記憶(その三)129~
6文学と民俗学(その一) 142~
7文学と民俗学(その二) 168~
8文学と民俗学(その三) 187~
9ものと観念 207~
10文体と個人(その一) 227~
11文体と個人(その二) 246~
「柳田国男の神」1974(発表号は1975)
269~
インスクリプト『柳田国男論』2013
「柳田国男論」1986
15~
「柳田国男試論」1974
1思考と抽象 45~
2方法的意志 72~
3言葉・経験・記憶(その一) 92~
4言葉・経験・記憶(その二)111~
5言葉・経験・記憶(その三)129~
6文学と民俗学(その一) 142~
7文学と民俗学(その二) 168~
8文学と民俗学(その三) 187~
9ものと観念 207~
10文体と個人(その一) 227~
11文体と個人(その二) 246~
「柳田国男の神」1974(発表号は1975)
269~
https://www.koubundou.co.jp/books/pages/05114.html
文化人類学と言語学
E.サピア・B.L.ウォーフほか=著/
池上 嘉彦=訳
A5判 上製 288ページ
定価:4725円(税込)
1995年 3月刊
ISBN978-4-335-05114-2 C3339
解説
「サピア=ウォーフの仮説」をめぐる必読の論文集
言語学史において有名な「サピア=ウォーフの仮説」と「場」の理論から、成分分析やフンボルト的思考の問題などを、文化論を中心的課題とし人類学的アプローチを試みた必読の論文集。
現代哲学と科学の統合のために重要な視座を提示。
主要目次
1.サピア:「科学としての言語学の地位」(抄)
2.サピア:「原始言語における概念範疇」
3.サピア:「アメリカ・インディアンの言語の研究と
一般言語学の関係」(抄)
4.ウォーフ:「習慣的な思考および行動と言語との関係」
5.ウォーフ:「科学と言語学」☆115
6.ウォーフ:「言語と論理」
7.ヘンル:「言語と思想と文化」
8.ナイダ:「成分分析」
9.フレイク:「民族誌学的立場からの認識体系の研究」
10.バーリング:「成分分析と認識の問題:“神の真理”か
“ホーカス・ポーカス”か」
11.オーマン:「“言語の場”の理論」
12.バイスゲルバー:「母国語の世界像」
解説1.現著者の経歴
2.サピア・ウォーフの仮説
3.成分分析
4.場の理論
5.サピア・ウォーフの仮説,成分分析,場の理論
参考書目
索引
2014/02/06 13:23、yojisekimoto のメッセージ:
http://www.amazon.co.jp/%E8%A8%5/dp/toc/4061590731
Amazon.co.jp: 言語・思考・現実 (講談社学術文庫): L・ベンジャミン・ウォーフ, 池上 嘉彦: 本
1 アメリカ・インディアンの宇宙像
2 原始共同体における思考の言語学的な考察
3 文法的範疇
4 習慣的な思考および行動と言語との関係
5 科学と言語学
6 言語と論理
7 言語と精神と現実
文明化した人間の八つの大罪
コンラート・ローレンツ (単行本)
ファーラービーの哲学――ギリシア哲学をアラビア・イスラーム世界に定着させた中世イスラームの大哲学者
ファフレッティン・オルグネル (単行本)
世界大思想〈第6巻〉ベーコン (1966年)
ベーコン (単行本)
うひ山ふみ/鈴屋答問録 (岩波文庫 黄 219-1)
本居 宣長 (文庫)
本居宣長「うひ山ぶみ」 (講談社学術文庫)
白石 良夫(全訳注) (文庫)
オルテガ著作集〈第8〉 (1970年)
(-
思想と年齢 (1955年) (角川文庫)
アラン (文庫)
生きることと考えること (講談社現代新書 240) [新書]
森 有正 (著)
233~4
文明化した人間の八つの大罪
コンラート・ローレンツ (単行本)
82,130~1
世界大思想〈第6巻〉ベーコン (1966年)
ベーコン (単行本)
うひ山ふみ123~4/鈴屋答問録271 (岩波文庫 黄 219-1)
本居 宣長 (文庫)
本居宣長「うひ山ぶみ」 (講談社学術文庫)
白石 良夫(全訳注) (文庫)
223@@
オルテガ著作集〈第8〉 (1970年)
49
思想と年齢 (1955年) (角川文庫)
アラン (文庫)
105~6
生きることと考えること (講談社現代新書 240) [新書]
森 有正 (著)
236~7
寺田透「うぶすなと呪詞神」『寺田透評論』6
247~8
ルースベネディクト『文化の型』
256~7
ポールヴァレリー「オランダからの帰り道」全集9
263@@
本居宣長『古事記伝』全集9
264,272,273
玉勝間
271,273
玉の小櫛 全集4
19
山口昌男
「柳田 国文学
27~8
益田勝美
民俗の思想
28
折口信夫「先生の学問」
29~30
丸山眞男『日本政治思想史研究』
66,90
マルクス『資本論』
134~5
フロイト『精神分析入門』著作集1
149~150,157,167,192
田山花袋「妻」全集1
154~6,160,163
夏目漱石書簡
188
夏目漱石「夢十夜」
折口信夫
207
國の崎々
209~210
神道宗教化の意義
210~211
神道の史的価値
211~2
ウェーバー『儒教と道教』
219~220
小野武夫
『農村史』
182~3,191
1908
岩野泡鳴、正宗白鳥
イプセン会 座談会
新思潮 第五号
旧柳田論参考文献(登場順)
19
山口昌男
「柳田 国文学
27~8
益田勝美
民俗の思想
28
折口信夫「先生の学問」
29~30
丸山眞男『日本政治思想史研究』
49
思想と年齢 (1955年) (角川文庫)
アラン (文庫)
66,90
マルクス『資本論』
82,130~1
世界大思想〈第6巻〉ベーコン (1966年)
ベーコン (単行本)
105~6
生きることと考えること (講談社現代新書 240) [新書]
森 有正 (著)
うひ山ふみ123~4/鈴屋答問録271 (岩波文庫 黄 219-1)
本居 宣長 (文庫)
本居宣長「うひ山ぶみ」 (講談社学術文庫)
白石 良夫(全訳注) (文庫)
134~5
フロイト『精神分析入門』著作集1
149~150,157,167,192
田山花袋「妻」全集1
154~6,160,163
夏目漱石書簡
182~3,191
1908
岩野泡鳴、正宗白鳥
イプセン会 座談会
新思潮 第五号
188
夏目漱石「夢十夜」
折口信夫
207
國の崎々
209~210
神道宗教化の意義
210~211
神道の史的価値
211~2
ウェーバー『儒教と道教』
219~220
小野武夫
『農村史』
223@@
オルテガ著作集〈第8〉 (1970年)
233~4
文明化した人間の八つの大罪
コンラート・ローレンツ (単行本)
236~7
寺田透「うぶすなと呪詞神」『寺田透評論』6
247~8
ルースベネディクト『文化の型』
256~7
ポールヴァレリー「オランダからの帰り道」全集9
263@@
本居宣長『古事記伝』全集9
264,272,273
玉勝間
271,273
玉の小櫛 全集4
柳田・折口における周辺的現実--民俗学と人間科学 (柳田国男と折口信夫--日本人の原像を求めて(特集)) -- (日本的なものの原型への視座)
山口 昌男
国文学 解釈と教材の研究
国文学 解釈と教材の研究 18(1), 10-16, 1973-01
学灯社
それ以外の旧柳田論参考文献(五十音順。重複あり、作業中):
49
アラン『思想と年齢』 (1955年) (角川文庫)
256~7
(ポール・)ヴァレリー「オランダからの帰り道」全集9
211~2
ウェーバー『儒教と道教』
219~220
小野武夫『農村史』
28
折口信夫「先生の学問」『柳田国男研究』1973
207
折口信夫「國の崎々」全集22
209~210
折口信夫「神道宗教化の意義」 全集20、講談社文芸文庫『~天皇論集』
210~211
折口信夫「神道の史的価値」 全集2
223@@
オルテガ「観念と信念」『オルテガ著作集』〈第8〉 (1970年)
149~150,157,167,192
田山花袋「妻」全集1
236~7
寺田透「うぶすなと呪詞神」『寺田透・評論』6
154~6,160,163
夏目漱石書簡
188
夏目漱石「夢十夜」
33@(219~220),184~5@(219~220)
花田清輝「柳田国男について」(松川哲夫編『花田浦輝評論集』所収、岩波文庫、一九九三年)
134~5
フロイト『精神分析入門』著作集1
82,130~1
ベーコン『ノヴム・オルガヌム』世界大思想〈第6巻〉 (1966年)
247~8
(ルース・)ベネディクト『文化の型』
27~8
益田勝美「民俗の思想」
66,90
マルクス『資本論』
29~30
丸山眞男『日本政治思想史研究』
(41)
村井紀『南島イデオロギーの発生』(福武書店、一九九二年)
123~4
本居宣長『うひ山ふみ123~4/鈴屋答問録271』 (岩波文庫 黄 219-1) 本居 宣長 (文庫)
本居宣長「うひ山ぶみ」 (講談社学術文庫) 白石 良夫(全訳注) (文庫)
263@@
本居宣長『古事記伝』全集9
264,272,273
玉勝間
271,273
玉の小櫛 全集4
105~6
森 有正 『生きることと考えること 』(講談社現代新書 240) [新書]
182~3,191
柳田国男、岩野泡鳴、正宗白鳥 イプセン会 座談会 新思潮 第五号 1908
(52)
柳父章『翻訳語の論理』
19
山口昌男「柳田・折口における周辺的現実--民俗学と人間科学」 (柳田国男と折口信夫--日本人の原像を求めて(特集)) -- (日本的なものの原型への視座)「国文学 解釈と教材の研究」18(1), 10-16, 1973-01 学灯社
16
吉本隆明「無方法の方法」(1963.9「定本柳田国男集第一巻」月報21及び『月報合本』筑摩書房に掲載。「吉本隆明全著作集7」勁草書房に収録 。「柳田国男論集成」1990.11.1JICC出版局に収録)
233~4
(コンラート・)ローレンツ 『文明化した人間の八つの大罪』
それ以外の旧柳田論参考文献(五十音順。重複あり、作業中):
49
アラン『思想と年齢』 (1955年) (角川文庫)
256~7
(ポール・)ヴァレリー「オランダからの帰り道」全集9
211~2
ウェーバー『儒教と道教』
219~220
小野武夫『農村史』
28~
折口信夫
28
「先生の学問」『柳田国男研究』1973
207
「國の崎々」全集22
209~210
「神道宗教化の意義」 全集20、講談社文芸文庫『~天皇論集』
210~211
「神道の史的価値」 全集2
223@@
オルテガ「観念と信念」『オルテガ著作集』〈第8〉 (1970年)
149~150,157,167,192
田山花袋「妻」全集1
236~7
寺田透「うぶすなと呪詞神」『寺田透・評論』6
154~
夏目漱石
154~6,160,163
書簡
188
「夢十夜」
33@(219~220),184~5@(219~220)
花田清輝「柳田国男について」(松川哲夫編『花田浦輝評論集』所収、岩波文庫、一九九三年)
134~5
フロイト『精神分析入門』著作集1
82,130~1
ベーコン『ノヴム・オルガヌム』世界大思想〈第6巻〉 (1966年)
247~8
(ルース・)ベネディクト『文化の型』
27~8
益田勝美「民俗の思想」
66,90
マルクス『資本論』
29~30
丸山眞男『日本政治思想史研究』
(41)
村井紀『南島イデオロギーの発生』(福武書店、一九九二年)
123~
本居宣長
123~4,271
『うひ山ふみ123~4/鈴屋答問録271』 (岩波文庫 黄 219-1) 本居 宣長 (文庫)
「うひ山ぶみ」 (講談社学術文庫) 白石 良夫(全訳注) (文庫)
263@@
『古事記伝』全集9
264,272,273
『玉勝間』
271,273
『玉の小櫛』全集4
105~6
森 有正 『生きることと考えること 』(講談社現代新書 240) [新書]
182~3,191
柳田国男、岩野泡鳴、正宗白鳥 イプセン会 座談会 新思潮 第五号 1908
(52)
柳父章『翻訳語の論理』
19
山口昌男「柳田・折口における周辺的現実--民俗学と人間科学」 (柳田国男と折口信夫--日本人の原像を求めて(特集)) -- (日本的なものの原型への視座)「国文学 解釈と教材の研究」18(1), 10-16, 1973-01 学灯社
16
吉本隆明「無方法の方法」(1963.9「定本柳田国男集第一巻」月報21及び『月報合本』筑摩書房に掲載。「吉本隆明全著作集7」勁草書房に収録 。「柳田国男論集成」1990.11.1JICC出版局に収録)
233~4
(コンラート・)ローレンツ 『文明化した人間の八つの大罪』
それ以外の旧柳田論参考文献(五十音順。重複あり、作業中):
アラン『思想と年齢』 (1955年) (角川文庫) 49
(ポール・)ヴァレリー「オランダからの帰り道」全集9、256~7
ウェーバー『儒教と道教』211~2
小野武夫『農村史』219~220
折口信夫
「先生の学問」『柳田国男研究』1973、28
「國の崎々」全集22、207
「神道宗教化の意義」 全集20、講談社文芸文庫『~天皇論集』209~210
「神道の史的価値」 全集2、210~211
オルテガ「観念と信念」『オルテガ著作集』〈第8〉 (1970年)223@@
田山花袋「妻」全集1、149~150,157,167,192
寺田透「うぶすなと呪詞神」『寺田透・評論』6、236~7
夏目漱石
書簡154~6,160,163
「夢十夜」188
花田清輝「柳田国男について」(松川哲夫編『花田浦輝評論集』所収、岩波文庫、一九九三年)33@(219~220),184~5@(219~220)
フロイト『精神分析入門』著作集1、134~5
ベーコン『ノヴム・オルガヌム』世界大思想〈第6巻〉 (1966年)82,130~1
(ルース・)ベネディクト『文化の型』247~8
益田勝美「民俗の思想」27~8
マルクス『資本論』66,90
丸山眞男『日本政治思想史研究』29~30
村井紀『南島イデオロギーの発生』(福武書店、一九九二年)(41)
本居宣長
『うひ山ふみ123~4/鈴屋答問録271』 (岩波文庫 黄 219-1) 本居 宣長 (文庫)
「うひ山ぶみ」 (講談社学術文庫) 白石 良夫(全訳注) (文庫)123~4,271
『古事記伝』全集9、263@@
『玉勝間』、264,272,273
『玉の小櫛』全集4、271,273
森 有正 『生きることと考えること 』(講談社現代新書 240) [新書]、105~6
柳田国男、岩野泡鳴、正宗白鳥 イプセン会 座談会 新思潮 第五号 1908、182~3,191
柳父章『翻訳語の論理』 (52)
山口昌男「柳田・折口における周辺的現実--民俗学と人間科学」 (柳田国男と折口信夫--日本人の原像を求めて(特集)) -- (日本的なものの原型への視座)「国文学 解釈と教材の研究」18(1), 10-16, 1973-01 学灯社19
吉本隆明「無方法の方法」(1963.9「定本柳田国男集第一巻」月報21及び『月報合本』筑摩書房に掲載。「吉本隆明全著作集7」勁草書房に収録 。「柳田国男論集成」1990.11.1JICC出版局に収録)16
(コンラート・)ローレンツ 『文明化した人間の八つの大罪』233~4
柄谷行人は「柳田国男試論」(91頁)のなかで次のように書いている。
「柳田の倫理学は、人間と人間の関係にではなく、人間と自然あるいは自然と自然との関係にすえられている。そのなかで、精神はなにをなしうるか。柳田が突きつめて考えていたのはそういう問題だ。そこに、あの方法的意志があらわれる。方法的であることによってしか、精神は存立することはできない。精神が負わされた宿命を、柳田国男ほどに考え且つ実行した人を私は知らないのである」
http://sunakago.hateblo.jp/entry/2013/12/21/054812
関連
139
276頁
柳田国男論集成
吉本 隆明著
エディション: ハードカバー
5つ星のうち 4.0 『共同幻想論』以降の柳田国男論, 2014/2/8
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レビュー対象商品: 柳田国男論集成 (ハードカバー)
吉本隆明による『共同幻想論』以降の柳田国男論がまとめられている。
農政学、田山花袋との関係、旅に関する論考等、包括的で重心が低い文章で、『共同幻想論』における柳田国男論より重要だ。
「連環想起法」(278頁)という吉本による柳田学の規定も正しい。ちなみにこの規定の載った「無方法の方法」の別の箇所に柄谷行人はインスクリプト『柳田国男論』で批判的に言及している。
文庫化が望まれる。
吉本が考察していて柄谷が無視している山人の属性に製鉄民としてのそれがある。
支配者と被支配者というよりも
、支配者側に二種類あった。
出雲神話などはそれを伝える。
農民と製鉄民は農業と工業の関係に近い。
今は工業が強いが。
『柳田国男論集成』吉本 隆明著
旧柳田国男論(16頁)で柄谷が引用している「無方法の方法」所収。
吉本が考察していて柄谷が無視している山人の属性に製鉄民としてのそれがある。
支配者と被支配者というよりも、支配者側に二種類あった。
出雲神話などはそれを伝える。
農民と製鉄民は農業と工業の関係に近い。
今は工業が強いが。
柄谷の場合、先住民としての山人と後からきた山の人生などに描かれた山民が区別される
椎葉村村民も実は後者だが、前者への研究を促したとされる
遊動論70頁
『柳田国男論集成』吉本 隆明著
旧柳田国男論(16頁)で柄谷が引用している「無方法の方法」所収。
吉本が考察していて柄谷が無視している山人の属性に製鉄民としてのそれがある。283頁
支配者と被支配者というよりも、支配者側に二種類あった。
出雲神話などはそれを伝える。
農民と製鉄民は農業と工業の関係に近い。
今は工業が強いが。
柄谷の指摘では、先住民としての山人と後からきた山の人生などに描かれた山民が区別される。
椎葉村村民も実は後者だが、前者への研究を促したとされる。
遊動論70頁
農民と交易のあった山民は「遊牧民」的な存在に区分されるのだろう。
『柳田国男論集成』吉本 隆明著
旧柳田国男論(16頁)で柄谷が引用している「無方法の方法」所収。
吉本が考察していて柄谷が無視している山人の属性に製鉄民としてのそれがある。(前掲書283頁参照)。
支配者と被支配者というよりも、支配者側に二種類あった。
出雲神話などはそれを伝える。
農民と製鉄民との関係は農業と工業の関係に近い。
今現在は工業が強いが、長年歴史的には逆だった。
柄谷の指摘では、先住民としての山人と後からきた『山の人生』などに描かれた山民が区別される。
椎葉村村民も実は後者だが、前者への研究を促したとされる(『遊動論』70頁参照)。
農民と交易のあった山民は「遊牧民」的な存在に区分されるのだろう。
『柳田国男論集成』吉本 隆明著
旧柳田国男論(16頁)で柄谷が引用している「無方法の方法」所収。
吉本が考察していて柄谷が無視している山人の属性に製鉄民としてのそれがある。(前掲書283頁参照)。
支配者と被支配者というよりも、支配者側に二種類あった。
出雲神話などはそれを伝える。
農民と製鉄民との関係は農業と工業の関係に近い。
今現在は工業が強いが、長年歴史的には逆だった。
柄谷の指摘では、先住民としての山人と後からきた『山の人生』などに描かれた山民が区別される。
椎葉村村民も実は後者だが、前者への研究を促したとされる(『遊動論』70頁参照)。
農民と交易のあった鍛治職人などを含む山民は「遊牧民」的な存在に区分されるのだろう。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796600329/
『柳田国男論集成』吉本 隆明著
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796600329/
旧柳田国男論(16頁)で柄谷が引用している「無方法の方法」所収。
吉本が考察していて柄谷が無視している山人の属性に製鉄民としてのそれがある。(前掲書283頁参照)。
支配者と被支配者というよりも、支配者側に二種類あった。
出雲神話などはそれを伝える。
農民と製鉄民との関係は農業と工業の関係に近い。
今現在は工業が強いが、長年歴史的には逆だった。
柄谷の指摘では、先住民としての山人と後からきた『山の人生』などに描かれた山民が区別される。
椎葉村村民も実は後者だが、前者への研究を促したとされる(『遊動論』70頁参照)。
農民と交易のあった鍛治職人などを含む山民は「遊牧民」的な存在に区分されるのだろう。
5つ星のうち 4.0 『共同幻想論』以降の柳田国男論, 2014/2/8
By yojisekimoto (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
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レビュー対象商品: 柳田国男論集成 (ハードカバー)
吉本隆明による主に『共同幻想論』以降の柳田国男論がまとめられている。
農政学、田山花袋との関係、旅に関する論考、山人関連等、包括的で重心が低い文章が並び、『共同幻想論』(1968年)における柳田国男論より核心をついている。
「連環想起法」(278頁)という吉本による柳田学の規定も正しい。ちなみにこの規定の載った「無方法の方法」(初出1963年)の別の箇所に柄谷行人はインスクリプト『柳田国男論』で批判的に言及している。
文庫化が望まれる。
『柳田国男論集成』吉本 隆明著
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796600329/
旧柳田国男論(16頁)で柄谷が引用している「無方法の方法」所収。
吉本が考察していて柄谷が無視している山人の属性に製鉄民としてのそれがある。(前掲書283頁参照)。
支配者と被支配者というよりも、支配者側に二種類あった。
出雲神話などはそれを伝える。
農民と製鉄民との関係は農業と工業の関係に近い。
今現在は工業が強いが、長年歴史的には逆だった。
柄谷の指摘では、先住民としての山人と後からきた『山の人生』などに描かれた山民が区別される。椎葉村村民も実は後者だが、前者への研究を促したとされる。
(『遊動論』193,70頁参照)
農民と交易のあった鍛治職人などを含む山民は「遊牧民」的な存在に区分されるのだろう。
『柳田国男論集成』吉本 隆明著
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796600329/
旧柳田国男論(16頁)で柄谷が引用している「無方法の方法」所収。
吉本が考察していて柄谷が無視している山人の属性に製鉄民としてのそれがある。(前掲書283頁参照)。
支配者と被支配者というよりも、支配者側に二種類あった。
出雲神話などはそれを伝える。
農民と製鉄民との関係は農業と工業の関係に近い。
今現在は工業が強いが、長年歴史的には逆だった。
柄谷の指摘では、先住民としての山人と後からきた『山の人生』などに描かれた山民が区別される。椎葉村村民も実は後者だが、前者への研究を促したとされる。
(『遊動論』194,70頁参照)
農民と交易のあった鍛治職人などを含む山民は「遊牧民」的な存在に区分されるのだろう。
813 :考える名無しさん:2014/04/17(木) 18:32:22.41 0
吉本隆明「情況への発言(一九七四年三月)」
わたしが、柳田について感想をのべたのは、柄谷の引用している「無方法の
方法」という十枚前後の月報文章だけにちかい、といってよい。
柄谷のここでやっている詐術は、まず、わたしがまとまった柳田国男論を
やり、それを「無方法の方法」というところに集約していると、読者に印象
づける書きっ振りをしているところにある。第二の詐術は、わたしの
〈方法〉と〈体系〉が、柄谷のこの雑文ごときで片がつくと読者に
思わせようとしているところにある。
わたしの〈方法〉の背後にも〈体系的叙述〉の背後にも、柄谷の言いぐさを
かりれば「その叙述形式とはべつに一つの明瞭な内的体系」があることを、
見てみぬふりをしているにすぎない。柄谷が、〈ブント〉についていた
頃は、「年から年中騒ぎ立てている急進主義者」(柄谷自身の言葉―註)
であり、〈柳田国男〉を試論すれば、たちまち「世間」とか「分別」とかを
尊重する若年寄に変貌してしまう、といっただらしなさや、小利巧さや、
幼稚さを挙げつらっても仕方がない。「内省の学」ではないような学問は
空疎な知識だという柄谷の文章のどこに、柄谷の現在軽蔑する「急進
主義者」から「世間」や「分別」に感心する小廻りのきく〈オポチュニスト〉
に変貌した過程への「内省」があるのか。
まことに、柄谷のいうとおり「変えるということは『反省』することにほか
ならない」のだ。
柄谷の詐術はもっとある。たとえば柄谷が「柳田を批判する急進主義者に
欠けているのは、知るということ自体のラディカリズムである。また、柳田
が土着思想を発掘したなどというのは甚だしい迷妄である」と書くとき、
ほとんどハレンチとしかいいようのない詐術をやっている。
あるいは、柄谷が勝手につくりだした俗耳に入りやすい標的かもしれないと
思う。
814 :考える名無しさん:2014/04/17(木) 18:34:15.81 0
それを推察できないとすれば、柄谷が頓馬であることを物語っているか、
あるいは柄谷が故意に知らぬふりをして「甚だしい迷妄である」などと
いう、カッコイイ見得を切りたいつまらぬ男であることを証明しているに
すぎない。
柳田国男など、ろくに読んだこともないで書いている柄谷には、いい薬に
なるから記しておこう。
わたしに附き合えないのに、文壇のメダカ批評家である柄谷などに附き
合えるはずがない。わたしは「世間」とか「分別」とかいうものの内実を、
実践的に拒否するがゆえに、対象化の欲求をもつので、それ以外に「世間」
の概念に感心した振りをしているのは、アランのような西洋的な思想
コットウ屋か、生イカを喰べれば色白になると言われて、生イカを喰べて
本当に色白になってしまう女とおなじく、対象に乗り移って、ほんとうに
日本共産党の理論(?)機関誌『前衛』(一九七四年一月)に、「吉本
隆明氏によるマルクス主義の『変革』」という、ポンチ絵まがいの批判を
書いている野村昂という人物も、柄谷とは立場こそちがえ、おなじ病いと
しかいいようがない。
いったい柄谷にしろ、この野村という人物にしろ、わたしの仕事を、だしに
つかったり批判したりするのに、一カ月のやっつけ仕事で可能だと思って
いるのか。
(一九七四・一・二三)
815 :考える名無しさん:2014/04/17(木) 19:22:11.31 0
吉本はポーランド自主労組「連帯」を支持していた。吉本が組織的
闘争を何でも否定していたとするのは間違いでありデマである。たとえ
細部で意見が違っているとしても従来の階級構造や秘密主義・閉鎖性
を破っていると思えるかぎり、組織的闘争は否定しなかったはずで
ある。
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吉本隆明の『共同幻想論』の要点を、わかりやすく説明してもらえますか。
komakomarkさん 2012/09/09 18:34:12
吉本隆明の『共同幻想論』の要点を、わかりやすく説明してもらえますか。
回答数:1 閲覧数:296 お礼:知恵コイン25
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taro2hana2002さん 2012/09/09 22:24:37
マルクスの唯物史観に対する前向きな批判の書。マルクスの理論において、経済は社会の下部構造であり、その進化によって上部構造である国家の形態が変わってゆくと説明した。
これに対して、吉本隆明は柳田國男の遠野物語の分析により、人々の意識によって妖怪という共同幻想を形成されてゆく過程を検証した。吉本は国家という存在は上部構造ではなく共同幻想の産物であると説く。また、経済もおなじく、人々の意識が生み出した幻想なのである。
つまり、社会体制の変化は経済体制の進化によるものではなく、人々の意識の進化によるものだ、というのがその要旨。
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質問した人からのコメント2012/09/10 07:37:18
ありがとうございます。
817 :考える名無しさん:2014/04/18(金) 16:59:54.09 0
綿野恵太
@edoyaneko800
インスクリプトから柄谷行人の単行本未収録連載をまとめた『柳田国男論』
が刊行されるとのこと。この連載に対し吉本隆明が「情況への発言」で
過剰に反応したのは有名。戦後思想史において重要なテキストが手に入る
ようになったのは大変喜ばしい。http://www.inscript.co.jp/b1/978-4-900997-38-7
20:00 - 2013年10月18日
佐々木真 @sasaki_makoto 10月19日
@edoyaneko800 そうなんですか。吉本の死後だから出すのかな。最近、柄谷氏は死者の霊について語ってますが
綿野恵太 @edoyaneko800 10月19日
@sasaki_makoto 吉本の死はあまり関係ないかと思います。文学界で連載が始まったからではないでしょうか。
70 :考える名無しさん:2014/04/19(土) 02:26:41.58 0
柄谷行人、絓秀実、渡部直己「遊戯と建築」『抒』№2 インタビュー
渡部 吉本さんのはなしが出たので最後にお訊きしますけれど、小林秀雄とか吉本隆明とか、
ご自分より上の世代の批評家について、現在はどんな感想をおもちですか。
柄谷 なによりもまず日本で批評を書いている人間の宿命みたいなものがありますよね。吉
本さんについてもぼくはその点でしか考えていない。ぼくがこんなことをいうとまずいけれ
ども、小林秀雄はいいと思っているんですよ(笑)。あとはだれもいないと思っている。ほんというと。
渡部 どんな点で?
柄谷 あるゆる点で。「霊界」もふくめてね(笑)。まえに中上(健次)とふたりで「小林
秀雄をこえて」といったときは、ほかのひとは一山いくらという感じで……やったわけですよ。
それはとにかく、小林でも吉本でも日本でものを考えている。ぼくはその条件にいつも引っ
かかってしまうんですよ。きみらはしきりにぼくが戯れることを恐れているとかいうけれど
も、戯れるってのはやはり特権的な行為であって、たとえば日本語の富をじゅうぶんにもっ
ているひとが戯れられるのだと思う。これが在日朝鮮人だとずいぶん複雑なものでね。ぼく
は、意図的に、自分を特権なしの立場においているわけです。この関係においてみれば、吉
本さんのやりかたではだめだと思う。
絓 あれは一種の大東亜戦争でしょう。吉本理論をもって西欧にむかって玉砕する(笑)。
71 :考える名無しさん:2014/04/19(土) 02:29:20.72 0
柄谷 だけど、基本的にはぼくは小林・吉本の系譜というか、その負い目みたいなものを引
きずっていますね。厳密に形式的にやろうとする志向は、だからそんな条件を背負っている
という自覚にもとづくわけで、かならずしも資質だけの問題ではない。そうしないとどこか
で逃げたかたちになるだろう。日本語の豊かさとかへね。どこの言語も豊かであったり貧し
かったりするわけじゃないんだ。さっき自分から選んだ貧しさといったけれども、日本人が
ものを考えるときに強いられるどうしようもない貧しさについての意識がある。きみらやほ
かのひとがどうみようと、ぼくはやはりその貧困をひきうけざるをえないという感じでね。
デリダみたいな遊びはできないし、おなじような遊びかたは歴史的にもう許されていないはずだとも思うし……。
絓 なんでそう自由になれないんだろう。小林・吉本の負い目というけれど、やはり世代的
な問題じゃないのかな。遊ぼう遊ぼうと思いつつどんどんキマジメになってしまう六〇年世
代。負い目ってのは倫理でしょ。
602 :無断テープ起こし:2014/03/27(木) 01:29:50.45 0
高澤 柄谷さんは吉本隆明さんとどういう出会いを?
柄谷 …大学のそばに引っ越そうとして、斡旋する場所に行ったら近くにあったんで。田端の駅
からに近い。開成とかあって。降りた所に吉本の家があって田端の風呂屋を捜して…「試行」と
いうのをとろうと思って見るとすぐそこなんですよ。家が出版社だから。
高澤 いきなり申し込みに行ったんですか?
柄谷 その時に始めて風呂屋に行こうと思っただけ。それから吉本宅を訪ねて。割とよく行
ってましたね。年に二三回は。
高澤 読者にとどまらず「試行」に投稿とかそう言うこと一切しなかったですね?
柄谷 彼はそう言うことはいわなかった。吉本さんは面白い人で、僕にいろいろ忠告してくれた。
あなたはもっと商業誌に書けばいいんですよ。色のついた雑誌はダメだ。「試行」も含めて。
高澤 そういう吉本隆明はいいですね。
柄谷 いいんですよ。よければ小林秀雄も通るんだ。中野重治も「新潮」でやってるじゃないか。
自分が真っ赤になればいい。彼はむしろ「試行」に書くなという感じだった。色はつかないほうがいい…
柄谷&高澤@東京堂20120330『政治と思想』刊行記念
吉本隆明「情況への発言(一九八六年十一月) 海路の日和」
『完本 情況への発言』(洋泉社)
柄谷の『日本近代文学の起源』など柳田国男の『明治大正史(世相篇)』の模倣でしかない。
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