月曜日, 12月 16, 2019

仕訳とバランスシート

仕訳はB/S(貸借対照表)にどうつながるの?

簿記3級ではとにかく仕訳ができるようになることが重要ですが、最終的にどのように表示されるのかを理解しておくと頭に入りやすいです。
前回は
[現金 150 / 商品 150] = 現金150円増/商品150円分減
と説明しました
また最後に『借方は左、貸方は右』と覚えてと書きました。
もう一度上記の仕訳を書きます
借方貸方
現金 150商品 150
ではこの仕訳を頭に残しつつ、話題をB/S(貸借対照表)に移します
経理入門書だとここでB/Sを出すのは早いとなるかもしれまんが、実務で仕訳をする時には常にB/S(P/L:損益計算書も)でどのように反映されるかを考える必要があります。
さらに言えば実務では、B/Sでこの表示されるようにしたいから、このように仕訳をしなければと考える事の方が多いです。
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B/Sとは以下のものです
B/S:貸借対照表
借方貸方
資産負債
資本
左側が「借方」で右側が「貸方」です。
これが貸借対照表の「貸借」の部分ですね。字が逆になるのがいやですね
「対照」とは、二つの事物を照らし合わせて比べることの意味です
つまり、借方と貸方を照らし合わせて比べる表の事を『貸借対照表』というわけです。
ここに金額が入るわけですが、必ず貸方と借方の金額は一致しなければならないという原則があります。
ついでに項目の「資産」「負債」について簡単に触れましょう。「資本」は別枠で。
なお「資産」も「負債」も会計学での説明だと難しいので、ここでは簡易な説明で。
「資産」とは現金や貯金、商品など。将来現金化されるもの。
「負債」とは借金やクレジットカードの未払い残高など将来に支払い義務のあるもの
と考えてください
ではここに仕訳[現金 150 / 商品 150]をあてはめてみましょう
借方貸方
資産
現金 150
負債
商品 150
資本
ここで勘のいい人は、負債の部分に商品がくるのはおかしいのでは?と思うでしょう
先ほど「資産」の説明で商品は資産であると説明しました。
そして「負債」として考えるに将来支払いの義務のある商品ってなに?って事になります
商品が負債の項目にのっかる事はありません
ではちょっと違う書き方をしてみましょう
借方貸方
資産
現金 +150
商品 -150
負債
資本
つまり、仕訳の借方・貸方と貸借対照表の借方・貸方を同じ物と物と考えるとおかしくなります。
なので、『借方は左で、貸方は右』と覚えてと最初に述べたのです。
じゃあこの表現で正しいのかというとおかしいですね。商品が「-マイナス」という事はありません。それを文章にするとしたら
『Bさんは(Aさん)に架空の商品を現金150円で売りました』
となります。
これは詐欺ですね
なので、商品を売る前の仕訳を下記のように仮定してみます。
①Bさんは借金を1,000円した[現金 1,000/ 借入金1,000]
②Bさんは商品を500円分仕入れをした[商品 500/ 現金 500]
そしてさっきの仕訳
③Bさんは商品を150円分売りました[現金 150 / 商品 150]
じゃあB/Sに反映させてしましょう
借方貸方
資産
現金 +1,000①
現金 -500②
現金 +150③
商品 +500②
商品 -150③
負債
借入金 +1,000①
資本
合計 1,000合計 1,000
これだと現金の項目が3つ、商品の項目が2つと仕訳の分だけB/Sが大きくなってしまいます
なので表示としては以下のようになります
借方貸方
資産
現金 650
商品 350
負債
借入金 1,000
資本
合計 1,000合計 1,000
ではもう一つ仕訳を
④Bさんは借金を300円返済しました[借入金 300 / 現金 300]
借方貸方
資産
現金 650
現金 -300④
商品 350
負債
借入金 1,000
借入金 -300④
資本
合計 700合計 700
まとめると
借方貸方
資産
現金 350
商品 350
負債
借入金 700
資本
合計 700合計 700
一連の仕訳をちょっとまとめてみましょう
No借方貸方
①現金 1,000借入金 1,000
②商品 500現金 500
③現金 1500商品 1500
④借入金 300現金 300
資産項目である現金や商品が増加は借方に、減少は貸方に。
負債項目である借入金が増加は貸方に、減少の時は借方に。
となるのがわかりますね。
今回のテーマは『仕訳はB/S(貸借対照表)にどうつながるのか?』
でしたが、私がここで本当に言いたい事は
『B/Sにこう表示されるようにしたいから、それに合う仕訳を考える』
という事をです
では一つ問題です
商品が300円分現金で購入しました
となるとB/Sには表示されます
借方貸方
資産
現金 350
現金 -300
商品 350
商品 +300
負債
借入金 700
資本
合計 700合計 700
となるから仕訳にすると
借方貸方
商品 300現金 300
と考える事ができます。
次回仕訳とP/L(損益計算書)について書こうと思いますが、基本的な考え方は同じです。P/Lにこのように表示させたいから、このように仕訳をするという考え方を身につけておくとよいです