人名中心リスト(定番、行動経済学、ゲーム理論関連は除外):
1 さあ、交易をはじめよう―紀元前400年~後1770年 p.16~
21(邦訳ページ数):
22(23):
トマス・アクィナス
25:
30(31):
ボダン(貨幣数量説)
43:
(日本語版では小さくしか載っていない)
44(45):
ケネー
46(47):
ヒューム
2 理性の時代―1770年~1820年 p.48~
64(65):
74:
セー
78:
シスモンディ
82(84):
リカード
83:
3 産業革命と経済革命―1820年~1929年 p.86~
90:
クールノー
ベルトラン
98:
チャールズ・マッケイ『狂気とバブル』1841年
Tulip mania - WikiVisually
Wagon of Fools by Hendrik Gerritsz Pot, 1637. Followed by Haarlem weavers who have abandoned their looms, blown by the wind and flying a flag emblazoned with tulips, Flora, goddess of flowers, her arms laden with tulips, rides to their destruction in the sea along with tipplers, money changers and the two-faced goddess Fortuna.
経済学大図鑑98頁参照
チューリップ·マニアを描いたヘンドリック・ポットの絵画(1640年)には、酩酊し、金の亡
者になった人びとを載せた花の女神が描かれている。カートの後ろにつづくほかの人びとは、
この集団になんとか追随したくてたまらない。
102(105):
マルクス
.参考:
1848年の絵は、6月なのに邦訳はなぜか7月になっている。7月だとこれだ…
116:
ギッフェン
124(125):
エルンスト・エンゲル
133:
ヴィーザー(『社会経済学の基礎?』1914年、機会費用)
- ヴィーザーの2つの主要な貢献は、生産要素の価格は生産物価格により決定される、と主張する「転嫁」の理論、および、価値理論の基礎---新古典主義理論における主観主義者の柱としての「機会費用」理論である。
- これらの考えを発展させる中で、ヴィーザーは限界効用(彼の造語である)の原理に基づく欠乏と資源配分---固定量の資源と限りない欲求---に関する研究へと、新古典主義経済学を確固として方向付けた、との名誉を与えてよいだろう。ヴィーザーの転嫁の理論は、その単純な原理がどこへでも適用されることを可能にした。費用を生産財の先行使用に換算して分析する、というヴィーザーの代替費用(まだ機会費用としては理解されていない)の理論は、アルフレッド・マーシャルの「実質費用」との間で、間もなく矛盾を生ずることになった。
- ヴィーザーは、代替費用の学説と転嫁の理論を注意深く詳述した『自然価値論』("Der natürliche Wert"、1889年)と、それらを現実の世界に適用しようとする意欲的な試みである『社会経済論』("Teorie der gesellschaftlichen Wirtschaft"、1914年)との2つの主著で有名である。
134:
ウェッブ夫妻
初代パスフィールド男爵シドニー・ウェッブ(Sidney James Webb, 1st Baron Passfield、1859年7月13日 - 1947年10月13日)は、イギリスの政治家。のちの労働党へと繋がるフェビアン協会の中心人物で、イギリスの政治思想風土のもとで漸進的な社会改革を主張した。
1859年、ロンドンで生まれた。仕事のかたわら、シティ・オブ・ロンドン・カレッジなどで学び、植民地省の高級官僚になる。フェビアン協会の創設期より中心的役割を果たし、妻ビアトリス・ポッター・ウェッブやバーナード・ショーらとともに、漸進的な社会改革を進めることを主張した。1895年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)を創設し、自身は行政学の教授をつとめた。代表的な社会改革理論として、ナショナル・ミニマム論(『産業民主制論』〈1897年〉)がある。それは、最低賃金、労働時間規制、衛生・安全、義務教育などの労働者への最低労働・生活条件の国家規制は、国民経済発展にプラスになるというものであった。ナショナルミニマム概念は、後のピグ-やベヴァリッジにらよっても形を変えて引き継がれた。
フェビアン協会は、労働組合とは一定の距離を保ちつつ、労働代表委員会を経て労働党へと結実し、ウェッブは労働党員として党内の要職を歴任した。1922年、下院議員。1924年、初めての労働党内閣(自由党との連立)が成立した際に商務大臣。1929年、初代パスフィールド男爵に叙され、貴族院議員となった。1929年-1931年、第2次労働党内閣で植民地相。1929年以降の大恐慌の惨劇を前に、晩年にはロシア社会主義に傾倒していった。1947年に死去。
ビアトリス共著編集
- 『労働組合運動史』(The History of Trade Unionism)
- 労働組合運動史』荒畑勝三,山川均共訳 叢文閣 1920
- 労働組合運動の歴史』荒畑寒村監訳 飯田鼎,高橋洸訳 日本労働協会 1973
- 『産業民主制論』(Industrial Democracy)高野岩三郎訳 大原社会問題研究所出版部 1923-27
- 『消費組合運動』山村喬訳 同人社書店 1925.…
144(147):
ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス
4 戦争と不況―1929年~1945年 p.150~
フランク・ナイト
166:
カール・ポランニー
168:
パーリ
ミーンズ
170:
ラグナル・フリッシュ
- Frisch, Ragnar (1933). "Propagation problems and impulse problems in dynamic economics". Economic Essays in Honour of Gustav Cassel: 171–205.
ヘンリー・ムーア
171:
ライオネル・ロビンズ(希少性)
経済学の本質と意義 (近代社会思想コレクション) 単行本 – 2016/1/25
Amazonで購入経済学は金儲けと利己心のみに関心がある「経済人」の世界を仮定しているが、それは現実離れしている。人間は金儲けや利己心以外の動機でも動くのだから――。一部の知識人はしばしば、経済学をこう非難する。この非難は正しくない。
本書で著者が説くとおり、経済学が仮定する人間は利己主義者とは限らない。「純粋に利己主義者、純粋に利他主義者、純粋に禁欲主義者、純粋に官能主義者にもなりえて、もっとありそうなことだが、こうした衝動の混合体にもなりえる」(p.88-89)
人はパンを買うとき、損得だけでなく、パン屋の幸福も考えるかもしれない。賃金の多寡よりは、やり甲斐で仕事を選ぶかもしれない。金を貸すとき、名誉や美徳を考慮するかもしれない(p.89)。それでもこれらの行動は経済学の対象になりうる。
かりに人間の大半が聖職者のような利他主義者、禁欲主義者になっても、経済学は不要にならない。ワインを作る葡萄園の地代が下がり、聖職者の石造建築に使う石切場の地代が上がる(p.27)。この現象は、経済学を知らなければ理解できない。
経済学は金儲けが唯一の行動要因とは考えない。そもそも金儲けそのものは目的にならない。目的は儲けた金で何かを買うことである。だから金銭そのものに執着する守銭奴を例外として、金儲けは目的にはならず、単に手段でしかない(p.32)。
5 戦後の経済学―1945年~1970年 p.182~
190:
ローゼンシュタイン=ボーダン
ロストウ(開発経済)
191:
ラグナー・ヌルクセ
ハーシュマン
194:
モーリス・アレ
206:
ダグラス・ノース
208(209,214):
ケネス・アロー
210:
ドブリュー
216:
リチャード・イースタリン(幸福度)
アンドリュー・オズワルド
リチャード・イースタリンという経済学者が1974年に発表した内容の概略は次の通りです。
(1)一国の一時点での所得と幸福度には正の関係が見られる
所得が高いほど幸福度が高いという素直に理解できる内容ですね。
(2)国際比較では所得と幸福度に関係があるとしても一国内の所得と幸福度ほど強くない
この国際比較の問題は、一人当たりの年間収入が1万5000ドルを超えるまでは所得の上昇と幸福に関連がありますが、その水準では人間の衣食住などの基本的な生存欲求が充足されない状況でストレスが大きいですから、これを取り除くだけで幸福感に上昇が見られるというのは素直に理解できる内容です。
しかし、今日の先進国では住む所も食べるところもない状況ではなく、それなりに雨露はしのげて、餓死しない程度の何らかの食べるものはありますので、お金と幸福の関係は弱くなるということです。
(3)一国の時系列で見ていって、国全体が豊かになっていっても幸福度は変わらない
これが今回取り上げるイースタリンパラドックス(イースタリンの逆説)です。パラドックスの原因と考えられるものは後述します。
(4)所得がある一定水準以上にあがると幸福度との相関が見られなくなる
これもイースタリンパラドックスの内容で、飽和点の存在を示すものです(飽和点が実際に存在するかどうかというのは、議論があるところで後日稿をあらためてお話しします)。
220:
ケルヴィン・ランカスター
リチャード・リプシー(セカンドベストの一般理論1956年)
ジョセフ・ヒース著 『資本主義が嫌いな人のための経済学』
《本書のエッセンスを最もよく表しているのが第3章で取り上げられる、1956年に『レビュー・オブ・エコノミック・スタディーズ』に発表されたケルヴィン・ランカスターとリチャード・リプシーによる「次善の一般理論」という論文をめぐってだろう。
この論文は「レッセフェール(自由放任)資本主義への最大級の強力な反対論を左派に与え」ることになった……はずであった。
この論文発表後、「経済学会はこぞって被害対策モード」に入り、リプシーの推定では「反論しようとする二〇〇ほどの論文が発表」され、中には著者たちの人格を攻撃するようなものもあったという。
しかし「パニックはほどなく鎮まった。結局のところ心配するほどのことではないと、右派は気づいた。その理論に欠陥があったのではなく、左派の誰一人として『レビュー・オブ・エコノミック・スタディーズ』を読んでいないようだった」ためだ。
はたしてこの論文がそれほどの破壊力を秘めていたのかを僕には判断することはできないが、少なくとも左派は右派を動転させた有力な武器をみすみす見逃してしまったことは間違いないのだろう。》
次善の理論
我々は完璧な世界に住んでいないとして、どのように有用な我々が行うという前提に基づいて、経済理論のですか?リチャードリプシーとケルビンランカスター(1924年〜1999年)によって1956年に定められた次善の理論は、経済モデルの前提条件が完全に満たされていないときに何が起こるかを調べます。それは可能な限り他の条件の多くに会い、である - - 最適な解が得られないことが、彼らはすべての条件が満たされている状況で、次善の状況がことがわかった。確かに、リプシーとランカスターを侮れない、一般的に、一つの最適平衡条件が成立しない場合、他の平衡条件のすべてが変更されます。潜在的に、次善の均衡は、政府の介入によってもたらされる新たな均衡よりも劣っているかもしれないが、いずれの不均衡になっている市場に均衡を取り戻すために、または離れて次善の条件から他の市場に移動する。経済学者は、特定の物品に課税すると、他の助成金から自由貿易を制限するに至るまで、経済に介入のすべての種類を正当化するためには、この洞察を押収した。市場の失敗があるたびに、次善の理論は、それが経済厚生を増加させる政府の政策を設計することが常に可能だと言う。悲しいかな、政府の介入の歴史は、セカンドベストは、実際には、理論的には上が改善されることがありますが、セカンドベストはしばしば、少なくとも最悪であることを示唆している。
関連論文:
222:
オイケン
228:
ロドリック(トルコ)
232:
コルナイ・ヤーノシュ
244:
ジョン・ムース
ロバート・ルーカス
248:
エルズバーグ
256:
セン『貧困と飢饉』
フラッド、ガーバー(年表のみ)
272:
ユージン・ファーマ
Fama, Eugene (1970). “Efficient Capital Markets: A Review of Theory and Empirical Work”. Journal of Finance 25 (2): 383–417. doi:10.2307/2325486. JSTOR 2325486.
273:
アクセルロッド
274:
アカロフ
276:
キッドランド(Kydland)、プレスコット(Prescott)両教授の 1977 年の論文 Finn E. Kydland, and Edward C. Prescott (1977), "Rules Rather than Discretion: The Inconsistency of Optimal Plans," Journal of Political Economy, Vol. 85, No. 3. June, pp. 473-492.
http://www.sfu.ca/~kkasa/prescott_77.pdf
裁量より規則を 両氏はRBC(1982年にモデル化)で有名。
参考:
(1) 「なぜインフレ目標が必要なのか」
その理論的根拠は,キッドランド教授とプレスコット教授が1977年に発表した「時間整合性」(time consistency)の議論にある。
この議論が一般の人にはすぐには伝わりにくい。それも無理はない。両教授が数学的に定式化するまでは,学界でもきちんと認知されていなかった問題であり,だからこそノーベル経済学賞を受賞する業績となったのである。
時間整合性の議論は経済現象のさまざまな場面に現れるが,金融政策については,随時,最良の政策をとっていく「裁量的政策」が,時間を通して見た場合に望ましくないことになっている,という現象として現れる。「日々最善をつくすことが,全体として最善になっていない」という理屈をいきなり持ち出されると,予備知識のない人は面食らうだろう。時間整合性を噛み砕いて説明することは,今回の記事の主旨ではないので,先を急ぐ。
時間整合性の議論が裏付けたのは,「その時その時で最良な政策を追求するよりは,ルール化した政策をとる(その時だけを見れば最良ではない)方が望ましい」という考え方である。ルールはそれが守られているかどうか外から確認ができるように簡明なものが望ましい。そうしたルールとして考えられてきたものの代表が,「インフレーション・ターゲッティング・ルール」である。この考え方が定着するには何人かの学者の研究がかかわっているが,代表格にはスベンソン教授があげられる。また,他のルールも考えられている。
278:
ローレンツ・アトラクタ。ローレンツ方程式のパラメータを p = 10、r = 28、b = 8/3 として数値計算した結果をある方向から見ると、蝶が羽を開いたような形をしている(左図)。ローレンツ方程式は3変数(x、y、z)の関数であり、3次元空間では右図のような軌跡となる。
ローレンツ カオスのエッセンス 単行本 – 1997/9
280:
孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生 単行本 – 2006/4
流動化する民主主義: 先進8カ国におけるソーシャル・キャピタル 単行本 – 2013/7/10
281:
マルチスピード化する世界の中で――途上国の躍進とグローバル経済の大転換 単行本 – 2011/10/7
290:
294:
限界費用価格形成原理の研究II (日本交通政策研究会研究双書) 単行本 – 2016/3/26
298~301:
金融不安定性の経済学―歴史・理論・政策 単行本 – 1989/1
306~9:
地球温暖化の経済学 単行本 – 2002/2/1
DICEモデルはラムゼーモデルの変形。上記書籍5頁参照。
Nordhaus [1994] のDICEモデル (Dynamic Integrated model of Climate and the Economy)
気候変動と経済の動的統合モデル の略の意味.
311:
マリリン・ウェアリング
KEY THINKER Marilyn Waring (1952–)
新フェミニスト経済学 単行本 – 1994/8
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home