月曜日, 11月 07, 2011

四体液説

Mundus-Annus-Homo  
 世界ー年ー人
      
          水       
   冷_____/|\_____湿
   |    / 冬 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   |   \  |
   | /   粘液質   \ |
   |/    (鈍重)   \|
   /      |      \
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     |     /|
   | \   黄胆汁質  / | 
   |  \  (短気) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 夏 /____|
   乾     \|/     熱
          火       

http://nam-students.blogspot.com/2011/10/blog-post_18.html
(『哲学の起源』と『世界史の構造』の構造:メモ及び目次 )より抜粋

 _________哲学の起源_________
|     |     |     |     |
|ペロポネ |     |トロイア |ホメロス |
|ソス戦争 | プラトン|  戦争 |ヘシオドス|
|___ステート____|___ネーション___|
|アリストテレス    |     |     |
レウキッポス|ソクラテス|     |     |
デモクリトス| ストア派|     | タレス |
ディオゲネス|_古代ギリシア哲学__|_____|
|     |   アナクシマンドロス     |
|ペルシア戦争   アナクシメネス | ピタゴラス
|ヘロドトス|   クセノファネス |     |
|___キャピタル___|__アソシエーション_|
|     |   イオニアの反乱 ヘラクレイトス
黒 粘液 多|     パルメニデス|冷 水 湿|
胆  + 血|アナクサゴラス ゼノン|土 + 空気
汁_黄胆汁_|_____|_____|乾 火 熱|
 ヒポクラテス           エンペドクレス
  四体液説             四大元素

四体液説では、血液が多い人は楽天的、粘液が多い人は鈍重、黒胆汁が多い人は憂鬱(メランコリーの語源は黒胆汁である)、黄胆汁が多い人は気むずかしい気質を持つとされる。血液循環説を否定しているので現代医学からは評価されないが、その知の体系化は評価されていい。

(「哲学の起源」に四体液説の記述はない。ただし定本第一巻150頁にはヒポクラテスに関する記述がある。)

「ヒポクラテスの医療において、病気は特定の、あるいは局部的な原因に帰せられるのではなく、
身心(ママ)の働きを支配する各種の内部因子の間にある平衡状態がそこなわれたものとみなさ
れている。そして、病気を癒すのは医者ではなく、患者における自然の治癒力である。これはあ
る意味で東洋医学の原理である。」(定本『日本近代文学の起源』150頁より)


     エンペドクレスの四大元素参考
          火
     ____/||\____   
    |乾 _//||\\_ 熱|
    ||\\/ || \//||
    ||/\\ || //\||
    |// \\||// \\|
    /____\||/____\
   土 _____  _____ 空気
    \\   /||\   //         
    |\\ //||\\ //|
    ||\\/ || \\/||
    ||/\\_||_/\\||
    |冷__\\||//__湿|
         \||/    
          水

以下、ライプニッツ『結合法論』(邦訳著作集1に抄訳所収)扉より


          火(IGNIS)
 siccus =乾            calidus=熱 


土(TERRA)                  空気(AER)


 frigida =冷           humida=湿
          水(AQVA)

  ______水______
 |      |      |
 | 冷    |    湿 |
 土______|______空気
 |      |      |
 | 乾    |    熱 |
 |______火______|

エンペドクレスの4大元素図を上下逆さに転置すると、4つの交換図の政体のそれぞれの感触と重なる気がする。

ネーション=湿
ステート=冷
キャピタル=乾
アソシエーション=熱

というように。

付録:四体液説
          冬
         粘液質
        (鈍重)
    ______水______
   |      |      |
 黒胆汁質 冷   |   湿  |多血質
秋 土|______|______空気  春
 (陰鬱)     |      (楽天的)
   |  乾   |   熱  |
   |______火______|
         黄胆汁質
         (短気)
          夏

上記、四体液、四元素、四季との関係図(参考:アヴィセンナorイブン・シーナ邦訳『医学の歌』232頁)


 世界、年、人間          
        
  冷_______水_______湿
  |      /|\      |
  |     / 冬 \     |
  |    /  |  \    |
  |   /   |   \   |
  |  /   粘液質   \  |
  | /   (鈍重)    \ |
  |/      |      \|
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
  |\  (陰鬱)|(楽天的) /|     
  | \     |     / |
  |  \   黄胆汁質  /  | 
  |   \  (短気) /   |
  |    \  |  /    |
  |     \ 夏 /     |
  |      \|/      |
  乾_______火_______熱

 世界ー年ー人          
Mundus-Annus-Homo       
          水 
   冷_____/|\_____湿
   |    / 冬 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   |   \  |
   | /   粘液質   \ |
   |/    (鈍重)   \|
   /      |      \
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     |     /|
   | \   黄胆汁質  / | 
   |  \  (短気) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 夏 /____|
   乾     \|/     熱
          火





http://en.wikipedia.org/wiki/Humorism



      黄胆汁質
      火
多血質        黒胆汁質
空気    水     土
      粘液質


          黄胆汁ー火ー夏
             /\
            /  \
           /    \
         熱/______\乾
     血液  /|      |\  黒胆汁
     |  / |      | \  |
     空気/  |      |  \ 土       
     | \  |      |  / |      
     春  \ |      | /  秋   
         \|______|/        
         湿\      /冷           
           \    /               
            \  /                  
             \/ 
           粘液ー水ー冬

四体液、四元素、四季との関係図(『医学の歌』232頁より)



以下、http://fisheaters.com/fourtemperaments.html
http://acupfullofsunshine.blogspot.com/2011/02/four-temperaments.html
http://www.kb.nl/manuscripts/search/simple/The+four+temperaments


chole        "sanguis" (blood).
Choleric          Sanguine
黄胆汁質         多血質
(短気)夏、火    (楽天的)春、空気

        人間
黒胆汁質         粘液質
(陰鬱)秋、土     (鈍重)冬、水
melancholic       Phlegmatic

http://www.lib.kyushu-u.ac.jp/hp_db_f/igaku/exhibitions/2007/exhib1.htm


セビリャのイシドールス(英:Saint Isidore of Seville、西:San Isidro あるいは San Isidoro de Sevilla、羅:Isidorus Hispalensis、560年 – 636年4月4日)『自然について』(英:“On the Nature of Things”、羅:“De natura rerum”)?




春が上のバージョン




http://d.hatena.ne.jp/nikubeta/20110103/p1
ヒポクラテスの『人間の自然性について』の第7節では、人間が粘液、血液、黄胆汁、黒胆汁から構成されていて、それらのうちのどれが四季の変化とともに強くなるかが述べられています。しかしこの文書の著者は突然医学の領域を踏み越えて、宇宙論的な議論を展開します。曰く、

つまり、一年全体が温、冷、乾、湿のすべてにそれぞれあずかっているのである。実際、これら四性質のどれ一つといえども、この宇宙にあるすべてのものがないならば、一時たりとも存続できないだろう。が、逆にこのうち何か一つが欠けても、すべてのものが消失するであろう。それというのも、すべてのものが、同じ必然性から成り立っており、相互に養い合っているからである。それと同様に、以上の構成要素[温、冷、乾、湿、あるいは粘液、血液、黄胆汁、黒胆汁]のうちの何かが人が欠けるとしても、人は生きていくことができないであろう。


http://arisugawa.cocolog-nifty.com/alice/2007/09/post_a309.html
Mundus-Annus-Homo



 世界、年、人          
        
  乾_______火_______熱 
  |      /|\      |
  |     / 夏 \     |
  |    /  |  \    |
  |   /   |   \   |
  |  /   黄胆汁質  \  |
  | /    (短気)   \ |
  |/      |      \|
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
  |\  (陰鬱)|(楽天的) /|     
  | \     |     / |
  |  \   粘液質   /  | 
  |   \  (鈍重) /   |
  |    \  |  /    |
  |     \ 冬 /     |
  |      \|/      |
  冷_______水_______湿

 世界ー年ー人          
        
不安定       火       外向的 
   乾_____/|\_____熱
   |    / 夏 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   |   \  |
   | /   黄胆汁質  \ |
   |/    (短気)   \|
   /      |      \
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     |     /|
   | \   粘液質   / | 
   |  \  (鈍重) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 冬 /____|
   冷     \|/     湿 
内向的       水       安定 


参考:
ヒポクラテス「人間の自然性について」第五〜七節『古い医術について』岩波文庫103〜7頁
(岩波文庫の解説ではエンペドクレスの影響からの脱却が強調される。実際に「古い医術について」第二十節に同様の記述がある。)
四体液説はその後、デューラーなどの作品を見ると占星術とも繋がっていくようである。



http://intraspec.ca/temper0.php

20 Comments:

Blogger yoji said...

内向的       水       安定
   冷_____/|\_____湿
   |    / 冬 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   |   \  |
   | /   粘液質   \ |
   |/    (鈍重)   \|
   /      |      \
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     |     /|
   | \   黄胆汁質  / | 
   |  \  (短気) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 夏 /____|
   乾     \|/     熱
不安定       火       外交的

11:07 午後  
Blogger yoji said...

イブン・スィーナ(またはイブン・シーナ、Ibn SINA 1980-1037)は西欧ではアヴィセンナまたはアヴィケンナの名で知られる近代医学の創始者。アリストテレスの百科全書的知識の後継者でもある。
『世界史の構造』(158頁)で世界帝国における合理的で総合的な知の例として、朱子、トマス・アクィナスと並べられていたので調べてみた。

『東方の医と知』に詳しいが、ヒポクラテスの四元素説を医学に定式化したことや、恋煩いの青年の相手を特定することでその病を治すエピソードが面白い。

「自然とは元素のこと
  混じり合っては体となる
 ヒポクラテスは正しくも
  水、火、土、風を説く
 証拠といえば肉体は 
  死して四元素に帰りゆく」


(『東方の医と知』152頁より。『医学の歌』としても邦訳〜〜草風館版だと上記の該当箇所は13頁〜〜がある。)


          黄胆汁ー火ー夏
             /\
            /  \
           /    \
         熱/______\乾
     血液  /|      |\  黒胆汁
     |  / |      | \  |
     空気/  |      |  \ 土       
     | \  |      |  / |      
     春  \ |      | /  秋   
         \|______|/        
         湿\      /冷           
           \    /               
            \  /                  
             \/ 
           粘液ー水ー冬

四体液、四元素、四季との関係図(『医学の歌』232頁より孫引き)


血液循環説を否定したので、現代医学からは評価されないが、その知の体系化は評価されていい。
むろん、その功績は医学にとどまらない。「救済の書」などは「誤謬の海に溺れることからの救済」を意味し、論理学、自然哲学、数学、形而上学(神学と倫理学とを含む)の四部門からなる予定だったという(中世思想原典集成11解説より)。

4:00 午前  
Blogger yoji said...

          火
     ____/||\____   
    |乾 _//||\\_ 熱|
    ||\\/ || \//||
    ||/\\ || //\||
    |// \\||// \\|
    /____\||/____\
   土 _____  _____ 空気
    \\   /||\   //         
    |\\ //||\\ //|
    ||\\/ || \\/||
    ||/\\_||_/\\||
    |冷__\\||//__湿|
         \||/    
          水

          火(IGNIS)
 siccus =乾            calidus=熱 


土(TERRA)                  空気(AER)


 frigida =冷           humida=湿
          水(AQVA)

すべて(svmma)ゆるされた?(remissa)=共存可能?
反対(contraria)
両立可能(combinatio possibilis)
両立不可能(combinatio impossibilis)
象徴要素?(sybolizm fla)

参考:  http://www.statemaster.com/encyclopedia/Classical-element
   http://blog.livedoor.jp/yoohashi4/archives/51869171.html
(以下同サイトより。「quia ignis est calidus & siccus & aqua frigida & humida.
  火は   熱   ・ 乾であり、水は 冷・湿であるのだから。」)
 
これらは、中世のヒスパニウス(『神曲』天国篇12に出て来る)がつくった矛盾対当(主語ー述語はそのままで、量と質が変わる)の図にも似ている(相似ではない)。A=B式の定義を重視したアリストテレスやライプニッツは主語を重要視したから、ニュアンスは少し異なる(山下正男『論理学史』参照)。

4:08 午前  
Blogger yoji said...

       安全策
        |
    岡田  |  ジーコ
守備的_____|______攻撃的
        |
   トルシエ |  オシム
        |
      リスクあり

6:42 午後  
Blogger yoji said...

四体液説

Mundus-Annus-Homo  
 世界ー年ー人
          火       
   乾_____/|\_____熱
   |    / 夏 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   |   \  |
   | /   黄胆汁質  \ |
   |/    (短気)   \|
   /      |      \
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     |     /|
   | \   粘液質   / | 
   |  \  (鈍重) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 冬 /____|
   冷     \|/     湿 
          水

7:52 午前  
Blogger yoji said...

タルコフスキーは決して象徴的記号を操るタイプの作家ではなかったが、どの程度四大元素を意識していたか興味がある、

12:59 午後  
Blogger yoji said...

http://books.google.co.jp/books?id=aAc_IBjQNTQC&pg=PA81&lpg=PA81&dq=%E4%BA%94%E8%A1%8C%E8%AA%AC+%E8%91%A3%E4%BB%B2%E8%88%92&source=bl&ots=FUtztfmAET&sig=wffrAXq3t78cyqPk53qIjI-ecFM&hl=ja&sa=X&ei=iJLxTva_J4nImQXp--WwAg&ved=0CE4Q6AEwBQ#v=onepage&q=%E4%BA%94%E8%A1%8C%E8%AA%AC%20%E8%91%A3%E4%BB%B2%E8%88%92&f=false

「情」の文化史: 中国人のメンタリティー
著者: 張競

12:05 午前  
Blogger yoji said...

「秦」から「漢」へ――「中華の継承」という牽強付会の概念の発生。

雑多な民族が交じり合って作り上げた、都市文明型の共同幻想――「漢民族」という名の、灼熱の呪縛。

この瞬間に、〈異形の帝国〉が誕生した――と考えられるのではないでしょうか。


……董仲舒のイメージにあって王者は宇宙軸あるいは生命の樹それ自体だったのである。 したがって「ただ天子のみ命を天に受け、天下は命を天子に受ける」と彼がいうとき、 この「命」は政治的ないしは道徳的な支配の根源に限定されるのではなく、 字義どおりに世界に還流する生命力そのものなのだった。
――シナの世界観の淵源 /ブログ『シナにつける薬』より



大室幹雄氏の『劇場都市』
http://marco-germany.at.webry.info/200710/article_12.html

天と地と人は、シナ人の世界像を組み立てている三要素です。

http://zipangu.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/198-2b67.html

2008年11月30日 (日)

五行説の五行配当模様 198

 五行説の構成アイテム (五元素)、
 水 (みず)・火 (ひ)・木 (き)・金 (こん)・土 (つち)。
 五行説は、これら5アイテムが
 相互に関連、融合し、地上界を生成していると云う発想。
 そしてこの五元素を昔の中国人は二次元の世界に配置しました。
 先ずは前回紹介しました 「夏王朝」 の始祖、「禹(う)」 が
 感じ味わったと思われる 「五行」 と 「五味」。



五行 水

金  土  木

   火



五味  塩辛 

辛   甘    酸

    苦





   







 五行は、センターを 「土」 とし、
上から時計回りに、「水」⇒「木」⇒「火」⇒「金」の順。
 五味は、センターが 「甘い」 、
 同じく時計回りに、「塩辛い」⇒「酸っぱい」⇒「苦い」⇒「辛い」。
 グランドカラーの五色は 「黄色」 を中心に、
 「黒色」 ⇒ 「青色」 ⇒ 「赤色」 ⇒ 「白色」。
 絵の具の3原色はお取り上げですが、
 光の3原色、葉の 「緑色」 が除外されています。

 次は時空間の配当構成

五時   冬

秋    土用   春

     夏



五方   北

西    中    東

     南





   

 方位は理に叶っています。
 一方、五時 (一年間の季節配当) は
 四季の春夏秋冬以外に中央 「土用」 が挿入されています。
 ここら辺から無理強いが生じます。
 センターを埋める為に (劇団) 五季が必要になります。
 そこで考え出されたのが、「土用 (土旺用事)」 の発想。
 フォーシーズンからファイブシーズンへの論理展開。
 結論固定からの逆発想は世の常・・・・・。
 前漢 (B.C.202~B.C.8) の儒学者、
董仲舒 (とうちゅうじょ) (B.C.179?~B.C.104?) さんの論。
 「木は春、生は性、農の本なり。火は夏、成長の本軸(もと)なり。
  土は季夏(晩夏)、百種を成就せしむ。金は秋、殺気の初めなり。
  水は冬、蔵にして至陰なるなり。」
 (「暦と占いの科学」 永田久 新潮選書 p159)
 殺気・・・草木を枯らす肌寒い気
 蔵にして至陰なるなり・・・不明



「天の時、地の利、人の和」、とはよくいわれる慣用句ですね。それに順う者は栄え、それに逆する者は滅びる、と。孟子は、「天時不如地利,地利不如人和」と「人の和」を最重要とみなしていますが、しかし王者とは元来それらすべてを統べる者であるわけです。



その天地人を貫いて立つのが「王」という漢字のなりたちです。



三本の横棒が「天地人」それを縦の中心線が貫いています。それは図像学(イコノロジー)的な象徴で、王というものが宇宙軸であり、政治道徳的支配者を意とするばかりではなく、世界に還流する生命そのものであるような存在であることを表し、または希求しているのです。



『劇場都市』では、この部分について、前漢の儒者・董仲舒の見解を紹介した後、以下のように述べられています。



「董仲舒のイメージにあって王者は宇宙軸あるいは生命の樹それ自体だったのである。したがって「ただ 天子のみ命を天に受け、天下は命を天子に受ける」と彼がいうとき、この「命」は政治的ないしは道徳的な支配の根源に限定されるのではなく、字義どおりに世 界に還流する生命力そのものなのだった。」



かくして、王者は世界の中心に立ち、世界の秩序を経営する、そうあらねばならぬという世界観が成立します。



よって、その世界の中心である王がすむ王宮を中心に都市を造り、国を治め、同心円的に広がる天の下のすべての土地に王の感化を及ぼすという、この世界観は、「中華」をその国名にいただくPRCにもそのまま受け継がれている、と見ることが必要です。

12:19 午前  
Blogger yoji said...

結論固定からの逆発想は世の常・・・・・。
 前漢 (B.C.202~B.C.8) の儒学者、
董仲舒 (とうちゅうじょ) (B.C.179?~B.C.104?) さんの論。
 「木は春、生は性、農の本なり。火は夏、成長の本軸(もと)なり。
  土は季夏(晩夏)、百種を成就せしむ。金は秋、殺気の初めなり。
  水は冬、蔵にして至陰なるなり。」
 (「暦と占いの科学」 永田久 新潮選書 p159)
 殺気・・・草木を枯らす肌寒い気
 蔵にして至陰なるなり・・・不明
 今で云う 「土用の鰻」。
 平賀源内のC.M.キャッチコピーは、「本日土用丑の日」。
 「夏ばて気味の貴方へ、鰻を食べて元気いっぱいお願いよ。」
 董仲舒は、土用を盛夏と初秋の間に割り込ませました。
 この論はやや無理気味なので、およそ200年後、
 後漢 (25~220) の歴史家、
 班固 (はんこ) (32~92) さんの論。
 「木、火、金、水の生ずる、七十二日なるは如何。土は四季は
  各十八日に生ず。合して九十日、一時とする。土の四時に生ずる
  所以は如何。木は土なければ生ぜず、火は土なければ栄えず、
  金は土なければ成らず、水は土なければ高くならず。
  ゆえに五行のこもごも生ずるも土によるなり。土をもって四季に
  置き、分かれて四時に生ず。」 (同、前出)
 班固は、土用を春夏秋冬、各々の季節の最後に入れ込みました。
 この論理展開は一年約360日を5で割り72日を五時に割り当て、
 更に土用分の72日を残りの春夏秋冬に18日ずつ配る事で成立?
 故に、前漢の董仲舒感じでは、
 それらは、晩春・晩夏・晩秋・晩冬と云う事に。
 いにしえの中国人は、中々上手い事を考え出しましたでしょう。
 しかしながら、班固の発想はセンターが無くなってしまうのです。
http://zipangu.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/198-2b67.html

12:24 午前  
Blogger yoji said...

2008年11月23日 (日)
五行説は木・火・土・金・水 197

 五行説を考案した方は、これ又、昔の中国、伝説の王朝と云われ
 ている 「夏王朝」 の始祖、「禹(う)」 とされています。
 何せ彼は紀元前2000年以上前のお方ですので何ともいやはや。
 真偽は別として、
 司馬遷の 「史記 (太史公書)」 (紀元前91年頃の作)
に記載されて入る訳ですから
 語り継がれ、どちら様かに措定されているに違いありません。
 
 禹の治世理念が五行説に集約されているとの事。
 「水潤下作鹹 火炎上作苦 木曲直作酸 金従革作辛 土稼穡作甘」
 上の漢文を、
 「水は土地を潤おし、穀物を養い、集まって川となって流れ、
                      海に入って鹹(しお)となる。
  火は上に燃えあがり、焦げて苦くなる。
  木は曲がったものも真直ぐなものもあり、その実は酸っぱい。
  金は形を変えて刀や鍬となり、味は辛い。
  土は種を実らせ、その実は甘い。」 と
 永田久さんは和意訳されています。
 (「暦と占いの科学」 永田久 新潮選書 p147)
 この五つの水・火・木・金 (こん)・土。
 「神 (ビッグバン)」 が 「わたくし達」 に
 超天文学的ごく僅かな確立にも関わらず、
 お恵み下さった偶然の産物。 「自然」。
禹の感じた目の前にある自然現象を
 詞でそのまま表現しただけにも思われるのですが?
 只、味覚が有りますので、
 彼は 「海」 に行き海水を口に含んだ事があり、
 真っ黒に焦げたものを一体どんな味と食した事もあり、
 樹木にたわわに実る未だ熟してない果物を口にした事が、
 更に、悪戯気味に金属をなめた事も、
 今度は経験を積み、学習効果で、完熟の実を食べたのです。

 そして、1700年時代が下り中国の戦国時代 (B.C.403~B.C.221)
(都の位置が北から順に)
 燕・斉 (田斉) ・趙・魏・秦・韓・楚の七カ国が覇を競った時代。
 鄒衍 (すうえん) (B.C.305~B.C.240) と云う方が
 「観念 (頭の論理)」 の世界で天空界と地上界を合体し、
 月と太陽から感じた 「陰陽思想」 と
 自然界を構成するとその時代で思われた
 水・火・木・金 (こん)・土の 「五行思想」 とをつなぎ合わせ、
 「陰陽五行説 (思想)」 を考え出したと云われています。
 この鄒衍説を前出の永田久さんは
 「天地のはじめ、混沌としたなかで、明るく軽い気が陽の気をつくり
  火となる。暗く思い気は陰の気をつくり、水となる。天上では火は
  太陽となり、水は月となり、これが組み合わされて、五つの惑星と
  なる。地上では火と水から五元素ができる。」
 と紹介されています。
 「炎 (火) が太陽に」 は 「真っ赤に燃えた太陽だから♪」
 で何とかイメージできますが、
 「水が月に」 からはちょいと無理がある様に思われませんか。
 しかし自然界の出来事を整理整頓して 「思想」 として提示された
 訳ですからそれはそれで十分考慮しないといけません。
 因みに、現在の日本の七曜日、「日・月・火・水・木・金・土」 は
 この陰陽五行説 (思想) の賜物です。
http://zipangu.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/197-e15d.html

5:54 午前  
Blogger yoji said...


http://www.shinkyo.com/concert/i202.html
 体液病理学は古代ギリシャ時代から19世紀にいたるまで信じられてきました。「人間の体液は血液、粘液、黄色胆汁、黒色胆汁からなり、その体液のバランスによって病気が引き起こされる」というものです。(病理学とは文字通り病気の原因やメカニズムを解明する学問のことです。)ギリシャ哲学では4元素(空気、水、火、土)、4元性(冷、熱、乾、湿)であり、これらとの類似性で4体液が考えられたのです。空気のように温かく湿った血液、火のように温かく乾いている黄胆汁、水のように冷たく湿っている粘液、土のように冷たく乾いている黒胆汁、4つの体液が正常に混和していれば健康で、そのバランスが失調すると病気になる、というわけです。
 古代ギリシャでは、体液病理学のほかに固体病理学(病気の所在は身体の固体部分、つまり臓器にある)の学派がありましたが、ヒポクラテス(紀元前400年頃)のいたコス派の体液説の方が大勢だったようです。この頃の治療は瀉血(皮膚を切開して毛細血管から血液を抜く)や下剤によって悪い体液を排出することが中心でした。方法学(体内の空隙の緊張と弛緩により病気が起こる)中心であった古代ローマにもガレノス(紀元130-200年)によって体液病理学が伝えられました。こうして体液病理学は17世紀までヨーロッパ医学に影響を与えました。
 18世紀になってモルガーニ(1682-1771年)によりようやく体液病理学の4体液説が論破され固体病理学の基礎が固まり臓器病理学へと発展します。顕微鏡が発明され18世紀後半には病理学に使用されるようになりました。その後ロキタンスキー(1804-1878年:当時の高名な病理学者)が体液病理学を復活させますが、現代病理学の父といわれるウィルヒョウ(1821-1902年)によって細胞病理学(病気は細胞の質的・量的変化によって生じる)が誕生し、体液病理学の幕は閉じます。
 ちなみに、モーツァルトが35歳の若さで病死したのはご存知と思いますが、当時主流であった体液病理学の医師によりモーツァルトの治療に瀉血が行われました。ウィーンのモーツァルトハウスには同時代に用いられていた瀉血の器具が展示されています。瀉血のしすぎで体力が弱ったのが死因ではないかという説もあるようです。

●シュタイナーによる「4つの気質」
 現在の病理学では4体液説は誤ったものとして認識されていますが、教育学の世界ではシュタイナー(1861-1925年:思想家、哲学者)の教育論により4つの気質について知られているようです。子供や教師、親を4つの気質で分類し教育に活かそうというものです。

7:18 午前  
Blogger yoji said...

カント人間学第二部冒頭でも4体液説は紹介されている

7:20 午前  
Blogger yoji said...

リンク:

音楽建築原発政治中国歴史分類図像学

文学東洋思想プラトンアリストテレスリンク::::::

7:40 午前  
Blogger yoji said...

カントは4つの気質を紹介しているだけで、
体液説を採用しているわけではない。

6:17 午後  
Blogger yoji said...

C___A
胆   多
汁   血
質   質
|   |
|   |
D___B
粘   気
液   鬱
質   質

岩波カント全集15巻263頁より


ABは感情、
CDは活動の気質に分類される。

春秋夏冬の順である

6:38 午後  
Blogger yoji said...

内向的       水       安定
   冷_____/|\_____湿
   |    / 冬 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   D   \  |
   | /   粘液質   \ |
   |/    (鈍重)   \|
   /B     |     A\
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     C     /|
   | \   黄胆汁質  / | 
   |  \  (短気) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 夏 /____|
   乾     \|/     熱
不安定       火       外交的

6:43 午後  
Blogger yoji said...

内向的       水       安定
   冷_____/|\_____湿
   |    / 冬 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   D   \  |
   | /   粘液質   \ |
   |/    (鈍重)   \|
   /C     |     A\
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     B     /|
   | \   黄胆汁質  / | 
   |  \  (短気) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 夏 /____|
   乾     \|/     熱
不安定       火       外交的

6:45 午後  
Blogger yoji said...



C___A
胆   多
汁   血
質   質
|   |
|   |
D___B
粘   気
液   鬱
質   質

岩波カント全集15巻263頁より


ABは感情、
CDは活動の気質に分類される。

春夏秋冬の順である


内向的       水       安定
   冷_____/|\_____湿
   |    / 冬 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   D   \  |
   | /   粘液質   \ |
   |/    (鈍重)   \|
   /C     |     A\
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     B     /|
   | \   黄胆汁質  / | 
   |  \  (短気) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 夏 /____|
   乾     \|/     熱
不安定       火       外交的

カントは BとCを混同している



C___A
胆   多
汁   血
質   質
|   |
  ×   ×
|   |
D___B
粘   気
液   鬱
質   質

6:47 午後  
Blogger yoji said...


C_×_A
胆   多
汁   血
質   質
|   |
|   |
D_×_B
粘   気
液   鬱
質   質

岩波カント全集15巻263頁より

カントは以下のようにBとCを混同しているから

AC
BDの合成はないという



内向的       水       安定
   冷_____/|\_____湿
   |    / 冬 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   D   \  |
   | /   粘液質   \ |
   |/    (鈍重)   \|
   /B     |     A\
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     C     /|
   | \   黄胆汁質  / | 
   |  \  (短気) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 夏 /____|
   乾     \|/     熱
不安定       火       外交的


本来は以下、

内向的       水       安定
   冷_____/|\_____湿
   |    / 冬 \    |
   |   /  |  \   |
   |  /   D   \  |
   | /   粘液質   \ |
   |/    (鈍重)   \|
   /C     |     A\
  土_秋_黒胆汁質|_多血質_春_空気  
   \  (陰鬱)|(楽天的) /     
   |\     B     /|
   | \   黄胆汁質  / | 
   |  \  (短気) /  |
   |   \  |  /   |
   |____\ 夏 /____|
   乾     \|/     熱
不安定       火       外交的


6:54 午後  
Blogger yoji said...

『人間学』(実用的見地における人間学 Anthropologie in pragmatischer Hinsicht. 1798)

 カント 坂田徳男訳 昭和27年(1952)岩波文庫版:概略目次  →原目次及び詳細目次

第一部 人間学的教授学(人間の外部や内部を認識する方法について)

 第一編 認識能力について☆↓
 第二編 快・不快の感情について☆☆↓
 第三篇 欲求能力について☆☆☆↓

第二部 人間学的性格記述 (人間の内部を外部より認識する方法について) 

 分類 1.個人の性格 2、両性の性格 3、民族の性格 4、人類の性格☆☆☆☆↓

(第二部冒頭1で気質を説明する四体液説が紹介されている。)

    A・・・・・・・・・・・B
das sanguinische    das melancholische
   多血質         憂鬱質
    ・           ・
    ・           ・
das cholerische     das phlegmatische
    C・・・・・・・・・・・D
   胆汁質         粘液質

AとB及びCとDは互いに矛盾し、AとC及びBとD
は互いに中和される。また、AとCは共に生命力の高揚、
BとDは共に生命力の沈静、AとBは単に感情的、CとD
は行動的である。
(高坂正顕『カント』1947年p56より)

<一般的な性格と理性的な自由を付与された存在としての性格そのものがあり、上記の図にある気質は前者。>


          __________________________________ 
         /|               /|    人  (教育論/認識)/|オ
        / (//預言)         / |              / |
       / 視|             /  |             /  |プ
      /___|____________間___|____________/   |
     /|  霊|           /|   |   (/快、不快) /|   |ス
    / |   |          / | 個人、民族    感性的 / |   |
   /(/欲求)者|  学      /(性格論/ +  )   知性的/  |   |・
  /___|___|________/___|_両性、人類______/   |   |
 |    |  の|       |    |   |       |    |   |ポ
 |永   |   |       |    |   |       |    |  論|
 |遠   |  夢|       |    |   |       |    |   |ス
 |平   |   |_______|____|___|_______|____|__理|
 |和   |  /|       |    |  /|       |    |  /|ト
 |の   | / | 自   然 | の  |形/ |而   上  |学   | /学|
 |た   |/  |       |    |/  |       |    |/  |ゥ
 |め   |___|_______|____|___|_______|____|   |
 |に  /|   |     (徳|論) /|   |       |   /|   |ム
 |  / |人 倫|の      |  / |理性の限界内における |  / |   |
 | /(法学)  |形 而 上 学| /宗教(目的論)       | /  |   |ム
 |/___|___|_______|/___|___|_______|/   |   |
 |    |   |       |    |   |       |    |   |
 |    |啓 蒙|と は 何 か|    |   |       |    |   |
 |    |   |_______|____|___|_______|____|___|
 |    |  /        |    |  /(空間)(時間)|(数学)|  / 
 |    | /   純   粋 | 理  |性/  批   判  |    | /
 |    |/          |    |/(物理学)     |    |/
 |    |___________|____|___________|____/
 |   /         (倫理|学) /          (美|学) /
 |  / 実 践 理 性 批 判 |  /  判 断 力 批 判  |  /
 | /              | /(目的論)         | /
 |/_______________|/_______________|/

10:05 午後  

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