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齊藤 誠 (@makotosaito0724) | |
金銀含有量が不確実だったため、内在価値を決めることができず、公的な発行者が対銀相場で額面を定め、発行者が保有者に対してその額面で回収に応じていたらしい。すると、エレクトラム貨は鋳造貨幣ではなく、信用貨幣ということになる。ただ、その後の銀貨は鋳造貨幣の性格を持った。
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ISHIZUKA Ryouji (@ISHIZUKA_R) | |
エレクトラム貨に額面はあったのでしょうか。
(ウィキの写真参照) 額面がない貨幣についてはレイが書いていたかと思います。 twitter.com/makotosaito072… |
齊藤 誠 (@makotosaito0724) | |
@ISHIZUKA_R ありました。分数表示だったようです。当初は、大口のもの(硬貨一枚で家畜が何頭も買えてしまうような単位)だけといわれていたのですが、その後の発掘で小口のものもあるとのことです。刻印と額面が計数通貨としての硬貨の必須条件というのが定義のようです。
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ISHIZUKA Ryouji (@ISHIZUKA_R) | |
@makotosaito0724 レイは具体的にどの貨幣とは書いていませんでした。「昔の硬貨を見てみよう。それには神話上の人物や国王の肖像が刻まれているが、額面金額nominal valueは示されていなかった。」『現代貨幣理論入門』訳320ページ。画像だけでは分からないのでレイの誤解か。彼は来日しますからだれか聞いてほしい。
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齊藤 誠 (@makotosaito0724) | |
@ISHIZUKA_R 額面が硬貨そのものに印字されていたかどうかは別問題だと思います。形状や重さごとに通貨単位が決められて、いちいち秤で計るのではなく、一枚、二枚と数えることが貨幣単位の計算となる計数通貨だったと思います。日本の銅銭も、印字はなかったですが、一文でした。
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ISHIZUKA Ryouji (@ISHIZUKA_R) | |
昔の貨幣に額面価値が刻印されていなかった、ということについてはレイと@makotosaito0724さんも一致している。ただし、その解釈は微妙にことなる。レイは額面が印字されていないので、国王はその徴税に際してその枚数を恣意的に増やすことができるという。
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ISHIZUKA Ryouji (@ISHIZUKA_R) | |
@makotosaito0724 つまり貨幣価値を引き下げてしまうことになる。これをcrying down (Primer,p.170)とよぶようだが確定した訳はないのだろうか。邦訳の「こき下ろす」は不適訳か。レイはそのことをもって国家が貨幣を制定する根拠とみなすのではないか。
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