マルクス哲学、MMT、れいわ新選組(IX)消費税制こそが「人間使い捨て国家」を作ったやんね!その4
(その3の翌日)
おかみ えっとさ。宿題の「海外事業を持つ企業が輸出戻し税を利用して、国内の消費者から受け取った消費税を自分のものにしてしまう話」を図にするってことなんだけど。あたし気づいちゃった。この日本の消費税制度さえあれば、バカでも大儲けできるよ。日本と海外で事業やって、ポイントは日本で仕入れることね。
大将 おまえ天才だな。もう気づいたか。
おかみ セブンイレブンが高収益なのはこの仕組みを使ってそう。
大将 まあな。意図しているかしていないかは別として、あの事業形態は消費税率が上がれば上がるほどもうかるな。上がらなくても税制が存在してるだけでボロいわけだが。
おかみ そうするとさ。ドメでやってる小売りは全部殺せるね。
大将 んだからな。意図しているかは別としてな。ユニクロなんかもそうだよ。消費税率が上がれば上がるほど自動的にもうかる。
にゅん もう嫌だこんな国...
おかみ 大将、うちもさ。海外に第二店舗つくるべきだよ。
大将 シー。あまり大きい声で言うんじゃない。
おかみ なんでー?ほら、ZOZOとかさ。ソフトバンクの出資を受けてグローバル展開したと思ったらまた大成長したわけじゃん。あったりまえやん。
大将 だから黙れちゅうの! それより、図はどうなった?
おかみ それがさ、実家のパソコンでお絵かきしようと思って父にこの話してみたんだよ。そしたら「なんだそのトンデモは!」って一喝されちゃったのよね。そしたら、ちょっとまた自信を失ったというか。。。
にゅん (おかみはバカなのか天才なのか...)
おかみ どうやって説得すればいいかしらって思って。それで宿題どころじゃなくなっちゃって。
にゅん なかなか進まない(笑)
大将 でもな。MMTも同じだろ。人間ってさ、いったん理解したぞと思った事柄を脳内で書き換えることがなかなかできないんだよ。
にゅん なるほどねえ。。。MMTもほんと何時まで経ってもちゃんとは理解されないね。貨幣は政府が作っている。政府支出Gと税Tの差額がベースマネーMと国債Bの和に常になっている。このことがねえ。。。
おかみ あたしは大丈夫だよ。「G-T =ΔB +ΔM」!
にゅん それで親父さんにMMTは説得できたの?
おかみ ああ、確かに...
大将 まあ、そんな感じでさ。説得したいなら手を変え品を変えやるしかない。商売人ならそんな暇に海外店舗を作るものだろ。おまえは真実をひとめたいってわけだろ。noteとかやっちゃって。おかみのそういうとこ、好きだぜ。
おかみ あら♡
にゅん 帰っていいすかね...
大将 悪い悪い。ちょっと切り口を変えた話をしよう。とにかく、ここまでの話を理解できないとどうしてセブンやユニクロが儲かるかがちゃんと理解できなくなる。
おかみ そもそも、このよくある説明の図がねえ...
大将 このよくある説明が単純なトリックだってことは
前回しゃべったよな。でも、これだけだとまだ腑に落ちない人たちがいるだろう。
にゅん「自分はちゃんと理解してるぞ」と思ってるからね。
大将 そういうことだな。あとこのトリックがすごくよくできている。「海外では税を取っていない」という事実と、「下請けから税を取ってしまっている」という事実と、「大手メーカーは下請けに仮払いしている」という事実の三つを数字的には綺麗に説明してしまうからなんだね。
おかみ まあ、そうね。
大将 「仕向け地課税が原則」と言って、現行制度が正しいんだと言っている人がいらしたけど、そういう話じゃないんだよね。
おかみ 「仕向け地課税」って何?
大将 こういう原則があるんだ。
間接税は、あくまでも国内において消費される物品・サービスの販売、提供を課税対象とする。
大将 で、この原則に対応するための国内処理として、どうやるのが妥当かなっていう話をしたいわけ。
おかみ 了解。
大将 これね。上の「よくある説明」を最初に見ちゃうともうそこでほかの見方を受け付けなくなってしまう。脳が。だから説明のために、前回とは別の方法を考えてみた。
おかみ どんな?
大将 そもそも現行の仕組みは「海外消費税は消費税・間接税を取ることができない」という決まりがあるということが利用されているんだな。まさにその「仕向け地課税」という原則があるから各国対応せざるを得ない。
おかみ ふんふん。
大将 そこで「もしも、海外でも普通に消費税を取れたらどうなるか」を考えて、「でも法的にはできない」となったときに日本政府はどんなルールを作るべきだろうか、を考えてみればいいんだ。実はそうすると今のシステムの異様さが際立つ。こんなことをやっているのは日本だけだ。
おかみ なるほど。
大将 三パターン考えた。ほら、消費税は二つの考え方が可能だったろ。「①消費者が支払っている」という公式ビューと、「②企業が付加価値税として払っている」という本質ビュー
おかみ もう一つは?
大将 「③そもそも消費税が存在しない国に10パーセントの消費税制度を導入するけど、海外からは取れない制約がある場合」。どのパターンでも今の制度はとても異様なことになるのがわかるはずだ。
おかみ やってみて!
大将 じゃあ、まず「①消費者が支払っている」という公式ビューな。
大将 上が「もし海外で消費性が取れてたらこうなるだろ」の図だ。大手メーカーは普通に50納税してるだろ。
おかみ そうだね。
大将 でも、GATTか何か知らんけど海外では消費税を取れない。じゃあ政府はどうしたらいい?この真ん中の絵は「政府がどさくさに紛れて大手に全部返すことにしたらこうなる」っていう図ってわけだな。そもそも本来は下の図でいいんだよ。政府も大手メーカーも大喜びだ。質問あるか?
おかみ・にゅん ...
大将 じゃあ、次行くぞ。言っとくがこっちが本質からな。「②消費者は企業の付加価値税で、企業が払ってる」とっていう本質論で通すと、こうだ。
大将 でも、GATTか何か知らんけど海外では付加価値税を取れない。じゃあ政府はどうしたらいい?この真ん中の絵は「政府がどさくさに紛れて大手に全部返すことにしたらこうなる」っていう図ってわけだな。そもそも本来は下の図でいいんだよ。政府も大手メーカーも大喜びだ。
おかみ・にゅん ...
大将 じゃあ、最後な。これでわからん奴がいたらちょっと悩むわ。「③もともと消費者がない国があったとする。それが上の図だ。
大将 その国が、新しく10パーセントの消費税を取りましょうということになったとする。そのとき、こんな真ん中みたいなふざけた制度作るだろうか?だって下の図でいいんだぜ。政府も大手メーカーも大喜びだ。
おかみ・にゅん ...
大将 だろ?理屈はどれでもいいんだよ。とにかく国内で仕入れて輸出すると、なぜかはわからないがめっちゃ儲かる。
おかみ そういうことなんだよ。剛力彩芽の元カレいるじゃん?あの人が成功したのは本当の実力じゃないよ。日本で仕入れた物品を別にそんなに儲からなくても海外で売れば、なぜかはともかく消費税は自分のものになる。
にゅん でもそれだと還付金が戻ってくるだけだよね。そんなに戻ってる?
おかみ にゅんさん、バカだね。まだわからないの?還付金で受け取るのはバカ。
にゅん んんん?
おかみ このままプラスを使って国内で同じ商売してごらんよ。日本で暮らしている純情は消費者たちが社会保障のためってことで我慢して納めてる税金を預かっても、仮払い消費税があるから納税しなくていいのよ。
にゅん んんん?
おかみ こうやってから国内に参入すれば、国内だけで営業してる業者には間違いなく勝てるわ。だって預かり消費税を納税しなくて済むから。まるっと懐に入るんだから。還付金で受け取る必要はないのよ。目立ってしまう。
大将 おい、しゃべりすぎかもよ\(^o^)/
おかみ これは別に狙ってやってる会社だけじゃないってことね。国内である程度成功したから海外進出して大成功した会社ってあるでしょ。ユニクロもセブンも。トヨタもソニーもそうといっちゃそうよね。彼らは、知らないうちにこの恩恵を享受していたのよ。
にゅん もう嫌だこんな国...
おかみ じゃあ、海外二号店の計画立てるよ!
大将 まあな。それをやれば放っておいても儲かっちゃう。商売人は理屈を知らなくても本能的にそれをかぎつけるんだ。それもまた才覚だな。
にゅん でも。。。
おかみ にゅんさん、あなた正しい人ね。「消費税の本質は企業の付加価値税」だって理解した人はここに不正義を見るわ。だってこれは本質的には正直な人たちそ蹂躙しているのよ。「社会保障のため」とか「将来の子供たちのために」っていうタテマエで徴収された国民の「預け消費税」が結果としてなんとセブンやユニクロの懐に入る。これは制度が間違っているのよ。
大将 まあ、わかってやっているとは限らない。でも、とにかく消費税が上がるとな。そういう企業が自動的に儲かってしまう。マルクスも言っているだろう。自分たちが良かれと思って応援している制度が、自分たちを苦しめているんだぜ。
にゅん うーむ。
おかみ 次回こそ図にするから。ああ、本当にやさしいにゅんさん。元気出して!三号店はにゅんさんに任せてあげるから。
大将 (おかみ。。。天才過ぎる)
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