追記:20190322
https://mobile.twitter.com/Philo_Shinkan/status/1108498452147625984/photo/2
(ペッパー採用の感情分析図に似ている)
(Emotional brain action & voice modelhttp://nam-students.blogspot.jp/2016/05/emotional-brain-action-voice-model.html)
https://twitter.com/philo_shinkan/status/1095447527099256833?s=21
( スピノザ、リンク:::::::::)本頁
スピノザ『エチカ』
第一部公理六 真の観念はその対象(観念されたもの)と一致しなければならぬ。
http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note1a6
NAMs出版プロジェクト: スピノザ、諸感情の定義:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2010/09/blog-post.html
スピノザ『エチカ』
http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/
______
(憎)\悲 喜/(愛)
嫌悪\恐 /
怒\/
あるいは、
______
(憎)\悲 喜/(愛)
恐怖嫌悪 /(希望)
怒\/(感謝)
ピクサーの2015年日本公開新作映画(原題 Inside Out,邦題『インサイド・ヘッド』)が感情の基本要素をキャラ化していて(その色分けを含めて)興味深い。
スピノザ的には、喜びの反対が悲しみ。恐怖の反対が(希望)。嫌悪、憎しみの反対が(愛)。
欲望の一種である怒りの反対が(感謝)。( )に入れた未登場の感情要素を見出す映画なのだろうか?…
サッドネス(SADNESS)
=悲しみ
フィアー(FEAR)
=恐れ
ジョイ(JOY)
=喜び
ディスガスト(DISGUST)
=嫌味
アンガー(ANGER)
=怒り
の5種。
______
(憎)\悲 喜/(愛)
嫌悪\恐 /
怒\/
嫌悪、嫌味は軽蔑に近いだろう。
スピノザ(喜び、悲しみ、欲望が三大要素)だと、
1実体
/\
/無限\
/_無限定)\
________/_2a属性__\________
\知 抑制 / 小←/\→大 完全性 至福/
\ 悪/___2b様態\____\善 /
\受動/\悲しみ_/\_喜び /\能動/
\/ 憎しみ \努力/ 愛/ \/
/\対象/ /_\/_\ \認識/\
所産的自然/物体__欲望__観念\/ \
/ 延長\ 身体3感情/精神 /思惟 \能産的
神/______\___\/_第三種認識____\自然
\ 4理性 /
\ /
\_徳./
\/
5自由
感情を表記するには実体と様態、逆バージョンがいい。
2b様態
受動 /\ 能動
無限様態
完全性 / \
悲しみ______小←/_2a属性__\→大______喜び
\恐怖 / /\ \ 希望/
\ 悪/恥辱_1実体\_名誉\善 /
\ /\ 知_/\_至福 /\ /
憎しみ/ 経験/ \無限/第三種認識\愛
/\ /\/_\/_\/\ /\
所与的自然/ (能産的)自然__徳___神_\/ \
/ 延長\ 5自由/ /思惟 \
物体/_個体__身体___\/___精神__認識_\観念
個物 \ 4理性 / 意志
\ 表象 国家 知性
\努力/道義心
名誉欲\/(宗教心)
情欲 欲望 結婚
3感情
欲望〜完全性追求
悲しみ_減少する_/ | \_増加する_喜 び
|||\憎しみ_外的要因を伴って__愛/|||
||絶望___確か/_|_\_____安堵||
|恐怖________|__不確か___希望|
反感_______偶然によって______好意
怒りは憎しみと欲望の間か?
(『エチカ』は確かに読みにくいが、こうした図の設計図として考えればわかりやすい。レンズのようなシンメトリーとカーヴを持つ。)
デカルト(『情念論』)の場合は、驚き・愛・憎・欲望・喜・悲の6つである。
/////
下記サイトより
http://blogs.yahoo.co.jp/raccoon21jp/34604676.html
感情の定義
ウィキや山口さんの『認知哲学』や西川さんの『認知科学の展開』を参照にさせていただく。
日本で言う4情や6情がある:喜怒哀楽+愛憎、
中国は5情という:喜怒哀楽+怨、である。
欧米文化では感情(emotion)ないし情念(passion)といい、emotion←e-moveだから内から外へ動いて出て行ってしまうもの;passion←pass/passiveだから自分ではどうしようもなく神から?与えられ受け止めるしかないというニュアンスがある。で、具体的には・・
デカルト(『情念論』):驚き・愛・憎・欲望・喜・悲の6つである。
ダーウィン:悲・幸福感・怒・軽蔑・嫌悪・恐怖・驚きの7つを上げる。
ロック(『人間知性論』)は快と不快の2種類と割り切りこのバリエーションとして、愛・憎・欲望・喜・悲・希望・恐・絶望・怒・羨みを典型として例示する。
現代のポールエクマンはダーウィンの7分類(ー軽蔑)の延長上で、この6つに加え・楽しさ・軽蔑(再登場する)・満足・困惑・興奮・罪の意識・功績に基づく自負心・安心・満足感・喜び・罪悪感 の17個をあげる。(1990年代の分類)
/////
アリストテレス『弁論術』第二巻は、情念論の原型である。
怒り2と 穏和3、
友愛と 憎しみ4、
恐れと 大胆さ5、
恥と 無恥6、
親切と 不親切7
という具合に、感情論を 対になる感情の組み合わせで論じている。これらに続いて、
憐れみ8、義憤9、
妬み10、
競争心11
を取り上げている。
http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~hamaoka/hamaoka/essays/indignation&envy.pdf#
///////
さて,ストア派にあって整理された基礎的感情とは,廣川洋一氏『古代感情論』2000の論考によれば
「悲しみaegritudo・喜びlaetitia・恐れmetus・欲望libido」の四つであるという (同書第五章p.161~キケロによる孫引き。『トゥクルム荘対談集』(Tusculanae disputationes)全5巻4.14より、ゼノンの説か?未確認)。*
aegritudo悲しみopinio recens mali praesentis, in quo demitti contrahique animo rectum esse videatur, laetitia喜びopinio recens boni praesentis, in quo ecferri rectum esse videatur, metus恐れ opinio impendentis mali, quod intolerabile esse videatur, libido欲望
|
7から5に減らしたと考えればダーウィンにも近いが、欲望が二つの否定面に分かれたと考えれば、
ディズニーはストア派的か?(ともに驚きが基本要素にない)
追記:
実体が中心にある図解、大きめなバージョン(諸感情の定義にはこちらを採用した)
http://yojiseki.exblog.jp/9036335/
2の2様態
/\
/ \
/ \
全宇宙の形貌/ 間接 \
/ 無限様態 \
運動と静止 直接 無限知性
/ \
悲しみ________________/____2の1属性_____\________________喜び
\ 恐れ / /無限 \希望 /
\ 憎しみ / / \ \ 愛 /
\ 絶望 受動的/ / \ \ 完全性(小←→大)
\ 悪/_______/_1実体__\_______\善 /
\ 怒り /\ / /\ \ /\ /
\ / \ 知/___/__\___\至福=知的愛 \ /
\ / \ /\ / \ /\ / \ /
\/ \/ \/ 神 \/ \/ \/
/\ /\ /\ /\ /\ /\
/ \ / \本質、本性___/__\/ \ / \
所産的自然 \ /全自然 永遠、必然 /(能産的)自然 \ / \
/ \/______\___\/__起成、自己原因_\/ \
/ 延長\ \ 徳 第三種認識 /思惟 \
/ 個物 \ \5自由 /(直観知) / 知性 \
/ \ \ / / \
物体/______________\_______\/_______/______________\観念
(無際限) 身体\ 4道徳、理性 驚き/精神
第二種の個体 第二種認識
(複合個体) 表象 /
\ /
\ 努力 /
\ /
\ /
\/
3感情、欲望
有限物体 第一種の個体 第一種認識 有限観念
(単純個体)有限様態 (想像知)
<外部の原因>
1欲望 4:44
4:61
2喜び 4:41 3悲しみ 4:41
(快活 4:42 憂鬱 4:42)
4驚異 3:52 5軽蔑 4:46他
6愛 4:44 7憎しみ 4:45
8好感 3:15備? 9反撥 (3:15備考)
10帰依 3:52
11嘲弄 4:45系、備
12希望 4:47 13恐怖 4:47
4:54 4:63
14安堵 4:47備 15絶望 4:47備
16歓喜 4:47備 17落胆 4:47備
5:10
18憐憫 4:50
19好意 4:51 20憤慨 4:51備
21買いかぶり4:48 22見くびり4:48
4:49
24同情 4:57備 23ねたみ 4:45
4:57
<内部の原因>
25自己満足 4:52 26謙遜 4:53
(自劣感)
27後悔 4:54
28高慢 4:49 29自卑 4:55〜56、付22
55〜57
30名誉 4:58 31恥辱 4:58備、付23
<欲望>
32思慕 33競争心
34感謝、謝恩 35慈悲心 36怒り 37復讐心 38残忍
39臆病
40大胆 41小心
42恐慌
43鄭重 44名誉欲 45美味欲 46飲酒欲 47貪欲 48情欲
追加:
(快感 4:43 苦痛 4:43)
(礼譲 4:37、付25)
______
(憎)\悲 喜/(愛)
怒\恐 (希望)(穏和,感謝,慈悲心?)
軽蔑嫌悪\/(尊敬,好意?,愛?)
______
(憎)\悲 喜/(愛)
嫌悪\恐 /
怒\/
______
(憎)\悲 喜/(愛)
恐怖嫌悪 /(希望)
怒\/
悲しみを起点とした色分けと考えればいい。
悲_____喜
\軽蔑(嫌悪)
恐怖
\
怒
悲_軽蔑___喜
\
恐怖
\
怒
こうして図解してみると、ディズニーは認識論的で、現代的に偏っていることがわかる。
https://akiba-souken.com/article/21568/
ディズニー/ピクサーの劇場版アニメ最新作は、人間の頭の中を冒険する物語「インサイド・ヘッド」
アキバ総研 | 2014年10月03日 06:00
- ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンは、2015年7月18日(土)より、ディズニー/ピクサーによる劇場版アニメの最新作「インサイド・ヘッド」を全国公開する。
最新作「インサイド・ヘッド」は、人間の頭の中が舞台。これまで同社の作品では、「トイ・ストーリー」が「おもちゃの世界」、「モンスターズ・インク」が「モンスターの世界」、「ファインディング・ニモ」が海の中の世界、「カーズ」が「車の世界」といったように、独創的な世界観のストーリーを描いてきたが、今回の「インサイド・ヘッド」では、11歳の少女ライリーの頭の中にある「5つの感情」、ジョイ〈喜び〉、アンガー<怒り>、ディスガスト<嫌悪>、フィアー<恐れ>、そしてサッドネス<悲しみ>が、主人公となる。
監督を務めるのは、「モンスターズ・インク」や「カールじいさんの空飛ぶ家」を手がけたピート・ドクター監督。人気作を次々と生み出してきたピート・ドクター監督だが、本作は、彼の娘(12歳)の成長を見守る中で見つけた心の変化に着眼点を得て考えられたものだという。「これ(インサイド・ヘッド)は誰しもが経験したストーリーだから興味を持ってもらえると思うよ」と、本作に対しては、並々ならぬ自信をのぞかせているそうだ。
大ヒット作となった「モンスターズ・ユニバーシティ」の公開から2年ぶりとなる、ディズニー/ピクサーの最新作に期待が高まる。
・「インサイド・ヘッド」
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
原題:Inside Out
全米公開:2015年6月19日
監督:ピート・ドクター
共同監督:ロニー・デル・カルメン
製作:ジョナス・リヴェラ
<ストーリー>
「インサイド・ヘッド」の“世界”となる、とても明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で今まで育った田舎に別れを告げ、都会のサンフランシスコに引っ越しをすることになる。ライリーが新しい生活に慣れようとする中“感情=キャラクター”たちは、それぞれが彼女の幸せを守ろうとぶつかり合ってしまう。そして彼らの行動はライリー自身の感情となり、予想のつかない大事件を巻き起こすことになる。
果たして彼らは、彼らが大好きな“世界=ライリー”を守れるのか?
(c) 2014 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
一見ストア派的だが、ディズニーはやはりより現代的なダーウィンの感情論の感情要素説に近い。
ダーウィンは、悲・幸福感・怒・嫌悪・(軽蔑)・恐怖・(驚き~予告編のギャグがそれを証明する~)の7つを上げるが、( )内の感情は、先行感情要素と統合できるから全5種になる。
スピノザ的には怒りを欲望の一種と捉えるべきであろう。また、恐怖は(希望)と対になり、軽蔑は悲しみの一種である。怒りは(感謝)と対になり、嫌悪(憎しみ)は(尊敬?,驚異,愛)と対になる。先の映画は(希望)と(感謝)、(愛)がドラマ上隠されており、それを探す物語なのかもしれない。予告編を見ると肯定的な感情は喜びが一手に引き受けているようだが。
*
柄谷や國分が強調するように、スピノザの定義は起成原因を伴う
(例えば円の定義は円を作図可能にするものでなければならない)
これがなければ定義も衒学趣味である
また、思惟と延長は無限にある属性のなかの唯一人間に感受し得るふたつだ
これは直観を盲信しないための歯止めとしてカントの批判哲学との共通点たり得る
思考回路だ
さらに、当時のユダヤ教徒の前時代性より、オランダ各都市の資本主義国家としての
成熟を強調した方が世界史理解には役立つ
ウェーバーが論じた(オランダでは権力を持った)カルヴァン派を単なる悪役に
設定すると間違う
カルヴァン派とスピノザは(政治的には反対でも)思想的には実はかなり近い
蛇足:
ディズニー『インサイド・ヘッド』予告編
スピノザ的には、喜びの反対が悲しみ。恐怖の反対が(希望)。嫌悪、憎しみの反対が(愛)。
欲望の一種である怒りの反対が(感謝)。下図参照。( )に入れた未登場の感情要素を見出す映画なのだろうか?
欲望〜完全性追求
悲しみ_減少する_/ | \_増加する_喜 び
|||\憎しみ_外的要因を伴って__愛/|||
||絶望___確か/_|_\_____安堵||
|恐怖________|__不確か___希望|
反感_______偶然によって______好意
『エチカ』は確かに読みにくいが、こうした図の設計図(上図は第三部のもの)として考えればわかりやすい。レンズ作りを思わせる鬼のようなシンメトリーである。
上記図は『カラー図解哲学事典』の図↓をAA化したもの
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifVbXamTyzTJHVfX34kQQOImeZYKFOakezvODrtbzu0jY-513YtKe_U6bLHXvbP_2SlyQh23cJfDclPpbQDSiqIMRcEfcjfd4Q1HzqsUmpsheRKe8WL5thIsi7dZP3PpSph36X/s1600/spinozakannjyouscan-004.jpg
(反感と好意が逆)
以下、『カラー図解哲学事典』より
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEifVbXamTyzTJHVfX34kQQOImeZYKFOakezvODrtbzu0jY-513YtKe_U6bLHXvbP_2SlyQh23cJfDclPpbQDSiqIMRcEfcjfd4Q1HzqsUmpsheRKe8WL5thIsi7dZP3PpSph36X/s1600/spinozakannjyouscan-004.jpg
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較した部分だ(61頁)。
無限の属性(実在的区別)を共可能性(離接的総合)とを比較している。が、これだと二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。ポイントはスピノザもライプニッツもカントもドゥルーズ(CsO-MD)も並行論者ということだ。スピノザだけが彼らに共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。可能世界のない世界が可能世界的に一つだけあるということだ。
*
http://www.john-uebersax.com/plato/passions.htm
[14]…
VII. Sed omnes perturbationes iudicio censent fieri et opinione. Itaque eas definiunt pressius, ut intellegatur, non modo quam vitiosae, sed etiam quam in nostra sint potestate. Est ergo aegritudo opinio recens mali praesentis, in quo demitti contrahique animo rectum esse videatur, laetitiaopinio recens boni praesentis, in quo ecferri rectum esse videatur, metus opinio impendentis mali, quod intolerabile esse videatur, libido opinio venturi boni, quod sit ex usu iam praesens esse atque adesse.
[15] Sed quae iudicia quasque opiniones perturbationum esse dixi, non in eis perturbationes solum positas esse dicunt, verum illa etiam quae efficiuntur perturbationibus, ut aegritudo quasi morsum aliquem doloris efficiat, metus recessum quendam animi et fugam, laetitia profusam hilaritatem, libido effrenatam adpetentiam. Opinationem autem, quam in omnis definitiones superiores inclusimus, volunt esse inbecillam adsensionem.
[16] Sed singulis perturbationibus partes eiusdem generis plures subiciuntur, ut aegritudini invidentia - utendum est enim docendi causa verbo minus usitato, quoniam invidia non in eo qui invidet solum dicitur, sed etiam in eo cui invidetur-, aemulatio, obtrectatio, misericordia, angor, luctus, maeror, aerumna, dolor, lamentatio, sollicitudo, molestia, adflictatio, desperatio, et si quae sunt de genere eodem. Submetum autem subiecta sunt pigritia, pudor, terror, timor, pavor, exanimatio, conturbatio, formido, voluptatimalevolentia laetans malo alieno, delectatio, iactatio et similia, lubidini ira, excandescentia, odium, inimicitia, discordia, indigentia, desiderium et cetera eius modi.
7. Perturbations the consequence of false opinions.
7. But the Stoics regard all disturbances of mind as created by judgment and opinion. Therefore they define them with the greater precision, that it may be understood not only how vicious they are, but how entirely they are within our own power. Grief then is a recent opinion of the existence of a present evil, because of which it seems right that the soul should be cast down and should shrink within itself; joy, a recent opinion of the existence of a present good, by reason of which it seems right to be transported beyond the wonted bounds ; fear, an opinion as to an impending evil which seems beyond endurance ; desire, an opinion with regard to some good to come, which would be of service were it now present and at hand. But they say that these perturbations contain not only the opinions and judgments of which I have spoken, but also the effects which result from their existence in the mind, — grief occasioning, as it were, a gnawing of pain ; fear, a sort of retreat and flight of the soul; joy, an overflowing hilarity; desire, an unbridled appetency. Meanwhile, the forming of opinions, which entered into the definitions given above, they regard as weak assent. Each perturbation contains several divisions which properly belong to the same class. Thus under the head of grief are enviousness (I employ the less common word, that I may not be misunderstood; for envy is used in speaking not only of him who envies, but also of him who is envied), emulation, jealousy, pity, distress, mourning, sorrow, hardship, pain, lamentation, anxiety, trouble, affliction, despair, and other emotions of the same sort, if others there be. Under fear are included sloth, bashfulness, terror, timidity, consternation, sinking of heart, confusion of mind, dread; under pleasure, the malevolence that rejoices in another's harm, delight, boastfulness, and like affections; under desire, anger, irritability, hatred, enmity, discord, want, longing, and other similar states of mind.
VII. Sed omnes perturbationesすべての感情 judicio判断 censent fieri et opinione思いなし. Itaque eas definiunt pressius, ut intellegatur, non modo quam vitiosae, sed etiam quam in nostra sint potestate. Est ergo aegritudo悲しみopinio recens mali praesentis, in quo demitti contrahique animo rectum esse videatur, laetitia喜びopinio recens boni praesentis, in quo ecferri rectum esse videatur, metus恐れ opinio impendentis mali, quod intolerabile esse videatur, libido欲望 opinio venturi boni, quod sit ex usu iam praesens esse atque adesse.
7. But the Stoics regard all disturbances of mind as created by judgment and opinion. Therefore they define them with the greater precision, that it may be understood not only how vicious they are, but how entirely they are within our own power. Grief then is a recent opinion of the existence of a present evil, because of which it seems right that the soul should be cast down and should shrink within itself; joy, a recent opinion of the existence of a present good, by reason of which it seems right to be transported beyond the wonted bounds ; fear, an opinion as to an impending evil which seems beyond endurance ; desire, an opinion with regard to some good to come, which would be of service were it now present and at hand.
キケロ選集12(岩波書店2002)、231頁~
14
ところが、賢者は現実の悪に左右されることはない。苦悩は愚者のものである。愚者は想念上の悪の中で苦悩
に苛まれ、理性に従わず、魂を萎縮(1)させる。それゆえ、理性に反する魂の萎縮というのが、苦悩の第一の定義と
なる。以上のように、情動には四つの種類(2)があり、魂の安定には三つの種類(3)がある。なぜならば、魂の安定には
苦悩に対置すべきものがないからである。
(1) 二巻四一節に「首をすくめる」とあり、そこでは剣を
突きつけられて首をすくめることを意味する。
(2)「欲望」「喜悦」「不安」「苦悩」の四つ。
(3)「望み」「喜び」「用心」の三つ。
七
さて、ストア派によれば、すべての情動は判断と想念に起因する。そして、彼らは情動をさらに詳細に定義す
る。その結果、われわれは、それがいかに悪しきものであるかだけでなく、どこまでわれわれの力で抑えること
ができるかを知ることができる。すなわち、苦悩とは、意気消沈し、魂が萎縮するのももっともだと思われるよ
うな目の前の悪に対する鮮明な想念である。喜悦とは、有頂天になるのももっともだと思われるような目の前の
善に対する鮮明な想念である。不安とは、耐えがたいと思われる差し迫った悪に対する想念である。欲望とは、
すぐ目の前にあって手の届きそうな将来の善に対する想念である。
15
しかし、私は今、情動は判断や想念に起因すると述べたが、ストア派によれば、判断や想念に情動の本質があ
るというだけでなく、情動によって引き起こされた結果もまた同様、ということになる。つまり、苦悩はいわば
咬み傷の痛みのようなものを呼び起こす。同様に、不安は魂の後退と逃避を、喜悦は過剰な快活を、欲望はとめ
どもない渇望を呼び起こす。さらに、私が上述したすべての定義の中で使った想念という営為を、ストア派は消
極的な同意(1)とみなしている。
16
さて、それぞれの情動(2)の下に数多くの並列的な区分が認められる。すなわち、苦悩の下には、羨望ーー嫉妬は、
嫉妬する者についてのみ使われるのではなく、嫉妬される者にも使われるので、ここでは説明のためにあまり使
われない語を使わればならないーー、対抗心、やきもち、同情で憂悶、悲嘆、悲哀、辛苦、困苦、慨嘆、憂鬱、
立腹、疼き、絶望などがある。不安の下には、怯懦、羞恥、戦慄、恐怖、狼狽、怖じ気、当惑、臆病などがある。
快楽の下には、他人の災いを喜ぶほくそ笑み、陶酔、自慢などがある。欲望の下には、怒り、激昂、憎悪、敵愾
心、憤怒、貪欲、願望などがある。
(1) ストア派の用語では、ギリシア語で συγκατάθεσις (sugkatathesis) .
(2) 四巻一一節では「苦悩」「不安」「喜悦」「欲望」の四
つの情動とされている。ただしキケローは本節以下、「喜
悦(laetitia)」の代わりに「快楽(voluptas)」という単語
をほば同義のものとして用いる時がある。
28 Comments:
______
憎\悲 喜/(愛)
\恐 /
軽蔑嫌悪\/
悲しみを起点とした色分けと考えればいい
悲_軽蔑___喜
\
恐怖
\
怒
悲しみを起点とした色分けと考えればいい。
悲_____喜
\軽蔑
恐怖
\
怒
こうして図解してみると、ディズニーは認識論的で、現代的に偏っていることがわかる。
『インサイド・ヘッド』予告編
http://youtu.be/MJE7tt7W71w
スピノザ的には、喜びの反対が悲しみ。恐怖の反対が(希望)。嫌悪、憎しみの反対が(愛)。
欲望の一種である怒りの反対が(感謝)。( )に入れた未登場の感情要素を見出す映画なのだろう…
@yojisekimoto: 2015年夏ピクサー『インサイド・ヘッド』予告編
http://t.co/rTHqXxwNha
スピノザ的には、喜びの反対が悲しみ。恐怖の反対が(希望)。嫌悪、憎しみの反対が(愛)。欲望の一種である怒りの反対が(感謝)。( )に入れた未登場の感情要素を見出す映画なのだろうか?
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
無限の属性(実在的区別)を共可能性(離接的総合)とを比較している。が、これだと
二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。ポイントはスピノザもライプニッ
ツもカントもドゥルーズ(CsO-MD)も並行論者だということだ。スピノザだけが彼ら
に共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるということだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
無限の属性(実在的区別)を共可能性(離接的総合)とを比較している。が、これだと
二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。ポイントはスピノザもライプニッ
ツもカントもドゥルーズ(CsO-MD)も並行論者だということだ。スピノザだけが彼ら
に共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
無限の属性(実在的区別)を共可能性(離接的総合)とを対応させている。が、これだと
二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。ポイントはスピノザもライプニッ
ツもカントもドゥルーズも並行論者だということだ。スピノザだけが彼ら
に共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
スピノザの無限の属性(実在的区別)とライプニッツの共可能性(離接的総合)とを
対応させている。
が、これだと二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。ポイントはスピノザもライプニッ
ツもカントもドゥルーズも並行論者だということだ。スピノザだけが彼ら
に共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
スピノザの無限の属性(実在的区別)とライプニッツの共可能性(離接的総合)とを
対応させている。
が、これだと二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。ポイントはスピノザもライプニッ
ツもカントもドゥルーズも並行論者だということだ。スピノザだけが彼ら
に共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
スピノザの無限の属性(実在的区別)とライプニッツの共可能性(離接的総合)とを
対応させている。
が、これだと二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。ポイントはスピノザも
ライプニッ
ツもカントもドゥルーズも並行論者だということだ。
スピノザだけが彼らに共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
スピノザの無限の属性(実在的区別)とライプニッツの共可能性(離接的総合)とを
対応させている。
が、これだと二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。ポイントはスピノザも
ライプニッツもカントもドゥルーズも並行論者だということだ。
スピノザだけが彼らに共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
スピノザの無限の属性(実在的区別)とライプニッツの共可能性(離接的総合)とを
対応させている。
が、これだと(巻末で論述してはいるが)二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。
ポイントはスピノザもライプニッツもカントもドゥルーズも並行論者だということだ。
スピノザだけが彼らに共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
スピノザの無限の属性(実在的区別)とライプニッツの共可能性(離接的総合)とを
対応させている。
が、これだと二つの属性が認識可能という意味が薄くなる。
(巻末で論述されてはいるが)ポイントはスピノザもライプニッツもカントもドゥルーズも
並行論者だということだ。
スピノザだけが彼らに共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
江川隆男『アンチ・モラリア』で重要なのは、スピノザをライプニッツと比較し
た部分だ(61頁)。
スピノザの無限の属性(実在的区別)とライプニッツの共可能性(離接的総合)とを
対応させている。
が、これだと「二つ」の属性が認識可能という意味が薄くなる。
(巻末で論述されてはいるが)ポイントはスピノザもライプニッツもカントもドゥルーズも
並行論者だということだ。
スピノザだけが彼らに共通の思考の条件を供給している。
同書42頁の図も、工藤喜作の図↓の方が優れている。
https://lh4.googleusercontent.com/-tNh14CCVdio/VIxuI93QDKI/AAAAAAAAoOI/xZLdhAPsE5g/s640/blogger-image-1388598679.jpg
スピノザとライプニッツの調停法は一つしかない。それは可能世界のない世界が可能世
界的に一つだけあるというものだ。
レミの美味しいレストランでは
味覚の要素を分析的に描いていた
それを感情に応用したのだろう
スピノザ感情論を見事に映画化しているのはスターウォーズ帝国の逆襲だと思う
善悪の対応
恐怖と希望の対応
ep1は政治論だが
フォースはコナトゥス
2017
焦点:世界初、AIで日銀総裁の表情解析 政策予想に応用も
10/20(金) 15:52配信 ロイター
焦点:世界初、AIで日銀総裁の表情解析 政策予想に応用も
10月20日、東京大学出身の研究者らが、日本銀行の金融政策決定会合後に開催される黒田東彦総裁の記者会見の映像を人工知能(AI)モデルを使って分析し、その表情と金融政策の変更との間に相関関係を確認したと発表した。写真は都内の日銀本店で9月撮影(2017年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 20日 ロイター] - 東京大学出身の研究者らが、日本銀行の金融政策決定会合後に開催される黒田東彦総裁の記者会見の映像を人工知能(AI)モデルを使って分析し、その表情と金融政策の変更との間に相関関係を確認したと発表した。
【ビデオ付き特別リポート」観光と兵器で生き残り、金正恩氏がウォンサンで描く夢
世界初の試みとされ、将来的に、日銀が次の会合で金融政策を変更するかどうかの予測に応用できる可能性がある。
<人が分析できない「感情」をスコア化>
研究を行ったのは、ともに東大大学院の新領域創成科学研究科で学んだ水門善之氏(野村證券金融経済研究所)と勇大地氏(米マイクロソフト)。論文の主執筆者である水門氏が14日、東京大学で開催された人工知能学会(JSAI)の金融情報学研究会で発表した。
同研究では、インターネット上に公開されている日銀金融政策決定会合後の総裁記者会見の映像を、0.5秒ごとにスクリーンショット撮影して作成した画像データを分析対象とした。
それを米マイクロソフト<MSFT.O>が開発した感情認識アルゴリズム「エモーションAPI」を用いて、喜び、中立、怒り、驚き、嫌悪感、軽蔑、悲しみ、恐怖の8つに分類される感情のスコアを計測。人間では正確に計測できないような細かい変化をスコア化した。
今回の研究では、会見中の黒田総裁の感情スコアの総合計に占める各感情スコアの割合を算出し、結果を解析。全体的には「中立」の感情が大部分を占めたが、日銀が金融政策変更を発表した会合の1つ前と直後の記者会見で、「怒り」、「嫌悪」、「悲しみ」の感情スコアに特徴的な変化が確認できたと言う。
<政策変更前は「怒り」と「嫌悪」が上昇、変更後は「悲しみ」が低下>
解析対象となった期間中(2015年10月─17年1月)、主な金融政策変更は2回。昨年1月のマイナス金利政策、そして同年9月のいわゆるイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の導入だ。
このうち、それぞれその1回前の決定会合終了後に行われた記者会見では、「怒り」と「嫌悪」の感情スコアが顕著に上昇した。
一方、それらの政策変更を決定した会合終了後の会見では、「悲しみ」のスコアが目に見えて低下したと言う。
これについて、水門氏は「政策変更を行う前の回の会見では、黒田総裁自身の中で既存の金融政策に対する問題意識がすでに高まっており、それが怒りや嫌悪感にカテゴライズされたネガティブな感情のスコア上昇という形で表れたと考えるのが合理的だ。一方、政策を実際に変更した後の会見では、そういった問題が緩和されたことによる安堵が悲しみの感情スコアの低下につながったのではないか」と考察する。
<世界初、ビジネス化も>
研究会の代表を務める東京大学大学院工学系研究科の和泉潔教授(システム創成学専攻)は、「かつては我々が扱うデータはマクロ指標くらいだったが、AIの進歩によって、今では文字、画像、音声など分析に使えるデータの種類が爆発的に増えつつある。そういう意味ではいかにもAIらしい、非常に面白い研究だと思う」と評価した。
同教授によると、世界的にも経済・金融分野の要人の画像から表情スコアを計測する先行研究については聞いたことがなく、少なくともペーパー(学術論文)になったのは見た記憶がないと言う。
その上で、海外では各国中銀の会見のテキスト(文字)資料を基にAIを用いて指標化するビジネスも既に存在しており、今回の研究についてもビジネス化できる可能性は大いにある、との見方を示した。
<「文学」の読解から「感情」の解読へ>
今回の共同研究は、大学院で研究室仲間だった水門氏と勇氏が、ともに勤務先とは独立して取り組んだものだが、水門氏の本職は、野村證券金融経済研究所のエコノミストだ。
「われわれエコノミスト、アナリストはこれまで、時に『日銀文学』とも呼ばれる、難解で独特な表現をどう読み解くかに奔走してきた。それがAIの進歩で感情を数値化できるようになり、表情から感情を読み取ろうという新たな段階を迎えた」と意義を語る。
水門氏は今後の展望について、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長や欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁についても解析してみたいと語る。既に運用会社から問い合わせが寄せられているという。
一方、日銀広報課は「個別の研究結果にコメントは行なっておらず、答える立場にない」と話している。
*見出しを修正しました。
(植竹知子 編集:伊賀大記)
焦点:世界初、AIで日銀総裁の表情解析 政策予想に応用も (ロイター) - Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171020-00000052-reut-bus_all
米マイクロソフト<MSFT.O>が開発した感情認識アルゴリズム「エモーションAPI」を用いて、喜び、中立、怒り、驚き、嫌悪感、軽蔑、悲しみ、恐怖の8つに分類される感情のスコアを計測。人間では正確に計測できないような細かい変化をスコア化した。
西村清和 著
『感情の哲学 分析哲学と現象学』
さらには第一章で論じるように、七〇年代以降の感情の分析哲学を牽引し、
その後の感情論に影響をあたえたロバート・ソロモンの感情論の根底には、
意外なことにハイデッガーの現象学がある。
本書は、客観的な合理性を追求する分析哲学が
個人的で現象学的な感情経験をあつかうときにどのような問題が生じるのか、
またそれはいかにして解決されうるのかをあきらかにすることで、
分析哲学と現象学が切り結ぶ地点に立って、あらためて感情の原理論の構築をめざすものである。
本書の副題が「分析哲学と現象学」となっているのも、このためである。
備考 きわめて多様であるべき感情の種類(前定理により)の中でも特に著しいのは美味欲、飲酒欲、情欲、食欲および名誉欲である。これらは愛もしくは欲望の感情の本性をその関係する対象によって説明する概念にほかならない。なぜなら、我々は美味欲、飲酒欲、情欲、食欲および名誉欲を美食、
飲漕、
性交、富および名誉への過度の愛もしくは欲望としか解しないからである。なおこれらの感情は、単にその関係する対象のみによって相互に区別される限り、反対感情を有しない。なぜなら、通常我々が美味欲に対立させる節制、飲酒欲に対立させる禁酒、最後に情欲に対立させる貞操は、感情あるいは受動ではなくて、それらの感情を制御する精神の能力を表示するものだからである。
訂正:
3:56備考
http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note3p56n
備考 きわめて多様であるべき感情の種類(前定理により)の中でも特に著しいのは美味欲、飲酒欲、情欲、食欲および名誉欲である。これらは愛もしくは欲望の感情の本性をその関係する対象によって説明する概念にほかならない。なぜなら、我々は美味欲、飲酒欲、情欲、食欲および名誉欲を美食、飲酒、性交、富および名誉への過度の愛もしくは欲望としか解しないからである。なおこれらの感情は、単にその関係する対象のみによって相互に区別される限り、反対感情を有しない。なぜなら、通常我々が美味欲に対立させる節制、飲酒欲に対立させる禁酒、最後に情欲に対立させる貞操は、感情あるいは受動ではなくて、それらの感情を制御する精神の能力を表示するものだからである。
3感情の諸定義
http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note3k48
四四 名誉欲とは名誉に対する過度の欲望である。
説明 名誉欲はすべての感情をはぐくみかつ強化する欲望である(この部の定理二七および三一により)。したがってこの感情は、ほとんど征服できないものである。なぜなら、人間は何らかの感情に囚われている間は必ず同時に名誉欲に囚われているからである。キケロは言う、「最もすぐれた人々も特に名誉欲には支配される。哲学者は名誉の軽蔑すべきことを記した書物にすら自己の名を署する云々」。
四五 美味欲とは美味に対する過度の欲望あるいは愛である。
四六 飲酒欲とは飲酒に対する過度の欲望および愛である。
四七 貪欲とは富に対する過度の欲望および愛である。
四八 情欲とは性交に対する欲望および愛である。 252
説明 性交に対するこの欲望は適度であっても適度でなくても情欲と呼ばれるのが常である。
なおこれら五つの感情は(この部の定理五六の備考で注意したように)反対感情を有しない。なぜなら礼譲〔鄭重〕は名誉欲の一種であるし(これについてはこの部の定義二九の備考を見よ)、また節制、禁酒および貞操が精神の能力を示すものであって受動を示すものでないことはこれまたすでに注意したところである。もちろん貪欲な人間、名誉欲の強い人間、あるいは臆病な人間が、食事、飲酒および性交の過度を供しむということは有りうるにしても、それだからといって食欲、名誉欲および臆病が美味欲、飲酒欲、もしくは情欲の反対ではない。なぜなら食欲者は一般に、他人のところでなら飲食をむさぼることを願っている。また名誉欲の強い者〔すなわち人々に賞讃されようとのみしている者〕は露見しないという望みさえあればどんなことにも節制を守らないであろうし、またもし彼が飲酒家たちや好色家たちの間に生活するならば、まさに人の気に入ろうとのみするその性情のゆえに、ますます多くこの同じ悪行に傾くであろう。最後に臆病者は、もともと自らの欲しないことをなすものである。たとえ彼が死を逃れるために自己の財宝を海中に投じようとも、彼の食欲家たることには変りがないし、また好色家〔としての彼〕がその情欲をほしいままにすることができないのを悲しむとしても、彼はそのゆえに好色家たることを失いはしないのである。一般的に言えば、これらの感情は美味、飲酒などに対する個々の行為に関係するよりはそれへの衝動そのもの、それへの愛そのものに関係する。したがってこれらの感情に対置されうるものは、我々がのちに述べるであろう寛仁と勇気のみである。
3:56備考
http://nam21.sak ura.ne.jp/spinoza/#note3p56n
備考 きわめて多様であるべき感情の種類(前定理により)の中でも特に著しい
のは美味欲、飲酒欲、情欲、食欲および名誉欲である。これらは愛もしくは欲望の
感情の本性をその関係する対象によって説明する概念にほかならない。なぜなら、
我々は美味欲、飲酒欲、情欲、食欲および名誉欲を美食、飲酒、性交、富および
名誉への過度の愛もしくは欲望としか解しないからである。なおこれらの感情は、
単にその関係する対象のみによって相互に区別される限り、反対感情を有しない。
http://nam21.sak ura.ne.jp/spinoza/#note3k48
…これらの感情に対置されうるものは、我々がのちに述べるであろう寛仁と勇気のみ
である。
3:56備考
http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note3p56n
備考 きわめて多様であるべき感情の種類(前定理により)の中でも特に著しい
のは美味欲、飲酒欲、情欲、食欲および名誉欲である。これらは愛もしくは欲望の
感情の本性をその関係する対象によって説明する概念にほかならない。なぜなら、
我々は美味欲、飲酒欲、情欲、食欲および名誉欲を美食、飲酒、性交、富および
名誉への過度の愛もしくは欲望としか解しないからである。なおこれらの感情は、
単にその関係する対象のみによって相互に区別される限り、反対感情を有しない。
なぜなら、通常我々が美味欲に対立させる節制、飲酒欲に対立させる禁酒、最後に
情欲に対立させる貞操は、感情あるいは受動ではなくて、それらの感情を制御する
精神の能力を表示するものだからである。
http://nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note3k48
…これらの感情に対置されうるものは、我々がのちに述べるであろう寛仁と勇気のみ
である。
基本感情についての比較表(キケロからスピノザまで)
基本感情
キケロ『トゥスクルム荘対談集』*1 恐れ 悲しみ 欲望 喜び
トマス·アクィナス 恐れ 悲しみ 希望( 欲望) *2 喜び
デカルト # 愛 #驚き 悲しみ #憎しみ 欲望 喜び
スピノザ『エティカ』*3 悲しみ 欲望 喜び
#赤字は、他では含まれていない感情
*1
本書の2ヶ月前に執筆されたとみられる『善と悪の究極について』では、「欲望、嘉悦
(快楽) 、恐怖、苦痛(苦悩) 」の四つを基本的な情念とします(「善と悪の究極につ
いて」第3巻10『キケロー選集10』岩波書店P186) 。『トゥスクルムー対談集』が後
に書かれ、情念について広く論じているので後者を採りました。ラテン語原文での異同
は時間的、能力的に確認できませんでした。
*2
『神学大全』では希望が挙げられていますが、アウグステイヌスが希望を基本感情に
入れている説明として、欲望と同じものと見なしているので、希望とほぼ同じ意味とし
て≒欲望としました。
参考箇所「アウグステイヌスが「希望」に代えて「欲望」ないし「欲」を措定したの
は、これの属するところが希望の属するところと同じもの(すなわち未来の善である
と考えられるかぎりにおいてである」(トマス·アクィナス『神学大全』第二十五問題
第四項創文社P50)
*3
『エティカ』の前に書いた『短論文』ではデカルト『情念論』と同様の分類をし、「驚
き」を第一の情念としています(『知性改善論/神、人間とそのさいわいについての短論
文』みすす書房 P146) 。
【心理学】日本人の表情がエクマンの理論(喜怒哀楽の感情が全人類に普遍的)とは異なることを実証 京大[02/14]
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1しじみ ★2019/02/14(木) 15:16:23.83ID:CAP_USER>>39>>52>>58
■世界で初めて日本人の基本6感情の表情を報告-
佐藤弥 こころの未来研究センター特定准教授らの研究グループは、日本人65人を対象として、表情の表出を調べ、日本人の表情が心理学研究において著名なエクマン博士の理論とは異なることを実証しました。
表情は感情を表すメディアで、人のコミュニケーションに不可欠です。エクマンは、感情を表す普遍的な表情があるという理論を提案しました。理論は、観察や直感に基づいていましたが、基本感情の表情表出を実証的に調べた先行研究は、この理論を部分的にしか支持していませんでした。さらに、そうした研究は今まで、西洋文化圏でしか実施されていませんでした。
本研究では、被験者は基本6感情(怒り・嫌悪・恐怖・喜び・悲しみ・驚き)のシナリオに基づいて表情を表出しました。その結果、写真条件ではターゲットの感情が明確に表出されましたが、シナリオ条件では幸福と驚きの条件でしかターゲット感情ははっきりと表出されませんでした。さらに、写真条件とシナリオ条件では、全ての感情で、感情およびと表情の動きのパタンが異なっていました。
本研究成果は、日本人の基本6感情の表情を報告する世界初の実証的知見となります。そして、日本人において(西洋での実証研究と同様に)エクマンの普遍的な表情の理論は部分的にしか支持されず、理論を実証研究に基づいて修正する必要があることを示唆します。
本研究成果は、2019年2月12日に、国際学術誌「Frontiers in Psychology」のオンライン版に掲載されました。
■図:一般日本人の写真条件とシナリオ条件の表情。幸福と驚きは写真条件とシナリオ条件で類似しているが、それ以外の感情はかなり異なる。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2018/images/190212_2/01.jpg
サムネイル読み込み中···
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2018/190212_2.html
社会派
硬派ドキュメンタリー
恐怖映画
喜劇
メロドラマ
アクション
エクマン基本6感情(怒り・嫌悪・恐怖・喜び・悲しみ・驚き)に映画ジャンルが対応する?
第三部、定理四十四
愛にまったく征服された憎しみは愛に変ずる。そしてこの場合、愛は、憎しみが先立たなかった場合よりもより大である。
slowslow2772
@slowslow2772
@mansaku_ikedo 《ある人がその愛するものを憎み始めてついに愛がまったく消滅するに至る場合、 彼は、それを全然愛していなかった場合よりも…より大なる憎しみに捉われるであろう。そしてこの憎しみは以前の愛がより大で あったに従ってそれだけ大であるであろう。…》スピノザ『エチカ』
nam21.sakura.ne.jp/spinoza/#note3…
2022/10/23 14:59
https://twitter.com/slowslow2772/status/1584061902484697088?s=61&t=ZVOlEzCLcJgc3LmOuY2IEg
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