水曜日, 9月 02, 2015

フロー循環図

*MMT現代貨幣理論を推進するケルトン教授は、
循環型のイメージを政府予算について持つのは危険だと言っている。
https://nam-students.blogspot.com/2019/05/blog-post_7.html
とはいえ信用レベルの新たな循環が必要になる。
                ( 経済学リンク::::::::::
NAMs出版プロジェクト: フロー循環図
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_38.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: フロー経済図:改訂版
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_88.html
NAMs出版プロジェクト: フローと図式
http://nam-students.blogspot.jp/2015/06/blog-post_3.html
NAMs出版プロジェクト: フロー循環図:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_12.html
NAMs出版プロジェクト: お金の流れ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_22.html
【三面等価の原則】 (佐野進策講演録より他)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_4.html 
NAMs出版プロジェクト: 需要と供給(参考メモ)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_12.html

NAMs出版プロジェクト: 貿易収支: メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_93.html
NAMs出版プロジェクト: 効用関数と無差別曲線
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_18.html
AD-AS曲線(『らくらくマクロ経済学入門』より)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/ad-as.html
NAMs出版プロジェクト: 新・経済循環フロー図:試作
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_20.html 
NAMs出版プロジェクト: ニコラス・バーボン
https://nam-students.blogspot.jp/2016/07/blog-post_17.html 

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
輸出
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎

  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行
⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎
 
  | |         
金融         | |
  | | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要


限界効用を予算線において最大化させたものをプロットしたのが需要曲線。?
等費用曲線で費用最小化したものをプロットしたのが供給曲線。?


上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給Oc
 お金の流れ------➡︎d市場s⬅︎--------- 輸出    資本財Ok
  |支出C   均衡点E_\/    販売された財・|   ___市場___ 
  (=GDP)      /\       サービス| 投資支出I\/   |
  |  -------⬅︎s  d➡︎-------  |  |  _/\_  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入|\|__| |s  d| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) ⬆︎____|    | |
  | |         |政府購入G   産出|\|____     ⬇︎ ⬆︎
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | _  |    | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎/ | |____| |
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /  |________|
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業】  ________
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \  |  ____  |
  ⬇︎ ⬆︎ S預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎\_| |    | |
  | |         金融         | |____|    | |
  | | -民間貯蓄S➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    |/|____     ⬆︎ ⬇︎
  | |所得Y           I  生産へ| ⬇︎__  | 原料・| |
  | (=GDP)   生産要素     の投入|/|  | |中間財 | |
  |  -------⬅︎d市場s➡︎-------  |  | |_市場_| |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|  |   \/   |
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)  |___/\___|
   ---------➡︎s  d⬅︎---------      s  d
      労働の供給        労働の需要

           支出 →  生産
            ↑  ↙︎
           分配

(分配)      (生産)        (支出)
国内所得Y=国内生産(OC+OK)=国内支出(消費C+投資I(+政府支出or政府購入G))【三面等価の原則】
GDP(国内総生産)=Oc+Ok  NDP(国内純正産)=GDP-資本減耗
Y=NDP=C+I(三面等価原則) Y=C+S(所得処分)
:S=I=◁K(資本蓄積)     S=I(ケインズ一般理論第6章より)
開放経済においては投資Iと貯蓄Sは一致しない(ブランチチャード講義、邦訳58頁)。

投資関係式を考慮すれば、財市場の均衡条件は次式のようになる(ブランシャール上、邦訳140,148頁)。

IS関係: Y =C(Y-T)+I(Y,i)+G
      _  \___________/
      生産    需要(Cは消費、Tは純税、Gは政府購入) 

LM関係: M/P=YL(i)
(名目貨幣ストックM/物価水準P、実質貨幣ストックM/P、所得Y、実質貨幣需要L、利子率i)

http://blog.livedoor.jp/sowerberry/archives/21465519.html
訳注1 貨幣供給と貨幣需要の均衡を表すLM関係の式、M/P=YL(i) (i=名目利子率) では、左辺が貨幣供給を、右辺が貨幣需 要を表している。名目貨幣ストックMが一定でも、物価水準Pが減少すれば、M/Pは増加する。M/Pが貨幣供給を表しているので、「実質的に」貨幣供給が 増えることになり、金融緩和(この場合はMが増える)と同じように、LM曲線が下にシフトする。

http://web.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~shugo-y/IM2014_No2.pdf
   貨幣需要のポイント
      + −
    L (Y , i )
   取引需要 , 投機需要

  ケインジアンの交差図における政府購入の増加、租税の減少:
   |             / _計画支出
  支|           B/_ー
  出|           /ー    政府購入の増加は計画支出を情報にシフトさせ…
  ・|         _ー|  ⬆︎ _(減税も同じ効果)
  E|       _ー/ | _ー
   |     _ー /  _ー
   |   _ー  / _ー|
   | _ー   /_ー  |
   |ー    /ー    |
   |   _ー|A    |
   | _ー/ |     |
   |ー /  |     |
   | /   |     |
   |/45度_|_____|_______
            ➡︎    所得・生産(Y)
       均衡所得を増加させる
        
(マンキューマクロ上邦訳旧第二版270-3頁より)


上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 輸出    資本財
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|   ___市場___ 
  (=GDP)      /\       サービス|  |   \/   |
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |  |  _/\_  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入|\|__| |S  D| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) ⬆︎____|    | |
  | |         |政府購入    産出|\|____     ⬇︎ ⬆︎
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | _  |    | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎/ | |____| |
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /  |________|
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業】  ________
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \  |  ____  |
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎\_| |    | |
  | |         金融         | |____|    | |
  | | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    |/|____     ⬆︎ ⬇︎
  | |                 生産へ| ⬇︎__  | 原料・| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入|/|  | |中間財 | |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |  | |_市場_| |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|  |   \/   |
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)  |___/\___|
   ---------➡︎S  D⬅︎---------      S  D
      労働の供給        労働の需要


上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 輸出     資本財
  |支出    均衡点E_(r    販売された財・|   ___市場___   
  (=GDP)      /\_      サービス|  |   \/   |  
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |  |  _/\_  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |__| |S  D| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP)/⬆︎____|    | |
  | |         |政府購入    産出| |____     | |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         |/| _  |    | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎/ | |____| |
  ( r ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /  |________|
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業】  ________
  / \_⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \  |  ____  |  
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎\_| |    | |
  | |         金融         |\|____|    | |
  | | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |____     | | 
  | |                 生産へ|\⬇︎__  | 原料・| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |  | |中間財 | |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |  | |_市場_| |
  |         E_(r均衡点   賃金・地代|  |   \/   |
  |労働・土地・資本   /\_  ・利潤(=GDP)  |___/\___|
   ---------➡︎S  D⬅︎---------      S  D
      労働の供給        労働の需要


              需要
            ↗︎    ↘︎
           所得  ← 生産 
GDP」とは - Gross Domestic Product。国内総生産。 一年間に国内の生産活動による商品・サービスの産出額から原材料などの中間投入額を控除した付加価値の合計をさす。Grossとは減価償却などの固定資本減耗を含めた値、という意味で国内純生産と区別される。

(分配)      (生産)            (支出)      
国内所得Y=国内生産(OC+OK)=国内支出(消費C+投資I(+政府支出G))【三面等価の原則】 


    ケインジアンの交差図:  
  計|            現実支出
  画|           /Y=E
  支|          / 
  出|         /   _ー
  E|        /  _ー
   |       / _ー 計画支出
   |      /_ー   E=C+I+G
   |_____/ー    
   |   _ー|A    
   | _ー/ |     
   |ー /  |     
   | /   |     
   |/45度_|__________
       均衡所得   所得・生産(Y)
  ケインジアンの交差図の均衡はA点である。
  均衡点では所得(現実支出)Yと計画支出Eが等しい。

 Yで表されるGDPは、総所得に等しいだけでなく、財・サービスに対する現実の総支出にも等しいことを思い出すと、均衡条件は次のように書ける。
   現実支出=計画支出
     Y = E
 図の45度線は、この条件が当てはまる点を集めたものである。計画支出関数を加えると、この図はケインジアンの交差図となる。この経済の均衡は、計画支出関数が45度線と交わるA点である。
(マンキューマクロ入門篇邦訳旧第二版268頁より)
             A
 消費者需要     生産物市場      産業界供給
 (相対的限界効用            (限界費用が価格
  の比例性)     P\/B      に等しい)
     ➡︎      B/\P        ⬅︎
   ⬆︎                     ⬆︎ 
  【公衆】       ➡︎         【産業界】
(Public)     S        (Business)
 相対的効用   ⬆︎S     S⬇︎     生産関数が
 選好または       S         投入と産出
 無差別曲線       ⬅︎         を結ぶ
   ⬇︎                     ⬇︎
     ➡︎      B\/P       ⬅︎
 要素供給       P/\B       派生要素
 (非効用:レジャー           (限界生産物の
  選好:財産所有)  要素市場       比例性)
             E

第32-1図〈何を〉〈いかに〉〈誰のために〉は一般均衢的な価格付けによリ决定される
貨幣は右まわりの循環をしているが、その一つの結節点たとえばAでは、消費者需要が
産業界供給と出会って、それぞれの財の均価恪と均衡数量とを決定することが示されて
ある。同樣に、E点では、産業界の派生要素需要が公衆の要素供給と出会って、諸要素の
均衛価格と均衡数量とを決定する。

サミュエルソン『経済学』11ed邦訳1987年版下669頁より
                   
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)|| (--助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄⬇︎⬆︎政府赤字    【企\業
  / \ ⬅︎利子・貸付け【銀行】(---融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎ 金融 ⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎
  | |   民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要
  下降(デフレ)財優勢→ 利 子 率 ←貨幣優勢(インフレ)上昇

旧フロー図の中央がT字になっていたが 、これは本来十字になっていなければならない。
つまり、正社員雇用を援助するなど雇用面への政府、金融面での銀行の援助が常態化していなければ全体としては不十分なのだ。企業買収海外貿易に関しては枠外にあると考えることも出来る。

                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出    均衡点E_(r    販売された財・|
  (=GDP)      /\_      サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |

  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | 輸出
 U⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎L 
  ( r ---所得税➡︎【政府⬅︎保険・法人税)( r
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業
  / \_⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \_
 x⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎K
 …| | --民間貯蓄➡︎金融市場➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_(r均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\_  ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要
  下降(デフレ)財優勢← 利 子 率 →貨幣優勢(インフレ)上昇




   需要
 ↗︎    ↘︎
所得  ← 生産
 
ブランシャール上59頁

上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎ 金融 ⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎
  | |   民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |
  | |        (銀行)     生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要

4 :
上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |

  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】     公的貯蓄⬆︎政府赤字    【企\業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎ 金融 ⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎
  | |   民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要


上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |

  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎)⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税 \ /
 【家\計】     公的貯蓄⬆︎政府赤字    【企\業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎)/ \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎ 金融 ⬅︎利息・取付け ⬆︎ ⬇︎
  | |         市場         | |
  | |   民間貯蓄➡︎    ➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要

上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎)⬇︎ ⬆︎

  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税 \ /
 【家\計】        公的貯蓄      【企\業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎ (----融資➡︎)/ \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎ 金融 ⬅︎利息・取付け ⬆︎ ⬇︎
  | |         市場⬆︎政府赤字    | |
  | |   民間貯蓄➡︎    ➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要
              


上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |

  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎)⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税 \ /
 【家\計】        公的貯蓄      【企\業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎ (----融資➡︎)/ \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け ⬆︎ ⬇︎
  | |       政府赤字⬆︎        | |
  | |  民間貯蓄➡︎ 金融市場 ➡︎投資⬆︎   | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要
              


上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎)⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税 \ /

 【家\計】       公的貯蓄       【企\業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎ (----融資➡︎)/ \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け ⬆︎ ⬇︎
  | |       政府赤字⬆︎        | |
  | |   民間貯蓄➡︎ 金融 ➡︎投資⬆︎    | |
  | |         市場      生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要
              


☆マンキューマクロ経済学入門編
         図3-1経済における貨幣のフロー循環図1:2:3,66頁

    所得                  要素費用支払
 -------------生産要素市場☆⬅︎------------
|                                 |
|   民間貯蓄                          |
|  -----------➡︎金融市場☆-------       |
| |             ⬆︎          |      |
| |             |公的貯蓄      |      |
| |             |          |      |
⬇︎ |        租税   |          |      |
家 計@----------➡︎政 府@        |     企 業@
|               |     投資   |      ⬆︎
|           政府購入|   -------       |        
|               |  |              |
|               |  |              |
|    消費         ⬇︎  ⬇︎      企業収入    |
 -----------➡︎財・サービス市場☆------------
                            お金の流れ➡︎

☆マンキューマクロ経済学入門編旧第二版
         図3-1経済における貨幣のフロー循環図1:2:3,60頁

     所得                  要素費用支払
  -------------生産要素市場☆⬅︎------------
 |                                 |
 |   民間貯蓄                          |
 |  -----------➡︎金融市場☆-------       |
 | |             |          |      |
 | |             |政府赤字      |      |
 | |             |          |      |
 ⬇︎ |        租税   ⬇︎          |      |
【家 計】@---------➡︎【政 府】@      |    【企 業】@
 |               |       投資 |      ⬆︎
 |           政府購入|   -------       | 
 |               |  |              |
 |               |  |              |
 |    消費         ⬇︎  ⬇︎      企業収入    |
  -----------➡︎財・サービス市場☆------------
                            お金の流れ➡︎

「この図は,第2章におけるフロー循環図をより精巧で現実的なものに手直しした
ものである.赤いボックス@はそれぞれ家計,企業,政府という経済主体を表し,灰
色のボックス☆はそれぞれ財 · サービス市場,生産要素市場,金融市場を表す.矢印
は,経済主体間のお金の流れがこの3種類の市場をどのように流通するかを表して
いる.」

旧版は公的貯蓄⬆︎が政府赤字⬇︎になっている。



上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)|| ---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税 \ /
  家\計        公的貯蓄        企\業 
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎  ----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け ⬆︎ ⬇︎
  | |                    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要


NAMs出版プロジェクト: フロー循環図:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_12.html
西村和雄『まんがDE入門経済学』3頁参照。
(西村の『まんがDE入門経済学』は入門書としておすすめ。)    
 

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 輸出     資本財
  |支出    均衡点E_(r    販売された財・|   ___市場___   
  (=GDP)      /\_      サービス|  |   \/   |  
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |  |  _/\_  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |__| |S  D| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP)/⬆︎____|    | |
  | |         |政府購入    産出| |_________| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         |/| __________|
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎/
  ( r ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業
  / \_⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \    
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎\__________
  | |         金融         |\|_________  |
  | | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |____     | | 
  | |                 生産へ|\⬇︎__  | 原料・| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |  | |中間財 | |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |  | |_市場_| |
  |         E_(r均衡点   賃金・地代|  |   \/   |
  |労働・土地・資本   /\_  ・利潤(=GDP)  |___/\___|
   ---------➡︎S  D⬅︎---------      S  D
      労働の供給        労働の需要

(分配)      (生産)            (支出)   
国内所得Y=国内生産(OC+OK)=国内支出(消費C+投資I)【三面等価の原則】
http://home.hiroshima-u.ac.jp/masters/TSS-gakumon-sanpo/23-2-sano.pdf
佐野進策講演より






  
                 ( 経済学リンク::::::::::
NAMs出版プロジェクト: フロー経済図:改訂版
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_88.html 
NAMs出版プロジェクト: フローと図式
http://nam-students.blogspot.jp/2015/06/blog-post_3.html
NAMs出版プロジェクト: フロー循環図:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_12.html
NAMs出版プロジェクト: お金の流れ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/05/blog-post_22.html

上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)|| ---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税 \ /
  家\計        公的貯蓄        企\業 
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎  ----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け ⬆︎ ⬇︎
  | |                    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要
              
          家計       企業

  財    買い手 需要   売り手 供給

  労働力  売り手 供給   買い手 需要




上記のフロー経済図は、四つの要素がそれぞれカントのカテゴリーに対応する。
需給モデルが量、効用関数が質に当てはまる。関係様相はそれらの発展したもの。

  量
質  様相
 関係
なお、旧フロー図の中央がT字になっているが 、これは本来十字になっていなければならない。
つまり、正社員雇用を援助するなど雇用面への政府、金融面での銀行の援助が常態化していなければ全体としては不十分なのだ。企業買収海外貿易に関しては枠外にあると考えることも出来る。

             生産要素        
       労働の需要  市場  労働の供給  
 お金の流れ------➡︎D  S⬅︎--------- 
  |賃金・地代・利潤 E_\/   労働・土地・資本|
  |(=GDP)  均衡点/\           |
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |生産へ         所得(=GDP)| |
  | |の投入                 | |
  ⬆︎ ⬇︎                    ⬇︎ ⬆︎
  \ /                    \ /
  企\業                    家\計 
  / \                    / \
  ⬇︎ ⬆︎                    ⬆︎ ⬇︎
  | |(GDP=) 財・サービス  購入された| |
  | | 収入      市場   財・サービス| |
  |  -------⬅︎D  S➡︎-------  |
  |販売された財   E_\/均衡点        |
  |・サービス      /\   支出(=GDP)|
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
        財の供給      財の需要
  財優勢(デフレ)下降←利子率→上昇(インフレ)貨幣優勢

二つの需要供給モデルが上下に出来る。限界効用関数(生産力と消費(効用))も左右で二つ出来る(それもさらに限界効用と2財モデルとに分けられるが)。公的機構をT字型(無論別パターンもある)に追加し得る。株式市場及び企業買収は別に考える。

三面等価の原則:(1)生産面①②③、(2)支出面⑥、(3)分配面(所得面)④から見ても国内再生産(GDP)は同じ値になることを示すマクロ経済学上の原則。

       労働の需要      労働の供給  
 お金の流れ------➡︎D  S⬅︎--------- 
  |賃金・地代・利潤 E_\/   労働・土地・資本|
  |(=GDP)  均衡点/\           |
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |生産へ     生産要素     所得 | |
  | |の投入      市場   (=GDP)| |
  | |                    | |
  ⬆︎ ⬇︎ 利息・取付け➡︎【銀行】⬅︎預金・利息- ⬇︎ ⬆︎
  \ / ⬅︎融資----  ⬆︎ 利子・貸付け➡︎ \ /
  企\業        公的貯蓄        家\計 
  / \ 保険・法人税➡︎【政府】⬅︎所得税--- / \
  ⬇︎ ⬆︎ ⬅︎助成金--- ||(⬅︎-短期国債➡︎)⬆︎ ⬇︎
  | |         || --生活保護➡︎ | |
  | |産出    政府購入|         | |
  | |      補助金|消費税  購入された| |
  | (GDP=)収入  ⬇︎⬆︎   財・サービス| |
  |  -------⬅︎D  S➡︎-------  |
  |販売された財   E_\/均衡点        |
  |・サービス      /\    支出(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
       財の供給 財・サービス 財の需要
              市場
  財優勢(デフレ)下降←利子率→上昇(インフレ)貨幣優勢


DSGEモデルの様式化された説明(:=摩擦、[]=ショック)

   [TFP(全要素生産性)ショック]  [投資ショック]
         ____⬇︎___会社__⬇︎_____
        |    ③       ②     |
        |  【商品  -商品→【起業家/  |
        |   生産者】←資本- 資本家】  |
        |    ↗︎/  :   ↖︎     |
        |給与↙︎//   調整費  \    |
        |  // と可変資本の稼働 \   |
  [労働供給 |_//____________\__|
   ショック] //              \[金利差ショック]
     ④⬇︎ /消費財  ⬅︎[値上げ       \ ⬇︎①
      労働/:価格剛性 ⑥ショック]      貸付、融資
 :賃金剛性/↙︎↗︎代金                 \:信用摩擦
     【家計】-------預金--------→【銀行】
       ↖︎ \
     短期国債 税 
      ⬆︎⑤ \ ↘︎
 [政策ショック] 【政府】


       企業の需要 M&A市場 企業の供給
 お金の流れ------➡︎D  S⬅︎---------
  |賃金・地代・利潤 E_\/   労働・土地・資本|
  |(=GDP)  均衡点/\           |
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | | 企業の買収        企業の売却 | |
  | |        株式市場        | |
  |  ---------\/---------  |
  ⬆︎  ---------/\---------  ⬆︎ 
  | |                    | |
  | |  労働の需要      労働の供給  | |
  ➡︎ お金の流れ---➡︎D④ S⬅︎-------  ⬅︎
  |賃金・地代・利潤 E_\/   労働・土地・資本|
  |(=GDP)  均衡点/\           |
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |生産へ     生産要素     所得 | |
  | |の投入      市場   (=GDP)| |
  | |                    | |
  ⬆︎ ⬇︎①利息・取付け➡︎【銀行】⬅︎預金・利息- ⬇︎ ⬆︎
  \ / ⬅︎融資----  ⬆︎ 利子・貸付け➡︎ \ /
 ③企\業②       公的貯蓄        家\計 
  / \ 保険・法人税➡︎【政府】⬅︎所得税--- / \
  ⬇︎ ⬆︎ ⬅︎助成金--- || --生活保護➡︎ ⬆︎ ⬇︎
  | |         ||(⬅︎短期国債⑤➡︎)| |
  | |      政府購入|         | |
  | |      補助金|消費税  購入された| |
  | |収入(=GDP) ⬇︎⬆︎   財・サービス| |
  |  -------⬅︎D  S➡︎-------  |
  |販売された財   E_\/均衡点        |
  |・サービス      /\   支出(=GDP)|
   ---------➡︎S ⑥D⬅︎---------
       財の供給 財・サービス 財の需要
              市場
  財優勢(デフレ)下降←利子率→上昇(インフレ)貨幣優勢

    トービンのq
       x
   ケインズ雇用理論
イノベーション ジニ係数
    エンゲル係数

経済表=フロー循環図:http://yojiseki.exblog.jp/21210035/
(マンキュー経済学及び、西村和雄『まんがDE入門経済学』3頁参照)

以下、個別解説。

需要-供給モデル(需給モデル)
ジュヨウ-キョウキュウモデルdemand-supply model :

あるひとつの財(物品)・サービスの市場に注目した分析を部分均衡分析、すべての市場を同時に分析するものを一般均衡分析と呼び、対照的に扱われる。

価|
格|
 |需要     供給
 |  \  /
 |   \/←均衡点
 |   /\     
 |  /  \ 
 |    
0|____________
         数量

価|
格|
 |需要曲線  供給曲線
 |  \  /
均衡___\/←均衡点
価格   /\     
 | _/ |\_
 |    |
 |____|________
0   均衡取引量    数量


価| 
格|\      /供給曲線
 | \    /
 | a\  /
均衡___\/←均衡点
価格   /\     
 | b/ |\
 | /  | \
 |/   |  \需要曲線
 |____|________
0   均衡取引量    数量

a=消費者余剰*、b生産者余剰
http://kinokopower.seesaa.net/article/118709583.html

*ジュール・デュピュイ発案(小田中直樹2003参照)


水とダイヤモンドのパラドックス:

価格
 | -_    /ダイヤモンドの供給曲線
 | \  ̄-_/
ダイヤの\  / ̄-_
価格___\/E1   ̄-_        _- ̄ 水の供給曲線
 |   /\        ̄-_  _- ̄
水の__/__\_______ _- ̄_E2
価格 /    \    _- ̄     ̄-_
 |       \_- ̄           ̄-_水の需要曲線
 |     _- ̄\                ̄-_
 |  _- ̄    ダイヤモンドの需要曲線
 |___________________________
                          数量
(供給量を固定=供給線を垂直にした場合)一般に水の需要の方がダイヤモンドより価格弾力性が大きい。
http://nam-students.blogspot.jp/2015/06/blog-post_2.html
(ただし、水とダイヤモンド(逆?)のパラドックスは需給曲線ではなく、限界効用・効用関数で説明した方がいい。)
参考:八田達夫『ミクロ経済学 Expressway』
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/expressway.html

価格弾力性:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_27.html
「所得弾力性が1より大きければ、エンゲル係数は所得の増加と共に上昇する。」
「需要の所得弾力性が1より大きい正常財を奢侈財(luxury)、需要の所得弾力性が1より小さい正常財を必需財(necessity)と定義する」
(奥野正寛『ミクロ経済学』2008年初版51頁)


非対称情報と屈折需要曲線:
以下、スティグリッツ藪下2002(197頁)より

価格
  |      
  |     ̄-_
  |        ̄-_需要曲線
現行|_______\_ ̄-_   
価格|        \  |\      
  |         \ | \
  |         ☆\|  \    
  |___________|___\____限界費用曲線
  |  限界収入曲線☆  |    \            
  |(不連続、断絶がある)|\☆
  |___________|_\______________
  0           Q*           産出量

買い手は値上げには敏感、値下げには鈍感。十分な情報を持たず売り手と非対称的な関係にあるため需要曲線は屈折する。賃金の硬直性も似た様相を示す(屈折供給曲線)。


予算制約線(予算線)

http://d.hatena.ne.jp/YoshifumiOkawa/20100506/1273123723
スナック菓子の消費量(例)
y|
 |
M|\
/| \  
p|  \  
y|購買 \ 
 |可能領域\     
 |     \予算制約線
 |-px/py\     チョコの消費量
0|______度\____x
          M/px

…所得や価格が変化するときには予算制約線の位置が変化することになります。財の消費量の組み合わせとそれによって消費者の得る効用水準との関係を示した無差別曲線は、所得や価格の影響を受けないのでその位置が変わることはありません。
所得や価格の変化に対応した予算制約線の位置の変化を知るためには、予算制約線の傾きと縦軸、横軸との切片の値を知る必要があります。
チョコの価格をpx、スナックの価格をpy、消費者の所得(予算)をMとするとき、予算制約線は上のようになります。(後述)


費用曲線:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%BB%E7%94%A8%E6%9B%B2%E7%B7%9A
費用曲線(ひようきょくせん、英: Cost curve)とは、ミクロ経済学で企業行動を分析するために、横軸に企業の生産量、縦軸に生産費用の大きさを取って、両者の関係を描いたものとして示される。この関係のことを費用関数ともいう。費用曲線は、生産関数として表現されている投入産出関係の技術的関係から直接導かれるものではなく、所与の生産量に対して生産要素の最も効率的な組み合わせを達成する企業の費用最小化行動を織り込んだものであることに注意すべきである。(後述)

価格
 |
 |             o MC
 |            o
 |___________o__MR
 |o        o
 | o     o 
 |   o o
 |
 |__________
           生産量

典型的な限界費用曲線(MC)に限界収益曲?線(MR)を重ねたグラフ

http://mikumaku.com/01/micro02.htm
◆等費用線・・・等費用線は、(生産要素の価格)が与えられているとき(同じ総費用)となる生産要素の組み合わせを示す。等費用線の傾きは、(生産要素の価格比)になる。



ワルラス安定とマーシャル安定:
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/micro.files/w-antei.htm

P|
 |
 |D      S
 |  \ ⬇︎/
 |   \/
 |   /\     
 |S / ⬆︎\ D
 |    
0|____________
          Q

 P|
  |D      S
P0|_\a__b/
  |  \ ⬇︎/
  |   \/e
  |   /\     
P1|_c/_⬆︎\d 
  |S/    \D
 0|____________
          Q

上図の場合で考えてみよう。価格がP0の水準にあるとき、abだけの超過供給が生じているために均衡点eに向かって価格は下落します。
 一方、価格がP1のときにはcdだけ超過需要の存在のために価格はeに向かって上昇します。
 このように価格の変動を通して、需給が均衡することをワルラス安定といいいます。均衡への収束が生じないケースはこれに反してワルラス不安定と呼ばれます。

P|
 |
 |D      S
 |  \  /
 |  ➡︎\/⬅︎
 |   /\     
 |S /  \ D
 |    
0|____________
          Q

 P|
  |D      S
P0| \a  c/
  |  \e /
  | ➡︎|\/|⬅︎
  |  |/\|     
P1| b/  \d
  |S/|  |\D
 0|__|__|________
    Q0  Q1    Q

上図で取引量がQ0の水準にあるときには需要価格PDが供給価格PSをabだけ上回っているために超過需要価格が生じていることから、取引量は均衡eの方向に移動して需給均衡が成立します。
 一方、取引量がQ1の水準にあるときにはcdだけ超過需要価格が発生していることから、取引量はeに向かって減少し需給均衡が成立します。
 このように、取引量(数量)の調整によって、市場均衡が成立することをマーシャル安定といい、数量調整が需給を均衡させる方向に作用しない場合にはマーシャル不安定と呼びます。


              
効用関数、限界効用

効用の大きさの合計
 |       
 |           o   o
 |        o
 |      o  
 |    o
 |   o  
 |  o  
 | o
 | o  
 |________________財の量
 0    限界効用逓減の法則

小田中直樹『ライブ・経済学の歴史』33頁より



無差別曲線:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_55.html

効用関数と無差別曲線:
http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/okawa/tool/hosoku(3).htm
  ミクロ経済理論を理解することが出来ない人の中には無差別曲線が何のことか理解できないという人が多い。いや、効用関数のことさえよくわからないという人 もいるのではないだろうか?私も以前ミクロ経済学概論の講義を担当したことがあるが、ここの部分でつまづいている人が少なからずいた記憶がある。ミクロ経 済学における家計の行動目的は効用最大化であり、効用を表す効用関数・無差別曲線が理解できずにミクロ経済学を理解することは不可能だといえるだろう。こ こでは、少々越権行為にはなるが効用関数と無差別曲線について2変数関数のグラフの議論を使って解説したいと思う。

 まず、効用関数とは財の消費量と、その財の消費によって得られる家計の満足度である効用との関係を示すものである。
これを数学的表現を用いて表すと
         U=u(x1,x2)
Uは家計の満足度を表す指標である効用水準を表す変数であり、x1,x2はそれぞれ第1財と第2財の消費量を表している。この式が表していることは”第1財と第2財の消費量と効用水準にはなんらかの関係がある”ということはこれまでの講義を受けた学生ならわかるだろう。具体的な効用関数の例としてはU=x12やU=logx1+logx2などがある。

 この効用関数で示される財の消費量と効用水準の関係をグラフで表したものが無差別曲線である。効用関数は式の形から見てもわかるように2変数関数であるから、グラフ化するためには立体である本来のグラフを断面図・等高線を用いて平面化する作業をしなければならない。

 ここから先は具体的な数式を用いて説明しよう。講義でも取り上げたU=x12の数式である。講義でも説明したように、この数式によって示される各変数間の関係は立体のグラフになってしまい扱いにくく、U=1,2,3,・・・など様々なUの水準について等高線をx1-x2平面に描くことによって扱いやすい平面の図に書き直すほうが便利である。具体的な図を描くと下の図のようになる。
 U
3|     (
 |    o o
2|  (
 |   o
1| (  o
 |_____X2
  \     
   \ 
     X1
   ↓
  平面化
(上記の立体図を上から見た平面図に変換すると、)

 X2
 |o
3|  
2|_o          (U=x1x2=3)
1| |_o o       U=x1x2=2
 |_|_|_____X1 (U=x1x2=1)
 0 1 2 3
   
 効用関数を正確にグラフ化すると上図左のように立体のグラフとなり非常に扱いにくい。このため、ある一定の効用水準Uにおける等高線を描くことによって上図右のような平面図に直すことによってより扱いやすい図へと書き直すことが出来るのである。そして、上図右の各曲線が一定の効用水準を与える財の消費量の組み合わせを表す曲線、すなわち無差別曲線なのである。なぜ、”無差別”曲線というのかは次のように考えると良い。上図右における(x1,x2)=(1,1)と(x1,x2)=(2,1)という二つの消費量の組み合わせについて、高い効用水準を求める家計は必ず(x1,x2)=(2,1)の組み合わせを選ぶだろう。なぜなら(x1,x2)=(1,1)の場合は効用水準U=1であるのに対し、(x1,x2)=(2,1)はそれよりも高い効用水準U=2をもたらすからだ。この場合、家計にとって(x1,x2)=(1,1)と(x1,x2)=(2,1)は与えられる効用水準の意味において差別(区別)されるものなのである。しかし、(x1,x2)=(1,2)と(x1,x2)=(2,1)の比較についてはどうだろうか?この両者の組み合わせは共に家計に対して効用水準U=2を与えるため、高い効用水準を求める家計にとってはどちらかを選ぶことは出来ないだろう。どっちでも同じなのだから。つまり、家計にとっては(x1,x2)=(1,2)と(x1,x2)=(2,1)は差別(区別)することが出来ないものなのだ。このような状態のことを(x1,x2)=(1,2)と(x1,x2)=(2,1)は無差別であるというのだ。つまり、高い効用水準を求める家計にとっては(x1,x2)=(1,2)と(x1,x2)=(2,1)、いや上図右のU=2を表す曲線上のすべての点によって表される財の組み合わせが家計にとっては同じ効用水準を与えるためにどれでも同じ、つまり無差別なのだ。このため、同じ効用水準を与える財消費量を表す曲線のことを無差別曲線というのである。

効用関数:
http://psuke.hungry.jp/micro/microinter1.html

 U
 |         /
 |        /
 |       /
 |      /  
 |     /
 |    /  
 |   /  
 |  /
 | /  
 |/_______________x


効用をU(utilityの頭文字)、数量をxとすれば、具体的な数式は
U=xy (この場合yは必要ない)
数量と満足度の関数(関係を表した数式)を効用関数といいます。上図のような数式や形で効用関数を表現できる人はピザを何枚もらっても、あたらしくもらったピザの満足度がはじめてピザをもらった時の満足度とまったく変わらないという人ですね。新しくもらったピザの満足度、というのをピザの限界効用といいます。「限界(marginal)」とは「追加的な」という意味です。だから、先ほどの表現を経済学風に変えると、「ピザの限界効用が変わらない人」という表現になります。このように、効用関数をどのような数式、形で表すかによって表現する人間像が変わります。では、あなたはピザを何度ももらう時に、いつも同じ嬉しさを感じるでしょうか?たとえば、ピザを3枚もらった後に新しく4枚目のピザをもらったときの満足度は始めにピザ1枚目をもらった時の満足度と等しいでしょうか?私は1枚目のときには空腹ですからとても嬉しいですけども、3枚食べた後にさらにもらうとなると、お腹がいっぱいですから、あまり嬉しくありません。このように追加的な満足度はだんだんと減少してくるということもあります。これを限界効用逓減の法則といいます。「逓減」とは次第に減少することです。では、限界効用逓減の法則を満たしている効用関数はどのように表せるのでしょうか。それは下の図のようになります。


 |       
 |            o   o
 |         o
 |       o  
 |     o
 |    o  
 |   o  
 |  o
 |  o  
 |________________x


数式では、
U=√x
U=In x など

しかし、まれにですがもらえればもらえるほど、追加的な満足度が増加していくということもあるかもしれません。たとえば、お酒。1杯目はおいしいが、何倍も飲んでいると酔いが回って、さらにおいしく感じることがあるなどです。そのときには下の図のように、先ほどの効用関数とは逆になっているはずです。


 |       
 |            
 |             o
 |             o  
 |            o
 |           o  
 |          o  
 |        o 
 |  o 
 |________________x


数式では、
U=x^2
U=2^x-1 など

無差別曲線:
2つの財の組み合わせの効用を分析するグラフに無差別曲線がある。ある消費者Aの効用について、横軸を財X1(例えばコーヒー)の消費量、縦軸を財X2(例えば紅茶)の消費量として1象限の空間を作るとそこにX1とX2の無数の組み合わせが存在する。

ここで例えばコーヒー1杯と紅茶2杯の組み合わせの効用と、コーヒー2杯と紅茶1杯の組み合わせの効用が等しいとするとこの2点を含む効用の等しいコーヒーと紅茶の消費量の組み合わせの曲線を引くことができる。これを無差別曲線という。コーヒーと紅茶の組み合わせの効用が無差別であるというところからこのように呼ばれる。一組の財の組み合わせについては効用の量は無数に存在するので、一つの財の組み合わせについて無数の無差別曲線を引くことができる。 コーヒー1杯の価格と紅茶1杯の価格が明らかになると消費者Aの予算のグラフ(右下がりの直線=赤)を同じグラフに重ねることができる。ところで後述する「限界代替率逓減の法則」により一般に無差別曲線は右下がりで原点(X1=0,X2=0の点)に対して凸の曲線となるので、無数の無差別曲線の内1つは1点で予算のグラフと接することになる。この無差別曲線は消費者Aの予算を満たし、かつ効用が最大となる曲線であり、合理的な消費者はこの接点のコーヒーと紅茶の消費量の組み合わせを選択するであろう。

無差別曲線は、2財モデルの消費者行動分析においては基本的なツールとして用いられる。


無差別曲線(本来立体的なものを平面化している)
x2
 |       
 | o   
 |   
 |  o  
 |     
 |   o  
 |    o  
 |      o
 |          o  o  
 |________________x1
0      


時間選好率
C2
 |       
 | o   
 |   
 |  o  
 |     
 |   o  
 |    o  
 |      o
 |          o  o 
 |________________C1
0      

将来に消費することよりも現在に消費することを好む程度を,時間選好率rate of time preferenceあるいは単に時間選好と 呼ぶ。
貨幣の中立性も似たような図で説明され得る。

   将来を組み入れたミクロ分析モデル

老              老 
人|             人 第2期消費
期|             期 |\  
所|             所Y4_\老人は貯蓄を使い消費を増やせる
得|             得 | ⬆︎\
Y2___o          Y2___o 
 |   |       ➡︎   |   |\
 |   |           |   | \若者は借金をして
 |   |           |   |➡︎|\消費を増やせる
 |___|_______    |___|_|_\____第1期消費  
     Y1 若者期所得      Y1 Y3 若者期所得

  バロー中立命題

第2期消費           第2期消費
 |\ \            |\ \  
 | \ \           | \ \
 |  \ \          |  \ \
Y2___o➡︎\        Y2___o \ 
 |   |\ \        |   |\⬇︎\
 |   | \ \       |   | \ \
 |   |  \ \      |   |  \ \
 |___|___\_\___  |___|___\_\____
     Y1 第1期所得       Y1  第1期所得

(1)若者期に国債を   (2)若者は、将来の  (3)予算線は、
   発行し所得を増やす ➡︎  増税を見越して  ➡︎  元に戻る
   (政府支出増)      消費を減らし、
                貯蓄を増やす

      [予算線不変=三角形不変]⬅︎[財政政策は無効]
菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より
NAMs出版プロジェクト: RBC、DSGEモデル:メモ

RBCに対する本質的な批判は、ソローによる批判及び松尾匡の紹介した論だろう。国家は要らないと言いつつ、新自由主義を推し進める強権を国家に求める点でRBCは矛盾するのだ。自由主義経済はRBC論者が主張する以外のもっと様々な均衡点を持つ。それが新自由主義者には見えていなかったということが証明されたのだ。また変数を多くしても哲学がないから増税とデフレ対策というブレーキとアクセルを同時に踏むというような逆の政策を同時にしてしまう。
 

予算制約線(予算線)
http://d.hatena.ne.jp/YoshifumiOkawa/20100506/1273123723
スナック菓子の消費量(例)
y|
 |
M|\
/| \  
p|  \  
y|購買 \ 
 |可能領域\     
 |     \予算制約線
 |-px/py\     チョコの消費量
0|______度\____x
          M/px

…所得や価格が変化するときには予算制約線の位置が変化することになります。財の消費量の組み合わせとそれによって消費者の得る効用水準との関係を示した無差別曲線は、所得や価格の影響を受けないのでその位置が変わることはありません。
所得や価格の変化に対応した予算制約線の位置の変化を知るためには、予算制約線の傾きと縦軸、横軸との切片の値を知る必要があります。
チョコの価格をpx、スナックの価格をpy、消費者の所得(予算)をMとするとき、予算制約線は上のようになります。

予算制約線の傾きは、スナックに対するチョコの相対価格(px/py)にマイナスをつけたものとなります。
一方、横軸と予算制約線の切片の値は(M/px)となります。これは、もし消費者が予算のすべてをチョコの購入に費やした時に購入可能なチョコの量を示しています。これをチョコで測った実質所得と言います。

神取道宏『ミクロ経済学の力』(2014年、日本評論社):書評&目次より
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_82.html
  (f) 交換経済の分析:エッジュワースの箱 219

二人の消費者による二つの財の資源配分を大きな箱の中の無差別曲線で表す。これを考案した経済学者F.Y.エッジュワースの名前をとってエッジュワースの箱という。

      図3.38 エッジュワースの箱
   _______⬅︎Bが消費する第1財_0B
  |          ____    |
⬆︎ |  Aの無差別  ___  \   |B
A | |   曲線  _  \  ↙︎  |が
が | |  |  |  \  ↙︎  \ |消第
消第| \  \  ↗︎   ↙︎  \  \|費2
費2|  \  ↗︎  \_ |  |  ||す財
す財|   ↗︎  \___  Bの無差別 |る
る |    \____      曲線 | ⬇︎
  |__________________|
 0A Aが消費する第1財➡︎
    (↗︎↙︎効用の上がる方向)神取220頁

          ||
          \/ 

 図3.38 エッジュワースの箱(パレート最適を加筆)
   ________⬅︎Bが消費する第1財__0B
  |                    |
⬆︎ |Bの無差別    |          |B
A |曲線  ____ |          |が
が |        \\          |消第
消第|         []    Aの無差別|費2
費2|          \\____  曲線|す財
す財|           |        |る
る |    ︎       |        | ⬇︎
  |____________________|
 0A Aが消費する第1財➡︎
(↗︎↙︎効用の上がる方向、[]パレート効率的な配分=パレート最適)


以下は、「資源配分の効率性とは何か」という条件を高度に一般的かつコンパクトにまとめたもの。

 X2
  |         |   これだけあれば、全員  
  |         | X の効用を現状の水準以
  |________ |   上にできる
  |        \\        
  |         []総消費点  
  |  Y       \\________ 
  | これだけ作れる   |        
  |    ︎       |        
  |____________________x1
 図D.6 パレート効率性は、改善集合Xと生産可能性Y
     が接していることを意味する(513頁)



A Collective Action Problem (囚人のジレンマ)
 ____________________
|      |____イケメン弟____| 
|______|__うそ__|__正直__|
|   |うそ|パレート最適| A1,B2|
|イケ |__|______|______|
|メン兄|正直| A2,B1|ナッシュ均衡|
|___|__|______|______|
参考文献

岡田章『ゲーム理論』有斐閣、1996年、pp406.

市場主義はナッシュ均衡点がパレート効率的であるようにする試みの一つである。

共有地の悲劇(多数者が利用できる共有資源が乱獲されることによって. 資源の枯渇を招いてしまう状況. 囚人のジレンマのひとつと解釈できる)。



消費の二面性(双対性):

x2
 |       
 |  o   
 |   
 |\ o  
 | \   
 |  \o  
 |   \ 
 |    ox
 |     \o      u(x)=u
 |  px=I\  o  o 
 |_______\________
                  x1

 x(p,I)  = x = _x(p,u)
現在の所得Iと価 現在の消費 現在の効用uを
格pの下で効用を       現在の価格pの下で
最大にするやり方       最も安上がりに
               達成するやり方

消費の二面性(双対性(そうついせい))

図1.31 神取ミクロ67頁


NAMs出版プロジェクト: 『ミクロ経済学の力』神取道宏 著(2014年):書評&目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_82.html


双対性については奥野ミクロ(スルツキー方程式関連)も参照


スルツキー分解:

(価格変化による需要の変化を代替効果と所得効果にわけること。変数が各要素にまたがっている)。

 B③C
P① ④D
 A②B

(A→B→C)価格変化(代替効果)、所得効果、需要量変化


第1財の価格Pの変化(価格の低下)①による、第1財の需要Dの変化

x2
 |
 |\-_
 | \  ̄-_
 |  \    ̄-_
 |_  \A     ̄-_C
 |  ̄-_\ ↘︎      ̄-_
 |     ̄\    ↗︎     ̄-_
 |       ̄-_B         ̄-_
 |       \  ̄-_          ̄-_
 |        \    ̄-_          ̄-_
 |____|____|所得|__ ̄-__________ ̄-_
      |代替効果|効果|            x1
      |_需要量の変化|

(x1の)需要量の変化④AC=代替効果(x2をx1で代替)②AB+所得効果③BC
(西村ミクロ62-3頁より、ヒックスによる図解)

あるいは(値上げの場合。神取ミクロ経済学の力75頁参照)、

x2
 |\
 | \
 |  \
 |   \
 |    \
 |\-_  \B
 | \  ̄-_\  
 |  \  ↙︎ ̄-_ ↖︎
 |   \C   \ ̄-_A
 |    \    \   ̄-_
 |     \    \     ̄-_
 |      \ 値上げ\       ̄-_
 |  値上げ後の\ 後の \         ̄-_
 |   価格比率 \価格比率\ 値上げ前の価格比率 ̄-_
 |_________\____\____________ ̄-_
      |所得|    |            x1
      |効果|代替効果|
      |_需要量の変化|

所得目減り時、所得効果は正常財ならマイナス、下級財ならプラスとなる(安物を選ぶから)。


格差

ジニ係数

100 __________
   |         /|
  累|        /o|  
  積|       /  |
  所|      / o |
  得|     /    | 
  シ|    /B o  | A
  ェ|   /      | 
  ア|45度  o    |
 (%) / o      |
   |/_________|
  0     所得順位  100

三日月の面積B
二等辺三角形の面積A
B/A=ジニ係数

吉川洋マクロ経済学2009年173頁より

平等時/
不平等時_|



失業率:(→AD-AS曲線

実|
質|
賃|D      S
金|  \  /
w|___\/E
 |   /\     
 |S / |\ D
 |    |
0|____|________
      N 労働雇用量(N)

:宇沢弘文『「一般理論」を読む』44~5頁,ケインズ1:2:4
上の古典派の失業概念には、非自発的失業は含まれていないとケインズは主張する。


実質
賃金
 |
 |D      S
w|_\A__B/ 
 |  \  /
we___\/E
 |   /\     
 |S / |\ D
 |    |
0|____|________
      Ne 労働雇用量(N)

図で、労働に対する需要と供給とはそれぞれ、DD曲線、SS曲線によって
あらわされている。この二つの曲線の交点Eに対応する実質賃金w^eのときには、
労働市場で、需給均等となり、完全雇用の状態が実現する(古典派の主張)。
それに対して、実質賃金がw^eより高く、たとえば図でwと記した水準であるときには、
労働供給は需要よりABだけ多くなり、非自発的失業がABだけ 発生することになる。
宇沢46頁,ケインズ1:2:4


フィリップス曲線

イ|       
ン| o   
フ|   
レ|  o  
率|     
 |   o  
 |    o  
 |      o
 |          o    o 
 |________________
             失業率


オークンの法則:
――クルーグマン論文からの引用
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Readings/krugokun.html>

アメリカでは、産出ギャップはふつうは、自然失業率と、失業の変化と実質GDPの変化との関係を示したオークンの法則係数推定を組み合わせることで推定される。日本の計測された失業率は、伝統的にアメリカの失業率よりずっと小さな動きしか見せなかったけれど、1981-91の期間には、実は驚くほどぴったりしたオークンの法則関係が成立している(図)。この見かけの関係の傾きは、アメリカのものの3倍だ。失業率を1%下げるには、余剰成長が6%上がらなくてはならないということになる。もし停滞期以前の平均2.5%という失業率を、自然失業率の推定値として採用するなら、1997年の3.4%失業は、1997年の産出ギャップが5%以上あったということだ――そして潜在産出がたぶんいまも増大していて、実際の産出が停滞しているのだから、1998年末のギャップはたぶん10%にも達しているかもしれない。

図:日本のオークンの法則(略図)

  0.4| ̄-_
失 0.3|    ̄-_
業 0.2|       ̄-_        
率 0.1|          ̄-_  
の   0|____________ ̄-_____________
変-0.1|2     3     4   ̄-_ 5     6 
化-0.2|                   ̄-_
 -0.3|                      ̄-_
 -0.4|                         ̄-_
              実質GDP成長率(%)

(『クルーグマン教授の〈ニッポン〉経済入門』69-70頁より)

オークンの法則 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87経済学において、オークンの法則(Okun's law)とは、一国の産出量と失業の間に経験的に観測される安定的な負の相関関係のことである。この法則の「乖離形式」(gap version)は、一国の国内総生産(GDP)が潜在産出量より1%小さくなる度に失業率が約0.55%上昇することを述べる(米国の場合)。「差分形式」(difference version)は、実質GDP成長率と失業率の差分の間における関係を表す。この法則の正確さは議論の的になっている。法則の名前は、1962年にこの関係を提案した経済学者アーサー・オーカン(en:Arthur Okun)にちなむ。


ルイス転換点:
          賃金
           |  工業部門の   農業部門の
           |  限界生産性   限界生産性
           |    \      /
    生存水準の賃金|_____\____○______
           |     |\➡︎ /|転換点
           |     | \/ |
           |     | /\ |
           |_____|/__\|______ 労働力
          工業部門の雇用 過剰労働力 農業部門の雇用

    http://www.rieti.go.jp/users/china-tr/jp/ssqs/070911ssqs.htm
    付録:「ルイス転換点」とは
    中国のような農業という伝統部門と工業といった現代部門からなる二元経済における経済発展を分析する際、経済学者W. A.ルイス(1915-1990)が発案したモデル(彼の業績に因んで「ルイスモデル」と呼ばれている)が有効である。これによると、多くの発展途上国においては、農村部における大量の余剰労働力が存在するため、工業部門にとって、労働力の供給が実質上、無限大である。賃金が労働者の生存のために必要である最低水準に据え置かれることになるが、工業部門と農業部門における雇用は、それぞれの限界生産性と賃金水準が一致するレベルで決められる(図)。外資導入などによる工業部門での生産性の上昇は賃金上昇を招くことなく、農業部門の余剰労働力を吸収する形で(工業部門、ひいては経済全体の)雇用の拡大をもたらす(図)。これに対して、完全雇用が達成される「ルイス転換点」を超えると、工業部門において農業部門での雇用を減らす形で労働力を確保するために、賃金水準を上げなければならないが、全体の雇用は増えない(図)。

小野旭『労働経済学』168頁参照

サーチ理論:
スティグリッツは近著で人がどのような過程で職を得るかをモデル化したサーチ理論を絶賛
している(「過去数十年で経済理論に生じた重要な進歩のひとつは..."サーチ理論"だ」『新し
い教科書』2016邦訳245頁)。その「不完全な労働市場」観(さらに離散的なそれ)はスティ
グリッツのいう情報の非対称性を前提にしたものだ。

        失業率の決定:
求人率(V)
 |       
 |  o   
 |        /
 |  o    / 有効求人倍率
 |      /
 |   o / 
 |____/
 |   /o
 |  / | o      
 | /  |    o  o ベバリッジ曲線、UV曲線
 |/___|___________
              欠員率、失業率(U)

(政府による失業者に対する教育訓練が功を奏して、仕事を失った失業者がよりスムーズに
別の仕事に就くことが出来るようになれば、UV曲線、ベバリッジ曲(Beveridge Curve:
定常状態における失業率Uと求人率Vの関係を表したもの)は内側にシフトする。
『齋藤他マクロ』#16,568頁参照。)

参照:
労働市場サーチ理論 今井亮一
http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2012/04/pdf/016-019.pdf


「過去数十年で経済理論に生じた重要な進歩のひとつは、2010年にピーター・ダイアモンド、 デール・モーテンセン、クリストファー・ピサリデスにノーベル賞をもたらした"サーチ理論"だ。 それは、人がどのような過程で職を見つけて受け入れるかをモデル化した膨大な研究から成る。 サーチ理論は、供給と需要が市場賃金を全面的に決めるのではないと論じる。むしろ、労働の 供給と需要は、賃金に限度を設ける。そして、いくつもの要素によって、賃金がその限度内の どこに落ち着くかが決まるのだ。交渉力、労働市場制度(労働組合の強さをふくむ)、社会慣習 。つまり、サーチ理論によれば、テクノロジーとグローバル化を不平等拡大の最も有力な要因と する説明さえ、ルール(*制度)が重要であることを認めなくてはならない。」 (スティグリッツ邦訳『新しい教科書』2016年245頁、原著2015年)


提示賃金の分布と留保賃金(例):

確率(合計は1)
    :          留保賃金
0.25|        拒否←|→受諾     _
    |           |       |/|
0.20|           |  _    |/|
    |        _  | |/|   |/|
0.15|       |/| | |/|   |/|
    |  _    |/| | |/|   |/|
0.10| |/|   |/| | |/|   |/|
    | |/|   |/| | |/|   |/|
0.05| |/|   |/| | |/|   |/|
    |_|/|___|/|_|_|/|___|/|___
   0  17    18    19    20  万円(提示賃金)

(齋藤他565頁参照)


ポスト・ケインジアンとマルクス派の循環的流れ(新古典派モデルの限界):
転形問題:メモ

                ______
 ←_____________|      |___________→
|  ___________→|      |            |
| ⇧  ←_________|消費財市場 |            |  
| | |  _______→|      |←_______    |
|必|労|必⇧所       |______|        ⇧消  |収
| |働|需|有                       |費  |
|需|者|品|者                       |財  |入
| |の|や|の                       |や  |
|品|支|贅|支        ______         |サ  |
| |出|沢|出       |      |        |l  |
| | |品|     蓄 →| 金融市場 |_ 投     |ビ  |
| | | |_/\ 貯_/ |______|  \_資   |ス  ⇩
| | |  /  \/              _↘︎_________
| | |→/所有者 \←_____利潤_____|           |
| |  /_⇧_⇩__\            |           |
| |_/        \←___賃金_____|           |
|_→/  労 働 者   \__労働(時間)_→|    企 業    |
  /____⇧_⇩_____\         |           |
 /    失業労働者     \        |           |
/________________\       |___________|
        図:ポスト・ケインジアンとマルクス派の循環的流れ

『価値と価格の理論』P.M.リヒテンシュタイン 1986年(原著1983年)32頁より
上記書籍では、転形問題とスラッファの定式の類似性が説明される。 
マルクスやスラッファと違い、新古典派は階級の問題を見ていない。  
《要約すれば、価値は直接価格を決定し,直接価格は生産価格転形される。
そして市場価格は、それらの生産価格のまわりを変動することになる。転形問
題は、それゆえ、価値を価格に転形する問題でなくて、代わりに、それは直
接価格を生産価格に転形する問題である。》同202頁


労働の限界生産物

労働の限界生産物
(一人当たり,
ブッシェル(例) )
 |
生|
産|\
物| \  
 |  \  労働の収穫
 |   \ 逓減がある
 |    \     
 |     \  
 |      \
0|_______\____
    労働投入量(人数)

労働の限界生産物曲線は労働者1人ひとりの限界生産物,
つまり各労働者を追加したときに生じる生産量の増加分
を描いたものだ.縦軸には生產量の変化,横軸には労働
投入量(人数)をとってぃる,1人目の労働者は生産量を
19ブッシェルだけ増やす.2人目は17ブッシェルだけ増
やすというふうに続く.収穫逓減があるために,この曲
線は右下がりになっている.
(クルーグマン『ミクロ経済学』邦訳2007年218頁より) 
…xとyはこの場合、トレードオフ(trade-off)=相反する関係、あちら立てればこちらが立たず状態、(強くいえば)二律背反、両立不可能の関係にある。


小麦の供給曲線:
 価|
 格|   
 ・|         o
 一|          
 ブ|        o 
 ッ|         
当シ|      o     
りェ|    o       
ドル|o 
ル |
  |____________________
  0     量(1月当り百万ブッシェル)

供給表または供給曲線は、市場価格と生産者が供給しようとする数量とのあいだの関係を示す。
(サミュエルソン『経済学』11ed邦訳上67頁より)


費用曲線:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%BB%E7%94%A8%E6%9B%B2%E7%B7%9A
費用曲線(ひようきょくせん、英: Cost curve)とは、ミクロ経済学で企業行動を分析するために、横軸に企業の生産量、縦軸に生産費用の大きさを取って、両者の関係を描いたものとして示される。この関係のことを費用関数ともいう。費用曲線は、生産関数として表現されている投入産出関係の技術的関係から直接導かれるものではなく、所与の生産量に対して生産要素の最も効率的な組み合わせを達成する企業の費用最小化行動を織り込んだものであることに注意すべきである。

平均費用、平均可変費用、限界費用など分析に用いられる費用概念の種類に応じて費用曲線にも総費用曲線(TC)、平均費用曲線(AC)、平均可変費用曲線(AVC)、限界費用曲線(MC)などいくつかの種類がある。また、生産要素の固定性に応じて、長期費用曲線と短期費用曲線の区別がなされることもある。

総費用曲線(TC)
収穫(限界生産力)が初期に逓増し(=コストが逓減する)、ある地点からは逓減する(=コストが逓増する)(収穫逓減の法則)ことに対応し、上に凸、下に凸という右上がりの曲線で、逆S字の形で示される。

平均費用曲線(AC)
原点と総費用曲線上の各点を結んだ直線の傾きで導出されるもので、U字型の曲線で示され、原点を通る直線と費用曲線の接点において平均費用は最少化する。

価格
 |
 |             o MC
 |            o
 |___________o__MR
 |o        o
 | o     o 
 |   o o
 |
 |__________
           生産量

典型的な限界費用曲線(MC)に限界収益曲?線(MR)を重ねたグラフ

http://mikumaku.com/01/micro02.htm
◆等費用線・・・等費用線は、(生産要素の価格)が与えられているとき(同じ総費用)となる生産要素の組み合わせを示す。等費用線の傾きは、(生産要素の価格比)になる。


等量曲線:
http://ginnekokeizai.blog.jp/archives/32340753.html
ある生産量を生産するために必要な生産要素の組み合わせを表す線分。
原点から遠いほど生産量は大きい。

規模に関して収穫不変のとき生産量を増やす同じ割合で生産要素も増える→等間隔で原点から遠くなる。
規模に関して収穫逓増のとき生産量を増やす割合より生産要素を増やす割合は小さい→間隔が狭くなる。
規模に関して収穫逓減のとき生産量を増やす割合より生産要素を増やす割合が大きい→間隔が広くなる。

等量曲線の傾き
技術的限界代替率、限界生産力MPL、MPKの比。

等費用線
費用が等しくなる生産要素の組み合わせを表す線分。
一定の費用で投入できる生産要素の組み合わせを表す。

rK+wL=C
r:資本(機械)のレンタル料
K:資本量
w:労働者の賃金
L:労働投入量
C:費用(可変費用)

K=-w/r・L+C/r

Cが増えると外側に平行移動する。


 |
C|
/|\ o等量曲線
r| \o
 |  \o
 |   \
 |    o
 |     \ o o
 |  等費用線\k=-w/r・L+C/r
0|_______\_______
    等量曲線と等費用線の図 L

費用を最小にする生産要素の組み合わせ
等量曲線と等費用線が接する点で決まる。

このとき等量曲線の接線の傾きである限界生産力の比と等費用線の傾きが等しい。

w/r=MPL/MPKよってMPK/r=MPL/wとなり。

生産要素の価格比=技術的限界代替率となる。
このとき生産要素の価格で割った加重限界生産力均等の法則が成立している。




生産関数:

二部門モデル 西村マクロ経済動学
生産関数を所与とした際の、最適動学均衡分析。労働と資本が座標軸。

二部門モデル、等量曲線

K2        K2/L2=1  K1
 | |  |  | /       |       | 
 | |  |  |/        |   o   |
1|_|__|__|____     |    B* | ↖
 | |  | /|         |  o    |  ↘
 | |A*|/_|___K*    |     o |
 | |  /  |         |   o  o|   
 | | /   |         |    o  | o  o C*
 |A|/____|____K    |      o|
 | /     |         |      B|  o  o C
 |/______|____L2   |_______|________L1
0        1                 1
    資本財部門            消費材部門
     角度が急             ゆるやか


生産集合と生産関数:

x| 
 |          x=F(L,K)
 |       o o|
 |    o   o/|X
 | Lo____o//|
 |o/     o//
 |/______o/
        K・

「斜線の領域Xは、資本がK・だけ投入されたときの生産集合の断面図である。…
…生産関数x=F(L,K)は、この効率的な部分だけを表す関数である。」
(奥野正寛『ミクロ経済学』2008年初版83~4頁)


NAMs出版プロジェクト: 産業連関表(レオンチェフ)
http://nam-students.blogspot.jp/2014/06/wikipedia.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/産業連関表 (レオンチェフ)
産業連関表(さんぎょうれんかんひょう、英: Input Output Table)は、産業ごとの生産・
販売等の取引額を行列形式にした指標。英語の頭文字を取ってI-O表とも。アメリカの経済
学者であるワシリー・レオンチェフが、1936年にアメリカを対象として作成したものが最
初である。一般均衡理論を現実の経済に適用しようとする試みであり、レオンチェフ自身
によればカール・マルクスの再生産表式から着想したとされる。

                 買 っ た 産 業
     |第一次 第二次 第三次|          国内   |  |国内
売った産業|産業  産業  産業 |家計消費 政府消費 資本 輸出|輸入|生産
_____|___________|__________形成___|__|_額(支出面GDP)
第一次産業|           |               |  |  
第二次産業| 中間投入(内政部門)|     最終需要      |  |
第三次産業|           |               |  |
_____|___________|_______________|__|__
雇用者所得|           |                   ↓投
営業余剰 |   粗付加価値額  |                   ↓入
間接税  |           |
_____|___________|
国内生産額|           |
              → → 産出

(所得/分配面GDP)
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Simple_iotable.jpg
(「買った産業」「売った産業」云々は、「投入産出分析」1965,邦訳『産業連関分析』107頁より。初期は「購入した産業」「生産した産業」同10頁,「投入産出の経済学」1951)

            買 っ た 産 業
       |第1部門|第2部門|第3部門|総産出量
 売った産業 | 農業 |製造業 |家計  |ドル表示
_______|____|____|____|_____
第1部門:農業| 50 | 40 |110 |200    
第2部門製造業| 70 | 30 |150 |250 
第3部門:家計| 80 |180 | 40 |300   
_______|____|____|____|_____
総投入ドル表示|200 |250 |300 |
(「投入産出分析」1965,邦訳『産業連関分析』108頁より)


総投入ドル表示|200 |250 |300 |
_______|____|____|____|_____
第3部門:家計| 80 |180 | 40 |300
第2部門製造業| 70 | 30 |150 |250 
第1部門:農業| 50 | 40 |110 |200
_______|____|____|____|_____
(投入⬆︎) /| 農業 |製造業 |家計  |総産出量
売ってくれ/ |第1部門|第2部門|第3部門|ドル表示 +
た産業 /(産出➡︎) 買 っ て く れ た 産 業
(「投入産出分析」1965,邦訳『産業連関分析』108頁より。上下逆に改変)


産業連関表は、図のような行列(マトリクス)構造となっている。
◆投入構造↓[構造]
表を縦にみると、ある産業の生産額のうち、どのくらいが原材料で、どのくらいが従業員の
給与や企業の利益になっているかをみることができる。
◆産出構造→[構造]
表を横にみると、ある産業の生産額が、他の産業の原材料や個人消費、輸出などに、どれだ
け向けられたかをみることができる。
なお、粗付加価値額と最終需要の間には、

粗付加価値額 = 最終需要 - 輸入
という関係[均衡]がある。

http://cruel.org/econthought/profiles/leontief.html
投入産出(産業連関表)は、一部は産業間のフローをもとに一般均衡を分析するという点で、マルクス派とワルラス
派分析を援用している――

「投入産出表は、ある国民経済について各部門間の財・サービスの流れを記録したものである。経済を何部門に分割するかは、その表を利用して伝達しようとする情報の詳しさに依存している。」
レオンチェフ「経済計画と経済予測の方法」(邦訳『経済学の世界』181頁より)
Wassily Leontief "Tecniche moderne per la pianificazione e la previsione economica". La Scuola in Azione, Ente Nazionale Idrocarburi, Scuola Enrico Mattei di Studi Superiori Sugli Idrocarburi, Anno di Studi 1963—64, No. 23, pp. 5—16. English Version: "Modern Techniques for Economic Planning and Projection." In Essays in Economics (*).
*Essays in Economics: Theories and Theorizing. Oxford University Press, Inc., 1966, pp. xii + 252.

「…現代経済理論に対してマルクスの経済学のもつ重要性は、問題の最終的解決について成否の定かでないこのような試み(注:景気循環理論をめぐる錯綜)などにではなく、主として『資本論』第二巻、そして一部は第三巻で行われた準備作業にこそある。ここでわたくしは、マルクスの有名な資本の再生産表式のことを思い浮かべているのだ。」
レオンチェフ「マルクス経済学の現代的意義」(同101頁より)
"The significance of Marxian economics for present-day economic theory". The American Economic Review, Vol. 28, No. 1, March 1938.

なお、GDP算出時は中間生産物(横,支出面),中間投入物(縦,所得分配面)を二重計算しないようにする。(西村まんがDE入門116頁)

フロー循環図・企業間取引:

┏ ←(労働 ←ーーーーー┓
|┏→ 市場)→ーーーー┓|
||          ↓↑
||    ______/\__________
↓↑   |     企業部門         |
家計  小売・流通企業  消費財企業 ↙︎ 生産財企業
||    ︎︎︎︎↙︎ ↖︎    ↙︎ ↖︎   ↗︎↙︎
↓┗←(小売↗︎ ↘︎(卸売 ↗︎ ↘︎(生産財↗︎ 
┗ー→ 市場)   市場)    市場) 

外側がお金の流れ
中村保他マクロ7頁

上記は産業連関表につながる。

産業連関表のイメージ:
            
     |第1次|第2次|第3次|家計|政府|国内資|輸出|輸入|国内 |
     | 産業| 産業| 産業|消費|消費|本形成|  |  |生産額| 投
_____|___|___|___|__|__|___|__|__|___|↓
第1次産業|           |            |  |   | 入
第2次産業| 中間投入(内生部門)|    最終需要    |  |   |
第3次産業|           |            |  |   |
_____|___________|____________|__|___|
雇用者所得|  粗付加価値額   |
営業余剰_|___________|
国内生産額|___________|
                産 出
                 →
中村保他マクロ8頁
経済効果の分析に使用するのは、各欄を各産業の国内生産額で割って比率に直した、投入係数表である。

イノベーション:

http://sts-concrete.seesaa.net/article/138648161.html
…社会の断絶は、ある価値や制度に基づいた社会はべつの体制を持つ社会に引き継がれ、不連続ながら継続していくことになります。断絶を経験しながら連綿と続いてきたともいえます。この様な観点から新製品や新技術の採用者の累積数と時間の関係を示したグラフ“ロジャーズのS字曲線”を思い浮かべてください。

 ロジャーズのS字曲線
                     o  o
  普|            o   
  及|        
  率|         o 
   |         
   |        o  
   |        
   |      o    
   |    o      
   |o_____________________
                    時間


  成|                新しいS字曲線
  果|                 ______
  率|                /
  ・|  古いS字曲線  軌道変更➡︎/
  満|        ______/_
  足|       /     /
  度|      /    _/
   | ____/  イノベーション
   |/_______________________
                    努力(資金)


S曲線グラフの縦軸を成果「社会で生活する人への効用、生活する人の満足度」、横軸を資金(努力)「社会資本を整備するために投じた労力や資金」と考えると、

・勾配が急な箇所は高度経済成長期
・右側の勾配が緩やかな箇所は成熟し、停滞する過程

グラフの右側に行くほど、同じ1単位の努力(資金)を投じても得られる効果(満足度)は小さくなります。これは、ケインズ理論の投資の限界効果が逓減することに当てはまります。こうして社会は停滞することになります。

この停滞を克服する原動力が従来存在したものに新たものを結合すること“イノベーション”に他ありません。そして、その成長軌道は従来のS曲線の延長線上にあるのではなく、全く新たなS曲線が描かれなければならないでしょう。
  設備投資の収益性について強気と弱気のケース
 期待実質長期
 利子率
   |\
   | \
   |  \
   |   \
   |    \
   | ̄-_  \
   |    ̄-_\  
10%|______ ̄-_ 
   |       |\ ̄-_
   |       | \   ̄-_
   |       |  \     ̄-_
 5%|_______|___\______ ̄-_強気
   |       |   |\       | ̄-_
   |       |   | \弱気    |    ̄-_
   |       |   |  \     |       ̄-_
   |_______|___|___\____|_________
 0         A   B        C      投資
      岩波新書『金融入門』岩田規久男226頁より

弱気のケースでは、期待実質長期利子率が10%から5%に低下しても、設備投資はA
からBまでしか増えないのに対して、強気のケースではCまで増える。

輸出入
海外貿易に関しては、
リカード『経済学および課税の原理』(On the Principles of Political Economy, and Taxation)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/on-principles-of-political-economy-and_25.html
比較優位の法則(The Law of Comparative Advantage)=三角形の傾き:

   ア国              イ国
A財              A財(生産、消費量)
 |               |\b
 |               | \ 
 |               |  \ 
 |               |   \
 | ̄-_            |    \
 |    ̄-_         |     \ 
 |       ̄-_  a   |      \ 
 |_________ ̄-__  |_______\_____
 0        B財     0     B財(生産、消費量)

 このような,三角形の違いがあれば,貿易による利益が発生することは,皆さんはすでにお分かりだと思います。ア国はB財に比較優位があり,イ国は,A財に比較優位があります。貿易によって,a点と,b点を結べば,両国の三角形は大きくなります。


貿易収支:
『スティグリッツの経済学 「見えざる手」など存在しない』第10章より
 貿易収支=輸出-輸入=総生産-総支出
 貿易収支=貯蓄-投資
(貿易収支=貯蓄-投資+政府貯蓄)

以下、参考メモ:   ⬅︎輸出  輸入➡︎ 
           ➡︎  \/  ⬅︎
            \ /\ /
       財の需要 財・サービス 財の供給O
 お金の流れ------➡︎d市場s⬅︎--------- 
輸入|支出C   均衡点E_\/    販売された財・|
へ (=GDP)      /\       サービス| 
  |  -------⬅︎s  d➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入G   産出| |輸出
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | へ
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】 政府、公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ S預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎
  | |         金融         | |  
  | | -S民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎I   | | 
  | |所得Y    ➡︎    直接金融 生産へ| |
  | (=GDP)   生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎d市場s➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎s  d⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要


      ⬅︎輸出  輸入➡︎
      ➡︎  \/  ⬅︎
       \ /\ /
  財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ-➡︎d市場s⬅︎---- 
  |支出  E_\/販売された財| 
  |=GDP  /\ ・サービス|
  |  --⬅︎s  d➡︎--* |(*産出
  | | 消費税⬇︎⬆︎補助金 | | 収入=
  | | ⬅︎生保|政府購入 | | GDP)
  ⬆︎ ⬇︎ 税➡︎【政府】⬅︎税 ⬇︎ ⬆︎
  \ /⬅︎国債➡︎||助成金➡︎\ /
  家\計   公的貯蓄   企/業
  / \預金➡︎ ⬇︎ 投融資➡︎/ \
  ⬇︎ ⬆︎⬅︎貸付【銀行】⬅︎利息⬆︎ ⬇︎
  | |所得= 金融 生産へ| |
  | |GDP 市場 の投入| |
  |  --⬅︎d  s➡︎--  |
  |労働・   \/ 賃金・地代|
  |土地・資本 /\・利潤=GDP
   ----➡︎s生産d⬅︎----
  労働の供給 要素市場 労働の需要


企業の価値

トービンのqは株式市場で評価された企業の価値を資本の再取得価格で割った値。
       
   |             / _
   |            /_ー
  価|           /ー
  格|         _ー
  ・| 企業資産価値_ー/ 
log|     _ー / 
   |   _ー  / 
   |  ー   /
   |  ⬆︎  / 
 トービンのq / q<1,q=1,q>1
   |  ⬇︎/       
   |  /       
   | 企業市場価値
   |__________________
                     時間


乗数
以下、伊東光晴『ケインズ』(145~6,126,173頁,ケインズ③10)より
         _____________
        |    /消費←所得  /
        |   /ーーーーーー /
雇用量←生産量=|所得〈 (消費性向)/
        |   \     //資本の限界効率
        |    \投 資 ←〈
        | (乗数理論)/  \利子率←(流動性選好説)
        |______/
      
《雇用量の増減は生産量の増減に支配される。生産量は所得の変化で測られる。
所得は有効需要の大きさによってきまり、有効需要は消費需要と投 資需要の合計である(有効需要の原理)。
ところが消費の量は、所得の大きさがきまればきまるという関係がある。これが消費性向の関係としてとらえられている。
そこで、消費が所得の大きさによってきまれば、投 資の大きささえきまるならば、
それによって所得の大きさと消費の大きさがきまるわけである。これが乗数理論であった。いまこれを式で書けば、

所得=1/(1-消費性向)×投資

である。以上は生産量の大きさをきめるメカニズムであり、生産物の市場(財の市場)の問題である。》


  ケインジアンの交差図における政府購入の増加、租税の減少
   |             / _計画支出
  支|           B/_ー
  出|           /ー    政府購入の増加は計画支出を情報にシフトさせ…
  ・|         _ー|  ⬆︎ _(減税も同じ効果)
  E|       _ー/ | _ー
   |     _ー /  _ー
   |   _ー  / _ー|
   | _ー   /_ー  |
   |ー    /ー    |
   |   _ー|A    |
   | _ー/ |     |
   |ー /  |     |
   | /   |     |
   |/45度_|_____|_______
            ➡︎    所得・生産(Y)
       均衡所得を増加させる
        
マンキューマクロ上邦訳旧第二版270-3頁より

厚生経済学
ピグー税とピグー補助金

4:4 ピグー政策と余剰の分配

公害を出す鉄生産者への課税or公害対策への補助金を出すケースの図解。
被害者である漁民への損失補填Cもあり得る。MCは限界費用。Dは需要曲線。

(a)ピグー税下の余剰
    |
    |\      社会的限界費用
    | \    /
    |A \  / 
鉄の価格|___\/
    |   /\  MC
    |B / |\/
    | /  |/\
    |/ピグー/  \D
    |C 税/|     
    |  / |   
    | /  |
    |/___|_________
         Q*
       最適生産

  消費者余剰 鉄工場の利潤 漁民の損失 政府の税収
+)__A_____B_____-C_____C____
           A + B(総余剰)

(b)ピグー補助金下の余剰
    |
    |\      社会的限界費用
    | \    /
    |A \  /| 
鉄の価格|___\/ ←ピグー補助金
    |   /\ |
   鉄|B / |Y/MC
   工| /  |/\
   場|/   / |\D
   の|C  /| |    
   収|  /X| |  
   入| /生産| | 
    |/コスト|_|________
         Q* Q**
       最適生産

  消費者余剰 鉄工場の利潤 漁民の損失 政府の税収
+)__A____B+C+Y___-C____-Y____
           A + B(総余剰)

《ピグー税を使ってもピグー補助金を使っても、総余剰はA+Bで同じであ
るが、その分け方が違う…》(神取4:1,264頁)


レーン=メイドナー・モデル:

北欧では、企業間の労働力移動に関して政府が「積極的労働市場政策」と呼ば
れる政策を導入し、職業訓練や職場移転する間の所得保証等をおこなっている。
雇用の流動化(フレキシビリティ)と社会保障による安全(セキュリティ)を
組み合わせている(フレキシキュリティ)。スウェーデンモデルともいわれる。
日本では雇用調整助成金という逆?の手法がとられている。
現在では全EUでフレキシキュリティが労働市場の推奨モデルとされている。

利潤率/賃金
   |              _ 従来の賃金水準
   |             |/|\
   |            _| | |
   |合理化あるいは    |/| | |
   |   倒産     _| | | 余剰
   |   ⬇︎     |/| | | |
   |        _|⬇︎|⬇︎|⬇︎| |
   |_______|/|_|_|_|/ 同一労働同一賃金
   |     | | | | | |
   |    _|/連帯的賃金政策 |
   |⬆︎ ⬆︎|⬆︎| | | | | |
   |  _|/| | | | | |
   | | | | | | | | |
   |_|/| | | | | | |
   | | | | | | | | | 
   |/| | | | | | | |
   | | | | | | | | |
   | | | | | | | | |
   |_|_|_|_|_|_|_|_|
    企 企 企 企|企 企 企 企
    業 業 業 業|業 業 業 業
    1 2 3 4|5 6 7 8
           ➡︎
         労働力移動

    レーン=メイドナー・モデル概念図
(『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』105頁より)

高収益企業と低収益企業の賃金を平均して同一に設定する。高収益企業は払う
賃金が下がるので、余剰を再投資に回してさらに発展するとともにイルフレも
抑制できる。低収益企業は経営努力して効率を高めていく。高められなければ
淘汰されることになる。
(『日本はスウェーデンになるべきか』204頁参照)



ミンスキー:
金融不安で見直される経済学者CAN “IT” HAPPEN AGAIN?
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/can-it-happen-again-jbpress.html
『投資と金融』14,28頁より

     
            政策の選択肢
            最後の貸し手
          Yes    No
        _______________
       |       |       |
 政  Yes|Yes-Yes|Yes-No |
 府     |_______|_______|
 赤     |       |       |
 字  No | No-Yes| No-No |
       |_______|_______|   
     

D/Y(B) 
 |
企|
業|B___   
の|    \       
負|     \ 
債|      \ 不安定領域
・|A_  擬似 \   
所|  \ 安定領域\  
得|   \     | 
比|安定領域|    | 
率|____|A___|B_____
     家計の負債・所得比率  D/Y(H)

負債・所得比率と一定の所得減少に対する反応の安定特性



http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9419/yogo6.htm
「リンダールメカニズム」
 公共財の租税価格を調節することによって各個人の公共財の需要量(平等一定)と租税価格(変数)が釣り合うように調整し て達成された均衡点を「リンダール均衡」という。リンダール均衡はパレート効率的な資源配分を可能にする。

リンダール均衡へと至る、
リンダール・プロセスの図解:

  |
 B|\ 
 0|_\____/_BG
 価|  \ ⬇︎/
 格|   \/L
 A|   /\   
 0|__/_⬆︎\__AG
  | /    \
  |/
     公共財需要量

左下には消費者Aの原点が取られており、そこから上方向に消費者Aのリンダール価格、右方向に公共財需要量が取られている。斜めに伸びる線が消費者Aの公共財に対する需要曲線である。左上には消費者Bの原点が取られており…
(奧野ミクロ336頁参照)


年金の2つの原理:

      第1期   第2期   第3期

     貯蓄の側面(積立方式)
      ___ ① ___
 第1世代|若者A|→|老人A|
     |___| |___|
             ↑ ②所得再分配の側面(賦課方式)
            ___   ___
       第2世代|若者B|→|老人B|
           |___| |___|

注:この模式図で、各期とは、数十年の期間を適当に区切って考えたものである。図には、
第3世代や4世代などは省略してしている。
(清水克俊『国債危機と金融市場 』161頁より)



利子率

マンキューマクロ経済学入門篇1:3:8,308頁,邦訳第2版276頁
8-7図 IS曲線の導出参照
             (b)ケインジアンの交差図①3,②6(所得=消費+投資),7(貯蓄=投資)
               支出|
                 |       /
                 |      /ー
                 |    _ー_ー③8
                 |  _ー/ー
                 |_ー_ー |
                 ⬇︎_ー/| |   
                 | / | | 
                 |45度|_|_______
                    Y2⬅︎Y1  所得・生産
                     | | 
                     | |  
利| (a)投資関数④11   利|   | | (c)IS曲線④11,14
子|              子|   | |
率|              率|I  | | 
 |  \            |  \| |
r2___\___________|___\ |
⬆︎|   |\         ⬆︎|   |\|    
r1___|_\_________|___|_\ S
 |   | |\        |   | |\_
 |___|_|______   |___|_|_______   
   Ir2⬅︎Ir1  投資      Y2⬅︎Y1  所得・生産
(マンキューマクロ経済学入門篇1:3:8,308頁より)

(a)利子率が上昇すると、計画投資I(r1)は減少する。
(b)(a)における計画投資I(r1)の減少は、計画支出関数を下方へシフトさせ、
その結果、所得はY1からY2に減少する。
(c)IS曲線(c)は、利子率(a)と所得水準(b)の関係をまとめたもの。
ヒックスの図(c)だけだと思考と導出の過程がわからない。

図8-11 LM曲線の導出(マンキューマクロ経済学入門篇1:3:8,316頁,邦訳旧第2版285頁参照)
                     
利| (a)投資関数      利| (b)LM曲線 ⑤19(④13,15,17)
子|              子|   
率|   |          率|   | | 
 |\➡︎\|           |   | |/
r2_\_\_________r2|___|_|
⬆︎|  \|\         ⬆︎|   |/|    
r1___\_\_______r1|___|_|
 |   |\ \        | _/| |
 |___|________   |___|_|_______   
  -m/p 実質貨幣残高(M/P)  Y1 Y2  所得・生産

IS–LM とは、
I:投資 (Investment)、S:貯蓄 (Saving)、L:流動性選好 (Liquidity Preference)、M:貨幣供給 (Money Supply)

右上にあるケインジアンの交差図が重要で、レオンチェフの産業連関表とも呼応する。サミュエルソンも重視した45°線はカレツキに先行権のある有効需要を説明する。利子率設定はケインズの言説とは違い、ゲゼルの減価マネー案(税金をも含有する)を補強する。

  流動性の罠
利|
子|        
率|I       M M
 |  \    / /
 |   \  / /
 |  __\/_/ 均衡利子率0
 | L   \____   
 |  _____   S
 |_(流動性の罠)___________
              国民所得

利子率がゼロ近くまで低下したまま
   ↓
流動性選好で人々が資産を保有しようとする
   ↓
金融政策が効かない

  NKーPC曲線とISーMP曲線の統合
実|    
質|    
利|       |   |
子|IS    /    |MP(マネタリーポリシー)
率|曲線   /    / 曲線
 | \ A/1 →2/金融緩和後
1|__\/_   /
 |  /\   /   
2|___|_|/B 均衡点
 |   | /\   
 |___|_|________   
     | |    所得
     | | 
イ|   | |
ン|   | |
フ|   | | 
レ|   | |  |
率|   | | /NKーPC曲線
 |   | |/ (ニューケインジアン、フィリップス)
2|___|_|
 |   |/|    
1|___/_|
 |  /| |   
 |___|_|________   
    Y1→2 所得

金融緩和策によって1から2へMP曲線が移行した場合
   ↓
NKーPC曲線により
   ↓
失業率低下=所得増加
(Y1から2へ)
インフレ率上昇
(1から2へ)
の変化も読み取れる

   ↓
失業対策とインフレ対策のバランスを考慮した金融政策の必要性

(菅原晃『図解 使えるマクロ経済学』2014年,中経出版より)



信用創造:

複数銀行による貨幣の拡張
         _________
1ドルの準備金︎ |   ___   |
━︎━━︎━➡︎━━━━━━|銀行1|➡︎┓|
        |  |___| ┃|
        |┏━←━┛   ⬇︎|
        |┃  ___  ┃|
        |┣➡︎|銀行2|➡︎┤| 10ドルの預金貨幣
        |┃ |___| ┣━━━➡︎━━︎━━︎━━━
        |┣━←━┛   ┃|
        |┃  ___  ⬆︎|
        |┣➡︎|銀行3|➡︎┤|
        |┃ |___| ┃|
        |┣━←━┛   ⬆︎|
        |⬇︎ 等々〜10 ┃|
        |_________|

(サミュエルソン、経済学上[原書第11版]16章,319頁,1966,1981,1987岩波書店)

なお、上記図は、独占銀行と同時的拡張という二つの図に書き換えることもできる(16-2図326頁)。こうした信用創造の説明は基礎的かつ重要だと思うが商学に当たると判断されるのか、簡単な貸借対照表まで連記したサミュエルソン(及びマンキューマクロ応用篇)に比べて、それ以外の入門書ではあまり重視されていないように思える。
独占銀行
         _________
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
1ドルの準備金︎ |         | 10ドルの預金貨幣
━︎━━︎━➡︎━━━|         |━━━➡︎━━︎━━︎━━━
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |_________|

同時的拡張
         _________
        |   ___   |
       ┏━━➡︎|銀行1|➡︎┓|
       ┃|  |___| ┃|
       ┃|        ⬇︎|
       ┃|   ___  ┃|
       ┣━━➡︎|銀行2|➡︎┤| 10ドルの預金貨幣
1ドルの準備金︎┃|  |___| ┣━━━➡︎━━︎━━︎━━━
━︎━━︎━━➡︎━┤ |        ┃|
       ┃|   ___  ⬆︎|
       ┣━━➡︎|銀行3|➡︎┛|
        |  |___|  |
        |         |
        |   等々    |
        |_________|


参考:
マンキューマクロ経済学(第18章,原著)2:3:7,235~7頁,邦訳第2版217~9頁
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/mankiw/mankiw18.htm


マンキューマクロ応用篇第7章より

     第1銀行の貸借対照表
    資 産      負 債
_____________________
準備 1000ドル |預 金 1000ドル
          |

     第1銀行の貸借対照表
    資 産      負 債
_____________________
準備  200ドル |預 金 1000ドル
貸出金 800ドル |

     第2銀行の貸借対照表
    資 産      負 債
_____________________
準備  160ドル |預 金  800ドル
貸出金 640ドル |


      第3銀行の貸借対照表
    資 産      負 債
_____________________
準備  128ドル |預 金  640ドル
貸出金 512ドル |



最初の預金     =1000ドル
第1銀行の貸し出し =(1-rr)×1000ドル
第2銀行の貸し出し =(1-rr)^2×1000ドル
第3銀行の貸し出し =(1-rr)^3×1000ドル
          ・
          ・
          ・
__________________________
  総貨幣供給   =[1+(1-rr)+(1-rr)^2×1000ドル
           +(1-rr)^3+・・・]×1000ドル
          =(1/rr)×1000ドル

rrは、準備預金率。準備金の各々の1ドルは、(1/rr)ドルを生じさせる。

 《準備のおのおのの1ドルは貨幣の(1/rr)ドルを生じさせます。我々の事例では、rr=0.2です。だから最初の1000ドルは5000ドルの貨幣を信用創造します 銀行システムの貨幣創造の能力は、銀行と他の金融機関では根本的に異なります。我々が第3章で最初に議論したように、金融市場は、経済の資源を将来の家計のために彼らの所得のいくらかを貯蓄したい家計から、将来の生産物に使用するため、資本財を買うために借り入れたいと思っている家計と企業にまで移動する重要な機能を持ちます。貯蓄者から借り手まで資金の移動の工程は金融仲介と呼ばれます。経済における多くの制度は、金融仲介のように行動します。:もっとも顕著な事例は株式市場、債券市場、そして銀行システムです。またこれらの金融制度のうち、銀行のみが小切手勘定のような、貨幣供給の一部である資産を創造する法的権限を持ちます。それゆえに、銀行は直接貨幣供給に影響を及ぼす唯一の金融制度です。》*
マンキューマクロ経済学(第18章)2:3:7
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/mankiw/mankiw18.htm
貨幣供給のモデル
http://hakase-jyuku.com/mankiw/category15/entry85.html

*教学注:総貨幣供給量の算式の導出の最終段階では,無限幾何級数の総和の公式を用いている(乗数を計算するのに用いたのと同じ公式).この結果によると,もし x が -1と1の間の値ならば,
  1+x+x^2+x^3+…=1/(1-x)
となる,この例では,x =1-rr.


企業の価値(再掲):

トービンのqは株式市場で評価された企業の価値を資本の再取得価格で割った値。
       
   |             / _
   |            /_ー
  価|           /ー
  格|         _ー
  ・| 企業資産価値_ー/ 
log|     _ー / 
   |   _ー  / 
   |  ー   /
   |  ⬆︎  / 
 トービンのq / q<1,q=1,q>1
   |  ⬇︎/       
   |  /       
   | 企業市場価値
   |__________________
                     時間

資産価値を45°線上に置いた方がわかりやすいのだが、、、

注:
ソロー以降、動学が主流になる(資本ストックは時間軸として解釈し得る)。

ソローのモデル:
http://blog.livedoor.jp/sowerberry/archives/41781283.html
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51896883.html

簡単に言うと、戦争などで労働力が減れば全体K(またはβ?)=資本ストックの絶対数は減る。
少子化で資産家の遺産が少数者に集まればr資本収益率は相対的に上がる。
部門2と部門1の人口増減は性質が違う対社会効果になる。
人口と成長率の交互の上下動は、国家と資本の関係、自由主義と帝国主義の交互性、
循環性に似ている(ソローのモデルに関してはマンキューマクロ応用篇に詳しい)。


 所得         δK
  |        / 
Y2|_______○dK  ○sY
  |    ○  /|
Y1|  ○  / |
  |    /  |
  | ○ /   |   
  |  /    | 
  | /     |
  |/______|______資本
      K   K'

Y を生産量、K を資本(資本ストック)、s を貯蓄率、δ を資本消耗率、減価償却率とする。

《経済が資本/所得比率がー定の「定常状態」に到達したと考えよう。労働からだけ所得を得る人々の賃金は、技術進歩によって生産
性が上がるのと同じぐらいのスピードで上がる。それは経済全体の成長率より少し低いだろう。なぜなら成長率は人口増加率を含むか
らだ。》*

この結果、資本収益率が成長率を上回り、格差が拡大します。これをソローは富める者がますます富むダイナミックと呼んでいます。
*Solow "Thomas Piketty Is Right" New Republic, April 22, 2014

(注)ピケティは実証分析などに基づき、格差拡大を説明できる関係式として基本法則を示した
r>g

α=r×β (21世紀の資本邦訳56頁,1章)
β=s/g (173頁5章,240頁第6章で1948年ドーマーが提示したg=s/βから1956年ソローが展開したとされる)

資本/所得比率β、所得の中の資本シェアα、資本収益率r
貯蓄率s、成長率g
(例:所得の中の資本シェアα=30%,資本収益率r=5%,資本/所得率β=600%、57頁より)
(例:「ある国が所得の12%を毎年貯金しており、当初の資本ストックが所得6年分とすると、資本ストックの成長率は年間2パーセントだ。つまり国民所得とまったく同じ比率であり、資本/所得率は安定状態を保つ。」178頁より)


補足、
典型的な均衡動学系hのグラフ:
 
    不動点ks=h(ks; θ )

  h        45度
  |        / 
  |       。 。H
  |    。_/|
  |  。_|/ |
  |  | /  |
  | 。|/   |   
  |  /    | 
  | /|    |
  |/_|____|______資本k
     k    ks
     ↑

  h          45度
  |  ____→___/ 
  | ̄-_      /| 
  | |  ̄-___/ | 
  | |   | ̄-| |  
  | |   |/|_ ̄-_
  | |   / |     ̄-_
  | |  /  |    
  | | /   |   
  | |/    | 
  | /     |
  |/|_____|______資本k
    k    ks
    ↑       (『現代の経済理論』東大出版231頁より)

下の図は特に「動学的な蜘蛛の巣」として、需給モデルにも適応する。
例えば、
拡散型の蜘蛛の巣、
持続性のある振動、
非線形の振動等がある。
(サミュエルソン上#20,430~1頁参照)


http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20150204/277158/?P=4&mds 4/8 (日経、要登録)
《吉川:なるほど。では、ここで少し経済学の議論をしてもいいですか。あなたは基本的に「ソロー
モデル」に依拠しています。資本の中身を分けずひとくくりにして経済成長を分析している「ワンセ
クターモデル」よりも、私は19世紀を理解するうえでは、アーサー・ルイスの提唱した「二重経済モデ
ル」(ルイス・モデル)の方が良いと思います。

 これは途上国経済を分析するモデルで、経済を分析する時に経済を都市工業部門と農業部門に分け、
農業部門にある余剰労働力を使いながら工業部門が経済成長していくモデルです。ポイントは、実質
賃金が労働の限界生産に等しくないことです。…

ピケティ:まず、ソローのワンセクターモデルはあまりいいモデルではないと思います。私のアプローチ
は、(農地、住宅など)複数のセクターに分けて資本をとらえています。それは『21世紀の資本』の113
ページ(注:英訳版、邦訳版では119ページの第3章「資本の変化」)から書いたのですが、重要なのは、
資本の中身の変化をとらえることです。》

ルイスの「二重経済モデル」
労働の限界生産物[の価値](一人当たり)
  ↑
  | 
N |___    
  |   \__
N1|__    \__
  |  \__    \_
生 |     \_    \
産 |       \    \
物 |        \    \
  |         \P   \P'
W |__________\____\_______ 工業部門賃金
  |          |\   |\      
  |          | \  | \
  |          |  \ |  \
W1|__________|___\|___\___ 生存維持部門賃金
  |          |    |    \
  |          |    |\    \
  |          |    | \    \
  |          |    |  \    \
  |          |    |   \    \
  |__________|____|____|____\___→
 0  労働投入量(人数)M    M1          労働

上記は先出の図と関係する。景気循環にも関係するだろう。

再掲、生産関数:

二部門モデル 西村マクロ経済動学
生産関数を所与とした際の、最適動学均衡分析。

二部門モデル、等量曲線

K2        K2/L2=1  K1
 | |  |  | /       |       | 
 | |  |  |/        |   o   |
1|_|__|__|____     |    B* | ↖
 | |  | /|         |  o    |  ↘
 | |A*|/_|___K*    |     o |
 | |  /  |         |   o  o|   
 | | /   |         |    o  | o  o C*
 |A|/____|____K    |      o|
 | /     |         |      B|  o  o C
 |/______|____L2   |_______|________L1
0        1                 1
    資本財部門            消費材部門
     角度が急             ゆるやか
              

とはいえ、やはりピケティ*はフローよりもストックに着目する。

なお冒頭の図は柄谷の交換図に対応する。

       | 
  ステート |ネーション
 ______|_____平
  キャピタル|  X  等
       |     
      自 由

ただし、ネーションと家計に子供を作る役割を考えないと図を対応させる意義がわからない。

パーソンズの図式はメンガーの効用理論からこぼれ落ちるものを拾う意味があった。交換銀行が付随する理論をプルードンが展開したように、パーソンズもそれを共同研究を考慮し(対象主体共に)複数人数で展開したのだ。柄谷交換図もパーソンズ行為システムに拡大し得るが、各要素がフラクタルに内部化し得ることも留意すべきだ。

原フロー循環図、銀行の信用創造に関しては、
[クルーグマン][マンキュー][スティグリッツ][ヴァリアン][サミュエルソン]:目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/httpnam-students.html


ピケティ『21世紀の資本』「はじめに」より
《率直に言わせてもらうと、経済学という学問分野は、まだ数学だの、純粋理論的でしばしばきわめてイデオロギー偏向を伴った臆測だのに対するガキっぽい情熱を克服できておらず、そのために歴史研究や他の社会科学との共同作業が犠牲になっている。経済学者たちはあまりにしばしば、自分たちの内輪でしか興味を持たれないような、どうでもいい数学問題にばかり没頭している。この数学への偏執狂ぶりは、科学っぽく見せるにはお手軽な方法だが、それをいいことに、私たちの住む世界が投げかけるはるかに複雑な問題には答えずにすませているのだ。》

ステート、ネーション(あるいはアソシエーション)がストックに対応する。ストックはコモンズを含むから全否定出来ない。

ストックとフローが対立するのではなく、
2種類のストックが対立する
独占とコモンズだ
朱子学で言う最近柄谷行人も言及していた社倉もコモンズだ
世界資本税もコモンズの再生だ

プラトンはまだ輪廻転生という偶然を認めたが
朱子学やヘーゲルは偶然を認めない(易,社会から偶然性が排除される)
彼らの体系はストック重視の思想と言える

近代になり偶然性が大事になる
フロー重視の経済学が代表例だ

ピケティはストックに再び着目する
ただし形而上学的退行を回避出来ているのは
彼の文学や映画の教養によるところが大きい
ここだけはジジェクと同じ

21世紀の資本でもキューブリックのバリーリンドンに触れている、、、

ピケティ原版にはオンラインの専門補遺とインターネットサイトが存在する。これを日本語に翻訳したものはhttp://cruel.org/books/capital21c/ にある。

上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出(=GDP) E_\/    販売された財・|
  |        均衡点/\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎ 輸出
  ( r ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)( r
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎ 輸入
  | |         金融         | |
  | |   民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要


上昇(インフレ)貨幣優勢← 利 子 率 →財優勢(デフレ)下降

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出    均衡点E_(r    販売された財・|
  (=GDP)      /\_      サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎ 輸出
  ( r ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)( r
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業
  / \_⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \_
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎ 輸入
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_(r均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\_  ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要





上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                 輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。 







上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給Oc
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 輸出    資本財Ok
  |支出C   均衡点E_\/    販売された財・|   ___市場___ 
  (=GDP)      /\       サービス| 投資支出I\/   |
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |  |  _/\_  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |__| |S  D| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP)/⬆︎____|    | |
  | |         |政府購入G   産出| |____     ⬇︎ ⬆︎
  | | ⬅︎生活保護-- ||         |/| _  |    | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎/ | |____| |
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /  |________|
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業】  ________
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \  |  ____  |
  ⬇︎ ⬆︎Sa預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎\_| |    | |
  | |         金融         |\|____|    | |
  | | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資I⬆︎   | |____     ⬆︎ ⬇︎
  | |所得Y              生産へ|\⬇︎__  | 原料・| |
  | (=GDP)   生産要素     の投入| |  | |中間財 | |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |  | |_市場_| |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|  |   \/   |
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)  |___/\___|
   ---------➡︎S  D⬅︎---------      S  D
      労働の供給        労働の需要


(分配)      (生産)        (支出)
国内所得Y=国内生産(OC+OK)=国内支出(消費C+投資I(+政府支出G))【三面等価の原則】 

GDP(国内総生産)=Oc+Ok  NDP(国内純正産)=GDP-資本減耗
Y=NDP=C+I(三面等価原則) Y=C+Sa(所得処分)
:Sa=I=◁K(資本蓄積)

             A
 消費者需要     生産物市場      産業界供給
 (相対的限界効用            (限界費用が価格
  の比例性)     P\/B      に等しい)
     ➡︎      B/\P        ⬅︎
   ⬆︎                     ⬆︎ 
  【公衆】       ➡︎         【産業界】
(Public)     S        (Business)
 相対的効用   ⬆︎S     S⬇︎     生産関数が
 選好または       S         投入と産出
 無差別曲線       ⬅︎         を結ぶ
   ⬇︎                     ⬇︎
     ➡︎      B\/P       ⬅︎
 要素供給       P/\B       派生要素
 (非効用:レジャー           (限界生産物の
  選好:財産所有)  要素市場       比例性)
             E

第32-1図〈何を〉〈いかに〉〈誰のために〉は一般均衢的な価格付けによリ决定される
貨幣は右まわりの循環をしているが、その一つの結節点たとえばAでは、消費者需要が
産業界供給と出会って、それぞれの財の均価恪と均衡数量とを決定することが示されて
ある。同樣に、E点では、産業界の派生要素需要が公衆の要素供給と出会って、諸要素の
均衛価格と均衡数量とを決定する。

サミュエルソン『経済学』11ed邦訳1987年版下669頁より

参考:
NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html
クルーグマン/マンキュー/スティグリッツ/サミュエルソン
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/httpnam-students.html

図8-3  ケインジアンの交差図(マンキューマクロ入門篇1:3:8,298頁参照)
http://hakase-jyuku.com/mankiw/category8/entry41.html

…経済が閉鎖的でNX=0の場合をまず考えると、計画支出Eは、
 E=C(消費)+I(投資)+G(政府支出) となる。
 ここで消費Cが可処分所得Y-T(税金)の関数であると仮定す
ると、
 E=C(Y-T)+I+G
ということになる。    …要するに一万円収入が増えたら平均
して日本人はそのうち八千円を使い二千円を貯蓄に回すということ
であるから、E=C(Y-T)+I+G という曲線は、EとYが
均衡している45度線より傾きが緩やかになるはずである。
 Y=Eの45度線とE=C(Y-T)+I+G線の交点が、つまり
{現実の支出}={計画支出}
であり、ここが均衡水準である。
 この図を特に「ケインジアンの交差図」という。

(計画支出)
E      Y=PE
|      現実支出
|     /_ー計画支出 PE=C+I+G
|  _ー/  
|_ー /  
|  /   
| /
|/
 ――――――――――Y(所得・産出)
     y

「所得=生産物価値=消費+投 資
  貯蓄=所得-消費
 したがって
  貯蓄=投 資」
(ケインズ一般理論第6章より)

       有効需要=消費+投 資 
   |             / _総需要
  総|           A/_ー
  需|          有/ー
  要|         _ー|投   _消費
   |       _ー/ |資_ー
   |     _ー / 効_ー
   |   _ー  / _ー|
   | _ー   /_ー  |消
   |ー    /ー   需|
   |   _ー      |
   | _ー/       |費
   |ー /       用|
   | /         |
   |/45度_______|_______
               ↑    総生産、供給(GDP)
        雇用量もここで決まる

総需要=総供給を示す線は45度の傾きをもつ。一国の有効需要は点Aで均衡する。
有効需要=消費+投 資は、ケインズ理論の核となる考え方のひとつ。
(中野明『図解ケインズ』)

上記図からIS-LM曲線(ヒックス考案)が導かれる。
 IS-LM (I nvestment Saving – L iquidity Preference M oney Supply) model


AD-AS曲線
(『らくらくマクロ経済学入門』より)

AD曲線:175

  第2象限        利子率(r)        第1象限
                 |      LM
              /  |      /→/LM’
             /___|_____/_/
            /|   |    / /|
           / |   |   / / | 
          /  |   |  / /  |
         /___|___|_/ /   |   
        /|   |   |/|/    | 
         |   |   | |     |
_________|___|___|_|_____|________
 L2  \ \ |   |  0|\|     |  国民所得(Y)
      \ \|___|___|_\     |
       \ \   |   |  \    |
        \ \  |   |   \   |
         \↙\ |   |    \  |
          \ \|   |     \ |    
           \ |   |      \|
            \|\__|_______\
             \ \ |        \
              \ \|     
               \ |
   第3象限         \|L1        第4象限


119-L1(取引的動機の貨幣需要),L2(投機的動機の貨幣需要)


AS曲線:181

  第2象限         物価(P)         第1象限
                 |       |AS
              /  |       |
             /___|_______|B
            /|   |      /|
           / |   |     / | 
          /__|___|____/A |
         /|  |   |   /|  |   
        / |  |   |  / |  |完全雇用 
          |  |   |    |  |国民所得
__________|__|___|____|__|________
 (w/P) \  |  |  0|。   |  |Yf  実質国民所得
        \ |  |   |  。 |  |        (Y)
         \|__|___|____。  |
        E/\  |   |     。 |
        /  \ |   |      。|
       /    \|___|_______。 
      /    G/\   |Nf       。
     /     /  \  |          。 
   ND    NS    \ |           。
                 |
   第3象限        ND、NS          第4象限

       E、Gからスタート


AD-AS曲線:197
AD—AS分析(同時分析) 
             _________________________
            |IS—LM分析                  |
 __________ | ___________  __________ |
|労働市場      |||貨幣市場       ||財市場       ||
| 労働需要_    ||| 貨幣需要_     ||  総需要_    ||
|      |_物価|||      |_利子率||      |_物価||
| 労働供給_|   ||| 貨幣供給_|    ||  総供給_|   ||
|__________|||___________||__________||
     |      |    LM曲線       IS曲線      |
     |      |______|_________|________|
     |             |_________|
     |                 |
   総供給曲線             総需要曲線
   (AS曲線)           (AD曲線)
     |_________________|
              |
            国民所得
             物価

以下、マンキューマクロ入門編邦訳第2版394頁より

図11-7  総需要のシフトはどのように短期変動を引き起こすか

物価水準(P)
  |       |   AS2
  |    \  |  /
  |     \ | /
  |      \|/   
P3|_\_____|C   ←/AS1
  |  \   /|\   /  
  |   \ / | \ / 
P2|____\__|__\B
  |   / \ | /|\  
P1|__/___\|/ | \
  | /    A|  | →\AD2
  |      /|\ | 
  |     / | \| 
  |    /  |  \AD1 
  |       |  |
  |_______|__|_________
          | →Y2   所得、生産(Y)
       Y1=Y3=Y

 いま経済が長期均衡点Aから出発するとしよう.予期し
ない総需要の増大かあると,物価はP1からP2に上昇する.
物価水準P2は期待物価水準P1(P2e)を上回るので,経済は短期
総供給曲線上をA点からB点に移動し,生産は一時的に自
然率を上回る.長期的には期待物価水準はP3(P3e)に上昇し、短
期総供給曲線は上方にシフトする.経済は新しい長期均衡点
Cに到達し,生産は自然率に戻る.
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〈資本論〉入門 デヴィッド・ハーヴェイ Reading Marx's CapitalwithDavidHarvey

http://nam-students.blogspot.jp/2016/05/blog-post_25.html

https://www.reddit.com/r/pathofcapital/comments/13euom/1_commodity/

13.The circulation of capital 邦訳下#1,61頁参照

図表:三つの資本循環(貨幣資本、生産資本、商品資本)


     W           W

     ⇅②         ②⇅

     G           G

     ⇅           ⇅

     A           A

    / \ ③       / \ ③

→G→W   P→W'→G'→W   P→W'→・・・

  ① \ /  ↓     ↓    ① \ / 

     Pm W+w G+g  Pm

     ⇅     ④↓      ⇅

     G      W    G

      ↑⑤         ⑤ ↑

     W           W


G一一一一一一一一一一一G'

       P·······································P

         W'一·一·一·一·一·一·一·一W'

G:貨幣

W:商品

A:労働力

Pm:生産手段

P:生産

w:剩余商品

g:剩余貨幣

W':W+w

G':G+g

一一一一一一貨幣資本の循環

······················生産資本の循環

一·一·一·一·一商品資本の循環


①資本家による生産のための商品の買い

②労働者による労働力の売りと賃金財の買い

③生産機能

④資本家による消費財の買い

⑤ある資本家から別の資本家への商品生産物の売り


https://www.reddit.com/r/pathofcapital/comments/13euom/1_commodity/

13.The circulation of capital 邦訳下#1,61頁参照

図表:三つの資本循環(貨幣資本、生産資本、商品資本)


          ____________

        _|__________  |

 ______|_|____      | |

|    A | |    |  A  | |

|   / \| |    | / \ | |

→G→W   P→W'→G'→W   P→W'→・・

|   \ /| ↓      ↓   | \ / | |

|   Pm |W+w G+g  Pm | |

|______|_|____|     | |

       |_|__________| |

         |____________|

   貨幣資本の循環

          生産資本の循環

             商品資本の循環

G:貨幣

W:商品

A:労働力

Pm:生産手段 Produktionsmittel Production means

P:生産

w:剩余商品

g:剩余貨幣

W':W+w

G':G+g

        

332 Comments:

Blogger yoji said...

オイラーの定理
生産関数のある三つの条件が整うと
利潤はゼロ

マンキュー入門篇71篇

9:03 午前  
Blogger yoji said...

柄谷行人『資本論』を語る -
http://d.hatena.ne.jp/kingfish/20090605

[試験のために読んだ]鈴木鴻一郎の『経済学原理』で、はじめてその体系性がわかったのです。

 ふつう『資本論』というと、第一巻・第二巻しか読まないですね。ルカーチもアルチュセールも、第三巻を読んでいない。少なくとも精読していないということは明らかです。じつは僕もそうだった。試験があるから、精読してはじめて『資本論』が体系的な著作であることに気づいたのです。
 第三巻は信用過程を論じています。第一巻・第二巻しか読まないと、『資本論』が、資本主義経済が「信用の体系」だということを論じていることがわからないのです。ふつうは、第一巻を読んで、資本は労働者から剰余価値を搾取しているというようなことで、資本主義を理解する。そして、マルクスはそういうことを書いているのだと思う。しかし、その程度のことなら、マルクス以前のリカード左派の人たちが書いています。彼らは「搾取」や「賃金奴隷」という言葉も使っていた。マルクスの独自性は、そういうところにはないのです。

9:44 午後  
Blogger yoji said...

岩井克人『資本主義を語る』
http://tetsusala.seesaa.net/article/400611103.html
(「貨幣の起源」に関して、柄谷行人氏との対談『貨幣・言語・数』の中で、岩井氏は次のようなことを語っています。)

“ぼくがやったというのは、結局、鈴木鴻一郎のいう信用過程が終わって後ろからすべてを見直して、信用過程を最初の流通過程にくり込んだということなのかもしれません。マルクスの場合、「労働価値説」という不可能性のコアをもっていて、「真理」への到達がつねに遅れてしまうから、どうしても俗な意味での「弁証法的」な展開をしてしまうわけです。ぼくの場合は、その「労働価値説」という不可能性のコアがないから、無限の時間を、無限そのものを今ここで実体化している「貨幣」の問題の一つの派生的な問題として処理することができたわけです。
(中略)「信用」の問題をやると、ゼロから無限につづいていく時間を取り扱わなければならないからで、無限はマルクス経済学であれ、新古典派経済学であれ、希少性の科学としての経済学にとって鬼門です(笑)。ただし、鈴木鴻一郎の場合でも、流通過程論のあいだに生産過程論を入れることによって、無限が悪さをすることを防ぐ役目をはたさせている。ぼくの場合、無限を恐れる必要がない。まず、『貨幣論』の前半で無限の時間を循環論法のかたちに形式的に折りたたんで、「貨幣」をまさに無限が「いまここ」に集約されることによって、無から有が生まれている問題だというふうに論じ、『貨幣論』の後半のハイパー・インフレーションを論ずるときには、一度折りたたんだ循環論法をもう一度ゼロから無限への時間軸を通して展開して、まさに無限がどのように悪さをするかを見てみることになるわけです。”

9:50 午後  
Blogger yoji said...



上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_(r    販売された財・|
  (=GDP)      /\_      サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    ↓↑       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  ↑ ↓(←短期国債-→)||(---助成金→ ↓ ↑
  ( r ---所得税→【政府】←保険・法人税)( r
 【家\計】    公的貯蓄|↑政府赤字    【企\業】
  / \_←利子・貸付け ↓|(----融資→ / \_
  ↓ ↑ -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)↑ ↓ 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資↑    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_(r均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\_  ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              需要
            ↗︎    ↘︎
           所得  ← 生産

10:17 午後  
Blogger yoji said...


上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_(r    販売された財・|
  (=GDP)      /\_      サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された     ↓ ↑       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
   ↑  ↓(←短期国債-→)||(---助成金→  ↓  ↑
  ( r ---所得税→【政府】←保険・法人税)( r
 【家\計】    公的貯蓄| ↑政府赤字    【企\業】
  / \_←利子・貸付け  ↓|(----融資→ / \_
   ↓  ↑ -預金・利息→【銀行】←利息・取付け) ↑  ↓ 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_(r均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\_  ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              需要
            ↗︎    ↘︎
           所得  ← 生産

10:19 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_(r    販売された財・|
  (=GDP)      /\_      サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    ||       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  ( r ---所得税→【政府】←保険・法人税)( r
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \_←利子・貸付け ||(----融資→ / \_
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資|    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_(r均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\_  ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              需要
            ↗︎    ↘︎
           所得  ← 生産

10:21 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\_      サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    ||       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \_←利子・貸付け ||(----融資→ / \_
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資↑    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\_  ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              需要
            ↗︎    ↘︎
           所得  ← 生産

10:26 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    ||       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \ ←利子・貸付け ||(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              需要
            ↗︎    ↘︎
           所得  ← 生産

10:27 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              需要
            ↗︎    ↘︎
           所得  ← 生産

10:29 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→《政府》←保険・法人税)\ /
 《家\計》    公的貯蓄||政府赤字    《企\業》
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→《銀行》←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              需要
            ↗︎    ↘︎
           所得  ← 生産

10:33 午後  
Blogger yoji said...

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/09/04(金) 14:33:52.92 ID:UoBfnTrv
上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                 輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→《政府》←保険・法人税)\ /
 《家\計》    公的貯蓄||政府赤字    《企\業》
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→《銀行》←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              

10:36 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                 輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
              

10:38 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                 輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

1:42 午前  
Blogger yoji said...

三面等価の原則 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/三面等価の原則
三面等価の原則(さんめんとうかのげんそく)とは、生産面からみても分配(所得)面から 見ても支出面から見ても国内総生産(GDP)は同じ値になることを示す、マクロ経済学上 の原則である。都留重人により考案・命名された。
生産面から見たG...-分配面から見たG...-支出面から見たG...-実例
三面等価の原則(サンメントウカノゲンソク)とは - コトバンク
kotobank.jp/word/三面等価の原則-514949
デジタル大辞泉 - 三面等価の原則の用語解説 - 国民所得を生産・分配・支出の異なっ た三面からとらえた生産国民所得・分配国民所得・支出国民所得のそれぞれが等価で あるという原則。
三面等価の原則 - 金融大学
www.findai.com>金融大学>金融用語辞典
三面等価の原則 (さんめんとうかのげんそく). 英語 : principle of equivalent of three aspects (プリンシパル・オブ・イクイバレント・オブ・スリー・アスペクツ). 国民所得は、 生産面から捉えても、分配面から捉えても、支出面から捉えても、事後的に等しい関係 に ...

3:30 午前  
Blogger yoji said...


http://www.findai.com/yogow/w00126.htm
三面等価の原則 (さんめんとうかのげんそく)
英語 : principle of equivalent of three aspects
    (プリンシパル・オブ・イクイバレント・オブ・スリー・アスペクツ)
国民所得は、生産面から捉えても、分配面から捉えても、支出面から捉えても、事後的に等しい関係にあります。これは、同じものを異なる側面から捉えたもので、「生産=分配=支出」という関係が成り立ちます。これを三面等価の原則といいます。





     生産

    [経済]

分配        支出



三面等価の原則

   ↓

生産=分配(所得)=支出



「生産面」からみた国内総生産(GDP)と、「分配面」からみた国内総所得(GDI)と、「支出面」からみた国内総支出(GDE)は、常に等しくなります。生産されたものは、すべて分配されて、すべて支出されるという意味です。

3:34 午前  
Blogger yoji said...

    ケインジアンの交差図:  
  計|            現実支出
  画|           /Y=E
  支|          / 
  出|         /   _ー
  E|        /  _ー
   |       / _ー 計画支出
   |      /_ー   E=C+I+G
   |_____/ー    
   |   _ー|A    
   | _ー/ |     
   |ー /  |     
   | /   |     
   |/45度_|__________
       均衡所得   所得・生産(Y)
  ケインジアンの交差図の均衡はA点である。
  均衡点では所得(現実支出)Yと計画支出Eが等しい。

 Yで表されるGDPは、総所得に等しいだけでなく、財・サービスに対する現実の総支出にも等しいことを思い出すと、均衡条件は次のように書ける。
   現実支出=計画支出
     Y = E
 図の45度線は、この条件が当てはまる点を集めたものである。計画支出関数を加えると、この図はケインジアンの交差図となる。この経済の均衡は、計画支出関数が45度線と交わるA点である。
(マンキューマクロ入門篇邦訳旧第二版268頁より)
 

5:35 午前  
Blogger yoji said...

最大の問題は、パン屋のお金とカジノのお金が乖離していること。
投機市場にお金が流れてしまうから、単純に貨幣を増やしても意味がない。
やはり、地域金融が鍵だ。官僚は効果的な地域ごとの公共事業を見極められない。

5:52 午前  
Blogger yoji said...

一橋大学の理論経済学者たち
一橋大学の理論経済学者たち



講師 京都大学名誉教授

伊東 光晴 

平成17年5月24日 於:如水会館

http://jfn.josuikai.net/josuikai/21f/59/itou/main.html
公害の政治経済学

 もう一つは公害の政治経済学というものです。外部性でいかに公害が生まれているかを論ずるかたちになっていきます。都留先生のやった仕事は独創的な、誰も言わなかったことを言いだしています。今日どこの辞書にもある「国民所得の三面等価」、分配国民所得、生産国民所得、等々の三つが全部等しくなる。これは都留先生が考え出して命名したものなのです。経済の辞書に載っているのですけれども、都留重人の名前はどこにも出てこない。日本の経済学者の名前は、たとえ新しい理論をつくっても出てこない。外国人だと、くだらないものまで出ているのですけどね(笑)。

7:20 午前  
Blogger yoji said...


限界効用と需要曲線の関係について詳しく教えて下さい。
後限界費用と供給曲線についても詳しく教えてもらえれば嬉しいです。


限界効用を予算線において最大化させたものをプロットしたのが需要曲線。
等費用曲線で費用最小化したものをプロットしたのが供給曲線。
だと思う。

http://mikumaku.com/01/micro02.htm
◆等費用線・・・等費用線は、(生産要素の価格)が与えられているとき(同じ総費用)となる生産要素の組み合わせを示す。等費用線の傾きは、(生産要素の価格比)になる。

費用曲線 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/費用曲線

費用曲線(ひようきょくせん、英: Cost curve)とは、ミクロ経済学で企業行動(英語版)を 分析するために、横軸に企業の生産量、縦軸に生産費用の大きさを取って、両者の関係 を描いたものとして示される。この関係のことを費用関数ともいう。...

2:10 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                 輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企/業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要


限界効用を予算線において最大化させたものをプロットしたのが需要曲線。
等費用曲線で費用最小化したものをプロットしたのが供給曲線。
だと思う。

http://mikumaku.com/01/micro02.htm
◆等費用線・・・等費用線は、(生産要素の価格)が与えられているとき(同じ総費用)となる生産要素の組み合わせを示す。等費用線の傾きは、(生産要素の価格比)になる。

費用曲線 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/費用曲線

費用曲線(ひようきょくせん、英: Cost curve)とは、ミクロ経済学で企業行動(英語版)を 分析するために、横軸に企業の生産量、縦軸に生産費用の大きさを取って、両者の関係 を描いたものとして示される。この関係のことを費用関数ともいう。...

2:59 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給Oc
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 輸出    資本財Ok
  |支出C   均衡点E_\/    販売された財・|   ___市場___ 
  (=GDP)      /\       サービス| 投資支出I\/   |
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |  |  _/\_  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入|\|__| |S  D| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) ⬆︎____|    | |
  | |         |政府購入G   産出|\|____     ⬇︎ ⬆︎
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | _  |    | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎/ | |____| |
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /  |________|
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企\業】  ________
  / \_⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \  |  ____  |
  ⬇︎ ⬆︎Sa預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎\_| |    | |
  | |         金融         | |____|    | |
  | | 民間貯蓄Sa➡︎ 市場 ➡︎投資I⬆︎   |/|____     ⬆︎ ⬇︎
  | |所得Y              生産へ| ⬇︎__  | 原料・| |
  | (=GDP)   生産要素     の投入|/|  | |中間財 | |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |  | |_市場_| |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|  |   \/   |
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)  |___/\___|
   ---------➡︎S  D⬅︎---------      S  D
      労働の供給        労働の需要

http://home.hiroshima-u.ac.jp/masters/TSS-gakumon-sanpo/23-2-sano.pdf
佐野進策講演録より

(分配)      (生産)        (支出)
国内所得Y=国内生産(OC+OK)=国内支出(消費C+投資I(+政府支出G))【三面等価の原則】

GDP(国内総生産)=Oc+Ok  NDP(国内純正産)=GDP-資本減耗
Y=NDP=C+I(三面等価原則) Y=C+Sa(所得処分)
:Sa=I=◁K(資本蓄積)    Sa=I(ケインズ一般理論第6章より)

3:03 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給Oc
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 輸出    資本財Ok
  |支出C   均衡点E_\/    販売された財・|   ___市場___ 
  (=GDP)      /\       サービス| 投資支出I\/   |
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |  |  _/\_  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入|\|__| |S  D| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) ⬆︎____|    | |
  | |         |政府購入G   産出|\|____     ⬇︎ ⬆︎
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | _  |    | |
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎/ | |____| |
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /  |________|
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業】  ________
  / \_⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \  |  ____  |
  ⬇︎ ⬆︎Sa預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎\_| |    | |
  | |         金融         | |____|    | |
  | | 民間貯蓄Sa➡︎ 市場 ➡︎投資I⬆︎   |/|____     ⬆︎ ⬇︎
  | |所得Y              生産へ| ⬇︎__  | 原料・| |
  | (=GDP)   生産要素     の投入|/|  | |中間財 | |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |  | |_市場_| |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|  |   \/   |
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)  |___/\___|
   ---------➡︎S  D⬅︎---------      S  D
      労働の供給        労働の需要

限界効用を予算線において最大化させたものをプロットしたのが需要曲線。
等費用曲線で費用最小化したものをプロットしたのが供給曲線。

(分配)      (生産)        (支出)
国内所得Y=国内生産(OC+OK)=国内支出(消費C+投資I(+政府支出G))【三面等価の原則】

GDP(国内総生産)=Oc+Ok  NDP(国内純正産)=GDP-資本減耗
Y=NDP=C+I(三面等価原則) Y=C+Sa(所得処分)
:Sa=I=◁K(資本蓄積)    Sa=I(ケインズ一般理論第6章より)


http://mikumaku.com/01/micro02.htm
◆等費用線・・・等費用線は、(生産要素の価格)が与えられているとき(同じ総費用)となる生産要素の組み合わせを示す。等費用線の傾きは、(生産要素の価格比)になる。

費用曲線 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/費用曲線

費用曲線(ひようきょくせん、英: Cost curve)とは、ミクロ経済学で企業行動(英語版)を 分析するために、横軸に企業の生産量、縦軸に生産費用の大きさを取って、両者の関係 を描いたものとして示される。この関係のことを費用関数ともいう。...

3:05 午後  
Blogger yoji said...

予算線 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/予算線
予算制約線(よさんせいやくせん,英: budget constraint line)、あるいは単に予算線(よ さんせん)とは、予算制約式を、財・サービスの消費量と財価格のグラフ上に描いた直線 である。 この直線が無差別曲線と接する点(主体的均衡点または最適消費点と呼ぶ) ...

予算制約線(よさんせいやくせん,英: budget constraint line)、あるいは単に予算線(よさんせん)とは、予算制約式を、財・サービスの消費量と財価格のグラフ上に描いた直線である。 この直線が無差別曲線と接する点(主体的均衡点または最適消費点と呼ぶ)において、消費者の効用が最大化される。

消費者は、予算の制限がなければ効用を限りなく最大化しようとする。 しかしながら、消費者一人一人が持ちうるお金には上限が決まっている。 簡単に言えば、財布の中に入る金には限りがあり、効用も制限される。 この上限の下、消費者は自己の効用を最大化するような財・サービスの組み合わせを決定する。 このような制限を、経済学では予算制約と言い、それを式で表したものが予算制約式である。

たとえば、2つの財XとYを仮定し、これらの財の価格をそれぞれPx、Pyとする。また、所得をIとすると、 予算制約式は
PxX+PyY=<I
となる。

3:17 午後  
Blogger yoji said...


予算線、予算制約線
http://d.hatena.ne.jp/YoshifumiOkawa/20100506/1273123723
チョコの価格をpx、スナックの価格をpy、消費者の所得(予算)をMとするとき、予算制約線は次のようになります*1。


予算制約線:
(スナック菓子
の消費量(例) )
y|
 |
M|\
/| \  
p|  \  
y|   \ 予算制約線
 |    \     
 |     \-px/py
 |購買可能領域\     チョコの消費量
0|_______\____x
        M/px

予算制約線:
(スナック菓子
の消費量(例) )
y|
 |
M|\
/| \  
p|  \  
y|購買 \ 
 |可能領域\     
 |     \予算制約線
 |      \     チョコの消費量
0|_-px/py\____x
          M/px


予算制約線の傾きは、スナックに対するチョコの相対価格(px/py)にマイナスをつけたものとなります。
一方、横軸と予算制約線の切片の値は(M/px)となります。これは、もし消費者が予算のすべてをチョコの購入に費やした時に購入可能なチョコの量を示しています。これをチョコで測った実質所得と言います。
実質所得とはその予算で購入可能な財の数量で予算の大きさを表すものであり、消費者の購買力を示すものです。例えば、予算が1000円でチョコの価格が1個20円の時、予算をすべて使い切る時に購入可能なチョコの量は1000/20=50個になりますが、このとき消費者はチョコ50個分の実質所得を持つというのです、すなわち消費者はチョコ50個変えるだけの予算を持っているということです。
チョコの価格が変動するとこの実質所得は変化します。例えば、チョコの価格が1個50円に値上がりする時、消費者の手持ちの予算は1000円と変わらなくても、チョコで測った実質所得は1000/50=20個となります。このとき、消費者の実質所得は減少することになります。手持ちの予算が変化しなくても、価格が上昇すると消費者の購買力は低下することになるからです。

3:34 午後  
Blogger yoji said...


費用曲線:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%BB%E7%94%A8%E6%9B%B2%E7%B7%9A

費用曲線(ひようきょくせん、英: Cost curve)とは、ミクロ経済学で企業行動を分析するために、横軸に企業の生産量、縦軸に生産費用の大きさを取って、両者の関係を描いたものとして示される。この関係のことを費用関数ともいう。費用曲線は、生産関数として表現されている投入産出関係の技術的関係から直接導かれるものではなく、所与の生産量に対して生産要素の最も効率的な組み合わせを達成する企業の費用最小化行動を織り込んだものであることに注意すべきである。

平均費用(英語版)、平均可変費用(英語版)、限界費用など分析に用いられる費用概念の種類に応じて費用曲線にも総費用曲線(TC)、平均費用曲線(AC)、平均可変費用曲線(AVC)、限界費用曲線(MC)などいくつかの種類がある。また、生産要素の固定性に応じて、長期費用曲線と短期費用曲線の区別がなされることもある。

総費用曲線(TC)
収穫(限界生産力)が初期に逓増し(=コストが逓減する)、ある地点からは逓減する(=コストが逓増する)(収穫逓減の法則)ことに対応し、上に凸、下に凸という右上がりの曲線で、逆S字の形で示される。

平均費用曲線(AC)
原点と総費用曲線上の各点を結んだ直線の傾きで導出されるもので、U字型の曲線で示され、原点を通る直線と費用曲線の接点において平均費用は最少化する。

価格
 |
 |             o MC
 |            o
 |___________o__MR
 |o        o
 | o     o 
 |   o o
 |
 |__________
           生産量

典型的な限界費用曲線(MC)に限界収益曲線(MR)を重ねたグラフ

4:49 午後  
Blogger yoji said...

支出 →  生産
 ↑  ↙︎
分配

5:53 午後  
Blogger yoji said...


http://ginnekokeizai.blog.jp/archives/32340753.html
等量曲線
ある生産量を生産するために必要な生産要素の組み合わせを表す線分。
原点から遠いほど生産量は大きい。

規模に関して収穫不変のとき生産量を増やす同じ割合で生産要素も増える→等間隔で原点から遠くなる。
規模に関して収穫逓増のとき生産量を増やす割合より生産要素を増やす割合は小さい→間隔が狭くなる。
規模に関して収穫逓減のとき生産量を増やす割合より生産要素を増やす割合が大きい→間隔が広くなる。


等量曲線の傾き
技術的限界代替率、限界生産力MPL、MPKの比。


等費用線
費用が等しくなる生産要素の組み合わせを表す線分。
一定の費用で投入できる生産要素の組み合わせを表す。


rK+wL=C
r:資本(機械)のレンタル料
K:資本量
w:労働者の賃金
L:労働投入量
C:費用(可変費用)

K=-w/r・L+C/r

Cが増えると外側に平行移動する。





 |
C|
/|\ o等量曲線
r| \o
 |  \o
 |   \          
 |    o
 |     \ o o
 |  等費用線\k=-w/r・L+C/r
0|_______\_______
    等量曲線と等費用線の図 L



費用を最小にする生産要素の組み合わせ
等量曲線と等費用線が接する点で決まる。

このとき等量曲線の接線の傾きである限界生産力の比と等費用線の傾きが等しい。

w/r=MPL/MPKよってMPK/r=MPL/wとなり。

生産要素の価格比=技術的限界代替率となる。
このとき生産要素の価格で割った加重限界生産力均等の法則が成立している。




6:14 午後  
Blogger yoji said...




生産集合と生産関数:

x| 
 |          x=F(L,K)
 |       o o|
 |    o   o/|X
 | Lo____o//|
 |o/     o//
 |/______o/
        K・

「斜線の領域Xは、資本がK・だけ投入されたときの生産集合の断面図である。…
…生産関数x=F(L,K)は、この効率的な部分だけを表す関数である。」
(奥野正寛『ミクロ経済学』2008年初版83~4頁)

山の等高線と稜線を考えればいい。
山の体積も…

7:28 午後  
Blogger yoji said...

メキシコの田舎町に訪れたアメリカ人旅行者が活きのいい魚を上げてる漁師に出会った。
旅行者は「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と漁師に尋ねた。
漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。
旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。仕事にあまった時間はいったい何をするの」
と聞くと、漁師は、
「日が高くなるまでゆっくり寝たり、子どもと遊んだり、女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、
ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」

すると旅行者はまじめな顔で漁師に向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それであまった魚は売る。
お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。
その儲けで漁船を2隻、3隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。
その後、自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。
そしてロサンゼルス、ニューヨークへと進出し、君はマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ」

漁師は尋ねた。
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「それから? 今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、日が高くなるまでゆっくり寝て、日中は釣りをしたり、
子どもと遊んだり、奥さんと昼寝して過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、
歌をうたって過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」

12:40 午前  
Blogger yoji said...

Amazon.co.jp: なぜ、あなたはここにいるの?カフェ: ジョン・ストレルキー ...
www.amazon.co.jp>本>人文・思想>倫理学・道徳>人生論・教訓
内容(「MARC」データベースより). このカフェには人生を変えてしまうメニューがある…。 「ウミガメの教え」「あるビジネスマンと漁師の話」「ゴルフボールの夢」など、不思議な 寓話の数々が、人生の大切なことに気づかせてくれます。



dominant_motion on Twitter: ""ポール・サミュエルソンの古いジョークを ...
twitter.com/do_moto/status/230156919157956610
ポール・サミュエルソンの古いジョークを言い換えるなら、ミンスキーは過去三回の大 規模金融危機のうち、およそ九回を予言していた。" ポール・クルーグマン『さっさと不況を 終わらせろ』. View translation. Translated from Japanese by Bing

12:49 午前  
Blogger yoji said...


《化学者、物理学者、そして経済学者は食料の缶詰の開け方を見つけようとして、砂漠の
孤島にみんなはまり込んでいます。
 「缶が破裂するまで火であぶりましょう」と化学者が言います。
 「いや、いや」と物理学者は言います。「高い木の上から岩の上に落としましょう」
 「私にはアイデアがあります」と経済学者が言います。「最初に、我々が缶を開ける人を
仮定します・・・・。」》
邦訳マンキューマクロ応用編第3版第1部2:4,67頁

12:59 午前  
Blogger yoji said...

"ミンスキーは過去三回の大規模金融危機のうち、およそ九回を予言していた。"
ポール・クルーグマン『さっさと不況を終わらせろ』より
(ポール・サミュエルソンの古いジョークの言い換え)

1:02 午前  
Blogger yoji said...

限界効用については
中公新書
市場社会の思想史4が必読





スティーブン・コルベア「貴重なマンキューの供給が足りなくなっちゃうよ」
Tax Shelter Skelter
http://www.cc.com/video-clips/nq3g54/the-colbert-report-tax-shelter-skelter?utm=share_twitter&time=2m53s
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20101015/mankiws_marginal_tax_rate
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20101016/mankiws_marginal_tax_rate2
Mankiw Vs. Colbert: The Nerd Humor Battle Continues…
http://www.economistsdoitwithmodels.com/2010/10/26/mankiw-vs-colbert-the-nerd-humor-battle-continues/

8:34 午前  
Blogger yoji said...

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9419/yogo6.htm

「リンダールメカニズム」

 公共財の租税価格を調節することによって各個人の公共財の需要量(平等一定)と租税価格(変数)が釣り合うように調整し て達成された均衡点を「リンダール均衡」という。リンダール均衡はパレート効率的な資源配分を可能にする。

リンダール均衡

 租|
 税|       A
 価|_\____/
 格|  \ ⬇︎/
  |   \/L
  |   /\     
  |__/_⬆︎\  
  | /    \B
 0|____________
          需要量

6:49 午前  
Blogger yoji said...

http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/9419/yogo6.htm

「リンダールメカニズム」

 公共財の租税価格を調節することによって各個人の公共財の需要量(平等一定)と租税価格(変数)が釣り合うように調整し て達成された均衡点を「リンダール均衡」という。リンダール均衡はパレート効率的な資源配分を可能にする。

リンダール・プロセスの図解:

  |
 B|\      
 0|_\____/_BG
 価|  \ ⬇︎/
 格|   \/L
 A|   /\     
 0|__/_⬆︎\__AG
  | /    \
  |/
     公共財需要量

左下には消費者Aの原点が取られており、そこから上方向に消費者Aのリンダール価格、右方向に公共財需要量が取られている。斜めに伸びる線が消費者Aの公共財に対する需要曲線である。左上には消費者Bの原点が取られており…
(奧野ミクロ336頁参照)


奧野ミクロより

7:25 午前  
Blogger yoji said...

NAMs出版プロジェクト: 効用関数と無差別曲線
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_18.html

6:27 午前  
Blogger yoji said...

消費の二面性(双対性):

x2
 |       
 |  o   
 |   
 |\ o  
 | \   
 |  \o  
 |   \ 
 |    ox
 |     \o      u(x)=u
 |  px=I\  o  o 
 |_______\________
                  x1

 x(p,I)  = x = _x(p,u)
現在の所得Iと価 現在の消費 現在の効用uを
格pの下で効用を       現在の価格pの下で
最大にするやり方       最も安上がりに
               達成するやり方

消費の二面性(双対性(そうついせい))

図1.31 神取ミクロ67頁


NAMs出版プロジェクト: 『ミクロ経済学の力』神取道宏 著(2014年):書評&目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_82.html

10:01 午後  
Blogger yoji said...

双対性は奥野ミクロも参照

10:02 午後  
Blogger yoji said...

政府購入Gには軍需も入る

ローザ

カレツキ邦訳1984,155頁

5:57 午前  
Blogger yoji said...

トレードオフ
相互否定的な関係

栗田訳

9:06 午前  
Blogger yoji said...

トレードオフ
相殺的

典型的な均衡動学系hのグラフ:
不動点ks=h(ks; θ )

  h        45度
  |        / 
  |       。 。H
  |    。_/|
  |  。_|/ |
  |  | /  |
  | 。|/   |   
  |  /    | 
  | /|    |
  |/_|____|______資本k
     k    ks
     ↑

  h          45度
  |  ____→___/ 
  | ̄-_      /| 
  | |  ̄-___/ | 
  | |   | ̄-| |  
  | |   |/|_ ̄-_
  | |   / |     ̄-_
  | |  /  |    
  | | /   |   
  | |/    | 
  | /     |
  |/|_____|______資本k
    k    ks
    ↑

(『現代の経済理論』東大出版231頁より)

1:32 午前  
Blogger yoji said...


下の図は特に「動学的な蜘蛛の巣」として、需給モデルにも適応する。
拡散型の蜘蛛の巣、
持続性のある振動、
非線形の振動等がある。
(サミュエルソン上#20,430~1頁参照)

2:56 午前  
Blogger yoji said...

非対称情報と屈折需要曲線:
以下、スティグリッツ藪下2002(197頁)より

価格
  |      
  |     ̄-_
  |        ̄-_需要曲線
現行|_______\_ ̄-_   
価格|        \  |\      
  |         \ | \
  |         ☆\|  \    
  |___________|___\____限界費用曲線
  |  限界収入曲線☆  |    \            
  |(不連続、断絶がある)|\☆
  |___________|_\______________
  0           Q*           産出量

買い手は値上げには敏感、値下げには鈍感。十分な情報を持たず売り手と非対称的な関係にあるため需要曲線は屈折する。賃金の硬直性も似た様相を示す(屈折供給曲線)。

7:51 午前  
Blogger yoji said...

投資関係式を考慮すれば、財市場の均衡条件は次式のようになる。

Y=C(Y-T)+I(Y,i)+G
_  \__________/
生産       需要

(Tは純税)

ブランシャール上140頁

9:00 午前  
Blogger yoji said...


開放経済においては投資Iと貯蓄Sは一致しない(ブランチチャード講義、邦訳58頁)。

投資関係式を考慮すれば、財市場の均衡条件は次式のようになる(ブランシャール上140,148頁)。

IS関係: Y =C(Y-T)+I(Y,i)+G
      _  \__________/
      生産    需要(Cは消費、Tは純税、Gは政府購入) 

LM関係: M/P=YL(i)

(名目貨幣ストックM/物価水準P、実質貨幣ストックM/P、所得Y、労働力L、利子率i)

9:14 午前  
Blogger yoji said...


mankiw8e-chap03 Rev 2015.key
https://www2.bc.edu/~murphyro/EC204/PPT/CHAP03.pdf



        The Circular Flow

             ⬅︎Income($)
               Labor➡︎

Households                  Firms
       
            ⬅︎Goods(bread)
           Expenditure($)➡︎


マンキュー経済学II マクロ編(第3版,2014年,原著は2010年7th?) | 東洋経済
http://store.toyokeizai.net/books/9784492314456/

@@図5-1フロー循環図1:5:1,マンキュー経済学第二版マクロ128頁,第3版1:2:0,28頁参照,改変

    所得(=GDP)   生産要素市場  賃金・地代・利潤(=GDP)
 --------------家計は売り手⬅︎------------
|  -----------➡︎企業は買い手-----------  |
| |労働・土地・資本               生産への投入| |
| |                             | |
| |                             | |
| |                             | |
⬇︎ |                             ⬇︎ |
家 計                             企 業
財・サービスを購                      財・サービスを生
入し消費する                        産し販売する
生産要素を所有し                      生産要素を雇用し
販売する                          使用する
| ⬆︎                             | ⬆︎
| |購入された                  販売された | | 
| |財・サービス     財・サービス市場    財・サービス| |
|  -----------企業は売り手⬅︎-----------  |
 ------------➡︎家計は買い手--------------
    支出(=GDP)            収入(=GDP)
      外側➡︎お金の流れ       内側⬅︎財 · サービスの流れ

「家計は企業から財・サービスを購入し、企業はその販売から得られた収入を用
いて労働者への賃金、地主への地代および企業の所有者への利潤を支払う。
GDPは家計が財・サービスの市場において支出した総額に等しい。GDPはまた
企業が生産要素の市場において支払った賃金、地代、利潤の総額に等しい。」
  _________



8:17 午後  
Blogger yoji said...



   投資が利子率に依存するときの投資需要の増加:
利|
子|        
率|投資曲線 \  S(r)貯蓄
 |  \   \/ 
⬆︎|   \  /\
 |    \/➡︎ \
 |    /\   \
 |  _/  I1  I2
 |________________
             投資・貯蓄

利子率が高くなると⬆︎、人々は貯蓄を増やすように促され➡︎、
それなりに投資も増えることが出来る。

マンキューマクロ入門篇3-12:89頁

ただし、生じていること(複数の線)と観察されること(複数の点)は違う。91頁

   生じていること(複数の線)
r|
 |       S1
 |    \/   
 |    /\  S2
 |  \/  \/  
 |  /\  /\  S3
 |\/  \/  \/ 
 |/\  /\  /\I3
 |  \/  \/  
 |  /\  /\I2   
 |    \/  
 |    /\I1
 |_____________
           I,S

   観察されること(複数の点)
r|
 |      
 |     .
 |    
 |   .   .
 |  
 | .   .   .
 |
 |   .   .
 |  
 |     .
 |    
 |_____________
           I,S

7:29 午前  
Blogger yoji said...

  投資が利子率に依存するときの投資需要の増加:
利|
子|        
率|投資曲線 \  S(r)貯蓄
 |  \   \/ 
⬆︎|   \  /\
 |    \/➡︎ \
 |    /\   \
 |  _/  I1  I2
 |________________
             投資・貯蓄

利子率が高くなると⬆︎、人々は貯蓄を増やすように促され➡︎、
それなりに投資も増えることが出来る。

マンキューマクロ入門篇3-12:89頁

ただし、生じていること(複数の線)と観察されること(複数の点)は違う。91頁

  生じていること(複数の線)
r|
 |       S1
 |    \/   
 |    /\  S2
 |  \/  \/  
 |  /\  /\  S3
 |\/  \/  \/ 
 |/\  /\  /\I3
 |  \/  \/  
 |  /\  /\I2   
 |    \/  
 |    /\I1
 |_____________
           I,S

  観察されること(複数の点)
r|
 |      
 |     。
 |    
 |   。   。
 |  
 | 。   。   。
 |
 |   。   。
 |  
 |     。
 |    
 |_____________
           I,S

7:31 午前  
Blogger yoji said...

  投資が利子率に依存するときの投資需要の増加:
利|
子|        
率|投資曲線 \  S(r)貯蓄☆
 |  \   \/ 
⬆︎|   \  /\
 |    \/➡︎ \
 |    /\   \
 |  _/  I1  I2
 |________________
             投資・貯蓄

利子率が高くなると⬆︎、人々は貯蓄を増やすように促され➡︎、
それなりに投資も増えることが出来る。
(利子率が上昇したときに人々が消費を減らして貯蓄を増やすと、正の相関が起こる。)☆

マンキューマクロ入門篇3-12:88~9頁

ただし、生じていること(複数の線)と観察されること(複数の点)は違う。91頁

  生じていること(複数の線)
r|
 |       S1
 |    \/   
 |    /\  S2
 |  \/  \/  
 |  /\  /\  S3
 |\/  \/  \/ 
 |/\  /\  /\I3
 |  \/  \/  
 |  /\  /\I2   
 |    \/  
 |    /\I1
 |_____________
           I,S

  観察されること(複数の点)
r|
 |      
 |     。
 |    
 |   。   。
 |  
 | 。   。   。
 |
 |   。   。
 |  
 |     。
 |    
 |_____________
           I,S

7:44 午前  
Blogger yoji said...

  投資が利子率に依存するときの投資需要の増加:
利|
子|         
率|     \  /*
 |  \   \/ 
⬆︎|   \  /\
 |    \/➡︎ \
 |    /\   \
 | 貯蓄/  \   \投資曲線
 |S(r)  I1  I2
 |________________
             投資・貯蓄

利子率が高くなると⬆︎、人々は貯蓄を増やすように促され➡︎、
それなりに投資も増えることが出来る。
(*利子率が上昇したときに人々が消費を減らして貯蓄を増やすと、正の相関が起こる。)

S(r)が垂直なら貯蓄量は一定。


マンキューマクロ入門篇3-12:88~9頁

ただし、生じていること(複数の線)と観察されること(複数の点)は違う。91頁

  生じていること(複数の線):
r|
 |       S1
 |    \/   
 |    /\  S2
 |  \/  \/  
 |  /\  /\  S3
 |\/  \/  \/ 
 |/\  /\  /\I3
 |  \/  \/  
 |  /\  /\I2   
 |    \/  
 |    /\I1
 |_____________
           I,S

  観察されること(複数の点):
r|
 |      
 |     。
 |    
 |   。   。
 |  
 | 。   。   。
 |
 |   。   。
 |  
 |     。
 |    
 |_____________
           I,S

8:15 午前  
Blogger yoji said...


  投資が利子率に依存するときの投資需要の増加:
利|
子|        
率|投資曲線 \  S(r)貯蓄
 |  \   \/ 
⬆︎|   \  /\
 |    \/➡︎ \
 |    /\   \
 |  _/  I1  I2
 |________________
             投資・貯蓄

上の図では、利子率が高くなると⬆︎、人々は貯蓄を増やすように促され➡︎、それなりに投資も増えることが出来る➡︎。
つまり、利子率が上昇⬆︎したときに人々が消費を減らして貯蓄を増やすと➡︎、正の相関が起こる↗︎。

S(r)が垂直↕︎なら貯蓄量は一定、可能性として⬆︎投資のみ増えることもあり得る➡︎。

とはいえ、基本的には利子率が高くなると⬆︎それにみあった投資が少なくなり⬅︎、貯蓄が増える➡︎。

(マンキューマクロ入門篇邦訳第二版3-12:88~9頁参照)

ただし、生じていること(複数の線)と観察されること(複数の点)は違う。(同91頁)

  生じていること(複数の線):
r|
 |       S1
 |    \/   
 |    /\  S2
 |  \/  \/  
 |  /\  /\  S3
 |\/  \/  \/ 
 |/\  /\  /\I3
 |  \/  \/  
 |  /\  /\I2   
 |    \/  
 |    /\I1
 |_____________
           I,S

  観察されること(複数の点):
r|
 |      
 |     。
 |    
 |   。   。
 |  
 | 。   。   。
 |
 |   。   。
 |  
 |     。
 |    
 |_____________
           I,S

5:12 午後  
Blogger yoji said...


  投資が利子率に依存するときの投資需要の増加:
利|
子|        
率|投資曲線 \  S(r)貯蓄
 |  \   \/ 
⬆︎|   \  /\
 |    \/➡︎ \
 |    /\   \
 |  _/  I1  I2
 |________________
             投資・貯蓄

上の図では、利子率が高くなると⬆︎、人々は貯蓄を増やすように促され➡︎、それなりに投資も増えることが出来る➡︎。
つまり、利子率が上昇⬆︎したときに人々が消費を減らして貯蓄を増やすと➡︎、正の相関が起こる↗︎。

S(r)が垂直↕︎なら投資需要が増加すると、貯蓄量は一定つまり均衡投資量(一部ではなく貯蓄全体)は不変で、投資量のみ増えることもあり得る➡︎。

とはいえ、基本的には利子率が高くなると⬆︎それにみあった投資が少なくなり⬅︎、貯蓄が増える➡︎。

(マンキューマクロ入門篇邦訳第二版3-12:88~9頁参照)

ただし、生じていること(複数の線)と観察されること(複数の点)は違う。(同91頁)

  生じていること(複数の線):
r|
 |       S1
 |    \/   
 |    /\  S2
 |  \/  \/  
 |  /\  /\  S3
 |\/  \/  \/ 
 |/\  /\  /\I3
 |  \/  \/  
 |  /\  /\I2   
 |    \/  
 |    /\I1
 |_____________
           I,S

  観察されること(複数の点):
r|
 |      
 |     。
 |    
 |   。   。
 |  
 | 。   。   。
 |
 |   。   。
 |  
 |     。
 |    
 |_____________
           I,S

ーーーー
G>T:財政赤字
G<T:財政黒字
2.3~11頁

5:24 午後  
Blogger yoji said...


T<G:財政赤字
T>G:財政黒字
(マンキューマクロ入門篇2.3~11頁)

5:46 午後  
Blogger yoji said...

T<G:財政赤字
T>G:財政黒字
(マンキューマクロ入門篇2.3:77頁)

T-G:公的貯蓄
(同81頁)

5:53 午後  
Blogger yoji said...

ケインジアンの交差図における均衡への調整:

   |           現実支出/
   |              /
   |             /|在庫蓄積  
  支|            / | _- ̄
  出|           / _- ̄計画支出
  ・|          /- ̄ |
  E|       _- ̄    |
   |    _- ̄ /|    |
   | _- ̄|  / |    |
   | ̄ 在庫| /  |    |
   |  減少|/   |    |
   |    /    |    |
   |   /|    |    |
   |  / |    |    |
   | /  |    |    |
   |/45度|____|____|____
          ➡︎  均衡 ⬅︎    所得・生産(Y)
             所得
        
(マンキューマクロ上邦訳旧第二版3.8-269頁より)

8:05 午後  
Blogger yoji said...


別バージョン:  ⬅︎輸出__  __輸入➡︎ 
         ➡︎_ X \/ Q _⬅︎
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給O
 お金の流れ------➡︎d市場s⬅︎--------- 
輸入|支出C   均衡点E_\/    販売された財・|
へ (=GDP)      /\       サービス| 
  |  -------⬅︎s  d➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス T租税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入G   産出| |輸出
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | へ
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||         ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】        \ /
 【家\計】 政府、公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|         / \在庫☆
  ⬇︎ ⬆︎ S預金・利息➡︎【銀行】        ⬆︎ ⬇︎
  | |         金融    ⬆︎    | |  
  | | -S民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎I投資    | | 
  | |所得Y    ➡︎    直接金融 生産へ| |
  | (=GDP)   生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎d市場s➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎s  d⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要

  ケインジアンの交差図における政府購入の増加、租税の減少:
   |             / _計画支出
  支|           B/_ー
  出|           /ー   政府購入Gの増加は計画支出を情報にシフトさせ…
  ・|         _ー|  ⬆︎ _(減税ΔTも同じ効果(MPC×ΔT))
  E|       _ー/ | _ー
   |     _ー /  _ー
   |   _ー  / _ー|
   | _ー   /_ー  |
   |ー    /ー    |
   |   _ー|A    |
   | _ー/ |     |
   |ー /  |     |
   | /   |     |
   |/45度_|_____|_______
            ➡︎    所得・生産(Y)
       均衡所得を増加させる
        
(マンキューマクロ上邦訳旧第二版270-3頁より)


  ケインジアンの交差図における均衡への調整:

   |           現実支出/
   |              /
   |             /|在庫蓄積  
  支|            / | _- ̄
  出|           / _- ̄計画支出
  ・|          /- ̄ |
  E|       _-/    |
   |    _- ̄ /|    |
   | _- ̄|  / |    |
   | ̄ 在庫| /  |    |
   |  減少|/   |    |
   |    /    |    |
   |   /|    |    |
   |  / |    |    |
   | /  |    |    |
   |/45度|____|____|____
          ➡︎  均衡 ⬅︎    所得・生産(Y)
             所得
        
(マンキューマクロ上邦訳旧第二版3.8-269頁より)

8:16 午後  
Blogger yoji said...


別バージョン:  ⬅︎輸出__  __輸入➡︎ 
         ➡︎_ X \/ Q _⬅︎
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給O
 お金の流れ------➡︎d市場s⬅︎--------- 
輸入|支出C   均衡点E_\/    販売された財・|
へ (=GDP)      /\       サービス| 
  |  -------⬅︎s  d➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス T租税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入G   産出| |輸出
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | へ
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||         ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】        \ /
 【家\計】 政府、公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|         / \在庫☆
  ⬇︎ ⬆︎ S預金・利息➡︎【銀行】        ⬆︎ ⬇︎
  | |         金融    ⬆︎    | |  
  | | -S民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎I投資    | | 
  | |所得Y    ➡︎    直接金融 生産へ| |
  | (=GDP)   生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎d市場s➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎s  d⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要


 
☆マンキューマクロ経済学入門編
         図3-1経済における貨幣のフロー循環図1:2:3,66頁

    所得                  要素費用支払
 -------------生産要素市場☆⬅︎------------
|                                 |
|   民間貯蓄                          |
|  -----------➡︎金融市場☆-------       |
| |             ⬆︎          |      |
| |             |公的貯蓄      |      |
| |             |          |      |
⬇︎ |        租税   |          |      |
家 計@----------➡︎政 府@        |     企 業@
|               |     投資   |      ⬆︎
|           政府購入|   -------       |        
|               |  |              |
|               |  |              |
|    消費         ⬇︎  ⬇︎      企業収入    |
 -----------➡︎財・サービス市場☆------------
                            お金の流れ➡︎

「この図は,第2章におけるフロー循環図をより精巧で現実的なものに手直しした
ものである.赤いボックス@はそれぞれ家計,企業,政府という経済主体を表し,灰
色のボックス☆はそれぞれ財 · サービス市場,生産要素市場,金融市場を表す.矢印
は,経済主体間のお金の流れがこの3種類の市場をどのように流通するかを表して
いる.」
NAMs出版プロジェクト: クルーグマン/マンキュー/スティグリッツ/サミュエルソン:目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/httpnam-students.html#refka

8:19 午後  
Blogger yoji said...


マンキューマクロ旧版では⬆︎公的貯蓄ではなく⬇︎政府赤字だった。どちらもT-G。

8:23 午後  
Blogger yoji said...

 消費者需要     生産物市場      産業界供給
 (相対的限界効用            (限界費用が価格
  の比例性)     P\/B      に等しい)
     ➡︎      B/\P        ⬅︎
   ⬆︎                     ⬆︎ 
  【公衆】       ➡︎         【産業界】
(Public)     S        (Business)
 相対的効用   ⬆︎S     S⬇︎     生産関数が
 選好または       S         投入と産出
 無差別曲線       ⬅︎         を結ぶ
   ⬇︎                     ⬇︎
     ➡︎      B\/P       ⬅︎
 要素供給       P/\B       派生要素
 (非効用:レジャー           (限界生産物の
  選好:財産所有)  要素市場       比例性)

第32-1図〈何を〉〈いかに〉〈誰のために〉は一般均衢的な価格付けによリ决定される
貨幣は右まわりの循環をしているが、その一つの結節点たとえばAでは、消費者需要が
産業界供給と出会って、それぞれの財の均価恪と均衡数量とを決定することが示されて
ある。同樣に、E点では、産業界の派生要素需要が公衆の要素供給と出会って、諸要素の
均衛価格と均衡数量とを決定する。(なお、B、D、FおよびHの背後で~~そしてCおよび
Gのなかで~~何が起こっているかを解明し、それを上巻49ぺージの第3-1図で示し
た〈何を〉〈いかに〉〈誰のために〉と比較せよ。)

以上、サミュエルソン『経済学』11ed邦訳1987年版下669頁より

需要                          供給
 靴、住宅、茶➡︎   財市場での価格     ⬅︎靴、住宅,茶
   ⬆︎                     ⬆︎ 
消費者が行使す      何を         生産費用
るドル投票数
  【公衆】       いかに       【産業界】
(Public)              (Business)
 投入の所有関係    誰のために      賃金支払、
                       地代等々
   ⬇︎                     ⬇︎
 労働、土地、資本財➡︎ 要素市場での ⬅︎労働、土地、資本財
供給          価格              需要     
           資金、地代、利子

第3-1図 競争的価格制度は、〈何を〉〈いかに〉〈誰のために〉という三つの経済問題を解決するのに、
需要・供給の市場を利用する。

《この図を10分間ほどもみつめていることは、経済学における価格成立過程について断続的な思考を1時間続けるのに匹敵するといってよい。》
(サミュエルソン『経済学』11ed邦訳上50頁、図は49頁)

《国民所得にかんする循環的流れの図》(668頁)

《価格と市場の関連図》(49頁)

8:39 午後  
Blogger yoji said...

茂木喜久雄
らくらくミクロ経済学は効用局面を立体的に扱っている

同マクロは45度線を丁寧に扱っている
簡便4象限法でISLM曲線を導出しているのはマンキュー譲りだろうが、もっと精緻だ

公務員試験向きなので面白くないが

12:09 午前  
Blogger yoji said...

茂木喜久雄
らくらくミクロ経済学は効用局面を立体的に扱っている

同マクロは45度線を丁寧に扱っている
簡便4象限法でISLM曲線を導出しているのはマンキュー譲りだろうが、もっとエクセルの図解機能を駆使していて精緻だ
クラウディングアウトの説明もわかりやすい

公務員試験向きなので面白くないが

12:21 午前  
Blogger yoji said...

経済学試験対策講座11回目(1/6):「らくらくマクロ経済学入門」カリスマ講師: 茂木喜久雄
http://youtu.be/XUc1bAr5GNU

12:29 午前  
Blogger yoji said...

「らくらくミクロ経済学入門」第1回(10)茂木喜久雄講師
http://youtu.be/dwonkG-jt9w

12:57 午前  
Blogger yoji said...

AD-AS曲線(『らくらくマクロ経済学入門』より)

AD曲線:175


  第2象限        利子率(r)        第1象限
                 |      LM
              /  |      /→/LM’
             /___|_____/_/
            /|   |    / /|
           / |   |   / / | 
          /  |   |  / /  |
         /___|___|_/ /   |   
        /|   |   |/|/    | 
         |   |   | |     |
_________|___|___|_|_____|________
 L2  \ \ |   |  0|\|     |  国民所得(Y)
      \ \|___|___|_\     |
       \ \   |   |  \    |
        \ \  |   |   \   |
         \↙\ |   |    \  |
          \ \|   |     \ |    
           \ |   |      \|
            \|\__|_______\
             \ \ |        \
              \ \|     
               \ |
   第3象限         \|L1        第4象限


119-L1,L2とは

プレAS曲線:180



AS曲線:181


  第2象限         物価(P)         第1象限
                 |       |AS
              /  |       |
             /___|_______|B
            /|   |      /|
           / |   |     / | 
          /__|___|____/A |
         /|  |   |   /|  |   
        / |  |   |  / |  |完全雇用 
          |  |   |    |  |国民所得
__________|__|___|____|__|________
 (w/P) \  |  |  0|。   |  |Yf  実質国民所得
        \ |  |   |  。 |  |        (Y)
         \|__|___|____。  |
        E/\  |   |     。 |
        /  \ |   |      。|
       /    \|___|_______。 
      /    G/\   |Nf      。
     /     /  \  |        。 
   ND    NS    \ |        。
                 |
   第3象限        ND、NS          第4象限

       E、Gからスタート


AD-AS曲線:197


AD—AS分析(同時分析) 
             _________________________
            |IS—LM分析                  |
 __________ | ___________  __________ |
|労働市場      |||貨幣市場       ||財市場       ||
| 労働需要_    ||| 貨幣需要_     ||  総需要_    ||
|      |_物価|||      |_利子率||      |_物価||
| 労働供給_|   ||| 貨幣供給_|    ||  総供給_|   ||
|__________|||___________||__________||
     |      |    LM曲線       IS曲線      |
     |      |______|_________|________|
     |             |_________|
     |                 |
   総供給曲線             総需要曲線
   (AS曲線)           (AD曲線)
     |_________________|
              |
            国民所得
             物価

7:26 午後  
Blogger yoji said...


図11-7  総需要のシフトはどのように短期変動を引き起こすか

物価水準(P)
  |       |   AS2
  |    \  |  /
  |     \ | /
  |      \|/   
P3|_\_____|C   ←/AS1
  |  \   /|\   /  
  |   \ / | \ / 
P2|____\__|__\B
  |   / \ | /|\  
P1|__/___\|/ | \
  | /    A|  | →\AD2
  |      /|\ | 
  |     / | \| 
  |    /  |  \AD1 
  |       |  |
  |_______|__|_________
          | →Y2   所得、生産(Y)
       Y1=Y3=Y

 いま経済が長期均衡点Aから出発するとしよう.予期し
ない総需要の増大かあると,物価はP1からP2に上昇する.
物価水準P2は期待物価水準P1(P2e)を上回るので,経済は短期
総供給曲線上をA点からB点に移動し,生産は一時的に自
然率を上回る.長期的には期待物価水準はP3(P3e)に上昇し、短
期総供給曲線は上方にシフトする.経済は新しい長期均衡点
Cに到達し,生産は自然率に戻る.
(マンキューマクロ入門編邦訳第2版394頁より )

8:18 午後  
Blogger yoji said...

 ■消費部門:
   ・ 支出面からみた国内総生産(総支出):消費(60)+貯蓄(25)+所得税(10)+法人税(5)=100
   ・ 分配面からみた国内総生産(総所得):生産要素からの受取り(95)+法人税(5)=100
 ■生産部門:
   ・ 生産面からみた国内総生産(産出高):生産要素への支払い(95)+法人税(5)=100
   ・ 生産面からみた有効需要(総需要):消費(60)+投資(17)+政府支出(20)+貿易・サービス収支黒字(3)=100

法人税が総需要以外すべてで勘案されている。

以下、参考メモ: ⬅︎輸出__  __輸入➡︎ 
         ➡︎_ X \/ Q _⬅︎
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給O
 お金の流れ------➡︎d市場s⬅︎--------- 
輸入|支出C   均衡点E_\/    販売された財・|
へ (=GDP)      /\       サービス| 
  |  -------⬅︎s  d➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎   総需要、収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |      租税T|政府購入G   産出| |輸出
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | | へ
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】 政府、公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ S預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎
  | |         金融         | |  
  | | -S民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎I  ⬅︎| | 
  | |所得Y    ➡︎    直接金融 生産へ| |
  | (=GDP)   生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎d市場s➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎s  d⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要

9:12 午後  
Blogger yoji said...




三面等価の原則:
(上が付加価値)

              ラーメン
               __
              |//|
              |//|
              |25|
            麺 |//|
           __ |_/|
          |//||  |
          |20||  |→消費者に
      小麦粉 |//||  | 販売され
       __ |_/||45| ます。
      |//||  ||  |
   小麦 |15||  ||  |
   __ |_/||25||  |
  |10||10||  ||  |
  |_/||__||__||__|
   農家  製粉  製麺 ラーメン屋
       業者  業者
   →
   付加価値の形成

生産国民所得
 農家  製粉業者   製麺業者    ラーメン屋
 10+(25ー10)+(45ー25)+(70ー45)=70

分配国民所得
 農家の所得 製粉業者の所得 製麺業者の所得 ラーメン屋の所得
  10  +  15   +  20   +   25   =70

支出国民所得
 ラーメンの最終需要額(消費者の購入価格)=70


らくらくマクロ23〜4頁より

3:01 午後  
Blogger yoji said...

        生産面
       ↗   ↖   
      /三面等価 \
     /  の原則  \
    ↙         ↘
  分配面←ーーーーーーー→支出面
給料をもらう         消費する

同24頁

3:08 午後  
Blogger yoji said...

       生産面
      ↗   ↖   
     /三面等価 \
    ↙  の原則  ↘
  分配面←ーーーーーー→支出面
給料をもらう        消費する

同24頁



消費する
  支出面←ーーーーーー→生産面
     ↖ 三面等価 ↗   
      \の原則 /
       ↘  ↙  
       分配面
      給料をもらう    

3:15 午後  
Blogger yoji said...

以下、参考メモ: ←輸出__  __輸入→
         →_ X \/ Q _←
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企/業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

以下、参考メモ: ←輸出__  __輸入→
         →_ X \/ Q _←
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企/業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要

5:19 午後  
Blogger yoji said...

  

以下、参考メモ: ←輸出__  __輸入→
         →_ X \/ Q _←
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企/業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑    ←| |
  | |所得                  | |
  | (=GDP)   生産要素  生産への投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要

5:21 午後  
Blogger yoji said...

☆フロー循環図: ←輸出__  __輸入→
         →_3EX\/IM _←
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出60  均衡点e_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑      60収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||20       | |
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / -10所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字   5【企/業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(--17融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |  25     金融       17| |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑    ←| |
  | |所得95                | |
  | (=GDP)   生産要素  生産への投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         e_\/均衡点 95賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要

 ■消費部門:
   ・ 支出面からみた国内総生産(総支出):消費(60)+貯蓄(25)+所得税(10)+法人税(5)=100
   ・ 分配面からみた国内総生産(総所得):生産要素からの受取り(95)+法人税(5)=100
 ■生産部門:
   ・ 生産面からみた国内総生産(産出高):生産要素への支払い(95)+法人税(5)=100
   ・ 生産面からみた有効需要(総需要):消費(60)+投資(17)(=融資など)+政府支出(20)+貿易・サービス収支黒字(3)=100

11:08 午後  
Blogger yoji said...



   __  __  __  __
 法税_5||_5||_5||政府|
  |所税||  ||  ||支出|
  10_||  ||  ||20|
  |  ||生産||生産||__(=国債発行5)
  |貯蓄||要素||要素||ーー貿易3 
  |25||から||への||投資|
  |  ||の受||支払||17|
  |__||取り||い ||__|
  |  ||95||95||  |
  |  ||  ||  ||  | 
  |  ||  ||  ||  |
  |  ||  ||  ||  |
  |消費||  ||  ||消費|
  |60||  ||  ||60| 
  |  ||  ||  ||  | 
  |  ||  ||  ||  |
  |  ||  ||  ||  |
  |  ||  ||  ||  |
  |  ||  ||  ||  |
  |__||__||__||__|
   総支出 総所得 産出高 総需要

■消費部門:・ 支出面からみた国内総生産(総支出):
        消費(60)+貯蓄(25)+所得税(10)+法人税(5)=100
      ・ 分配面からみた国内総生産(総所得):
        生産要素からの受取り(95)+法人税(5)=100
■生産部門:・ 生産面からみた国内総生産(産出高):
        生産要素への支払い(95)+法人税(5)=100
      ・ 生産面からみた有効需要(総需要):
        消費(60)+投資(17)(=融資など)+政府支出(20)(=税収15+国債購入5(=財政赤字))+貿易・サービス収支黒字(3)=100

貯蓄25=融資(企業はそれを投資)17 +資本の輸出(貿易投資)3+国債購入5
(ただし、貿易投資はそれと同額のリターンがあるとは限らない)


4:35 午前  
Blogger yoji said...

















フロー循環図:  ←輸出__  __輸入3→
        3→_EX \/IM _←
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出60  均衡点e_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑      収入60| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | |         ||20  ↑      | |
  | | ←社会保障-- ↓ |   投資17← | |
  \ / -所得税10→【政府】←法人税5-- \ /
 【家\計】    公的貯蓄|↑         【企/業】
  / \          ↓ 国債購入5     / \
  | | -預金・利息→【銀行】--融資17→ | | 
  | | 民間貯蓄25→ 金融 --投資・株→ | |
  | |         市場         | |
  | |所得95                | |
  | (=GDP)   生産要素  生産への投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         e_\/均衡点 賃金95・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要

数字はGDPが100としたときの一例(中谷マクロより)。


   __  __  __  __
 法税_5||_5||_5||政府|
  |所税||  ||  ||支出|
  10_||  ||  ||20|
  |  ||生産||生産||__(=国債発行5)
  |貯蓄||要素||要素||ーー貿易3 
  |25||から||への||投資|
  |  ||の受||支払||17|
  |__||取り||い ||__|
  |  ||95||95||  |
  |  ||  ||  ||  | 
  |  ||  ||  ||  |
  |  ||  ||  ||  |
  |消費||  ||  ||消費|
  |60||  ||  ||60| 
  |  ||  ||  ||  | 
  |  ||  ||  ||  |
  |  ||  ||  ||  |
  |  ||  ||  ||  |
  |  ||  ||  ||  |
  |__||__||__||__|
   総支出 総所得 産出高 総需要

■消費部門:・ 支出面からみた国内総生産(総支出):
        消費(60)+貯蓄(25)+所得税(10)+法人税(5)=100
      ・ 分配面からみた国内総生産(総所得):
        生産要素からの受取り(95)+法人税(5)=100
■生産部門:・ 生産面からみた国内総生産(産出高):
        生産要素への支払い(95)+法人税(5)=100
      ・ 生産面からみた有効需要(総需要):
        消費(60)+投資(17)(=融資など)+政府支出(20)(=税収15+国債発行5(=財政赤字))+貿易・サービス収支黒字(3)=100

貯蓄25=融資(企業はそれを投資)17 +資本の輸出(貿易投資)3+国債購入5
(ただし、貿易投資はそれと同額のリターンがあるとは限らない)


T<G:財政赤字
T>G:財政黒字
(マンキューマクロ入門篇2.3:77頁)

T-G=公的貯蓄
(同81頁)

6:51 午前  
Blogger yoji said...


参考:
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/micro.files/w-antei.htm
ワルラス安定とマーシャル安定:

 P|
  |D      S
P0|_\a__b/
  |  \ ⬇︎/
  |   \/e
  |   /\     
P1|_c/_⬆︎\d 
  |S/    \D
 0|____________
          Q

上図の場合で考えてみよう。価格がP0の水準にあるとき、abだけの超過供給が生じているために均衡点eに向かって価格は下落します。
 一方、価格がP1のときにはcdだけ超過需要の存在のために価格はeに向かって上昇します。
 このように価格の変動を通して、需給が均衡することをワルラス安定といいいます。均衡への収束が生じないケースはこれに反してワルラス不安定と呼ばれます。

 P|
  |D      S
P0| \a  c/
  | |\e /|
  | |➡︎\/⬅︎|
  | | /\ |     
P1| b/  \d
  |S/    \D
 0|_|____|________
    Q0   Q1   Q

上図で取引量がQ0の水準にあるときには需要価格PDが供給価格PSをabだけ上回っているために超過需要価格が生じていることから、取引量は均衡eの方向に移動して需給均衡が成立します。
 一方、取引量がQ1の水準にあるときにはcdだけ超過需要価格が発生していることから、取引量はeに向かって減少し需給均衡が成立します。
 このように、取引量(数量)の調整によって、市場均衡が成立することをマーシャル安定といい、数量調整が需給を均衡させる方向に作用しない場合にはマーシャル不安定と呼びます。

5:55 午後  
Blogger yoji said...

  
経済フロー循環図:←輸出__  __輸入→
         →_   \/   _←
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企/業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑    ←| |
  | |所得                  | |
  | (=GDP)   生産要素  生産への投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要

4:02 午前  
Blogger yoji said...

  
経済フロー循環図:←輸出__  __輸入→
         →_   \/   _←
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企/業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑    ←| |
  | |所得                  | |
  | (=GDP)   生産要素  生産への投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要

4:02 午前  
Blogger yoji said...

  
経済フロー循環図:←輸出__  __輸入→
         →_   \/   _←
           \  /\  /
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出    均衡点e_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企/業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑    ←| |
  | |所得                  | |
  | (=GDP)   生産要素  生産への投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         e_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要

4:04 午前  
Blogger yoji said...


http://store.toyokeizai.net/books/9784492811481/
ケインズ全集8巻 確率論

ケインズ,J.M.著/佐藤 隆三訳

ISBN:9784492811481
旧ISBN:4492811486
サイズ:A5判 上箱製 578頁 C3033
発行日:2010年05月28日
12,960円(税込)
若きケインズがムーア、ラッセルの影響のもとに書いた哲学の書。「確率の論理説」の立場にたって、確率概念の定義とその形式的体系化を試み、それを応用した帰納的推論の分析を行う。

第I部 基礎的諸概念

第1章 確率の意味
第2章 確率に関する認識論
第3章 確率の測定
第4章 無差別原理
第5章 確率を決定するその他の方法
第6章 推論の重み
第7章 歴史的回顧
第8章 確率の頻度論
第9章 第I部の建設的理論の要約

第II部 基本定理

第10章 序説
第11章 とくに論理的整合性、推理、および論理的先在性に関する群論
第12章 推理および確率の諸定義と諸公理
第13章 必然的推理の基本定理
第14章 蓋然的推理の基本定理
第15章 確率の数値の測定と近似
第16章 第14章の諸定理に関する覚書、ならびにそれらの諸展開および証言への適用
第17章 逆確率ならびに平均に関する若干の問題

第III部 帰納と類比

第18章 序説 
第19章 類比による推論の本姓
第20章 事例の増量の価値、すなわち純粋帰納
第21章 続・帰納的推論の本性
第22章 帰納の歴史に関する若干の覚書

第IV部 確率の若干の哲学的適用

第24章 客観的偶然すなわち偶然性の意味
第25章 偶然に関する検討から生じる若干の問題
第26章 確率の行為への適用

第V部 統計的推理の基礎

第27章 統計的推理の本性
第28章 大数の法則
第29章 統計的頻度を予測するための事前確率の利用
     :ベルヌイ、ポアソンおよびチェビシェフの諸定理
第30章 事後確率を算定するための統計的頻度の数学的利用:ラプラスの方法
第31章 ベルヌイの定理の逆定理
第32章 事後確率を算定するための統計的頻度の帰納的利用
第33章 建設的理論の概略

6:47 午前  
Blogger yoji said...

貨幣理論   ロバート・A.マンデル/著  著者名等  柴田裕/訳  
ダイヤモンド社 2000.07 22cm 310p
Monetary theory.
 『国際経済の貨幣的分析』(東洋経済新報社197 6年刊)☆☆☆の新版
要旨   
国際通貨発行の問題は、どの国が世界通貨を創出する特権および利益を持つかに帰着する 。準備通貨制度は有効な制度だが、国際通貨発行の利益配分が一方的になる問題がある。 ある時期、利益はアメリカに帰属したが、その代わり同国は政策上の制約を甘受しなけれ ばならなかった。この問題を解決するためには、多極的政治構造を持つようになった今日 の世界に適応する、覇権色の少ない制度を見出す必要がある。世界各国の等しい力関係を 反映する国際通貨制度を創出しなければならない。1999年ノーベル経済学賞受賞、マ ンデル教授の中核理論書。
目次   
第1部 新しい貨幣理論(貨幣、公債および利子率;インフレーション、貯蓄および実質 利子率;成長、均衡および貨幣利子率;赤字財政と成長 ほか);
第2部 世界経済(貨 幣理論と世界金本位制;平価切下げ;通貨地域の相互作用関係;多角的政策と為替相場の 変更 ほか)
索引あり

☆☆☆
2:17
 貨幣発行利益と最適世界中央銀行

L|\
 | \
 |  \            _- ̄K
 |   \        _- ̄    
 |    \ Q  _- ̄          
 |__.__\_- ̄
 |  V_- ̄\  
K|_- ̄____\F
 |________\___________
0M  L   C E L'      OK

横軸には世界の貨幣ストックと資本ストック  
縦軸は利子率
LL'曲線は貨幣に対する実質需要
KK'曲線は利子率の変化に対応して保有しようとする財の量
QCEFの面積が(金本位制廃止*)紙幣発行による効率化の利益
203,213,284     

準備率を下げても均衡点Qは変わらない。例えば金の3倍紙幣を発行すれば金の実質価値はLLに減少。
VQが流通紙幣の実質価値となる。
ーーーー
マンデルの経済学入門
著者名等  ロバート・A.マンデル/著   著者名等  竹村健一/訳  
出版者   ダイヤモンド社 出版年   2000.01
大きさ等  20cm 317p 注記    Man and economics.
NDC分類 331 件名    経済学  
要旨   
’99年「ノーベル経済学賞」受賞のマンデル教授が経済学を日常生活に適用しながら、 やさしく解説。
目次   
1 原理(
経済の法則☆☆
取引と専門化;
選択と最適化 ほか);
2 問題(
インフレと貨 幣;
失業と不況;
古典派とロマン派 ほか);
3 政策(
遺産の継承と進歩;
協力とメタ トレード;
複雑な選択と政府 ほか)
   索引あり


http://www.diamond.co.jp/_itemcontents/0201_biz/21028-4.html
目次
はじめに
訳者まえがき
  1 原理
第1章 経済の法則 ☆☆
第2章 取引と専門化
第3章 選択と最適化
第4章 価格効果と所得効果
第5章 現金、流動性ならびに在庫管理
第6章 貨幣と金
第7章 投資と時間
第8章 市場と均衡
第9章 調整と競争
  2 問題
第10章 インフレと貨幣
第11章 失業と不況
第12章 古典派とロマン派
第13章 国際収支
第14章 国内均衡と国際均衡
第15章 ドルと金
  3 政策
第16章 遺産の継承と進歩
第17章 協力とメタトレード
第18章 複雑な選択と政府
第19章 スピルオーバー効果と慣習
第20章 協同命令

☆☆
財貨とは何か?:21頁

資源   欲求

   財貨

    ____  ____   
   /    \/    \  
  /     /\     \ 
 |     |  |     |
 | 資源  |財貨| 欲求  |
 |     |  |     |
  \     \/     / 
   \____/\____/  

以下のプラトンの図に似ている。以下脱線。

 ________________
|命題 ____  ____   |
|  /    \/    \  |
| /     /\     \ |
||     |  |     ||
|| 真理  |知識| 信念  ||
||     |  |     ||
| \     \/     / |
|  \____/\____/  |
|________________|
知識 - http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A5%E8%AD%98

7:21 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                 輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ←生活保護-- ||         | |輸出
  | |(←短期国債-→)||(---助成金→ | |
  \ / ---所得税→【政府】←保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \ ←利子・貸付け  ↓ |(----融資→ / \
  | | -預金・利息→【銀行】←利息・取付け)| | 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | |         ||         | |
  | |         ||         | |
  \ / -所得税--→【政府】←--法人税--\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \          ↓ |         / \
  | | --民間貯蓄→【銀行】-----融資→| | 
  | |         金融         | |
  | |         市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

6:22 午前  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | |         ||         | |
  | |         ||         | |
  \ / -所得税--→【政府】←--法人税--\ /
 【家\計】    公的貯蓄||政府赤字    【企\業】
  / \          ↓|国債発行     / \
  | | --民間貯蓄→【銀行】-----融資→| | 
  | |         金融         | |
  | | ------→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

6:26 午前  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  |_|___      ||         |_|___
 /|_|__/|     ||        /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字   |【企\業】| |
| / \ | |      ↓|国債発行   | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |         金融         | |
  | | ------→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

10:01 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  |_|___      ||         |_|___
 /|_|__/|     ||        /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字   |【企\業】| |
| / \ | |      ↓|国債発行   | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |         金融         | |
  | | ------→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

(消費)効用関数、生産(効用)関数は全体を立体的にとらえる必要がある。

10:03 午後  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府購入_   産出| |
  |_|___    /_||___/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字|  |【企\業】| |
| / \ | |  |   ↓|国債発行|  | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |      |__金融__|/     | |
  | | ------→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

(消費)効用関数、生産(効用)関数は全体を立体的にとらえる必要がある。


上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  |_|___     _||_____     |_|___
 /|_|__/|   /_||___/|   /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字|  |【企\業】| |
| / \ | |  |   ↓|国債発行|  | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |      |__金融__|/     | |
  | | ------→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

(消費)効用関数、生産(効用)関数は全体を立体的にとらえる必要がある。
銀行も独立した主体と考えるべきだろう。

10:09 午後  
Blogger yoji said...



上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府購入_   産出| |
  |_|___    /_||___/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字|  |【企\業】| |
| / \ | |  |   ↓|国債発行|  | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |      |__金融__|/     | |
  | | ------→ 市場 →投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

(消費)効用関数、生産(効用)関数は全体を立体的にとらえる必要がある。
銀行も独立した主体と考えるべきだろうが。

10:10 午後  
Blogger yoji said...


経済循環フロー図

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府購入_   産出| |
  |_|___    /_||___/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字|  |【企\業】| |
| / \ | |  |   ↓|国債発行|  | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |      |______|/     | |
  | | ------→金融市場→投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
(消費)効用関数、生産(効用)関数は全体を立体的にとらえる必要がある。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。
出来れば銀行も独立した主体と考えるべきだろう。

10:19 午後  
Blogger yoji said...


経済循環フロー図

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
           (貿易・輸出入)
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府購入_   産出| |
  |_|___    /_||___/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字|  |【企\業】| |
| / \ | |  |   ↓|国債発行|  | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |      |______|/     | |
  | | ------→金融市場→投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給 (移民雇用) 労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
(消費)効用関数、生産(効用)関数は全体を立体的にとらえる必要がある。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。
出来れば銀行も独立した主体と考えるべきだろう。

10:21 午後  
Blogger yoji said...



経済循環フロー図

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
           (貿易・輸出入)
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府購入_   産出| |
  |_|___    /_||___/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字|  |【企\業】| |
| / \ | |  |   ↓|国債発行|  | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |      |__||__|/     | |
  | | ------→金融市場→投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給 (移民雇用) 労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
(消費)効用関数及び需要関数と生産(効用)関数は全体を立体的にとらえる必要がある。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。
出来れば銀行も独立した主体と考えるべきだろう。

10:56 午後  
Blogger yoji said...


経済循環フロー図:

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
           (貿易・輸出入)
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府購入_   産出| |
  |_|___    /_||___/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字|  |【企\業】| |
| / \ | |  |   ↓|国債発行|  | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |      |__||__|/     | |
  | | ------→金融市場→投資 ↑     | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給 (移民雇用) 労働の需要



新経済循環フロー図:

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
           (貿易・輸出入)
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府購入_   産出| |
  |_|___    /_||___/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税-→【政府】←-法人税-| \ / | |
|【家\計】| | 公的貯蓄||政府赤字|  |【企\業】| |
| / \ | |  |   ↓|国債発行|  | / \ | |
|_|_|_|/民間貯蓄→【銀行】---融資→|_|_|_|/
  | |      |__||__|/     | |
  | | ------→金融市場-株・投資→  | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給 (移民雇用) 労働の需要


上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
(消費)効用関数及び需要関数と生産(効用)関数は全体を主体として立体的にとらえる必要がある。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。
出来れば銀行も独立した主体と考えるべきだろう。
主体と場所はそれぞれ最適化と均衡を模索する。場所が派生させるフローと同時に主体にストックが溜まる。
企業への直接投資が株券購入だ。

12:01 午前  
Blogger yoji said...

スカーフのアルゴリズム(Scarf,1982) :
                3
               /\
             3/__\2
             /\  /\  
           1/__\3__\3
           /\  /\  /\
         3/__\3__\2__\2
         /\  /\ ☆↖︎↙︎  ↖︎\ 
       3/__\1__\1__\1_↑_\2
       /\  /↗︎  ↘︎\  /↗︎  /\
     1/__\1_↑ _\/_↓_\/_↑_\2__\2
        ̄-_ ̄↗︎_2\  →1_- ̄_- ̄
          ↑ -_ ̄-\/- ̄_- ̄
          S     2
S:スタート地点
☆:停止点
123と揃ったフルラベルのついた小単体の部屋へと自動的に運ばれていくことになる(浦井憲ミクロ経済2012,247~8頁)。

5:05 午前  
Blogger yoji said...


経済循環フロー図:

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
           (貿易・輸出入)
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府___   産出| |
  |_|___    /_|購入__/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税|→【政府】←|法人税-| \ / | |
|【家\計】| |  |公的||赤字| |  |【企\業】| |
| / \ | |  |貯蓄 ↓|国債| |  | / \ | |
|_|_|_|/-民間|→【銀行】-|-融資→|_|_|_|/
  | |    貯蓄|__金融__|/     | |
  | |  -----→ 市場 --→投資→  | |
  | |                    | |
  | (GDP=)所得 生産要素  生産への投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給 (移民雇用) 労働の需要

上の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
(消費)効用関数及び需要関数と生産(効用)関数は全体を主体として立体的にとらえる必要がある。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。
出来れば銀行も独立した主体と考えるべきだろう。
主体と場所はそれぞれ最適化と均衡を模索する。場所が派生させるフローと同時に主体にストックが溜まる。

企業への直接投資が株券購入だ。
世界システム論は射程を長く取るのと異なる主体を想定するので有効だ。
貨幣ではなく女性が交換されていた。
天秤が西欧で正義のイメージの原型にあたるということは象徴的だ。

8:26 午後  
Blogger yoji said...


経済循環フロー図:
下の図の中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
(消費)効用関数及び需要関数と生産(効用)関数は全体を主体として立体的にとらえる必要がある。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。
出来れば銀行も独立した主体と考えるべきだろう。
主体と場所はそれぞれ最適化と均衡を模索する。場所が派生させるフローと同時に主体にストックが溜まる。

企業への直接投資が株券購入だ。
世界システム論は射程を長く取るのと異なる主体を想定するので有効だ。
貨幣ではなく女性が交換されていた。
天秤が西欧で正義のイメージの原型にあたるということは象徴的だ。
           ________
          /\  /\  /\
         /__\ || /__\
         \__/ || \__/
             _||_
            /____\

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→D市場S←--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←S  D→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府___   産出| |
  |_|___    /_|購入__/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税|→【政府】←|法人税-| \ / | |
|【家\計】| |  |公的||赤字| |  |【企\業】| |
| / \ | |  |貯蓄 ↓|国債| |  | / \ | |
|_|_|_|/-民間|→【銀行】-|-融資→|_|_|_|/
  | |    貯蓄|__金融__|/     | |
  | |  -----→ 市場 --→投資→  | |
  | |                    | |
  | (GDP=)所得 生産要素  生産への投入| |
  |  -------←D市場S→-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→S  D←---------
      労働の供給        労働の需要
           ________
          /\  /\  /\
         /__\ || /__\
         \__/ || \__/
             _||_
            /____\

 主体においては立体的に、場所においては動的に事象を捉えるべきこと。
 三面等価の原則は、下上横の3D。

9:19 午後  
Blogger yoji said...

経済循環フロー図:

主体(家計,企業.ストック)においては立体的に、
場所(財市場,労働市場.フロー)においては動的に事象を捉えるべき。
           ________
          |   /\   |
         / \  ||  / \
        /___\ || /___\
        \___/ || \___/
             _||_
            /____\

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出    均衡点e_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府___   産出| |
  |_|___    /_|購入__/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税|→【政府】←|法人税-| \ / | |
|【家\計】| |  |公的||赤字| |  |【企\業】| |
| / \ | |  |貯蓄 ↓|国債| |  | / \ | |
|_|_|_|/-民間|→【銀行】-|-融資→|_|_|_|/
  | |    貯蓄|__金融__|/     | |
  | |  -----→ 市場 --→投資→  | |
  | |                    | |
  | (GDP=)所得 生産要素  生産への投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         e_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要
           ________
          |   /\   |
         / \  ||  / \
        /___\ || /___\
        \___/ || \___/
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三面等価の原則は、下上横の3次元。
上の図中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
(消費)効用関数及び需要関数と生産(効用)関数は全体を主体として立体的にとらえる必要がある。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。
出来れば銀行も独立した主体と考えるべきだろう。
主体と場所はそれぞれ最適化と均衡を模索する。
場所が派生させるフローと同時に主体にストックが溜まる。
企業への直接投資が株券購入だ。
世界システム論は射程を長く取るのと異なる主体を想定するので有効だ。
貨幣ではなく女性が交換されていた。
天秤が西欧で正義のイメージの原型にあたるということは象徴的だ。
____

複利はこうした循環を不可能にする。特に国家の借金に利子がかかると、政府購入という名の軍事費が拡大する。完全雇用がさらに財政を圧迫する。
複利が可能になるには人口と地球が同じ規模で大きくなり続けなければならない。インフレには期待出来ない。

5:13 午前  
Blogger yoji said...


同一労働同一賃金が必要
レーン=メイドナー・モデル:

北欧では、企業間の労働力移動に関して政府が「積極的労働市場政策」と呼ば
れる政策を導入し、職業訓練や職場移転する間の所得保証等をおこなっている。
雇用の流動化(フレキシビリティ)と社会保障による安全(セキュリティ)を
組み合わせている(フレキシキュリティ)。スウェーデンモデルともいわれる。
日本では雇用調整助成金という逆?の手法がとられている。
現在では全EUでフレキシキュリティが労働市場の推奨モデルとされている。

利潤率/賃金
   |              _ 従来の賃金水準
   |             |/|\
   |            _| | |
   |合理化あるいは    |/| | |
   |   倒産     _| | | 余剰
   |   ↓     |/| | | |
   |        _|↓|↓|↓| |
   |_______|/|_|_|_|/ 同一労働同一賃金
   |     | | | | | |
   |    _|/連帯的賃金政策 |
   |↑ ↑|↑| | | | | |
   |  _|/| | | | | |
   | | | | | | | | |
   |_|/| | | | | | |
   | | | | | | | | | 
   |/| | | | | | | |
   | | | | | | | | |
   | | | | | | | | |
   |_|_|_|_|_|_|_|_|
    企 企 企 企|企 企 企 企
    業 業 業 業|業 業 業 業
    1 2 3 4|5 6 7 8
           →
         労働力移動

    レーン=メイドナー・モデル概念図
(『高学歴貧困女子が読み解くピケティ』105頁より)

6:08 午後  
Blogger yoji said...

国内総生産 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/国内総生産
GNPとGDPの違い に移動 - [編集]. 「国の実体経済」を表す指標として、2000年現在は国民総生産(GNP)より国内総生産(GDP)が重視されている。国の経済の規模・成長を測るものさしとして、1980年代頃までは国民総生産(GNP)がよく用いられたが、 ...

国民総生産と国内総生産の違いが教科書の記述では、よくわかり...
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp › ... › 政治、社会問題
2007/12/22 - 国民総生産と国内総生産の違いが教科書の記述では、よくわかりません。詳しく教えて下さい ... GDP=GNP-海外からの要素所得+海外への要素所得 国民総生産は日本国民が得た全ての所得が計上されるの。アメリカにいろうがブラジルにい ...

11:36 午後  
Blogger yoji said...

数学的簡潔さ、オークションの説明という点で奥野ミクロを勧めるが、
八田達夫『ミクロ経済学expressway』↓はミクロなのに冒頭で簡易的フロー循環図を紹介して
いてさすが。
https://lh3.googleusercontent.com/-c9NZSZVIlP0/VfFXfX-KO8I/AAAAAAAAxvA/p8gLtBXyQZU/s640/blogger-image--966508256.jpg
中谷マクロの図↓ほど流石に詳しくないし、GDPの説明までは必要ないかもしれないが、
厳密さより全体像が初学者にまず与えられるべきだ。
http://1.bp.blogspot.com/-abWaD-7cNJQ/VgYvCtUzC6I/AAAAAAAAybU/jxPGhoXr8ZM/s1600/nakatani4th_2-2a.jpg
サミュエルソン
《この図を10分間ほどもみつめていることは、経済学における価格成立過程について断続的な
思考を1時間続けるのに匹敵するといってよい。》
(サミュエルソン『経済学』11ed邦訳上50頁)
https://lh3.googleusercontent.com/-_fqxMf11xjA/VgLfhKtU71I/AAAAAAAAyWk/kA7z63bO5SA/s640/blogger-image-1725953981.jpg

サミュエルソンは45度線分析↓で知られるが、ケインジアンの交差図、IS-LMモデルの基礎の基礎としての原点に、こうしたフロー図がある。
http://1.bp.blogspot.com/-d_loaqr4qEQ/VkLonlJKEPI/AAAAAAAA0m4/qPdskqeXTe4/s1600/fubbardmacro_0001a.jpg

ちなみにフロー図各種
八田達夫『ミクロ経済学expressway』↓
https://lh3.googleusercontent.com/-c9NZSZVIlP0/VfFXfX-KO8I/AAAAAAAAxvA/p8gLtBXyQZU/s640/blogger-image--966508256.jpg
中谷マクロの図↓
http://1.bp.blogspot.com/-abWaD-7cNJQ/VgYvCtUzC6I/AAAAAAAAybU/jxPGhoXr8ZM/s1600/nakatani4th_2-2a.jpg

6:12 午後  
Blogger yoji said...


サミュエルソン
《この図を10分間ほどもみつめていることは、経済学における価格成立過程について断続的な
思考を1時間続けるのに匹敵するといってよい。》
(サミュエルソン『経済学』11ed邦訳上50頁)
https://lh3.googleusercontent.com/-_fqxMf11xjA/VgLfhKtU71I/AAAAAAAAyWk/kA7z63bO5SA/s640/blogger-image-1725953981.jpg

サミュエルソンは45度線分析↓で知られるが、ケインジアンの交差図、IS-LMモデルの基礎の基礎としての原点に、こうしたフロー図がある。
http://1.bp.blogspot.com/-d_loaqr4qEQ/VkLonlJKEPI/AAAAAAAA0m4/qPdskqeXTe4/s1600/fubbardmacro_0001a.jpg

ちなみにフロー図各種
八田達夫『ミクロ経済学expressway』↓
https://lh3.googleusercontent.com/-c9NZSZVIlP0/VfFXfX-KO8I/AAAAAAAAxvA/p8gLtBXyQZU/s640/blogger-image--966508256.jpg
中谷マクロの図↓
http://1.bp.blogspot.com/-abWaD-7cNJQ/VgYvCtUzC6I/AAAAAAAAybU/jxPGhoXr8ZM/s1600/nakatani4th_2-2a.jpg

6:13 午後  
Blogger yoji said...


サミュエルソン
《この図を10分間ほどもみつめていることは、経済学における価格成立過程について断続的な
思考を1時間続けるのに匹敵するといってよい。》
(サミュエルソン『経済学』11ed邦訳上50頁)
https://lh3.googleusercontent.com/-_fqxMf11xjA/VgLfhKtU71I/AAAAAAAAyWk/kA7z63bO5SA/s640/blogger-image-1725953981.jpg

サミュエルソンは45度線分析↓で知られるが、ケインジアンの交差図、IS-LMモデルの基礎の基礎としての原点に、こうしたフロー図がある。
http://1.bp.blogspot.com/-d_loaqr4qEQ/VkLonlJKEPI/AAAAAAAA0m4/qPdskqeXTe4/s1600/fubbardmacro_0001a.jpg
(ハバード基礎マクロより)

ちなみにフロー図各種
八田達夫『ミクロ経済学expressway』↓
https://lh3.googleusercontent.com/-c9NZSZVIlP0/VfFXfX-KO8I/AAAAAAAAxvA/p8gLtBXyQZU/s640/blogger-image--966508256.jpg
中谷マクロの図↓
http://1.bp.blogspot.com/-abWaD-7cNJQ/VgYvCtUzC6I/AAAAAAAAybU/jxPGhoXr8ZM/s1600/nakatani4th_2-2a.jpg

6:20 午後  
Blogger yoji said...

           ________
          |   /\   |
         / \  ||  / \
        /___\ || /___\
        \___/ || \___/
             _||_
            /____\

       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------→d市場s←--------- 
  |支出    均衡点e_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------←s  d→-------  |
  | |購入された    | ↑        収入| |
  | |財・サービス 消費税|    (=GDP) |
  | |        _|政府___   産出| |
  |_|___    /_|購入__/|    |_|___
 /|_|__/|  |  ||  | |   /|_|__/|
| \ / |-所得税|→【政府】←|法人税-| \ / | |
|【家\計】| |  |公的||赤字| |  |【企\業】| |
| / \ | |  |貯蓄 ↓|国債| |  | / \ | |
|_|_|_|/-民間|→【銀行】-|-融資→|_|_|_|/
  | |    貯蓄|__金融__|/     | |
  | |  -----→ 市場 --→投資→  | |
  | |                    | |
  | (GDP=)所得 生産要素  生産への投入| |
  |  -------←d市場s→-------  |
  |         e_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------→s  d←---------
      労働の供給        労働の需要
           ________
          |   /\   |
         / \  ||  / \
        /___\ || /___\
        \___/ || \___/
             _||_
            /____\

上の図中央は十字であるべき。つまり政府から雇用関係の助成金がもっとなければならない。
(消費)効用関数及び需要関数と生産(効用)関数は全体を主体として立体的にとらえる必要がある。
あと、足を使った地域金融を活性化させる地域再投資法(CRA)が必要だ。

DSGEなどはこうした全体を見ずに複数のショック変数にまとめてしまうから、増税と金融緩和、
ブレーキとアクセルを同時に踏むような政策を正当化してしまう。

  ケインジアンの交差図における政府購入の増加、租税の減少
   |             / _計画支出
  支|           B/_ー
  出|           /ー    政府購入の増加は計画支出を情報にシフトさせ…
  ・|         _ー|  ⬆︎ _(減税も同じ効果)
  E|       _ー/ | _ー
   |     _ー /  _ー
   |   _ー  / _ー|
   | _ー   /_ー  |
   |ー    /ー    |
   |   _ー|A    |
   | _ー/ |     |
   |ー /  |     |
   | /   |     |
   |/45度_|_____|_______
            ➡︎    所得・生産(Y)
       均衡所得を増加させる
        
マンキューマクロ上邦訳旧第二版270-3頁より

6:23 午後  
Blogger yoji said...


  財の需要 財・サービス 財の供給
 お金の流れ-➡︎d市場s⬅︎---- 
  |支出  E_\/販売された財|
  |=GDP  /\ ・サービス|
  |  --⬅︎s  d➡︎--* |(*産出
  | | 消費税⬇︎⬆︎    | | 収入=
  | |    |政府購入 | | GDP)
  ⬆︎ ⬇︎ 税➡︎【政府】⬅︎税 ⬇︎ ⬆︎
  \ /    |赤字国債 \ /
  家\計 公的貯蓄|    企\業
  / \預金➡︎ ⬇︎⬆︎投融資➡︎/ \
  ⬇︎ ⬆︎国債➡︎【銀行】   ⬆︎ ⬇︎
  | |所得= 金融 生産へ| |
  | |GDP 市場 の投入| |
  |  --⬅︎d  s➡︎--  |
  |労働・   \/ 賃金・地代|
  |土地・資本 /\・利潤=GDP
   ----➡︎s生産d⬅︎----
  労働の供給 要素市場 労働の需要


      ________
     /\  /\  /\
    /__\ || /__\
    \__/ || \__/
        _||_
       /____\

6:22 午後  
Blogger yoji said...


  財の需要 財・サービス 財の供給
 お金の流れ-→d市場s←---- 
  |支出 均衡_\/販売された財|
  |=GDP  /\ ・サービス|
  |  --←s  d→--* |(*産出
  | | 消費税||    | | 収入=
  | |    |政府購入 | | GDP)
  | | 税→【政府】←税 | |
  \ /    |赤字国債 \ /
  家\計 公的貯蓄|    企\業
  / \預金→ ||投融資→/ \
  | |国債→【銀行】   | |
  | |所得= 金融 生産へ| |
  | |GDP 市場 の投入| |
  |  --←d  s→--  |
  |労働・ e_\/ 賃金・地代|
  |土地・資本 /\・利潤=GDP
   ----→s生産d←----
  労働の供給 要素市場 労働の需要

      ________
     /\  /\  /\
    /__\ || /__\
    \__/ || \__/
        _||_
       /____\

6:28 午後  
Blogger yoji said...


  財の需要 財・サービス 財の供給
 お金の流れ-→d市場s←---- 
  |支出 均衡_\/販売された財|
  |=GDP  /\ ・サービス|
  |  --←s  d→--* |(*産出
  | | 消費税| ↑    | | 収入=
  | |    |政府購入 | | GDP)
  | | 税→【政府】←税 | |
  \ /    |赤字国債 \ /
  家\計 公的貯蓄|    企\業
  / \預金→ ↓ |投融資→/ \
  | |国債→【銀行】   | |
  | |所得= 金融 生産へ| |
  | |GDP 市場 の投入| |
  |  --←d  s→--  |
  |労働・ e_\/ 賃金・地代|
  |土地・資本 /\・利潤=GDP
   ----→s生産d←----
  労働の供給 要素市場 労働の需要

      ________
     /\  /\  /\
    /__\ || /__\
    \__/ || \__/
        _||_
       /____\

6:32 午後  
Blogger yoji said...

介護職員の再就職、20万円貸し出しへ 厚労省
SankeiBiz 12月16日(水)8時15分配信
2015

 安倍晋三政権が掲げる「1億総活躍社会」の目標のうち「介護離職ゼロ」実現に向けた人材確保のため、厚生労働省は15日、結婚・出産・育児などで離職した介護職員に、再就職のための準備金20万円程度の貸し出しを2016年3月までに始めることを決めた。福祉や介護分野で5年間働けば、返済を免除する方針。18日に閣議決定される15年度補正予算案に介護人材確保策として約500億円を盛り込む。

8:56 午後  
Blogger yoji said...

行動経済学:メモ

アダム ・スミスは 『国富論 』 (一七七六 )の中で 、リスクや不確実性が人間の経済行動に及ぼす影響に言及しており 、 「だれもが利得の機会を多少とも過大評価し 、またたいていの人は損失の機会を多少とも過小評価する 」 (岩波書店版 1 9 0頁 )という合理性に反する心理的要因の重要性を指摘していた 。

《大部分の人々が自分たちの能力について有する過大な自負心は、あらゆる時代の哲学者と道徳家がのべている古来の悪徳である。かれら自身の好運についての、ばかげた推定は、前者よりも注意されることがすくなかった。しかしながらそれは、おそらく、もっと普遍的である。いきている人間で、一応の健康と活気をもっているときに、それをいくらかでももたぬものは、ないのである。もうけの機会は、各人によって、おおかれすくなかれ過大評価されるのであり、損失の機会は、たいていの人によって過小評価され、そして、一応の健康と活気をもつ人ならだれでも、その値うち以上に評価することはめったにないのである。》
(国富論、1:10:1、河出上95頁)





             価値
            |       o  
            |    o   
            |        
            | o 
            |         
 損失_________o_________利得
            |        
           o| 
         o  |  
    o       |
            
       価値関数

 損失回避性は図4-1では、利得よりも損失に関して価値関数の傾きが大きくなり、曲線が原点で滑らかにつながらず屈折していることで表わされている。
 本章冒頭に引用したように、損失回避性は既にアダム・スミスも気づいていた性質である。





w(p)
  |                  / ○
  |                 /  |
  |                /   |
  |               /   ○|
  |              /     |
 確|             /    ○|
 率|            /       |
 加|           /     ○ |
 重|          /        | 
  |         /     ○   |
  |        /    ○     |
  |_______○   ○        |
  |    ○ /|            |
  |  ○ / |            |
  |   /  |            |              
  | ○/   |            |  
  | /    |            |
  |/_____|__|_________|______
  0    0.35 5         1  確率(p)  
       確率加重関数

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書) | 友野 典男 | 2006 より


図中の確率加重関数w (þ) のように、確率が小さいときにはそれは過大評価され、確率が中ぐらいから大きくなると確率は過小評価されることがカーネマンとトヴェルスキー等によって実験的に確かめられている。…

厳密に言うと、利得に関する確率加重関数と損失に関する確率加重関数は多少異なるが、形状はほぼ同じであって特徴的な性質はすべて保存されているので、両者を同一の関数と扱っても特に問題は生じない。

w(p)
 確|              /      ○
 率|             /       ○
 加|            /       ○
 重|           /       ○  
  |         /       ○
  |        /     ○
  |_______○   ○
  |    ○  /|
  |  ○  / |
  |    /  |
  | ○ /   |   
  |  /    | 
  | /     |
  |/______|___|__________|確率(p)
  0     0.35  5          1        
       確率加重関数



>プロスペクト理論はリスク回避とかリスク追求とかあんまり関係ないよ
>主観的確率分布が逆S字型にカーブしてるって話だからな
>災害みたいなあまり起こらない事は実際の発生確率よりも主観的な発生確率が高いので、
>保険というビジネスが成立するってだけ


3:16 午前  
Blogger yoji said...

マクロにはクロスセクションかパネルが多い。
ミクロやファイナンスだと時系列が多い。

時系列データ、時系列資料(timeseries date):
(一つの対象を時間毎に計測)
価格
 |
 |      X  X
 |    X    
 | X
 |   
 |
 |__________
           数量

クロスセクションデータ、横断面資料(ross-section date):
(対象を増やし同時に計測)
価格
 |
 |            
 |            
 | X X  X  X
 |   
 |
 |__________
           数量

時系列、需要安定:
価格
 |
 |  X          
 |   X
 |    X
 |     X
 |
 |__________
           数量
時系列、供給安定:
価格
 |
 |    X
 |   X 
 |  X
 | X
 |
 |__________
           数量

計量経済学・入門―三日間の経済学 単行本 – 1991/2 146頁~参照
佐和 隆光 (著), 土志田 征一 (著), 黒田 昌裕 (著)


価格
 |
 |            
 |            
 | 
 |   
 |
 |__________
           数量

4:55 午前  
Blogger yoji said...

NAMs出版プロジェクト: モディリアーニ ライフサイクル仮説
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blog-post_32.html


フランコ・モディリアーニ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%
BB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8B
フランコ・モディリアーニ(Franco Modigliani、1918年6月18日 - 2003年9月25日)は、ローマで生まれ、アメリカに帰化したアメリカの経済学者。1985年にノーベル経済学賞を受けた。
1954年に個人の消費と貯蓄のありかた(消費関数)についての「ライフサイクル仮説」を提出した。これは、ケインズが消費はその時点での所得に規定されると考えたのに対して、生涯所得の予想としての「恒常所得」が反省的に現在の消費を規定するという仮説である。

Modigliani, Franco, and Richard H. Brumberg, 1954, “Utility analysis and the consumption function: an interpretation of cross-section data,” in Kenneth K. Kurihara, ed., PostKeynesian Economics, New Brunswick, NJ. Rutgers University Press. Pp 388–436.

Life-cycle hypothesis - Wikipedia, the free encyclopedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Life-cycle_hypothesis


to1_kijyutsu_keizai.pdf
http://www.lec-jp.com/koumuin/juken/pdf/2012/to1_kijyutsu_keizai.pdf




金額
 ↑             
 |               _-|\
 |            _- ̄  | \資産額
 |         _- ̄     |  \
 |      _- ̄        |   \
 |   _- ̄           |    \
W|_- ̄              |     \
 |_________________|      \
 |       貯蓄額       |       \
Y|_________________|________\__
 |                 |         \ |C
 |________T________|__________\|__→時間                      L



モディリアーニなどによって提示されたライフサイクル仮説とは,人々の消費は一生の間に稼ぐことができる可処分所得である生涯所得の大きさに依存する,とするものであり,ケインズ型消費関数とクズネッツ型消費関数,すなわち短期と長期の消費関数に対する考え方を矛盾無く整合的に説明する仮説である。
 以下の図に示されるように,生涯を勤労期と老年期の2期間に分けたモデルで考える。なお,遺産は一切残さずに全て消費してから生涯を閉じると仮定する。
[現在から定年までの数:T(年)(一定),年間(平均)所得:Y(円),年間(平均)消費:C(円),保有資産価値:W(円) ,現在から寿命を迎えるまでの年数:L(年)(一定)]

まず,生涯所得の大きさを考える。年間所得がY,定年までの年数がT年であるので,生涯勤労所得は,T・Y(円)となる。さらに保有資産価値はWであるので,結局,生涯の所得合計は,T・Y+Wとなる。 この所得を寿命までのL年間において均等に消費すると仮定すると,毎年の消費額Cは, L+W YT・C= となり,勤労期における貯蓄を老年期の消費に回すことで,生涯消費の平準化を実現するとともに,生涯所得が増加するにつれて,消費も増加することがわかる。また,平均消費性向C/Yは、

C/Y=T/L+W/YL …①

となる。これを用いて,短期と長期の消費関数の形に注目する。 短期的にはWが一定であると考えられるので,①より,所得の増加に伴い平均消費性向は逓減することになり,消費関数の形はケインズ型と一致する。 一方,長期的には,WがYと比例して上昇すると仮定(W=aY,a:正の定数)すると,①は,
C/Y=T/L+W/YL =(T+a )/L
と所得の増加に関わらず,平均消費性向は一定となり,消費関数の形はクズネッツ型と一致することになる。 このように,ライフサイクル仮説は,短期と長期の消費関数を統合した消費仮説ということができる。(763文字) 以 上



フランコ・モディリアーニ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%
BB%E3%83%A2%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8B
フランコ・モディリアーニ(Franco Modigliani、1918年6月18日 - 2003年9月25日)は、ローマで生まれ、アメリカに帰化したアメリカの経済学者。1985年にノーベル経済学賞を受けた。
1954年に個人の消費と貯蓄のありかた(消費関数)についての「ライフサイクル仮説」を提出した。これは、ケインズが消費はその時点での所得に規定されると考えたのに対して、生涯所得の予想としての「恒常所得」が反省的に現在の消費を規定するという仮説である。
to1_kijyutsu_keizai.pdf
http://www.lec-jp.com/koumuin/juken/pdf/2012/to1_kijyutsu_keizai.pdf

4:10 午前  
Blogger yoji said...

景気循環の読み方
投資と貯蓄
利子率r増加は無限に貯蓄S(銀行への預け入れ)を増加させない
返済確率の低下があるから102,107頁

利子率:
投資と貯蓄

 |    ・   
 | o    ・
 |        ・
r*  o     ・
 |     
 |   o  ・
 |    o  
 |貯蓄  ・ o         投資
 | S・       o    o I
 |________________
             I,S

大瀧雅之 (東京大学社会科学研究所) - 日本政策投資銀行 (Adobe PDF)
www.dbj.jp/ricf/pdf/research/DBJ_DP_1406.pdf
大瀧雅之(東京大学)1. 要 約 ... したがって,. 名目賃金の切り下げは物価水準の比例 的な低下を呼ぶだけで,雇用の改善に資するところ .... ① 設備投資と貯蓄が異なった 経済主体により異なった意図でなされ,恒等的に等しくなる. わけではないこと. ...... しかし「資本の限界効率」という概念は,投資関数すなわち資本の時間的増加を扱う際. には不 ...
http://www.dbj.jp/ricf/pdf/research/DBJ_DP_1406.pdf

3:33 午前  
Blogger yoji said...


マンデル=フレミング理論は、流動性の罠にある時逆になる。変動相場制でも財政出動が有効になる。篠原マクロ経済学入門197頁参照


http://www.amazon.co.jpE/dp/4641164568/
入門・日本経済 第5版 単行本(ソフトカバー)– 2015/3/25
浅子 和美 (編集), 飯塚 信夫 (編集), 篠原 総一 (編集)

こちらはデータ重視。

http://www.amazon.co.jp/dp/4796600043/
マクロ経済学・入門―3日間の経済学 (三日間の経済学) 単行本 – 1990/8
篠原 総一 (著), 浅子 和美 (著)
前述。
198頁のリカードの中立命題の説明が素晴らしい。入門書ではなかなかない。

230頁国民所得循環表


ストック存在量とフロー流量
インフロー流入量と
アウトフロー流出量とを分けている
その差が純フロー
部門と銘打つのは正確だ


      
       S     C     I     G
       ⬆︎  _______  |    /
       | |       | |   /
       | |       | |  /
     __|_|_     _⬇︎_⬇︎_⬇︎
    | 家計部門 |   | 企業部門 |
    |______|   |______|
        ⬆︎         |
        |_________|
             Y



 

      _________T_________
     |                   |
     |    _________      |
     |   /         |     |
     | S/          I     G
     | ⬆︎  ___C___  |    /
     | | |       | |   /
     | | |       | |  /
     |_|_|_     _⬇︎_⬇︎_⬇︎
    | 家計部門 |   | 企業部門 |
    |______|   |______|
        ⬆︎         |
        |_________|
             Y

12:49 午後  
Blogger yoji said...

リンダールの考え方:
         ____市場T___
太郎ーーーーーー|→需要 pt 供給←|ーー┓
        |____価格____|  ┃
                      ┗ーーーー(公共財生産者)
                      ┏ーーーー 警 備 会 社
         ____市場H___   ┃
花子ーーーーーー|→需要 ph 供給←|ーー┛
        |____価格____|

政府が市場に任せて価格の均衡が決まる。

公共財の供給量=太郎の公共財の需要量
       =花子の公共財の需要量

価格PtとPhは必ずしも一致しない。

http://www.amazon.co.jp/dp/4641086184/

初歩から学ぶ経済入門―経済学の考え方 (有斐閣ブックス) 単行本 – 1999/2
篠原 総一 (著), 入谷 純 (著), 野間 敏克 (著) 254頁

6:28 午後  
Blogger yoji said...


社会的共通財は以下のXに当たるということか?
______
財政の理論的基礎 第16回
http://sugp.wakasato.jp/Material/Economics/cai/text/zaisei/lesson16/zaisei16-7.html

第7章.税制と資源配分/7-3.超過負担の測定と最適課税の理論

 課税による消費者余剰の減少は所得課税に伴う価格上昇で需要がどの程度減少するかに依存します。
つまり、需要の価格弾力性が大きい場合、その分超過負担は大きくなります。
・最適間接税
 税目を消費税に限定し、その中で個別消費税の税率をどのように設定するのが資源配分の視点から望ましいか分析してみます。
この方法で求められた消費税は最適間接税と呼ばれ、着想はラムゼーまでさかのぼります。

ここで、二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X|\            Y|              
の| \           の|               
価|  \          価|              
格|   \         格|              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

             最適間接税

 この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対する税率を低くする必要があります。
 すると、弾力性の低い製品には高い税を課し、弾力性の高い製品には低い税を課すことになります。弾力性の低い財は常識的に必需品であり、 最適間接税は逆進的というというパラドックスが生じることになります。

効率性と公平性のトレードオフ、二律背反。ラムゼイルール。
(角野浩財政学104頁、宇沢弘文経済解析基礎篇588~9頁参照。)

9:04 午前  
Blogger yoji said...

図のTは超過負担を表す。

tx/ty=ey/ex

必需品Xに対して高税率を課し、奢侈品Yに対して低税率を課すことになり、逆弾力性ルールによる最適間接税は逆進的になるというパラドックスが生じてしまうことになり、効率性と公平性のトレード・オフが存在することになる。
(角野浩財政学105頁)
二律背反。ラムゼイルール。
次のように書き換えることが出来る。
txex=tyey
これは価格が1%上昇したときの需要の変化率に価格の変化率を掛けた値であり、各財の課税に対して各財の需要の減少率が等しいことを要請するものであり、ラムゼイの比例性命題(ラムゼイ・ルール)が導かれる。ラムゼイ・ルールは価格の変化ではなく、需要量の変化こそが超過負担の要因であるという観点から同量の需要量の変化率が最適間接税のルールであることを主張するものである。
角野105~6頁

9:57 午前  
Blogger yoji said...



スティグリッツは近著で人がどのような過程で職を得るかをモデル化したサーチ理論を絶賛
している(「過去数十年で経済理論に生じた重要な進歩のひとつは..."サーチ理論"だ」『新し
い教科書』2016邦訳245頁)。その「不完全な労働市場」観(さらに離散的なそれ)はスティ
グリッツのいう情報の非対称性を前提にしたものだ。

        失業率の決定:
求人率(V)
 |       
 |  o   
 |        /
 |  o    / 有効求人倍率
 |      /
 |   o / 
 |____/
 |   /o
 |  / | o      
 | /  |    o  o ベバリッジ曲線、UV曲線
 |/___|___________
              欠員率、失業率(U)

(政府による失業者に対する教育訓練が功を奏して、仕事を失った失業者がよりスムーズに
別の仕事に就くことが出来るようになれば、UV曲線、ベバリッジ曲(Beveridge Curve:
定常状態における失業率Uと求人率Vの関係を表したもの)は内側にシフトする。
『齋藤他マクロ』#16,568頁参照。)

参照:
労働市場サーチ理論 今井亮一
http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2012/04/pdf/016-019.pdf
「過去数十年で経済理論に生じた重要な進歩のひとつは、2010年にピーター・ダイアモンド、 デール・モーテンセン、クリストファー・ピサリデスにノーベル賞をもたらした"サーチ理論"だ。 それは、人がどのような過程で職を見つけて受け入れるかをモデル化した膨大な研究から成る。 サーチ理論は、供給と需要が市場賃金を全面的に決めるのではないと論じる。むしろ、労働の 供給と需要は、賃金に限度を設ける。そして、いくつもの要素によって、賃金がその限度内の どこに落ち着くかが決まるのだ。交渉力、労働市場制度(労働組合の強さをふくむ)、社会慣習 。つまり、サーチ理論によれば、テクノロジーとグローバル化を不平等拡大の最も有力な要因と する説明さえ、ルール(*制度)が重要であることを認めなくてはならない。」 (スティグリッツ邦訳『新しい教科書』2016年245頁、原著2015年)


提示賃金の分布と留保賃金(例):

確率(合計は1)
    :          留保賃金
0.25|        拒否←|→受諾     _
    |           |       |/|
0.20|           |  _    |/|
    |        _  | |/|   |/|
0.15|       |/| | |/|   |/|
    |  _    |/| | |/|   |/|
0.10| |/|   |/| | |/|   |/|
    | |/|   |/| | |/|   |/|
0.05| |/|   |/| | |/|   |/|
    |_|/|___|/|_|_|/|___|/|___
   0  17    18    19    20  万円(提示賃金)

(齋藤他565頁参照)

5:31 午前  
Blogger yoji said...




租税の根拠     租税負担配分の原則
 
 租税利益説ーー→利益原則
      \
       \
        ↘
 租税義務説ーー→能力原則

神野直彦『財政学 改訂版』157頁


租税の基礎理論

 ↑ 
 |
 |  \逆進    /
 |   \    / 
税|    \  /
負|比例___\/______
担|     /\     
 |    /  \ 
 |   /    \ 
 |  /累進    \
 |
 |___________→
       所得


金沢史男編『財政学』97頁

5:33 午前  
Blogger yoji said...


NAMs出版プロジェクト: マンデル=フレミング効果
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_13.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図、IS-LM曲線:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html

          マンデル・フレミング・モデル
  固定相場制で財政政策が有効なケース  変動相場制で財政政策が無効なケース

 |  IS@   LM        |  IS@   LM
金| IS曲線\ B/        金|     \ B/ LM曲線
利|IS\ ↗ \/ ↘ /LM@  利|IS\ ↗ \/   /LM@
 |   \  /\  /       |   \ ↙/\  / 
 |   A\/  \/C       |   A\/  \/C
 |    /\  /\        |    /\  /\
 |   /  \/  \       |   /  \/  \
 |  /   /\   \      |  /   /\   \ 
 |     / D\         |     / D\
 |______________    |______________
0              所得   0             所得
(金澤史男『財政学』306頁)

https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルフレミングモデル
   マンデル=フレミング効果
     固定相場制 変動相場制
財政政策   ○      ×     
金融政策   ×      ○


             マンデル・フレミング・モデル
  固定相場制で金融政策が無効なケース  変動相場制で金融政策が有効なケース

 |  IS@    LM       |  IS@    LM LM曲線
金| IS曲線\  /①→ LM@  金|    →\  / → LM@
利|IS\   \/ ←②/     利|IS\ ② \/  ①/
 |   \  /\  /       |   \  /\  /     
 |___A\/__\/C_____  |___A\/__\/C____BP
 |    /\  /\        |    /\  /\   国際収支均衡線
 |   /①↘\/  \       |   /①↘\/↗②\
 |  / ↖ /\   \      |  /   /\   \ 
 |   ② / B\         |     / B\
 |______________    |______________
0              所得   0             所得
http://rmc-oden.com/blog/archives/51681
国際収支均衡線の上下を主に説明する場合もある。


(マンデル=フレミング理論は、流動性の罠にある時逆になる。変動相場制でも財政出動が有効になる。篠原マクロ経済学入門197頁参照)


2:31 午前  
Blogger yoji said...


金融引締政策の効果:
   (M'/P<M/P)M貨幣ストック、P物価水準
利|              利|   
子|      LM'     子|   
率|     /        率| \ 金利平価関係
 |  \ /  ⬆︎/LM    |  \ 
i'___\___/______i'_➡︎_\A'
 |  /|\ /        |   |\
i|_/_|_\________i|_➡︎_|_\A
 |   |/|\IS      |   ⬇︎ ⬇︎\_
 |___|_|______   |___|_|_______   
    Y' Y            E' E
     産出量Y            為替レートE
                   ⬅︎自国通貨高

金融引締政策によって、産出量は減少し、利子率は上昇し、
為替レートは下落する(自国通貨高になる)。
(ブランシャール上369頁)

8:25 午前  
Blogger yoji said...

NAMs出版プロジェクト: マンデル=フレミング効果
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_13.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: ケインジアンの交差図、IS-LM曲線:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/03/blog-post_12.html

          マンデル・フレミング・モデル
  固定相場制で財政政策が有効なケース  変動相場制で財政政策が無効なケース

 |  IS'   LM        |  IS'   LM
金| IS曲線\ B/        金|     \ B/ LM曲線
利|IS\ ↗ \/ ↘ /LM'  利|IS\ ↗ \/   /LM'
 |   \  /\  /       |   \ ↙/\  / 
 |   A\/  \/C       |   A\/  \/C
 |    /\  /\        |    /\  /\
 |   /  \/  \       |   /  \/  \
 |  /   /\   \      |  /   /\   \ 
 |     /  \         |     /  \
 |______________    |______________
0              所得   0             所得
(金澤史男『財政学』306頁)

https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデルフレミングモデル
   マンデル=フレミング効果
     固定相場制 変動相場制
財政政策   ○      ×     
金融政策   ×      ○

             マンデル・フレミング・モデル
  固定相場制で金融政策が無効なケース  変動相場制で金融政策が有効なケース

 |  IS'    LM       |  IS'    LM LM曲線
金| IS曲線\  /   LM'  金|    →\  /   LM'
利|IS\   \/   /     利|IS\ ② \/   /
 |   \  /\  /       |   \  /\  /     
 |   A\/  \/C       |___A\/__\/C____BP
 |    /\  /\        |    /\  /\   国際収支均衡線
 |   /①↘\/  \       |   /①↘\/↗②\
 |  / ↖ /\   \      |  /   /\   \ 
 |   ② / B\         |     / B\
 |______________    |______________
0              所得   0             所得
http://rmc-oden.com/blog/archives/51681
国際収支均衡線の上下を主に説明する場合もある。
なお、マンデル=フレミング効果は流動性の罠にある時は逆になる。変動相場制でも財政出動=ケインズ的政策が有効になる。(篠原マクロ経済学入門197頁参照)
固定相場制で金融政策が無効なケースでは、BP曲線は垂直になる。
金融引締政策の効果:
   (M'/P<M/P)M貨幣ストック、P物価水準
利|              利|   
子|      LM'     子|   
率|     /        率| \ 金利平価関係
 |  \ /  ⬆︎/LM    |  \ 
i'___\___/______i'_➡︎_\A'
 |  /|\ /        |   |\
i|_/_|_\________i|_➡︎_|_\A
 |   |/|\IS      |   ⬇︎ ⬇︎\_
 |___|_|______   |___|_|_______   
    Y' Y            E' E
     産出量Y            為替レートE
                   ⬅︎自国通貨高

金融引締政策によって、産出量は減少し、利子率は上昇し、
為替レートは下落する(自国通貨高になる)。
(ブランシャール上369頁)

http://www.findai.com/yogow/w00423.htm
マンデル=フレミング・モデル
英語 : Mundell-Fleming model (マンデル=フレミング・モデル)
マンデル=フレミング・モデルとは、閉鎖経済モデルであるIS-LM分析を開放経済に
拡張したモデルをいいます。

『らくらくマクロ経済学入門』ではすべての条件の図解をしている。
マンキューはLM曲線を垂直に置くことで世界利子率の固定とマンデル=フレミング・
モデル(の展開の一例)を説明している。その方がわかりやすいかも知れない。

5:50 午後  
Blogger yoji said...



労働市場サーチ理論 今井亮一
http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2012/04/pdf/016-019.pdf

Mortensen-Pissarides モデル(MP モデル)...
MP モデルは,複雑な設定から出発して,最終的に2 つの式から2 つの未知数を決めるという,ほとんど中学校の数学のような簡潔な世界に到達する。ここで
2 つの未知数とは,有効求人倍率と,「雇用関係解消を決める閾値(しきいち)生産性」である...


     Mortensen-Pissarides モデル(MP モデル):
   |
   |        雇用喪失条件(JD)
   |  \    /     
   |   \  /
閾値_|____\/
生産性|    /\     
   |   / |\ 
   |  /  | \雇用創出条件(JC)  
   |_____|______
      有効求人倍率  


   Mortensen-Pissarides モデル(MP モデル):
   
   |         雇用喪失条件(JD)
   |  \     /     
   |   \   /
   |    \ /
閾値 |ーーーーーX
生産性|    /|\     
   |   / | \ 
   |  /  |  \雇用創出条件(JC)  
   |_____|______
      有効求人倍率  

 右上がりのJD 条件と右下がりのJC 条件が交差す るところで,サーチ均衡の閾値生産性と有効求人倍率 が得られる。この2 つさえ決まれば,その他の大事な 変数(賃金や失業率)が,副産物として自動的に決 まってくる再帰的(recursive)な構造になっている。 これがMP モデルの高い操作性の所以である。
 失業率がどのように決まるかを説明しよう(図3)。労働市場を特徴づけるもっとも重要なグラフとして,U−V曲線,あるいはベバリッジ曲線(Beveridge Curve)として知られる関係がある。これは総労働力に対する失業率を横軸に,求人率を縦軸に取ったものである。ベバリッジ曲線は右下がりで,原点に対して凸であることが多いが,サーチ理論ではこれらの性質を導くことができる。ベバリッジ曲線とは,定常状態における失業率(U)と求人率(V)の関係を表したものにほかならない。


        失業率の決定
求人率(V)
 |       
 |  o   
 |        /
 |  o    / 有効求人倍率
 |      /
 |   o / 
 |____/
 |   /o
 |  / | o      
 | /  |    o  o ベバリッジ曲線
 |/___|___________
                 失業率(U)

(政府の失業対策が功を奏すれば、ベバリッジ曲線(Beveridge Curve:定常状態における失業率Uと求人率Vの関係を表したもの)は全体が左にズレ込む。
『齋藤他マクロ』#16参照。)

8:09 午前  
Blogger yoji said...


労働市場サーチ理論 今井亮一
http://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2012/04/pdf/016-019.pdf

Mortensen-Pissarides モデル(MP モデル)...
MP モデルは,複雑な設定から出発して,最終的に2 つの式から2 つの未知数を決めるという,ほとんど中学校の数学のような簡潔な世界に到達する。ここで
2 つの未知数とは,有効求人倍率と,「雇用関係解消を決める閾値(しきいち)生産性」である...


     Mortensen-Pissarides モデル(MP モデル):
   
   |        雇用喪失条件(JD)
   | \    /     
   |  \  /
閾値_|___\/
生産性|   /\     
   |  / |\ 
   | /  | \雇用創出条件(JC)  
   |____|______
      有効求人倍率  


   Mortensen-Pissarides モデル(MP モデル):
   
   |        雇用喪失条件(JD)
   | \     /     
   |  \   /
   |   \ /
閾値 |ーーーーX
生産性|   /|\     
   |  / | \ 
   | /  |  \雇用創出条件(JC)  
   |____|______
      有効求人倍率  

  右上がりのJD 条件と右下がりのJC 条件が交差す るところで,サーチ均衡の閾値生産性と有効求人倍率 が得られる。この2 つさえ決まれば,その他の大事な 変数(賃金や失業率)が,副産物として自動的に決 まってくる再帰的(recursive)な構造になっている。 これがMP モデルの高い操作性の所以である。
 失業率がどのように決まるかを説明しよう(図3)。労働市場を特徴づけるもっとも重要なグラフと して,U−V曲線,あるいはベバリッジ曲線(Beveridge Curve)として知られる関係がある。これは総労働力に対する失業率を横軸に,求人率 を縦軸に取ったものである。ベバリッジ曲線は右下がりで,原点に対して凸であることが多いが,サーチ理論ではこれらの性質を導くことができる。ベバリッジ 曲線とは,定常状態における失業率(U)と求人率(V)の関係を表したものにほかならない。


        失業率の決定:
求人率(V)
 |       
 |  o   
 |        /
 |  o    / 有効求人倍率
 |      /
 |   o / 
 |____/
 |   /o
 |  / | o      
 | /  |    o  o ベバリッジ曲線
 |/___|___________
                 失業率(U)

(政府の失業対策が功を奏すれば、ベバリッジ曲線(Beveridge Curve:定常状態における失業率Uと求人率Vの関係を表したもの)は全体が左にズレ込む。
『齋藤他マクロ』#16参照。)

8:13 午前  
Blogger yoji said...

サーチモデルにおける均衡雇用率:ブランチャード講義469頁
c*
 |       
 |            de/dt=0
y|             o
 |             o  
 |        o o @ o dc/dt=0
 |     o     o A
 |   o      o  
 |o @  o  o 
 |  o B
 |________________e
0               1
cは生産に要する努力。eは雇用率。均衡点はAB二つある。

10:17 午前  
Blogger yoji said...

図解雑学 ミクロ経済学 嶋村紘輝、 横山将義
ミクロ経済学 図解雑学
2013/11/29 | Kindle本
嶋村紘輝、 横山将義

     ミクロ経済学の特徴

   最適化       均衡の決定
    ↓           ↓  
      
  。。最大値       \  /
 。  。    。     \/連立
。    。  。      /\方程式
   最小値 。      /  \

 ミクロ経済学で使う分析方法の特徴点は、「最適化」と「均衡の決定」の2つに集約することが出来ます。
 家計や企業の行動については最適化(効用の最大化、利潤の最大化など)の問題として定式化できます。
 市場における均衡の決定とは、連立方程式の解を求めることを意味するのです。

 ミクロ経済学で使う分析方法の特徴点は、「最適化」と「均衡の決定」の2つに集約することができます。
 まず、家計や企業の行動については、それぞれが自己の利益を求めて合理的行動を選択する、との前提を置きます。したがって、家計や企業の直面する問題は、数学的にいえば、一定の制約条件のもとで、ある種の目的を最大にする値を見いだす、という最適化(効用の最大化、利潤の最大化など)の問題として定式化できます。この種の問題は、最大値・最小値を求める方法を適用すれば、その解を得ることができます。
 つぎに、市場における価格や数量の決定は、市場の均衡(経済の内部からは、もはや変化を引き起こす力は働かないバランスのとれた状態)を見いだすことで解決できます。つまり、需要と供給を表す2つの方程式を、連立させて解けば、需要と供給が等しくなる価格と数量の値が得られます。均衡の決定とは、連立方程式の解を求めることを意味するのです。

34,32頁

経済活動の担い手と 相互の関連
 私たちの社会において、財・サ−ビスの生産、交換、消費などの経済活動はどのように行われているのでしょうか。この後の図は、経済活動の担い手と相互の関係を、簡略化して示したものです。
●家計、企業、政府
 家計(個人、消費者ともいう)は、労働、資本、土地などの資源、すなわち生産要素の所有者であり、これらを企業に供給し、その報酬として賃金、利子、利潤、地代などの形で所得を受け取ります。そして、この所得を支出して、消費生活に必要な財・サービスすなわち生産物を購入します。
 企業(生産者)は、家計からさまざまな生産要素を雇用(購入)し、その代価を支払います。そして、これらの生産要素を生産活動に投入して生産物を作り、それを家計に売り収入を得ます。  政府は、その活動に必要な資金を、家計や企業から租税として徴収するほか、公債の発行による借り入れで調達します。そして、各種の公共サービスや社会資本を提供します。同時に、政府は財・サービスの消費や投資、生産要素の雇用を必要とします。
●生産物市場と生産要素市場
 家計、企業、政府の活動は、市場(売り手と買い手が取引をする場)を通じて、相互に関連し合っています。生産物市場では、企業が売り手で家計は買い手です。反対に生産要素市場では、家計が売り手で企業は買い手です。政府は、両市場において買い手として行動します。
 なお、実線の矢印の方向にもの(財・サービス)が流れ、それと逆に、点線の矢印の方向に、同価値のかね(貨幣)が流れます。

誰が何をしているのか



38頁


とにかく上の説明は良くあるもののアップデイトではあるが見事である。ただ家計、企業は部門をつけた方がいい。さらに最適化は立体視させる必要がある。

6:48 午前  
Blogger yoji said...

齊藤マクロ
#7

188~9頁

AS-ADモデル
総供給曲線

_短期
/中期
I長期

\総需要曲線

3:37 午前  
Blogger yoji said...

5つ星のうち 4.0 入門の入門, 2016/4/13


Amazonで購入(詳細)
レビュー対象商品: 初歩から学ぶ経済入門―経済学の考え方 (有斐閣ブックス) (単行本)
例えば他の入門書だとリンダール均衡は以下のように説明されている。

「リンダールメカニズム」
 公共財の租税価格を調節することによって各個人の公共財の需要量(平等一定)と租税価格(変数)が釣り合うように調整し て達成された均衡点を「リンダール均衡」という。リンダール均衡はパレート効率的な資源配分を可能にする。

リンダール均衡へと至る、
リンダール・プロセスの図解:

  |
 B|\    Bの需要曲線
 0|_\______BG
 価|  \ ↓↓/
 格|   \/L
 A|   /\   
 0|__/_↑↑\__AG
  | /   Aの需要曲線
  |/
     公共財需要量

左下には消費者Aの原点が取られており、そこから上方向に消費者Aのリンダール価格、右方向に公共財需要量が取られている。斜めに伸びる線が消費者Aの公共財に対する需要曲線である。左上には消費者Bの原点が取られており…
(奧野ミクロ336頁参照)

しかし本書ではこうだ。

リンダールの考え方:
         ____市場T___
太郎ーーーーーー|→需要 pt 供給←|ーー┓
        |____価格____|  ┃
                      ┗ーーーー(公共財生産者)
                      ┏ーーーー 警 備 会 社
         ____市場H___   ┃
花子ーーーーーー|→需要 ph 供給←|ーー┛
        |____価格____|

政府が市場に任せて価格の均衡が決まる。

公共財の供給量=太郎の公共財の需要量
       =花子の公共財の需要量

価格PtとPhは必ずしも一致しない。

初歩から学ぶ経済入門―経済学の考え方 (有斐閣ブックス) 単行本 1999/2
篠原 総一 (著), 入谷 純 (著), 野間 敏克 (著) 254頁

いい悪いではなく、初心者にはこうしたワンクッションが必要だ。

4:15 午前  
Blogger yoji said...

5つ星のうち 4.0 入門の入門, 2016/4/13


Amazonで購入(詳細)
レビュー対象商品: 初歩から学ぶ経済入門―経済学の考え方 (有斐閣ブックス) (単行本)
例えば他の入門書だとリンダール均衡は以下のように説明されている。

「リンダールメカニズム」
 公共財の租税価格を調節することによって各個人の公共財の需要量(平等一定)と租税価格(変数)が釣り合うように調整し て達成された均衡点を「リンダール均衡」という。リンダール均衡はパレート効率的な資源配分を可能にする。

リンダール均衡へと至る、
リンダール・プロセスの図解:

  |
 B|\    Bの需要曲線
 0|_\_______Bの公共財需要量
 価|  \ ↓↓/
 格|   \/L
 A|   /\   
 0|__/_↑↑\___Aの公共財需要量
  | /   Aの需要曲線
  |/
     公共財需要量

左下には消費者Aの原点が取られており、そこから上方向に消費者Aのリンダール価格、右方向に公共財需要量が取られている。斜めに伸びる線が消費者Aの公共財に対する需要曲線である。左上には消費者Bの原点が取られており…
(奧野ミクロ336頁参照)

しかし本書ではこうだ。

リンダールの考え方:
         ____市場T___
太郎ーーーーーー|→需要 pt 供給←|ーー┓
        |____価格____|  ┃
                      ┗ーーーー(公共財生産者)
                      ┏ーーーー 警 備 会 社
         ____市場H___   ┃
花子ーーーーーー|→需要 ph 供給←|ーー┛
        |____価格____|

政府が市場に任せて価格の均衡が決まる。

公共財の供給量=太郎の公共財の需要量
       =花子の公共財の需要量

価格PtとPhは必ずしも一致しない。

初歩から学ぶ経済入門―経済学の考え方 (有斐閣ブックス) 単行本 1999/2
篠原 総一 (著), 入谷 純 (著), 野間 敏克 (著) 254頁

いい悪いではなく、初心者にはこうしたワンクッションが必要だ。

4:22 午前  
Blogger yoji said...

5つ星のうち 4.0 入門の入門, 2016/4/13


Amazonで購入(詳細)
レビュー対象商品: 初歩から学ぶ経済入門―経済学の考え方 (有斐閣ブックス) (単行本)
例えば他の入門書だとリンダール均衡は以下のように説明されている。

「リンダールメカニズム」
 公共財の租税価格を調節することによって各個人の公共財の需要量(平等一定)と租税価格(変数)が釣り合うように調整し て達成された均衡点を「リンダール均衡」という。リンダール均衡はパレート効率的な資源配分を可能にする。

リンダール均衡へと至る、
リンダール・プロセスの図解:

  |
  |\    Bの需要曲線
B0|_\_______Bの公共財需要量
 価|  \ ↓↓/
 格|   \/L
  |   /\   
A0|__/_↑↑\___Aの公共財需要量
  | /   Aの需要曲線
  |/
     公共財需要量

左下には消費者Aの原点が取られており、そこから上方向に消費者Aのリンダール価格、右方向に公共財需要量が取られている。斜めに伸びる線が消費者Aの公共財に対する需要曲線である。左上には消費者Bの原点が取られており…
(奧野ミクロ336頁参照)

しかし篠原入門書ではこうだ。

リンダールの考え方:
         ____市場T___
太郎ーーーーーー|→需要 pt 供給←|ーー┓
        |____価格____|  ┃
                      ┗ーーーー(公共財生産者)
                      ┏ーーーー 警 備 会 社
         ____市場H___   ┃
花子ーーーーーー|→需要 ph 供給←|ーー┛
        |____価格____|

政府が市場に任せて価格の均衡が決まる。

公共財の供給量=太郎の公共財の需要量
       =花子の公共財の需要量

価格PtとPhは必ずしも一致しない。

初歩から学ぶ経済入門―経済学の考え方 (有斐閣ブックス) 単行本 1999/2
篠原 総一 (著), 入谷 純 (著), 野間 敏克 (著) 254頁

いい悪いではなく、初心者にはこうしたワンクッションが必要だ。

4:27 午前  
Blogger yoji said...


非対称情報の経済学より

 ある企業が商品価格を上昇させたときには、現在その企業と取引を行っている買い手は、その情報をすぐさま入手し、他の企業の商品購入に向かうため、需要量は大きく減少することになる。
 逆にその企業が価格を下げた場合には、現在他企業と取引を行っている買い手は、この情報をすぐさま入手することができないため、取引先をこの企業に変更しようとしない。したがって需要量はそれほど増加しない。
 このような非対称情報の結果、企業が直面する需要曲線は右下がりになるだけでなく、図6‒4に示されるように現行価格で屈折することになる。



 非対称情報と屈折需要曲線
  
   価|   
   格|    
    | ̄-_ 
    |\   ̄-_
現行価格|_\____ ̄-(屈折)需要曲線
    |  \    |\
    |   \   | \  
    |    \  |  \    
    |     \ |   \       
    |限界収入曲線\|    \
    |       |     \     
    |_______|______\____限界費用曲線
    |       |       \   
    |       |\       \ 
    |_______Q_\_______\____産出量
   0     限界収入曲線\
_____

身近な例で興味深い。

7:44 午前  
Blogger yoji said...

 税|        |   |
 収|        |   |
  |     。 。|   |
  |   。    |。  |
  |  。     | 。 |
  |        |  。|
  | 。      |   |
  |        |   。 
  |        |   |
  |        |   |。
  |        |   |
  |________|___|__税率
             ←
ラッファー曲線
宇沢弘文著作集#9:182頁
 
税率を下げた方が税収が上がる場合があるとラッファーは主張した。
アメリカのレーガン政権はその論理を富裕層への減税に利用した。

3:48 午前  
Blogger yoji said...

ラッファー曲線:
  
 税|         |   |
 収|         |   |
  |      。 。|   |
  |    。    |。  |
  |   。     | 。 |
  |         |  。|
  |  。      |   |
  |         |   。 
  | 。       |   |
  |         |   |。
  |。        |   |
  |_________|___|__税率
             ←

宇沢弘文著作集#9(『経済学の考え方』岩波新書と同内容):182頁
 
税率を下げた方が税収が上がる場合があるとラッファーは主張した。
アメリカのレーガン政権はその論理を富裕層への減税に利用した。

3:52 午前  
Blogger yoji said...



 独占              寡占         完全競争
 |               |          |
 | D             |  D       |      D
 | \             |  \       |      \
 |  \            |   \      |       \
 | ̄-_\           |。-_。\     |。\。/    \
 | 。  ̄-_         | 。。  \    | 。 ̄      \
 |  。  \ ̄-_      |      \   |          \
 |     。\ 。 ̄-_   |       \  |           \
 |       D       |        D |            D
 |_____________  |__△______ |_△____________
 0               0          0
      a                b            c

AC=平均費用 ̄-_
MC=限界費用(P価格)。。。
DD=産業全体の需要

第25-2図独占や寡占が生じないようにするためには、平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある

(a)図に見るように費用が下がるー方である場合には,いずれかーつの企業がその産業全体を独占するくらいまでに拡張すること
ができる.(b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる.そのため多致の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い.(C)図では,いずれか一企業の
能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので,数多くの完全競争者がそれぞれに成り立つ形で共存する
ことができる,[もしも(C)図において企業がそれぞれに製品を特殊化し,市場をこま切れにしてDDをずっと左方へ移動さ
せ,ついにはチェンバリン流の不完全競争状態図~(b)図または(a)図におけるような~に達したとしたら,その場合はどうな
るか.]
(サミュエルソン経済学下1981年518頁)

価格=限界費用
P=MC
484頁

平均費用=総費用/産出量=TC/q=AC
同499頁

DD、産業全体の需要
$、費用

「独占、寡占、完全競争」(サミュエルソン経済学11th ed. 25章)に関して、普通はミクロとして前半で教える(例:クルーグマン)。
神取道宏『ミクロ経済学の力』(2014年)では独占に関しては上述の通りだが、寡占はゲーム理論、完全競争は厚生経済学の一環として教えている。
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_82.html

6:05 午後  
Blogger yoji said...

独占や寡占が生じないようにするためには、平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある

 独占              寡占         完全競争
 |               |          |
 | D             |  D       |      D
 | \             |  \       |      \
 |  \            |   \      |       \
 | ̄-_\           |。-_。\     |。\。/    \
 | 。  ̄-_         | 。。  \    | 。 ̄      \
 |  。  \ ̄-_      |      \   |          \
 |     。\ 。 ̄-_   |       \  |           \
 |       D       |        D |            D
 |_____________  |__△______ |_△____________
 0               0          0
      a                b            c

AC=平均費用 ̄-_
MC=限界費用(P価格)。。。
DD=産業全体の需要

(a)図に見るように費用が下がるー方である場合には,いずれかーつの企業がその産業全体を独占するくらいまでに拡張
することができる.
(b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる.そのため多致の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い.
(C)図では,いずれか一企業の能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので,数多くの完全
競争者がそれぞれに成り立つ形で共存することができる,
(サミュエルソン経済学下1981年518頁)

価格=限界費用
P=MC
484頁

平均費用=総費用/産出量=TC/q=AC
同499頁

DD、産業全体の需要
$、費用

「独占、寡占、完全競争」(サミュエルソン経済学11th ed. 25章)に関して、普通はミクロとして前半で教える(例:クルーグマン)。
神取道宏『ミクロ経済学の力』(2014年)では独占に関しては上述の通りだが、寡占はゲーム理論、完全競争は厚生経済学の一環として教えている。
 http://nam-students.blogspot.jp/2015/02/blog-post_82.html

6:07 午後  
Blogger yoji said...

独占や寡占が生じないようにするためには、平均費用は十分早目に上昇に転ずる必要がある

 独占              寡占         完全競争
 |               |          |
 | D             |  D       |      D
 | \             |  \       |      \
 |  \            |   \      |       \
 | ̄-_\           |。-_。\     |。\。/    \
 | 。  ̄-_         | 。。  \    | 。 ̄      \
 |  。  \ ̄-_      |      \   |          \
 |     。\ 。 ̄-_   |       \  |           \
 |       D       |        D |            D
 |_____________  |__△______ |_△____________
 0               0          0
      a                b            c

AC=平均費用 ̄-_
MC=限界費用(P価格)。。。
DD=産業全体の需要

(a)図に見るように費用が下がるー方である場合には,いずれかーつの企業がその産業全体を独占するくらいまでに
拡張することができる.
(b)図では,費用は結局上昇に転ずるが,産業全体の需要DDとの対比では上昇の仕方がおくれる.そのため多致の完
全競争者が共存するということは不可能で,少数売り手による寡占の状態が生ずる可能性が強い.
(C)図では,いずれか一企業の能率的な規模にくらべて産業全体の需要DDがあまりにも大きいので,数多くの完全
競争者がそれぞれに成り立つ形で共存することができる,
(サミュエルソン経済学下1981年518頁)


費用が高い方が独占が起こりやすいと普通は思うが逆である。

6:22 午後  
Blogger yoji said...

個人事業主のオーダーメイドのテイラーを独占とは呼ばない

6:25 午後  
Blogger yoji said...


神取293~4頁*
独占と余剰:

価格
 | -_  **独占下の  
 |*\* ̄-_ 消費者余剰
独占__\___ ̄-_               限界費用MC
価格   \    | ̄-_        _- ̄(完全競争下の供給曲線)
 |    \   |独占に ̄-_  _- ̄
 |  独占利潤  |よる余剰の_- ̄_
 |      \ |減少_- ̄  |  ̄-_
 |       \|- ̄     |     ̄-_需要曲線
 |     _- ̄|       |        ̄-_
 |  _- ̄   |\      |
 |- ̄      | \     |
 |________|__\____|___________
        独占生産量 \   完全競争の生産量
               \
                限界収入MR


*独占の弊害は社会全体のパイが縮小することにあるとされる。

6:57 午前  
Blogger yoji said...


価格が時計回り
価値が反時計回り

http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/blog-post_20.html

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | |         |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | |輸出
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業】
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎ 
  | |         金融         | |
  | | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | |
  | |                 生産へ| |
  | (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
  |  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
  |         E_\/均衡点   賃金・地代|
  |労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
   ---------➡︎S  D⬅︎---------
      労働の供給        労働の需要

<サピエンティア>マクロ経済学 中村保他 東洋経済2816が6個のフロー循環図を使って説明していて秀逸

中村2016第1章地主敏樹執筆部分には海外貿易を中央に置く循環図もある
山田誠治作図


労働市場を価値
財市場を価格と考えることも出来る

中村の図は上下逆

労働者の再生産を考慮しないと家計は意味を持たなくなる

7:38 午後  
Blogger yoji said...



NAMs出版プロジェクト: フロー循環図
http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_38.html#refba
信用創造:

複数銀行による貨幣の拡張
         _________
1ドルの準備金︎ |   ___   |
━︎━━︎━➡︎━━━━━━|銀行1|➡︎┓|
        |  |___| ┃|
        |┏━←━┛   ⬇︎|
        |┃  ___  ┃|
        |┣➡︎|銀行2|➡︎┤| 10ドルの預金貨幣
        |┃ |___| ┣━━━➡︎━━︎━━︎━━━
        |┣━←━┛   ┃|
        |┃  ___  ⬆︎|
        |┣➡︎|銀行3|➡︎┤|
        |┃ |___| ┃|
        |┣━←━┛   ⬆︎|
        |⬇︎ 等々〜10 ┃|
        |_________|

(サミュエルソン、経済学上[原書第11版]16章,319頁,1966,1981,1987岩波書店)

なお、上記図は、独占銀行と同時的拡張という二つの図に書き換えることもできる(16-2図326頁)。こうした信用創造の説明は基礎的かつ重要だと思うが商学に当たると判断されるのか、簡単な貸借対照表まで連記したサミュエルソン(及びマンキューマクロ応用篇)に比べて、それ以外の入門書ではあまり重視されていないように思える。



独占銀行
         _________
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
1ドルの準備金︎ |         | 10ドルの預金貨幣
━︎━━︎━➡︎━━━|         |━━━➡︎━━︎━━︎━━━
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |_________|
同時的拡張
         _________
        |   ___   |
       ┏━━➡︎|銀行1|➡︎┓|
       ┃|  |___| ┃|
       ┃|        ⬇︎|
       ┃|   ___  ┃|
       ┣━━➡︎|銀行2|➡︎┤| 10ドルの預金貨幣
1ドルの準備金︎┃|  |___| ┣━━━➡︎━━︎━━︎━━━
━︎━━︎━━➡︎━┤ |        ┃|
       ┃|   ___  ⬆︎|
       ┣━━➡︎|銀行3|➡︎┛|
        |  |___|  |
        |_________|


参考:
マンキューマクロ経済学(第18章,原著)2:3:7,235~7頁,邦訳第2版217~9頁
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/mankiw/mankiw18.htm


マンキューマクロ応用篇第7章より

     第1銀行の貸借対照表
    資 産      負 債
_____________________
準備 1000ドル |預 金 1000ドル
          |

     第1銀行の貸借対照表
    資 産      負 債
_____________________
準備  200ドル |預 金 1000ドル
貸出金 800ドル |

     第2銀行の貸借対照表
    資 産      負 債
_____________________
準備  160ドル |預 金  800ドル
貸出金 640ドル |


     第3銀行の貸借対照表
    資 産      負 債
_____________________
準備  128ドル |預 金  640ドル
貸出金 512ドル |



最初の預金     =1000ドル
第1銀行の貸し出し =(1-rr)×1000ドル
第2銀行の貸し出し =(1-rr)^2×1000ドル
第3銀行の貸し出し =(1-rr)^3×1000ドル
          ・
          ・
          ・
__________________________
  総貨幣供給   =[1+(1-rr)+(1-rr)^2×1000ドル
           +(1-rr)^3+・・・]×1000ドル
          =(1/rr)×1000ドル

rrは、準備預金率。準備金の各々の1ドルは、(1/rr)ドルを生じさせる。

《準備のおのおのの1ドルは貨幣の(1/rr)ドルを生じさせます。我々の事例では、rr=0.2です。だから最初の1000ドルは5000ドルの貨幣を信用創造します 銀行システムの貨幣創造の能力は、銀行と他の金融機関では根本的に異なります。我々が第3章で最初に議論したように、金融市場は、経済の資源を将来の家計のために彼らの所得のいくらかを貯蓄したい家計から、将来の生産物に使用するため、資本財を買うために借り入れたいと思っている家計と企業にまで移動する重要な機能を持ちます。貯蓄者から借り手まで資金の移動の工程は金融仲介と呼ばれます。経済における多くの制度は、金融仲介のように行動します。:もっとも顕著な事例は株式市場、債券市場、そして銀行システムです。またこれらの金融制度のうち、銀行のみが小切手勘定のような、貨幣供給の一部である資産を創造する法的権限を持ちます。それゆえに、銀行は直接貨幣供給に影響を及ぼす唯一の金融制度です。》*
マンキューマクロ経済学(第18章)2:3:7
http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/mankiw/mankiw18.htm
貨幣供給のモデル
http://hakase-jyuku.com/mankiw/category15/entry85.html

*教学注:総貨幣供給量の算式の導出の最終段階では,無限幾何級数の総和の公式を用いている(乗数を計算するのに用いたのと同じ公式).この結果によると,もし x が -1と1の間の値ならば,
  1+x+x^2+x^3+…=1/(1-x)
となる,この例では,x =1-rr.

6:01 午前  
Blogger yoji said...

独占銀行
         _________
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
1ドルの準備金︎ |         | 10ドルの預金貨幣
━︎━━︎━➡︎━━━|         |━━━➡︎━━︎━━︎━━━
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |_________|

同時的拡張
         _________
        |   ___   |
       ┏━━➡︎|銀行1|➡︎┓|
       ┃|  |___| ┃|
       ┃|        ⬇︎|
       ┃|   ___  ┃|
       ┣━━➡︎|銀行2|➡︎┤| 10ドルの預金貨幣
1ドルの準備金︎┃|  |___| ┣━━━➡︎━━︎━━︎━━━
━︎━━︎━━➡︎━┤ |        ┃|
       ┃|   ___  ⬆︎|
       ┣━━➡︎|銀行3|➡︎┛|
        |  |___|  |
        |         |
        |   等々    |
        |_________|

6:05 午前  
Blogger yoji said...

独占銀行
         _________
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
1ドルの準備金︎ |         | 10ドルの預金貨幣
━︎━━︎━➡︎━━━|         |━━━➡︎━━︎━━︎━━━
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |         |
        |_________|

同時的拡張
         _________
        |   ___   |
       ┏━━➡︎|銀行1|➡︎┓|
       ┃|  |___| ┃|
       ┃|        ⬇︎|
       ┃|   ___  ┃|
       ┣━━➡︎|銀行2|➡︎┤| 10ドルの預金貨幣
1ドルの準備金︎┃|  |___| ┣━━━➡︎━━︎━━︎━━━
━︎━━︎━━➡︎━┤ |        ┃|
       ┃|   ___  ⬆︎|
       ┣━━➡︎|銀行3|➡︎┛|
        |  |___|  |
        |         |
        |  等々〜10  |
        |_________|

6:09 午前  
Blogger yoji said...

                ______
 ←_____________|      |___________→
|  ___________→|      |            |
| ⇧  ←_________|消費財市場 |            |  
| | |  _______→|      |←_______    |
|必|労|必⇧所       |______|        ⇧消  |収
| |働|需|有                       |費  |
|需|者|品|者                       |財  |入
| |の|や|の                       |や  |
|品|支|贅|支        ______         |サ  |
| |出|沢|出       |      |        |l  |
| | |品|     蓄 →| 金融市場 |_ 投     |ビ  |
| | | |_/\ 貯_/ |______|  \_資   |ス  ⇩
| | |  /  \/              _↘︎_________
| | |→/所有者 \←_____利潤_____|           |
| |  /_⇧_⇩__\            |           |
| |_/        \←___賃金_____|           |
|_→/  労 働 者   \__労働(時間)_→|    企 業    |
  /____⇧_⇩_____\         |           |
 /    失業労働者     \        |           |
/________________\       |___________|
        図:ポスト・ケインジアンとマルクス派の循環的流れ

『価値と価格の理論』P.M.リヒテンシュタイン 1986年(原著1983年)32頁より
上記書籍では、転形問題とスラッファの定式の類似性が説明される。
マルクスやスラッファと違い、新古典派は階級の問題を見ていない。
《要約すれば、価値は直接価格を決定し,直接価格は生産価格転形される。
そして市場価格は、それらの生産価格のまわりを変動することになる。転形問
題は、それゆえ、価値を価格に転形する問題でなくて、代わりに、それは直
接価格を生産価格に転形する問題である。》同202頁

2:05 午前  
Blogger yoji said...

世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 ―ハーバード・ビジネス・スクール教授 の 実践講座 デヴィッド・モス (著), 久保恵美子 (翻訳)
http://nam-students.blogspot.jp/2016/08/blog-post_20.html(類書)
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 マクロ編 : ティモシ ー・テイラー
http://nam-students.blogspot.jp/2016/08/blog-post_22.html(本頁)


テイラールールのジョン・ブライアン・テイラーとは同じスタンフォードでも別人。
以下はもともと一冊だが日本では2分冊。
マクロ編は類書に劣るが、ミクロ編のフロー循環図は秀逸。カレツキの3部門に対応するからだ。

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 : ティモシー ...
www.amazon.co.jp/スタンフォード大学で一番人気の経...
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編
著者のティモシー・テイラー氏は、経済学者。アメリカ経済学会発行の雑誌の編集に 長年携わってきました。全米各地の大学で経済学の講義も担当し、ス...
価格:1,620円 (2016年8月21日現在)
目次
イントロダクション 経済学の考え方
第1章 経済学とは何か
第2章 分業
第3章 需要と供給
第4章 価格統制
第5章 価格弾力性
第6章 労働市場
第7章 資本市場
第8章 個人投資
第9章 完全競争と独占
第10章 独占禁止法
第11章 規制と規制緩和
第12章 負の外部性
第13章 正の外部性
第14章 公共財
第15章 貧困と福祉
第16章 格差問題
第17章 情報の非対称性
第18章 企業と政治のガバナンス


スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編 : ティモシー ...
www.amazon.co.jp/スタンフォード大学で一番人気の経...
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編
ミクロ編で紹介したように、著者のティモシー・テイラー氏は、経済学者。アメリカ経済 学会発行の雑誌の編集に長年携わってきました。全米各地の大学...
価格:1,620円 (2016年8月21日現在)
目次
第1章 マクロ経済とGDP
第2章 経済成長
第3章 失業率
第4章 インフレ
第5章 国際収支
第6章 総需要と総供給
第7章 インフレ率と失業率 ☆☆☆
第8章 財政政策と財政赤字
第9章 景気対策
第10章 財政赤字と貯蓄率
第11章 お金と銀行
第12章 中央銀行と金融政策
第13章 金融政策の実践
第14章 自由貿易
第15章 保護貿易
第16章 為替相場
第17章 国際金融危機
第18章 世界経済をどう見る


フロー循環図

       財市場
    →商品やサービス→
  ←商品やサービスの対価←

      労働市場
家     →労働→     企
計    ←労働の対価←   業
    (賃金および福利厚生)

      資本市場
      →資本→
     ←資本の対価←
     (利子や配当)





☆☆



☆☆☆



スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編&マクロ編 ~以蔵の人助け政経本~ | ハッピーアミューズメント流エンタメ政経学(仮)
http://hatesek.blog.fc2.com/blog-entry-125.html
この「以蔵の人助け政経本」は、これから政治経済について何か考えたい、といった人に役立ちそうな気がする本について紹介するコーナー。

久しぶりに新コーナーを立ち上げてみました。
こういったブログをやっている関係上、政治・経済関連の本は比較的読むわけですが、簡単に読めそうなものをレビューしていこうかと。

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門

~書籍~
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編

~kindle~
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編

この「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門」の監修者は池上彰さんです。
テレビというメディアで政治・経済をわかりやすく語っている池上さんの本も何か読んどこうかな、と探していたときに、たまたま見かけて買った本です。一応、基礎知識はあるつもりですが、私の基礎スタンスが「わからないことが出てきたら調べる」という感じで、1からちゃんと学ぶってのをしなかったので、1度復習も兼ねて読みました。

経済学に限りませんが、書く側からすれば、入門書はもっとも難しいものではないかと思います。
知識があるから書けるわけですが、理解している人間からすると、初心者はどこに壁があるか、というのは意外にわからないものです。思わず、専門用語てんこ盛りで書いてしまったりして読みにくくなってしまうのは、よくあることです。
この本は、そのあたりがあまり感じず、サラッと読めるイメージですね。

まず、この本の知識が、ある程度頭に入っていれば、ニュースの経済情報はわかってくるかと思います。
例えば「物価が上がった」というニュースを見たとき、「物価が上がったなら、原因はアレかアレだな」「物価が上がったら、こういう影響がありそうだな」というのは、パッと思い付くようになります。
まずは完全理解は後回しでも構わないので、ひと通りパッと目を通したあと、気になる用語が出てきたら読み返してみる、という使い方が良いように思います。

ミクロ編とマクロ編に分かれていますが、書籍内でもミクロ編から読むことを推奨されています。

ミクロ経済学は、例えば「売るもの(供給)が増えれば価格は下がる」「雇用が増えれば、商品やサービスが増える」といった瞬間的な状況を判断するイメージ。
対して、マクロ経済学は、GDPや完全失業率などの推移を見て、状況を判断するといったイメージで良いかと思います。
流れとしては、需要と供給と価格の関係を理解した上で、GDPやインフレ、デフレを理解する、という順番なんで、理解もしやすいかと思います。

こういったものを身近な例で示して説明しているのですが、アメリカの本なんで、あまり身近でないのものも多いのが唯一の残念な点…

7:20 午前  
Blogger yoji said...


スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 マクロ編 : ティモシ ー・テイラー
http://nam-students.blogspot.jp/2016/08/blog-post_22.html(本頁)


テイラールールのジョン・ブライアン・テイラーとは同じスタンフォードでも別人。
以下はもともと一冊だが日本では2分冊。
マクロ編は類書に劣るが、ミクロ編のフロー循環図は秀逸。カレツキの3部門に対応するからだ。

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 : ティモシー ...
www.amazon.co.jp/スタンフォード大学で一番人気の経...
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編
著者のティモシー・テイラー氏は、経済学者。アメリカ経済学会発行の雑誌の編集に 長年携わってきました。全米各地の大学で経済学の講義も担当し、ス...
価格:1,620円 (2016年8月21日現在)
目次
イントロダクション 経済学の考え方
第1章 経済学とは何か
第2章 分業
第3章 需要と供給 ☆
第4章 価格統制
第5章 価格弾力性
第6章 労働市場
第7章 資本市場
第8章 個人投資
第9章 完全競争と独占
第10章 独占禁止法
第11章 規制と規制緩和
第12章 負の外部性
第13章 正の外部性
第14章 公共財
第15章 貧困と福祉
第16章 格差問題
第17章 情報の非対称性
第18章 企業と政治のガバナンス


スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編 : ティモシー ...
www.amazon.co.jp/スタンフォード大学で一番人気の経...
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編
ミクロ編で紹介したように、著者のティモシー・テイラー氏は、経済学者。アメリカ経済 学会発行の雑誌の編集に長年携わってきました。全米各地の大学...
価格:1,620円 (2016年8月21日現在)
目次
第1章 マクロ経済とGDP
第2章 経済成長
第3章 失業率
第4章 インフレ
第5章 国際収支
第6章 総需要と総供給
第7章 インフレ率と失業率
第8章 財政政策と財政赤字
第9章 景気対策
第10章 財政赤字と貯蓄率
第11章 お金と銀行
第12章 中央銀行と金融政策
第13章 金融政策の実践
第14章 自由貿易
第15章 保護貿易
第16章 為替相場
第17章 国際金融危機
第18章 世界経済をどう見る


フロー循環図

       財市場
    →商品やサービス→
  ←商品やサービスの対価←

      労働市場
家     →労働→     企
計    ←労働の対価←   業
    (賃金および福利厚生)

      資本市場
      →資本→
     ←資本の対価←
     (利子や配当)



スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編&マクロ編 ~以蔵の人助け政経本~ | ハッピーアミューズメント流エンタメ政経学(仮)
http://hatesek.blog.fc2.com/blog-entry-125.html
この「以蔵の人助け政経本」は、これから政治経済について何か考えたい、といった人に役立ちそうな気がする本について紹介するコーナー。

久しぶりに新コーナーを立ち上げてみました。
こういったブログをやっている関係上、政治・経済関連の本は比較的読むわけですが、簡単に読めそうなものをレビューしていこうかと。

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門

~書籍~
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編

~kindle~
スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編 スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編

この「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門」の監修者は池上彰さんです。
テレビというメディアで政治・経済をわかりやすく語っている池上さんの本も何か読んどこうかな、と探していたときに、たまたま見かけて買った本です。一応、基礎知識はあるつもりですが、私の基礎スタンスが「わからないことが出てきたら調べる」という感じで、1からちゃんと学ぶってのをしなかったので、1度復習も兼ねて読みました。

経済学に限りませんが、書く側からすれば、入門書はもっとも難しいものではないかと思います。
知識があるから書けるわけですが、理解している人間からすると、初心者はどこに壁があるか、というのは意外にわからないものです。思わず、専門用語てんこ盛りで書いてしまったりして読みにくくなってしまうのは、よくあることです。
この本は、そのあたりがあまり感じず、サラッと読めるイメージですね。

まず、この本の知識が、ある程度頭に入っていれば、ニュースの経済情報はわかってくるかと思います。
例えば「物価が上がった」というニュースを見たとき、「物価が上がったなら、原因はアレかアレだな」「物価が上がったら、こういう影響がありそうだな」というのは、パッと思い付くようになります。
まずは完全理解は後回しでも構わないので、ひと通りパッと目を通したあと、気になる用語が出てきたら読み返してみる、という使い方が良いように思います。

ミクロ編とマクロ編に分かれていますが、書籍内でもミクロ編から読むことを推奨されています。

ミクロ経済学は、例えば「売るもの(供給)が増えれば価格は下がる」「雇用が増えれば、商品やサービスが増える」といった瞬間的な状況を判断するイメージ。
対して、マクロ経済学は、GDPや完全失業率などの推移を見て、状況を判断するといったイメージで良いかと思います。
流れとしては、需要と供給と価格の関係を理解した上で、GDPやインフレ、デフレを理解する、という順番なんで、理解もしやすいかと思います。

こういったものを身近な例で示して説明しているのですが、アメリカの本なんで、あまり身近でないのものも多いのが唯一の残念な点…

7:22 午前  
Blogger yoji said...

 _GDP国内総生産_
|  __日本__  |  __海外__
| | _____|_|_|_____ |
| ||     | | |     ||
| || 日本人 | | | 日本人 ||
| ||     | | |     ||
| ||_____|_|_|_GNP_||
| |      | | |国民総生産 |
| |  外国人 | | |      |
| |      | | |      |
| |______| | |______|
|__________|

4:32 午前  
Blogger yoji said...

ライフサイクル仮説における所得,消費及び資産

各期の所得|____________
     |  ↑       _-\
     | 各期の貯蓄  _- | \
各期の消費|__↓__ _-   |  \      
     |    _-     |   \資産総額
     |  _- |     |    \    
初期資産 |_- __|_____|_____\次世代への遺産
     |     |     |     |       
     |     |     |     |
年間所得 |_____|_____|_____|
       若年期   壮年期   老年期

中村保他マクロ40頁

10:57 午後  
Blogger yoji said...

フロー循環図・企業間取引:

 ←(労働市場)←
 →      →
              ↓↑
        ______/\_______
↓↑     |     企業部門      |
家計   小売・流通企業  消費財企業   生産財企業
 ←(小売市場) ←(卸売市場) ←(生産財市場)←
 →       →       →       →

中村保他マクロ7頁

11:10 午後  
Blogger yoji said...

フロー循環図・企業間取引:

 ←(労働市場)←
 →      →
              ↓↑
        ______/\_______
↓↑     |     企業部門      |
家計   小売・流通企業  消費財企業   生産財企業
 ←(小売市場) ←(卸売市場) ←(生産財市場)←
 →       →       →       →

中村保他マクロ7頁

上記は産業連関表につながる

「投入産出分析」1965,邦訳『産業連関分析』107頁より。初期は「購入した産業」「生産した産業」同10頁,「投入産出の経済学」1951)

            買 っ た 産 業
       |第1部門|第2部門|第3部門|総産出量
 売った産業 | 農業 |製造業 |家計  |ドル表示
_______|____|____|____|_____
第1部門:農業| 50 | 40 |110 |200    
第2部門製造業| 70 | 30 |150 |250 
第3部門:家計| 80 |180 | 40 |300   
_______|____|____|____|_____
総投入ドル表示|200 |250 |300 |
(「投入産出分析」1965,邦訳『産業連関分析』108頁より)



11:13 午後  
Blogger yoji said...

フロー循環図・企業間取引:

 ←(労働市場)←
 →      →
              ↓↑
        ______/\_______
↓↑     |     企業部門      |
家計   小売・流通企業  消費財企業   生産財企業
 ←(小売市場) ←(卸売市場) ←(生産財市場)←
 →       →       →       →

中村保他マクロ7頁

上記は産業連関表につながる

「投入産出分析」1965,邦訳『産業連関分析』107頁より。
(初出は「購入した産業」「生産した産業」同10頁,「投入産出の経済学」1951)

            買 っ た 産 業
       |第1部門|第2部門|第3部門|総産出量
 売った産業 | 農業 |製造業 |家計  |ドル表示
_______|____|____|____|_____
第1部門:農業| 50 | 40 |110 |200    
第2部門製造業| 70 | 30 |150 |250 
第3部門:家計| 80 |180 | 40 |300   
_______|____|____|____|_____
総投入ドル表示|200 |250 |300 |
(「投入産出分析」1965,邦訳『産業連関分析』108頁より)

11:15 午後  
Blogger yoji said...

フロー循環図・企業間取引:

┏ ←(労働 ←ーーーーー┓
|┏→ 市場)→ーーーー┓|
||          ↓↑
||    ______/\_________
↓↑   |     企業部門         |
家計  小売・流通企業  消費財企業  生産財企業
||    ︎︎︎︎↙︎ ↖︎    ↙︎ ↖︎   ↙︎↗︎ 
↓┗←(小売↗︎ ↘︎(卸売 ↗︎ ↘︎(生産財 \↙︎↗︎ 
┗ー→ 市場)   市場)    市場) 

外側がお金の流れ
中村保他マクロ7頁


上記は産業連関表につながる 同8頁
産業連関表のイメージ:
            
     |第1次|第2次|第3次|家計|政府|国内資|輸出|輸入|国内 |
     | 産業| 産業| 産業|消費|消費|本形成|  |  |生産額| 投
_____|___|___|___|__|__|___|__|__|___|↓
第1次産業|           |            |  |   | 入
第2次産業| 中間投入(内生部門)|    最終需要    |  |   |
第3次産業|           |            |  |   |
_____|___________|____________|__|___|
雇用者所得|  粗付加価値額   |
営業余剰_|___________|
国内生産額|___________|
                産 出
                 →
中村保他マクロ8頁

6:20 午後  
Blogger yoji said...


                      S=Y(供給関数)
   |               A'/
  需|         主問題経済学_ー D'=aY+I'
  要|             _ー/|    (需要関数)
   |           _ー / |
   |         _ー|主/ _ー D=aY+I
   |       _ー  |/_ー |
   |     _ー   A/ー   | 
   |   _ー    _ー|    _ー D''=aY+I''
   | _ー    _ー/対| _ー |
   |ー    _ー /  _ー   |
   |   _ー| / _ー|    |
   | _ー  |/_ー  |    |
   |ー A''/ー    |    |
   |    /双対問題経済学    |
   | _ー/ |     |    |
   |ー /  |     |    |
   | /   |     |    |
   |/45度_|_____|____|__________
         Y''   Y0   Y'       Y(生産、所得)
       a=0.9なら     a=0.9なら
   Y''-Y0=10▽I     Y'-Y0=10△I
        
上図の主問題経済学と双対問題経済学は、双対関係になっている。
(木下栄蔵『経済学はなぜ間違え続けるのか』147頁より)

用語がORのものになっている。

主問題経済学と双対問題経済学、
通常経済  と 恐慌経済、
セイの法則 と 有効需要の原理が当てはまる。 

A・スミス と マルクス

木下はケインズを批判するが、ケインズの理論と言っていい。
現状認識が大事になる。
サミュエルソンの45度線分析(厳密にはサミュエルソン創始ではない)が今も有効だ。

1:10 午前  
Blogger yoji said...






年金の2つの原理:

      第1期   第2期   第3期
     貯蓄の側面(積立方式)
 第1世代・若者A → 老人A
             ↑ 所得再分配の側面(賦課方式)
       第2世代・若者B → 老人B

注:模式図で、各期とは、数十年の期間を適当に区切って考えたものである。図には、
第3世代や4世代などは省略してしている。

(清水克俊『国債危機と金融市場 』161頁より)

10:27 午後  
Blogger yoji said...


年金の2つの原理:

      第1期   第2期   第3期

     貯蓄の側面(積立方式)
      ___ ① ___
 第1世代|若者A|→|老人A|
     |___| |___|
             ↑ ②所得再分配の側面(賦課方式)
            ___   ___
       第2世代|若者B|→|老人B|
           |___| |___|

注:この模式図で、各期とは、数十年の期間を適当に区切って考えたものである。図には、
第3世代や4世代などは省略してしている。

(清水克俊『国債危機と金融市場 』161頁より)





年金の2つの原理:

      第1期   第2期   第3期

     貯蓄の側面(積立方式)
      ___ ☆ ___
 第1世代I若者AI→I老人AI
     I___I I___I
             ↑ ☆ 所得再分配の側面(賦課方式)
            ___   ___
       第2世代I若者BI→I老人BI
           I___I I___I

注:この模式図で、各期とは、数十年の期間を適当に区切って考えたものである。図には、
第3世代や4世代などは省略してしている。

(清水克俊『国債危機と金融市場 』161頁より)

10:32 午後  
Blogger yoji said...

年金の2つの原理:

      第1期   第2期   第3期

     貯蓄の側面(積立方式)
      ___T2 ___
 第1世代|若者A|→|老人A|
     |___| |___|
             ↑ T1所得再分配の側面(賦課方式)
            ___   ___
       第2世代|若者B|→|老人B|
           |___| |___|

注:この模式図で、各期とは、数十年の期間を適当に区切って考えたものである。図には、
第3世代や4世代などは省略してしている。
(清水克俊『国債危機と金融市場 』161~3頁より)

年金のバランスシート
At=(1+r)(At-1+T-S)
At=(1+r)(At-1+T1+T2-S1-S2)

r利子率、T年金保険料、S年金受給額
賦課1、積立2

9:19 午後  
Blogger yoji said...


http://members.jcom.home.ne.jp/fuga-buriki-can/comparative%20study3-2.htm
〔需要関数と生産関数の違い――イタリア人経済学者ピエロ・スラッファは、「マーシャル・クロス」を「〈需要関数〉は、効用逓減という基本的かつ自然的なる仮定の上に立つ。これに反して、生産における関数関係は、これよりもずっと複雑な仮定を持った体系の結果である。限界効用に関する研究が、価格と(消費された)数量との関係に注意をひきつけたあとではじめて、類推によって費用と生産量との関係という均斉的な概念が生まれたというのが事実である」(『経済学における古典と近代』、菱山泉・田口芳弘訳、有斐閣、1956年)と評した。十分ではないが、極めて妥当な鑑定である。〕

新古典派経済学の限界
http://members.jcom.home.ne.jp/fuga-buriki-can/comparative%20study3-2.htm
 無差別曲線の効用空間――ミクロ経済学の空間――には、このプリンピキアの「自然は常に単純であり、常にそれ自身に倣うもの」との確信が再現されていると思われる。それは「自然は空虚そのものである」と喝破したゲーテが、もはや人の住むに耐えなくなった古い城塞と形容したニュートン科学の牙城、もしくは、その城の「プラモデル」である。〕



 ジェボンズは、後に、「エッジワース・ボックス」として知られるようになる交換理論のアイデアを発案した。その前提にあったのは、箱(ボックス)の縦横のサイズに相当する所与の商品の存在が仮定されていることである。

この点を手厳しく批判したのは、ケンブリッジ大学のアルフレッド・マーシャルであった。ジェボンズは、価値は限界効用にのみ依存するという立場を貫くために、「生産量(A)は供給(B)を決定する」→「供給(B)は最終効用度(C)を決定する」→「最終効用度(C)は価値(D)を決定する」といった因果の連鎖を主張した。マーシャルは、これはおかしいと言う。A→B→C→Dならば、途中を端折って、A→D、つまり、生産量が価値を決めるとして構わないことになる。それぐらいならば、効用(C)が供給(B)を決定し、供給(B)が生産量(A)を決定し、生産量(A)が価値(D)を決定すると因果を逆流させて言った方が、真実に近いとも。

 マーシャルがこうした批判をしたのは、価値は消費者の効用によって決まるとか、生産量によって決まるとか、バランスを欠いて、消費と生産の一方の側から説明するのではなくて、価値=価格は需要と供給の両者で決まる《需給のシンメトリー》の均衡点であると言いたかったからである。誰でもが図解的に知っている需給均衡のあのシンメトリーな一致――需要曲線と供給曲線が交叉――のイメージは、「マーシャリアン・クロス」の名で呼ばれてきた。一般に広がった経済観における十字架だ。



〔需要関数と生産関数の違い――イタリア人経済学者ピエロ・スラッファは、「マーシャル・クロス」を「〈需要関数〉は、効用逓減という基本的かつ自然的なる仮定の上に立つ。これに反して、生産における関数関係は、これよりもずっと複雑な仮定を持った体系の結果である。限界効用に関する研究が、価格と(消費された)数量との関係に注意をひきつけたあとではじめて、類推によって費用と生産量との関係という均斉的な概念が生まれたというのが事実である」(『経済学における古典と近代』、菱山泉・田口芳弘訳、有斐閣、1956年)と評した。十分ではないが、極めて妥当な鑑定である。〕



 ただし、マーシャル自身は、「自利心の自由な作用」によって成立するこの需給均衡点が一般に社会的に最大満足をもたらす点であるとし、スミスの自然価格のようなイメージを付与していたが、貧者と富者では同じ六ペンスでも貨幣の限界効用が違ってくることによって、需給均衡点を超えて生産を拡大した方が総効用は増大するようなケースも考えられるとした。また、該当する商品が収穫逓減か収穫逓増かの違いによって、つまり、豊作で売れ残るミカンか市場を独占するマイクロソフトのソフトかによって、総効用最大は需給均衡点からズレてくるようなケースも考慮した。

 マーシャルのこうしたファジーな部分を勘案しようとする経済学の伝統は、「ケンブリッジ学派」として継承されることになるが、グローバルな経済と経済学の展開の中では、主流派にならなかった。主流派の新古典派経済学は、ジェボンズ流の「快楽と苦痛の微積分学」に無邪気に通じたアメリカの経済学者にノーベル経済学賞を乱発、権威化を図ることに成功した。マーシャル自身が発した危惧の言葉として、「自由企業の下にある世界は、経済騎士道が発展するまでは、完全な理想から程遠いだろう」(”Social Possibilities of Economic Chivalry(1907)”、根井雅弘『経済学の歴史』)が伝わる。

4:25 午後  
Blogger yoji said...

〔お天気と無差別曲線〕



 経済学の流派の多くは、良くも悪くも、ニュートンの古典力学を範としたスミスに発して、幹に枝葉がつくように成長していった。その過程では、「限界革命」といって微積分の数学的手法が枢要な役割を担った。

 限界革命草創期の担い手の一人だったウイリアム・スタンリー・ジェヴォンズ(William Stanley Jevons)は、経済学を「快楽と苦痛の微積分学」と定義づけたことで知られる。ミクロ経済学は、人間の心理を素材化し、微分してみせるという信じられないような発想によって、立ち上がったのである。

 それにしても、昔の人は、表現力が豊かであった。ジェボンズが、その功利主義的基礎の踏襲を隠さなかった先達ジェレミー・ベンサム(Jeremy Bentham)は、早くも1789年に、『道徳及び立法の諸原理序説』なる本に、次のような損得のバランス・シート論を述べている。



 ――まったく無知な者は法律になど頭を悩まさないものだし、情欲は計算などないのだからと彼らは言うだろう。だが、無知という悪徳には治療の余地があり、情欲は計算されないという前提については、非常に一般的でご神託のごとき前提のほとんどがそうであるように、真理ではない。快楽や苦痛のような重大事が問題になるとき、しかもその程度が重大なとき(要するに、これ以上重要なことはありえないというとき)、誰が計算しないだろうか。人は計算する。……幸運なことに、あらゆる情欲のうちで最も計算になじみやすいものは、それが過剰になると、その力強さや持続性、普遍性の故に社会もこれを理解しなければならなくなる。私が言っているのは、金銭的関心の動機に対応する情欲のことである。その場合にこそこうした、微妙な調整とでも呼ぶべきものが、効用が最も重要な場面において、最も有効性を発揮するのである。             

 ――『道徳及び立法の諸原理序説』(山下重一訳、中央公論社)より



 こうしたベンサムの計算できる効用論をベースに、ジェヴォンズは、スミスからミルにつらなる労働価値説に基づく古臭い経済学からの離脱を宣言して、彼自身が、「交換の全理論および経済学主要問題の要石」と呼んだ命題「任意の2商品の交換比率は、交換完了後に消費に利用できるそれら2商品の量の最終効用度の比率の逆数である」とする新機軸の経済学をつくり出した。



 dx1 / dx2 =‐du(x)/dx2 / du(x)/dx1



 ジェヴォンズは、1835年、イギリスのリヴァプールに生まれた。彼の父は、鉄商人で、蒸気機関車の発明者スティーブンソンの友人であったが、造船材料として鉄鋼の使用を最初に提案し、自ら鉄鋼船を建造した「黒船」の考案者でもあった。また、鉄製の可動浮き桟橋の設計もしたという。しかし、この父は、折からの金融恐慌で破産し、やがて亡くなってしまう。激しい景気変動で憂き目をみたこの父親の姿が、後に、ジェヴォンズをして、景気循環を太陽の黒点面積の周期的増減と結びつける一風変わった理論を発想させることにつながったのかもしれない。



〔太陽黒点景気循環説――この太陽黒点景気循環説の由来は、ジェボンズが、1721年から1878年までの景気循環に関して好況から次の好況まで平均してみると、「10・48年」となるが、当時の観測結果から太陽の黒点循環も「10・45年」の周期を示しており、そのただならぬ相関性にヒントを得たとされる。太陽黒点の循環は、天気の循環を引き起こし、降雨の周期や量を変動させ、それが穀物収穫に影響して、景気循環につながっていくと、ジェボンズは考えた。ところが、厳密に黒点循環を計算してみると実は11年だったと判明し、そのうち、この議論はどうでもよくなってしまったらしい。

 ちなみに、太陽が出すエネルギー自体は増減するので、太陽活動の指標となる太陽黒点も出る時期と出ない時期がある。ジェボンズが観測結果を取る前、ガリレオの時代、1645年から1715年までの70年間は、黒点がほとんどなく、太陽は不活発であった。これを発見者にちなんで「マウンダー極小期」と呼ぶ。この極小期と太陽の活動が盛んな極大期の日射熱の差は0・1%程度とされる。ところが、成層圏(地上約15~50㌔㍍)では、この日射熱の違いで吸収される紫外線量は極大期の方が5%以上も増えるという。これによって、紫外線でつくられるオゾンの量が増え、さらに、紫外線を吸収する。このため、成層圏の温度は1度以上も上がる。

 大気はつながっているから、成層圏の下の雲を生む対流圏でも、この太陽活動変動の影響は出るはず。ジェボンズの太陽黒点景気循環説は、21世紀になって、地球環境問題として、リバイバルした。

 黒点がたくさん観測されて、太陽活動が活発になっていると、太陽から出る磁気も増える。銀河から飛んで来る宇宙線は、この磁気にはじきとばされ、地球の対流圏まで侵入する量が減る。すると、宇宙線がつくり出す雲の核となるイオンの量も減り、生成される雲の量も減る。雨が減り、さえぎる雲がなくなって地上への日射熱が増し、気温が上がる。地球温暖化の約3割の要因は、ここのところ年間0・005%ずつ増量している太陽エネルギーによって説明できる。〕



 しかし、小生が人物骨董屋として目をつけたのは、ジェヴォンズが19才で渡ったゴールド・ラッシュのオーストラリアで、気象学に関心を示した事実である。彼は、造幣局の試金官という仕事を提示された。

 後に、ミクロ経済学のテキストを代表する定番献立(メニュー)になる「無差別曲線」、これ自体は、別にジェヴォンズの発明といったわけではないが、その由来は、ジェヴォンズが市場の交換理論の前提条件とした「無差別の法則」(=一物一価の法則)や「財の無限小分割」の考え方に発している。

 気象学に出てくる天気図(synoptic weather chart)――それは無差別曲線の図柄を連想させる曲線で、等圧線、前線、高気圧・低気圧の在り処(ありか)が描かれる。一般に経済学が、なぜ、あんなにも厳密性を欠く心模様的な図形説明に拠るのか。それは、案外、一攫千金を狙おうかとオーストラリアへ渡った男が、空を見上げて雲の発生という気象現象の観察に興味を引かれ、やがて、そんな空模様の気象学から人間の心模様の経済学に進んだ、その男の頭の中で、お天気図と効用図という図柄適用対象の単純なすり替えがあったからではないか、と想像すると、面白いのである。実際、ジェヴォンズは、『類似物の代用』("The Substitution of Similars")という表題の論理学の本を書いているぐらいで、類似物のすり替えにまったく頓着しなかった。

4:26 午後  
Blogger yoji said...


フォン・ノイマン均斉成長解:

A生産手段、B労働力、C生産物
            _ー
         _ー ̄ |
      _ー ̄ |  |A
   _ー ̄ |  |  |
   ̄-_ →| →| →|B
      ̄-_  |  |
         ̄ー_  |C
            ̄ー_
      A:B:C
      常に比率一定

5:55 午後  
Blogger yoji said...


フォン・ノイマン均斉成長解:

A生産手段、B労働力、C生産物
            _ー
         _ー ̄ |
      _ー ̄ |  |A
   _ー ̄ |  |  |
   ̄-_ →| →| →|B
      ̄-_  |  |
         ̄ー_  |C
            ̄ー_
      A:B:C
      常に比率一定

松尾匡
http://matsuo-tadasu.ptu.jp/academic.html

1937
均斉成長経路(の定式化とブラウワーの定理の一般化)
"A Model of General Economic Equilibrium", 1937, in K. Menger, editor,Ergebnisse eines mathematischen Kolloquiums, 1935-36. (Translated and reprinted in RES, 1945).
→ http://piketty.pse.ens.fr/files/VonNeumann1945.pdf

5:57 午後  
Blogger yoji said...


  7-1図 新投資需要の決定機構
 m,r
  |o
  |  
  | o    m=m(I)      
r*|_|__o o
  |_|__|_____I
  0 I1  I*

資本の限界効率mと新投資需要の大きさIとの関係は,資本の
限界効率曲線m=m(I)という減少関数で表される。mが与え
られた利子率r*よりも大である場合は,借入により投資を行う
ことによって純益(m-r*)が生じ,Iは拡大されていく。この
拡大はm =r*まで続けられ,やがてm =r*の新投資水準I*のと
ころで新投資需要が決定される。 

『経済原論』平井規之他197頁

3:32 午前  
Blogger yoji said...

ケインズ政策の含意と役割/ケインズ理論の概要:

  7-1図 新投資需要の決定機構
 m,r
  |o
  |  
  | o    m=m(I)      
r*|_|__o o
  |_|__|_____I
  0 I1  I*

資本の限界効率mと新投資需要の大きさIとの関係は,資本の限界効率曲線m=m(I)という減少関数で表される。
mが与えられた利子率r*よりも大である場合は,借入により投資を行うことによって純益(m-r*)が生じ,Iは拡大
されていく。この拡大はm =r*まで続けられ,やがてm =r*の新投資水準I*のところで新投資需要が決定される。 
(『経済原論』平井規之他197頁)

3:39 午前  
Blogger yoji said...

上昇(インフレ)貨幣優勢→ 利 子 率 ←財優勢(デフレ)下降
                  輸入
       財の需要 財・サービス 財の供給 
 お金の流れ------➡︎D市場S⬅︎--------- 
  |支出    均衡点E_\/    販売された財・|
  (=GDP)      /\       サービス|
  |  -------⬅︎S  D➡︎-------  |
  | |購入された    ⬇︎⬆︎       収入| |
  | |財・サービス 消費税|補助金 (=GDP) |
  | C消費の決定    |政府購入    産出| |
  | | ⬅︎生活保護-- ||         | Y財サービスの生産
  ⬆︎ ⬇︎(⬅︎短期国債-➡︎)||(---助成金➡︎ ⬇︎ ⬆︎
  \ / ---所得税➡︎【政府】⬅︎保険・法人税)\ /
 【家\計】    公的貯蓄|⬆︎政府赤字    【企/業】Y=F(K.L)
  / \ ⬅︎利子・貸付け ⬇︎|(----融資➡︎ / \
  ⬇︎ ⬆︎ -預金・利息➡︎【銀行】⬅︎利息・取付け)⬆︎ ⬇︎ 
 K,L|         金融         | wL,rK
 資| | --民間貯蓄➡︎ 市場 ➡︎投資⬆︎    | 賃金,利子・配当
 本| |                 生産へ| |の支払い
 と| (GDP=)所得 生産要素     の投入| |
 労|  -------⬅︎D市場S➡︎-------  |
 働|         E_\/均衡点   賃金・地代|
 の|労働・土地・資本   /\   ・利潤(=GDP)
 供 ---------➡︎S  D⬅︎---------
 給                      労働の需要
         生産と分配:Y=wL+rK
         生産と支出:Y=C
CYLKといった記号は、麻生良文ミクロ経済学2012年5頁「経済循環図」参照

1:38 午前  
Blogger yoji said...



John Roemer - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/John_Roemer
ジョン・ローマー - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%BC
(A General Theory of Exploitation and Class, 1982, Cambridge, MA: Harvard University Press. #5が重要。以下で検証される。)

吉原直毅『労働搾取の厚生理論序説』
http://www.arsvi.com/b2000/0802yn.htm
20080228 岩波書店,298p.

吉原によるRoemer#5の図解:

\   P   |
 \↗︎     |
 \\     |
   \    |
  \ \   |
   \ \  |\
   \\ \ | \
     \ \|  \         
    \ \ |   \
       \|\ 搾 \
e2-a2\  \ \   \
        |\ \   \
      \ |被\ \   \
        |\搾\ \   \
       \| \取\ \ 取 \ 
        |_CP_\_\___\_____
        | ̄-_CS\ \CH
        |    ̄-_\ \ 
        |       ̄-_\ 
        |          ̄-_e1-a1

         5.7 階級-搾取対応原理

CECP
搾取-階級対応原理(吉原191~2頁)
Exploitation Correspondence Principle (CECP) [Roemer (1982)]
http://www.ier.hit-u.ac.jp/~yosihara/Reexamination_of_the_Marxian_Exploitation.pdf

2:58 午前  
Blogger yoji said...

(高橋洋一『経済のしくみがわかる「数学の話」』参照)

マネタリーベース関連の相関図:

      _________________r金利
     /|               /| 
    / |              / | 
   /  |             /  |  
  /___|___←④______ /   |
 |e為替 |        P物価|    | 
 |    |           |    |  
 |    |           |    |⇅ 外生的
 |    |           |    |
 |    |           |    | 
 C消費  | 内生的       |    |
 |    |           |    |
 ⬆︎    |___________|____MBマネタリーベース
 ②   /            |   /  
 |  /             |  ③ 
 | ↙︎              | ↙︎ 
GDP______①→_____IP|/             
鉱工業生産           設備投資  
       
①加速度原理
②消費関数
③設備投資関数
④購買力平価

内生と外性は逆に解釈し直す必要がある…

8:51 午前  
Blogger yoji said...


マネタリーベース関連の相関図:

 | 需要  
 |  o 供給
 |    |
 |  o |
 |    |
 |   o| 
r|____|         r→MB
 |    o         MB→r
 |    | o      
 |    |    o  o 
 |____|___________P
      MB

マネタリーベース(MB)、国債金利(r)、物価(P)

(高橋洋一『経済のしくみがわかる「数学の話」』参照)

2:45 午前  
Blogger yoji said...


生産関数と需要関数の非対称性:

《要約すれば、価値は直接価格を決定し,直接価格は生産価格に転形される。
そして市場価格は、それらの生産価格のまわりを変動することになる。転形問
題は、それゆえ、価値を価格に転形する問題でなくて、代わりに、それは直
接価格を生産価格に転形する問題である。》『価値と価格の理論』リヒテンシュタイン著202頁

http://members.jcom.home.ne.jp/fuga-buriki-can/comparative%20study3-2.htm
《需要関数と生産関数の違い――イタリア人経済学者ピエロ・スラッファは、「マーシャル・クロス」を
「〈需要関数〉は、効用逓減という基本的かつ自然的なる仮定の上に立つ。これに反して、生産における
関数関係は、これよりもずっと複雑な仮定を持った体系の結果である。限界効用に関する研究が、価格と
(消費された)数量との関係に注意をひきつけたあとではじめて、類推によって費用と生産量との関係と
いう均斉的な概念が生まれたというのが事実である」(『経済学における古典と近代』、菱山泉・田口
芳弘訳、有斐閣、1956年)と評した。十分ではないが、極めて妥当な鑑定である。》

1:00 午前  
Blogger yoji said...

生産要素市場と財市場は非対称である。

マルクスやスラッファと違い、新古典派は階級の問題を見ていない。
                ______
 ←_____________|      |___________→
|  ___________→|      |            |
|  ↑   ←_________|消費財市場 |            |  
| | |  _______→|      |←_______    |
|必|労|必 ↑ 所       |______|         ↑ 消  |収
| |働|需|有                       |費  |
|需|者|品|者                       |財  |入
| |の|や|の                       |や  |
|品|支|贅|支        ______         |サ  |
| |出|沢|出       |      |        |l  |
| | |品|     蓄 →| 金融市場 |→ 投     |ビ  |
| | | |_/\ 貯_/ |______|  \_資   |ス  ↓
| | ↓   /  \/              _\_________
| |  _/所有者 \←_____利潤_____|           |
| |  /_ ↑ _ ↓ __\            |           |
| |_/        \←___賃金_____|           |
|_→/  労 働 者   \__労働(時間)_→|    企 業    |
  /____ ↑ _ ↓ _____\         |           |
 /    失業労働者     \        |           |
/________________\       |___________|
        図:ポスト・ケインジアンとマルクス派の循環的流れ

『価値と価格の理論』P.M.リヒテンシュタイン 1986年(原著1983年)32頁より

3:43 午前  
Blogger yoji said...


 収穫逓減法則(リカード):
                    o    o
  生|          o_____|←生産量1単位
  産|          | ↑ 生産要素1単位 
  量|      o   | 
   |          |←生産量1単位
   |    o_____|
   |      ↑ 生産要素1単位
   |  o    
   | 
   |o_____________________
                    生産要素(時間)

          ll
          \/
イノベーション(シュンペーター、ロジャーズ):

  成|                新しいS字曲線
  果|                 ______
  率|                /
  ・|  古いS字曲線  軌道変更➡︎/
  満|        ______/_
  足|       /     /
  度|      /    _/
   | ____/  イノベーション
   |/_______________________
                    努力(資金)

9:40 午前  
Blogger yoji said...

水準になるはずである (図 4 . 7を参照 ) 。


交渉→効率性→社会的余剰の
       最大化
       ↓

 価| 
 格|\       /社会的限界費用
  |/\     /
  |//\   /
  |///\ /
  |////X←所有権はこの余剰をどう分けるかを決める
  |////|\     
  |/// | \
  |//  |  \
  |/   |   \需要曲線
  |____|________
 0     Q*      生産量Q

生産量は所有権にかかわりなく一定
(総余剰を最大化する水準になる)

コースの定理の後半部分


神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』, p.269


コースの定理の後半部分:

交渉→効率性→社会的余剰の
       最大化
       ↓
 P
  | 
  |\       /社会的限界費用
  |所\     /
  |有権\   /
  |はこの\ /
  l余剰の分X
  |配方法/|\     
  |を決/ | \
  |定/  |  \
  |/   |   \D
  |____|________
       Q*      生産量Q

生産量は所有権にかかわりなく一定
(総余剰を最大化する水準になる)

( 神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』269頁より)


NAMs出版プロジェクト: コースの定理 Coase's theorem
http://nam-students.blogspot.jp/2016/07/coase-theorem.html(本頁)




 つぎに 、コ ースの定理の後半部分 ( 2 )について解説しよう 。ふたたび上の日照権を例にとると 、 「外部性に関する所有権 」の配分に関してつぎの二つのケ ースが考えられる 。すなわち 、 「近隣住民が日照権を主張できるケ ース 」と 、 「ビルのオ ーナ ーが高いビルを建てる権利を持っているケ ース 」である 。直感的には 、前者の場合は低いビルが 、後者の場合高いビルが建ちそうであるが 、コ ースの定理の驚くべき主張は 、どちらの場合でもビルの高さは同じになる 、ということである 。
 これはなぜかをつぎに説明してみよう 。もし 、消費者の満足が消費者余剰で表されるとすると 、当事者が得る満足の合計が 「消費者余剰 +利潤 」という金額 (総余剰 )で表示できることになる 。すると 、交渉によって効率的な結果が実現するとするなら 、
・まず総余剰 (パイの大きさ )を最大にして 、
・つぎに最大化された余剰 (パイ )を所有権に従って適当に切り分ける
ことになるはずである 。つまり 、所有権の配分にかかわりなく 、生産量 (この例ではビルの高さ )は同一の 、総余剰を最大化する水準になるはずである (図 4 . 7を参照 ) 。




コースの定理の後半部分

価| 
格|\       /社会的限界費用
 | \     /
 |  \   /
 |   \ /←均衡点
 |    X
 |   /|\     
 |  / | \
 | /  |  \
 |/   |   \需要曲線
 |____|________
0     Q*      生産量Q

生産量は所有権にかかわりなく一定
(総余剰を最大化する水準になる)

神取道宏(2014)『ミクロ経済学の力』, p.269。


社会を読みとく数学 (BERET SCIENCE) Kindle版
松原望 (著)

Coase's theorem
コースの定理 社会的費用の問題 1960年 Ronald Coase

{交渉の結果の合同利潤-(交渉しない場合の、鉄道+農民の利潤) }÷2




ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
コースの定理
コースのていり
Coase's theorem

外部不経済における資源の最適配分について R.コースが唱えた命題。大気汚染などの外部不経済の発生に対し,これを内部化する方法として汚染者負担原則がある。しかし取引コストを無視しうるという前提の下では,外部性を内部化する方法として加害者が被害者に賠償金を払うことにしても,逆に被害者が加害者に補償金を払って汚染を抑制してもらうことにしても,両者が合意する汚染水準は同じになり,いずれの場合にも最適な資源配分を達成することができるというもの。

知恵蔵2015の解説
コースの定理

所有権が確定されているならば政府の介入がなくても市場の外部性の問題は解決される、という主張で、最初に提起したシカゴ大学のコースにちなんでこう呼ばれている。この定理は、普通、所得分配の問題をひとまずおくと、外部不経済()の発生者が被害者に補償金を支払っても、反対に被害者が外部不経済の発生者にお金を払って外部不経済をなくす処置をしてもらっても、パレート最適性を回復できるというように表現される。ただし、この定理が成り立つのは「取引費用」が存在しない世界のみである。しかも、環境問題を例に挙げるまでもなく、今日では、所有権を明確に規定することは極めて困難である場合が多い。その場合は、逆に政府が積極的に介入することが必要になるであろう。
(依田高典 京都大学大学院経済学研究科教授 / 2007年)






Coase's theorem
コースの定理 †
資産効果や取引費用がない場合、交渉や契約の結果は所有権や財産権の帰属に影響されることなく、所有の分配問題から離れて、単に効率性だけで決定されるという命題。
所有権が確定されていれば政府の介入がなくても市場の外部性の問題は解決される、とする定理。
最初に提起したシカゴ大学のコース(Ronald Coase)にちなんでこう呼ばれている。
この定理は、普通、所得分配の問題をひとまず措くと、外部不経済の発生者が被害者に補償金を支払っても、反対に被害者が外部不経済の発生者にお金を払って外部不経済をなくすような処置をしてもらってもパレート効率性を回復できるというように表現されるが、この定理が成り立つのは、「取引費用」が存在しない世界のみであることに注意しなければならない。
環境問題を例に挙げるまでもなく、今日では、所有権を明確に規定することは極めて困難である場合が多い。その場合は、逆に政府が積極的に介入することが必要になるであろう。
さらにまた、コースの定理への関心のシフトが、一部に分配問題を軽視する風潮を生み出すというマイナスの効果もあった。

外部性の内部化 †

外部性の被害者と加害者との交渉に費用を伴わず、環境の所有権が明確に定義されていれば、コースの定理によって、外部性の市場内部での解決が次の3つの方法で可能となり、パレート効率性を回復させる。
もし環境権が被害者に帰属するのであれば、ピグー税を加害者に課し、被害を補償させる
その逆であれば、外部性の発生を抑制する買収を行う。
両者に所有権を共有させて、合併後の共同利潤の最大化を行う。



以下の書でもコースの定理が基本

契約と組織の経済学
契約と組織の経済学 [単行本]
柳川 範之
東洋経済新報社
2000-03-01


契約と組織の経済学
著者名等  柳川範之/著  
出版者   東洋経済新報社
出版年   2000.04
大きさ等  21cm 224p
NDC分類 331
件名    経済学  
要旨    最先端のテーマを、数式を用いずにやさしく解説。
目次    契約理論の新展開;不完備契約の考え方;不完備契約理論の基礎;企業の境界と所有権の
配分;権限配分への応用;形式的権限と実質的権限;法律の役割;公的企業組織の問題;
民営化の問題;金融契約への応用〔ほか〕
内容    文献あり 索引あり
ISBN等 4-492-31272-2


コースの定理:

MB,MC
 | 
 |\       /MC
 | \     /
 |  \   /
 |   \ /
 |    X
 |   /|\     
 |  / | \
 | /  |  \
 |/   |   \
 |____|____\____
0     X* X''\  生産量
             MB

MB曲線は工場側の限界利潤(=限界収入-限界費用)
MCは限界損失
交渉によって落ち着く生産量はX*

(柳川範之『契約と組織の経済学』8頁)

2:18 午前  
Blogger yoji said...


渡辺弘『ケインズ経済学と失業・所得分配』(2001)86頁より
第2章、主に Kalecki,Essays in the Theory of Economic Fluctuations(1939)の解説部分より

 P
 ↑
A|_____D____G____ P
 |/////|    |    
 |/ ① /|    |    
 |/   /|    |    
B|////E|___H|____ U
 |     |    |    
 |  ②  |    |    
C|____F|___I|____ M
 |     |    |    
 |  ③  |    |    
 |_____|____|_____→Q
 0     Q1    Q2

①利潤と一般費用
②賃金
③原料費

生産がQ2まで拡大しても賃金の相対的分け前は変わらない。
カレツキは安定した所得分配論を展開し得た。

 Y=R+W
 R=I+Cr
Cr=cr・R+A
 W=α・Y+B
Y=粗国民所得  I=粗投資  R=粗利潤(資本家所得)
Cr=資本家消費 W=賃金+俸給(労働所得)
cr=資本家の限界消費性向
α=1より小さい正の係数  A=資本家の基礎消費を示す正の変常数
B=短期固定的労働者所得(主として俸給)を示す正の変常数

支出  I
    ↓
生産 Y1
    ↓ ↘︎
分配 W1  R1
    ↓   ↓  ↘︎
支出 Cw1 Cr1 Sr1
    ↓  ↙︎
   C1
    ↓
生産 Y2
    ↓ ↘︎
分配 W2  R2
    ↓   ↓  ↘︎
支出 Cw2 Cr2 Sr2
    ↓  ↙︎
   C2
    ↓
生産 Y3

I=粗投資
Y=粗国民所得
W=賃金+俸給(労働所得)
R=粗利潤(資本家所得)
Cr=資本家消費
Cw=賃金所得Wからの消費支出
Sr=利潤Rからの貯蓄

渡辺弘『ケインズ…』86頁より
第2章、主に Kalecki,Essays in the Theory of Economic Fluctuations, 1939.の解説

ケインズ経済学と失業・所得分配 マクロ理論とミクロ理論の相互基礎づけ
渡辺弘/著 晃洋書房 2001.02 193p

2:27 午前  
Blogger yoji said...

     在庫増
       |          
  _____|_____生産増
       |           
       |   
A
 B  D
  C

在庫循環の図は右が生産の増加過程、左が生産の減少過程である。そして、上が在庫の増加過程、下が在庫の減少過程である。これにより生産と在庫の組み合わせが四つできる。
生産増在庫増
生産が増加し出荷を上回るために在庫が増加する状態で景気拡張の末期である。
生産減在庫増
生産過剰が調整され生産減少が始まるが、依然出荷を上回るため在庫は増加する。景気後退の初期である。
生産減在庫減
生産が減少し出荷を下回るため、在庫が減少する。景気後退の末期である。
生産増在庫減
出荷が回復し在庫水準がさらに低下したために生産が回復するが、出荷を下回るために在庫が減少する。景気拡張の初期である。
このように、生産が出荷に遅行する傾向があるため、在庫循環は左回りになる。

秋夏
冬春



景気循環 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/景気循環
キチン循環 編集

4:13 午前  
Blogger yoji said...

マクロ経済学のナビゲーター(第3版)|日本評論社
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/5815.html


脇田 成 著
紙の書籍
定価:税込 2,700円(本体価格 2,500円)
発刊年月 2012.02
ISBN 978-4-535-55672-0
判型 A5判
ページ数 280ページ

内容紹介
新古典派のマクロ経済体系とケインズ的なマクロ経済体系の双方をどちらにも偏らずに公平に学習してゆく教科書。好評につき改訂。

目次
第1章 マクロ経済学の課題
第2章 経済データと国民経済計算

第1部 基本的枠組
第3章 新古典派のマクロ経済体系
第4章 IS-LM分析:ケインズ的なマクロ体系

第2部 個別需要項目
第5章 家計の行動と消費関数
第6章 企業と投資関数
第7章 政府の役割と財政政策
第8章 中央銀行と金融政策
第9章 国際マクロ経済学の基礎

第3部 マクロ経済学の発展と日本経済
第10章 マクロ経済学の新展開と日本経済

マクロ経済学と日本経済;10のポイント―あとがきに代えて―
考えよう 略解
索引

●日本経済トピックス
●数学トピックス
●上級トピックス...


3つのケインズ型分析の関係:


     __AD-AS分析__   
    /           \   
   /   IS-LM分析   \
  /   /       \   \ 
 |   /  45度分析  \   |
 |  |   /   \   |  |
 |  |  |生産物市場|  |  |
 |  |  |     |  |  |
 |  |   \___/   |  |
 |   \   貨幣市場  /   |
  \   \_______/   / 
   \    労働市場など   / 
    \___________/ 





:78~9

成長理論における成長プロセスの想定:
 Y
 |   最適成長理論
 |            o   o
 |         o
 |       o  
 |     o
 |    o  
 |   o  
 |  o
 |  o  
 |________________→時間

 Y
 |   内的成長理論
 |            
 |             o
 |             o  
 |            o
 |           o  
 |          o  
 |        o 
 |  o 
 |_______________→時間

12:41 午前  
Blogger yoji said...

右↔︎左?
:244~5


脇田 成
わきた しげる
プロフィール
1961年京都府生まれ。東京大学経済学部卒。東京大学助手等を経て、現在首都大学東京教授。博士(経済学)。主著に『マクロ経済学のパースペクティブ』(1998)日本経済新聞社、『日本の労働経済システム:成功から閉塞へ』(2003)東洋経済新報社、『エコナビ経済学入門』(2006)日本評論社、

12:41 午前  
Blogger yoji said...

NAMs出版プロジェクト: 〈資本論〉入門 デヴィッド・ハーヴェイ ReadingMarx'sCapitalwithDavidHarvey
http://nam-students.blogspot.jp/2016/05/blog-post_25.html

〈資本論〉入門 | デヴィッド・ハーヴェイ, 森田 成也, 中村 好孝 2011(原著2010年)
http://www.amazon.co.jp/dp/4861823455/

https://www.reddit.com/r/pathofcapital/comments/13euom/1_commodity/
13.The circulation of capital 邦訳下#1,61頁参照
図表:三つの資本循環(貨幣資本、生産資本、商品資本)

     W           W
     ⇅②         ②⇅
     G           G
     ⇅           ⇅
     A           A
    / \ ③       / \ ③
→G→W   P→W'→G'→W   P→W'→・・・
  ① \ /  ↓  ↓   ① \ / 
     Pm W+w G+g  Pm
     ⇅     ④↓     ⇅
     G      W    G
      ↑⑤         ⑤ ↑
     W           W

G一一一一一一一一一一一G'
       P·······································P
         W'一·一·一·一·一·一·一·一W'
G:貨幣
W:商品
A:労働力
Pm:生産手段
P:生産
w:剩余商品
g:剩余貨幣
W':W+w
G':G+g
一一一一一一貨幣資本の循環
······················生産資本の循環
一·一·一·一·一商品資本の循環

①資本家による生産のための商品の買い
②労働者による労働力の売りと賃金財の買い
③生産機能
④資本家による消費財の買い
⑤ある資本家から別の資本家への商品生産物の売り

3:42 午後  
Blogger yoji said...

NAMs出版プロジェクト: Karl August Wittfogel -ウィットフォーゲル
http://nam-students.blogspot.jp/2017/03/karl-august-wittfogel.html@
マルクス経済表(付マルクス直筆経済表)
http://nam-students.blogspot.jp/2014/05/blog-post_4.html
http://plaza.rakuten.co.jp/yojiseki/24000/

Das Tableau Économique Wirtschaft und Gesellschaft Chinas, Wittfogel Tableau économique

Karl August Wittfogel - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Karl_August_Wittfogel

Wirtschaft und Gesellschaft Chinas, Versuch der wissenschaftlichen Analyse einer großen asiatischen Agrargesellschaft, Hirschfeld, Leipzig, 1931, XXIV, 767 P. (=Schriften des Instituts für Sozialforschung der Universität Frankfurt am Main, No. 3)

田畑論考
https://swu.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_
id=226&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1&page_id=30&block_id=97


新訂・解体過程にある中国の経済と社会 下
叢書名   ユーラシア叢書  
著者名等  K.A.ウィットフォーゲル/著  
著者名等  平野義太郎/監訳  
出版者   原書房
出版年   1977.9
大きさ等  22cm 390,15p
NDC分類 332.22
件名    中国-経済-歴史  
書誌番号  3-0190002732


上の続巻がオリエンタルデスポティズム



ウィットフォーゲル:中国の経済表(『中国の経済と社会』下(359頁)より)

            官人(M)
          //|||||\\
         // ||||| \\
        //  |||||  \\
       //   |||||   \\
    農民(Ba)__|||||___工業生産者(Ind)
       \\\\ |||||   ///
        \\\\|||||  ///
         \\\\|||| ///
          \\\\|||///
          商業ブルジョアジー(H)


Aは農業的価値的価値量、iは工業的交換価値量、Gは貨幣的交換価値量
(iは紛らわしいので小文字に変えた)

官人(政府)よりも商業資本を入れるのが新しい。大企業も製販分離するから正しい。
農工の価値の分割も正しい。
税金の線が多いことがわかる。

本来はもっと細かい。



ウィットフォーゲル:中国の経済表

            官人(M)
           出発点:~
           終結点:43A+2i
          //|||||\\
         ②/ ||||| \14
        /⑥  ③④|16|  ⑩\
       //   ||15|17   \\
   農民(Ba)___|||||_⑧_工業生産者(Ind)
出発点:100A    |||||    出発点:10i
終結点:30A+5i  |||||    終結点:3A+1i
       \\\\ |||||   ///
        \⑤\11|||||  ⑨12/
         ①\⑦\|||| //13
          \\\\|||///
          商業ブルジョアジー(H)
           出発点:30G
           終結点:30G+24A+2i


出発点:-
終結点:43A+2i

Ba
出発点:100A
終結点:30A+5i

Ind
出発点:10i
終結点:3A+1i


出発点:30G
終結点:30G+24A+2i
           


封建論争及び『日本資本主義分析』で有名な山田盛太郎が以下で上のウィットフォーゲルの中国の経済表(経済フロー循環図に近いが)に言及している。

山田盛太郎著作集 (岩波書店): 1985|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001725646-00
山田盛太郎著作集 別巻
小林賢斉 [ほか]編

6:29 午前  
Blogger yoji said...


逆需要曲線:
y=f(x)という関数をx=g(y)という形に変形したものを逆関数と言います。 x=f^(-1)(y)
需要関数も供給関数も、(取引量=価格の関数)という形をしているので、それを(価格=取引量の関数)に変形したものが、逆関数です。


http://www.nakamura-u.ac.jp/~kikkawa/12economics4_2.pdf

2.独占企業の特徴
•独占企業は、価格支配力をもつプライス・メーカーである。
•したがって、生産量yを抑制して価格pを上昇させたり、大量の生産物を販売するため(生産量yを増加させて)価格pを引き下げたりできる。
2.1.図による説明
•逆需要曲線は、生産量yをすべて販売するための価格pを示したものである。(図3.13)
•逆需要関数は、家計の需要関数と同じものである。
•独占企業は、逆需要曲線(すなわち家計の需要曲線)を知っており、価格引き下げによる需要増加量、価格引き上げのための生産抑制量がわかる。
•それによって、価格付けと生産量を決定できる。


価| 
格|\      
P| \    
 |  \  
 |   \  逆需要曲線
 |    \     
 |     \
 |      \
 |       \
 |_____________
0         生産量y



逆需要関数 - ミクロ経済学についての質問です。逆需要関数、逆供給関数... - Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1063821615?__ysp=6YCG6ZyA6KaB5puy57ea

hargen_dさん2011/6/512:06:14

逆需要関数
ミクロ経済学についての質問です。
逆需要関数、逆供給関数というものがありますが、あれはいったい何なのでしょうか。
どうやら需要関数、供給関数の価格を表すものらしいことはわかるのですが、なぜそうなるのかがさっぱりです。どなたか教えていただけないでしょうか。


ベストアンサーに選ばれた回答
mark_kostabi_1960さん
y=f(x)という関数をx=g(y)という形に変形したものを逆関数と言います。 x=f^(-1)(y)
需要関数も供給関数も、(取引量=価格の関数)という形をしているので、それを(価格=取引量の関数)に変形したものが、逆関数です。



3:15 午前  
Blogger yoji said...

簡単な労働市場モデル:

   W
    |   \      S0
    |    \    /
    |     \  / 
  W0|______\/     S2
    |      /\    /
    |     / |\  /
  W1|____/__|_\/
    |   /|  | /\
    |    |  |/ |\
    |    |  |  | D
    |    | /|  |
    |____|__|__|_______
         Q2 Q0 Q1    Q
       
 …移民は労働供給を増加させるため、供給曲線をS0からS1へと右方にシフトさせる。この結果、競争的に決まる受入国での労働者賃金はW0‐W2だけ下落し、その雇用もQ0‐Q2だけ減少する。移民が受入国生まれの労働者に及ぼす影響は明らかにマイナスである。
 しかし受入国生まれの労働者に移民が及ぼす効果を予測するために図2‐1のモデルを用いることには、二つの理由で問題がある。第一は同質労働の仮定、つまり移民と受入国生まれの労働者が完全代替であるとする仮定である。…
たとえば、教育をほとんど受けていない未熟練の移民は、受入国において人的資本集約的な仕事をする高度人材の労働者とは完全代替となりえない。

移民の経済効果を予測するためにこうしたモデルを用いることが難しい理由の第二は、それが部分均衡モデルであるため、移民が潜在的にもつ重要な一般均衡的効果を無視していることである。


#2国際労働移動の経済効果 ピーター・T・リーソン著 ザッカリ・ゴチェノアー著 藪下史郎訳.

移民の経済学
The Economics of Immigration
著者名等  ベンジャミン・パウエル/編  
The Economics of Immigration (2015)
著者名等  藪下史郎他訳  
Kindle版 出版社: 東洋経済新報社 (2016/10/28)

1:47 午前  
Blogger yoji said...

>>966-967
 所得 − 消費 =貯蓄
フロー − フロー=フロー

貯蓄いくら?って聞かれた時に一般的に答えてるのは貯蓄残高(=ストック)のこと。

一度貯蓄されてしまったら、その後は銀行預金しようと、国債や株を買おうと貯蓄は貯蓄。
貯蓄の中身をどういう構成にするのかというのは、資本構成(ポートフォリオ)の問題に過ぎない。

Aさんが株を売って、Bさんが購入したとすると、経済全体ではストックの総額は変化しない。
資本取引(ストックの取引)はその瞬間は等価交換に過ぎない。

この株式の売買を株式投資なんて言ってたりするけど、フローにおけるS=I(企業の投資)とは何ら関係ない。
金融投資、実物投資と区別する言葉も一応ある。実物取引の額より遥かに多くの額の金融取引が行われている。

(実物)投資という項目は、フローとしてある期に生産された財・サービスのうち、
将来に渡って新たな財・サービスを生産するものをいう。
なので企業の設備投資だけでなく、住宅投資などの項目もある(同じ性格)。
このようにカテゴライズするのは、上記のような性格の投資財(資本財)は金利に強く反応するためでもある。
消費が目的に生産された財で売れ残った財は三面等価になるように在庫投資に区分される。
在庫投資も短期金利と相関するみたい。

7:20 午前  
Blogger yoji said...



logP|------→
    |       |     
    |       |     /
    |       |    /
    |・・・・・・・|___/____
    |       |  /
    |       | /
    |       |/
    |_______|________________
           現在        将来


岩村充『新しい物価理論』2004年
201頁より

(5.1A) 現在の貨幣制度~流動性の罠の中の金融政策対応

logP|------→        ↗︎
    |       |      /
    |       |     /
    |       |    /
    |・・・・・・・|・・・/・・・・・
    |       |  /
    |       | /\ショックによる物価の下落と
    |       |/  その後の物価上昇
    |_______|________________
           現在     将来

(5.1B) ゲゼル型貨幣による「名目金利=自然利子率」の維持
logP|______→
    |       |     
    |       | 
    |       |  
    |・・・・・・・|----------→
    |       |  \
    |       |    ショックによる物価水準の変化
    |       |
    |_______|________________
           現在     将来

(5.1C) ゲゼル型貨幣によるアグレッシブなショック吸収(名目金利<自然利子率)

logP|------→    ショックの回避とその後の
    |       |\  継続的な物価下落
    |       | \/
    |       |  \
    |・・・・・・・|・・・\・・・・・
    |       |    \ 
    |       |     \
    |       |      ↘︎
    |_______|________________
           現在     将来

6:08 午前  
Blogger yoji said...


Σ∞j:0(‘sj/Rr0,j) =Σ∞j:0(B-1,jj/Rr0,j)(1/Pj)+(M-1)(1/P0)
(1/Pj)は現在から将来にわたる貨幣価値。
新しい物価理論(200頁)
《この式の右辺は現在から将来にわたる貨幣価値(1/Pj)を各期に支払期が到来する公的部門の金融債務B-1,j/Rr0,jでウエイト付けした加重平均であり,一方,左辺は財政余剰の予想流列を自然利子率で現在価値化したものである。したがって,この式は,財政余剰に対する予想が変化しないままで自然利子率が変化するというようなショックの下で,現在の物価を変化させないためには,何らかのかたちで将来の物価流列についての予想に変化を生じさせなければならない,つまり代償を払わねばならないということを示しているのだといえる。これはゲゼル型貨幣であろうとなかろうと効いている制約である。そこで,この制約の意味するところを,縦軸に物価水準(対数値)をとり横軸に時間の流れをとった図5.1**で考えてみよう.なお,前提として,このような自然利子率についての予想が低下するというショックの前には,名目金利と自然利子率とが等しくなるよう金融政策が実行されていて,物価は水準Pで変化せず,すなわち「物価の安定」が実現していたとする。》


《もっとも,この式は,もし私たちが貨幣をゲゼル型に「改造」することを考えるのならば,制度の移行に伴うデフレ効果にも注意しなければならないということを示すものである.貨幣をゲゼル型に改造すれば,人々は貨幣への課税(あるいは中央銀行の利益)分をも将来の財政余剰の流列に織り込むだろうから,そうした改造が適切な補償措置つまり減税とセットで行われるのでなければ,制度移行に伴うデフレ効果が発生してしまう。》(200頁)

減税というよりも税金をゼロにできる。受益者負担を別の形で実現しなければならないが。

**
 図5.1 ゲゼル型貨幣と金融政策

(5.1A) 現在の貨幣制度~流動性の罠の中の金融政策対応

logP|------→        ↗︎
    |       |      /
    |       |     /
    |       |    /
    |・・・・・・・|・・・/・・・・・
    |       |  /
    |       | /\ショックによる物価の下落と
    |       |/  その後の物価上昇
    |_______|________________
           現在     将来

(5.1B) ゲゼル型貨幣による「名目金利=自然利子率」の維持
logP|______→
    |       |     
    |       | 
    |       |  
    |・・・・・・・|----------→
    |       |  \
    |       |    ショックによる物価水準の変化
    |       |
    |_______|________________
           現在     将来

(5.1C) ゲゼル型貨幣によるアグレッシブなショック吸収(名目金利<自然利子率)

logP|------→    ショックの回避とその後の
    |       |\  継続的な物価下落
    |       | \/
    |       |  \
    |・・・・・・・|・・・\・・・・・
    |       |    \ 
    |       |     \
    |       |      ↘︎
    |_______|________________
           現在     将来

  

6:12 午前  
Blogger yoji said...



水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測する、1949年製のコンピ ューター「MONIAC」by フィリップス
http://nam-students.blogspot.jp/2017/05/1949-moniacwiredjp.html@
http://wired.jp/2014/12/05/moniac/

《MONIACとは、Monetary National Income Analogue Computer(貨幣的国民所得自動計算機)の略で、水を使って経済を分析するための機械だ。パイプやタンクを通じて水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測しようというものだ。》

《たくさんのタンクや水の流れは、銀行、消費者支出、個人貯蓄、外貨準備など、経済活動のさまざまな側面を表している。…個人貯蓄のタンク[ストック]が一杯になろうとしていて、より多くの投資を奨励したいとしたら、システム全体により自由にお金(水)が流れるように、銀行のタンクのところにあるヴァルヴを緩めることで利率を下げる。》

    →
 ┏━━━━━━━━━━━━┓
 ┃    [可処分所得]━┻━━税
 ┃   消費━━┻━━所得   ┃
 ┃    ┃     ┃    ┃
収入    ┃[投資貯蓄,信託] ┃
 ┃  [消費]    ┃…………┃☆
 ┃    ┣━━┳━━投資   ┃ 
 ┃       ┃      政府購入
 ┃       ┣━━━┳━━━┻ 
 ┃         [国内消費]
 ┃         ┏━┻━輸入
 ┃         ┃    ┃
 ┃         ┃  [貿易収支]
 ┃         ┃    ┃
 ┃         ┻━┳━輸出
 ┣━━━収入━━━━[国民所得]
     ←

アンダーラインはタンク[ストック]機能
☆はバルブ

1:40 午後  
Blogger yoji said...

水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測する、1949年製のコンピ ューター「MONIAC」by フィリップス
http://nam-students.blogspot.jp/2017/05/1949-moniacwiredjp.html@
http://wired.jp/2014/12/05/moniac/
《MONIACとは、Monetary National Income Analogue Computer(貨幣的国民所得自動計算機)の略で、水を使って経済を分析するための機械だ。パイプやタンクを通じて水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測しようというものだ。》

《たくさんのタンクや水の流れは、銀行、消費者支出、個人貯蓄、外貨準備など、経済活動のさまざまな側面を表している。…個人貯蓄のタンク[ストック]が一杯になろうとしていて、より多くの投資を奨励したいとしたら、システム全体により自由にお金(水)が流れるように、銀行のタンクのところにあるヴァルヴを緩めることで利率を下げる。》

The Reserve Bank Museum | Activities | The Moniac | Introduction
http://www.rbnzmuseum.govt.nz/activities/moniac/introduction.aspx
    →
 ┏━━━━━━━━━━━━┓
 ┃    [可処分所得]━┻━━税
 ┃   消費━━┻━━貯蓄   ┃
 ┃    ┃     ┃    ┃↓
収入    ┃[投資貯蓄,信託]…┃☆
 ┃  [消費]    ┃    ┃
 ┃    ┣━━━━━投資   ┃ 
 ┃    ┣━━━━━━━━━政府購入
 ┃  [国内消費]
 ┃    ┣━━輸入
 ┃    ┃   ┃
 ┃    ┃ [貿易収支]
 ┃    ┃   ┃
ポ┃    ┣━━輸出
ンプ━━[国民所得]
   ←
[アンダーライン]はタンク=ストック機能、☆はバルブ=利率調節機能

1:57 午後  
Blogger yoji said...


ベルトラン価格競争の一例

底辺への競争。ジョンとポールが熾烈な価格競争くり広げる
ミクロ経済学入門の入門 坂井豊貴 51頁


ドル
  5|__|__|__|__|__|_
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |消費者\ |  |  |  |
p=3|余剰__\|__|__|__|_
   |     |\ |  |  |
  2|ジョンの |_\|__|__|_
   |  利潤 |  |\ |  |
  1|_____|__|_\|__|_
   |     |  |  |\ |
  0|_____|__|__|_\|_
      1  2  3  4  5  杯
①ジョンが1杯3ドルで独占していたとき、ジョンの利潤は4ドル

ドル
  5|__|__|__|__|__|_
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |消費者\ |  |  |  |
  3|余剰  \|__|__|__|_
p=2.5_____\ |  |  |
  2|ポールの  |\|__|__|_
   |  利潤  | |\ |  |
  1|______|_|_\|__|_
   |      | |  |\ |
  0|______|_|__|_\|_
      1  2  3  4  5  杯
②ポールがが1杯2.5ドルで価格競争を仕掛けて参戦、ジョンの利益はゼロになり、ポールの利潤は3.75ドルになる

ドル
  5|__|__|__|__|__|_
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |   \ |  |  |  |
  3|消費者 \|__|__|__|_
   |余剰    \ |  |  |
p=2|_______\|__|__|_
   |ジョンの利潤  |\ |  |
  1|________|_\|__|_
   |        |  |\ |
  0|________|__|_\|_
      1  2  3  4  5  杯
③ジョンが1杯2ドルで応戦、ジョンの利潤は3ドルに、ポールの利潤はゼロになる

ドル
  5|__|__|__|__|__|_
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |   \ |  |  |  |
  3|    \|__|__|__|_
   |      \ |  |  |
  2|消費者余剰  \|__|__|_
   |         \ |  |
p=1|__________\|__|_
   |           |\ |
  0|___________|_\|_
      1  2  3  4  5  杯
④底辺への競争の終着点。ジョンとポールの価格はともに1ドルで、利潤はともにゼロ。
1ドルよりは下げられず。消費者余剰が8ドルまで上昇


ベルトラン ・モデル (価格競争 )のナッシュ均衡 :
p 1 * = p 2 * = c 、利潤ゼロ
完全競争状態では価格が限界費用と一致することをわれわれはすでに学んだ…
神取ミクロ




_____

クールノーの寡占モデル(数量競争)
 
 q2
   |\企業1の反応曲線
   | \ q1=R1(q1)
   |  \
   |   \
 Q*|    \
   | ̄-_  \   クールノー・ナッシュ均衡
   |    ̄-_\ ↓
   |       ̄-_ 
   |        \ ̄-_
   |         \   ̄-_
   |          \     ̄-_企業2の反応曲線
   |           \   1/2 ̄-_ q2=R2(q1)
   |____________\________ ̄-_
                Q*        q1
    クールノー・ナッシュ均衡
神取ミクロより

総生産量Q0=(a-b)/c


( a )数量競争 (ク ールノー ・モデル )
需要曲線が右下がりの直線 P = a - b Qで与えられる市場に 、同一で一定の限界費用 cを持つ (つまり 、 1単位の生産物を作る費用が cである )二つの企業 i = 1 , 2がいるケ ースを考えよう 。このように 、二つの企業がいる寡占状態を 、とくに複占ということがある 。各企業は同時に生産量 q 1 , q 2を決めるものとする 。…










_____

ベルトラン価格競争

  5|__|__|__|__|__|_
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |   \ |  |  |  |
p=3|____\|__|__|__|_
   |     |\ |  |  |
  2|     |_\|__|__|_
   |     |  |\ |  |
  1|_____|__|_\|__|_
   |     |  |  |\ |
  0|_____|__|__|_\|_
      1  2  3  4  5



ベルトラン価格競争

  5|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  4|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
p=3|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  2|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  1|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  0|__|__|__|__|__|_
      1  2  3  4  5


ベルトラン価格競争

  5|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  4|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
p=3|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  2|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  1|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  0|__|__|__|__|__|_
    1 2 3 4 5

|__|__|__|__|__|_
|  |  |  |  |  |
|__|__|__|__|__|_
|  |  |  |  |  |
|__|__|__|__|__|_
|  |  |  |  |  |
|__|__|__|__|__|_
|  |  |  |  |  |
|__|__|__|__|__|_
|  |  |  |  |  |
|__|__|__|__|__|_


ベルトラン価格競争

  5|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  4|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  3|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  2|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  1|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
  0|__|__|__|__|__|_

1:08 午前  
Blogger yoji said...

NAMs出版プロジェクト: Fisher, 1926 フィリップス曲線の発見
http://nam-students.blogspot.jp/2017/05/and-found-i-discovered-phillips-curve.html
水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測する、1949年製のコンピ ューター「MONIAC」by フィリップス
http://nam-students.blogspot.jp/2017/05/1949-moniacwiredjp.html@
http://wired.jp/2014/12/05/moniac/
《MONIACとは、Monetary National Income Analogue Computer(貨幣的国民所得自動計算機)の略で、水を使って経済を分析するための機械だ。パイプやタンクを通じて水をくみ上げ、経済情勢をシミュレートし、未来を予測しようというものだ。》

《たくさんのタンクや水の流れは、銀行、消費者支出、個人貯蓄、外貨準備など、経済活動のさまざまな側面を表している。…個人貯蓄のタンク[ストック]が一杯になろうとしていて、より多くの投資を奨励したいとしたら、システム全体により自由にお金(水)が流れるように、銀行のタンクのところにあるヴァルヴを緩めることで利率を下げる。》

MONIAC、Monetary National Income Analogue Computer(貨幣的国民所得自動計算機)1949
http://wired.jp/2014/12/05/moniac/
The Reserve Bank Museum | Activities | The Moniac | Introduction
http://www.rbnzmuseum.govt.nz/activities/moniac/introduction.aspx
    →
 ┏━━━━━━━━━━┓
 ┃      ┏━━━┻━━━税
 ┃ [可処分所得]      ┃
 ┃  消費━━┻━━貯蓄   ┃
 ┃   ┃     ┃    ┃↓
収入   ┃[投資貯蓄・信託]…┃☆
 ┃ [消費]    ┃    ┃
 ┃   ┣━━━━━投資   ┃ 
 ┃   ┣━━━━━━━━━政府購入
 ┃ [国内消費]
 ┃   ┣━━━━━━━━━━━輸入
 ┃   ┃           ┃
 ┃   ┃         [貿易収支]
 ┃   ┃           ┃
ポ┃   ┗━┳━━━━━━━━━輸出
ン┗━[国民所得]
プ  ←
 [ ]はタンク=ストック機能、☆はバルブ=利率調節機能
(元モデルで本来なら税は内側だが、ニュージーランドの銀行のサイトに従った)

1:10 午前  
Blogger yoji said...


入門 環境経済学 環境問題解決へのアプローチ (中公新書) 日引聡 (著), 有村俊秀 (著)2002
http://nam-students.blogspot.jp/2017/06/kindle-5-47-10.html

取引費用の問題を改善しながら、コースの定理を応用した環境政策として、排出量取引という制度があり、アメリカではすでに用いられている。

排出量取引導入前の排出需要曲線:
  
  価↑                        ↑価
  格|\                      |格
   | \                     |
   |  \                    |
   |   \                _- ̄|
   |    \            _- ̄   |
   |     \        _- ̄      |  
   |      \    _- ̄         |  
  ←|_______\_- ̄____________|→
   OA                      OB


排出量取引導入後の排出需要曲線:

  価↑                  ↑価
  格|\                |格
   | \               |
   |  \              |
   |   \          _- ̄|
   |    \      _- ̄   |
   |    |\  _- ̄      |  
   |-----_- ̄---------|
  ←|___-|__\_________|→
   OA                OB

排出量取引の結果、排出削減の容易なB国では排出が多く削減され、そうでないA国では、排出削減はそれほどでもない、ということなのである。








入門 環境経済学 環境問題解決へのアプローチ (中公新書)2002
日引聡 (著), 有村俊秀 (著)
大学の教養時代に学んだミクロ経済学(あの需要と供給の曲線のやつです)で,環境問題を考察してゆきます。
環境に関する問いには,美しい解答を出せないものとの認識を変える1冊です。
理屈ではそうなるということを,大体納得しました。
捨てるのにお金がかかるなら,ごみが減るなんてあったりまえでしょ。と言う向きの直感派の人には少し不向きかもと思います。
コメント|7人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか?


10:46 午後  
Blogger yoji said...


入門 環境経済学 環境問題解決へのアプローチ (中公新書) 日引聡 (著), 有村俊秀 (著)2002
http://nam-students.blogspot.jp/2017/06/kindle-5-47-10.html

取引費用の問題を改善しながら、コースの定理を応用した環境政策として、排出量取引という制度があり、アメリカではすでに用いられている。

排出量取引導入前の排出需要曲線:
  
  価↑                        ↑価
  格|\                      |格
   | \                     |
   |  \                    |
   |   \                _- ̄|
   |    \            _- ̄   |
   |     \        _- ̄      |  
   |      \    _- ̄         |  
  ←|_______\_- ̄____________|→
   OA                      OB 
       ←温室効果ガス排出量→


温室効果ガス排出量をĒにするということは、この図全体の幅をĒに縮めるということである(図下)。このとき、排出枠の需要と供給が釣り合う市場での価格は、2ヵ国それぞれの需要曲線の交点Gの高さPになる。このとき、A国の需要量はEA*、B国の需要量はEB*となり、両国の需要量を合わせると図の横幅、つまり、Ēに等しくなる。価格がPより高ければ、需要が供給より小さくなるため価格が低下し、逆であれば価格は上昇し、均衡価格Pが実現すると考えられる。

排出量取引導入後の排出需要曲線:

  価↑                  ↑価
  格|\                |格
   | \               |
   |  \              |
   |   \          _- ̄|
   |    \      _- ̄   |
   |    |\G _- ̄      |  
 P*|-----_- ̄---------|
  ←|___-|__\_________|→
  OA    |            OB
   | EA*|      EB*   |
      ←温室効果ガス排出量Ē→

排出量取引の結果、排出削減の容易なB国では排出が多く削減され、そうでないA国では、排出削減はそれほどでもない、ということなのである。








入門 環境経済学 環境問題解決へのアプローチ (中公新書)2002
日引聡 (著), 有村俊秀 (著)
大学の教養時代に学んだミクロ経済学(あの需要と供給の曲線のやつです)で,環境問題を考察してゆきます。
環境に関する問いには,美しい解答を出せないものとの認識を変える1冊です。
理屈ではそうなるということを,大体納得しました。
捨てるのにお金がかかるなら,ごみが減るなんてあったりまえでしょ。と言う向きの直感派の人には少し不向きかもと思います。
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入門 環境経済学 環境問題解決へのアプローチ (中公新書)Kindle版
日引聡 (著), 有村俊秀 (著)

5つ星のうち 4.7 10件のカスタマーレビュー

10:55 午後  
Blogger yoji said...

1939年ヒックス価値と資本よりも

Lerner, A.P.(1937) “Capital, Investment and Interest,” in Lerner, Essays in Economic Analysis, 1953

こちらの立体図の方が早い



初期カルドアと投機・利子・経済安定1)木村雄一   埼玉大学教育学部社会科教育講座キーワード:カルドア、投機、利子、経済安定、ケインズ革命
http://sucra.saitama-u.ac.jp/modules/xoonips/download.php/KY-AA12318206-6301-17.pdf?file_id=33561

3-2  カルドアと投資決定の理論――〈実質理論〉対〈貨幣理論〉
 カルドアの投機理論を通じて考えるべきことは、カルドアが「投資決定の理論」をどのように考えていたかである。なぜならば、投資決定の理論は、実質理論と貨幣理論の両面から作られる必要があるからである。しかしながら、必ずしも実質と貨幣については首尾一貫した議論が検討されてきたとはいえない。実質理論によれば、利子は資本の純粋な産出物であり、現在の消費を節制する事に対する報酬である。実質理論は商品市場における利子率を決定し、長期率は本質的には実質的な力に関連する問題である。他方、貨幣理論によれば、利子は貨幣の価格であり、流動性を手放すことに対する報酬である。貨幣利子率は、債券ストックの需要と供給に依存するという流動性選好説、貨幣利子率は証券フローの需要と供給に依存するという貸付資金説のどちらかである。しかしながら、利子は消費決定、投資決定、資産決定の「三重のマージン」に対して、同時的に作用する。すなわち利子は、待忍に報いると同時に資本の純産出を反映し、流動性の犠牲の埋め合わせをする(Blaug1997,ch.12)。
 LSE時代からのカルドアの盟友の一人、アバ・ラーナーは、実質理論と貨幣理論に関する利子、資本、投資について興味深い議論を展開している(Lerner1937)。ラーナーは、幾何学による経済分析の天才で、実質理論と貨幣理論の両面から、利子、投資、利潤がどのように決まるかを見事に図に書いて描いた18)。言うまでもなく、実質理論を「生産構造」として把握したハイエクの資本理論は、古典派経済学の延長線上にある重要な議題であった。事実、第二次世界大戦後に生じるケンブリッジ・ケンブリッジ資本論争は、このオーストリア的資本理論に関する論争の上に立つ議論である。しかしながら経済学者は、いつのまにか実質理論と貨幣理論の両面を整合的に論じることの困難を認識したのか、実質理論から距離をとり、実質利子率よりも貨幣利子率に重きを置くようになった(Ibid.,ch.12)。カルドアは、生産期間の長短を用いて利子や利潤を論ずることに対して懐疑的になり、生産期間の測定やリカード効果を批判したのである。カルドアは、先述したように、ハイエクとナイトとの論争を通じて、まずハイエク側からナイト側に立ち(カルドアは、『貨幣理論と景気循環』を翻訳している中で、ハイエク理論に疑問をもっていたことも事実であるが、Kaldor(1937)は、ナイトに対してハイエクをある程度擁護している)、その後の「ケインズ革命」を通じて、利子は待忍に対する報酬ではなく、貨幣を保有しないことに対する報酬である、というケインズの立場に寄ったのである(Ibid.,ch.12)。


18)ラーナーの図(Lerner,1937,p.351)は以下の通りである。利子、資本、投資についての三次元の図を書くならば、投資軸に沿う動きはつねに資本軸に沿う動きを意味し、AとBの曲線は資本軸に沿う限界生産物曲線に一致する。ある経済における正の純投資について、利子率はその時点で資本の限界生産物より小さくなる(cf. Blaug1997,ch.12)。



利子|
  |         /資本
  |        /
  |       /
  |     。/  
  |。  。 /。。
  |。  。/  
  | 。 / 。B。
  |  /
  | /  。  A
  |/_______。_____
                 投資

Lerner, A.P.(1937) “Capital, Investment and Interest,” in Lerner, Essays in Economic Analysis, 1953, London: Macmillan.

Blaug, M. (1997) Economic Theory in Retrospect. New York: Cambridge University Press. 久保・真実・関・浅野・宮崎他訳『経済理論の歴史Ⅰ~Ⅳ』東洋経済新報社、1982-1986年、なお翻訳は第三版である。

8:20 午前  
Blogger yoji said...



越村 信三郎 マルクス主義計量経済学―労働価値説体系への行列および行列式理 論の応用に関する一研究 (1961年)
http://nam-students.blogspot.jp/2017/07/1961.html

越村はカレツキらと共にランゲ記念論集に寄稿している。
やさしい資本論(1947年)、図解資本論(1966年)、四元的価値のパラダイム―マルクス経済学と近代経済学の統一のために★ (1989年)なる著作もある。


四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために/越村信三郎/
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=4561860207

越村の言う四元は以下、

   消費者  生産者
費用  B    A
効用  C    D

Aはマルクス
Bはマルサス
Cはワルラス
[Dはプルードン]

経済学史の整理としては有効かつ正しい
[あえて付け加えるならDはプルードン。歴史的にはDからACが分化、元々はBに対抗]

越村はパレートを評価しない。スミス以上に総合的だとは思うが。

以下は番号が違う。

図2·1 価値学説の系譜

  労働価値説     効用価値説
   ペティ
  (1623-87)    コンディヤック
    I       (1714-80)
    I         I
   スミス      チュルゴー
   (1723-90)      (1727-81)
    /\        I
[支配労働】【投下労働】 【平均効用】
  I    リカード   I
マルサス  (1722-1823)   セー
(1766-1834)  /\  (1767-1832)
 I    /  \     I
 I   /    \   ゴッセン
 I  マルクス   I   (1810-58)
 I  (1818-1883)  I  [限界効用]
 I  【平均労働】 I ジェボンズ
 I   I     I  (1835-82)
 I   I     I  /   ワルラス
 I   I     I /    (1834-1910)
 I   I    マーシャル      メンガー
 I   I    (1842-1924)      (1840-1921)
 I   I   【供給・需要】    /
 I   I  /      \   /
消費者  生産者        消費者    生産者
の費用b の費用d       の効用a   の効用c

          四元的価値論


8頁:

四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために
越村信三郎/著
出版社名 白桃書房
出版年月 1989年11月
ISBNコード 978-4-561-86020-4
(4-561-86020-7)
税込価格 2,621円
頁数・縦 200P 22cm
商品内容
目次
第1章 四元的価値のパラダイム ☆
第2章 価値論の系譜と死角
第3章 四つの元の関数関係
第4章 単一取引のパラダイム
第5章 一次関数による四元的価値のパラダイム
第6章 二次関数による四元的価値のパラダイム
第7章 完全自由競争市場における需要供給の法則
第8章 四元的価値論における四つの差益
第9章 需要曲線の変化
第10章 三次関数による四元的価値のパラダイム
第11章 従来の独占理論とその矛盾
第12章 独占と四元的価値のパラダイム
第13章 費用の変化と独占
第14章 買い手独占
第15章 寡占と四元的価値のパラダイム
第16章 労賃,利子,地代のパラダイム
第17章 社会主義体制のもとでの価値法則

2:50 午前  
Blogger yoji said...



越村 信三郎 マルクス主義計量経済学―労働価値説体系への行列および行列式理 論の応用に関する一研究 (1961年)
http://nam-students.blogspot.jp/2017/07/1961.html

越村はカレツキらと共にランゲ記念論集に寄稿している。
やさしい資本論(1947年)、図解資本論(1966年)、四元的価値のパラダイム―マルクス経済学と近代経済学の統一のために★ (1989年)なる著作もある。


四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために/越村信三郎/
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=4561860207

越村の言う四元は以下、

   消費者  生産者
費用  B    A
効用  C    D

Aはマルクス
Bはマルサス
Cはワルラス
[Dはプルードン]

経済学史の整理としては有効かつ正しい
[あえて付け加えるならDはプルードン。歴史的にはDからACが分化、元々はBに対抗]

越村はパレートを評価しない。スミス以上に総合的だとは思うが。

以下は番号が違う。

図2·1 価値学説の系譜

  労働価値説     効用価値説
   ペティ
  (1623-87)    コンディヤック
    |       (1714-80)
    |         |
   スミス      チュルゴー
   (1723-90)      (1727-81)
    /\        |
[支配労働】【投下労働】 【平均効用】
  |    リカード   |
マルサス  (1722-1823)   セー
(1766-1834)  /\  (1767-1832)
 |    /  \     |
 |   /    \   ゴッセン
 |  マルクス   |   (1810-58)
 |  (1818-1883)  |  [限界効用]
 |  【平均労働】 | ジェボンズ
 |   |     |  (1835-82)
 |   |     |  /   ワルラス
 |   |     | /    (1834-1910)
 |   |    マーシャル      メンガー
 |   |    (1842-1924)      (1840-1921)
 |   |   【供給・需要】    /
 |   |  /      \   /
消費者  生産者        消費者    生産者
の費用b の費用d       の効用a   の効用c

          四元的価値論


8頁:

四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために
越村信三郎/著
出版社名 白桃書房
出版年月 1989年11月
ISBNコード 978-4-561-86020-4
(4-561-86020-7)
税込価格 2,621円
頁数・縦 200P 22cm
商品内容
目次
第1章 四元的価値のパラダイム ☆
第2章 価値論の系譜と死角
第3章 四つの元の関数関係
第4章 単一取引のパラダイム
第5章 一次関数による四元的価値のパラダイム
第6章 二次関数による四元的価値のパラダイム
第7章 完全自由競争市場における需要供給の法則
第8章 四元的価値論における四つの差益
第9章 需要曲線の変化
第10章 三次関数による四元的価値のパラダイム
第11章 従来の独占理論とその矛盾
第12章 独占と四元的価値のパラダイム
第13章 費用の変化と独占
第14章 買い手独占
第15章 寡占と四元的価値のパラダイム
第16章 労賃,利子,地代のパラダイム
第17章 社会主義体制のもとでの価値法則

3:06 午前  
Blogger yoji said...

四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために/越村信三郎/
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refISBN=4561860207

越村の言う四元は以下、

   消費者  生産者
費用  B    A
効用  C    D

Aはマルクス
Bはマルサス
Cはワルラス
[Dはプルードン]

経済学史の整理としては有効かつ正しい
[あえて付け加えるならDはプルードン。歴史的にはDからACが分化、元々はBに対抗]

越村はパレートを評価しない。スミス以上に総合的だとは思うが。

8頁改変:

図2·1 価値学説の系譜

  労働価値説     効用価値説
   ペティ
  (1623-87)     コンディヤック
    |        (1714-80)
    |          |
   スミス       チュルゴー
   (1723-90)       (1727-81)
    /\         |
【支配労働】【投下労働】  【平均効用】
  |    リカード    |
マルサス  (1722-1823)    セー
(1766-1834)  /\     (1767-1832)
 |    /  \プルードン|
 |   /    \(1809-65)|
 |   |     |   ゴッセン
 | マルクス    |   (1810-58)
 |  (1818-1883)  |  [限界効用]
 |  【平均労働】 | ワルラス
 |   |     |  (1834-1910)
 |   |     |    ジェボンズ
 |   |     |    /(1835-82) 
 |   |   マーシャル /    メンガー
 |   |    (1842-1924)      (1840-1921)
 |   |   【供給・需要】    /
 |   |  /      \   /
消費者  生産者   生産者  消費者    
の費用B の費用A  の効用D の効用C  

       四元的価値論

(Dは家内制手工業を想定している)

プルードンはスミスの影響を受け、マルクス、ワルラスはプルードン批判から経済学に参入している。
ケインズはマーシャルの弟子。
サミュエルソンの経済学史の図解より優れている。

3:59 午前  
Blogger yoji said...



https://www.amazon.co.jp/dp/4797366575/
図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術 (サイエンス・アイ新書) 涌井 貞
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/618AOhMQIHL.jpg



ベイズの定理のイメージ
Bが起こったときにAの起こる確率×Bの起こる確率
  =Aが起こったときにBの起こる確率×Aの起こる確率

 _____   _____   _____   _____
|A尚| B| |   B | |A尚|(B) |  |  |
|且B|__|x|_____|=|且B|..|x|  |  |
|  :  | |     | |  |  | |A |  | 
(A):__| |__全体_| |_A|__| |__全体_|

横を縦に…
ベン図だと3つ以上の条件が描きにくい。


 _____   _____   _____   _____
|A尚| B| |   B | |A尚|(B) |  |//|
|且B|  |x|_____|=|且B|//|x|  |//|
|//://| |/////| |  |//| |A |//| 
(A)://| |//全体/| |_A|//| |__全体/|

 _____   _____   _____   _____
|  |  | |  |  | |  |  | |  |  |
|__|__| |__|__| |__|__| |__|__|
|  |  | |  |  | |  |  | |  |  | 
|__|__| |__|__| |__|__| |__|__|

 ___________
|     |     |
|     |     |
|     |     |
|_____|_____|
|     |     |
|     |     |
|     |     |
|_____|_____|

5:59 午後  
Blogger yoji said...


1:3:1ゲーム理論参照:

ベルトラン価格競争の一例

底辺への競争。ジョンとポールが熾烈な価格競争くり広げる
ミクロ経済学入門の入門 坂井豊貴 51頁

ドル
  5|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |  \  |  |  |  |
   |消費者\ |  |  |  |
p=3|余剰__\|__|__|__|_
   |     \  |  |  |
   |     |\ |  |  |
  2|ジョンの |_\|__|__|_
   |     |  \  |  |
   |  利潤 |  |\ |  |
  1|_____|__|_\|__|_
   |     |  |  \  |
   |     |  |  |\ |
  0|_____|__|__|_\|_
      1  2  3  4  5  杯
①ジョンが1杯3ドルで独占していたとき、ジョンの利潤は4ドル

ドル
  5|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |  \  |  |  |  |
   |消費者\ |  |  |  |
  3|余剰  \|__|__|__|_
   |     \  |  |  |
p=2.5_____\ |  |  |
  2|ポールの  |\|__|__|_
   |      | \  |  |
   |  利潤  | |\ |  |
  1|______|_|_\|__|_
   |      | |  \  |
   |      | |  |\ |
  0|______|_|__|_\|_
      1  2  3  4  5  杯
②ポールが1杯2.5ドルで価格競争を仕掛けて参戦、ジョンの利益はゼロになり、ポールの利潤は3.75ドルになる

ドル
  5|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |  \  |  |  |  |
   |   \ |  |  |  |
  3|消費者 \|__|__|__|_
   |余剰   \  |  |  |
   |      \ |  |  |
p=2|_______\|__|__|_
   |        \  |  |
   |ジョンの利潤  |\ |  |
  1|________|_\|__|_
   |        |  \  |
   |        |  |\ |
  0|________|__|_\|_
      1  2  3  4  5  杯
③ジョンが1杯2ドルで応戦、ジョンの利潤は3ドルに、ポールの利潤はゼロになる

ドル
  5|__|__|__|__|__|_
   |  |  |  |  |  |
   |\ |  |  |  |  |
  4| \|__|__|__|__|_
   |  \  |  |  |  |
   |   \ |  |  |  |
  3|    \|__|__|__|_
   |     \  |  |  |
   |      \ |  |  |
  2|消費者余剰  \|__|__|_
   |        \  |  |
   |         \ |  |
p=1|__________\|__|_
   |           \  |
   |           |\ |
  0|___________|_\|_
      1  2  3  4  5  杯
④底辺への競争の終着点。ジョンとポールの価格はともに1ドルで、利潤はともにゼロ。
1ドルよりは下げられず。消費者余剰が8ドルまで上昇


ベルトラン ・モデル (価格競争 )のナッシュ均衡 :
p 1 * = p 2 * = c 、利潤ゼロ
完全競争状態では価格が限界費用と一致することをわれわれはすでに学んだ…
神取ミクロ




飯田は上をよくある初心者用ゲーム理論の図を使って説明している。

_____

クールノーの寡占モデル(数量競争)
 
 q2
   |\企業1の反応曲線
   | \ q1=R1(q1)
   |  \
   |   \
 Q*|    \
   | ̄-_  \   クールノー・ナッシュ均衡
   |    ̄-_\ ↓
   |       ̄-_ 
   |        \ ̄-_
   |         \   ̄-_
   |          \     ̄-_企業2の反応曲線
   |           \   1/2 ̄-_ q2=R2(q1)
   |____________\________ ̄-_
                Q*        q1
    クールノー・ナッシュ均衡
神取ミクロより

総生産量Q0=(a-b)/c


( a )数量競争 (ク ールノー ・モデル )
需要曲線が右下がりの直線 P = a - b Qで与えられる市場に 、同一で一定の限界費用 cを持つ (つまり 、 1単位の生産物を作る費用が cである )二つの企業 i = 1 , 2がいるケ ースを考えよう 。このように 、二つの企業がいる寡占状態を 、とくに複占ということがある 。各企業は同時に生産量 q 1 , q 2を決めるものとする 。…

7:37 午後  
Blogger yoji said...

経済学は数学を誤用している part2 [無断転載禁止] https://lavender.2ch.net/test/read.cgi/economics/1494961188/773
https://itun.es/i6Dm5F9 #2tch773名無しさん@お腹いっぱい。2017/09/24(日) 05:13:29.15ID:6nR75F2v
交渉相手の利得:交渉成立したら0,決裂したら-1億
 →交渉を頑張る

(犯人の利得,人質の利得)、-x=死の不効用、交渉決裂(打つ、打つ)したら、1/2で死ぬとしたら

      打つ  打たない
打つ   ((-x/2)-,-x/2) (0,-x)
打たない (-x,0) (-1億,1億)

こういうこと?

7:38 午後  
Blogger yoji said...


 ___                        ___
|   |                      |   |
|   |←代金・料金⇆[消費市場]⇆モノ・サービス→|   |
|   |                      |   |
|企 業|←  労働 ⇆[人材市場]⇆  賃金   →|家 計|
|   |                      |   |
|   |←貯金・投資⇆[資本市場]⇆ 金利・配当 →|   |
|   |                      |   |
|___|         /\           |___|
税金↓↑公的サービス    /監視\      公的サービス↓↑税金
 ____________I__I______________
|            政  府              |
|______________________________| 

最新コーポレートファイナンスの基本と実践がよ~くわかる本 ファイナンス理論をやさ
しく解説!
叢書名   図解入門ビジネス 
著者名等  松田千恵子/著  

6:09 午後  
Blogger yoji said...



コーポレートファイナンス理論  インベストメント理論

   投資評価   資産調達  投資評価
実物 ←   企業 ←   金融 ←    市場
資産 → (経営者)→   資産 →   (投資家)
  リターン   リターン    リターン

           ファイナンシャル・
           エンジニアリング

6:20 午後  
Blogger yoji said...


 【コーポレートファイナンス理論】 【インベストメント理論】

   投資評価    資産調達    投資評価
実物  ←   企業  ←   金融  ←   市場
資産  →  (経営者)→   資産  →  (投資家)
   リターン    リターン    リターン

            【ファイナンシャル・
             エンジニアリング】

6:24 午後  
Blogger yoji said...

     【コーポレートファイナンス理論】    【インベストメント理論】

     投資評価       資金調達      投資評価
      ←          ←         ←   
[実物資産]  [企業(経営者)]   [金融資産]    [市場(投資家)]
      →          →         →  
     リターン       リターン      リターン

                   【ファイナンシャル・
                    エンジニアリング】

6:32 午後  
Blogger yoji said...


 ___                        ___
|   |                      |   |
|   |←代金・料金⇆[消費市場]⇆モノ・サービス→|   |
|   |                      |   |
|企 業|←  労働 ⇆[人材市場]⇆  賃金   →|家 計|
|   |                      |   |
|   |←貯金・投資⇆[資本市場]⇆ 金利・配当 →|   |
|   |                      |   |
|___|         /\           |___|
税金↓↑公的サービス    /監視\      公的サービス↑↓税金
 ____________I__I______________
|            政  府              |
|______________________________| 

6:20 午前  
Blogger yoji said...


企業財務                投資
 【コーポレートファイナンス理論】 【インベストメント理論】

   投資評価    資金調達    投資評価
実物  ←   企業  ←   金融  ←   市場
資産  →  (経営者)→   資産  →  (投資家)
   リターン    リターン    リターン

            【ファイナンシャル・
             エンジニアリング】
             金融工学

 ___                        ___
|   |                      |   |
|   |←代金・料金⇆[消費市場]⇆モノ・サービス→|   |
|   |                      |   |
|企 業|←  労働 ⇆[人材市場]⇆  賃金   →|家 計|
|   |                      |   |
|   |←貯金・投資⇆[資本市場]⇆ 金利・配当 →|   |
|   |                      |   |
|___|         /\           |___|
税金↓↑公的サービス    /監視\      公的サービス↑↓税金
 ____________I__I______________
|            政  府              |
|______________________________| 

最新コーポレートファイナンスの基本と実践がよ~くわかる本 ファイナンス理論をやさしく解説!
松田千恵子著より

9:41 午後  
Blogger yoji said...


GMM(一般化モーメント法)と直交条件:

                 /| 
              y / |ε
          _____/__|_______
         /    /   |    s /    
        /    /    |     /     
       /    /  ^y      /      
      /_______________/ 

 GMMの名称のベースになっているモーメント(=積率)法は、母集団の
モーメントについて成立しているはずの条件が、私たちの手元にある標本に
ついて計算されるモーメントにおいても同様に成立されるはずだ、という
ことから推定する手法だ。

 今、目的変数yをいくつかの説明変数によって構成される平面(世界)Sに
写し取って推定値^yを得ることを考える。この場合、もっとも適切な^yは、
yから平面Sに対して垂線εを下ろすことで得られるだろう。とすれば、yの
推定値^yの特徴は、^yとεとが直角に交わることに見出だせる。これが直交
条件だ。OLS(=最小二乗法)の場合であれば、残差と説明変数とが無相関という
特徴が直交条件に該当するし、IV(=操作変数法)の場合であれば、操作変数の
唯一経路条件が直交条件に該当する。
 あとは、この直交条件を満たすような形で連立方程式を解けば、パラメータの
推定値が得られる。

実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法 #27

森田 果 著
日本評論社 2014.06
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/6554.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4535557934

12:48 午前  
Blogger yoji said...


CAPM:

ハイリスク、ハイリターン

リターン
(収益率)        _  株式市場の期待収益率
 |    /      リプ
 |   /       スレ
 |  /        クミ
 | /          ア
 |/          _ム 安全資産利子率
 |    
0|____________
国債           株式市場
  低←  リスク  →高

・CAPM(Capital Asset Pricing Model、資本資産価格モデル)
 -個別証券の期待収益率=安全資産利子率+β×(市場の期待収益率-安全資産利子率)
          β:個別証券のリスク係数
       (市場の期待収益率-安全資産利子率):株式市場のリスクプレミアム


最新コーポレートファイナンスの基本と実践がよ~くわかる本 ファイナンス理論をやさしく解説!
松田千恵子著より

12:49 午前  
Blogger yoji said...

     y
      |         /
      |     。  /
      |     ⇧ /
      |     ⇩/  
      |     /
      |    /  
      |   /  
      |  /
      | /  
      |/⇧
      / ⇩
  。  /| 。
  ⇧ / |
__⇩/__|_______________
  /   |               x
 。    | 。が与えられたときに
/     | ⇧⇩の二乗和を最小化する
      |  直線を求めたい

3:09 午後  
Blogger yoji said...


最小二乗法(直線)の簡単な説明 | 高校数学の美しい物語
http://mathtrain.jp/leastsquares

最小二乗法について

最小二乗法による直線フィッティングの基礎的な説明です。
最小二乗法はデータの組(xi,yi)

n 組与えられたときに,そのデータたちの関係を表すもっともらしい直線を求める方法です。

n
二つセットのデータの組(xi,yi) x i y i が n 個与えられた状況を考えています。そして

xi
と yi
に直線的な関係があると推察できるときに,ある意味で最も相応しい直線を引くのが最小二乗法です。




直線フィッティングの複雑な式を導出します。考え方は非常に単純です。




 
     y
      |         /
      |     。  /
      |     ⇧ /
      |     ⇩/  
      |     /
      |    /  
      |   /  
      |  /
      | /  
      |/⇧
      / ⇩
  。  /| 。
  ⇧ / |
__⇩/__|_______________
  /   |               x
 。    | 。が与えられたときに
/     | ⇧⇩の二乗和を最小化する
      |  直線を求めたい

もっともらしい直線の式を y=Ax+B
とおくと,(xi,yi)
とその直線との y
方向の誤差(ズレ)は,|yi−Axi−B|
です。この誤差の二乗和が最小になるのが最もらしい直線であると考えるのが最小二乗法の流儀です。

つまり,∑(yi−Axi−B)2
を最小化するような A,B
を求める問題となりました。変数が A,B
でそれ以外は定数である(データによって与えられている)ことに注意して下さい。

これは,二変数の二次関数で紹介したいずれの手法で解くこともできます。数式がやや複雑ですが頑張って計算すると冒頭の直線フィッティングの式を得ます。

3:11 午後  
Blogger yoji said...

世界のエリートが学ぶマクロ経済入門 ―ハーバード・ビジネス・スクール教授の実践講座Kindle版
デヴィッド・モス (著), 久保恵美子 (翻訳)
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B01CY96E9A/


《なぜマクロ経済学を学ぶのだろうか 。その答えは 、簡単に言えば 、マクロ経済理論によって 「現実を比較し 、評価するための基準 」 、さらに広い意味では 「経済的な出来事を理解するための枠組み 」を得られるからである 。》

本書が優れているのは全体像が明確だからだ。日本の類書のような細切れの知識の寄せ集めではない。
(ただし、45度戦分析、フィッシャー方程式、テイラールール、フィリップス曲線といった用語も出てこないが…)
図は少ないが、その数少ない図が以下(一部改変)、

マクロの「M」
        名目と実質←→実際と潜在
          I\    /I
          I \  / I
          I  \/  I
          I 産出高  I
          I  GDP I
    インフレ\ I  BOP I /「アニマル・スピリット」
      金利-貨幣      期待-「根拠なき熱狂」
   為替レート/ I      I \インフレ誘発的な期待
       ___I______I___
      I   金融 ・財政政策   I
      I______________I

名目   実際
  ←ー→
実質   潜在
ーー産出高ーー
貨幣ーMー期待
金融・財政政策

☆☆
《全体像をつかみやすくするために 、第 1部で示したアウトプット 、貨幣 、期待というマクロ経済学の 3つの中心的概念をもう一度考えてみよう 。図 ではこの 3要素と 、各要素間の重要な関係の一部を図示した 。》

マクロ経済学における、産出高、貨幣、期待の3要素は(「期待」は普通入らない)、ミクロ経済学における最適化、均衡に匹敵する。

目次
 第1部 これだけは知っておきたい マクロ経済の3要素
第1章 産出高(アウトプット)
第2章 貨幣
第3章 期待

 第2部 マクロ経済の視点から、今の論点を読む
第4章 通貨と金融政策、これまでの流れ
第5章 GDP統計の基礎
第6章 国際収支表の読み方
第7章 為替レートを理解する
まとめ それぞれの要素を組み合わせる ☆☆、☆、☆☆☆

用語解説
索引

☆☆☆
《…アウトプット 、貨幣 、期待のあいだの関係を説明するマクロ経済学の基本原則は 、注意深く解釈すればきわめて啓発的であることがわかるだろう 。この短い本ではマクロ経済学の知識の表面をなぞることしかできないのはたしかである 。しかし 、十分に慎重に考えれば 、本書で検討した基本的な原則や関係性を当てはめることで 、驚くほど多様な現象がわかりやすいものになる 。そうした現象の多くはビジネスの環境を形成しており 、さらに具体的に言うならば 、マネジメント層をはじめ 、私たち皆が毎日下している判断にともなうリスクや報酬に影響しているのである 。》

原著:
A Concise Guide to Macroeconomics: What Managers, Executives, and Students Need to Know Jul 5, 2007
by David A. Moss

1:30 午前  
Blogger yoji said...


A Neglected Point in Connection With Crises, N. Johannsen 1908
http://nam-students.blogspot.jp/2017/11/a-neglected-point-in-connection-with.html

ニコラス・ジョハンセン
A Neglected Point in Connection With Crises, Hauptwerk publiziert unter N. Johannsen

Nicholas Johannsen – Wikipedia
https://de.m.wikipedia.org/wiki/Nicholas_Johannsen

A neglected point in connection with crises : Johannsen, Nicolas August Ludwig Jacob, 1844- : Free Download & Streaming : Internet Archive 1908
https://archive.org/details/neglectedpointin00joha
https://ia600205.us.archive.org/19/items/neglectedpointin00joha/neglectedpointin00joha.pdf

赤い車輪




ケインズ理論の源泉 スラッファ・ホートリー・アバッティ
京都大学経済学叢書  小島専孝 有斐閣  1997.07

 「車輪図」:「貯蓄と投資によって影響される貨幣の循環を示す投資図」(Johannsen(1908))

    「事業貨幣」(Business Money)→
16卸売商人(左上),           14製造業者(右上),
       ↖︎           ↗︎

     「余剰資金」(Surplus Fund)を示す
      「黒い中心」(black central field)

「黒い投資線」(および銀行(輪の内側に位置している)から
発して中心に向かう「信用貨幣の増加によって創造された資金」
を示す線(黒線に赤の装飾))
       ↗︎
     ・銀行
 ↙︎                 ↘︎
15小売商人(輪の左下),         15原材料の製造業者(右下)
  squandering 浪費
            ↑
   「購買貨幣」(Purchase Money)と呼ばれる「所得」を示す「紅色の部分」

     ←スポークに相当する「赤い貯蓄線」


「活動貨幣」(ActiveMoney)を示す「赤い輪」(red ring)と, 
「貨幣市場」すなわち「遊休し,投資先を求めている」「余剰資金」(Surplus Fund)を示す「黒い中心」(black central neld),そして スポークに相当する「赤い貯蓄線」と
「黒い投資線」(および銀行(輪の内側に位置している)から発して中心に向かう「信用貨幣の増加によって創造された資金」を示す線(黒線に赤の装飾))から成っている。


「赤い貯蓄線」(「置換貯蓄」と「純貯蓄」)は「所得の場」(Income Field)から「活動貨幣」を「中心」に運び,「余剰資金」に変換する。他方,中心から赤い輪に向かう「黒い投資線」は「置換:更新に支出される貨幣」,「商業的投資(拡張)」および「新投資」(「生産目的」,「輸送」,「非生産的」)などから成り,「「余剰資金」を「活動貨幣」に変換する」(p35)。
 貯蓄と投資は明確に区別されている。貯蓄は「一般に活動貨幣を産業と流通(industry and trade)の諸径路から引き揚げ,貨幣市場に戻す」ことを意味し,投資は「貨幣市場の非生産的流通から産業と流通の生産的流通に現金を戻す」ことを意味する。



第2節 ジョハンセンの貨幣的循環と「有害な貯蓄」理論

マーゲット(1938-42)は,ジョハンセンの不況理論は「あらゆる不況の主要因(A und O)は需要不足にある」(Johannsen(1913),pp.223,293)という命題によって要約されるといい,その命題は「あらゆる需要の正統の源泉は所得である」((1913),p.314,原文は大文字)という命題によって所得ア4) 、プローチに関連しているという(Marget(1938-42),vol.1,p.335,n.103)。そして「車輪図」に集約されている貨幣あるいは所得の「循環的流れ」という概念は,ジョハンセンの分析のコアである。5)
 「車輪図」は(「貯蓄と投資によって影響される貨幣の循環を示す投資図」(Johannsen(1908))と名付けられているが,一目見れば誰もが「車輪図」6)というに決まっているというようなものである),「活動貨幣」(ActiveMoney)を示す「赤い輪」(red ring)と,「貨幣市場」すなわち「遊休し,投資先を求めている」「余剰資金」(Surplus Fund)を示す「黒い中心」(black central neld),そしてスポークに相当する「赤い貯蓄線」と「黒い投資線」(および銀行(輪の内側に位置している)から発して中心に向かう「信用貨幣の増加によって創造された資金」を示す線(黒線に赤の装飾))から成っている。貯蓄線および投資線の幅で流量の大きさが示され,また貨幣の流れは矢印で示されている。

5:33 午後  

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