土曜日, 12月 13, 2014

宇野弘蔵と弁証法:メモ

                (柄谷行人マルクスリンク::::::::::本頁
NAMs出版プロジェクト: 宇野弘蔵と弁証法:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2014/12/blog-post_13.html (本頁)
 
宇野弘蔵、またはマルクスとスピノザ
http://nam-students.blogspot.jp/2013/11/blog-post_29.html
ヘーゲル『小論理学』と宇野弘蔵『経済原論』:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2013/12/blog-post_2835.html
NAMs出版プロジェクト: 経済原論131~2頁、再生産表式関連
http://nam-students.blogspot.jp/2014/06/1312.html
グルントリッセ1857~8...(+資本論草稿関連)
http://nam-students.blogspot.com/2016/07/blog-post.html (経済学批判要綱内にHegel論理学の影響)
NAMs出版プロジェクト: 小幡道昭 経済原論 2009 目次
http://nam-students.blogspot.jp/2016/08/2009.html





『資本論』と私』(2008年、お茶の水書房)より

宇野弘蔵
『経済原論』メモより 1947年?

 第一篇 流通論
  第一章 商品
   第一節 商品の二要因
   第二節 交換価値=価値形態
   第三節 価値形態=価格
  第二章 貨幣
   第一節 価値尺度としての貨幣
   第二節 流通手段としての貨幣
   第三節 貨幣
  第三章 資本

 第二篇 生産論
  第一章 資本の生産過程
   第一節 労働=生産過程
    a   労働過程
    b   生産過程における労働の二重性
    c   生産的労働の社会的規定
   第二節 価値形成=増殖過程
   第三節 資本家的生産方法の発展
  第二章 資本の流通過程 
   第一節 資本の価値と流通費用
   第二節 資本の回転
   第三節 剰余価値の流通
  第三章 資本の再生産過程
   第一節 単純生産 資本の再生産と蓄積   
   第二節 拡張再生産 資本家的蓄積の現実的過程
   第三節 社会(的)総資本の再生産過程

 第三篇 分配論
  第一章 利潤
   第一節 剰余価値の利潤への転化
   第二節 一般的利潤率の形成  
    a   異れる部門の利潤形成の形態
    b   商品価格の生産価格の転化
    c   生産価格と市場価格 資本の競争
   第三節 一般的利潤率の低落の傾向
    a   生産力の増殖による超過利潤の追求
    b   一般的利潤率の傾向的低下の法則
    c   資本家的生産方法の内的矛盾の展開
  第二章 地代
   第一節 差額地代とその資本形態としての第一形態
   第二節 差額地代の第二形態
   第三節 絶対地代
  第三章 利子
   第一節 貸付資本と銀行資本
   第二節 商業資本と商業利潤
    a   流通資本の資本化
    b   商業利潤と商業資本の倒錯性
   第三節 それ自身として利子を生むものとしての資本
      (それ自身に利子を生むものとしての資本(著作集第一巻))

   第四節 資本主義社会の階級性
http://komesen.sblo.jp/article/43615480.html
http://homepage3.nifty.com/tanemura/re2_index/U/uno_kozo.html 


ヘーゲル的トリアーデの採用経済原論 (岩波全書) (単行本)
昔は馬鹿にしていたが宇野弘蔵『経済原論』(岩波全書、全227頁)はいい。
資本の定義を蓄積された労働価値としないで、商品、生産要素、貨幣のどれとも切り離せないものとする(88頁)。
この三つは『経済原論』の各三篇(流通論/生産論/分配論)に対応し得るだろう。
普通『資本論』第三部は個別資本を扱った部分が強調されるが、この方がスッキリする。利子が最後に叙述されるのも納得できる。
第二部もつなぎとしての意味よりも重要性が増している。
労働価値説が後退したかのように感じる人もいるだろうが、再生産表式こそ生産要素分析の王道であることが明確になる。
ヘーゲル的トリアーデの採用(著作集第一巻版ほど明確ではない)には賛否両論あるが、意識的に読むなら有効だ。
柄谷行人『トランスクリティーク』とまた少し違った(マルクスという固有名のない~マルクスの名は脚注に回される~)『資本論』の活かし方がある。
参照される岩波文庫の頁数が旧版のものであるのが残念(追記:その後2016年岩波文庫版『経済原論』は現行『資本論』を参照した仕様に改訂された)。

参考:
               /\
              /  \
             / 利子 \
            /______\
           /\ <分配論>/\
          /  \    /__\
         / 利潤 \  / 地代 \
        /______\/______\
       /\              /\
      /  \    宇野弘蔵    資本の\
     / 資本 \  『経済原論』  /再生産過程
    /______\        /______\
   /\<流通論> /\      /\ <生産論>/\
  /  \    /  \    /  \    /  \
 / 商品 \  / 貨幣 \  /資本の \  /資本の \
/______\/______\/_生産過程_\/_流通過程_\

ヘーゲル論理学と資本論との対応はもっと細かい。
松村一人訳のヘーゲル『小論理学』(1947年版)目次に宇野が書き込んだメモのファクシミリ版が『『資本論』と私』(2008年、お茶の水書房)に載っている。『資本論五十年』(上472頁)でも語られる。
https://lh5.googleusercontent.com/-YfVVPkY6Ok8/VIxazGk0ceI/AAAAAAAAoN4/TZv1qhXBCLg/s1600/blogger-image-1434458389.jpg

宇野弘蔵『経済原論』目次:


序論
第一篇 流通論
 第一章 商品
 第二章 貨幣
 第三章 資本

第二篇 生産論
 第一章 資本の生産過程
  第一節 労働=生産過程
  第二節 価値形成=増殖過程
  第三節 資本家的生産方法の発展
 第二章 資本の流通過程
 第三章 資本の再生産過程
  第一節 単純生産~~資本の再生産と労働力の再生産
  第二節 拡張再生産~~資本家的蓄積の現実的過程
  第三節 社会総資本の再生産過程~~価値法則の絶対的基礎

第三篇 分配論
 第一章 利潤
  第一節 一般的利潤率の形成~~価値の生産価格への転化
  第二節 市場価格と市場価値(市場生産価格)~~需要供給の関係と超過利潤の形成
  第三節 一般的利潤率の低落の傾向~~生産力の増進と景気循環
 第二章 地代
 第三章 利子
  第一節 貸付資本と銀行資本
  第二節 商業資本と商業利潤
  第三節 それ自身に利子を生むものとしての資本
  第四節 資本主義社会の階級性

上記のメモを見ると宇野弘蔵が弁証法信徒(ヘーゲル論理学の弁証法は論理学ではなく修辞学である)に思えるが、そうではない。宇野は1935年、既に後に柄谷行人が双頭と呼んだ国家と資本をアンチノミーとして見る視座をスピノザから得ている。こちらは原理論ではなく段階論(及び現状分析)に生かされた。

資料:

宇野弘蔵「経済政策の起源及性質に就て
   ——スピノーザ哲学体系第三部「感情の起源及性質に就て」参照」(全文)

「序言
 経済政策に就て記述した大抵の人々は、恰も彼等が商品経済の法則に従う商品経済的の
物を取り扱うのでなくて、商品経済の外に在る物を取り扱うような方法を取っている。
云々

 定義
 一、二 略
 三、経済政策とは商品経済の運動を増加し、或いは滅少し、促進し或いは防止する商品
経済の発動、及びそれと同時に、これらの発動の観念であると解する。
 それ故に若し社会がこれらの発動の妥当なる原因であり得るならば、社会は政策を働'と
解し、然らざる場合には受'働'と解する。

 仮定
 一、商品経済の社会はその活動を増加或いは減少する多くの仕方において刺戟され、又
同様にその活動力を増加或いは減少しない他の仕方においても刺戟されることが出来る。
 二、商品経済の社会は多くの変化をうけ、且つその際に対象の印象或いは痕跡に従って
物の同じ表象像を維持することが出来る。

 定理
 一、政治は或働を為し、又或る働を受ける。即ち政治は妥当なる観念を有する限りに於
いて必然に或る働を為し、又非妥当なる観念を有する限りに於いて必然に或る働を受ける。
 証明。略
 系。これから、政治は非妥当なる観念を一層多く有するに従って益々多くの働を受け、
又反対に、妥当なる観念を一層多く有するに従って、益々多くの働を為すことが起こる。」

(2008年お茶の水書房、宇野弘蔵『『資本論』と私』271-272頁より。同書解説ではスピ
ノザのパロディと解釈される。初出は1935年、東北帝国大学 研究年報「経済学」第2号付録経済学会々報(ガリ版刷り。国会図書館デジタルコレクションにはない。))

参考:
宇野弘蔵『資本論五十年』上,法政大学出版局1973]:475-476頁
大黒弘慈 「宇野理論形成の思想的背景 ―純粋と模倣― 」2007
http://www.unotheory.org/files/daikoku.pdf
(これは、大黒弘慈「宇野弘蔵の『純粋』-戦前・戦中の思想形成-」1999『批評空間』第II期
第20号,太田出版 他を纏めたもの)

スピノザ『エチカ』第三部序言
「感情ならびに人間の生活法について記述した大抵の人々は、共通した自然の法則に従う自然
物について論じているのではなくて、自然の外にある物について論じているように見える。…」
http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note3pr
定義
三 感情とは我々の身体の活動能力を増大しあるいは減少し、促進しあるいは阻害する身体の変状
〔刺激状態〕、また同時にそうした変状の観念であると解する。…


追記:
柄谷は弁証法を循環に置き換えている。ヘーゲルやエンゲルスと混同されたくないのだろう。


補記:
宇野弘蔵『経済原論』はヘーゲル『小論理学』の構成を参考にしていると
いう(『「資本論」と私』2008年、お茶の水書房)。無理矢理図解するなら(☆=起点)、

       /\
      /利子\
     /(分配論) \
    /利潤__地代\
   /\宇野弘蔵・ 資本の再
  /資本\経済原論/生産過程
 / (流通論)\  /(生産論)\
/商品__貨幣\/生産__流通\
☆        過程  過程

宇野経済原論の特徴として、
労働価値説が後退した(ハーヴェイ資本論解説書で訳者が批判)。
剰余価値率(@生産論/資本の生産過程)と利潤率(@分配論/利潤)の
位置づけがわかりやすい☆☆。
利子を最後にすることで信用のループが明確化した(正確にはその後鈴木鴻一郎が発展させた)☆☆☆。
ただしどちらかと言えば宇野弘蔵は信用よりも労働力の再生産を問題視した。
ちなみに山口重克(『経済原論講義』1985)は分配論を競争論(資本論3:45地代論にある言葉〜宇野211頁参照)と名称を変えた。小幡道昭『経済原論』2009(18頁参照↓)では第3部を機構論と命名している。

1流通論→(変容)→3機構論
   ↘︎      ↗︎
   (作用) (反作用)
     ↘︎  ↗︎
     2生産論
   (労働*/生産/蓄積)

*分業と協業の直行関係(&例):

    分 業
    2I1
   ーー十ーー協業
    3I4

1商品経済、2ピラミッド、3無人島、4職人工房
同124,315頁参照 
(ただし協業のなかに分業が含まれると考えた方がいい)


労働と消費の直行関係(&例):

    労 働
    2I1
 消費ーー十ーー非消費
    3I4
    非労働

2廃棄物処理、4完全オートメーション
104,312頁

☆☆
「いわゆる労働日をできうる限り延長することが…資本にとっては…基本原理となる。…マルクスはこれを剰余価値率m/v(vは可変資本、mは剰余価値)をもってあらわし、労働力の搾取度を示すものとするのである。」(岩波全書版『経済原論』67頁、岩波文庫版78頁)

「剰余価値率がm/vとして、資本家と労働者との関係をあらわすのに対して、利潤率はm/c+vとして、剰余価値の
全資本に対する分配率を示し、資本家と資本家との関係をあらわすものになる。」(岩波全書版『経済原論』137頁、岩波文庫版151頁。ち
なみに利子率は225頁に記述がある。@分配論/利子/1)

「利潤率に対する利子率の関係は、前者が一般に個々の資本にとってその投資部面を決定する基準となるのに対して、後者は個々の資本の運動中に生ずる遊休貨幣資本を資金として資本家社会的に共同的に利用しつつ、利潤率の相違を補足的に均等化するものといってよいのであって、この資金は、個々の資本家の資金でありながら、銀行を通して社会的資金として、上述のように資本の蓄積に対する社会的規制をなすものとなる。」

☆☆☆
岩井克人『資本主義を語る』
http://tetsusala.seesaa.net/article/400611103.html
(「貨幣の起源」に関して、柄谷行人氏との対談『貨幣・言語・数』の中で、岩井氏は次のようなことを語っています。)
文庫版197-9頁
《柄谷 …震撼させられたという思いがしたのは、マルクスではなくて、鈴木鴻一郎の『経済学原理論』だった。…ぼくのマルクスの読み方は、宇野弘蔵よりも鈴木鴻一郎を経由しているもので、はじめから「信用」の問題なんです。
岩井 ぼくは、鈴木鴻一郎の講義を一度聞いて、マルクス経済学をやめたんですよ(笑)。
柄谷 ぼくは、講義なんか一度も出ていないもの(笑)。…

岩井 ぼくがやったというのは、結局、鈴木鴻一郎のいう信用過程が終わって後ろからすべてを見直して、信用過程を最初の流通過程にくり込んだということな のかもしれません。マルクスの場合、「労働価値説」という不可能性のコアをもっていて、「真理」への到達がつねに遅れてしまうから、どうしても俗な意味で の「弁証法的」な展開をしてしまうわけです。ぼくの場合は、その「労働価値説」という不可能性のコアがないから、無限の時間を、無限そのものを今ここで実 体化している「貨幣」の問題の一つの派生的な問題として処理することができたわけです。…》

2016年岩波文庫版宇野弘蔵経済原論は現行岩波文庫資本論を参照している。引用頁数も改定されている。


参考:
グルントリッセ...(+資本論草稿関連)
http://nam-students.blogspot.com/2016/07/blog-post.html

ネグリは荒削りの要綱1857~8を評価するから資本論草稿1863~5はそこまで評価しない。
それでも1:6草稿に『マルクスを超えるマルクス』で触れ、資本化に対抗する「移行」の二重性に着目している。
1:6草稿はハーヴェイ訳者で新訳される。

『資本論』はどのようにして形成されたか―マルクスによる経済学変革の道程をたどる 単行本 – 2012/1 不破 哲三 (著)
上記321頁によると、1857年10月時(ノート第二冊)にはヘーゲル『論理学』の類種個の構成を採用する(第二の)プランがあった(第一のプランは6分割)。宇野弘蔵はそれを知っていたのだろう。草稿集1,329頁参照。

* 当初の二つのプラン どちらも、一八五七年一一月)一六日に執筆した「ノート第二冊」に書きつけ
られたものです。
 第ーのプランでは、「資本」の巻はI、II(あわせて後の「資本一般」に相当する篇だてだが、名
称はつけられていない)、III、信用としての資本、IV、株式資本としての資本、V、金融市場としての
資本、VI、富の源泉としての資本、という六篇編成の構成でした(『草稿集』①三一〇〜三一ーペー
ジ)。
 第二のプランは、ノートでその数ページ先に書きこまれていますが、次のように、「資本」の巻がま
ず「一般性」、「特殊性」、「個別性」に三分割され、それぞれがまた三章に分割されるという、二段構
えの組み立てに変更されています。
 I、一般性。(一)(この項の全体の表題はない)。(二)資本の特殊化。(三)資本の個別性。
 II、特殊性。(一)諸資本の蓄積。(二)諸資本の競争。(三)諸資本の集積。
 III、個別性。(一)信用としての資本。(二)株式資本としての資本。(三)金融市場としての資本
(邦訳『資本論草稿集①』三二九ページ)。

以上、不破2012年320頁より

翌年1858年4月のエンゲルスの手紙では四篇構成(資本一般/競争/信用/株式資本)に変わっている。邦訳全集29:246頁。

マルクス『1857-58年草稿』を読み始めてみる | Internet Zone::WordPressでBlog生活
http://ratio.sakura.ne.jp/archives/2008/06/07220400/
二つめのプラン。〔草稿集<1>、329ページ〕

資本。
 I、一般性
  (一)
   (a)貨幣からの資本の生成。
   (b)資本と労働(他人の労働によって媒介された)。
   (c)資本の諸要素、それが労働にたいしてもつ関係にしたがって分解されたもの(生産物。原料。労働用具)。
  (二)資本の特殊化。
   (a)流動資本。
   [(b)]固定資本。
   [(c)]資本の通流
  (三)資本の個別性。
   [(a)]資本と利潤。
   [(b)]資本と利子。
   [(c)]利子および利潤としてのそれ自身から区別された、価値としての資本。
 II、特殊性
  (一)諸資本の蓄積。
  (二)諸資本の競争。
  (三)諸資本の集積(同時に質的な区別でもあり、また資本の大きさと作用の尺度でもある、資本の量的な区別)。
 III、個別性
  (一)信用としての資本。
  (二)株式資本としての資本。
  (三)金融市場としての資本。

マルクス:経済学批判要綱
http://ratio.sakura.ne.jp/old/notes/grundrisse.html

さらにこのプランを修正したものが、p.329に出てくる。
資本。
 I、一般性
  (1)a貨幣からの資本の生成、b資本と労働、c資本の諸要素
  (2)資本の特殊化。a流動資本、固定資本。資本の通流
  (3)資本の個別性。資本と利潤。資本と利子。利子および利潤としてのそれ自身から区別された、価値としての資本。
 II、特殊性――
  (1)諸資本の蓄積。
  (2)諸資本の競争。
  (3)諸資本の集積。
 III、個別性――
  (1)信用としての資本。
  (2)株式資本としての資本。
  (3)金融市場としての資本。
 地代。土地所有。
 賃労働
「(現実的な社会的共同性〔social Gemainschaftlichkeit〕が考えられるようになる前に、まず相互的依存性が純粋に仕上げられていなければならない。自然によって規定されたものではなく、社会によって措定されたものとしてのすべての諸関係。)」([1]331ページ)
実は、土地所有から賃労働への移行の話は、p.334までずっと続いている。
そのなかに、「否定的移行」というのが登場する。すなわち、「資本による土地所有の否定」であり、マルクスは、それは「資本による自立的価値の否定、すなわち、ほかならぬ資本自身による資本の否定」と書いている。「次には賃労働の側からの、土地所有の否定と、土地所有を媒介した資本の否定。すなわち、自己を自立的なものとして措定することを欲する賃労働」([1]334ページ)


参考:
               /\
              /  \
           金融市場としての資本
            /______\
           /\ <個別性>/\
          /  \    /__\
      信用としての資本\  /株式資本としての資本
        /______\/______\
       /\              /\
      /価値\ マルクス1857~8年/  \
     / 個別性\  『資本論草稿』 /諸資本の集積
    /利潤__利子\ ノート2より /______\
   /\<一般性> /\      /\ <特殊性>/\
  諸要素\    /通流\    /  \    /  \
 /    \  /特殊化 \ 諸資本の蓄積\  /諸資本の競争
/貨幣__労働\/流動__固定\/______\/______\
         資本  資本


               /\
              /  \
             / 利子 \
            /______\
           /\ <分配論>/\
          /  \    /__\
         / 利潤 \  / 地代 \
        /______\/______\
       /\              /\
      /  \    宇野弘蔵    資本の\
     / 資本 \  『経済原論』  /再生産過程
    /______\        /______\
   /\<流通論> /\      /\ <生産論>/\
  /  \    /  \    /  \    /  \
 / 商品 \  / 貨幣 \  /資本の \  /資本の \
/______\/______\/_生産過程_\/_流通過程_\

51 Comments:

Blogger yoji said...

350 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2014/12/14(日) 11:48:32.46 0
https://lh5.googleusercontent.com/-YfVVPkY6Ok8/VIxazGk0ceI/AAAAAAAAoN4/TZv1qhXBCLg/s1600/blogger-image-1434458389.jpg
上記のヘーゲル『小論理学』へのメモ(経済原論目次)を見ると宇野弘蔵が弁証法
信徒に思えるが、そうではない。
宇野は1935年、既に後に柄谷行人が双頭性と呼んだ国家と資本をアンチノミー
として見る視座をスピノザから得ている。こちらは原理論ではなく段階論(及び
現状分析)に生かされた(ただし柄谷は宇野はカントの影響を受けていると考え
ているようだが)。

宇野弘蔵とスピノザに関しては以下、
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/philo/1383910190/92
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/philo/1298297727/662

4:42 午前  
Blogger yoji said...

柄谷行人『資本論』を語る -
http://d.hatena.ne.jp/kingfish/20090605

[試験のために読んだ]鈴木鴻一郎の『経済学原理』で、はじめてその体系性がわかったのです。

 ふつう『資本論』というと、第一巻・第二巻しか読まないですね。ルカーチもアルチュセールも、第三巻を読んでいない。少なくとも精読していないということは明らかです。じつは僕もそうだった。試験があるから、精読してはじめて『資本論』が体系的な著作であることに気づいたのです。
 第三巻は信用過程を論じています。第一巻・第二巻しか読まないと、『資本論』が、資本主義経済が「信用の体系」だということを論じていることがわからないのです。ふつうは、第一巻を読んで、資本は労働者から剰余価値を搾取しているというようなことで、資本主義を理解する。そして、マルクスはそういうことを書いているのだと思う。しかし、その程度のことなら、マルクス以前のリカード左派の人たちが書いています。彼らは「搾取」や「賃金奴隷」という言葉も使っていた。マルクスの独自性は、そういうところにはないのです。

9:44 午後
yoji さんは書きました...
岩井克人『資本主義を語る』
http://tetsusala.seesaa.net/article/400611103.html
(「貨幣の起源」に関して、柄谷行人氏との対談『貨幣・言語・数』の中で、岩井氏は次のようなことを語っています。)

“ぼくがやったというのは、結局、鈴木鴻一郎のいう信用過程が終わって後ろからすべてを見直して、信用過程を最初の流通過程にくり込んだということなのかもしれません。マルクスの場合、「労働価値説」という不可能性のコアをもっていて、「真理」への到達がつねに遅れてしまうから、どうしても俗な意味での「弁証法的」な展開をしてしまうわけです。ぼくの場合は、その「労働価値説」という不可能性のコアがないから、無限の時間を、無限そのものを今ここで実体化している「貨幣」の問題の一つの派生的な問題として処理することができたわけです。
(中略)「信用」の問題をやると、ゼロから無限につづいていく時間を取り扱わなければならないからで、無限はマルクス経済学であれ、新古典派経済学であれ、希少性の科学としての経済学にとって鬼門です(笑)。ただし、鈴木鴻一郎の場合でも、流通過程論のあいだに生産過程論を入れることによって、無限が悪さをすることを防ぐ役目をはたさせている。ぼくの場合、無限を恐れる必要がない。まず、『貨幣論』の前半で無限の時間を循環論法のかたちに形式的に折りたたんで、「貨幣」をまさに無限が「いまここ」に集約されることによって、無から有が生まれている問題だというふうに論じ、『貨幣論』の後半のハイパー・インフレーションを論ずるときには、一度折りたたんだ循環論法をもう一度ゼロから無限への時間軸を通して展開して、まさに無限がどのように悪さをするかを見てみることになるわけです。”

9:55 午後  
Blogger yoji said...

http://www36.atwiki.jp/aabiblio/pages/26.html
1993
● 「共同討議 貨幣・言語・数:貨幣論から日本資本主義批判へ」(岩井克人・柄谷行人との座談会、1993.1.18.)、『批評空間』no.9、1993.4→岩井克人『資本主義を語る』講談社、1994.10→ちくま学芸文庫、1997.2

10:36 午後  
Blogger yoji said...

文庫版
198~199



198

柄谷 …ぼくのマルクスの読み方は、宇野弘蔵よりも鈴木鴻一郎を経由しているもので、はじめから「信用」の問題なんです。
岩井 ぼくは、鈴木鴻一郎の講義を一度聞いて、マルクス経済学をやめたんですよ(笑)。
柄谷 …ぼくは、講義なんか一度も出ていないもの(笑)。…



岩井克人『資本主義を語る』
http://tetsusala.seesaa.net/article/400611103.html
(「貨幣の起源」に関して、柄谷行人氏との対談『貨幣・言語・数』の中で、岩井氏は次のようなことを語っています。)

岩井 “ぼくがやったというのは、結局、鈴木鴻一郎のいう信用過程が終わって後ろからすべてを見直して、信用過程を最初の流通過程にくり込んだということなのかもしれません。マルクスの場合、「労働価値説」という不可能性のコアをもっていて、「真理」への到達がつねに遅れてしまうから、どうしても俗な意味での「弁証法的」な展開をしてしまうわけです。ぼくの場合は、その「労働価値説」という不可能性のコアがないから、無限の時間を、無限そのものを今ここで実体化している「貨幣」の問題の一つの派生的な問題として処理することができたわけです。
(中略)「信用」の問題をやると、ゼロから無限につづいていく時間を取り扱わなければならないからで、無限はマルクス経済学であれ、新古典派経済学であれ、希少性の科学としての経済学にとって鬼門です(笑)。ただし、鈴木鴻一郎の場合でも、流通過程論のあいだに生産過程論を入れることによって、無限が悪さをすることを防ぐ役目をはたさせている。ぼくの場合、無限を恐れる必要がない。まず、『貨幣論』の前半で無限の時間を循環論法のかたちに形式的に折りたたんで、「貨幣」をまさに無限が「いまここ」に集約されることによって、無から有が生まれている問題だというふうに論じ、『貨幣論』の後半のハイパー・インフレーションを論ずるときには、一度折りたたんだ循環論法をもう一度ゼロから無限への時間軸を通して展開して、まさに無限がどのように悪さをするかを見てみることになるわけです。”


http://www36.atwiki.jp/aabiblio/pages/26.html
1993
● 「共同討議 貨幣・言語・数:貨幣論から日本資本主義批判へ」(岩井克人・柄谷行人との座談会、1993.1.18.)、『批評空間』no.9、1993.4→岩井克人『資本主義を語る』講談社、1994.10→ちくま学芸文庫、1997.2


柄谷 ヘーゲル的すぎるけどね。…

9:43 午後  
Blogger yoji said...

柄谷 …震撼させられたという思いがしたのは、マルクスてろはなくて、鈴木鴻一郎の『経済学現理論』だった。…


文庫版197頁

9:45 午後  
Blogger yoji said...

岩井は299頁水村対談でカレツキーに言及している

7:32 午後  
Blogger yoji said...


宇野弘蔵 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/宇野弘蔵
宇野 弘蔵(うの こうぞう、1897年11月12日 - 1977年2月22日)は、日本のマルクス 経済学者。日本のマルクス経済学者の中でも特に影響力の大きな一人であり、その 学派は宇野学派と称された。宇野学派は新左翼や社会主義協会に影響をあ...

鈴木鴻一郎 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/鈴木鴻一郎
鈴木 鴻一郎(すずき こういちろう、1910年(明治43年)5月23日 - 1983年(昭和58年)4月22日)は、日本の経済学者。山口県山口町出身。専攻はマルクス経済学の経済理論。宇野弘蔵の後継者。元東京大学名誉教授、金沢経済大学・帝京大学教授。彼が宇野から継承した宇野経済学は伊藤誠によって引き継がれることになる。

信用論を発展させより宇野のマルクス解釈をよりヘーゲル的にした。

10:49 午後  
Blogger yoji said...

宇野(弘蔵) …ぼくが警察に連れてゆかれたときに、警察署長がぼくに、先生のような大 学の先生が、社会主義の主張をしていいんですかと聞くんだ。ぼくは自分では社会主義を主張して たとは思わなかったが、それは黙って、どうしていけないのだろう、と聞きかえした。そうする と、だって国家から俸給をもらって、大学の先生をしているでしょう。それで社会主義の研究をし ていいのでしょうかという。ぼくは、社会主義の研究を別にしているわけではないけれども、社会 主義的なものと見られても仕方がないというようなことをやっていた。それはともかく、そのとき ぼくは、その俸給というのはどこから出たんでしょうと、署長にいった。俸給というのは、やはり 税金でしょうねというから、税金に支払う資金はだれがつくりだすのでしょうといったら、ああそ うにいうふうに考えるのですかという(笑)。だから、これはなんでもないですよ。署長にもわかる。
 遠藤(湘吉) なるほど。

(「マルクス主義と現代」『経済学を語る』東京大学出版会1967.9.20、223-4頁より、 初出『思想』1964年12月号 )

8:13 午後  
Blogger yoji said...

いまを生きる資本論
佐藤優

、滝沢克己という九州大学で哲学を教えていた先生がいました。彼は西田幾多郎の弟子で、本当はハイデガーのところで勉強したかったのだけれども、西田に言われてボン大学でカール・バルトの教えを受けました。彼は『「現代」への哲学的思惟』の中で、宇野経済学の後ろに神がいることを表現しようとしています。この本にはなかなか刺激を受けました。

6:26 午前  
Blogger yoji said...

佐藤優 in名古屋Ⅱ⑤~足りないのは数学・哲学・論理学 ( その他国際情勢 ) - 窓から名古屋城が見える - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/aneye21/58618905.html
 昨日の④の続きから。

 情報戦には人材育成が欠かせない。
 人材をつくるためには、最低5年かかる。
 まず体外戦をやらせるんだったら、語学がきちんとできないといけない。
 日本の外務省は一人当たり、(その語学によって違うが)1500~3000万円かけて語学を勉強させる。
 ロシア語の場合、ノンキャリアは2年、キャリアは3年ほど時間をかける。
 そうして、ロシア語をきちんと使えるようになる。
 ここで言う「きちんと」とは、辞書を引いてロシアの「イズベスチア」の社説が読めるようになる、というレベルだ。
 このレベルに達しているのは外務省のロシア語専門家の中で、2割ほど。
 辞書を引かないでロシアの新聞を読める人は、5%しかいない。
 平均的な外務省のロシア語専門家の語学能力は、英語に換算したら中学3年~高校1年生の夏休みレベル。
 残念ながら、これが日本の外交官の実状だ。
 
 かつての外交官試験が廃止されてしまった今、外務省に入ってTOEFLで600点取れない連中がたくさんいる。
 東大、一橋、早稲田を卒業しても、語学に対する関心が非常に低くなってしまっている。
 そうすると、外務省の看板を背負っても、アメリカのアイビーリーグに留学すらできない。
 私はかつて、大学院出身の外務省の研修生を担当したことがある。
 彼等がロシアの大学で学位を取りたいというので、モスクワ大学地理学部や、モスクワ高等経済大学などに送り込んだ。
 (ちなみに、モスクワ大学経済学部はマル経のメッカ。モスクワ高等経済大学近経はモスクワ大学経済学部よりレベルが高く、近経だ。)
 しかし、皆、学位を取る以前に、成績不振で退学になってしまった。
 これは私の愛国心を大変に傷つけた。
 私自身、モスクワ大学で(宗教史宗教哲学科の講師として)弁証法神学を教えたこともあったので、モスクワの学界には知り合いも多い。
 そこで、モスクワ大学やまた高等経済大学の担当者に理由を聞いてみた。
 外務省職員の何が問題なのか? ロシア語の力がないのか?
 向こうの担当者が言うには、「ロシア語は問題ない」ということだった。
 しかし、問題が3つあると言う。

 1番目は「数学」。
 数学に対する基礎的な知識に欠け、方程式が全く解けない、行列式が全然分からない、産業連関表が読めない。
 それでも日本では経済学で修士課程まで進めるという事実に、先方はとても驚いていた。
 確かに、日本の場合、数学を受験しなくても、私立大学や大多数の国立大学の経済学部に入れる。
 大学院でも、修士を取得できる。
 
 2番目は「哲学」。
 どの国の大学においても、思考の見方の基本としての哲学というのをきちんと教える。
 だから国際社会で何か分からないことが起きた場合、その背景には、過去にこういった思考の見方があったな、とパターンをみながら勉強することができる。
 (名古屋城注、佐藤氏がよく言う“文法を読み解く””内在的論理を掴む”ことだろう)
 それができない。

 3番目は、1、2番目と関連するけど「論理学」。
 そんなに難しいものではなく、いわゆる同一律、矛盾律、排中律の考え方。
 この3つのことが分かると、背理法が使える。
 つまり、どの命題が正しいか誤っているか、説明できるようになる。
 しかし、それができない。
 例えば、禁じ手になっている論理の使い方に「恒真命題」がある。
 絶対に当たる天気予報に「明日の天気は晴れか晴れ以外のどちらかでる」というものがあるが、これに当たる。
 100%当たるけど、問題は天気に関する情報がまったくない。
 これは公の論理の世界では反則で、使っていけない。
 ところが、日本ではこれがテレビ番組でよく使われている。
 ある占い師が、「あなたこのままでは地獄に堕ちるわよ、でも心を入れ替えれば救われる」と言う。
 この予言は絶対に当たる。
 例えば、来年、東京地検に捕まる。
 すると地獄に堕ちたことになる。
 しかし、捕まらず、株で大もうけでもしたら「心を入れ替えたから」と後付できる。
 これが占いの世界にとどまり、その番組が高い視聴率を取っているぐらいならまだよい。
 しかし、例えば、戦闘地域と非戦闘地域の定義の問題になったらどうか。
 「自衛隊のいるところが非戦闘地域」
 この議論は、実際に国会で小泉首相が発言したもの。
 つまり、禁じ手の恒真命題だ。
 だから、こういう議論を聞くと、ヨーロッパやアメリカの人はその瞬間、背筋が寒くなると思う。
 理屈の通らないことが、堂々と公の場でまかり通っているから。
 そういう日本の外交官だから、例えば北朝鮮の役人と交渉していても、相手の主張を分析し、どこに論理的矛盾があるのか、そこからどう斬りこんでいけばよいのかが分からない。

 つまり、問題は、高校レベルの知識の欠如なのだ。
 今述べた論理学の問題にしても、高校数学の「部分と集合」を少し学べば理解できる。
 だから、「急がば回れ」で、私は研修で、高校の教科書を使った。
 哲学に関する認識の不足も、高校の「倫理・政経」の教科書で学んだ。
 これだって、結構、レベルは高い。
 もともと国家公務員試験を受かってくる連中なので、素地は良かった。
 やがて、ロシアの大学でPh.D.を取る人も出始めた。

6:30 午前  
Blogger yoji said...

経済原論講義1985/12
山口 重克

3部を分配論ではなく競争論にしている

2:42 午前  
Blogger yoji said...


http://campus-2.shinshu-u.ac.jp/syllabus/syllabus.dll/Display?NENDO=2015&BUKYOKU=K&CODE=K0C10101

 変更の余地はありますが、ほぼ以下のとおりに講義していく予定。時間が足りない場合は、いくつかの補論的部分は省略します

 第1回   序論 市場経済と経済学の方法
 第2回   第1篇 流通論 流通形態の捉え方
 第3回   第1章 商品① 商品と財、商品の2要因 
第4回       商品② 価値形態と貨幣の生成
 第5回   第2章 貨幣① 貨幣の諸機能
 第6回       貨幣② 貨幣の資本への転化
 第7回   第3章 資本① 資本の諸形式
 第8回       資本② 産業資本と労働力の商品化
 第9回   第1篇のまとめ
 第10回  第2篇 生産論 労働と生産
第11回  第1章 資本の生産過程① 労働生産過程
第12回      資本の生産過程② 価値形成増殖過程
第13回 資本の生産過程③ 生産方法の発展
第14回  第2章 資本の流通過程① 資本の循環
 第15回      資本の流通過程② 資本の回転と流通費用
 第16回  第3章 資本の再生産過程① 資本の蓄積過程
 第17回      資本の再生産過程② 再生産表式論
 第18回  第2篇のまとめ
 第19回  第3篇 競争論 資本主義的生産の現実的過程
 第20回  第1章 利潤① 価値と価格
 第21回      利潤② 一般的利潤率の形成と生産価格
 第22回      利潤③ 市場価値
 第23回  第2章 地代
 第24回  第3章 利子① 商業資本
 第25回      利子② 商業信用と銀行信用
 第26回      利子③ 銀行資本と銀行組織
 第27回      利子④ 証券業資本と資本市場
 第28回  景気循環論  
 第29回  第3篇のまとめ
第30回  経済学原理論と現代資本主義

3:16 午前  
Blogger yoji said...

上記シラバスは山口と同じではないが準じている

3:21 午前  
Blogger yoji said...

経済原論講義1985/12
山口 重克

3部を分配論ではなく競争論にしている

 序論 

第1篇 流通論 
 第1章 商品
 第2章 貨幣
 第3章 資本

第2篇 生産論 
 第1章 労働・生産過程
 第2章 剰余価値の生産
 第3章  資本・賃労働関係の再生産

第3篇 競争論 資本主義的生産の現実的過程
 第1章 諸資本の競争
 第2章 競争の補足的機構
 第3章 景気循環論  
 

3:37 午前  
Blogger yoji said...

経済原論講義1985/12
山口 重克

3部を分配論ではなく競争論にしている

 序論 

第1篇 流通論 
 第1章 商品
 第2章 貨幣
 第3章 資本 貸付金融資本

第2篇 生産論 
 第1章 労働・生産過程
 第2章 剰余価値の生産
 第3章  資本・賃労働関係の再生産 再生産表式お

第3篇 競争論 資本主義的生産の現実的過程
 第1章 諸資本の競争 利潤、地代
 第2章 競争の補足的機構 商人資本
 第3章 景気循環論  好況、恐慌、不況
 

3:42 午前  
Blogger yoji said...

経済原論講義1985/12
山口 重克

第三部を分配論ではなく競争論という呼び方にしている。また利子についての記述を第一部に持ってきている。第三部の利潤利子地代という三位一体の構図が崩されている。これはこれで卓見と言える。現代的要求に基づいたマルクス、宇野の読み替えと言える。

 序論 

第1篇 流通論 
 第1章 商品
 第2章 貨幣
 第3章 資本 (貸付金融資本)

第2篇 生産論 
 第1章 労働・生産過程
 第2章 剰余価値の生産
 第3章  資本・賃労働関係の再生産 (再生産表式)

第3篇 競争論 資本主義的生産の現実的過程
 第1章 諸資本の競争 (利潤、地代)
 第2章 競争の補足的機(商人資本)
 第3章 景気循環論  (好況、恐慌、不況)
 

3:47 午前  
Blogger yoji said...

経済原論講義1985/12
山口 重克

第三部を分配論ではなく競争論という呼び方にしている。また利子についての記述を第一部に持ってきている。第三部の利潤利子地代という三位一体の構図が崩されている。これはこれで卓見で、現代的要求に基づいたマルクス、宇野の読み替えと言える。

 序論 
第1篇 流通論 
 第1章 商品
 第2章 貨幣
 第3章 資本 (貸付金融資本)

第2篇 生産論 
 第1章 労働・生産過程
 第2章 剰余価値の生産
 第3章  資本・賃労働関係の再生産 (再生産表式)

第3篇 競争論 
 第1章 諸資本の競争 (利潤、地代)
 第2章 競争の補足的機(商人資本)
 第3章 景気循環論  (好況、恐慌、不況)
 

3:48 午前  
Blogger yoji said...

2:2:1
分配と連結


Km PmI PmII

 人 間 生 活


最終消費財 生産手段 生産手段

3:57 午前  
Blogger yoji said...

資本の価値と価値喪失過程

はじめに1.「資本」章の位置づけ1-1.「貨幣の資本への転化」と三形式論1-2.資本循環論の位置づけ1-3.「資本」章の課題2.価値喪失過程と資本の価値2-1.価値表現のやり直し2-2.Pあるいは(P)2-3.循環への意志と価値の評価3.「資本の価値」と原論体系3-1.貨幣論と信用論の媒介項3-2.「資本」章の意義おわりに


勝村務

https://hokusei.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=1227&item_no=1&attribute
_id=45&file_no=1&page_id=13&block_id=21

逆に言えば,価値表現のやり直しという契機が同様に観察されるとはいえ,あらかじめ転売を予定して購買を行う場合,つまり,資本としての運動である場合は,購買した商品が直ちに次なる交換に供されるべき存在となるため,切断面はやや消極化されることにもなるのである。この点,本稿の行論にとっては重要な点となっていく。この切断面についての指摘は,山口原論に見出すことができる。山口原論の「資本」章は,方法・体系の処理として,いくつかの特色をもっている。いわゆる産業資本的形式を「商品生産資本の形式」とするなど,資本形式の名称を抽象化していること。三形式の順序として,産業資本的形式(山口原論においては「商品売買資本の形式」)を金貸資本的形式(山口原論では「貨幣融通資本の形式」)の前にもってきていること。資本循環論を「流通論」の資本形式論に,資本回転論を「競争論」の利潤論に吸収し,資本循環論の変態論としての側面を資本形式論にとりこみ,循環の三形式論はなくす。PmやAを組み入れた範式は再生産表式論のところで初めて登場。符号Pは生産の表示とする。といった諸点である。これらの

意味については,また触れるとして,ここでは,まず,先の切断面の指摘について見ておく。山口原論では,産業資本的形式において,購買した商品は生産過程での費消され,そこで価値はいったん消滅し,製品の価値は新たに形成される,という関係にあることと説いている。そして,商人資本的形式においても,価値の保存則があるわけではない。価値の切れ目はここにも存在している,と指摘している。「価値の力学的な保存則のようなものが存在しているわけではないのである」,「資本家的活動によってそれは資本として連続的運動体となるのである」とされているのである。山口原論では,個別資本の運動における価値増殖の根拠として,売買差額の要因を考慮のうちに含めている。流通過程における売買差額を増殖の要因として考慮していくにあたって,価値表現のやり直しの問題がクローズアップされることになり,「価値の切れ目」を説くことになったものと考えられる。マルクスも,『資本論』には痕跡を残していないが,『要綱』においては,「価値喪失過程」についての指摘がある。

4:07 午前  
Blogger yoji said...

宇野については


資本論の読み方―宇野弘蔵に学ぶ1983/1
山口 重克
単行本
¥ 6,735中古 & 新品(3 出品)

4:11 午前  
Blogger yoji said...

経済原論講義1985/12
山口 重克

第三部を分配論ではなく競争論という呼び方にしている。また利子についての記述を第一部に持ってきている。第三部の利潤利子地代という三位一体の構図が崩されている。これはこれで卓見で、現代的要求に基づいたマルクス、宇野の読み替えと言える。

 序論 
第1篇 流通論 
 第1章 商品
 第2章 貨幣
 第3章 資本 (貸付金融資本)☆

第2篇 生産論 
 第1章 労働・生産過程
 第2章 剰余価値の生産☆☆
 第3章  資本・賃労働関係の再生産 (再生産表式)

第3篇 競争論 
 第1章 諸資本の競争 (利潤、地代)
 第2章 競争の補足的機(商人資本)
 第3章 景気循環論  (好況、恐慌、不況)
 



《山口原論の「資本」章は,方法・体系の処理として,いくつかの特色をもっている。いわゆる産業資本的形式を「商品生産資本の形式」とするなど,資本形式の名称を抽象化していること。三形式の順序として,産業資本的形式(山口原論においては「商品売買資本の形式」)を金貸資本的形式(山口原論では「貨幣融通資本の形式」)の前にもってきていること。資本循環論を「流通論」の資本形式論に,資本回転論を「競争論」の利潤論に吸収し,資本循環論の変態論としての側面を資本形式論にとりこみ,循環の三形式論はなくす。PmやAを組み入れた範式は再生産表式論のところで初めて登場。符号Pは生産の表示とする。といった諸点である。》勝村務
「資本の価値と価値喪失過程」

☆☆
2:2:1
分配と連結


Km PmI PmII

 人 間 生 活


Km=最終消費財 Pm=生産手段 

4:35 午前  
Blogger yoji said...

ただし、宇野の経済原論を先に読むべきだろう

4:37 午前  
Blogger yoji said...

また、信用過程を最後に入れ全体をループ状にした鈴木鴻一郎『経済学原理』の優位は揺るがない。

4:38 午前  
Blogger yoji said...

マルクスの4分割をヘーゲル的3分割に組み替えることは宇野には必然性があったのだろうが、本書からは見えない。

4:39 午前  
Blogger yoji said...


宇野弘蔵『経済原論』はヘーゲル『小論理学』の構成を参考にしていると
いう(『「資本論」と私』2008年、お茶の水書房)。無理矢理図解するなら、

       /\
      /利子\
     /(分配論) \
    /利潤__地代\
   /\宇野弘蔵・ 資本の再
  /商品\経済原論/生産過程
 / (流通論)\  /(生産論)\
/商品__貨幣\/生産__流通\
         過程  過程

宇野経済原論の特徴として、
労働価値説が後退した(ハーヴェイ資本論解説書で訳者が批判)、
剰余価値率と利潤率の位置づけは的確になった、
利子を最後にすることで信用のループが明確になった。

9:56 午後  
Blogger yoji said...

自分も宇野弘蔵『経済政策論』を読むまでは宇野を馬鹿にしていたが、今は考えを変えた。
先の熊野も宇野を批判しつつ宇野の体系を採用している。
資本論はヘーゲルのトリアーデ(宇野はレーニン『哲学ノート』から示唆を受けた)ではなく、
カントのカテゴリーに対応させるべきだとは思うが、宇野は必要最小限の論理(修辞?)を提示したのだろう。
また第一巻と第三巻が7篇だということはマルクスは黙示録を書き直そうとしていたのかも知れない。
現実の資本はトリアーデにはならないが、その最低限の論理がなければ現実に対応できない。

9:50 午前  
Blogger yoji said...



自分も宇野弘蔵『経済政策論』を読むまでは宇野を馬鹿にしていたが、今は考えを変えた。
先の熊野も宇野を批判しつつ宇野の体系を採用している。
資本論はヘーゲルのトリアーデ(宇野はレーニン『哲学ノート』から示唆を受けた)ではなく、
カントのカテゴリーに対応させるべきだとは思うが、宇野は必要最小限の論理(修辞?)を提示したのだ。
ただし第一巻と第三巻が7篇だということはマルクスは黙示録を書き直そうとしていたのかも知れない。
現実の資本はトリアーデにはならないが、その最低限の論理がなければ現実に対応できない。

9:51 午前  
Blogger yoji said...

マルクス:経済学批判要綱
http://ratio.sakura.ne.jp/old/notes/grundrisse.html

さらにこのプランを修正したものが、p.329に出てくる。
資本。
 I、一般性
  (1)a貨幣からの資本の生成、b資本と労働、c資本の諸要素
  (2)資本の特殊化。a流動資本、固定資本。資本の通流
  (3)資本の個別性。資本と利潤。資本と利子。利子および利潤としてのそれ自身から区別された、価値としての資本。
 II、特殊性――
  (1)諸資本の蓄積。
  (2)諸資本の競争。
  (3)諸資本の集積。
 III、個別性――
  (1)信用としての資本。
  (2)株式資本としての資本。
  (3)金融市場としての資本。
 地代。土地所有。
 賃労働
「(現実的な社会的共同性〔social Gemainschaftlichkeit〕が考えられるようになる前に、まず相互的依存性が純粋に仕上げられていなければならない。自然によって規定されたものではなく、社会によって措定されたものとしてのすべての諸関係。)」([1]331ページ)
実は、土地所有から賃労働への移行の話は、p.334までずっと続いている。
そのなかに、「否定的移行」というのが登場する。すなわち、「資本による土地所有の否定」であり、マルクスは、それは「資本による自立的価値の否定、すなわち、ほかならぬ資本自身による資本の否定」と書いている。「次には賃労働の側からの、土地所有の否定と、土地所有を媒介した資本の否定。すなわち、自己を自立的なものとして措定することを欲する賃労働」([1]334ページ)
さらに、p.335も、「{市場……」という書き出しで、プランについての考察が続いている。
「奴隷としては、労働者は交換価値を、すなわち一つの価値を持つが、自由な労働者としては、なんの価値も持たない。ただ、彼との交換によって得られる、彼の労働にたいする処分権だけが、価値を持つのである。労働者が交換価値として資本家に対立しているのではなく、資本家が交換価値として労働者に対立しているのである。労働者の没価値性と価値喪失とは、資本の前提であり、自由な労働一般の条件である。」(p.347)
 つづけて、「そのことによって、労働者が形式的に人格として措定されていること、その労働者彼の労働の外でもなお自立的になにものかであり、彼の生命発現をもっぱら彼自身生きるための手段として譲渡するということである」(同)
※このあたりは、人格論。
「所有の労働からの分離は、資本と労働のこの交換の必然的法則として現われる。」(p.353)
p.376 「われわれがここで考察するかぎりでは、資本は、価値と貨幣から区別されるべき関係として、資本一般であり、すなわち資本としての価値をたんなる価値または貨幣としての自己から区別する諸規定の総括である。」
同。「われわれはいま資本の発生過程に立ち会っている。この弁証法的発生過程は、資本が生成する現実的運動の観念的表現にすぎない。それからあとの諸連関は、この萌芽からの展開とみなされるべきである。しかし資本がある一定の点で措定されるさいにとる規定された形態を確定することは、必要である。そうしなければ混乱が生じる。」
p.383 「剰余価値」という言葉が初めて登場する。原ノートIII、19ページ。
p.397あたり、搾取の仕組みがこのあたりで初めて解明されている。
 「たとえば一人の労働者をまる一労働日生存させるのに、半労働日しか必要としないとすれば、おのずから生産物の剰余価値が生まれてくる。なぜなら資本家は、価格ではただ半労働日分についてしか支払いをしなかったのに、生産物ではまる一労働日を対象化させた形で受けとるからであり、したがって労働日の残り半分と交換されたものは何もないからである。資本家を資本家とすることができるのは、交換ではなく、彼が対象化された労働時間すなわち価値を交換なしに受けとるところの過程だけである。半労働日は、資本にとって何一つ必要がかからないわけである。つまり資本は、代償になんら等価物を与えることなく、ある価値を受けとる。そして価値の増加が生じることができるのは、ただ等価量をこえた価値が受けとられる、つまりつくりだされることによってだけなのである」
限界と制限の弁証法。
 p.398 「資本は、この生産諸力の発展そのものが資本それ自体のなかに一つの制限を見出すとき初めて、そうしたものであることをやめる。」つまり、社会主義・共産主義への移行。
さらに、p.413上段。
 「富の一般的形態――貨幣――を代表するものとしての資本は、自己の制限をのりこえようとする、制限も限度ももたない衝動である。どんな限界でも、資本にとっては制限であるし、また制限たらざるをえない。さもなければ資本は、もはや資本ではなくなってしまうであろう。……資本は、より多くの剰余価値をつくりだそうとする不断の運動である。剰余価値の量的限界は、資本にとっては、たえずそれを克服し、たえずそれをのりこえようとつとめる自然制限、必然性としてだけ現われる。

3:37 午前  
Blogger yoji said...

グルントリッセ...(+資本論草稿関連)
http://nam-students.blogspot.com/2016/07/blog-post.html(本頁)

ネグリは荒削りの要綱1857~8を評価するから資本論草稿1863~5はそこまで評価しない。
それでも1:6草稿に『マルクスを超えるマルクス』で触れ、資本化に対抗する「移行」の二重性に着目している。
1:6草稿はハーヴェイ訳者で新訳される。

『資本論』はどのようにして形成されたか―マルクスによる経済学変革の道程をたどる 単行本 – 2012/1 不破 哲三 (著)
上記321頁によると、1857年10月時(ノート第二冊)にはヘーゲル『論理学』の類種個の構成を採用する(第二の)プランがあった(第一のプランは6分割)。宇野弘蔵はそれを知っていたのだろう。草稿集1,329頁参照。



* 当初の二つのプラン どちらも、一八五七年一一月)一六日に執筆した「ノート第二冊」に書きつけ
られたものです。
 第ーのプランでは、「資本」の巻はI、II(あわせて後の「資本一般」に相当する篇だてだが、名
称はつけられていない)、III、信用としての資本、IV、株式資本としての資本、V、金融市場としての
資本、VI、富の源泉としての資本、という六篇編成の構成でした(『草稿集』①三一〇〜三一ーペー
ジ)。
 第二のプランは、ノートでその数ページ先に書きこまれていますが、次のように、「資本」の巻がま
ず「一般性」、「特殊性」、「個別性」に三分割され、それぞれがまた三章に分割されるという、二段構
えの組み立てに変更されています。
 I、一般性。(一)(この項の全体の表題はない)。(二)資本の特殊化。(三)資本の個別性。
 II、特殊性。(一)諸資本の蓄積。(二)諸資本の競争。(三)諸資本の集積。
 III、個別性。(一)信用としての資本。(二)株式資本としての資本。(三)金融市場としての資本
(邦訳『資本論草稿集①』三二九ページ)。

不破2012年320頁より

翌年1858年4月のエンゲルスの手紙では四篇構成(資本一般/競争/信用/株式資本)に変わっている。邦訳全集29:246頁。

不破92頁以降には再生産表式考察の出発点(1857~8年)にプルードンの言葉(労働者は自分の生産物を買い戻すことができない)があることが指摘される。ケネーだけでは動機にはならないから重要な指摘だ。邦訳資本論草稿集②41~77頁参照。

*労働者は自分が生産した 生産物のすべてを「買い戻す」ことはできない。

歯車仕掛けの現代の社会においては、労働も資本もどちらもひとりでには停止しない。資本は利子が二倍になれば増えるのと同じように、労働は分業と機械によって無限に重たくなる。労働と資本は、創造や時間と同じように、果てしもなくずっと追求され続けるものである。(『貧困の哲学』第13章)

労働者と資本家が、荒々しい闘争でともに力を使い果たすのはむなしい。極端な分業、機械、競争、独占で、プロレタリアートが大量に殺されるのはむなしい。政府の不正行為、租税の虚偽、(中略)これらのもので諸国民に隷従と腐敗と失望が増幅するのもむなしい。(『貧困の哲学』第9章)


マルクス『1857-58年草稿』を読み始めてみる | Internet Zone::WordPressでBlog生活
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二つめのプラン。〔草稿集<1>、329ページ〕

資本。
 I、一般性
  (一)
   (a)貨幣からの資本の生成。
   (b)資本と労働(他人の労働によって媒介された)。
   (c)資本の諸要素、それが労働にたいしてもつ関係にしたがって分解されたもの(生産物。原料。労働用具)。
  (二)資本の特殊化。
   (a)流動資本。
   [(b)]固定資本。
   [(c)]資本の通流
  (三)資本の個別性。
   [(a)]資本と利潤。
   [(b)]資本と利子。
   [(c)]利子および利潤としてのそれ自身から区別された、価値としての資本。
 II、特殊性
  (一)諸資本の蓄積。
  (二)諸資本の競争。
  (三)諸資本の集積(同時に質的な区別でもあり、また資本の大きさと作用の尺度でもある、資本の量的な区別)。
 III、個別性
  (一)信用としての資本。
  (二)株式資本としての資本。
  (三)金融市場としての資本。

3:38 午前  
Blogger yoji said...


               /\
              /  \
           金融市場としての資本
            /______\
           /\ <個別性>/\
          /  \    /__\
      信用としての資本\  /株式資本としての資本
        /______\/______\
       /\              /\
      /価値\ マルクス1857~8年/  \
     / 個別性\  『資本論草稿』 /諸資本の蓄積
    /利潤__利子\ ノート2より /______\
   /\<一般性> /\      /\ <特殊性>/\
  諸要素\    /通流\    /  \    /  \
 /    \  /特殊化 \ 諸資本の蓄積\  /諸資本の競争
/貨幣__労働\/流動__固定\/______\/______\
         資本  資本


参考:
               /\
              /  \
             / 利子 \
            /______\
           /\ <分配論>/\
          /  \    /__\
         / 利潤 \  / 地代 \
        /______\/______\
       /\              /\
      /  \    宇野弘蔵    資本の\
     / 資本 \  『経済原論』  /再生産過程
    /______\        /______\
   /\<流通論> /\      /\ <生産論>/\
  /  \    /  \    /  \    /  \
 / 商品 \  / 貨幣 \  /資本の \  /資本の \
/______\/______\/_生産過程_\/_流通過程_\

4:02 午前  
Blogger yoji said...

経済原論講義』1985)は分配論を競争論(資本論3:45地代論にある言葉〜宇野211頁参照)と名称を変えた。小幡道昭『経済原論』2009(18頁参照↓)では第3部を機構論と命名している。

1流通論→(変容)→3機構論
   ↘︎      ↗︎
   (作用) (反作用)
     ↘︎  ↗︎
     2生産論
☆☆
「いわゆる労働日をできうる限り延長することが…資本にとっては…基本原理となる。…マルクスはこれを剰余価値率m/v(vは可変資本、mは剰余価値)をもってあらわし、労働力の搾取度を示すものとするのである。」(岩波全書版『経済原論』67頁、岩波文庫版78頁)

10:09 午後  
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http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-042133-1.html
経済原論 基礎と演習

小幡 道昭
ISBN978-4-13-042133-1, 発売日:2009年11月中旬, 判型:A5, 384頁

内容紹介
マルクス経済学を初学者向けに解説するテキスト.東京大学で長年にわたって経済原論を講義してきた著者が,ユーモアを交えた記述で「資本論」とその基礎理論を平易に説明する.150以上の問題と解説も掲載し,試験対策にも役立つ一冊.


主要目次
序 論
第I篇 流通論
第1章 商品
第2章 貨幣
第3章 資本
第II篇 生産論
第1章 労働
第2章 生産
第3章 蓄積過程
第III篇 機構論
第1章 価格機構
第2章 市場機構の分化
第3章 景気循環
問題の解答


担当編集者から
マルクス経済学と聞いて「懐かしいね」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか.さらに本書の目次を見て,「昔の原論とちっとも変わっていないじゃないか」と思う方も多いでしょう.しかし著者は,本当は本書のタイトルを「ちょっと変わった経済原論」にしたかったのです.「ちょっと変わった」というのは,これまでの経済原論の教科書とは少し違うという意味ですが,それは,問題と解答がタップリ用意されていたり,文章が著者による語りかけであったりすることだけではなく,これまでの経済原論にはなかった資本主義の新しい捉え方(変容論的アプローチ)を提示しているということもあります.決して古臭くない,資本主義の功罪が問われる今の時代だからこそ学びたいテキストです。

4:12 午前  
Blogger yoji said...

 
小幡道昭 経済原論 2009

目次
はじめに
序論
0.1経済原論の対象
校史的社会/発展段階/重商主義段階/自由主義段階/帝国主義段階/第一次世界大戦後の資本主義/グローバリズム
0.2経済原論の方法9
変わる力と変える力/メタ·モデル/トータル·モデル/階層モデル/メカニズムとシステム/全体・状態・内部と外部
0.3経済原論の構成15
体系と構造/二層構造/三篇構成
第I篇流通論
第1章商品  21
1.1モノと商品21
主体/属性/所有/モノの深層
1.2商品の二要因——使用価値と価値26
使用価値/他人のための使用価値/価値/価値量(価値の大きさ)
1.3価値形態31
1.3.1価値表現 31
価値量の表現/相対的価値形態と等価形態
1.3.2価値形態の展開35
A.簡単な価値形態35
必要と交換
B.拡大された価値形態38
間接交換/手段に対する欲望
C.一般的価値形態40
D.貨幣形態41
資産の価値表現/価格/価値形態の最終形態
1.3.3商品貨幣44
広義の商品貨幣/物品貨幣/信用貨幣
第2章貨幣 49
2.1価値尺度49
価値尺度という用語/価値表現と価値実現/覆水盆に返らず/買い手のイニシヤティブ/いくつかの前提
(1)商品の大量性と主体の複数性/(2)商品の資産性と期間の関係/(3)時間と空間の関係/個別的な実現と社会的な尺度
2.2流通手段56
商品の流通/販売の連鎖/貨幣量と価格水準/貨幣価値の大きさ
2.3蓄蔵手段62
購買のための準備/蓄蔵貨幣/ー般的富
2.4商品売買の変形65
2.4.1売って買う方式65
市場の基本構造/在庫としての商品/販売期間のバラツキ/売買のための資財と活動/値引き販売
2.4.2信用売買69
後払いで買う動機/後払いで売る動機/債権·債務関
2.4.3貨幣貸借72
信用売買の代替/貸借と売買/賃料と利子/信用売買と貨幣貸借
2.4.4販売代位75
貨幣貸付の変形/買って売る主体の交替
第3章資本 79
3.1資本の概念79
商品流通をこえる運動/自己増殖/価値増殖/運動体/利潤/利潤率
3.2資本の多態化86
多態性
3.2.1姿態変換外接型88
3.2.2姿態変換内接型90
安く買って高く売る/安く買う買い方/労働力の売買
3.2.3流通費用節減型92
費用化と節減/具体的形態
3.3市場の軸心95
資本なき商品流通/資本に売り資本から買う/市場の完結性/システムとしての市場

第II 篇 生産論
第1章労働101
1.1労働過程101
自然過程/目的意識的活動/生産と労働/労働力/労働の同質性/過程としての労働/他人のための労働
1.2労働組織110
1.2.1協業111
協力·合体の原理/集団力/競争心/生産手段の共有
1.2.2分業116
分割·合成の原理/考察方法上の注意/作業場内分業と社会的分業/基本的効果/習熟効果/自動化効果
1.2.3資本主義的労働組織122
理論構成の再確認/労働力の商品化/協業と分業の交叉/資本と労働組織/資本主義的労働組織の二重性/マニュファクチュアの基本概念/マニュファクチュアの展開形態/機械制大工業の基本概念/機械制大工業の展開形態
1.3賃金制度 133
賃金制度の基本概念/賃金形態型づけられた労働/支払方式/賃金制度の多型性
第2章生産 141
2.1社会的再生産141
再生産/社会的生産/生産期間と労働量/異種労働の合算可能性/対象化された労働
2.2純生産物と剽余生産物152
モノと労働力の区別/階級関係/剩余生産物/本源的弾力性/補墳と取得の全体
2.3価値増殖過程157
労働力の全面的商品化/理論構成上の注意点/価値増殖の社会的根拠/剩余価値率/絶対的剩余価値の生産/相対的剩余価値の生産
第3章蓄積 165
3.1資本の蓄積 165
剩余価値の処分/資本構成/労働力の吸収と反発/雇用人口
3.2労働市場
産業予備軍/生活過程/産業予備軍の枯渇/労働力商品の価値 171
3.3再生産表式176
3.3.1単純再生産表式176
2部門分割/再生産の条件
3.3.2拡大再生産表式177

第III篇 機構論
第1章価格機構183
1.1費用価格と利潤183
生産期間と流通期間/生産資本/流通資本/費用価格/流通費用/売上高と利益/粗利潤率と純利潤率/利潤率の均等化/ー般的利潤率の規制力
1.2生産価格192
平均利潤/生産価格の決定因子/単純な価格機構の限界
1.3市場価値197
生産条件の較差/市場価値/特別利潤/競争による生産部門編成/ー般的利潤率の長期的動向
1.4地代201
本源的自然力/落流と蒸気機関の例/差額地代/絶対地代/土地耕作の例/所有の力の相対化/土地資本
第2章市場機構
213
2.1商業資本213
第2の分業/販売過程の代位/商業資本の特性/分化の効果/利潤率の均等化
2.2商業信用220
産業資本による信用売買/受信動機/与信動機/商業信用の成立条件/商業信用に伴う流通費用/利潤率の均等化の促進効果
2.3銀行信用226
商業信用の変形/受信のための与信/信用調査の代行/媒介された信用関係/集積の効果/銀行と銀行資本/銀行券/預金/銀行の利潤率/利子率の水準/銀行間取引/銀行間組織/銀行業資本の社会的機能
2.4株式資本244
長期貸付/出資方式/株式証券/株式市場/社会的効果
第3章景気循環 253
3.1原理的アプローチ253
景気/運動論/相の概念/相をきめる諸要因/生産的要因と流通的要因/総量と比率
3.2好況と不況260
労働市場と産業予備軍/商業機構と信用機構/標準形
3.3恐慌
不安定化因子/貨幣賃金率の急騰/投機活動と累積的価格上昇/信用膨張と利子率の急騰/固定資本の蓄積/相転移の非対称性 265

問題の解答 271
おわりに355
索引358
本文中の問題のなかで,女印のつけられたものは基本問題を表わす.




労働と消費の直行関係(&例):

    労 働
    2I1
 消費ーー十ーー
    3I4

2廃棄物処理、4完全オートメーション
105頁


分業と協業の直行関係:

    分 業
    2I1
   ーー十ーー協業
    3I4

1商品経済
2ピラミッド
3無人島
4職人工房

124,315頁参照

5:00 午前  
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小幡道昭 経済原論 2009

目次
はじめに
序論
0.1経済原論の対象
校史的社会/発展段階/重商主義段階/自由主義段階/帝国主義段階/第一次世界大戦後の資本主義/グローバリズム
0.2経済原論の方法9
変わる力と変える力/メタ·モデル/トータル·モデル/階層モデル/メカニズムとシステム/全体・状態・内部と外部
0.3経済原論の構成15
体系と構造/二層構造/三篇構成

第I篇流通論
第1章商品  21
1.1モノと商品21
主体/属性/所有/モノの深層
1.2商品の二要因——使用価値と価値26
使用価値/他人のための使用価値/価値/価値量(価値の大きさ)
1.3価値形態31
1.3.1価値表現 31
価値量の表現/相対的価値形態と等価形態
1.3.2価値形態の展開35
A.簡単な価値形態35
必要と交換
B.拡大された価値形態38
間接交換/手段に対する欲望
C.一般的価値形態40
D.貨幣形態41
資産の価値表現/価格/価値形態の最終形態
1.3.3商品貨幣44
広義の商品貨幣/物品貨幣/信用貨幣
第2章貨幣 49
2.1価値尺度49
価値尺度という用語/価値表現と価値実現/覆水盆に返らず/買い手のイニシヤティブ/いくつかの前提
(1)商品の大量性と主体の複数性/(2)商品の資産性と期間の関係/(3)時間と空間の関係/個別的な実現と社会的な尺度
2.2流通手段56
商品の流通/販売の連鎖/貨幣量と価格水準/貨幣価値の大きさ
2.3蓄蔵手段62
購買のための準備/蓄蔵貨幣/ー般的富
2.4商品売買の変形65
2.4.1売って買う方式65
市場の基本構造/在庫としての商品/販売期間のバラツキ/売買のための資財と活動/値引き販売
2.4.2信用売買69
後払いで買う動機/後払いで売る動機/債権·債務関
2.4.3貨幣貸借72
信用売買の代替/貸借と売買/賃料と利子/信用売買と貨幣貸借
2.4.4販売代位75
貨幣貸付の変形/買って売る主体の交替
第3章資本 79
3.1資本の概念79
商品流通をこえる運動/自己増殖/価値増殖/運動体/利潤/利潤率
3.2資本の多態化86
多態性
3.2.1姿態変換外接型88
3.2.2姿態変換内接型90
安く買って高く売る/安く買う買い方/労働力の売買
3.2.3流通費用節減型92
費用化と節減/具体的形態
3.3市場の軸心95
資本なき商品流通/資本に売り資本から買う/市場の完結性/システムとしての市場

第II 篇 生産論
第1章労働101
1.1労働過程101
自然過程/目的意識的活動/生産と労働/労働力/労働の同質性/過程としての労働/他人のための労働
1.2労働組織110
1.2.1協業111
協力·合体の原理/集団力/競争心/生産手段の共有
1.2.2分業116
分割·合成の原理/考察方法上の注意/作業場内分業と社会的分業/基本的効果/習熟効果/自動化効果
1.2.3資本主義的労働組織122
理論構成の再確認/労働力の商品化/協業と分業の交叉/資本と労働組織/資本主義的労働組織の二重性/マニュファクチュアの基本概念/マニュファクチュアの展開形態/機械制大工業の基本概念/機械制大工業の展開形態
1.3賃金制度 133
賃金制度の基本概念/賃金形態型づけられた労働/支払方式/賃金制度の多型性
第2章生産 141
2.1社会的再生産141
再生産/社会的生産/生産期間と労働量/異種労働の合算可能性/対象化された労働
2.2純生産物と剽余生産物152
モノと労働力の区別/階級関係/剩余生産物/本源的弾力性/補墳と取得の全体
2.3価値増殖過程157
労働力の全面的商品化/理論構成上の注意点/価値増殖の社会的根拠/剩余価値率/絶対的剩余価値の生産/相対的剩余価値の生産
第3章蓄積 165
3.1資本の蓄積 165
剩余価値の処分/資本構成/労働力の吸収と反発/雇用人口
3.2労働市場
産業予備軍/生活過程/産業予備軍の枯渇/労働力商品の価値 171
3.3再生産表式176
3.3.1単純再生産表式176
2部門分割/再生産の条件
3.3.2拡大再生産表式177

第III篇 機構論
第1章価格機構183
1.1費用価格と利潤183
生産期間と流通期間/生産資本/流通資本/費用価格/流通費用/売上高と利益/粗利潤率と純利潤率/利潤率の均等化/ー般的利潤率の規制力
1.2生産価格192
平均利潤/生産価格の決定因子/単純な価格機構の限界
1.3市場価値197
生産条件の較差/市場価値/特別利潤/競争による生産部門編成/ー般的利潤率の長期的動向
1.4地代201
本源的自然力/落流と蒸気機関の例/差額地代/絶対地代/土地耕作の例/所有の力の相対化/土地資本
第2章市場機構 213
2.1商業資本213
第2の分業/販売過程の代位/商業資本の特性/分化の効果/利潤率の均等化
2.2商業信用220
産業資本による信用売買/受信動機/与信動機/商業信用の成立条件/商業信用に伴う流通費用/利潤率の均等化の促進効果
2.3銀行信用226
商業信用の変形/受信のための与信/信用調査の代行/媒介された信用関係/集積の効果/銀行と銀行資本/銀行券/預金/銀行の利潤率/利子率の水準/銀行間取引/銀行間組織/銀行業資本の社会的機能
2.4株式資本244
長期貸付/出資方式/株式証券/株式市場/社会的効果
第3章景気循環 253
3.1原理的アプローチ253
景気/運動論/相の概念/相をきめる諸要因/生産的要因と流通的要因/総量と比率
3.2好況と不況260
労働市場と産業予備軍/商業機構と信用機構/標準形
3.3恐慌
不安定化因子/貨幣賃金率の急騰/投機活動と累積的価格上昇/信用膨張と利子率の急騰/固定資本の蓄積/相転移の非対称性 265

問題の解答 271
おわりに355
索引358
本文中の問題のなかで,女印のつけられたものは基本問題を表わす.




労働と消費の直行関係(&例):

    労 働
    2I1
 消費ーー十ーー
    3I4

2廃棄物処理、4完全オートメーション
105頁


分業と協業の直行関係:

    分 業
    2I1
   ーー十ーー協業
    3I4

1商品経済
2ピラミッド
3無人島
4職人工房

124,315頁参照

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小幡道昭 経済原論 2009

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経済原論 基礎と演習

小幡 道昭
ISBN978-4-13-042133-1, 発売日:2009年11月中旬, 判型:A5, 384頁

内容紹介
マルクス経済学を初学者向けに解説するテキスト.東京大学で長年にわたって経済原論を講義してきた著者が,ユーモアを交えた記述で「資本論」とその基礎理論を平易に説明する.150以上の問題と解説も掲載し,試験対策にも役立つ一冊.


主要目次
序 論
第I篇 流通論
第1章 商品
第2章 貨幣
第3章 資本
第II篇 生産論
第1章 労働
第2章 生産
第3章 蓄積過程
第III篇 機構論
第1章 価格機構
第2章 市場機構の分化
第3章 景気循環
問題の解答


担当編集者から
マルクス経済学と聞いて「懐かしいね」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか.さらに本書の目次を見て,「昔の原論とちっとも変わっていないじゃないか」と思う方も多いでしょう.しかし著者は,本当は本書のタイトルを「ちょっと変わった経済原論」にしたかったのです.「ちょっと変わった」というのは,これまでの経済原論の教科書とは少し違うという意味ですが,それは,問題と解答がタップリ用意されていたり,文章が著者による語りかけであったりすることだけではなく,これまでの経済原論にはなかった資本主義の新しい捉え方(変容論的アプローチ)を提示しているということもあります.決して古臭くない,資本主義の功罪が問われる今の時代だからこそ学びたいテキストです。

目次
はじめに
序論
0.1経済原論の対象
校史的社会/発展段階/重商主義段階/自由主義段階/帝国主義段階/第一次世界大戦後の資本主義/グローバリズム
0.2経済原論の方法9
変わる力と変える力/メタ·モデル/トータル·モデル/階層モデル/メカニズムとシステム/全体・状態・内部と外部
0.3経済原論の構成15
体系と構造/二層構造/三篇構成

第I篇流通論

第1章商品  21
1.1モノと商品21
主体/属性/所有/モノの深層
1.2商品の二要因——使用価値と価値26
使用価値/他人のための使用価値/価値/価値量(価値の大きさ)
1.3価値形態31
1.3.1価値表現 31
価値量の表現/相対的価値形態と等価形態
1.3.2価値形態の展開35
A.簡単な価値形態35
必要と交換
B.拡大された価値形態38
間接交換/手段に対する欲望
C.一般的価値形態40
D.貨幣形態41
資産の価値表現/価格/価値形態の最終形態
1.3.3商品貨幣44
広義の商品貨幣/物品貨幣/信用貨幣

第2章貨幣 49
2.1価値尺度49
価値尺度という用語/価値表現と価値実現/覆水盆に返らず/買い手のイニシヤティブ/いくつかの前提
(1)商品の大量性と主体の複数性/(2)商品の資産性と期間の関係/(3)時間と空間の関係/個別的な実現と社会的な尺度
2.2流通手段56
商品の流通/販売の連鎖/貨幣量と価格水準/貨幣価値の大きさ
2.3蓄蔵手段62
購買のための準備/蓄蔵貨幣/ー般的富
2.4商品売買の変形65
2.4.1売って買う方式65
市場の基本構造/在庫としての商品/販売期間のバラツキ/売買のための資財と活動/値引き販売
2.4.2信用売買69
後払いで買う動機/後払いで売る動機/債権·債務関
2.4.3貨幣貸借72
信用売買の代替/貸借と売買/賃料と利子/信用売買と貨幣貸借
2.4.4販売代位75
貨幣貸付の変形/買って売る主体の交替

第3章資本 79
3.1資本の概念79
商品流通をこえる運動/自己増殖/価値増殖/運動体/利潤/利潤率
3.2資本の多態化86
多態性
3.2.1姿態変換外接型88
3.2.2姿態変換内接型90
安く買って高く売る/安く買う買い方/労働力の売買
3.2.3流通費用節減型92
費用化と節減/具体的形態
3.3市場の軸心95
資本なき商品流通/資本に売り資本から買う/市場の完結性/システムとしての市場

第II 篇 生産論

第1章労働101
1.1労働過程101
自然過程/目的意識的活動/生産と労働/労働力/労働の同質性/過程としての労働/他人のための労働
1.2労働組織110
1.2.1協業111
協力·合体の原理/集団力/競争心/生産手段の共有
1.2.2分業116
分割·合成の原理/考察方法上の注意/作業場内分業と社会的分業/基本的効果/習熟効果/自動化効果
1.2.3資本主義的労働組織122
理論構成の再確認/労働力の商品化/協業と分業の交叉/資本と労働組織/資本主義的労働組織の二重性/マニュファクチュアの基本概念/マニュファクチュアの展開形態/機械制大工業の基本概念/機械制大工業の展開形態
1.3賃金制度 133
賃金制度の基本概念/賃金形態型づけられた労働/支払方式/賃金制度の多型性

第2章生産 141
2.1社会的再生産141
再生産/社会的生産/生産期間と労働量/異種労働の合算可能性/対象化された労働
2.2純生産物と剽余生産物152
モノと労働力の区別/階級関係/剩余生産物/本源的弾力性/補墳と取得の全体
2.3価値増殖過程157
労働力の全面的商品化/理論構成上の注意点/価値増殖の社会的根拠/剩余価値率/絶対的剩余価値の生産/相対的剩余価値の生産

第3章蓄積 165
3.1資本の蓄積 165
剩余価値の処分/資本構成/労働力の吸収と反発/雇用人口
3.2労働市場
産業予備軍/生活過程/産業予備軍の枯渇/労働力商品の価値 171
3.3再生産表式176
3.3.1単純再生産表式176
2部門分割/再生産の条件
3.3.2拡大再生産表式177

第III篇 機構論

第1章価格機構183
1.1費用価格と利潤183
生産期間と流通期間/生産資本/流通資本/費用価格/流通費用/売上高と利益/粗利潤率と純利潤率/利潤率の均等化/ー般的利潤率の規制力
1.2生産価格192
平均利潤/生産価格の決定因子/単純な価格機構の限界
1.3市場価値197
生産条件の較差/市場価値/特別利潤/競争による生産部門編成/ー般的利潤率の長期的動向
1.4地代201
本源的自然力/落流と蒸気機関の例/差額地代/絶対地代/土地耕作の例/所有の力の相対化/土地資本

第2章市場機構 213
2.1商業資本213
第2の分業/販売過程の代位/商業資本の特性/分化の効果/利潤率の均等化
2.2商業信用220
産業資本による信用売買/受信動機/与信動機/商業信用の成立条件/商業信用に伴う流通費用/利潤率の均等化の促進効果
2.3銀行信用226
商業信用の変形/受信のための与信/信用調査の代行/媒介された信用関係/集積の効果/銀行と銀行資本/銀行券/預金/銀行の利潤率/利子率の水準/銀行間取引/銀行間組織/銀行業資本の社会的機能
2.4株式資本244
長期貸付/出資方式/株式証券/株式市場/社会的効果

第3章景気循環 253
3.1原理的アプローチ253
景気/運動論/相の概念/相をきめる諸要因/生産的要因と流通的要因/総量と比率
3.2好況と不況260
労働市場と産業予備軍/商業機構と信用機構/標準形
3.3恐慌
不安定化因子/貨幣賃金率の急騰/投機活動と累積的価格上昇/信用膨張と利子率の急騰/固定資本の蓄積/相転移の非対称性 265

問題の解答 271
おわりに355
索引358
本文中の問題のなかで,女印のつけられたものは基本問題を表わす.


分配論でも競争論でもなく、小幡道昭『経済原論』2009(18頁参照↓)では第3部を機構論と命名している。

1流通論→(変容)→3機構論
   ↘︎      ↗︎
   (作用) (反作用)
     ↘︎  ↗︎
     2生産論


労働と消費の直行関係(&例):

    労 働
    2I1
 消費ーー十ーー
    3I4

2廃棄物処理、4完全オートメーション
105頁


分業と協業の直行関係:

    分 業
    2I1
   ーー十ーー協業
    3I4

1商品経済
2ピラミッド
3無人島
4職人工房

124,315頁参照

5:08 午前  
Blogger yoji said...

 
小幡道昭 経済原論 2009

書籍一覧・検索 » 経済原論 - 東京大学出版会
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-042133-1.html
経済原論 基礎と演習

小幡 道昭
ISBN978-4-13-042133-1, 発売日:2009年11月中旬, 判型:A5, 384頁

内容紹介
マルクス経済学を初学者向けに解説するテキスト.東京大学で長年にわたって経済原論を講義してきた著者が,ユーモアを交えた記述で「資本論」とその基礎理論を平易に説明する.150以上の問題と解説も掲載し,試験対策にも役立つ一冊.


主要目次
序 論
第I篇 流通論
第1章 商品
第2章 貨幣
第3章 資本
第II篇 生産論
第1章 労働
第2章 生産
第3章 蓄積過程
第III篇 機構論
第1章 価格機構
第2章 市場機構の分化
第3章 景気循環
問題の解答


担当編集者から
マルクス経済学と聞いて「懐かしいね」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか.さらに本書の目次を見て,「昔の原論とちっとも変わっていないじゃないか」と思う方も多いでしょう.しかし著者は,本当は本書のタイトルを「ちょっと変わった経済原論」にしたかったのです.「ちょっと変わった」というのは,これまでの経済原論の教科書とは少し違うという意味ですが,それは,問題と解答がタップリ用意されていたり,文章が著者による語りかけであったりすることだけではなく,これまでの経済原論にはなかった資本主義の新しい捉え方(変容論的アプローチ)を提示しているということもあります.決して古臭くない,資本主義の功罪が問われる今の時代だからこそ学びたいテキストです。

目次
はじめに
序論
0.1経済原論の対象
校史的社会/発展段階/重商主義段階/自由主義段階/帝国主義段階/第一次世界大戦後の資本主義/グローバリズム
0.2経済原論の方法9
変わる力と変える力/メタ·モデル/トータル·モデル/階層モデル/メカニズムとシステム/全体・状態・内部と外部
0.3経済原論の構成15
体系と構造/二層構造/三篇構成

第I篇流通論

第1章商品  21
1.1モノと商品21
主体/属性/所有/モノの深層
1.2商品の二要因——使用価値と価値26
使用価値/他人のための使用価値/価値/価値量(価値の大きさ)
1.3価値形態31
1.3.1価値表現 31
価値量の表現/相対的価値形態と等価形態
1.3.2価値形態の展開35
A.簡単な価値形態35
必要と交換
B.拡大された価値形態38
間接交換/手段に対する欲望
C.一般的価値形態40
D.貨幣形態41
資産の価値表現/価格/価値形態の最終形態
1.3.3商品貨幣44
広義の商品貨幣/物品貨幣/信用貨幣

第2章貨幣 49
2.1価値尺度49
価値尺度という用語/価値表現と価値実現/覆水盆に返らず/買い手のイニシヤティブ/いくつかの前提
(1)商品の大量性と主体の複数性/(2)商品の資産性と期間の関係/(3)時間と空間の関係/個別的な実現と社会的な尺度
2.2流通手段56
商品の流通/販売の連鎖/貨幣量と価格水準/貨幣価値の大きさ
2.3蓄蔵手段62
購買のための準備/蓄蔵貨幣/ー般的富
2.4商品売買の変形65
2.4.1売って買う方式65
市場の基本構造/在庫としての商品/販売期間のバラツキ/売買のための資財と活動/値引き販売
2.4.2信用売買69
後払いで買う動機/後払いで売る動機/債権·債務関
2.4.3貨幣貸借72
信用売買の代替/貸借と売買/賃料と利子/信用売買と貨幣貸借
2.4.4販売代位75
貨幣貸付の変形/買って売る主体の交替

第3章資本 79
3.1資本の概念79
商品流通をこえる運動/自己増殖/価値増殖/運動体/利潤/利潤率
3.2資本の多態化86
多態性
3.2.1姿態変換外接型88
3.2.2姿態変換内接型90
安く買って高く売る/安く買う買い方/労働力の売買
3.2.3流通費用節減型92
費用化と節減/具体的形態
3.3市場の軸心95
資本なき商品流通/資本に売り資本から買う/市場の完結性/システムとしての市場

第II 篇 生産論

第1章労働101
1.1労働過程101
自然過程/目的意識的活動/生産と労働/労働力/労働の同質性/過程としての労働/他人のための労働
1.2労働組織110
1.2.1協業111
協力·合体の原理/集団力/競争心/生産手段の共有
1.2.2分業116
分割·合成の原理/考察方法上の注意/作業場内分業と社会的分業/基本的効果/習熟効果/自動化効果
1.2.3資本主義的労働組織122
理論構成の再確認/労働力の商品化/協業と分業の交叉/資本と労働組織/資本主義的労働組織の二重性/マニュファクチュアの基本概念/マニュファクチュアの展開形態/機械制大工業の基本概念/機械制大工業の展開形態
1.3賃金制度 133
賃金制度の基本概念/賃金形態型づけられた労働/支払方式/賃金制度の多型性

第2章生産 141
2.1社会的再生産141
再生産/社会的生産/生産期間と労働量/異種労働の合算可能性/対象化された労働
2.2純生産物と剽余生産物152
モノと労働力の区別/階級関係/剩余生産物/本源的弾力性/補墳と取得の全体
2.3価値増殖過程157
労働力の全面的商品化/理論構成上の注意点/価値増殖の社会的根拠/剩余価値率/絶対的剩余価値の生産/相対的剩余価値の生産

第3章蓄積 165
3.1資本の蓄積 165
剩余価値の処分/資本構成/労働力の吸収と反発/雇用人口
3.2労働市場
産業予備軍/生活過程/産業予備軍の枯渇/労働力商品の価値 171
3.3再生産表式176
3.3.1単純再生産表式176
2部門分割/再生産の条件
3.3.2拡大再生産表式177

第III篇 機構論

第1章価格機構183
1.1費用価格と利潤183
生産期間と流通期間/生産資本/流通資本/費用価格/流通費用/売上高と利益/粗利潤率と純利潤率/利潤率の均等化/ー般的利潤率の規制力
1.2生産価格192
平均利潤/生産価格の決定因子/単純な価格機構の限界
1.3市場価値197
生産条件の較差/市場価値/特別利潤/競争による生産部門編成/ー般的利潤率の長期的動向
1.4地代201
本源的自然力/落流と蒸気機関の例/差額地代/絶対地代/土地耕作の例/所有の力の相対化/土地資本

第2章市場機構 213
2.1商業資本213
第2の分業/販売過程の代位/商業資本の特性/分化の効果/利潤率の均等化
2.2商業信用220
産業資本による信用売買/受信動機/与信動機/商業信用の成立条件/商業信用に伴う流通費用/利潤率の均等化の促進効果
2.3銀行信用226
商業信用の変形/受信のための与信/信用調査の代行/媒介された信用関係/集積の効果/銀行と銀行資本/銀行券/預金/銀行の利潤率/利子率の水準/銀行間取引/銀行間組織/銀行業資本の社会的機能
2.4株式資本244
長期貸付/出資方式/株式証券/株式市場/社会的効果

第3章景気循環 253
3.1原理的アプローチ253
景気/運動論/相の概念/相をきめる諸要因/生産的要因と流通的要因/総量と比率
3.2好況と不況260
労働市場と産業予備軍/商業機構と信用機構/標準形
3.3恐慌
不安定化因子/貨幣賃金率の急騰/投機活動と累積的価格上昇/信用膨張と利子率の急騰/固定資本の蓄積/相転移の非対称性 265

問題の解答 271
おわりに355
索引358
本文中の問題のなかで,女印のつけられたものは基本問題を表わす.


分配論でも競争論でもなく、小幡道昭『経済原論』2009(18頁参照↓)では第3部を機構論と命名している。

1流通論→(変容)→3機構論
   ↘︎      ↗︎
   (作用) (反作用)
     ↘︎  ↗︎
     2生産論


労働と消費の直行関係(&例):

    労 働
    2I1
 消費ーー十ーー
    3I4

2廃棄物処理、4完全オートメーション
104,312頁


分業と協業の直行関係:

    分 業
    2I1
   ーー十ーー協業
    3I4

1商品経済
2ピラミッド
3無人島
4職人工房

124,315頁参照

5:10 午前  
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小幡道昭 経済原論 2009

書籍一覧・検索 » 経済原論 - 東京大学出版会
http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-042133-1.html
経済原論 基礎と演習

小幡 道昭
ISBN978-4-13-042133-1, 発売日:2009年11月中旬, 判型:A5, 384頁

内容紹介
マルクス経済学を初学者向けに解説するテキスト.東京大学で長年にわたって経済原論を講義してきた著者が,ユーモアを交えた記述で「資本論」とその基礎理論を平易に説明する.150以上の問題と解説も掲載し,試験対策にも役立つ一冊.


参考:
               /\
              /恐慌\
             /景気循環\
            /______\
           /\ <機構論>/\
          /  \    /市場\
         /価格機構\  /機構の分化
        /______\/______\
       /\              /\
      /  \    小幡道昭    /  \
     / 資本 \  『経済原論』  /蓄積過程\
    /______\        /______\
   /\<流通論> /\      /\ <生産論>/\
  /  \    /  \    /  \    /  \
 / 商品 \  / 貨幣 \  / 労働 \  / 生産 \
/______\/______\/______\/______\


主要目次
序 論
第I篇 流通論
第1章 商品
第2章 貨幣
第3章 資本
第II篇 生産論_ここまで宇野と同じ
第1章 労働
第2章 生産
第3章 蓄積過程
第III篇 機構論
第1章 価格機構
第2章 市場機構の分化
第3章 景気循環
問題の解答


担当編集者から
マルクス経済学と聞いて「懐かしいね」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか.さらに本書の目次を見て,「昔の原論とちっとも変わっていないじゃないか」と思う方も多いでしょう.しかし著者は,本当は本書のタイトルを「ちょっと変わった経済原論」にしたかったのです.「ちょっと変わった」というのは,これまでの経済原論の教科書とは少し違うという意味ですが,それは,問題と解答がタップリ用意されていたり,文章が著者による語りかけであったりすることだけではなく,これまでの経済原論にはなかった資本主義の新しい捉え方(変容論的アプローチ)を提示しているということもあります.決して古臭くない,資本主義の功罪が問われる今の時代だからこそ学びたいテキストです。

目次
はじめに
序論
0.1経済原論の対象
校史的社会/発展段階/重商主義段階/自由主義段階/帝国主義段階/第一次世界大戦後の資本主義/グローバリズム
0.2経済原論の方法9
変わる力と変える力/メタ·モデル/トータル·モデル/階層モデル/メカニズムとシステム/全体・状態・内部と外部
0.3経済原論の構成15
体系と構造/二層構造/三篇構成

第I篇流通論

第1章商品  21
1.1モノと商品21
主体/属性/所有/モノの深層
1.2商品の二要因——使用価値と価値26
使用価値/他人のための使用価値/価値/価値量(価値の大きさ)
1.3価値形態31
1.3.1価値表現 31
価値量の表現/相対的価値形態と等価形態
1.3.2価値形態の展開35
A.簡単な価値形態35
必要と交換
B.拡大された価値形態38
間接交換/手段に対する欲望
C.一般的価値形態40
D.貨幣形態41
資産の価値表現/価格/価値形態の最終形態
1.3.3商品貨幣44
広義の商品貨幣/物品貨幣/信用貨幣

第2章貨幣 49
2.1価値尺度49
価値尺度という用語/価値表現と価値実現/覆水盆に返らず/買い手のイニシヤティブ/いくつかの前提
(1)商品の大量性と主体の複数性/(2)商品の資産性と期間の関係/(3)時間と空間の関係/個別的な実現と社会的な尺度
2.2流通手段56
商品の流通/販売の連鎖/貨幣量と価格水準/貨幣価値の大きさ
2.3蓄蔵手段62
購買のための準備/蓄蔵貨幣/ー般的富
2.4商品売買の変形65
2.4.1売って買う方式65
市場の基本構造/在庫としての商品/販売期間のバラツキ/売買のための資財と活動/値引き販売
2.4.2信用売買69
後払いで買う動機/後払いで売る動機/債権·債務関
2.4.3貨幣貸借72
信用売買の代替/貸借と売買/賃料と利子/信用売買と貨幣貸借
2.4.4販売代位75
貨幣貸付の変形/買って売る主体の交替

第3章資本 79
3.1資本の概念79
商品流通をこえる運動/自己増殖/価値増殖/運動体/利潤/利潤率
3.2資本の多態化86
多態性
3.2.1姿態変換外接型88
3.2.2姿態変換内接型90
安く買って高く売る/安く買う買い方/労働力の売買
3.2.3流通費用節減型92
費用化と節減/具体的形態
3.3市場の軸心95
資本なき商品流通/資本に売り資本から買う/市場の完結性/システムとしての市場

第II 篇 生産論

第1章労働101
1.1労働過程101
自然過程/目的意識的活動/生産と労働/労働力/労働の同質性/過程としての労働/他人のための労働
1.2労働組織110
1.2.1協業111
協力·合体の原理/集団力/競争心/生産手段の共有
1.2.2分業116
分割·合成の原理/考察方法上の注意/作業場内分業と社会的分業/基本的効果/習熟効果/自動化効果
1.2.3資本主義的労働組織122
理論構成の再確認/労働力の商品化/協業と分業の交叉/資本と労働組織/資本主義的労働組織の二重性/マニュファクチュアの基本概念/マニュファクチュアの展開形態/機械制大工業の基本概念/機械制大工業の展開形態
1.3賃金制度 133
賃金制度の基本概念/賃金形態型づけられた労働/支払方式/賃金制度の多型性

第2章生産 141
2.1社会的再生産141
再生産/社会的生産/生産期間と労働量/異種労働の合算可能性/対象化された労働
2.2純生産物と剽余生産物152
モノと労働力の区別/階級関係/剩余生産物/本源的弾力性/補墳と取得の全体
2.3価値増殖過程157
労働力の全面的商品化/理論構成上の注意点/価値増殖の社会的根拠/剩余価値率/絶対的剩余価値の生産/相対的剩余価値の生産

第3章蓄積 165
3.1資本の蓄積 165
剩余価値の処分/資本構成/労働力の吸収と反発/雇用人口
3.2労働市場
産業予備軍/生活過程/産業予備軍の枯渇/労働力商品の価値 171
3.3再生産表式176
3.3.1単純再生産表式176
2部門分割/再生産の条件
3.3.2拡大再生産表式177

第III篇 機構論

第1章価格機構183
1.1費用価格と利潤183
生産期間と流通期間/生産資本/流通資本/費用価格/流通費用/売上高と利益/粗利潤率と純利潤率/利潤率の均等化/ー般的利潤率の規制力
1.2生産価格192
平均利潤/生産価格の決定因子/単純な価格機構の限界
1.3市場価値197
生産条件の較差/市場価値/特別利潤/競争による生産部門編成/ー般的利潤率の長期的動向
1.4地代201
本源的自然力/落流と蒸気機関の例/差額地代/絶対地代/土地耕作の例/所有の力の相対化/土地資本

第2章市場機構 213
2.1商業資本213
第2の分業/販売過程の代位/商業資本の特性/分化の効果/利潤率の均等化
2.2商業信用220
産業資本による信用売買/受信動機/与信動機/商業信用の成立条件/商業信用に伴う流通費用/利潤率の均等化の促進効果
2.3銀行信用226
商業信用の変形/受信のための与信/信用調査の代行/媒介された信用関係/集積の効果/銀行と銀行資本/銀行券/預金/銀行の利潤率/利子率の水準/銀行間取引/銀行間組織/銀行業資本の社会的機能
2.4株式資本244
長期貸付/出資方式/株式証券/株式市場/社会的効果

第3章景気循環 253
3.1原理的アプローチ253
景気/運動論/相の概念/相をきめる諸要因/生産的要因と流通的要因/総量と比率
3.2好況と不況260
労働市場と産業予備軍/商業機構と信用機構/標準形
3.3恐慌
不安定化因子/貨幣賃金率の急騰/投機活動と累積的価格上昇/信用膨張と利子率の急騰/固定資本の蓄積/相転移の非対称性 265

問題の解答 271
おわりに355
索引358
本文中の問題のなかで,女印のつけられたものは基本問題を表わす.


分配論でも競争論でもなく、小幡道昭『経済原論』2009(18頁参照↓)では第3部を機構論と命名している。

1流通論→(変容)→3機構論
   ↘︎      ↗︎
   (作用) (反作用)
     ↘︎  ↗︎
     2生産論


労働と消費の直行関係(&例):

    労 働
    2I1
 消費ーー十ーー
    3I4

2廃棄物処理、4完全オートメーション
104,312頁


分業と協業の直行関係:

    分 業
    2I1
   ーー十ーー協業
    3I4

1商品経済
2ピラミッド
3無人島
4職人工房

124,315頁参照

5:22 午前  
Blogger yoji said...

経済原論―資本主義経済の構造と動態 (有斐閣大学双書) 単行本 – 1976/4/30
富塚 良三 (著)

経済原論 (有斐閣ブックス) 単行本(ソフトカバー) – 1980/5/25
常盤政治他 (著)

経済原論 (有斐閣選書 (428)) 単行本 – 1983/3/25
日高 普 (著)

9:18 午後  
Blogger yoji said...

経済原論 (有斐閣Sシリーズ) 単行本 – 1987/4
平井 規之 (著), 滝田 和夫 (著), 北川 和彦 (著)

9:20 午後  
Blogger yoji said...

経済原論 (有斐閣ブックス) – 1980/5/25.1994
常盤政治・井村喜代子他共著
目次:
序章 経済学の基本的性格
(第Ⅰ節 経済学と史的唯物論 他)
1商品と貨幣
2剰余価値の生産
3資本の蓄積過程
4資本の流通過程
5利潤と利潤率
6商業資本と利子生み資本
7土地所有と地代
8資本主義と諸階級
索引


常盤政治著 他。 A5判 317頁 有斐閣

11:12 午後  
Blogger yoji said...

経済原論簡約版 | 有斐閣
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641162952

経済原論 -- 資本主義経済の構造と動態 簡約版

定評ある原論テキストの簡約版
富塚 良三 (中央大学名誉教授)/著


2007年03月発売
A5判並製カバー付 , 388ページ
定価 3,240円(本体 3,000円)
ISBN 978-4-641-16295-2


経済理論
基本書・体系書
○在庫あり
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経済原論のテキストとして長年定評のあった大学双書『経済原論』を,より学生に手に取りやすいように,高度な議論や講義ではあまり触れられない部分を割愛して,学習に必要な部分に限定することで,ボリュームを減らして提供する。
目次
序 説
第1編 資本の生産過程
 第1章 商 品
 第2章 貨 幣
 第3章 資 本
 第4章 資本の蓄積過程
 第5章 本源的蓄積
第2編 資本の流通過程
 第1章 資本の循環
 第2章 資本の回転
 第3章 社会的総資本の再生産と流通
第3編 資本の総過程
 第1章 剰余価値の利潤への転化
 第2章 利潤の平均利潤への転化
 第3章 資本蓄積と利潤率の変動
 第4章 商業資本と商業利潤
 第5章 利子生み資本と信用

2:18 午前  
Blogger yoji said...

ラスト2章

3:6土地所有と地代
3:7所得とその源泉

がカットされた

2:24 午前  
Blogger yoji said...

社名の由来[ソースを編集]
出典は『大学』で、努力し学に励んだ衛の武公の徳を「有斐君子」と讃えたことから。 「武公のように学者と一心同体となって努力精進するように」という創業者の師の助言による。


デジタル大辞泉の解説
ひ【斐】[漢字項目]

[人名用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]あや
あやがあって美しい。「斐紙・斐然」
[名のり]あきら・よし
[難読]甲斐(かい)

4:11 午前  
Blogger yoji said...

ヨドバシ.com - 経済原論(有斐閣Sシリーズ〈5〉) [全集叢書]【無料配達】
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経済原論(有斐閣Sシリーズ〈5〉) [全集叢書]
平井 規之(著)、北川 和彦(著)、滝田 和夫(著)
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出版社: 有斐閣
販売開始日: 1987/05/10
ご確認事項: 返品不可

経済原論(有斐閣Sシリーズ〈5〉) [全集叢書] の 商品概要
目次(「BOOK」データベースより)
1 経済学の対象と方法
2 市場経済
3 資本とその増殖
4 価格と利潤
5 資本の再生産と蓄積
6 国民所得とその分配
7 国家と財政
経済原論(有斐閣Sシリーズ〈5〉) [全集叢書] の商品スペック
商品仕様 出版社名:有斐閣 著者名:平井 規之(著)/北川 和彦(著)/滝田 和夫(著) 発行年月日:1987/05/10 ISBN-10:4641059055 ISBN-13:9784641059054 判型:B6 対象:教養 発行形態:全集叢書 内容:経済・財政・統計 ページ数:228ページ 縦:19cm
2000年18刷

3:08 午前  
Blogger yoji said...


  7-1図 新投資需要の決定機構
 m,r
  |o
  |  
  | o    m=m(I)      
r*|_|__o o
  |_|__|_____I
  0 I1  I*

資本の限界効率mと新投資需要の大きさIとの関係は,資本の
限界効率曲線m=m(I)という減少関数で表される。mが与え
られた利子率r*よりも大である場合は,借入により投資を行う
ことによって純益(m-r*)が生じ,Iは拡大されていく。この
拡大はm =r*まで続けられ,やがてm =r*の新投資水準I*のと
ころで新投資需要が決定される。 

『経済原論』平井規之他197頁 ケインズ政策の含意と役割

3:33 午前  
Blogger yoji said...

ケインズ政策の含意と役割/ケインズ理論の概要:

  7-1図 新投資需要の決定機構
 m,r
  |o
  |  
  | o    m=m(I)      
r*|_|__o o
  |_|__|_____I
  0 I1  I*

資本の限界効率mと新投資需要の大きさIとの関係は,資本の限界効率曲線m=m(I)という減少関数で表される。
mが与えられた利子率r*よりも大である場合は,借入により投資を行うことによって純益(m-r*)が生じ,Iは拡大
されていく。この拡大はm =r*まで続けられ,やがてm =r*の新投資水準I*のところで新投資需要が決定される。 
(『経済原論』平井規之他197頁)


経済原論(有斐閣Sシリーズ〈5〉) [全集叢書]
有斐閣 平井 規之(著)/北川 和彦(著)/滝田 和夫(著) 発行年月日:1987/05/10
目次
1 経済学の対象と方法
2 市場経済
3 資本とその増殖
4 価格と利潤
5 資本の再生産と蓄積
6 国民所得とその分配
7 国家と財政☆

3:41 午前  
Blogger yoji said...

平井経済原論は利子の扱いが進歩している
シンプルだがそこは優れている

11:32 午前  
Blogger yoji said...



http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3008779
国立国会図書館デジタルコレクション - 経済学. 上巻タイトル
経済学. 上巻
著者
宇野弘蔵 編
出版者
角川書店
出版年月日
1956
シリーズ名
角川全書
請求記号
331-U595k2
書誌ID(NDL-OPACへのリンク)

国立国会図書館デジタルコレクション - 経済学. 上巻
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3008779
目次・巻号
↓ 経済学 [142]
・ 目次
・ はしがき/p3
・ 上巻
・ 序論/p15
・ 第一部 資本主義の発達と構造
・ 第一章 封建社会とその崩壊/p27
・ 一 序説/p27
・ 二 封建農村の構造/p29
・ 三 封建都市の構造/p37
・ 四 マナおよびギルドの崩壊/p40
・ 第二章 資本主義の発生/p45
・ 一 エンクロージャ・ムーヴメント/p45
・ 二 商人資本の機能とマニュファクチァの限度/p55
・ 三 重商主義の経済政策/p67
・ 第三章 資本主義社会の確立/p77
・ 一 産業革命/p77
・ 二 産業資本と国際的分業/p105
・ 三 典型的な資本主義社会/p123
・ 第四章 後期資本主義への転化/p148
・ 一 株式会社の発達と金融資本の成立/p149
・ 二 独占的企業組織の発達/p160
・ 三 帝国主義的政策と国際的経済関係の変化/p170
・ 第二部 経済学説の発展
・ 第一章 序説/p187
・ 第二章 一七世紀の経済学/p191
・ 一 重商主義思想/p191
・ 二 ウィリアム・ペティ/p200
・ 第三章 一八世紀の経済学/p211
・ 一 自由主義思想の台頭/p211
・ 二 ステュアートとケネー/p214
・ 三 アダム・スミス/p226
・ 第四章 古典経済学の確立とその解体/p237
・ 一 デーヴィド・リカアドオ/p237
・ 二 リカアドオ以後/p253
・ 三 古典経済学の限界/p265



タイトル
経済学. 下巻
著者
宇野弘蔵 編
出版者
角川書店
出版年月日
1956
シリーズ名
角川全書


http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3009205
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経済学. 下巻
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・ 目次
・ 下巻
・ 第五章 カール・マルクス/p285
・ 一 『資本論』/p285
・ 二 マルクス経済学の発展/p326
・ 第六章 歴史学派および現代の諸学派/p333
・ 一 歴史学派/p333
・ 二 現代の諸学派/p337
・ 第三部 日本資本主義の諸問題
・ 第一章 日本資本主義発達史の概要/p345
・ 一 封建社会としての徳川時代の特色/p345
・ 二 明治維新と資本の原始的蓄積/p356
・ 三 独占資本主義への推転とその発展/p376
・ 第二章 日本資本主義の構造と問題/p400
・ 一 労働者問題/p400
・ 二 農業問題/p424
・ 三 中小企業問題/p451
・ 四 財閥/p461
・ あとがき/p475
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佐藤優が資本論の核心でテキストとして使用

6:42 午後  
Blogger yoji said...

「他者」の倫理学 レヴィナス、親鸞、そして宇野弘蔵を読む
著者名等  青木孝平/著  ≪再検索≫
著者等紹介 1953年三重県津市に生まれる 1984年早稲田大学大学院法学研究科博士課程単位
取得 1994年経済学博士(東北大学) 現在鈴鹿医療科学大学教授 経済理論・法思
想・社会哲学・倫理学 著書『資本論と法原理』論創社,1984年。ほか(本データは
この書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版者   社会評論社
出版年   2016.9
大きさ等  20cm 351p
NDC分類 150
件名    倫理学  ≪再検索≫
件名    親鸞
件名    宇野 弘蔵
要旨    フッサール現象学の外部としてのレヴィナス、聖道門自力仏教を放棄する親鸞、そしてマ
ルクス経済学を異化する宇野弘蔵。いっけん何の脈絡もないこれらの諸思想を大胆にクロ
スオーヴァーさせるとき、そこに、誰の思いもよらない、おそらくは読者の予想をもしの
ぐ、「未知の思考」が忽然と立ち現れてくる。私の「自我」をはるかに超越して、向こう
側から不意に訪れる「他者」とはいったい何ものなのか?本書は、哲学・宗教学・社会科
学のバリアを軽やかに越境し、あらゆる知見を総動員してこの問いに鮮やかに答えをだす
。倫理なき時代における倫理への渇望の書、ついに登場!
目次    第1部 現象学における他者(フッサールにおける独我論の哲学;レヴィナスにおける他
者論;レヴィナスの正義論という可能性と不可能性);第2部 仏教における他者(自己
の悟りとしての仏教;「他者」による救いとしての仏教;「他者」による絶対他力の思想
);第3部 資本主義における他者(マルクスにおける主体の自己運動;宇野『経済原論
』における他者の思想;宇野『経済政策論』における他者の顕在化;絶対他者を主体とす
る現状分析)
内容    倫理なき時代における、倫理への渇望の書。フッサール現象学の外部としてのレヴィナス
、聖道門自力仏教を放棄する親鸞、そしてマルクス経済学を異化する宇野弘蔵を大胆に融
合させ、「自我」を超越する「他者」の正体を明らかにする。
内容    倫理なき時代における、倫理への渇望の書。フッサール現象学の外部としてのレヴィナス
、聖道門自力仏教を放棄する親鸞、そしてマルクス経済学を異化する宇野弘蔵を大胆に融
合させ、「自我」を超越する「他者」の正体を明らかにする。
ISBN等 4-7845-1838-X
ISBN等 978-4-7845-1838-8
書誌番号  3-0500415835

4:49 午前  
Blogger yoji said...

http://mainichi.jp/articles/20161016/ddm/015/070/020000c
佐藤優・評 『「他者」の倫理学』=青木孝平・著

20161016

 青木氏は、宇野弘蔵が労働力の商品化を軸にマルクスの『資本論』を経済原論に再編したことの哲学的意義についてこう考えている。<人間は、資本の外部において、みずから労働力の販売者として登場する以外になす術(すべ)はない。彼は、経済外的に形成された「原始的蓄積」という事実を消極的・受動的にではあれ受容し、「自己」を資本(他者)の能動的・積極的な自己増殖運動に組み入れることで、そのアイデンティティを確保するしかない。(中略)そこには、容易には「同」に還元できない「他」、「自己」に対する「他者」という非対称的で差異的な関係性、すなわち資本主義という一社会の特殊歴史的性格が深く刻印されているのである。/こうしていまや人間は、自己の労働力を資本に購買してもらい、資本の生産過程に編成されることによって、唯一、「他者」のもとでのみ商品を生産し世界を構成することが可能となる。(中略)労働力の商品としての実現は、そのいっさいが、「他者」である資本およびその人格化である資本家の能動的な購買意思にゆだねられることになる。レヴィナス流にいえば、自己は他者の「身代わりsubstitution」となり「人質otage」となることによってその存在を許される。親鸞の言葉を借りれば、自己は他者の「他力」によって廻向(えこう)される以外に涅槃(ねはん)にいたる道はないのである>

 青木氏は、<経済外的に形成された「原始的蓄積」という事実>すなわち、偶然、歴史的に起きた事柄を、内部から脱構築することは、原理的に不可能と考えているようである。それだから「外部」からの刺激が、この資本主義体制を超克するために不可欠になる。従って「急ぎつつ、待つ」という姿勢を取ることが社会変革を望む人々の倫理になる。




http://mainichi.jp/articles/20161016/ddm/015/070/020000c
佐藤優・評 『「他者」の倫理学』=青木孝平・著

毎日新聞2016年10月16日 東京朝刊

カルチャー
本・書評
紙面掲載記事
[PR]

 (社会評論社・2808円)

資本主義体制の超克に「外部」の刺激
 青木孝平氏の強靱(きょうじん)な思考力に圧倒された。素晴らしい作品だ。サブタイトルに、レヴィナス、親鸞(しんらん)、宇野弘蔵と併記されているが、三題噺(ばなし)ではない。日本の傑出したマルクス経済学者宇野弘蔵の経済哲学を掘り下げた地点から東西の思想を「他者」という切り口で分析したユニークな総合知の書だ。青木氏はレヴィナスの「絶対他者」と親鸞の「絶対他力」が共通の地平の出来事であるととらえている。<親鸞に深く取り憑(つ)いた「悪としての自己」意識は、その能動性・主体性(自力)に対する徹底的な否定に帰着せざるをえない。こうした自己(自我)に対する否定を、ひたすら自己の内部で遂行しようとすれば、それはパラドクシカルにも、不毛で際限のない自我への固執とその止め処(ど)ない肥大化に帰結していく。このことは、現象学であれ仏教であれ、これまでのほとんどすべての独我論哲学が経験したアポリアであった。ここにおいてレヴィナスと同様に親鸞が行き着いた展望は、おそらくは、自己の主体性の否定すなわち受動化を根源にまで徹底するためには、外部の「他者」の絶対的な能動性(他力)を全面的に肯定する以外にすべはないという結論だったのであろう。/これが、レヴィナスのいう存在の無限の彼方(かなた)における「絶対他者」であり、親鸞における浄土に住まう阿弥陀(あみだ)如来の「絶対他力」だったのではなかろうか。もしかするとレヴィナスと同じく親鸞も、こうした「他者」がひとつのフィクションであることに気づいていたのかもしれない。しかしながらこのフィクションは、「自我」の溶解のためにはどうしても避けて通れない不可欠で絶対的な前提であった>。この考え方は、神と人間の質的、絶対的な差異を強調した弁証法神学者カール・バルトにもつながる。

 青木氏は、宇野弘蔵が労働力の商品化を軸にマルクスの『資本論』を経済原論に再編したことの哲学的意義についてこう考えている。<人間は、資本の外部において、みずから労働力の販売者として登場する以外になす術(すべ)はない。彼は、経済外的に形成された「原始的蓄積」という事実を消極的・受動的にではあれ受容し、「自己」を資本(他者)の能動的・積極的な自己増殖運動に組み入れることで、そのアイデンティティを確保するしかない。(中略)そこには、容易には「同」に還元できない「他」、「自己」に対する「他者」という非対称的で差異的な関係性、すなわち資本主義という一社会の特殊歴史的性格が深く刻印されているのである。/こうしていまや人間は、自己の労働力を資本に購買してもらい、資本の生産過程に編成されることによって、唯一、「他者」のもとでのみ商品を生産し世界を構成することが可能となる。(中略)労働力の商品としての実現は、そのいっさいが、「他者」である資本およびその人格化である資本家の能動的な購買意思にゆだねられることになる。レヴィナス流にいえば、自己は他者の「身代わりsubstitution」となり「人質otage」となることによってその存在を許される。親鸞の言葉を借りれば、自己は他者の「他力」によって廻向(えこう)される以外に涅槃(ねはん)にいたる道はないのである>

 青木氏は、<経済外的に形成された「原始的蓄積」という事実>すなわち、偶然、歴史的に起きた事柄を、内部から脱構築することは、原理的に不可能と考えているようである。それだから「外部」からの刺激が、この資本主義体制を超克するために不可欠になる。従って「急ぎつつ、待つ」という姿勢を取ることが社会変革を望む人々の倫理になる。


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