日曜日, 9月 08, 2019

経済をやるなら簿記の基本も知っておこう ~ 政府の〇〇は民間の●● ~ | 経 済 はA+B+Cの足し算です


ISHIZUKA Ryouji (@ISHIZUKA_R)
Tax-Driven Money の起源がアダム・スミスにあるとForstaterが書いていた。
それどころかマルクスも。

cfeps.org/pubs/wp-pdf/WP…
https://twitter.com/ishizuka_r/status/1170979810081820672?s=21

シェイブテイル (@shavetail)
@matsumotot68 MMTのみならず、MMTとは全く無関係の日本の研究者、建部正義氏も、国情、金融制度が多少違うのに、財政出動では「政府支出が先、預金発生は後」という同じ結論に到達しています。決して老人の預金が先ではありません。それは事実をみせられても松本さんの目から取れないウロコ、思い込みですよ。


参考:
スピノザ、ケインズ、マルクス

《重金主義(モネタールジステール)は本質的に旧教的であって、信用主義(クレディッ
トジステール)は本質的に新教的である。
…だが、新教が旧教の基礎から解放されていないように、信用主義は重金主義の基礎から解放され
ていない。》マルクス『資本論』3-35-1河出書房新社世界の大思想


Tax-Driven Money: Additional Evidence from the History of Thought, Economic History, and Economic Policy by Mathew Forstater*   Working Paper No.  35 August 2004 
p.6
In the  Grundrisse, Notebook I, “The Chapter on Money,” Marx recognized that  “Prussia has paper money of forced currency. (A reflux is secured by the obligation to pay a portion of taxes in paper.)” (Marx, 1857, pp. 132).  Furthermore, Marx viewed this as part of the larger transition associated with money and the role of the State:

 ( To be further developed, the influence of the transformation of all relations into money relations: taxes in kind into money taxes, rent in kind into money rent, military service into mercenary troops, all personal  services in general into money services, of patriarchal, slave, serf and guild labour into pure wage labour.) (Marx, 1857, pp. 146)   

In the period of the rising absolute monarchy with its transformation of all taxes into money taxes, money indeed appears as the moloch to  whom real wealth is sacrificed. (Marx, 1857, p. 199) 
 
This same theme was brought out in  Capital, where Marx discussed the  

“primitive accumulation” necessary for capitalist development: 

The different moments of primitive accumulation can be  assigned in particular to Spain, Portugal, Holland, France, and England, in more or less chronological order. These moments are systematically combined together at the end of the seventeenth century  in England; the combination embraces the colonies, the national debt, the modern tax system, and the system  of protection. These methods depend in part on brute force, for instance the colonial system. But, they all employ the power of the state, the concentrated and organized force of society, to hasten, as in  a hot-house, the process of transformation of the feudal mode of production into the capitalist mode, and to shorten the transition.  Force is the midwife of every old society which is pregnant with a new one. It is itself an economic power. (Marx, 1990 [1867]: 915-916) 

tax driven money

1:24:6

さて、本源的蓄積のさまざまな契機は、多かれ少なかれ時間的序列をもって、殊にスペイン、ポルトガル、オランダ、フランスおよびイギリスに配分される。〔791〕イギリスでは、これらの契機が一七世紀末に、植民制度、国債制度、近代的な租税制度および保護制度において、体系的に総括された。これらの方法は、部分的には残虐きわまる暴力にもとつくのであって、たとえば植民制度はそうである。だが、いずれの方法も、封建制的生産様式の資本制的生産様式への転化過程を温室的に助長して過渡期を短縮するために、社会の集中的で組織的な暴力たる国家権力を利用する。暴力は、新たな社会を孕むあらゆる旧社会の助産婦である。それ自身が一つの経済的力能である。


 And again: 

The modern fiscal system, whose pivot is formed by taxes on the most necessary means of subsistence...thus contains within itself the germ of automatic progression.  Over-taxation is not an accidental occurrence, but rather a principle. In Holland, therefore, where this system was first inaugurated, the great patriot, DeWitt, extolled it in his Maxims as the best system for making the wagelabourer submissive, frugal, industrious…and overburdened with work.  Here, however, we are less concerned with the destructive influence it exercises on the situation of the wage-labourer than with the forcible expropriation, resulting from it, of peasants, artisans, in short, of all constituents of the lower middle-class. There are no two opinions about this, even among the bourgeois economists. Its effectiveness as an expropriating agent is heightened still further by the system of protection, which forms one of its integral parts. (Marx, 1990 [1867]: 921)  

1:24:6

国債は、年々の利子その他の支払に充当すべき国家収入を支柱とするものであるから、近代的租税制度は国債制度の必然的補足物となった。国債は政府をして、ただちに納税者に感じさせないで臨時費を支出することを可能ならしめるが、結果としては増税を必要ならしめる。他面、つぎつぎと契約された負債の堆積によってひきおこされる増税は、政府をして、新たな臨時支出にさいし、たえず新たに起債することを余儀なくさせる。必要生活手段への課税(したがってその騰貴)を中軸とする近代的国家財政は、だから、それ自身のうちに自動的累進の萌芽を宿している。過重課税は偶然事でなく、むしろ原則である。だから、この制度がまっ先に開始されたオランダでは、大愛国者のデ・ヴィットが、その筬言のなかでこの制度を讃美して、賃労働者を従順・節倹・勤勉にし……過度の労働に服させるための、最良の制度だとした。だが、ここでわれわれに関係があるのは、この制度が賃労働者の状態に及ぼす破壊的影響よりも、むしろ、この制度によってひきおこされる農民や手工業者の──要するに下層中間階級のあらゆる構成分子の──暴力的収奪である。この点については、ブルジョア経済学者の間でさえも意見の相違はない。この制度の収奪的効果は、その主要部分の一つたる保護制度によって、さらに強化される。


 Marx’s understanding of the role  of taxation in the creation of wage-labor expanded after 1861 during his study of the Russian peasantry and their proletarianization (White, 1996, p. 247).  In particular, he was influenced by his reading of N. Flerovsky’s The Condition of the Working Class in Russia  (Flerovsky was the pseudonym of V. V. Bervi (White, 1996, p. 247).  Marx wrote to Engels that “this is the most important book which has appeared since your  Condition of the Working Class” (White, 1996, p. 248): 

Flerovsky made it plain that…not all Russian peasants were on the same economic level…While rich peasants…could earn their living entirely from the land, the poorer ones could not because ‘the amount of taxes levied on the peasantry is so great that they cannot pay it without earning wages.’ (White, 1996, p. 248) 

税主導型のお金:マシューフォースタターによる思考史、経済史、および経済政策の追加証拠*ワーキングペーパーNo. 35 August 2004
http://www.cfeps.org/pubs/wp-pdf/WP35-Forstater.pdf
p.6
グルンドリス、ノートI、「お金の章」で、マルクスは「プロイセンには強制通貨の紙幣がある。 (逆流は、税金の一部を紙で支払う義務によって確保されています。)」(Marx、1857、pp。132)。さらに、マルクスはこれを、お金と国家の役割に関連するより大きな移行の一部と見なしました。

 (さらに発展するために、すべての関係を金銭関係に変換する影響:現物税から金銭税へ、現物税から金銭家賃へ、兵役からmerc兵部隊へ、兵役から一般に金銭サービスへ、家父長制の、奴隷、農奴、ギルド労働から純粋な賃金労働へ。)(Marx、1857、pp。146)

すべての税金を金銭税に変換する上昇する絶対君主制の時代に、お金は実際に本当の富が犠牲にされるモロクとして現れます。 (Marx、1857、p.199)
 
これと同じテーマが資本論に持ち込まれ、マルクスは

資本主義の発展に必要な「原始的蓄積」:

特に、スペイン、ポルトガル、オランダ、フランス、およびイングランドには、多かれ少なかれ年代順に、原始的な蓄積のさまざまな瞬間を割り当てることができます。これらの瞬間は、イギリスでは17世紀の終わりに体系的に結合されます。この組み合わせには、植民地、国債、現代の税制、保護制度が含まれます。これらの方法は、たとえば植民地システムなどのブルートフォースに一部依存しています。しかし、彼らはすべて、国家の力、社会の集中的かつ組織化された力を利用して、温室のように、封建的な生産モードから資本主義モードへの転換のプロセスを早め、移行を短縮します。フォースは、新しい社会を妊娠しているすべての古い社会の助産師です。それ自体が経済力です。 (Marx、1990 [1867]:915-916)

 そしてまた:

最も重要な自給手段に対する税金によってピボットが形成される現代の財政システム...したがって、それ自体に自動進行の芽が含まれています。過剰課税は偶然の発生ではなく、原則です。したがって、このシステムが最初に発足したオランダでは、偉大な愛国者であるデウィットが、賃金労働者を従順で、質素で、勤勉に、そして仕事で過負荷にするための最良のシステムとして彼のマキシムで称賛しました。ただし、ここでは、農民、職人、要するに中流階級のすべての構成員の強制収用よりも、それが賃金労働者の状況に及ぼす破壊的な影響についてはあまり懸念していない。ブルジョア経済学者の間でさえ、これについて2つの意見はありません。収用剤としての有効性は、その不可欠な部分の1つを形成する保護システムによってさらに高められます。 (Marx、1990 [1867]:921)

 賃金労働者の創出における課税の役割に関するマルクスの理解は、ロシアの農民とそのプロレタリア化の研究中に1861年以降に拡大した(White、1996、p。247)。特に、彼はN.フレロフスキーのロシアの労働者階級の条件を読んだことに影響を受けた(フレロフスキーはVVベルヴィーの仮名であった(White、1996、p。247)。マルクスはエンゲルスに次のように書いた。あなたの労働者階級の条件以来登場した本」(White、1996、p。248):

フレロフスキーは、ロシアのすべての農民が同じ経済レベルにいるわけではないことを明らかにしました...豊かな農民は土地から完全に生計を立てることができましたが、貧しい人々は「農民に課される税額が大きいため、賃金を稼ぐことなしにそれを支払うことはできません。」(White、1996、p。248)


経済をやるなら簿記の基本も知っておこう ~ 政府の〇〇は民間の●● ~

毎度ごぶさたの更新です。ツイッターに浮気しておりました。
https://twitter.com/tasan_121

「ツイッター、広報力や返信もらいやすいのはいいですね!(使っていれば)」

ということを学習しました。その反面、

「ダラダラ見がち。リアルな声もわかっていいなぁ、、、ってニュースだこれ」

と思いました。中には勉強なる人もいるわけですが、見ててもそれ以上に深まるわけではないので。ツイッターでもっと発信したいなら、ツイッター以外のことも、きっと必要ですね!

「経済をわかるようになりたいなら、簿記の基本だけでも知っておこう」

お盆とかいつもの友人と長野に行ったりしたんですが、その会話の中で。
一応経済系の学部を出ているんですが、簿記は知らないって言います。

これ結構問題だと思うんですよね。

なぜかといえば、経済と簿記、この基本を組み合わせるだけで、

政府の負債 = 民間の資産

政府の黒字 = 民間の赤字

これが本当なら、いわゆる国の借金(国債=政府の負債)を増やした方が、民間の資産は増える、ということです。同様に、政府が黒字を目指す、ということは、民間の赤字を目指す、ということが言えます。

いやはや、これをニュースに投下したら大問題ですね。しかし、これが簿記と経済の基本から言えてしまいます。これに反する人には「簿記わかんないの?」って言っておしまいです。というわけで、説明していきます。

簿記は仕訳をいっぱい書いて整理したもの

簿記。簡単に言えば、鉛筆買ったら

事務消耗品100円 / 現金100円

とメモします。これを仕訳と言います。終わり。
仕訳いっぱい書いて整理したのが簿記です。

左を借方(かりかた)、右を貸方(かしかた)

と言います(覚えて)。お金出ていくのが、現金を右に書きます(これも覚えて)。会社で経理やるなら以上だけど、経済なら相手を意識。鉛筆売った相手が同時にいるので、相手は

現金100円 / 売上100円

となります。左は入金(暗記) 

こんなふうに、相手がいる場合は、相手だって仕訳があります

簿記3級の教科書でも、最初の方に書いてあることです。

誰かの費用は誰かの収益

仕訳項目の名前=勘定にはいろいろありますが、大きく5分類あります

資産、負債、純資産、費用、収益です。

先の鉛筆の話だと以下の通りです。

買った人 「 事務消耗品100円 / 現金100円 」 ( 費用 / 資産 )
売った人 「 現金100円 / 売上100円 」   ( 資産 / 収益 )

というわけで、買った人の費用は売った人の収益となっています。

買った売っただから当たり前ですね。

資産や負債も同じ。例えばお金貸すとか。

借りる人 「 現金 / 借入金 」 ( 資産 / 負債 
貸した人 「 貸付金 / 現金 」 ( 資産 / 資産 )

というわけで、あなたの会社でも家計簿でもいいですが、それを仕訳して、

「今月の収益はいくらだなぁ」「費用はこんだけかぁ」

「うち、いま資産はいくらあって、負債はこんだけあるのかぁ」

と分類してみたとき、それは反対に、誰かにも逆勘定が発生している、ということです。

だから、誰かの負債は誰かの資産。誰かの費用は誰かの収益、と言えます。

ちなみに資産や負債をまとめたのが、貸借対照表:バランスシートBS

費用や収益をまとめたのが、損益計算書:プロフィット & ロス ステイトメントPL

と言います。いろんな会社が発表していますね。

立場で大別すると民間と政府しかいない

さて、今度はマクロ経済の話にちょっと飛ぶと、経済の立場には、大きく分けると民間と政府しかありません。内閣府のGDP統計見たりするとよくわかります(外国は今はおいときます。外国だって同じ構造だし)。それに、政府でなかったら何?って民間ですしね。

つまり、マクロ的に大きく分けると、政府の相手は民間となります。民間の相手も政府しかいません。ですから、先ほどの「誰かの費用は誰かの収益」としましたが、「誰か」に主語を入れると「政府の費用は、民間の収益」となります。

これは、政府が入札などで仕事を発注して、それを受注して仕事をし、お金をもらうのは民間業者ですね。こうやって、政府サイドから民間サイドへのお金の経路となっているわけです。まさに民間のパイの拡大ですね。

ですから、政府がお金ないとか言って、支出を減らすと、入札企業の売上が下がり、トータルでも民間景気は悪化します。だって、売上が下がった企業は、仕入れだって、給料の支払いだって減るので、周囲だって悪化しますからね。

また、逆に「政府の収益は、民間の費用」とも言えます。これは税収のことですね。これは民間サイドから政府サイドにお金を引き上げていますから、民間のパイの縮小が起きています。

じゃあ次の話は、民間のパイ、お金の総量は、どのくらいだったらいいの?って話になります。増えもせず、減りもせず、一定ならいいのか?増え続けるものなのか?それとも減っていく?ものなのか?

民間のパイはマネーストックを見ます

政府サイドはマネタリーベースとかベースマネーって言いますね。私たち民間人は普通の銀行口座は持っていますが、日本銀行の口座は持っていません。日本銀行の口座を持っていて、そこのお金を出し入れできるのは、政府と日銀、それから日銀代理店となっている銀行だけになります。

というわけで、民間を見るならマネーストック。以下の状況です。

ちょっと面倒くさかったので、日銀上のグラフそのまま・・・ともあれ、マネーストック。順調に増えている様に見えます。

しかし、経済は前年比で見ます。それは前年比でいろんな指標が連動しているからです。それを教科書ではなぜか教えられません。よって、以下のグラフは%表示となります。物価もGDPもニュースで前年比2%やら3%目標と言われてますよね。

で、グラフを見ると、政府支出と連動して、マネーストックも底辺だとわかります。よって、政府の支出(費用)と民間のパイ(資産)は連動しているとわかりました。残念な連動でしたが。

民間の収益を計算したいなら、GDPの政府支出抜きと相関取ればいいですかね。それ=民間消費+民間投資なので、うん、何度もグラフ作っているので、間違いなく相関していますね。

政府の費用 ≒ 民間の資産  ≒ 民間の収益

結論:政府の〇〇は民間の●●

ほかには?一度書き出してみると

① 政府の費用 ≒ 民間の収益 ≒ 民間の資産 :いまやったやつ

② 政府の収益 = 民間の費用

③ 政府の資産 = 民間の負債 

④ 政府の負債 = 民間の資産 

一応正反対のものばかり書き出し。簿記から正しいと言えます。

①で民間資産が出てますが、④にもあるので、タテ列も繋がってそうですね。①≒④

④政府の負債は国債のことで、財源なので、①の政府の費用=支出を通して、民間の収益となり、民間の資産となっているのでしょう。

経済指標で言えば、国債×政府支出×民間GDP×マネーストック

ああ、民間GDP=民間支出+民間投資は、合算して言えば、民間支出、と言えますので、民間の費用②とも言えますね。

また、②については、これ税収のことも言えますね。ちなみに税収もGDPと連動していますので、民間GDP(民間の収益)とも、連動しているでしょう。なのでやはり①≒②です。

③の資産や負債って私はやったことないですねー。

 

① 政府の費用 = 民間の収益 ≒ ②④

② 政府の収益 = 民間の費用 ≒ ①

③ 政府の資産 = 民間の負債 

④ 政府の負債 = 民間の資産 ≒ ①

①も②も④もすぐ繋がりが見えてしまいました。

③やったことなのでちょっと今度やってみたいところです。

以上、簿記から既に正しいと言えるので、統計でやってみたりしても、すんなり相関が見えそう。今までのデータと突き合わせても齟齬がありません。当たり前ですがよかたよかた。

ということで

「政府が収支  で黒字(収益)目指します!」とか言うのは、イコール

「民間赤字目指します!」って、簿記から言えるわけです。

※ 基礎的財政収支=プライマリーバランスPB

他にも

「国の借金(政府の負債)を減らします!」というのは

「民間の資産を減らします!」のと同じ。(だって財源けずる話ですし)

「政府の費用を節約して減らします!」というのは

「民間の収益を減らします!」のと同じ。(だって入札金額へる話ですし)

簿記、基本だけでも重要じゃありませんか?

ニュースを見れば真逆ばかり

よく、プライマリーバランスの黒字(収益)を目指して、財政を健全化します!って言ってますけど、それやってるから民間赤字(費用)で不景気なんですよね。

安倍総理が

①消費税の増税分を、

②国の借金返済に使いました。さらに

③翌年度の国債はさらに1兆円減らします。

とも報道ありましたが

①増税したら、政府の収益UP = 民間の費用がUP。

②回収したけど再分配せず。

③税収外の財源も減らす。翌年の政府の負債が減少=民間の資産も減少。

です。

皆さんもおかしなこと見かけたら「簿記わかんないの?」で済んでしまうのではないかと思います。

そもそも日銀と政府はひとつ

そんなこと言っても、政府に財源がないと、ダメじゃないか、の考えにも答えておくと、

日本円は日銀で発行しており、政府はそれを得るために、国債を現金交換券として使っているので、自分の国のお金なら、何の問題もありません。そもそも日銀と政府はひとつだったから、形式上、このようになっています。

ただし、直接交換しているわけではなく、

・政府は民間に国債を販売

・日銀は民間から国債を買い取る

という形式になっています。財政法で直接交換は原則禁止となっています。原則なので、いくらかは直接ありますけどね。

実務だともう少し違うでしょうが、ざっくりこういう形、原理かと思います。

発行銀行券が右側の貸方にあって、奇妙に思うかもしれませんが、これは負債扱いなので、OKです。日銀ホームページを見てください。昔はここからさらに、小判や銀貨に交換していたので、その名残らしいです。

ということで、国債は日銀に、現金(当座預金)は政府に渡りました。まとめにて、国債が両方にあるので、交換していることがわかりますね。日銀は元手無しにお金を作る。政府も元手無しに国債証券を作る。それを交換する

なので私は国債を現金交換券と言います。国債は現金で財源みたいなものですから。国債残高を見れば、過去にどのくらいのお金を交換してきたのか?がわかりますね。国債も途中からできましたけど。1965年あたりからだったかな?

さて、そんなただの記録、、、政府はこれを財源にして、民間に支出してきたのだから、国債残高が多いことは、それだけ民間にお金を流してきたことの名残ですが、現在では「国の借金」と言って「減らせ!」と糾弾するわけです。

確かに政府の右側にあるので「負債」ではありますが、簿記で言えば、政府の負債は民間の資産なわけです。皆さんも、自分たちの首を絞めろ!という人には「簿記わかんないの?」と言ってあげてください。それで終わります。

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----編集後記----

ツイッターはよく更新しないとあれなんで、不定期にまとめるなら、自分はブログの方があっていそうです。よく練ることができるので。ツイッターは単発式ですし。

アメーバの記録を信用すれば、こんなブログでも30-60名くらい、コンスタントに見てくれる人がいるようなので、なかなか悪くないように思います。

両方使いようですかね!

なお、ツイッターはこちらです。よかったら見てください。プロフからメディアに絞ると、グラフ画像とかいろいろ見れると思います
https://twitter.com/tasan_121

1 Comments:

Blogger yoji said...

さて、そんなただの記録、、、政府はこれを財源にして、民間に支出してきたのだから、国債残高が多いことは、それだけ民間にお金を流してきたことの名残ですが、現在では「国の借金」と言って「減らせ!」と糾弾するわけです。

8:17 午後  

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