火曜日, 1月 15, 2019

杉原薫 “The East Asian Path of Economic Development: A Long-termPerspective”2003

アリギが言及
ブローデル、ウォーラーステインに続く考察
マディソンの統計を踏まえポメランツの影響もある

杉原薫 “The East Asian Path of Economic Development: A Long-termPerspective”2003

杉原薫54頁#1
アレント321頁#8
ポメランツ611頁#訳者解説
Pomeranz, Kenneth. 2000.  The Great Divergence; China, Europe, and the Making of the Modern World Economy. Princeton, NJ: Princeton University Press.
アリギが『北京のアダム・スミス』で言及
“The East Asian Path of Economic Development: A Long-term Perspective”?
https://edisciplinas.usp.br/pluginfile.php/3934550/mod_resource/content/1/Sugihara%20East%20Asian%20path.pdf
#3
1500~1820年

This chapter was originally presented at the conference ‘The Rise of East Asia: 50, 150 and 500 year Perspectives’, on 27–29 June 1998, at the Chinese University of Hong Kong, and was further discussed at the followup conference at Johns Hopkins University on 4–5 December 1999. I am grateful to the organizers and participants of these conferences, as well as to Gareth Austin, Mark Elvin, Yukio Ikemoto, Alan Macfarlane, Angus Maddison, Gerry Martin, Patrick O’Brien and Osamu Saito, for their useful comments. I have been able to respond to their comments and criticisms only at a very superficial level. None of them should be accused of not pointing out the factual errors or missing references that remain.

ポメランツにも言及
マルクスにも触れている



類似?
『アジア太平洋経済圏の興隆』(大阪大学出版会, 2003年)
94p

目次

序章 グローバル・シフト(「アジア太平洋経済圏」とは;世界経済と貿易の中核へ ほか)
第1章 冷戦体制と「東アジアの奇跡」(アジア国際経済秩序の崩壊と再編;雁行的発展の始まり ほか)
第2章 国際分業体制の大転換(史上最大のビジネス・チャンス;「第二次交通革命」 ほか)
第3章 文明の融合と共生(工業化型貿易論の見落としてきたもの;消費革命と勤勉革命 ほか)
終章 より深い統合へ(成長のための自由貿易体制;制度的統合と国民国家システム ほか)

著者等紹介

杉原薫[スギハラカオル]
1948年京都市に生まれる。1976年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。経済学博士。現在、大阪大学大学院経済学研究科教授。研究テーマは近代経済史。所属学会は社会経済史学会、経営史学会、アジア政経学会、南アジア学会
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

こちらが同テーマ?



アリギはその中国論に着目したが杉原薫はインドにも言及している

現代インド1 多様性社会の挑戦 単行本 – 2015/3/30


杉原 薫(すぎはら かおる、1948年8月3日 - )は、日本男性経済史家(アジア経済史)。大阪大学教授、京都大学教授、東京大学教授を歴任。定年後、政策研究大学院大学特別教授を経て、総合地球環境学研究所特任教授
杉原 薫
生誕1948年8月3日(70歳)
日本の旗 日本 京都府京都市[1]
国籍日本の旗 日本
研究機関大阪市立大学
ロンドン大学
大阪大学
京都大学
東京大学
政策研究大学院大学
総合地球環境学研究所
研究分野アジア経済史
母校甲陽学院
京都大学経済学部
東京大学大学院経済学研究科
実績「アジア間貿易」論の提唱
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1980年代半ばに「アジア間貿易」論を提唱、その後のアジア経済史に大きな影響を及ぼす。近年ではグローバルヒストリーを中心とした研究を行う。博士(経済学)東京大学、1996年)(学位論文「アジア間貿易の形成と構造」)。
経済学者(経済学史研究)の杉原四郎は父、歴史学者杉原達は弟である。妻は歴史学者の長崎暢子である。

目次

略歴編集

受賞歴編集

1996年『アジア間貿易の形成と構造』、日本経済新聞経済図書文化賞サントリー学芸賞受章。

著書編集

単著編集

共著編集

編著編集

  • Japan, China, and the Growth of the Asian International Economy, 1850-1949, (Oxford University Press, 2005).

共編著編集

  • 玉井金五)『世界資本主義と非白人労働』(大阪市立大学経済学会, 1983年)
  • (玉井金五)『大正・大阪・スラム――もうひとつの日本近代史』(新評論, 1986年/増補版, 1996年)
  • Japan in the Contemporary Middle East, co-edited with J.A. Allan, (Routledge, 1993).

脚注編集

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.322
  2. ^ 甲陽だより第42号 甲陽短信



杉原 薫 - スタッフ プロフィール

archives.chikyu.ac.jp/archives/.../Viewer.do?prkbn=R...J...
杉原薫、 2008年03月 “Western Europe, East Asia and the Tropics in Global Development”. .... Sugihara, K. 2003年 “The East Asian Path of Economic Development: A Long-term Perspective”. Giovanni ...

杉原薫 - 研究者 - researchmap

researchmap.jp/Kaoru_Sugihara/
2018年11月26日 ... 杉原薫 - ... “The East Asian Path of Economic Development: A Long-term Perspective”. 杉原薫.

KAKEN — 研究者をさがす | 杉原 薫 (60117950)

nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000060117950/
所属:総合地球環境学研究所,研究部,特任教授, 研究分野:経済史,経済史,人文・社会系,地域研究,史学一般, キーワード:インド, ...

杉原薫 | GRIPS Faculty Directory - 政策研究大学院大学

www.grips.ac.jp/list/jp/facultyinfo/sugihara_kaoru/
Japan in the Contemporary Middle East, ed. with J. A. Allan, Routledge, London, 1993. Local Suppliers of Credit in the ...

杉原薫 - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/杉原薫
杉原 薫(すぎはら かおる、1948年8月3日 - )は、日本の男性経済史家( ... 近代史』(新評論, 1986年/増補版, 1996年); Japan in the Contemporary Middle East, co- edited with J.A. Allan, (Routledge, 1993).


Pomeranz, Kenneth. 2000.  The Great Divergence; China, Europe, and the Making of the Modern World Economy. Princeton, NJ: Princeton University Press.

驚くほど似ていたひとつの世界――ポメランツ『大分岐』――

K. ポメランツ, 川北稔(監訳)『大分岐――中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成――』(名古屋大学出版会, 2015年; 原著は2000年刊行)読了しました。ウォーラーステインの世界システム論をその嚆矢とする70年代後半以降の「グローバル・ヒストリー」の潮流のなかでも、おそらく多くの人がその分野の代表作として挙げるであろう名著です。

まぁ別に僕が書くことでもないのですが、グローバル・ヒストリーの最重要視座は以下の2点です。
  1. 地球全体を俯瞰しうる史観の提示
  2. ヨーロッパ中心史観からの脱却
そして、この2点からポメランツのこの著作は卓越したものと見なされています。この書は、近代社会科学の出発点であった問い「19世紀後半から20世紀にかけてのヨーロッパ人による、西ヨーロッパの経済発展の径路を独特にしたのは何なのか」に従来とは違った回答を与えるものです。彼の回答は、従来の、例えばヨーロッパがその中世から築き上げてきた社会システムなり、資本家の倫理につながる宗教精神なり、技術革新に結びつく科学革命なりには決して帰結しません。むしろ、彼がこの書で明らかにすることは以下の2点です。
  1. ヨーロッパの内的成長は、中世どころか1800年頃までは東アジアの成長とその程度も規模も非常に似通ったものであったこと。
  2. 19世紀の両者の大いなる分岐は、ヨーロッパが特権的に海外資源にアクセスすることができた、そのことのみに起因すること。
この文脈において、ヨーロッパが――とにかく何らかの理由で――「内的に」特別であったことを飛躍の前提とする先の(2)の「ヨーロッパ中心史観」が覆されるのです。さらに、ポメランツは後の2点の論証に関して、ヨーロッパと東アジアの比較を行うわけでは必ずしもありません。むしろ、地球規模のシステムを捉え、そのなかでそれら2つの各部分の位置や機能、そしてその歴史的展開を検討するという構成がとられており、これは先の(1)の志向するものなわけです。

これだけ厚みのある著作の論点1つ1つにここで触れることはしませんが、ポメランツが19世紀のユーロッパの跳躍を担保したものとして挙げるのは、石炭と新世界(=アメリカ大陸)です。1800年頃までには、それぞれ類似に高度な発展を遂げてきたヨーロッパと東アジアはしかし、その頃までに深刻な資源・土地の制約に直面し、それは当時の技術水準では解決できないほどの難題でした。それをヨーロッパ側にのみ解決させたのが、彼らが有していた石炭へのaccessibilityと広大な新世界における植民地だったというわけです。

ヨーロッパと東アジア――特に日本と中国――に類似性を見るというのは特に目新しいものではありません。例えばマルク・ブロックはヨーロッパの封建制を考えるなかで日本に大いに注目していましたし、以前に取り上げた梅棹忠夫にもこの種の視座がありました。ただ、その近似性を1800年頃という――これまでの議論に鑑みれば――恐ろしく「いま」に近い時代にまで持ってくるといいのは驚きです――まぁ日本語訳に寄せた序文では、ポメランツ自身「1800年は言いすぎだった」と言っていますが(笑)。ポメランツにその視座を提供したのは、やはり彼の中国経済史というバックボーンだったでしょう。現在までのところグローバル・ヒストリーを牽引するのはなんといっても経済史家たちであり――これに環境史家たちが続くか――とりわけ他の専門家にとってアクセス困難な非ヨーロッパ世界の(近代史においては東アジアの)歴史に対する深い理解が、その史観に厚みを加えることになります。

まぁただ「イスラム色の世界(Islamicate world)」の歴史をやっている身とすれば、近代期においても西ヨーロッパ・中国・日本・インドのmega citiesに比肩する交易の中心地であったオスマン帝国の都イスタンブルの可能性にも賭けてみたい気もしますが。。あの地に関しては、官政文書で言えばそれこそ億を越えるぐらいの分量がありますし、なんとかならないでしょうか。ブローデルの『地中海』においても、この都市や黒海方面の交易はブラックボックス化しています。もちろん、この分かりやすい挑戦はすでに幾多試みられてきたことでしょうし、それを跳ね返す「史料の壁」がやはり存在するのでしょうが、依然として史料の利用・解析は日進月歩であり、今後も研究の進展を期待しています。

いずれにせよ、これら大枠に加え、個々の論点でもさまざまに議論できる内容を備えた本であることは間違いないでしょう。議論が楽しみです♪



大分岐―中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成― | K・ポメランツ ...

www.amazon.co.jp/ ...
K・ポメランツ, 川北 稔作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また大分岐 ―中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の ...

大分岐 « 名古屋大学出版会

www.unp.or.jp>Home>世界史
K. ポメランツ 著 川北 稔 監訳. 書籍のカバー画像 ... 本書『大分岐』によりジョン・K・ フェアバンク賞、世界歴史学会著作賞を受賞。

K・ポメランツ大分岐』 - 西東京日記 IN はてな

morningrain.hatenablog.com/entry/20150902/p1
そして、その「似た社会」が18世紀後半から19世紀にかけて「大分岐」を起こし、西欧諸国の覇権につながった ...

大分岐 K・ポメランツ著 世界4地域の近世以降を比較 :日本経済新聞

www.nikkei.com/.../DGXKZO89488490Y5A710C1MY...
グローバルヒストリー研究の代表作がついに翻訳された。2000年に刊行された本書は、 ユーラシア大陸の東西 ...

驚くほど似ていたひとつの世界――ポメランツ大分岐』―― - researchmap

researchmap.jp/johauo9jv-2237052/
2018年1月20日 ... K. ポメランツ, 川北稔(監訳)『大分岐――中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成――』(名古屋大学 ...

大分岐-中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成』K. ポメランツ著 ...

booklog.kinokuniya.co.jp/hayase/archives/2015/.../k.ht...
紀伊國屋ウェブストアで購入 帯に「ユーラシアにおける発達した市場経済は生態環境の制約に直面していた。

ケネス・ポメランツ - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/ケネス・ポメランツ
ケネス・ポメランツ(Kenneth L. Pomeranz, 1958年 - )は、アメリカの歴史学者。近代中国経済史、グローバル経済史が専門。 コーネル大学卒業後、1988年、エール大学で博士号取得。 ... 大分岐――中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成』、川北稔監訳、名古屋 ...

大分岐・石炭・世界経済史|新・山形月報!|山形浩生|cakes(ケイクス)

cakes.mu/posts/10804
は、ケネス・ポメランツ大分岐』(名古屋大学出版会)、アンガス・マディソン『世界経済史概観 起源1年~2030 ...

大分岐」を超えて - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを ...

www.minervashobo.co.jp/book/b352092.html
近代アジアの経済発展をグローバルヒストリーの観点から再考し、ポメランツの「大分岐」 論を相対化、新たな世界史像を提示する ...

大分岐 中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成
著者名等  K.ポメランツ/著  ≪再検索≫
著者名等  川北稔/監訳  ≪再検索≫
著者等紹介 【ポメランツ】1958年生まれ。カリフォルニア大学教授を経て、現在シカゴ大学教授
。本書によりジョン・K・フェアバンク賞、世界歴史学会著作賞を受賞。ほかに「グロー
バル経済の誕生」などの著作がある。2013~14年にアメリカ歴史学会会長を務める

著者等紹介 【川北】1940年大阪市生まれ。京都大学文学部卒、京都大学大学院文学研究科博士課
程中退。大阪大学大学院文学研究科教授、名古屋外国語大学教授、京都産業大学教授など
を経て、現在、大阪大学名誉教授。著書に「工業化の歴史的前提」他。
出版者   名古屋大学出版会
出版年   2015.5
大きさ等  22cm 388,57p
注記    The great divergence.の翻訳
NDC分類 332.3
件名    ヨーロッパ‐経済‐歴史‐近代  ≪再検索≫
件名    中国‐経済‐歴史‐近代  ≪再検索≫
要旨    ユーラシアにおける発達した市場経済は生態環境の制約に直面していた。なぜ西欧だけが
分岐していったのか。グローバルヒストリーの代表作。
目次    ヨーロッパ経済発展のさまざまな比較、説明、叙述;第1部 驚くほど似ていた、ひとつ
の世界(ヨーロッパはアジアよりも早く発展したか―人口、資本蓄積、技術;ヨーロッパ
とアジアにおける市場経済);第2部 新たな経済は新たな精神から生まれるのか―消費
、投資、資本主義(奢侈的消費と資本主義の勃興;見える手―ヨーロッパとアジアにおけ
る企業構造、社会・政治構造、「資本主義」);第3部 スミスとマルサスを超えて―生
態環境の制約から工業の持続的な成長へ(共通の制約―西ヨーロッパと東アジアにおける
生態環境の重圧;土地の制約を外す―新しいかたちの周辺としての南北アメリカ);補論
(一人当たり陸上輸送能力の推計―一八〇〇年前後のドイツと北インドを事例として;一
八世紀末の中国北部とヨーロッパにおける施肥推計―およびその結果としての窒素流出量
の比較 ほか)
内容    ユーラシアにおける発達した市場経済は生態環境の制約に直面していた。なぜ西欧だけが
大きく分岐していったのか。グローバルヒストリーの代表作、遂に邦訳。〈受賞情報〉ジ
ョン・K・フェアバンク賞
ISBN等  4-8158-0808-2


北京のアダム・スミス 21世紀の諸系譜 

【内容】
21世紀資本主義の〈世界システム〉は、中国の台頭によってどうなるのか? 東アジアの経済的復興と新たな〈世界システム〉への転換を、アダム・スミスの経済発展理論をもとに壮大な歴史的視野から分析。

付:アリギ生前最後のインタビュー(聞き手:デヴィット・ハーヴェイ)、日本語版解説《山下範久:資本主義から市場社会へ》

アダム・スミス的な市場社会の後継者は、むしろ中国である……。東アジアのGDPは、19世紀半ばまで西洋を圧倒していた。しかしアヘン戦争以降、世界は、西洋が覇権を握る「大いなる分岐」を迎えた。ところが、経済学の祖アダム・スミスは『国富論』で「西洋と東洋の力の差は、いずれ消滅するだろう」と予言している。本書は、スミスの経済発展理論を、マルクスやシュンペーターとも比較しながら再評価し、アメリカの“終末的危機”と中国の興隆のダイナミズムを、壮大な歴史的視野の中から分析したものである。西洋国家システムの弱体化、東アジアの経済的復興によるグローバル市場社会の構築という、新たな〈世界システム〉が大胆に展望される。

【内容目次】
はじめに  
 序章
第1部 アダム・スミスと新しいアジアの時代
 第1章 デトロイトのマルクスと北京のスミス
 第2章 アダム・スミスの歴史社会学
 第3章 マルクス、シュンペーター、そして資本と権力の「終わりなき」蓄積
第2部 グローバルな乱流を追跡する
 第4章 グローバルな乱流の経済学
 第5章 グローバルな乱流の社会的ダイナミズム
 第6章 ヘゲモニーの危機
第3部 解体するヘゲモニー
 第7章 ヘゲモニーなき支配
 第8章 史的資本主義の領土的論理
 第9章 実現しなかった世界国家
第4部 新アジア時代の系譜
 第10章 「平和的台頭」の挑戦
 第11章 国家、市場、資本主義、そして東と西
 第12章 中国台頭の起源とダイナミズム
 終章
ジョヴァンニ・アリギ・インタヴュー
(インタヴュアー:デヴィッド・ハーヴェイ)
   資本の曲がりくねった道
日本語版解説 山下範久
資本主義から市場社会へ
──『北京のアダム・スミス』に寄せて
ジョヴァンニ・アリギ著作一覧 

ジョヴァンニ・アリギ『長い20世紀』へ

4 Comments:

Blogger yoji said...

大分岐 中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成
著者名等  K.ポメランツ/著  ≪再検索≫
著者名等  川北稔/監訳  ≪再検索≫
著者等紹介 【ポメランツ】1958年生まれ。カリフォルニア大学教授を経て、現在シカゴ大学教授
。本書によりジョン・K・フェアバンク賞、世界歴史学会著作賞を受賞。ほかに「グロー
バル経済の誕生」などの著作がある。2013~14年にアメリカ歴史学会会長を務める

著者等紹介 【川北】1940年大阪市生まれ。京都大学文学部卒、京都大学大学院文学研究科博士課
程中退。大阪大学大学院文学研究科教授、名古屋外国語大学教授、京都産業大学教授など
を経て、現在、大阪大学名誉教授。著書に「工業化の歴史的前提」他。
出版者   名古屋大学出版会
出版年   2015.5
大きさ等  22cm 388,57p
注記    The great divergence.の翻訳
NDC分類 332.3
件名    ヨーロッパ‐経済‐歴史‐近代  ≪再検索≫
件名    中国‐経済‐歴史‐近代  ≪再検索≫
要旨    ユーラシアにおける発達した市場経済は生態環境の制約に直面していた。なぜ西欧だけが
分岐していったのか。グローバルヒストリーの代表作。
目次    ヨーロッパ経済発展のさまざまな比較、説明、叙述;第1部 驚くほど似ていた、ひとつ
の世界(ヨーロッパはアジアよりも早く発展したか―人口、資本蓄積、技術;ヨーロッパ
とアジアにおける市場経済);第2部 新たな経済は新たな精神から生まれるのか―消費
、投資、資本主義(奢侈的消費と資本主義の勃興;見える手―ヨーロッパとアジアにおけ
る企業構造、社会・政治構造、「資本主義」);第3部 スミスとマルサスを超えて―生
態環境の制約から工業の持続的な成長へ(共通の制約―西ヨーロッパと東アジアにおける
生態環境の重圧;土地の制約を外す―新しいかたちの周辺としての南北アメリカ);補論
(一人当たり陸上輸送能力の推計―一八〇〇年前後のドイツと北インドを事例として;一
八世紀末の中国北部とヨーロッパにおける施肥推計―およびその結果としての窒素流出量
の比較 ほか)
内容    ユーラシアにおける発達した市場経済は生態環境の制約に直面していた。なぜ西欧だけが
大きく分岐していったのか。グローバルヒストリーの代表作、遂に邦訳。〈受賞情報〉ジ
ョン・K・フェアバンク賞
ISBN等 4-8158-0808-2

9:23 午前  
Blogger yoji said...

北京のアダム・スミス 21世紀の諸系譜
著者名等  ジョヴァンニ・アリギ/著  ≪再検索≫
著者名等  中山智香子/監訳  ≪再検索≫
著者名等  上野友也/訳  ≪再検索≫
著者名等  太田悠介/訳  ≪再検索≫
著者名等  大槻忠史/訳  ≪再検索≫
著者名等  小川昂子/訳  ≪再検索≫
著者名等  平田周/訳  ≪再検索≫
著者名等  山口治男/訳  ≪再検索≫
著者名等  和田賢治/訳  ≪再検索≫
著者等紹介 【アリギ】1937~2009年。イタリア生まれ。社会学者。「世界システム論」の代
表的論者の一人。79~98年ニューヨーク州立大学ビンガムトン校のブローデル・セン
ターで世界システム論の展開をリード。98年ジョンズ・ホプキンス大学に移り、同大で
教授を務めた。
著者等紹介 【中山】1964年生まれ。早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学、
ウィーン大学経済学研究科博士後期課程卒。現在、東京外国語大学大学院総合国際学研究
院教授。専攻:経済思想史・社会思想史。単著に「経済戦争の理論-大戦間期ウィーンと
ゲーム理論」等。
出版者   作品社
出版年   2011.4
大きさ等  20cm 673p
注記    Adam Smith in Beijing./の翻訳
NDC分類 332.06
件名    資本主義  ≪再検索≫
要旨    東アジアのGDPは、19世紀半ばまで西洋を圧倒していた。しかしアヘン戦争以降、世
界は、西洋が覇権を握る「大いなる分岐」を迎えた。ところが、経済学の祖アダム・スミ
スは『国富論』で「西洋と東洋の力の差は、いずれ消滅するだろう」と予言している。本
書は、スミスの経済発展理論を、マルクスやシュンペーターとも比較しながら再評価し、
アメリカの“終末的危機”と中国の興隆のダイナミズムを、壮大な歴史的視野の中から分
析したものである。西洋国家システムの弱体化、東アジアの経済的復興によるグローバル
市場社会の構築という、新たな“世界システム”が大胆に展望される。
目次    第1部 アダム・スミスと新しいアジアの時代(デトロイトのマルクスと北京のスミス;
アダム・スミスの歴史社会学 ほか);第2部 グローバルな乱流を追跡する(グローバ
ルな乱流の経済学;グローバルな乱流の社会的ダイナミズム ほか);第3部 解体する
ヘゲモニー(ヘゲモニーなき支配;史的資本主義の領土的論理 ほか);第4部 新アジ
ア時代の系譜(「平和的台頭」の挑戦;国家、市場、資本主義、そして東と西 ほか)
内容    21世紀「世界システム」は中国の台頭でどうなるか。東アジアの経済的復興と新たな「
世界システム」への転換を、アダム・スミスの経済発展理論をもとに壮大な歴史的視野か
ら分析。著者生前最後のインタビューも掲載。
ISBN等 4-86182-319-6

9:26 午前  
Blogger yoji said...


http://www.sakuhinsha.com/politics/23190.html
北京のアダム・スミス 21世紀の諸系譜

ジョヴァンニ・アリギ
中山智香子監訳
山下範久解説
本体 5,800円
ISBN 978-4-86182-319-0
発行 2011.3
【内容】
21世紀資本主義の〈世界システム〉は、中国の台頭によってどうなるのか? 東アジアの経済的復興と新たな〈世界システム〉への転換を、アダム・スミスの経済発展理論をもとに壮大な歴史的視野から分析。

付:アリギ生前最後のインタビュー(聞き手:デヴィット・ハーヴェイ)、日本語版解説《山下範久:資本主義から市場社会へ》

アダム・スミス的な市場社会の後継者は、むしろ中国である……。東アジアのGDPは、19世紀半ばまで西洋を圧倒していた。しかしアヘン戦争以降、世界は、西洋が覇権を握る「大いなる分岐」を迎えた。ところが、経済学の祖アダム・スミスは『国富論』で「西洋と東洋の力の差は、いずれ消滅するだろう」と予言している。本書は、スミスの経済発展理論を、マルクスやシュンペーターとも比較しながら再評価し、アメリカの“終末的危機”と中国の興隆のダイナミズムを、壮大な歴史的視野の中から分析したものである。西洋国家システムの弱体化、東アジアの経済的復興によるグローバル市場社会の構築という、新たな〈世界システム〉が大胆に展望される。

【内容目次】
はじめに  
 序章
第1部 アダム・スミスと新しいアジアの時代
 第1章 デトロイトのマルクスと北京のスミス
 第2章 アダム・スミスの歴史社会学
 第3章 マルクス、シュンペーター、そして資本と権力の「終わりなき」蓄積
第2部 グローバルな乱流を追跡する
 第4章 グローバルな乱流の経済学
 第5章 グローバルな乱流の社会的ダイナミズム
 第6章 ヘゲモニーの危機
第3部 解体するヘゲモニー
 第7章 ヘゲモニーなき支配
 第8章 史的資本主義の領土的論理
 第9章 実現しなかった世界国家
第4部 新アジア時代の系譜
 第10章 「平和的台頭」の挑戦
 第11章 国家、市場、資本主義、そして東と西
 第12章 中国台頭の起源とダイナミズム
 終章
ジョヴァンニ・アリギ・インタヴュー
(インタヴュアー:デヴィッド・ハーヴェイ)
   資本の曲がりくねった道
日本語版解説 山下範久
資本主義から市場社会へ
──『北京のアダム・スミス』に寄せて
ジョヴァンニ・アリギ著作一覧 

ジョヴァンニ・アリギ『長い20世紀』へ

9:29 午前  
Blogger yoji said...

大分岐 中国、ヨーロッパ、そして近代世界経済の形成
著者名等  K.ポメランツ/著  ≪再検索≫
著者名等  川北稔/監訳  ≪再検索≫
著者等紹介 【ポメランツ】1958年生まれ。カリフォルニア大学教授を経て、現在シカゴ大学教授
。本書によりジョン・K・フェアバンク賞、世界歴史学会著作賞を受賞。ほかに「グロー
バル経済の誕生」などの著作がある。2013~14年にアメリカ歴史学会会長を務める

著者等紹介 【川北】1940年大阪市生まれ。京都大学文学部卒、京都大学大学院文学研究科博士課
程中退。大阪大学大学院文学研究科教授、名古屋外国語大学教授、京都産業大学教授など
を経て、現在、大阪大学名誉教授。著書に「工業化の歴史的前提」他。
出版者   名古屋大学出版会
出版年   2015.5
大きさ等  22cm 388,57p
注記    The great divergence.の翻訳
NDC分類 332.3
件名    ヨーロッパ‐経済‐歴史‐近代  ≪再検索≫
件名    中国‐経済‐歴史‐近代  ≪再検索≫
要旨    ユーラシアにおける発達した市場経済は生態環境の制約に直面していた。なぜ西欧だけが
分岐していったのか。グローバルヒストリーの代表作。
目次    ヨーロッパ経済発展のさまざまな比較、説明、叙述;第1部 驚くほど似ていた、ひとつ
の世界(ヨーロッパはアジアよりも早く発展したか―人口、資本蓄積、技術;ヨーロッパ
とアジアにおける市場経済);第2部 新たな経済は新たな精神から生まれるのか―消費
、投資、資本主義(奢侈的消費と資本主義の勃興;見える手―ヨーロッパとアジアにおけ
る企業構造、社会・政治構造、「資本主義」);第3部 スミスとマルサスを超えて―生
態環境の制約から工業の持続的な成長へ(共通の制約―西ヨーロッパと東アジアにおける
生態環境の重圧;土地の制約を外す―新しいかたちの周辺としての南北アメリカ);補論
(一人当たり陸上輸送能力の推計―一八〇〇年前後のドイツと北インドを事例として;一
八世紀末の中国北部とヨーロッパにおける施肥推計―およびその結果としての窒素流出量
の比較 ほか)
内容    ユーラシアにおける発達した市場経済は生態環境の制約に直面していた。なぜ西欧だけが
大きく分岐していったのか。グローバルヒストリーの代表作、遂に邦訳。〈受賞情報〉ジ
ョン・K・フェアバンク賞
ISBN等 4-8158-0808-2
ISBN等 978-4-8158-0808-2
書誌番号  3-0500275111

3:32 午前  

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