http://www.freeassociations.org/
この一冊だけでいいという本はないが、経済学史としては、まずはこの一冊、
『経済学の歴史 』根井雅弘 講談社学術文庫 電子書籍版あり 2014
5にカレツキ、7でプルードンの名が出てくる。
カレツキに関しては同著者の、
『現代イギリス経済学の群像~正統から異端へ』(岩波書店 1989年,新版,1995年)
『ケインズ革命の群像~現代経済学の課題』(中公新書 1991年)
『わかる現代経済学』根井 雅弘【編著】朝日新書 2007 (カレツキ関連の執筆は服部 茂幸)
で補完する必要がある。
ブローグやシュンペーターの経済学史の大著は調べるにはいいが読み物としては勧められない。
ブローグは持っておくべきだが。
経済理論の歴史 1 - 3 - – 古書, 1966
M.ブローグ (著), 久保 芳和 (翻訳), 真実 一男 (翻訳), 杉原 四郎 (翻訳)
新訳は全4巻
通史ではなく伝記の寄せ集めだが、アダム・スミスとマルクスとケインズだけでも読んでおくべきだ。
ゲゼルの名がないのは仕方ないがフィッシャーがいないのはおかしいが。
フィッシャーに関しては、全然網羅的ではないが、
NAMs出版プロジェクト: 竹森俊平『経済論戦は甦る』日経ビジネス人文庫 2007
http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/2007.html(第1、2章でフィッシャーに言及)
がおすすめ。
フィッシャーの伝記としては吉川洋『経済学をつくった巨人たち』(2001)の小文がいい。
これらは対デフレ理論的に再評価したもの。
マルクスに興味があれば以下もおすすめ、
越村 信三郎『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』1989
https://lh3.googleusercontent.com/-jbeaKQpRgYM/WXWmaxcMfNI/AAAAAAABSFI/6A_mLPDptak_TSzer7cFMreTO_qbQRgOQCHMYCw/s640/blogger-image--788209631.jpg
(サミュエルソンの樹形図より優れている)
斎藤他マクロ、ブランシャール下巻付録、ここら辺の顔写真付きの経済学史の記述もおすすめ
限界革命についてはブローグを読むべきだが
(ブローグによるとジェボンズはフロイトとも親交のあったフェーヒナーから限界効用のアイデアを得たという。)
以下がわかりやすい
ライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう | 小田中 直樹 |本 ...
www.amazon.co.jp/ ...
Amazonで小田中 直樹のライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう。
マルサスについても補完すべきだが初心者向けの良書を知らない。
前述の越村『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』がマルサスの位置付け、見取り図としては正しいが。
その他の推薦書に、
ブローグが編集にかかわった図解モデルで振り返った本(電子版はあるが邦訳なし)
NAMs出版プロジェクト: Famous Figures and Diagrams in Economics (英語)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/famous-figures-and-diagrams-in-economics.html
Famous Figures and Diagrams in Economics Hardcover – December 29, 2010
by Mark Blaug (Author, Editor), Peter Lloyd (Author, Editor)
https://www.amazon.com/Famous-Figures-Diagrams-Economics-Blaug/dp/1848441606/
https://www.amazon.co.jp/Famous-Figures-Diagrams-Economics-Blaug/dp/1849803153/
図解 使えるマクロ経済学 (中経出版) | 菅原 晃 ( kindleあり)は近年の経済学史に詳しい
瀧澤弘和 現代経済学 中公新書 2018/8 のゲーム理論関連の系譜図
https://lh3.googleusercontent.com/-uqwqxOwMx8I/XCxND_ItQzI/AAAAAAABf2I/exZM_pWsw1oNNjOyEHvsrQdKUf8PZ4ZSgCHMYCw/s640/blogger-image--1383236475.jpg
(ティロール『良き社会…』の該当部分#4:5を併読するとわかりやすい)
この一冊だけでいいという本はないが、経済学史としては、まずはこの一冊、
『経済学の歴史 』根井雅弘 講談社学術文庫 電子書籍版あり 2014
通史ではなく伝記の寄せ集めだが、アダム・スミスとマルクスとケインズだけでも読んでおくべきだ。
ゲゼルの名がないのは仕方ないがフィッシャーがいないのはおかしいが。
#5にカレツキ、#7でプルードンの名が出てくる。
カレツキに関しては同著者の、
『現代イギリス経済学の群像~正統から異端へ』(岩波書店 1989年,新版,1995年)
『ケインズ革命の群像~現代経済学の課題』(中公新書 1991年)KOBOあり
『わかる現代経済学』根井 雅弘【編著】朝日新書 2007 (カレツキ関連の執筆は服部 茂幸)
で補完する必要がある。
ブローグやシュンペーターの経済学史の大著は調べるにはいいが読み物としては勧められない。
ブローグは持っておくべきだが。
経済理論の歴史 1 - 3 - – 古書, 1966
M.ブローグ (著), 久保 芳和 (翻訳), 真実 一男 (翻訳), 杉原 四郎 (翻訳)
新訳は全4巻
フィッシャーに関しては、全然網羅的ではないが、
NAMs出版プロジェクト: 竹森俊平『経済論戦は甦る』日経ビジネス人文庫 2007
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ライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう | 小田中 直樹
マルサスについても補完すべきだが初心者向けの良書を知らない。
前述の越村『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』がマルサスの位置付け、見取り図としては正しいが。
その他の推薦書に、
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この一冊だけでいいという本はないが、経済学史としては、まずはこの一冊、
『経済学の歴史 』根井雅弘 講談社学術文庫 電子書籍版あり 2014
通史ではなく伝記の寄せ集めだが、アダム・スミスとマルクスとケインズだけでも読んでおくべきだ。
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#5にカレツキ、#7でプルードンの名が出てくる。
カレツキに関しては同著者の、
『現代イギリス経済学の群像~正統から異端へ』(岩波書店 1989年,新版,1995年)
『ケインズ革命の群像~現代経済学の課題』(中公新書 1991年)KOBOあり
『わかる現代経済学』根井 雅弘【編著】朝日新書 2007 (カレツキ関連の執筆は服部 茂幸)
で補完する必要がある。
ブローグやシュンペーターの経済学史の大著は調べるにはいいが読み物としては勧められない。
ブローグは持っておくべきだが。
経済理論の歴史 1 - 3 - – 古書, 1966
M.ブローグ (著), 久保 芳和 (翻訳), 真実 一男 (翻訳), 杉原 四郎 (翻訳)
新訳は全4巻
フィッシャーに関しては、全然網羅的ではないが、
NAMs出版プロジェクト: 竹森俊平『経済論戦は甦る』日経ビジネス人文庫 2007
http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/2007.html(第1、2章でフィッシャーに言及)
がおすすめ。
フィッシャーの伝記としては吉川洋『経済学をつくった巨人たち』(2001)の小文がいい。
これらは対デフレ理論的に再評価したもの。
マルクスに興味があれば以下もおすすめ、
越村 信三郎『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』1989
https://lh3.googleusercontent.com/-jbeaKQpRgYM/WXWmaxcMfNI/AAAAAAABSFI/6A_mLPDptak_TSzer7cFMreTO_qbQRgOQCHMYCw/s640/blogger-image--788209631.jpg
(サミュエルソンの系譜図より優れている)
斎藤他マクロ、ブランシャール下巻付録、ここら辺の顔写真付きの経済学史の記述もおすすめ
限界革命についてはブローグを読むべきだが
(ブローグによるとジェボンズはフロイトとも親交のあったフェーヒナーから限界効用のアイデアを得たという。)
以下がわかりやすい
ライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう | 小田中 直樹
マルサスについても補完すべきだが初心者向けの良書を知らない。
前述の越村『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』がマルサスの位置付け、見取り図としては正しいが。
その他の推薦書に、
ブローグが編集にかかわった図解モデルで振り返った本(電子版はあるが邦訳なし)
NAMs出版プロジェクト: Famous Figures and Diagrams in Economics (英語)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/famous-figures-and-diagrams-in-economics.html
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(ティロール『良き社会…』の該当部分#4:5を併読するとわかりやすい)
この一冊だけでいいという本はないが、経済学史としては、まずはこの一冊、
『経済学の歴史 』根井雅弘 講談社学術文庫 電子書籍版あり 2014
通史ではなく伝記の寄せ集めだが、アダム・スミスとマルクスとケインズだけでも読んでおくべきだ。
ゲゼルの名がないのは仕方ないがフィッシャーがいないのはおかしいが。
#5にカレツキ、#7でプルードンの名が出てくる。
カレツキに関しては同著者の、
『現代イギリス経済学の群像~正統から異端へ』(岩波書店 1989年,新版,1995年)
『ケインズ革命の群像~現代経済学の課題』(中公新書 1991年)KOBOあり
『わかる現代経済学』根井 雅弘【編著】朝日新書 2007 (カレツキ関連の執筆は服部 茂幸)
のどれかで補完する必要がある。
ブローグやシュンペーターの経済学史の大著は調べるにはいいが読み物としては勧められない。
ブローグは持っておくべきだが。
経済理論の歴史 1 - 3 ,1966 M.ブローグ (著)[ 新訳は全4巻]
フィッシャーに関しては、全然網羅的ではないが、
NAMs出版プロジェクト: 竹森俊平『経済論戦は甦る』日経ビジネス人文庫 2007
http://nam-students.blogspot.jp/2017/10/2007.html(第1、2章でフィッシャーに言及)
がおすすめ。
フィッシャーの伝記としては吉川洋『経済学をつくった巨人たち』(2001)の小文がいい。
これらは対デフレ理論的に再評価したもの。
(現代経済学は細分化したので大元の巨人の業績を振り返る必要がある。
フィッシャーはスミス、マルクス、ケインズと並ぶ存在)
マルクスに興味があれば以下もおすすめ、
越村 信三郎『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』1989
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(サミュエルソンの系譜図より優れている)
斎藤他マクロ、ブランシャール下巻付録、ここら辺の顔写真付きの経済学史の記述もおすすめ
限界革命についてはブローグを読むべきだが
(ブローグによるとジェボンズはフロイトとも親交のあったフェーヒナーから限界効用のアイデアを得たという。)
以下がわかりやすい
ライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう | 小田中 直樹
マルサスについても補完すべきだが初心者向けの良書を知らない。
前述の越村『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』がマルサスの位置付け、見取り図としては正しいが。
その他の推薦書に、
ブローグが編集にかかわった図解モデルで振り返った本(電子版はあるが邦訳なし)
NAMs出版プロジェクト: Famous Figures and Diagrams in Economics (英語)
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/famous-figures-and-diagrams-in-economics.html
Famous Figures and Diagrams in Economics Hardcover – December 29, 2010
by Mark Blaug (Author, Editor), Peter Lloyd (Author, Editor)
https://www.amazon.com/Famous-Figures-Diagrams-Economics-Blaug/dp/1848441606/
図解 使えるマクロ経済学 (中経出版) | 菅原 晃 ( kindleあり)は近年の経済学史に詳しい
https://lh3.googleusercontent.com/-HE7XGtgPmWk/VUmiWKbcAlI/AAAAAAAAuR0/6dhHDn9vJEk/s1600/blogger-image-1873491835.jpg
瀧澤弘和 現代経済学 中公新書 2018/8 のゲーム理論関連の系譜図
https://lh3.googleusercontent.com/-uqwqxOwMx8I/XCxND_ItQzI/AAAAAAABf2I/exZM_pWsw1oNNjOyEHvsrQdKUf8PZ4ZSgCHMYCw/s640/blogger-image--1383236475.jpg
(ティロール『良き社会…』の該当部分#4-5を併読するとわかりやすい)
『経済学大図鑑』(ナイアル・キシテイニー ,2014^2012)などもいいがそもそも世界史を学ぶべきだ。
追記:
前述の根井2014kindleと似た趣向の本の映像版
ガルブレイス 不確実性の時代 字幕なし 1977 BBC
https://www.youtube.com/playlist?list=PL2UuZUPZA4vjnPDGBe6HMHzep0aeUbRbH
NHKのライブラリーからコンパクトな映像版経済学史を再編集してほいところだ。
マルクスに興味があれば以下もおすすめ、
越村 信三郎『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』1989
https://lh3.googleusercontent.com/-jbeaKQpRgYM/WXWmaxcMfNI/AAAAAAABSFI/6A_mLPDptak_TSzer7cFMreTO_qbQRgOQCHMYCw/s640/blogger-image--788209631.jpg
(サミュエルソンや後述瀧澤本の系譜図より優れている)
斎藤他マクロ、ブランシャール下巻付録、ここら辺の顔写真付きの経済学史の記述もおすすめ
限界革命についてはブローグを読むべきだが
(ブローグによるとジェボンズはフロイトとも親交のあったフェーヒナーから限界効用のアイデアを得たという。)
以下がわかりやすい
ライブ・経済学の歴史―“経済学の見取り図”をつくろう | 小田中 直樹
マルサスについても補完すべきだが初心者向けの良書を知らない。
前述の越村『四元的価値のパラダイム マルクス経済学と近代経済学の統一のために』がマルサスの位置付け、見取り図としては正しいが。
その他の推薦書に、
ブローグが編集にかかわった図解モデルで振り返った本(電子版はあるが邦訳なし)
Famous Figures and Diagrams in Economics Hardcover – December 29, 2010
by Mark Blaug (Author, Editor), Peter Lloyd (Author, Editor)
https://www.amazon.com/Famous-Figures-Diagrams-Economics-Blaug/dp/1848441606/
追記:
図解 使えるマクロ経済学 (中経出版) | 菅原 晃 ( kindleあり)は近年の経済学史に詳しい
https://lh3.googleusercontent.com/-HE7XGtgPmWk/VUmiWKbcAlI/AAAAAAAAuR0/6dhHDn9vJEk/s1600/blogger-image-1873491835.jpg
瀧澤弘和 現代経済学 中公新書 2018/8 のゲーム理論関連の系譜図
https://lh3.googleusercontent.com/-uqwqxOwMx8I/XCxND_ItQzI/AAAAAAABf2I/exZM_pWsw1oNNjOyEHvsrQdKUf8PZ4ZSgCHMYCw/s640/blogger-image--1383236475.jpg
(ティロール『良き社会…』の該当部分#4-5を併読するとわかりやすい)
『経済学大図鑑』(ナイアル・キシテイニー ,2014^2012)などもいいがそもそも世界史を学ぶべきだ。
前述の根井2014kindleと似た趣向の本の映像版
ガルブレイス 不確実性の時代 字幕なし 1977 BBC
https://www.youtube.com/playlist?list=PL2UuZUPZA4vjnPDGBe6HMHzep0aeUbRbH
NHKのライブラリーからコンパクトな映像版経済学史を再編集してほいところだ。
ガルブレイスの番組は以下に対応
不確実性の時代 講談社学術文庫
ジョン・K.ガルブレイス/〔著〕 斎藤精一郎/訳 出版年月 2009年4月
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000211425
この一冊だけでいいという本はないが、経済学史としては、まずはこの一冊、
『経済学の歴史 』根井雅弘 講談社学術文庫 電子書籍版あり 2014^2005(^1998筑摩)
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000151291
通史ではなく伝記の寄せ集めだが、アダム・スミスとマルクスとケインズだけでも読んでおくべきだ。
ゲゼルの名がないのは仕方ないがフィッシャーがいないのはおかしいが。
#5にカレツキ、#7でプルードンの名が出てくる。
カレツキに関しては同著者の、
『現代イギリス経済学の群像~正統から異端へ』(岩波書店 1989年,新版,1995年)
『ケインズ革命の群像~現代経済学の課題』(中公新書 1991年)KOBOあり
https://books.rakuten.co.jp/rk/9453fb743e28353197cdfe080e962158/
『わかる現代経済学』根井 雅弘【編著】朝日新書 2007 (カレツキ関連の執筆は服部 茂幸)
のどれかで補完する必要がある。
ブローグやシュンペーターの経済学史の大著は調べるにはいいが読み物としては勧められない。
ブローグは持っておくべきだが。
経済理論の歴史 1 - 3 ,1966 M.ブローグ (著)[ 新訳は全4巻]
フィッシャーに関しては、全然網羅的ではないが、
竹森俊平『経済論戦は甦る』日経ビジネス人文庫 2007(第1、2章でフィッシャーに言及)
がおすすめ。
フィッシャーの伝記としては吉川洋『経済学をつくった巨人たち』(2001)の小文がいい。
これらは対デフレ理論的に再評価したもの。
(現代経済学は細分化したので大元の巨人の業績を振り返る必要がある。
フィッシャーはスミス、マルクス、ケインズと並ぶ存在)
根井雅弘
市場主義のたそがれ 中公新書 kindle
スティグラ ーは 、従来の産業組織論 (ハ ーヴァ ードに E ・ H ・チェンバリン 、 R ・ケイヴズ 、エドワ ード ・メイスンのような中心的な学者がいたので 、 「ハ ーヴァ ード学派 」と呼ばれることが多い )が 「独占 」 「寡占 」 「自然独占 」などの 「市場構造 」に注目して 、 「経済的厚生 」の改善のために規制を正当化してきたのに対して 、規制とは 、 「業界によって獲得され 、主としてその利益に適うように設計され運営される ( * 9 ) 」という新しい理論を提示した (規制によってその産業への新規参入が困難になれば 、既存の企業はその分超過利潤を獲得することが可能であることに注意 。このような考え方は 、いまでは周知のものになったが 、 「政治過程の経済分析 」と密接な関連性をもっている ) 。スティグラ ーは 、次のように述べている ( * 1 0 ) 。
「規制を求める産業は 、政党が必要とする二つのもの 、すなわち票と資金をもってその代価を支払う用意がなければならない 。資金は 、政治活動資金の寄付 、(実業家が 、選挙資金調達委員会の責任者となるといったような )奉仕活動や 、政党の職員を雇用するといったようなもっと間接的な方法などによって提供することが可能である 。当該産業や他の関連業界の構成員を教育したり (あるいは反教育したり )するような金のかかる企画によって 、規制に対する支持票は結集され 、反対票は駆逐される 。 」
* 9 … … G ・ J ・スティグラ ー 『小さな政府の経済学 ─ ─規制と競争 』余語将尊 、宇佐見泰生訳 (東洋経済新報社 、一九八一年 )一七九ペ ージ 。引用は 、 「経済規制の理論 」から 。
* 1 0 … …前同 、一九八ペ ージ 。
経済学者はこう考えてきた (平凡社新書0893) Kindle版
根井 雅弘 (著)
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2018
カレツキについての記述あり
根井氏の業績の一つにカレツキの紹介がある。カレツキはマルクスとケインズをつなぐ経済学史上最重要人物だ(最近話題のMMTもカレツキに負う部分が多々ある。本書で言及されるミンスキーにもカレツキの影響がある)。
ただしkindleで読めるものは少ない。中公新書『「ケインズ革命」の群像』はkoboでしか読めない。
電子版にこだわる必要はないが一般に勧めやすくなるから欠かせない。
本書はマルクスから記述が始まるから敬遠する一部読者もいるだろうがカレツキの箇所まで読み進めれば疑念は氷解するはずである。
「ヒックス=ハンセン図は 、財政政策と金融政策 、所得決定の理論 、それに貨幣理論の全部を総合することに成功している 。それはさらに 、貨幣の流通速度についての明確な一般理論を提供することにより 、マネタリストとケインジアンのマクロ経済理論を総合するのにも役立っている 。すなわち重要な意味において 、マネタリストの反革命は 、 L Mおよび I Sの形についての論争に帰してしまうのである 。 」
* 2 4 … …出典は 、ポ ール ・ A ・サムエルソン 『経済学 (第十一版 ) 』都留重人訳 、上巻 (岩波書店 、一九八一年 )三七二ペ ージ 。
* 2 5 … …前同 。
参考:
Kelton and Krugman on IS-LM and MMT Jo MichellMarch 6, 2019
https://nam-students.blogspot.com/2019/06/kelton-and-krugman-on-is-lm-and-mmt-jo.html