木曜日, 1月 10, 2019

カーネマン プロスペクト理論 Kahneman, Daniel, and Amos Tversky (1979) "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk", (1979)

カーネマン、プロスペクト理論 Kahneman, Daniel, and Amos Tversky "Prospect Theory:-”  (1979)

カーネマン、プロスペクト理論原著論文(未邦訳)。行動経済学の基本的な図は全て以下にある。:
Kahneman, Daniel, and Amos Tversky (1979) "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk", (1979),
http://www.princeton.edu/~kahneman/docs/Publications/prospect_theory.pdf リンク切れ

参考:
                ( 経済学リンク::::::::::) 
NAMs出版プロジェクト: 行動経済学:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2016/02/blog-post_36.html 
カーネマン、プロスペクト理論 Kahneman, Daniel, and Amos Tversky "Prospect Theory:-”  (1979)

モーリス・アレ:世代重複モデル(OLG:overlapping generations model)再考
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/qlgoverlapping-generations-model.html
ハーバート・サイモン(Herbert Alexander Simon)
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/herbert-alexander-simon.html
NAMs出版プロジェクト: プロスペクト理論:追記
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blog-post_19.html

行動経済学(経済心理学)は合理主義的経済学に対する対抗として、決して主流にはなり得ないが重要な潮流で無視出来ない。今日ではマクリーンなどに代表される脳研究と繋がっている。

アダム ・スミスは 『国富論 』 (1776年 )の中で 、リスクや不確実性が人間の経済行動に及ぼす影響に言及しており 、 「だれもが利得の機会を多少とも過大評価し 、またたいていの人は損失の機会を多少とも過小評価する 」 (岩波書店版 190頁 )という合理性に反する心理的要因の重要性を指摘していた 。 

《大部分の人々が自分たちの能力について有する過大な自負心は、あらゆる時代の哲学者と道徳家がのべている古来の悪徳である。かれら自身の好運についての、ばかげた推定は、前者よりも注意されることがすくなかった。しかしながらそれは、おそらく、もっと普遍的である。いきている人間で、一応の健康と活気をもっているときに、それをいくらかでももたぬものは、ないのである。もうけの機会は、各人によって、おおかれすくなかれ過大評価されるのであり、損失の機会は、たいていの人によって過小評価され、そして、一応の健康と活気をもつ人ならだれでも、その値うち以上に評価することはめったにないのである。》
(国富論、1:10:1、河出上95頁)

_______

以下、カーネマン邦訳自伝15頁参照。

カーネマン、プロスペクト理論原著論文:
主要な図は全て以下にある。
Kahneman, Daniel, and Amos Tversky (1979) "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk", Econometrica, XLVII (1979), 263-291. Paper available 






行動経済学 : 感情に揺れる経済心理
依田高典著  -- 中央公論新社, 2010.2


アレの反例の動学的選択

問題1 
       11分の10 
        2500ドル
       /
     B/\0ドル
     / 11分の1
0・11/\ 
   / A\       ←多
   \   \500ドル
0・89\
     \
      \    
       \500ドル


問題2
       11分の10
        2500ドル
     D /      ←多
      /\0ドル 
     / 11分の1
0・11/\ 
   /  \
   \ C \500ドル
0・89\
     \
      \    
       \0ドル



プロスペクト理論 - Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%AF%E3%83%88%E7%90%86%E8%AB%96

プロスペクト理論(プロスペクトりろん、Prospect theory)は、不確実性下における意思決定モデルの一つ。選択の結果得られる利益もしくは被る損益および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである。

行動経済学における代表的な成果としてよく知られている。 期待効用仮説にたいして、心理学により現実的な理論として、1979年ダニエル・カーネマンエイモス・トベルスキーによって展開された[1]。 カーネマンは2002年、ノーベル経済学賞を受賞している。


  • ^ Kahneman, Daniel, and Amos Tversky (1979) "Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk", Econometrica, XLVII (1979), 263-291. Paper available athttp://www.princeton.edu/~kahneman/docs/Publications/prospect_theory.pdf 


  • NAMs出版プロジェクト: サンクトペテルブルクのパラドックス -ベルヌーイ
    http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/blog-post_44.html
    イースタリンの幸福のパラドックス(逆説):Easterlin Paradox 1974
    http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/easterlin-paradox-1995.html
    NAMs出版プロジェクト: リチャード・セイラー
    http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/blog-post_9.html
    (セイラーはアダム・スミスとともにアーヴィング・フィッシャーを行動経済学の創始とする)
    (心理学・行動経済学者のジョージ・ローウェンスタインが提唱した「情報の空 白」


    NAMs出版プロジェクト: リチャード・セイラー
    http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/blog-post_9.html
    2017年ノーベル経済学賞受賞 リチャード・セイラー(行動経済学)
    マネー・ショート華麗なる大逆転 より
    Richard H. Thaler
    The Big Short (2015) - Mark Baum (Steve Eisman) Meets a CDO Manager [HD ...

    心理学・行動経済学者のジョージ・ローウェンスタインが提唱した「情報の空白」
    http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/blog-post_54.html



    ダニエル・カーネマンDaniel Kahneman1934年3月5日 - )は、経済学認知科学を統合した行動ファイナンス理論及びプロスペクト理論で有名なアメリカ合衆国ユダヤ人)の心理学者行動経済学者

    ダニエル・カーネマン
    Daniel KAHNEMAN.jpg
    生誕1934年3月5日(84歳)
    イギリス委任統治領パレスチナテルアビブ
    居住アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
    国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国イスラエルの旗 イスラエル
    研究分野心理学行動経済学
    研究機関プリンストン大学 1993年–
    カリフォルニア大学バークレー校 1986–93年
    ブリティッシュコロンビア大学 1978–86年
    行動科学高等研究センター 1972–73年
    エルサレム・ヘブライ大学 1961–77年
    出身校カリフォルニア大学バークレー校 Ph.D, 1961年
    エルサレム・ヘブライ大学 B.A., 1954年
    博士課程
    指導教員
    スーザン・M・エルヴィン=トリップ
    主な業績認識バイアス
    行動経済学
    プロスペクト理論
    主な受賞歴アメリカ心理学会Lifetime Achievement Award (2007年)
    ノーベル経済学賞 (2002年) 
    アメリカ心理学会Distinguished Scientific Contribution Award (1982年)
    プロジェクト:人物伝
    ノーベル賞受賞者ノーベル賞
    受賞年:2002年
    受賞部門:ノーベル経済学賞
    受賞理由:行動経済学と実験経済学という新研究分野の開拓への貢献を称えて

    経歴編集

    学会編集

    栄誉・受賞編集

    業績編集

    プロスペクト理論編集

    • プロスペクト理論(prospect theory)は、不確実性下における意思決定モデルの一つ。選択の結果得られる利益もしくは被る損害および、それら確率が既知の状況下において、人がどのような選択をするか記述するモデルである。この理論は、1979年、ダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって発展した。

    ヒューリスティクスとバイアス編集

    • 心理学におけるヒューリスティックは、人が複雑な問題解決等のために何らかの意思決定を行う際、暗黙のうちに用いている簡便な解法や法則のことを指す。これらは経験に基づく為、経験則と同義で扱われる。判断に至る時間は早いが、必ずしもそれが正しいわけではなく、判断結果に一定の偏り(バイアス)を含んでいることが多い。ヒューリスティックの使用によって生まれている認識上の偏りを、認知バイアスと呼ぶ。
    • ダニエル・カーネマン、ポール・スロヴィックエイモス・トベルスキー共著、『Judgment Under Uncertainty: Heuristics and Biases』、1982年、およびT・ギロヴィッチ、D・グリフィン、ダニエル・カーネマン共編、『Heuristics and biases: The psychology of intuitive judgment』、2002年参照。

    ピーク・エンドの法則編集

    • ピーク・エンドの法則Peak-end rule)とは、ダニエル・カーネマンが1999年に発表した、あらゆる経験の快苦の記憶は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まるという法則のことである。

    ノーベル経済学賞受賞について編集

    ノーベル経済学賞を受賞したことについて、カーネマンは「心理学者はノーベル賞受賞を喜びはするが、私を特別な存在にするとは思わない」と述べている[2]

    著書編集

    日本語訳編集

    • 『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』、友野典男・山内あゆ子共訳、楽工社、2011年
    • 『ファスト&スロー』、ダニエル カーネマン 著, 村井 章子 著・訳、早川書房、2012年

    原著編集

    単著編集

    • Kahneman, D. (1973). Attention and effort. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall.
    • Thinking Fast and Slow. publisher: Farrar, Straus and Giroux, New York (October 25, 2011).

    共編著編集

    • Kahneman, D., Slovic, P., & Tversky, A. (1982). Judgment Under Uncertainty: Heuristics and Biases. New York: Cambridge University Press.
    • Kahneman, D., Diener, E., & Schwarz, N. (Eds.). (1999). Well-being: The foundations of hedonic psychology. New York: Russell Sage Foundation.
    • Kahneman, D., & Tversky, A. (Eds.). (2000). Choices, values and frames. New York: Cambridge University Press and Russell Sage Foundation.
    • Gilovich, T., Griffin, D., & Kahneman, D. (Eds.). (2002). Heuristics and biases: The psychology of intuitive jadgment. New York: Cambridge University Press.
    • Diener, E., Helliwell, J.F., & Kahneman, D. (Eds.). (2010). International differences in well-being. New York: Oxford University Press.

    論文編集

    • Tversky, A.; Kahneman, D. (1971). "Belief in the law of small numbers". Psychological Bulletin 76 (2): 105–110.
    • Kahneman, D.; Tversky, A. (1972). "Subjective probability: A judgment of representativeness". Cognitive Psychology 3 (3): 430–454.
    • Kahneman, D.; Tversky, A. (1973). "On the psychology of prediction". Psychological Review 80 (4): 237–251.
    • Tversky, A.; Kahneman, D. (1973). "Availability: A heuristic for judging frequency and probability". Cognitive Psychology 5 (2): 207–23.
    • Tversky, A.; Kahneman, D. (1974). "Judgment under uncertainty: Heuristics and biases". Science 185 (4157): 1124–1131.
    • Kahneman, D.; Tversky, A. (1979). "Prospect theory: An analysis of decisions under risk". Econometrica 47 (2): 263–291.
    • Tversky, A.; Kahneman, D. (1981). "The framing of decisions and the psychology of choice". Science 211 (4481): 453–458.
    • Kahneman, D.; Tversky, A. (1984). "Choices, values and frames". American Psychologist 39 (4): 341–350.
    • Kahneman, D.; Miller, D.T. (1986). "Norm theory: Comparing reality to its alternatives". Psychological Review 93 (2): 136–153.
    • Kahneman, D.; Knetsch, J.L.; Thaler, R.H. (1990). "Experimental tests of the endowment effect and the Coase theorem". Journal of Political Economy 98 (6): 1325–1348.
    • Fredrickson, B. L.; Kahneman, D. (1993). "Duration neglect in retrospective evaluations of affective episodes". Journal of Personality and Social Psychology 65 (1): 45–55.
    • Kahneman, D.; Lovallo, D. (1993). "Timid choices and bold forecasts: A cognitive perspective on risk-taking". Management Science 39: 17–31.
    • Kahneman, D.; Tversky, A. (1996). "On the reality of cognitive illusions". Psychological Review 103 (3): 582–591.
    • Schkade, D. A.; Kahneman, D. (1998). "Does living in California make people happy? A focusing illusion in judgments of life satisfaction". Psychological Science 9 (5): 340–346.
    • Kahneman, D. (2003). "A perspective on judgment and choice: Mapping bounded rationality". American Psychologist 58 (9): 697–720.
    • Kahneman, D.; Krueger, A.; Schkade, D.; Schwarz, N.; Stone, A. (2006). "Would you be happier if you were richer? A focusing illusion". Science 312 (5782): 1908–10.

    脚注編集

    1. ^ Nobel Prize Predictions, 2002-09
    2. ^ 矢沢サイエンスオフィス編著 『21世紀の知を読みとく ノーベル賞の科学 【経済学賞編】』 技術評論社、2010年、26頁。

    関連項目編集