重要語:
用語 本文中で英語表記 別称 主な掲載ページ
欧文
ARCH autoregressive conditional heteroscedasticity 79
GARCH generali zed autore gressive conditionalheteroscedasticity 79
SUTVA Stable Unit Treatment Value AssumptionStable Treatment Unit ValueAssumption(STUVA) 66,110
SV stochastic volatility 79
あ~お
一般化積率法 Generalized Method of Moments (GMM) 32
か~こ
外部妥当性 external validity外的妥当性、外的整合性16,64,83,106
カリブレーション 42-45,70-72
機械学習9,18
疑似的実験 quasi-expertment 疑似実験16,53
局所的平均処置効果 Local Average Treatment Effect (LATE) 56,107-108
傾向スコアマッチング Propensity Score Matching (PSM) 16,122-123
構造推定 structural estimation 構造計量経済学モデル 16,30-33,52,89
交絡要因 confounding factor 交絡変数 53,120
さ~そ
最尤法推定 Maximum Likelihood(ML) 31,71
差の差 Difference in Difference (DID) 二重差分 16,123-124
識別 15,46-51
自己選択(抜)バイアス自己選択問題 15,46
自然型フィールド実験 Natural Field Experiment (NFE) 14,64,67
自然実験 Natural Experiment (NE) 4,16
実験計画法 15,32
実物的景気循環理論 Real Business Cycle (RBC) 38,42
人工的フィールド実験 Artefactual Field Experiment (AFE) 14,67,109
選択(抜)バイアス セレクション・バイアス 33,120
操作変数法 Instrumental Variable (IV) approach 16,29-30,53,123
た~と
多変量自己回帰 Vector Autoregressive (VAR) 17,39-40,71
データマイエング 18,56,110
点識別46
動学的確率的一般均衡 Dynamic Stochastic General Equilibrium (DSGE) 確率的動学一般均衡 17,38-39,42
な~の
内部妥当性 internal validity 内的妥当性、内的整合性 16,64,106
ネットワーク分析 8
は~ほ
反実仮想 counterfactual カウンターファクチュアル、反事実的状況 17,32,57
フィールド実験 Field Experirrlent(FE) 14,64,83
部分識別 46
不連続回帰デザイン Regression Discontinuity Design (RDD) 回帰不連続デザイン、非連続回帰デザイン 16,124
プログラム評価 program evaluation 32,57
平均処置効果 Average Treatment Effect (ATE) 平均治療効果 32-33,47,52-53
平均独立 48
ま~も
見せかけの相関 5
盲検 blinding 33,105-106,110
や~よ
誘導型推定 reduced form estimation 29,52,59,89
ら~る、わ
ラボ実験実験室実験 14,64,83
ランダム化比較試験無作為化比較試験、無作為化対照実験 15,32-34,122
ランダム化フィールド実験 RandomizedF'ield Experiments (npn) 102
ランダム係数モデル 91-93
ロジット・モデル 90-91
枠組み型フィールド実験 Framed Field Experiment (FFE)フレーム型フィールド実験 109
図1 誘導型推定の概念図:
Z U
↑↑
\ / \
↓ ↓ ↓
X → Y
図2 構造推定の概念図:
X=g2(U|β2)
U
/ \ Y=g1(X,U|β1)
↓ ↓
X → Y
Y=g1(X,U|β1)
誘導型推定 vs. 構造推定(進化する経済学の実証分析 経済セミナー増刊 2016* ):中嶋亮 より
http://i.imgur.com/c7P1OK7.jpg
*
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01KTWZ62A/
全体にリーマンショックへの反省が見られない点に少し危惧の念が湧くが、良書ではある。
藤原秀夫2015が参照するのはフィッシャー貨幣の購買力1911
But Economics Is Not an Experimental Science Christopher A. Sims JOURNAL OF ECONOMIC PERSPECTIVES VOL. 24, NO. 2, SPRING 2010 (pp. 59-68)
http://pubs.aeaweb.org/doi/pdfplus/10.1257/jep.24.2.59
Conclusion
Natural experiments, difference-in-difference, and regression discontinuity Natural experiments, difference-in-difference, and regression discontinuity design are good ideas. They have not taken the con out of econometrics―in fact, as design are good ideas. They have not taken the con out of econometrics―in fact, as with any popular econometric technique, they in some cases have become the vector with any popular econometric technique, they in some cases have become the vector by which “con” is introduced into applied studies. Furthermore, overenthusiasm by which “con” is introduced into applied studies. Furthermore, overenthusiasm about these methods, when it leads to claims that single-equation linear models about these methods, when it leads to claims that single-equation linear models with robust standard errors are all we ever really need, can lead to our training with robust standard errors are all we ever really need, can lead to our training applied economists who do not understand fully how to model a dataset. This is applied economists who do not understand fully how to model a dataset. This is especially regrettable because increased computing power―and the new methods especially regrettable because increased computing power―and the new methods of inference that are arising to take advantage of this power―make such narrow, of inference that are arising to take advantage of this power―make such narrow, overly simplifi ed approaches to data analysis increasingly obsolete.
http://pubs.aeaweb.org/doi/pdfplus/10.1257/jep.24.2.59
結論
自然実験、差異差、および回帰不連続性自然実験、差異差、および回帰不連続性の設計は良い考えです。彼らは計量経済学の矛盾を抱えていません。実際、デザインは良いアイデアです。彼らは計量経済学からの賛同を受けていない。実際、一般的な計量経済技術と同様に、いくつかのケースでは、普及した計量経済技術のベクトルになっていることもあり、場合によっては「con」が導入される応用研究。さらに、「詐欺」が適用された研究に導入される過度の不安。さらに、これらの方法についての不安は、これらの方法についての単一式の線形モデルが、堅牢な標準誤差を持つ単方程式線形モデルが今までに必要だったものであるという主張につながるという主張につながる場合、堅牢な標準エラーは、私たちが本当に必要とするものであり、データセットのモデリング方法を完全に理解していないエコノミストを訓練に活用することにつながります。これは、データセットのモデリング方法を完全に理解していないエコノミストに適用されます。コンピューティングパワーの増加と、この能力を利用するために生まれた新しい推論の方法が、このような狭い推論を生み出して、これを利用するようになったため、特に残念なのは特に残念です。そのような狭くて単純なデータ分析手法は、ますます時代遅れになります。
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誘導型を使った実証方法の手順:
仮説提示 仮説を示す
↓
モデル提示 仮説を表現できる理論モデル(構造型)
を示す
↓
解く 内生変数について解く(誘導型を得る)
↓
仮説の表現 仮説が正しい場合、誘導型の推計値が
満たすべき制約を示す
↓
データ入手 誘導型の推計に必要なデータを得る
↓
仮説検定 推計して制約が満たされるか検定する
技術変化と経済不変性の理論 リー群論の応用
叢書名 経済と経済学の明日 ≪再検索≫
著者名等 佐藤隆三/著 ≪再検索≫
著者名等 濃野隆之/監訳 ≪再検索≫
著者名等 三野和雄,筒井俊一/訳 ≪再検索≫
出版者 勁草書房
出版年 1984.5
大きさ等 22cm 466p
注記 Theory of technical change and economic
invariance:application of Lie groups./の翻
訳 叢書の編者:佐藤隆三
NDC分類 331.19
件名 数理経済学 ≪再検索≫
件名 技術革新 ≪再検索≫
内容 各章末:参考文献
書誌番号 3-0193001912
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注目の研究・予想は?|まるわかりノーベル賞2017|NHK NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/news/special/nobelprize2017/contyosou_economics.html
経済学賞 注目の研究・予想は?
ノーベル賞の「医学・生理学賞」、「物理学賞」、「化学賞」の自然科学系の3つの賞と、「経済学賞」については、データベース化された世界の研究論文の引用回数などをもとに、アメリカの学術情報サービス会社「クラリベイト・アナリティクス」が過去10年間に発表した、受賞が有力視される候補者の中から、ことし、とくに注目される、海外の研究者や研究成果を紹介します。
1 景気と雇用の関係を研究
ノーベル経済学賞の受賞が有力視されている海外の研究者とその研究成果。1人目は、景気と雇用の関係を研究し、景気の停滞が長期化する要因を分析したアメリカのマサチューセッツ工科大学の名誉教授、オリビエ・ブランシャール氏です…
…
2 部分識別という新たな手法開発
ノーベル経済学賞の受賞が有力視されている海外の研究者とその研究成果。2つ目は、経済データの分析において、特定の数式に限らず、一定の幅を持たせて分析する 新たな手法を開発した、アメリカのノースウェスタン大学の教授、チャールズ・マンスキー氏です。
マンスキー氏はある経済データを分析する際、特定の数式に限らず、一定の幅を持たせて全体像を導き出す、「部分識別」という新たな手法を開発しました。
マンスキー氏の理論は、教育を受けた労働者の賃金がどれだけ上がるかを幅を持たせたデータとして示すことを可能にしたほか、職業訓練によって失業率がどの程度引き下げられるかといった実際の政策評価にも活用されています。
マンスキー氏の手法は、特定の数値の分析を重視してきたそれまでの経済学に一石を投じるものとされ、選挙における有権者の投票行動や、犯罪者の社会復帰のための制度のあり方など経済学以外の分野にも影響を与えました。
またマンスキー氏は、第2次世界大戦中に日本の外交官の杉原千畝が発給した、いわゆる「命のビザ」によって命を救われたユダヤ人の長男にあたり、親日家としても知られています。
マンスキー氏の研究に詳しい横浜国立大学大学院の奥村綱雄教授は、「経済の原因と結果の関係性をデータから明らかにする画期的な方法を示し、従来できなかった様々な経済の実証分析を可能にした意義は非常に大きい」と話しています。
3 コーポレート・ファイナンスの基礎の研究
ノーベル経済学賞の受賞が有力視されている海外の研究者とその研究成果。3つ目は、企業の資金調達や財務管理などについて理論的な基礎を築いたアメリカの3人の研究者です。
この3人は、いずれもアメリカの、ハーバード大学の名誉教授、マイケル・ジェンセン氏と、マサチューセッツ工科大学の名誉教授、スチュワート・マイヤーズ氏、それに、シカゴ大学経営大学院の教授、ラグラム・ラジャン氏です。
3人は、企業による資金調達や財務管理などいわゆる「コーポレート・ファイナンス」の分野で、理論的な基礎を築きました。
このうちジェンセン氏は、企業の経営者と株主の関係について株主への配当や企業の負債の比率が高まれば、経営者はより効率的な経営を目指すようになり、それが企業価値の向上にもつながるという理論を提唱しました。
また、マイヤーズ氏は、企業が資金を調達する際、株価を低下させないよう内部資金の利用などを優先し、株式の新規の発行をなるべく避ける傾向にあるという理論を提唱しました。
この理論が元となって、株主と経営者の情報格差を埋める手段として、企業は情報公開や適時開示などを進めるようになっています。
ラジャン氏は、企業の資金調達などについてジェンセン氏とマイヤーズ氏の理論を整理し、国際的な実証研究を行ったほか、去年まで3年間、インドの中央銀行にあたるインド準備銀行の総裁を務めたことで知られています。
3人の研究に詳しい早稲田大学の鈴木一功教授は、「彼らの研究は今日における企業財務研究の基礎を成し、その貢献は非常に大きい」と話しています。
参考:
こちらを先に読むべきだろう。章の副題がラノベ的。
実証分析入門
データから「因果関係」を読み解く作法
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/6554.html
発刊年月 2014.06(中旬刊)
ISBN 978-4-535-55793-2
判型 A5判・並製
ページ数 344ページ
Cコード C3033
ジャンル
経済理論計量経済学・統計学
難易度 テキスト:初級
内容紹介
政策効果の評価などで注目を集める「因果関係」の推測方法を、数式に頼ることなく解説。実証分析の「作法」が身につく。
著者紹介
1997年東京大学法学部卒。同大学大学院法学政治学研究科助手、東北大学大学院法学
研究科助教授、シカゴ大学ロースクール客員准教授を経て、2007年より東北大学大学
院法学研究科准教授。専門は商法、実証分析。著書「金融取引における情報と法」第5回
商事法務研究会賞受賞など。
目次
第1章 実証分析における心構え: これからの「実証」の話をしよう
第2章 実証分析の落とし穴: こんなの絶対おかしいよ
第3章 確率統計の基礎: 高校時代に逢った、ような……
第4章 OLS: わたしの、最高の友達
第5章 重回帰分析: 魔女の作り方
第6章 決定係数R2: ☆もりはつ☆の59%は勢いで出来ています
第7章 仮説検定(1): お前はもう死んでいる
第8章 仮説検定(2): 私が死んでも代わりはいるもの
第9章 さまざまなモデル: ダミーも、交差も、あるんだよ
第10章 バイアス: いや、そのりくつはおかしい
第11章 不均一分散への対処: こんなこともあろうかと
第12章 目的変数が質的変数の場合: 飛ばねぇ豚はただの豚だ
第13章 最尤法(MLE): OLSとは違うのだよ、OLSとは!
第14章 目的変数が三択以上の場合: B’zよりPerfume
第15章 サバイバル分析: 坊やだからさ
第16章 因果効果の推定: あんなのただの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。
第17章 マッチング: 人類補完計画
第18章 DD: 劇的(?)ビフォーアフター
第19章 固定効果法(FE): あなたとは違うんです
第20章 操作変数法(IV): 俺を踏み台にした!?
第21章 LATEと構造推定: なんでもは知らないわよ、知ってることだけ
第22章 不連続回帰(RD): 3分間待ってやる
第23章 はじめての構造推定: 見えるぞ、私にも構造が見える
第24章 イベントスタディ: 昨日の僕は今日の僕ではない
第25章 量的テキスト分析: 読まずに死ねるか
第26章 ベイズ統計: ベイジアンは滅びぬ、何度でもよみがえるさ!
第27章 その他の分析手法: もう何も怖くない ★
書評掲載案内
■2014年7月3日付『新文化』(8面)
■2014年9月13日付『週刊東洋経済』評者:江口匡太(中央大学商学部教授)
事例分析とは例えば、トヨタの生産方式がどうだとかアメーバ経営がどうだとか、個々の事例に対して分析(といっても単なる要旨のコピペと筆者の感想)していくものだ
そういった内容は学生にとって取っつきやすく、聞いていて分かりやすい。
しかしながらそういった事例分析が経済、科学などの分野を問わず世界的に広く評価された例はない。
学生の行う事例分析では特に企業のHPやネットで検索すれば出てくるような本、酷い時にはネットのニュースサイトの情報を切り貼りしてまとめただけである。(アンケート調査という手もあるが、アンケートを実際にやれる学生がどれだけいて、またアンケート結果を分析したところで再現性はあるだろうか)
こういった論文は私学の卒業論文でも見られ、google scholarなどでもたまにヒットしてしまうが、読み終わるころには執筆者の感想に振り回されただけだと気づき憂鬱な気分になるのが常で、なぜならトヨタ生産方法を学びたい場合は授業にトヨタの広報の方を一人呼ぶか本でも読めば終わりだからだ。
事例分析論文を執筆する学生が知識を増やし、それを発表して感想を述べたところで論文を読んだ者に得るものはない。
一方実証分析はどうか
実証分析は比較研究が容易な手段である
理科の授業で習った発芽条件の実験(光を当てるグループや当てないグループを分けて何が発芽に必要な条件か発見する実験)
あれを経済などに持ち込むイメージである
そうして出た結果には客観性があるし、再現性もある
そのため読者に与えるものも多く、その分評価される(実際論文の何かしらの賞はほとんど理論分析か実証分析だ)
他にも沢山メリットはあるが割愛
本書はそんな実証分析の入門書である
実証分析で検索するとamazonではトップに本書がヒットし、それ以降は計量経済学の話が続く
本当に実証分析を行ったことがない人には計量経済学の本よりも本書を強くお勧めする
というのも計量経済学の教科書では、モデルの説明が多く、経済学を修めていないとなかなか追いつけない
本書の中で登場する論文は「犯罪率の決定要因」や「法改正による離婚率の変化」といったようなテーマで高校生でも理解できるであろうものだ
紹介されている論文はgoogle scholarなどで検索すればpdfでダウンロードできる場合も多々あるので、興味を持った研究を本書片手に読むのも一興だろう(もちろん本書だけでも各論文の要点はしっかり押さえてあるので心配ない)
分析方法はOLSからDDといった一般的なものからrobust seなどあまり教えてくれないけれど、アカデミックな場では常識とされているもの、またテキスト解析などにも触れており、一冊読み終わる頃には大抵の実証分析の意味がわかるはずだ
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y / |ε
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/ / ^y /
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GMMの名称のベースになっているモーメント(=積率)法は、母集団の
モーメントについて成立しているはずの条件が、私たちの手元にある標本に
ついて計算されるモーメントにおいても同様に成立されるはずだ、という
ことから推定する手法だ。
…
今、目的変数yをいくつかの説明変数によって構成される平面(世界)Sに
写し取って推定値^yを得ることを考える。この場合、もっとも適切な^yは、
yから平面Sに対して垂線εを下ろすことで得られるだろう。とすれば、yの
推定値^yの特徴は、^yとεとが直角に交わることに見出だせる。これが直交
条件だ。OLS(=最小二乗法)の場合であれば、残差と説明変数とが無相関という
あとは、この直交条件を満たすような形で連立方程式を解けば、パラメータの
推定値が得られる。
実証分析入門 データから「因果関係」を読み解く作法 #27
https://www.nippyo.co.jp/shop/book/6554.html