http://nam-students.blogspot.jp/2006/05/nam_31.html
第二四章 いわゆる本源的蓄積
第一節 本源的蓄積の秘密
…注
一八九 資本制的生産が最も早く発展したイタリーでは、農奴制諸関係の解消も最も早く行なわれた。ここでは農奴が、土地にたいする何らの時効的権利も確保しない前に解放された。だから、彼の解放はただちに彼を無一物なプロレタリアに転化したが、そのうえにこのプロレタリアは、すでにローマ時代からつづいてきたたいていの都市では、新たな主人がちゃんと出来ているのを見いだした。一五世紀末いらいの世界市場革命が北イタリーの商業的優越をくつがえしたとき、反対の方向に運動がおこった。都市労働者が大量的に農村へ駆逐され、そしてそこで、園芸方式で経営される小規模耕作に未曾有の隆盛をもたらした。
…
第六節 産業資本家の創生記
…
公信用すなわち国債の制度──その起原は、ゲヌアやヴェネチア〔いずれも北イタリーの古い共和国〕ではすでに中世に発見される──は、マニュファクチュア時代中に全ヨーロッパに普及した。海上貿易や商業戦争をともなう植民制度が、この制度の温室として役だった。かくして、この制度はまずオランダで確立された。 》(世界の大思想版)
1:13
第一三章 機械と大工業 第一節 機械の発達
…
注
八九 すでに彼以前に、きわめて不完全なものだったとはいえ機械が、前紡に──おそらく最初にはイタリーで──使用された。批判的な技術学史は、総じて、一八世紀のどんな発明も一個人に属することのいかに少ないかを証明するはずである。今までには、こうした著作はあらわれていない。ダーウィンは、自然的技術学の歴史、すなわち、動植物の生活のための生産用具としての動植物の諸器官の形成に、関心を向けた。社会的人間の生産…
Chapter 15: Machinery and Large-Scale Industry 1. THE DEVELOPMENT OF MACHINERY
…
happened. In his programme it was called a machine ‘to spin without fingers’.4
^
CHAPTER 15:
4. Spinning machines had already been used before his time, although very imperfect ones, and Italy was probably the country where they first appeared. A critical history of technology would show how
CHAPTER 26: THE SECRET OF PRIMITIVE ACCUMULATION
注
1. In Italy, where capitalist production developed earliest,
876(1976年)というが未確認
3:36
第三六章 先資本制的なるもの
…
一二世紀および一四世紀にヴェネチアやゲヌアでつくられた信用組合は、古風な高利の支配と貨幣取扱の独占とから自らを解放するという、海上貿易およびこれにもとづく卸売業の必要から生じたものである。
http://www.mlwerke.de/me/me23/me23_741.htm#M189
(189) In Italien. wo die kapitalistische Produktion sich am frühsten entwickelt, findet auch die Auflösung der Leibeigenschaftsverhältnisse am frühsten statt. Der Leibeigne wird hier emanzipiert, bevor er irgendein Recht der Verjährung an Grund und Boden gesichert hat. Seine Emanzipation verwandelt ihn also sofort in einen vogelfreien Proletarier, der überdem in den meist schon aus der Römerzeit überlieferten Städten die neuen Herren fertig vorfindet. Als die Revolution des Weltmarkts seit Ende des 15. Jahrhunderts die Handelssuprematie Norditaliens vernichtete, entstand eine Bewegung in umgekehrter Richtung. Die Arbeiter der Städte wurden massenweise aufs Land getrieben und gaben dort der nach Art des Gartenbaus getriebnen, kleinen Kultur einen nie gesehenen Aufschwung. <=
http://postcapitalistproject.org/node/39
Marx picks up and develops these multilinear threads of argument in new ways during his last decade, 1872-83. Three strands of his writings are important here. The first of these strands is found in the changes he introduced to the 1872-75 French edition of Capital. I confine myself here to one passage that bears on the issue of multilinearism and which cannot be found in standard English or German editions, this one from the section on primitive accumulation, where he discussed the origin of capitalism in the expropriation of the peasantry. In the standard English and German editions, Marx writes: "The expropriation of the agricultural producer, of the peasant, from the soil, is the basis of the whole process.... Only in England, which we therefore take as our example, has it the classic form" (Marx 1976: 876; emphasis added). However, in the later French edition, this passage reads: "But the basis of this whole development is the expropriation of the peasants. So far, it has been carried out in a radical manner only in England.... But all the countries of Western Europe are going through the same development" (Marx 1963: 1170-71; emphasis added). Here, he left room for an alternative development for societies outside Western Europe, including India, China, and Russia.[3]
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/fernand-braudel-1902-1985.html@
ウォーラーステイン 世界システム論 Immanuel Wallerstein World-Systems Theory
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/immanuel-wallerstein-world-systems.html
生涯
出生から青年期まで
リセ教師から研究者へ
捕虜生活
解放そして復職
『地中海』の刊行と「長期持続」
『物質文明・経済・資本主義』の執筆と晩年
学問上の功績
栄誉
脚注
- ^ a b c d e 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.228-229
- ^ a b ポール・ブローデル「歴史家ブローデル誕生秘話」『入門・ブローデル』(2003)p.181
- ^ 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.230
- ^ 生徒のなかにはアルベール・カミュ、ジャック・ベルク、ポール・ロベールなどがいた。
- ^ この時期にブローデルが勤務したリセは、ヌイイ=シュル=セーヌのLycée Pasteur de Neuilly-sur-Seine、パリ8区のLycée Condorcet、パリ5区のLycée Henri-IVであった。
- ^ 彼女の本名は、初婚相手と同じ「ポーレット」であったが、通常は「ポール」と呼称している。
- ^ 人類学者レヴィ=ストロースとは、サンパウロ大学で同僚だった。
- ^ フランス語: École pratique des hautes études。パリ大学(ソルボンヌ大学)の大学院に相当する。
- ^ ポール・ブローデル「歴史家ブローデル誕生秘話」『入門・ブローデル』(2003)p.177
- ^ a b ポール・ブローデル「歴史家ブローデル誕生秘話」『入門・ブローデル』(2003)p.178-179
- ^ a b c 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.237
- ^ a b 1975年、高等研究実習院第6部門は、学位の出せる研究機関である社会科学高等研究院(フランス語: École des hautes études en sciences sociales)に昇格している。
- ^ a b c 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.238
- ^ レヴィ=ストロースはこの年(1958年)、『構造人類学』を出版している。
- ^ a b c 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.240-241
- ^ のちに『文明の文法』という題で刊行された。
- ^ a b c d 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.242-243
- ^ a b c d 浜名優美「ブローデル小伝」『入門・ブローデル』(2003)p.244-247
- ^ 日本では『歴史入門』と題して太田出版より刊行版された。
- ^ a b c カルロス・アントーニオ・アギーレ・ロハス「長期持続と全体史」『入門・ブローデル』(2003)p.13-66
- ^ ブローデル自身も、歴史における速いテンポ、より緩やかなテンポ、ほとんど動かないテンポについては、いろいろ試行錯誤した結果であって、最初から操作概念があったのではないとしている。カルロス・アントーニオ・アギーレ・ロハス「長期持続と全体史」『入門・ブローデル』(2003)p.56 原出典はブローデル "Manela"、1986。
- ^ ISIS本座-『物質文明・経済・資本主義』フェルナン・ブローデル(松岡正剛の千夜千冊2010.5.19)-松岡正剛。原出典はブローデル『物質文明・経済・資本主義』、1975。
著書(日本語訳)
- 村上光彦訳 『物質文明・経済・資本主義 1.――15-18世紀 日常性の構造』 みすず書房、1985年-1999年
- (1) 1985年3月、みすず書房。ISBN 4622020513 / (2) 1985年10月、みすず書房。ISBN 4622020521
- 山本淳一訳 『物質文明・経済・資本主義 2.――15-18世紀 交換のはたらき』
- (1) 1986年4月、みすず書房。ISBN 462202053X / (2) 1988年7月、みすず書房。ISBN 4622020548
- 村上光彦訳 『物質文明・経済・資本主義 3.――15-18世紀 世界時間』
- (1) 1996年1月、みすず書房。ISBN 4622020556 / (2) 1999年12月、みすず書房。ISBN 4622020564
- 浜名優美訳 『地中海』(全5巻、藤原書店、1991年-1995年)、普及版2004年/小型版・全10巻、1999年
- (1) 「環境の役割」藤原書店、1991年11月。ISBN 4938661373
- (2) 「集団の運命と全体の動き1」藤原書店、1992年6月。ISBN 4938661519
- (3) 「集団の運命と全体の動き 2」藤原書店、1993年6月。ISBN 4-938661-80-2
- (4) 「出来事、政治、人間1」藤原書店、1994年6月。ISBN 4938661950
- (5) 「出来事、政治、人間2」藤原書店 、1995年3月。ISBN 4894340119
- 松本雅弘訳 『文明の文法――世界史講義 (1・2)』
- みすず書房、(1) 1995年8月。ISBN 4622034948 / (2) 1996年11月。ISBN 4622034956
- 金塚貞文訳 『歴史入門』 太田出版、1995年8月。ISBN 4872332237
- 中央公論新社〈中公文庫〉、2009年11月。ISBN 4122052319。改訂版
- 『ブローデル歴史集成(1) 地中海をめぐって』 藤原書店、2004年1月。ISBN 489434372X
- 『ブローデル歴史集成(2) 歴史学の野心』 藤原書店、2005年5月。ISBN 4894344548
- 『ブローデル歴史集成(3) 日常の歴史』 浜名優美監修・訳、藤原書店、2007年9月。ISBN 4894345935
- 桐村泰次訳 『フランスのアイデンティティ (1・2)』
- 論創社、「(1)空間と歴史」、2015年2月/「(2)人々と物質的条件」、2015年4月
- 「貨幣と文明 ― スーダンの金からアメリカ大陸の銀へ ― 地中海のドラマ」(物々交換から銀の流通へ / ポルトガル経由のスーダンの金 / スペインとアメリカ大陸の銀, 1946年) (浜名優美、尾河直哉訳) ― 叢書『アナール 1929-2010』歴史の対象と方法(エマニュエル・ル・ロワ・ラデュリ & アンドレ・ビュルギエール監修, 浜名優美監訳, 藤原書店)第II巻:1946-1957 (2011年06月刊) 第1章
- 「長期持続」(歴史学とさまざまな持続 / 短期の時間をめぐる論争 / コミュニケーションと社会数理 / 歴史家の時間、社会学者の時間, 1958年) (山上浩嗣、浜名優美訳) ― 上掲書 第III巻:1958-1968 (2013年12月刊) 第1章
共著・編著
- 岩崎力訳 『都市ヴェネツィア 歴史紀行』。フォルコ・クイリチ撮影(写真90点を収録)
- 岩波書店、1986年8月。ISBN 4000014870 /岩波書店<同時代ライブラリー>、1990年3月。ISBN 4002600203
- 福井憲彦・松本雅弘訳 『ブローデル 歴史を語る――地中海・資本主義・フランス』 編著、新曜社、1987年5月。ISBN 4788502666
- 神沢栄三訳 『地中海世界』 みすず書房(1・2)。「(1) 空間と歴史」1990年12月、「 (2) 人間と遺産」1992年6月
- 改版全1巻:2000年1月、新版2011年5月。ISBN 4622033844
- フィリッポ・コアレッリ/モーリス・エマール/ジョルジュ・デュビー(Georges Duby) ほかと共著
- 尾河直哉訳 『フェルナン・ブローデル 地中海の記憶――先史時代と古代』
- 藤原書店、2008年1月。ISBN 4894346079。ロザリーヌ・ド・アヤラ、ポール・ブローデル校訂・解説
伝記研究
- ブローデル、井上幸治編・監訳 『フェルナン・ブローデル 1902-1985』新評論、1989年1月。ISBN 479480024X
- 赤井彰・古川堅治・高橋正男『ブローデルとブローデルの世界 「アナール派」史学研究のために』 刀水書房、1991年12月。ISBN 4887081278
- 川勝平太編、網野善彦・山内昌之・二宮宏之ほか著『海から見た歴史 ブローデル「地中海」を読む』 藤原書店、1996年3月。ISBN 489434033X
- ピエール・デックス、浜名優美訳『ブローデル伝』 藤原書店、2003年2月。ISBN 4894343223
- ジャック・ル・ゴフほか、浜名優美監訳、山上浩嗣ほか訳『ブローデル帝国』藤原書店、2000年5月。ISBN 489434176X
- イマニュエル・ウォーラーステイン、ポール・ブローデルほか、浜名優美監修、尾河直哉訳 『入門・ブローデル』 藤原書店、2003年3月。ISBN 4894343282
- 浜名優美 『ブローデル「地中海」入門』 藤原書店、2000年1月。ISBN 489434162X
- I.ウォーラーステイン、浜田道夫・中村美幸・末広菜穂子訳『開かれた歴史学 ブローデルを読む』 藤原書店、2006年4月。ISBN 4894345137
関連項目
外部リンク
- 『物質文明・経済・資本主義』フェルナン・ブローデル(松岡正剛の千夜千冊 2010.5.19)- 松岡正剛
アナール学派 - Wikipedia
アナール学派(仏: L'école des Annales、英: Annales School)は、20世紀 ... 雑誌『 アナール』は伝統的な歴史学への批判から出発したが、1930年代にフェーヴルが .... ドイツやイギリスの史学者の多くはアナール学派には懐疑的であった一方、構造面に着目 ...
歴史学派 - Wikipedia
歴史学派(れきしがくは / 独:Historische Schule)は、19世紀初めのドイツにおいて法学・経済学の分野で起こった学派で、啓蒙 ...
社会史とアナール学派 - 一橋大学附属図書館
新聞、雑誌はあたかもそれがフランスのアナール学派の影響下に起っているかのように説いている。そういう側面がばあい ... 歴史と社会』が現代ドイツ史とナチスの社会構造に力点を置いていた。大野さんはその中心 ...
Title 1950・60年代西ドイツ歴史学とフランス・アナール学派 Sub Title ...
(Adobe PDF)
アナール学派の研究方法がドイツ歴史学界ではどのように議論され,. ドイツの社会史的な歴史学の成立にどのように関連した ...
ドイツ歴史学派 (German Historical School) - Cruel.org
ドイツ歴史学派は、19 世紀終わりにカール・メンガーやオーストリア学派との長い Methodenstreit 論争を開始するまでは、自分 ...
歴史を語る32ページ
返信削除同質化し、帝国主義が他民族に同質性を強要するのと対照的である。これはローマ帝国に固有の原
理ではない。たとえば、二〇世紀まで続いたオスマン帝国について、アナール学派のロベール·マン
トランは述べている。
オスマン帝国時代には、地方住民をイスラム化することも、オスマン化することもけっしてな
かったのです。この現実を現代政治の諸問題がいかに押し隠そうとも、事実はそうなのです。地
方住民は、自分たち固有の民族性や宗教、 、ときには政治体制や独立性、経済活動までも、
独自に保持していたのです。トルコ人たちは金や産物や奴隷を要求しましたが、各住民や各集団
を、是が非でもオスマン化·トルコ化しようとはしませんでした。各地域は固有の性格を保って
いたのです。このことは、一八世紀ととりわけ一九世紀における民族主義の勃興を、説明してく
れるでしょう。(Tブローデル歴史を語る?』福井憲彦、松本雅弘訳、新曜社)32ページ
オスマン·トルコというr帝国」の解体、アラビアの諸民族の独立は、西欧諸国家の「帝国主義」
の下になされた。しかし、そのとき、西欧の諸国家は、オスマン·トルコの帝国主義から諸民族を解
放するのだ、と思念していたのである。そして、そのことが近代の帝国主義の特徴なのだ。つまり、
「帝国主義」とは、「帝国」の原理なしに、ネーション=ステートが他のネーションを支配することである。
したがって、オスマン・トルコを解体させた西洋列強は、たちまちアラブの民族主義者の反抗に出会うほかなかった。
定本4-44ページ
「帝国
世界共和国へ
返信削除国民国家の延長としての帝国は 、旧来の 「帝国 」ではなく 、 「帝国主義 」と呼ばれるべきものです 。ここ