日曜日, 5月 05, 2019

ミンスキー、レイ、キーン



金融危機を予言した12人のひとりキーンも『次なる金融危機』で
レイのMMT説を好意的に紹介している。
レイもキーンもミンスキーの不安定化説を支持する。
レイにはミンスキー紹介の単著もある。

Why Minsky Matters: An Introduction to the Work of a Maverick Economist (English Edition) Kindle版

基本は政府の債務より民間負債の方が深刻で、政府は早いうちに
赤字覚悟でそれに対処すべきだということだ。

《ミンスキーが主張したように(そして私の簡単なマクロ経済モデルが証
明したように)、仮にすべての投資の目的が生産のためであったにしても、危機は起こり得る。 
いうのは、金融システムは、「投資意欲を加速させる信号を発生し、加速する投資にたいし金融を
つけることが可能だ」(Minsky, 1969, p.224)からだ。ブームと破綻は資本主義の特性に他ならない。だ
から、民間負債の対GDP比の上昇傾向が予想できるのだ。一九四五年からアメリカの民間負債が
金融システムを改善したにも拘わらず、伸び続けてきたのがその例になる。これに対処する唯一の
方法は、現在インフレや失業率がそうであるように、民間負債の対GDP比を経済運営における重
要事項に指定し、そしてマクロ経済の統御の道具として、国家がマネーを創出する権能を行使する
ことだ。とりわけ、民間負債が危険なレベルへと近づき始めたとき、つまり、まだ対GDP比が1
00%よりもかなり低く、つまり、手綱が効かなくなった金融によってもたらされた現在のレベル
よりもまだはるかに低い時点で、国家のマネー創出権を行使することだ。》
キーン『次なる金融危機』113頁

クルーグマンもミンスキーを再評価していた
転載:みんながミンスキーを読みなおした夜

ミンスキーは年を経るごとにケインズよりカレツキに傾斜していったことを特記しておく