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http://www.esri.go.jp/jp/prj/hou/hou012/hou012.html研究会報告書等 No.12フランスとドイツの家庭生活調査-フランスの出生率はなぜ高いのか-主なポイント1. フランスの高い出生率を支えるもの高い出産期女性の労働力率(80%)と高い合計特殊出生率(1.89)手厚くきめ細かい家族手当第2子以降には所得制限なしで20歳になる直前まで家族手当を給付子どもが3歳になるまで育児休業または労働時間短縮が認められ、第2子以降の育児休業手当は3歳まで受給可能保育ママ、ベビーシッターの利用に関する補助金も利用可能子どもをもつ家庭に有利なN分N乗方式の所得税制多様な保育サービス35時間労働制で男女とも短い労働時間同棲による婚外子が一般化2. ドイツはなぜ出生率が低いのかドイツは児童手当等の現金給付は手厚いが、合計特殊出生率は低迷(1.34)保育サービスが不足学校は半日制、給食はなく、子どもは昼前に下校するため、母親のフルタイム就業は事実上困難フランスよりも性別役割分業意識が強いこともあいまって、女性は就業か子育てかの二者択一を迫られる状況3. 日本への含意家族政策の内容、子育てをめぐる諸政策の一貫性等が必要
日本のシングルマザーの貧困率が突出して高い理由10/28(日) 7:04配信 読売新聞(ヨミウリオンライン)「昇給もせず、ボーナスももらえない」 また、日本の企業の旧態依然とした働き方も、シングルマザーの生活を苦しくしている要因といえそうだ。私が話を聞いたシングルマザーたちの中でも、若い母親たちは特にこの点を強く指摘していた。 日本の企業では、定時の就労時間を午前9時から午後5時に設定しているケースが多い。そして、基本的には社員全員がオフィスへ出勤し、机を並べて仕事する。仕事が終わった後にも、度々職場の食事会や飲み会が開かれ、そこでのコミュニケーションが社内の人脈づくりや評価につながり、「将来の出世や昇給に響く」と感じる人は少なくない。 ひとり親世帯の子どもは、一般的に認可保育園に入りやすいケースが多いため、待機児童の問題で悩むことは少ないはずだ。しかし、シングルマザーが前述のような働き方をするのは極めて難しい。 午前9時にオフィスに到着しなければならない。すると、午前6時には起きて子どもを保育園や幼稚園に送る準備や、食事の支度をし、子どもたちを送り届けてから満員電車に乗ってオフィスへ行く。 保育園への「お迎え」があるので、「時間短縮(時短)勤務」の制度を活用したり、夕方は定時に退社したりしなくてはならず、遅い時間に緊急の会議が開かれたとしても、出席は極めて難しい。まして仕事の後の「付き合い」などできるはずがない。 フルタイムでの勤務自体が難しいため、なかなか昇給も昇格もせず、「ボーナスをもらえないこともある」という。収入が少ないのは、ある意味必然と言える。日本のシングルマザーの貧困率が突出して高い理由写真はイメージです働き方改革で変化も? ただ、最近は「働き方改革」が進み、企業なども少しずつ変わってきている。 フレックスタイム制を導入する企業も増えてきており、リモートワーク(在宅などによる勤務)をできる企業もある。様々な「チャットツール」や、ウェブ会議のための通信用アプリケーションも開発されており、全員がオフィスに集まる必要もなくなってきた。 また、「副業」や「パラレルキャリア」という言葉を耳にすることが多くなってきたように、技能さえ持っていれば、フリーランスで収入源を複数確保することも可能になってきた。実力が収入につながれば、仕事のあとの宴席などを気にする必要もなくなるはずだ。 シングルマザーの貧困が子供の貧困を招き、そして最終的に日本の国力の低下にもつながりかねない。一部の家庭の話だと切り捨てるのではなく、国を挙げて対策を検討し、早急に改善されていくことを期待したい。※プロフィル森永 康平( もりなが・こうへい ) 経済アナリスト。子どもたちへの金融教育事業を展開する株式会社マネネ(東京)代表取締役社長CEOも務める。証券会社や運用会社にてアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した後、複数の金融機関で外国株式事業やラップ運用事業を立ち上げる。インドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国で新規事業の立ち上げや法人設立も経験。現在は法律事務所の顧問や、複数のベンチャー企業のCFO(最高財務責任者)も兼任している。日本証券アナリスト協会検定会員。ツイッターアカウントは@KoheiMorinaga 。経済アナリスト 森永康平https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00010000-yomonline-bus_all&p=3
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http://www.esri.go.jp/jp/prj/hou/hou012/hou012.html
研究会報告書等 No.12
フランスとドイツの家庭生活調査-フランスの出生率はなぜ高いのか-
主なポイント
1. フランスの高い出生率を支えるもの
高い出産期女性の労働力率(80%)と高い合計特殊出生率(1.89)
手厚くきめ細かい家族手当
第2子以降には所得制限なしで20歳になる直前まで家族手当を給付
子どもが3歳になるまで育児休業または労働時間短縮が認められ、第2子以降の育児休業手当は3歳まで受給可能
保育ママ、ベビーシッターの利用に関する補助金も利用可能
子どもをもつ家庭に有利なN分N乗方式の所得税制
多様な保育サービス
35時間労働制で男女とも短い労働時間
同棲による婚外子が一般化
2. ドイツはなぜ出生率が低いのか
ドイツは児童手当等の現金給付は手厚いが、合計特殊出生率は低迷(1.34)
保育サービスが不足
学校は半日制、給食はなく、子どもは昼前に下校するため、母親のフルタイム就業は事実上困難
フランスよりも性別役割分業意識が強いこともあいまって、女性は就業か子育てかの二者択一を迫られる状況
3. 日本への含意
家族政策の内容、子育てをめぐる諸政策の一貫性等が必要
日本のシングルマザーの貧困率が突出して高い理由
10/28(日) 7:04配信 読売新聞(ヨミウリオンライン)
「昇給もせず、ボーナスももらえない」
また、日本の企業の旧態依然とした働き方も、シングルマザーの生活を苦しくしている要因といえそうだ。私が話を聞いたシングルマザーたちの中でも、若い母親たちは特にこの点を強く指摘していた。
日本の企業では、定時の就労時間を午前9時から午後5時に設定しているケースが多い。そして、基本的には社員全員がオフィスへ出勤し、机を並べて仕事する。仕事が終わった後にも、度々職場の食事会や飲み会が開かれ、そこでのコミュニケーションが社内の人脈づくりや評価につながり、「将来の出世や昇給に響く」と感じる人は少なくない。
ひとり親世帯の子どもは、一般的に認可保育園に入りやすいケースが多いため、待機児童の問題で悩むことは少ないはずだ。しかし、シングルマザーが前述のような働き方をするのは極めて難しい。
午前9時にオフィスに到着しなければならない。すると、午前6時には起きて子どもを保育園や幼稚園に送る準備や、食事の支度をし、子どもたちを送り届けてから満員電車に乗ってオフィスへ行く。
保育園への「お迎え」があるので、「時間短縮(時短)勤務」の制度を活用したり、夕方は定時に退社したりしなくてはならず、遅い時間に緊急の会議が開かれたとしても、出席は極めて難しい。まして仕事の後の「付き合い」などできるはずがない。
フルタイムでの勤務自体が難しいため、なかなか昇給も昇格もせず、「ボーナスをもらえないこともある」という。収入が少ないのは、ある意味必然と言える。
日本のシングルマザーの貧困率が突出して高い理由
写真はイメージです
働き方改革で変化も?
ただ、最近は「働き方改革」が進み、企業なども少しずつ変わってきている。
フレックスタイム制を導入する企業も増えてきており、リモートワーク(在宅などによる勤務)をできる企業もある。様々な「チャットツール」や、ウェブ会議のための通信用アプリケーションも開発されており、全員がオフィスに集まる必要もなくなってきた。
また、「副業」や「パラレルキャリア」という言葉を耳にすることが多くなってきたように、技能さえ持っていれば、フリーランスで収入源を複数確保することも可能になってきた。実力が収入につながれば、仕事のあとの宴席などを気にする必要もなくなるはずだ。
シングルマザーの貧困が子供の貧困を招き、そして最終的に日本の国力の低下にもつながりかねない。一部の家庭の話だと切り捨てるのではなく、国を挙げて対策を検討し、早急に改善されていくことを期待したい。
※プロフィル
森永 康平( もりなが・こうへい )
経済アナリスト。子どもたちへの金融教育事業を展開する株式会社マネネ(東京)代表取締役社長CEOも務める。証券会社や運用会社にてアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した後、複数の金融機関で外国株式事業やラップ運用事業を立ち上げる。インドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国で新規事業の立ち上げや法人設立も経験。現在は法律事務所の顧問や、複数のベンチャー企業のCFO(最高財務責任者)も兼任している。日本証券アナリスト協会検定会員。ツイッターアカウントは@KoheiMorinaga 。
経済アナリスト 森永康平
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