水曜日, 10月 24, 2018

【EU】今世紀中にドイツの人口逆転 フランス「産む国へ」100年の執念[2018/10/24]

参考:
フランスではなぜ出生率が高いのか?
http://www.esri.go.jp/jp/prj/hou/hou012/hou012.html
________


【EU】今世紀中にドイツの人口逆転 フランス「産む国へ」100年の執念 [10/24]


1SQNY ★2018/10/25(木) 05:38:14.91ID:CAP_USER>>7
・今世紀中にドイツの人口逆転 フランス、産む国へ100年の執念 

欧州の福祉大国フランスとドイツが、少子化対策で明暗が分かれている。フランスは2016年、合計特殊出生率(女性が一生に生む子供の数の平均)が1.92で、5年連続で欧州連合(EU)の首位を維持する一方、ドイツは1.60で追い上げに奮闘中。現在の人口は欧州最大だが、国連推計では今世紀中にフランスに抜かれる見込みだ。両国の違いは何なのか。(三井美奈) 

・ 育休なし、働く母 

 仏北部シャルトルに住む弁護士ペリーヌ・シャボシュさん(37)は、4~11歳の男児3人のシングルマザー。3年前に離婚した。 

 「保育所や学校の送迎はいつも大変。でも、子供たちの笑顔を見ると疲れも吹き飛ぶ」と話す。みんな産後2カ月半で保育所やベビーシッターに預け、育児休業なしに職場復帰した。 

 次男を出産後、時間のやりくりがつかず、弁護士事務所の上司に「うちは所帯が小さいから困る」と退職を促された。中堅事務所に移った今も夕食後、シッターに子供を任せて出社し、残業することもしばしば。それでもやってこられたのは手厚い支援のおかげだ。 

 月900ユーロ(約12万円)のシッター費の半分は補助金が出る。育児手当は3人で月299ユーロ(約4万円)。年収約4万2千ユーロ(約550万円)で所得税は870ユーロ(約11万円)だから、たっぷりおつりがくる。 

・ 子供最優先 

 フランスの合計特殊出生率は1993年に1.66に落ち、2006年に2.00に戻った。経済協力開発機構(OECD、13年)統計で国内総生産(GDP)に占める家族給付支出は3.65%。北欧と並んで先進国トップクラスで、日本(1.49%)の倍以上だ。 

とにかく産んでもらい、国が支える-というのが保革を問わず、歴代政府の立場。育児支援は予算の「聖域」扱い。08年の金融危機後、北欧などほかのEU諸国と同様に出生率が下がると「フランス『特例』の終わりか」(ルモンド紙)、「危険な減少」(レゼコー紙)などと大騒ぎだ。 

 日本との大きな違いは、「3歳まで親が育てないと悪影響が出る」という「3歳児神話」が希薄なこと。パリの保育園長は「男女格差がなくなり、女性の出世競争も激化したので、育休をとらず、産後2~3カ月で預ける母親が多い」と話す。昼の公園では肌の色の違う移民出身シッターたちが乳幼児をあやす。 

・ ドイツ、格闘中 

 隣国ドイツでは90年代、合計特殊出生率が1.24まで下落。メルケル首相は2005年の就任後、7人の子供の母フォンデアライエン家庭相(現国防相)を起用し、育児支援に本腰を入れた。 

 保育所不足は、日本並みに深刻だ。5月にはベルリンで母親ら約3500人が抗議デモを行った。 

 主催者の一人、大学職員のカタリーナ・マールトさん(30)は1歳男児の母。「妊娠中、保育所を予約しに行ったら『400人待ち』と言われた。入るのは至難の業。ネットで入所の権利が千ユーロ(約13万円)で売買されていたので、頭にきたわ」と憤る。 

 政府は07年、75万人分の保育所増設の目標を掲げ、13年には1歳以上の幼児に「保育請求権」を認めた。育児手当も増額し、現在は子供1人当たり月194ユーロ(約2万5千円)、3人目には月200ユーロ(2万6千円)支給する。 

給付はフランス以上に手厚いのに、出生率は同じようには上がらない。政府の努力で15年に1.50、16年には1.60になったが、新生児は、ほぼ4人に1人が外国籍。15年に約100万人の難民・移民が流入した影響とみられている。 

・ 戦争と人口 

 両国の出生率の分かれ目は、戦争の経験が大きい。 

 パリ政治学院のポールアンドレ・ロゼンタル教授は、「フランスで人口増強は、100年来の国策。ドイツに戦争で負けたのは、『人口で逆転されたからだ』という意識が染みついている」と指摘する。 

 19世紀初めのフランスは人口約3千万を擁する欧州一の大国だった。英雄ナポレオンは徴兵制で巨大な国民軍を築き、欧州を制覇した。その後、出生率は低下。世紀末にドイツに追いつかれた。これと並行するように1871年、普仏戦争に敗北し、領土割譲を迫られた。第一次世界大戦では戦勝国になったものの国土が戦場となり、140万人が死亡。第二次大戦ではドイツに占領支配された。 

2018.10.24 06:3 Sankei biz 
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/181024/mcb1810240630001-n1.htm 

>>2


2SQNY ★2018/10/25(木) 05:38:32.56ID:CAP_USER>>1
 育児手当の創設は1932年。政府公認の「産み捨て」制度すらある。母親が匿名で育てられない新生児を病院に残し、国に養育責任を委ねる仕組みだ。 

 一方、第二次大戦後の西独は、優生思想に基づくナチスの「民族増殖」政策の反省から家族への介入を敬遠した。子供への手当給付は54年に始まったが、貧困救済が重視され、保育所設置や働く母親の支援は進まなかった。女性就労を進めた東独もドイツ統一後、西独制度に吸収された。 

・ 「悪い母親」 

 ドイツの保育所整備の遅れには、保守的な家族観も背景にある。 

ベルリン人口開発研究所のスザンヌ・ディネル研究員は、「幼児を預けて働く女性は『悪い母親』と批判されがち。女性はキャリアを犠牲にしないため、出産を遅らせる。罪悪感から、フランスのように割り切ってシッターにまかせることができない」と指摘する。ディネル氏自身、長男を産んだのは38歳の時だ。 

 マールトさんはデモの後、「子供の面倒を見るのが母親。あんたはわがままだ」などと書かれた批判メールを数百通受け取った。「女性が職場復帰する権利を訴えても、世間は冷たい」とため息をつく。 

 2012年には「母親は子供が3歳になるまで育児に専念すべきか」が国民論議になった。連邦政府が「在宅育児手当」を創設した時だ。保育所増設が追いつかない中、3歳未満の子供を自宅で育てる親に月100ユーロ(約1万3千円)を支給する制度だった。「母親を家庭に縛る」という批判が出て、政府は導入断念を迫られた。判断は自治体に委ねられ、現在はバイエルン州など一部が実施する。 

 ・「パパ育休」EU法案 仏は抵抗 

 父親の育児休業取得を促すEU法案に、フランスが反発している。 

 「両親のワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」と名付けられた法案は、スウェーデンがモデル。欧州委員会が導入を目指す。両親に各4カ月間の手当付き育休を定め、取らないと権利を失う仕組み。各国に疾病手当並みに高い育休手当を義務付け、父親が仕事を休んでも家計負担が抑えられるようにした。EU主要国の疾病手当は給与の7~9割と高い。 

 フランスは、育休手当は月額一律396ユーロ(約5万円)と低い。育児支援を手厚くし、母親に産後、早く職場復帰を促す制度だ。マクロン仏大統領は今春、欧州議会で「指令案の目標はすばらしいが、金がかかる」と反対を表明した。 

 「父親育休」促進はドイツも07年に始めた。手当は給与の67%。両親共に取得すれば14カ月で、母親だけ取る場合より2カ月延長できる。この制度で、父親の育休取得率は3%から36%に増えた。 

 ただし、父親育休は「少子化の特効薬ではない。意識改革を促すだけ」と、ベルリン人口開発研究所のディネル研究員は指摘する。「保育所が不足するうちは、家計を支える父親がフルタイムで復帰し、母親が育児を担う構造が残る。私の夫も育休を取ったが、その後は仕事を優先した。結局、私が時短勤務に切り替えた」と話す。 

(画像) 
http://www.sankeibiz.jp/images/news/181024/mcb1810240630001-p1.jpg

2 Comments:

Blogger yoji said...

http://www.esri.go.jp/jp/prj/hou/hou012/hou012.html
研究会報告書等 No.12
フランスとドイツの家庭生活調査-フランスの出生率はなぜ高いのか-

主なポイント

1. フランスの高い出生率を支えるもの
高い出産期女性の労働力率(80%)と高い合計特殊出生率(1.89)
手厚くきめ細かい家族手当
第2子以降には所得制限なしで20歳になる直前まで家族手当を給付
子どもが3歳になるまで育児休業または労働時間短縮が認められ、第2子以降の育児休業手当は3歳まで受給可能
保育ママ、ベビーシッターの利用に関する補助金も利用可能
子どもをもつ家庭に有利なN分N乗方式の所得税制
多様な保育サービス
35時間労働制で男女とも短い労働時間
同棲による婚外子が一般化
2. ドイツはなぜ出生率が低いのか
ドイツは児童手当等の現金給付は手厚いが、合計特殊出生率は低迷(1.34)
保育サービスが不足
学校は半日制、給食はなく、子どもは昼前に下校するため、母親のフルタイム就業は事実上困難
フランスよりも性別役割分業意識が強いこともあいまって、女性は就業か子育てかの二者択一を迫られる状況
3. 日本への含意
家族政策の内容、子育てをめぐる諸政策の一貫性等が必要

6:49 午後  
Blogger yoji said...

日本のシングルマザーの貧困率が突出して高い理由
10/28(日) 7:04配信 読売新聞(ヨミウリオンライン)
「昇給もせず、ボーナスももらえない」
 また、日本の企業の旧態依然とした働き方も、シングルマザーの生活を苦しくしている要因といえそうだ。私が話を聞いたシングルマザーたちの中でも、若い母親たちは特にこの点を強く指摘していた。

 日本の企業では、定時の就労時間を午前9時から午後5時に設定しているケースが多い。そして、基本的には社員全員がオフィスへ出勤し、机を並べて仕事する。仕事が終わった後にも、度々職場の食事会や飲み会が開かれ、そこでのコミュニケーションが社内の人脈づくりや評価につながり、「将来の出世や昇給に響く」と感じる人は少なくない。

 ひとり親世帯の子どもは、一般的に認可保育園に入りやすいケースが多いため、待機児童の問題で悩むことは少ないはずだ。しかし、シングルマザーが前述のような働き方をするのは極めて難しい。

 午前9時にオフィスに到着しなければならない。すると、午前6時には起きて子どもを保育園や幼稚園に送る準備や、食事の支度をし、子どもたちを送り届けてから満員電車に乗ってオフィスへ行く。

 保育園への「お迎え」があるので、「時間短縮(時短)勤務」の制度を活用したり、夕方は定時に退社したりしなくてはならず、遅い時間に緊急の会議が開かれたとしても、出席は極めて難しい。まして仕事の後の「付き合い」などできるはずがない。

 フルタイムでの勤務自体が難しいため、なかなか昇給も昇格もせず、「ボーナスをもらえないこともある」という。収入が少ないのは、ある意味必然と言える。

日本のシングルマザーの貧困率が突出して高い理由
写真はイメージです
働き方改革で変化も?
 ただ、最近は「働き方改革」が進み、企業なども少しずつ変わってきている。

 フレックスタイム制を導入する企業も増えてきており、リモートワーク(在宅などによる勤務)をできる企業もある。様々な「チャットツール」や、ウェブ会議のための通信用アプリケーションも開発されており、全員がオフィスに集まる必要もなくなってきた。

 また、「副業」や「パラレルキャリア」という言葉を耳にすることが多くなってきたように、技能さえ持っていれば、フリーランスで収入源を複数確保することも可能になってきた。実力が収入につながれば、仕事のあとの宴席などを気にする必要もなくなるはずだ。

 シングルマザーの貧困が子供の貧困を招き、そして最終的に日本の国力の低下にもつながりかねない。一部の家庭の話だと切り捨てるのではなく、国を挙げて対策を検討し、早急に改善されていくことを期待したい。


※プロフィル
森永 康平( もりなが・こうへい )

 経済アナリスト。子どもたちへの金融教育事業を展開する株式会社マネネ(東京)代表取締役社長CEOも務める。証券会社や運用会社にてアナリスト、エコノミストとしてリサーチ業務に従事した後、複数の金融機関で外国株式事業やラップ運用事業を立ち上げる。インドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国で新規事業の立ち上げや法人設立も経験。現在は法律事務所の顧問や、複数のベンチャー企業のCFO(最高財務責任者)も兼任している。日本証券アナリスト協会検定会員。ツイッターアカウントは@KoheiMorinaga 。

経済アナリスト 森永康平


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00010000-yomonline-bus_all&p=3

5:37 午後  

コメントを投稿

<< Home