土曜日, 3月 02, 2019

大西 広「史的唯物論、労働組合運動、マルクス派最適成長論」京都大学2011年 最終講義(&マルクス主義関連:和田豊他)

京都大学2011年最終講義 「史的唯物論、労働組合運動、マルクス派最適成長論」 大西 広
https://youtu.be/7So9vSkf-Ck







慶應義塾大学出版会 | マルクス経済学 | 大西広
https://www.keio-up.co.jp/np/detail_contents.do?goods_id=2493

目次

マルクス経済学
A5/並製/256頁
初版年月日:2012/04/16
ISBN:
978-4-7664-1915-3

(4-7664-1915-4)
Cコード:C3033
税込価格:2,592円

マルクス経済学
目次
はしがき

第1章 マルクスの人間論
     ――唯物論としての人間・自然・生産関係
 I 土台としての生産活動
 II 上部構造の唯物論的理解
 III 土台が上部構造を規定するとはどういうことか

第2章 商品生産社会としての資本主義
     ――資本主義的生産力の量的性格、自己増殖する価値としての資本
 I 商品生産が一般化する条件としての生産力
 II 生産物と商品――具体化された唯物論的人間観としての商品交換
 III 商品としての貨幣
   ――具体化された唯物論的人間観としての貨幣目的
 IV 自己増殖する貨幣としての資本
   ――具体化された企業の生産目的としての貨幣増殖

第3章 工業社会としての資本主義
     ――資本主義的生産力の質、労働指揮権としての資本
 I 「労働指揮権」としての資本
 II 剰余価値の量的変動
 III 非工業部門における「産業革命」と資本主義化

第4章 資本主義の発展と死滅――蓄積論
 I 資本主義の生成・発展・死滅を説明するモデル
   ――マルクス派最適成長モデル
 II 蓄積捨象の場合の再生産条件――単純再生産
 III 剰余価値の資本への転化――拡大再生産
 IV 資本主義的蓄積の一般的傾向――資本主義的蓄積の終焉
 V 原始的蓄積と国家資本主義


第5章 資本主義的生産に先行する諸形態
 I 迂回生産システムの飛躍的発展としての農業革命
 II 手工業における前封建制社会と封建制社会
 III サルが人間になるについての狩猟の役割

補論1 マルクス派最適成長論の分権的市場モデル
補論2 階級関係を組み込んだマルクス派最適成長モデルとその含意
補論3 牛耕の導入と普及による農家経営規模格差の変動モデル
数学付録 動学的最適化問題の解法について

参考文献
索引
目次



http://www.showado-kyoto.jp/book/b96754.html
経済=統計学
基礎理論の理解と習得

著者 大西 広 著
藤山 英樹 著
ジャンル 経済・経営
テキスト > テキスト(経済・経営)
出版年月日 2008/05/01
ISBN 9784812208304
判型・ページ数 B6・208ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり
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目次
総論
I さまざまな統計指標
 01 寄与率・寄与度(GDP成長率を例に。Ex.藤江著)
 02 不平等度の指標(1)(ジニ係数)
 03 不平等度の指標(2)(タイル指数)
  (コラムで「中国の省別所得格差の怪」を説明)
 04 価格指数
 練習問題

II 全数調査と標本調査
 01 全数調査と標本調査
  (コラムで「実験経済学によるデータ生成」を説明)
 02 母平均と標本平均
 03 母分散と標本分散
  (コラムで「共分散と相関係数」を説明)
 04 標本平均の平均と分散
 05 標本平均の分布形(中心極限定理)
  (コラムで「正規分布」を説明)
 練習問題

III 母平均の推定と検定
 01 母集団が正規分布、母分散が既知の場合の母平均の推定
  (コラムで「推定値の望ましい性質」を説明。不偏性、一致性、効率性のこと)
 02 母集団の分布型が未知、母分散が既知の場合の母平均の推定
 03 標本分散の分布(χ2分布)
 04 母集団が正規分布、母分散が未知の場合の母平均の推定(t分布)
  (コラムで標本分散の不偏性の証明)
 05 母集団の分布型が未知、母分散が未知の場合の母平均の推定
 06 情報コストとしての標本数と情報価値
 07 推定理論の検定理論への拡張
 08 第一種の過誤と第二種の過誤
 09 複数の標本分散を比べる検定(F分布)
 練習問題

付表
正規分布表
χ2分布表
t分布表
F分布表

内容説明
基礎理論を理解するだけでなく、その重要性の意味を解説。推定・検定の方法が四種の場合に分けられ、それとの関わりでΧ2乗分布やt分布が登場する理論構造、中心極限定理などがなぜ重要なのかをクリアーに理解させる 

__________

《…カレツキは、以上みた論文Kalecki[1968]*の最後の部分において、マルクスの『資本論』第3巻、第15章のい
わゆる「剰余価値の実現」の問題を論じた一節「直接的搾取の諸条件と剰余価値の実現の諸条件とは同一で
はない。‥‥‥‥」を引用して、「マルクスは、明らかに、資本主義の動態に対する有効需要の影響を深く認
識していた」としつつも、「彼は、彼の再生産表式によって叙述されている過程を、有効需要の問題の帰結
として資本主義に内在する矛盾という観点から体系的に吟味することをしなかった」と、マルクスにおける
『資本論』第3巻の「剰余価値の実現」の問題=「有効需要の問題」と第2巻の再生産表式論との関連の未
展開を批判する。》
http://www.unotheory.org/news_II_8
 栗田康之 :カレツキの資本主義経済論―マルクスおよび宇野理論との関連で―(PDF形式:563KB)

*("The Marxian equations of reproduction and modern economics"「マルクスの再生産の方程式と近代経済学」1968,1991未邦訳)


《直接的搾取の条件とその実現の条件とは同一ではない。それらは、時間的および場所的にばかりでなく、
概念的にも別のものである。前者は社会の生産力によってのみ制限され、後者は、相異なる生産部門間の比
率性により、また社会の消費力によって制限されている。だが、社会の消費力は、絶対的生産力によっても
絶対的消費力によっても規定されないで、敵対的な分配諸関係──これは社会の大衆の消費を、多かれ少な
かれ狭い限界内でのみ変動する最小限に縮小する──の基礎上での消費力によって規定されている。》
資本論3:15:1


大西広『マルクス経済学』2015年版を読んで、カレツキの名がないので絶望した。
主題的に必要なのに。

カレツキに関しては過去に幾つか翻訳があるし、
栗田康之『資本主義経済の動態』、根井雅弘『「ケインズ革命」の群像』がいい。
後者は読みやすく安価でオススメ。

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マルクス主義関連:

桜井書店-価値の理論

www.sakurai-shoten.com/content/books/026/bookdetail.shtml

価値の理論 和田 豊著 ... 本体4500円+税 発行 初刷:2003年12月9日 ... はしがき; 第1章 マルクス派経済学の価格理論.

価値の理論 | 和田 豊 |本 | 通販 | Amazon

www.amazon.co.jp/価値の理論-和田-豊/dp/4921190259

和田 豊作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また価値の理論もアマゾン配送 ... 価値の理論 単行本 – 2003/12/1 ...

これは和田豊著『価値の理論』の感想です。

www2.odn.ne.jp/bunka/wadakachiron.htm

和田豊価値の理論』(桜井書店)を推奨する ... そして何より本書は、今日のマルクス経済学にはびこる「労働価値論はずし」に根本的な反省 ... 全面的考察という「民主的」 方法の例はたとえば本書第章「マルクス派経済学の価格理論」の ... 2003年12月19 .

Title 労働価値説と支配労働価値説 : 和田豊価値の理論』の検 討 ...

(Adobe PDF)

repository.lib.gifu-u.ac.jp/.../20.../1/KJ00004182405.pd...

和田豊価値の理論』(桜井書店2003年 12月1 は、20世紀を超えた今を「『資本. 論』 とともに迎えた経済学者は間違いなく少数 ...

価値の理論 単行本 – 2003/12/1

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価値の理論  和田 豊著
価値の理論

価値論の新射程

労働価値規定をはじめ、生産価格論・転形問題、生産的労働論、国際価値論などを網羅、一貫した<労働過程論の視角>でマルクス経済学における価値論を再構築する。

A5判/上製/304頁
ISBN4-921190-25-9
本体4500円+税
発行
初刷:2003年12月9日

著者の言葉

幾多のマルクス派経済学者の予測と期待を裏切り続けた二十世紀が終焉した。新世紀を『資本論』とともに迎えた経済学者は,間違いなく少数派であろう。このことは,マルクスの労働価値論にいっそうよく当てはまる。『資本論』の分析を何らかの点で肯定的に評価する場合でも,継承すべきは労働価値論から切り離された形で再構成された価値形態論や物神性論や再生産論や産業予備軍の理論であるといった「労働価値論はずし」が,今日ではかつてほどに珍しい立場ではなくなっているからである。 

しかしながら,経済学における価値論が商品の交換価値の実体・形態・水準を解明する理論であるとすれば,価値論は,それがいかなる内容のものとして構想されるかは別として,市場経済もしくはその一類型である資本制経済を分析対象とする経済学にとって欠くことのできない基礎理論である。したがって,代替説のない「労働価値論はずし」は不可能であり,労働価値論にたいする姿勢としては,既成の理論展開にみられる数々の欠陥を指摘することでよしとするのではなく,それらの欠陥を克服し労働価値論本来の分析力を回復させる方向で新たな理論構築をすすめる途が閉ざされているのか否かを,見極めるだけの慎重さが望まれるといえよう。本書が意図するのはそうした労働価値論の再構築である。

2003年8月 和田 豊

目次
  • はしがき
  • 第1章 マルクス派経済学の価格理論
    • 第1節 はじめに
    • 第2節 マルクスの労働価値論
    • 第3節 労働過程論の視角
    • 第4節 貨幣=価格形態の必然性
    • 第5節 交換価値の実体規定
    • 第6節 不等労働量交換の重層的展開
  • 第2章 貨幣の必然性論の諸類型
    • 第1節 課題の設定
    • 第2節 必然性論の原型
    • 第3節 必然性論の基本4類型
    • 第4節 新たな必然性論をめぐって
  • 第3章 労働価値概念の基本性格
    • 第1節 課題の設定
    • 第2節 労働価値概念の基礎
    • 第3節 労働価値概念の仮想性と現実性
    • 第4節 労働価値概念の共時性と通時性
  • 第4章 異種労働の抽象的労働への還元
    • 第1節 課題の設定
    • 第2節 価値比例説の展開
    • 第3節 諸説の特徴とその限界
  • 第5章 結合生産商品の労働価値規定
    • 第1節 問題の所在
    • 第2節 諸説の展開
    • 第3節 均等配分ルールの修正
  • 第6章 労働価値体系の生産価格体系への転形
    • 第1節 課題の設定
    • 第2節 転形問題解決の前提
    • 第3節 生産価格体系下の不等労働量交換
  • 第7章 転形問題論争の系譜と展望
    • 第1節 転形問題論争の源流
    • 第2節 新リカード派のフォーク論
    • 第3節 フォーク論克服の試み
    • 第4節 総計一致諸命題両立論の「復活」
    • 第5節 転形問題論争の現局面
    • 第6節 評価と展望
  • 第8章 生産的労働論争と労働価値論
    • 第1節 課題の設定
    • 第2節 商品論レベルの分析
    • 第3節 再生産論レベルの分析
    • 第4節 生産的労働論争の意義と限界
  • 第9章 諸搾取率の概念とその意義
    • 第1節 課題の設定
    • 第2節 搾取率の第1分類
    • 第3節 搾取率の第2分類
    • 第4節 搾取率の第3分類
    • 第5節 搾取率概念の批判
  • 第10章 労働価値論の国際的適用
    • 第1節 課題の設定
    • 第2節 分析の枠組み
    • 第3節 国際不等労働量交換の重層的展開
  • 人名索引
著者
和田 豊(わだ・ゆたか)

1957年,石川県金沢市に生まれる
1979年,名古屋大学経済学部卒業
(株)日立製作所勤務をへて
1986年,名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学
名古屋大学経済学部助手,日本学術振興会特別研究員をへて
現在,岡山大学経済学部助教授(社会経済学担当)


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Discussion  Paper No.381 号 転形問題に関する伊藤解法の検討柘植徳雄20 17 年12 月25 日TOHOKU  ECONOMICS  RESEARCH  GROUP GRADUATE  SCHOOL  OF  ECONOMICS  AND MANAGEMENT TOHOKU  UNIVERSITY 27-1  KAWAUCHI,  AOBA-KU,  SENDAI, 980-8576 JAPAN 

https://researchmap.jp/?action=cv_download_main&upload_id=171053
ボルトキェヴィッチ流の解法も、所詮はスティードマンと同様の、価値と価格が相互に
独立した決定システムに帰着してしまう。一定の技術条件の下で価値方程式と生産価格方程式が同時に成立するとするフォーク型の分岐理論であるが、逐次転化論は、平均利潤率を求める論理的転形が労働体系を修正させていき、貨幣による価格表現をはぎとったところのスラッファ流の生産価格方程式に行き着くことを論証した。ボルトキェヴィッチの解法も、逐次転化とスラッファ流の生産価格方程式を内包していることが明らかにされた以上、逐次転化の妥当性を傍証しているといえよう。 価値から生産価格価値への転形は、逐次転化手続きによって行い、こ


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1 Comments:

Blogger yoji said...

世の中に労働によって出来ていない商品は一つでもあるか?
ない
これが労働価値説の証明

長期的には我々は皆死んでしまうのではなく労働価値説の支持者だ
ただし株式会社の経営者、株主は短期的に物を見る
これが問題だ

1:56 午前  

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