http://www.freeassociations.org/
メモ:
弥勒 (与願印)普賢
(触地印) (施無畏印)
観自在(禅定印) 文殊
華厳宗はライプニッツに近いと言われる。
三論宗は龍樹の教えを集大成したもの。
法相宗は十二支因をもっとも意識づける。
二乗はそれぞれ法華経と関連づけられる。
天台宗はいうまでもなく最澄が開祖である。
触______受_____愛
/ /\
/ 天 / \
六処/ 阿 / \取
/ 修 / 人 \
/ 羅 / \
名色___________/__________\有
\ /\ /
\ 餓 / \ 畜 /
\ 鬼 / \ 生 /生
識\ / 地獄 \ /
\ / \ /
\行__________\老死
無明
円の上に阿修羅、天、人(この図では阿修羅と天はまとまって描かれている)という三善趣=幸福な転生が、
下に餓鬼、地獄、畜生という三悪趣=不幸な転生が描かれている。
上の図では欲望(雄鶏)、怒り(蛇)、愚かさ(豚)という三大煩悩=三毒が円の中心に描かれ、
外円には下から時計回りに十二支縁起(因果の系列)が描かれる。以下詳細。
最初は無知(無明)があり、
無知によって行為(行)が生じ、
行為によって意識(識)が生じ、
意識によって名称と色彩(名色)が生じ、
名称と色彩によって六つの感覚領域(六処)が生じ、
六つの感覚領域によって接触(触)が生じ、
接触によって感受作用(受)が生じ、
感受作用によって欲求(愛)が生じ、
欲求によって執着(取)が生じ、
執着によって生存と呼ばれる成熟した業(有)が生じ、
生存によって誕生(生)が生じ、
誕生によって老衰と死(老死)が生じる。
触______受_____愛
/ /\
/ 天 / \
六処/ 阿 / \取
/ 修 / 人 \
/ 羅 / \
名色___________/__________\有
\ /\ /
\ 餓 / \ 畜 /
\ 鬼 / \ 生 /生
識\ / 地獄 \ /
\ / \ /
\行__________\老死
無明
参考:
http://www.thangka-iori.net/rokudou.html
http://www.thangka-iori.net/photo/rokudou3.jpg
円の上に阿修羅、天、人(この図では阿修羅と天はまとまって描かれている)という三善趣=幸福な転生が、
下に餓鬼、地獄、畜生という三悪趣=不幸な転生が描かれている。
上の図では欲望(雄鶏)、怒り(蛇)、愚かさ(豚)という三大煩悩=三毒が円の中心に描かれ、
外円には下から時計回りに十二支縁起(因果の系列)が描かれる。以下詳細。
最初は無知(無明)があり、
無知によって行為(行)が生じ、
行為によって意識(識)が生じ、
意識によって名称と色彩(名色)が生じ、
名称と色彩によって六つの感覚領域(六処)が生じ、
六つの感覚領域によって接触(触)が生じ、
接触によって感受作用(受)が生じ、
感受作用によって欲求(愛)が生じ、
欲求によって執着(取)が生じ、
執着によって生存と呼ばれる成熟した業(有)が生じ、
生存によって誕生(生)が生じ、
誕生によって老衰と死(老死)が生じる。
円の上に阿修羅、天、人(この図では阿修羅と天はまとまって描かれている)という三善趣=幸福な転生が、
下に餓鬼、地獄、畜生という三悪趣=不幸な転生が描かれている。
上の図では欲望(雄鶏)、怒り(蛇)、愚かさ(豚)という三大煩悩=三毒が円の中心に描かれ、
外円には下から時計回りに十二支縁起(因果の系列)が描かれる。
参考:
http://www.thangka-iori.net/rokudou.html
http://www.thangka-iori.net/photo/rokudou3.jpg
触______受_____愛
/ /\
/ 天 / \
六処/ 阿 / \取
/ 修 ____/ 人 \
/ 羅 / \ \
名色_______/ 蛇 雄鶏 \_______\有
\ \ 豚 / /
\ 餓 \____/ 畜 /
\ 鬼 / \ 生 /
識\ / 地獄 \ /生
\ / \ /
\/__________\/
行 無明 老死
最初は無知(無明)があり、
無知によって行為(行)が生じ、
行為によって意識(識)が生じ、
意識によって名称と色彩(名色)が生じ、
名称と色彩によって六つの感覚領域(六処)が生じ、
六つの感覚領域によって接触(触)が生じ、
接触によって感受作用(受)が生じ、
感受作用によって欲求(愛)が生じ、
欲求によって執着(取)が生じ、
執着によって生存と呼ばれる成熟した業(有)が生じ、
生存によって誕生(生)が生じ、
誕生によって老衰と死(老死)が生じる。
触______受_____愛
/ /\
/ 天 / \
六処/ 阿 / \取
/ 修 ____/ 人 \
/ 羅 / \ \
名色_______/ 蛇 雄鶏\_______\有
\ \ 豚 / /
\ 餓 \____/ 畜 /
\ 鬼 / \ 生 /
識\ / 地獄 \ /生
\ / \ /
\/__________\/
行 無明 老死
参考:
http://www.thangka-iori.net/rokudou.html
http://www.thangka-iori.net/photo/rokudou3.jpg
円の上に阿修羅、天、人(この図では阿修羅と天はまとまって描かれている)という三善趣=幸福な転生が、
下に餓鬼、地獄、畜生という三悪趣=不幸な転生が描かれている。
上の図では欲望(雄鶏)、怒り(蛇)、愚かさ(豚)という三大煩悩=三毒が円の中心に描かれ、
外円には下から時計回りに十二支縁起(因果の系列)が描かれる。以下詳細。
最初は無知(無明)があり、
無知によって行為(行)が生じ、
行為によって意識(識)が生じ、
意識によって名称と色彩(名色)が生じ、
名称と色彩によって六つの感覚領域(六処)が生じ、
六つの感覚領域によって接触(触)が生じ、
接触によって感受作用(受)が生じ、
感受作用によって欲求(愛)が生じ、
欲求によって執着(取)が生じ、
執着によって生存と呼ばれる成熟した業(有)が生じ、
生存によって誕生(生)が生じ、
誕生によって老衰と死(老死)が生じる。
識
/\
___/行|\______
/ / 想| \ /
/ /__受___\ /
/ /
/______色_____/
http://www.sets.ne.jp/~zenhomepage/gensi1.html
_____________________
|_________十八界_________|
|____十二処_____|________|
|_六根__|_六境___|六識______|
|眼(げん)|色(しき) |眼識(げんしき)|
|耳(に) |声(しょう)|耳識(にしき) |
|鼻(び) |香(こう) |鼻識(びしき) |
|舌(ぜつ)|味(み) |舌識(ぜっしき)|
|身(しん)|触(そく) |身識(しんしき)|
|意(い)_|法(ほう)_|意識(いしき)_|
_____________________
|_________十八界_________|
|____十二処_____|________|
|_六境___|_六根__|_六識_____|
|色(しき) |眼(げん)|眼識(げんしき)|
|声(しょう)|耳(に) |耳識(にしき) |
|香(こう) |鼻(び) |鼻識(びしき) |
|味(み) |舌(ぜつ)|舌識(ぜっしき)|
|触(そく) |身(しん)|身識(しんしき)|
|法(ほう)_|意(い)_|意識(いしき)_|
色 受(想行) 識 五蘊
http://www006.upp.so-net.ne.jp/yfukuda/Tibet/shersnying.html
http://enlighten.fc2web.com/hannyashingyo.html
以下、上記サイトより
2 1 3
対象 感覚器官 主観
色____(受想)行___識_______五蘊
色(gzugs) 眼(mig) 眼識(mig gi rnam par shes pa) *
声(sgra) 耳(rna) 耳識(rna ~) *
香(dri) 鼻(sna) 鼻識(sna ~) *
味(ro) 舌(lce) 舌識(lce ~) *
触(reg bya)身(lus) 身識(lus ~) *
法(chos) 意(yid) 意識(yid ~)
<-六処->
<---十二処-ー->
<-----------十八界------------>
*省略 番号は記述順。
感覚、 対象、 主観の順に否定される。
| | |
(☆五蘊 受想行 色 識 )
般若心経秘鍵
古来般若心経の註釈書はきわめて多数に上るが、それらはいずれも大般若経の精要を略出したものと見て解釈している。しかるに本書は、弘法大師が密教眼をもって般若心経を解釈したもので、般若心経の註釈書中、ユニークなものである。
大師の経典批判の識見からいえば、「医王の眼には途に触れてみな薬なり、解宝の人は砿石を宝と見る」といい、また「顕密は人にあり、声字はすなわち非なり」と述べて、般若心経は甚深なる密教思想を開顕したものであり、すなわち大般若菩薩の大心真言三摩地を説いた密経であると断定している。
本論では経を五段に分けて解釈している。第一の人法総通分(観自在~一切苦厄)を因・行・証・入・時の五つに分けて説き、第二の分別諸乗分(色不異~無所得)を建・絶・相・二・一の五つに分け、それを順次に、普賢菩薩(華厳宗)、文殊菩薩(三論宗)、弥勒菩薩(法相宗)、声聞・縁覚(小乗)、観自在菩薩(天台宗)の内証の法門であるという。第三の行人得益分(菩提薩埵~三藐三菩提)では、人と法とに分け、人に七ありとして、前の声聞・縁覚・法相・三論・天台・華厳の上に真言行人を加え、法に因・行・証・入の四つを分けている。第四の総帰持明分(故知般若~真実不虚)では、名・体・用の三に分け、また四種の呪を順次に声聞・縁覚・大乗・秘密蔵(密教)の真言であるとし、第五の秘密真言分(梵語呪)では、呪を五つに分け、順次に声聞・縁覚・大乗・真言の行果を明かし、諸乗の菩提証入の意義を説いたものとしている。
最後に二つの問答を設けて、陀羅尼は密教の人のために説くもの。また顕教の心経も密教眼をもって見れば明らかに密経であると説き、流通分の頌をもって結んでいる。
(『弘法大師著作全集』第1巻(山喜房仏書林、1968年)解説、勝又俊教
http://www.mikkyo21f.gr.jp/kukai-writing/post-10.html.
般若心経秘鍵
古来般若心経の註釈書はきわめて多数に上るが、それらはいずれも大般若経の精要を略出したものと見て解釈している。しかるに本書は、弘法大師が密教眼をもって般若心経を解釈したもので、般若心経の註釈書中、ユニークなものである。
大師の経典批判の識見からいえば、「医王の眼には途に触れてみな薬なり、解宝の人は砿石を宝と見る」といい、また「顕密は人にあり、声字はすなわち非なり」と述べて、般若心経は甚深なる密教思想を開顕したものであり、すなわち大般若菩薩の大心真言三摩地を説いた密経であると断定している。
本論では経を五段に分けて解釈している。第一の人法総通分(観自在~一切苦厄)を因・行・証・入・時の五つに分けて説き、
第二の分別諸乗分(色不異~無所得)を建・絶・相・二・一の五つに分け、それを順次に、
普賢菩薩(華厳宗)、
文殊菩薩(三論宗)、
弥勒菩薩(法相宗)、
声聞・縁覚(小乗)、
観自在菩薩(天台宗)の内証の法門であるという。
第三の行人得益分(菩提薩埵~三藐三菩提)では、人と法とに分け、人に七ありとして、前の声聞・縁覚・法相・三論・天台・華厳の上に真言行人を加え、法に因・行・証・入の四つを分けている。
第四の総帰持明分(故知般若~真実不虚)では、名・体・用の三に分け、また四種の呪を順次に声聞・縁覚・大乗・秘密蔵(密教)の真言であるとし、
第五の秘密真言分(梵語呪)では、呪を五つに分け、順次に声聞・縁覚・大乗・真言の行果を明かし、諸乗の菩提証入の意義を説いたものとしている。
最後に二つの問答を設けて、陀羅尼は密教の人のために説くもの。また顕教の心経も密教眼をもって見れば明らかに密経であると説き、流通分の頌をもって結んでいる。
(『弘法大師著作全集』第1巻(山喜房仏書林、1968年)解説、勝又俊教
http://www.mikkyo21f.gr.jp/kukai-writing/post-10.html.
般若心経秘鍵
古来般若心経の註釈書はきわめて多数に上るが、それらはいずれも大般若経の精要を略出したものと見て解釈している。しかるに本書は、弘法大師が密教眼をもって般若心経を解釈したもので、般若心経の註釈書中、ユニークなものである。
大師の経典批判の識見からいえば、「医王の眼には途に触れてみな薬なり、解宝の人は砿石を宝と見る」といい、また「顕密は人にあり、声字はすなわち非なり」と述べて、般若心経は甚深なる密教思想を開顕したものであり、すなわち大般若菩薩の大心真言三摩地を説いた密経であると断定している。
本論では経を五段に分けて解釈している。第一の人法総通分(観自在~一切苦厄)を
因・行・証・入・時
の五つに分けて説き、
第二の分別諸乗分(色不異~無所得)を
建・絶・相・二・一
の五つに分け、それを順次に、
普賢菩薩(華厳宗)、
文殊菩薩(三論宗)、
弥勒菩薩(法相宗)、
声聞・縁覚(小乗)、
観自在菩薩(天台宗)の内証の法門であるという。
第三の行人得益分(菩提薩埵~三藐三菩提)では、人と法とに分け、人に七ありとして、前の声聞・縁覚・法相・三論・天台・華厳の上に真言行人を加え、法に
因・行・証・入
の四つを分けている。
第四の総帰持明分(故知般若~真実不虚)では、
名・体・用
の三に分け、また四種の呪を順次に声聞・縁覚・大乗・秘密蔵(密教)の真言であるとし、
第五の秘密真言分(梵語呪)では、呪を五つに分け、順次に
声聞・縁覚・大乗・真言
の行果を明かし、諸乗の菩提証入の意義を説いたものとしている。
最後に二つの問答を設けて、陀羅尼は密教の人のために説くもの。また顕教の心経も密教眼をもって見れば明らかに密経であると説き、流通分の頌をもって結んでいる。
(『弘法大師著作全集』第1巻(山喜房仏書林、1968年)解説、勝又俊教
http://www.mikkyo21f.gr.jp/kukai-writing/post-10.html.
般若心経秘鍵
古来般若心経の註釈書はきわめて多数に上るが、それらはいずれも大般若経の精要を略出したものと見て解釈している。しかるに本書は、弘法大師が密教眼をもって般若心経を解釈したもので、般若心経の註釈書中、ユニークなものである。
大師の経典批判の識見からいえば、「医王の眼には途に触れてみな薬なり、解宝の人は砿石を宝と見る」といい、また「顕密は人にあり、声字はすなわち非なり」と述べて、般若心経は甚深なる密教思想を開顕したものであり、すなわち大般若菩薩の大心真言三摩地を説いた密経であると断定している。
本論では経を五段に分けて解釈している。第一の人法総通分(観自在~一切苦厄)を
因・行・証・入・時
の五つに分けて説き、
第二の分別諸乗分(色不異~無所得)を
建・絶・相・二・一
の五つに分け、それを順次に、
普賢菩薩(華厳宗)、
文殊菩薩(三論宗)、
弥勒菩薩(法相宗)、
声聞・縁覚(小乗)、
観自在菩薩(天台宗)
の内証の法門であるという。
第三の行人得益分(菩提薩埵~三藐三菩提)では、人と法とに分け、人に七ありとして、前の声聞・縁覚・法相・三論・天台・華厳の上に真言行人を加え、法に
因・行・証・入
の四つを分けている。
第四の総帰持明分(故知般若~真実不虚)では、
名・体・用
の三に分け、また四種の呪を順次に声聞・縁覚・大乗・秘密蔵(密教)の真言であるとし、
第五の秘密真言分(梵語呪)では、呪を五つに分け、順次に
声聞・縁覚・大乗・真言
の行果を明かし、諸乗の菩提証入の意義を説いたものとしている。
最後に二つの問答を設けて、陀羅尼は密教の人のために説くもの。また顕教の心経も密教眼をもって見れば明らかに密経であると説き、流通分の頌をもって結んでいる。
(『弘法大師著作全集』第1巻(山喜房仏書林、1968年)解説、勝又俊教
http://www.mikkyo21f.gr.jp/kukai-writing/post-10.html.
観自在菩薩(因)行深般若波羅蜜多(行)時(時)、照見五蘊皆空(証)、度一切苦厄(入)
因・行・証・入・時
因 観自在菩薩
・
行 行深般若波羅蜜多
・
時 時
・
証 照見五蘊皆空
・
入 度一切苦厄
因・行・証・入・時
__因__ ___行____ _時_ __証___ __入__
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多 時、 照見五蘊皆空、度一切苦厄
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:
肯定
真言宗_ | 倶舎宗
|\ | /
華 | 法
厳|相
理_____宗______事
/|\
/ | \
/__| _\
三論宗 | 天台宗
空
(否定)
立川武蔵『空の思想史』297頁参照
行 証
入
因 時
名 体
用
もしくは、
行 証
時
因 入
名 体
用
http://ja.wikisource.org/wiki/%E8%88%AC%E8%8B%A5%E5%BF%83%E7%B5%8C%EF%BC%88%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E8%AA%9E%E8%A8%B3%EF%BC%89
般若心経(現代語訳) - Wikisource
目次 [非表示]
1 現代語訳
2 一般に流布している玄奘訳テキスト
3 梵文
3.1 参考資料
4 脚注
5 関連項目
[編集]現代語訳
[玄奘訳 般若心経から和訳(サンスクリットからではない)]
般若心経(はんにゃしんぎょう)
観音菩薩が、
深遠なる「智慧の波羅蜜」を行じていた時、
〔命ある者の構成要素たる〕五蘊は空[1]であると見抜いて、
すべての苦悩から解放された。
「シャーリプトラよ、
色は空性に異ならない。空性は色に異ならない。
色は空性である。空性は色である。
受、想、行、識もまた同様である。
シャーリプトラよ、
すべての現象(一切法)は空を特徴とするものであるから、
生じることなく、滅することなく
汚れることなく、汚れがなくなることなく
増えることなく、減ることもない。
ゆえに空性においては、
色は無く、受、想、行、識も無い
眼、耳、鼻、舌、身、意も無く、
色、声、香、味、触、法も無い
眼で見た世界(眼界)も無く、意識で想われた世界(意識界)も無い
無明も無く、無明の滅尽も無い
"老いと死"も無く、"老いと死"の滅尽も無い
「これが苦しみである」という真理(苦諦)も無い
「これが苦しみの集起である」という真理(集諦)も無い
「これが苦しみの滅である」という真理(滅諦)も無い
「これが苦しみの滅へ向かう道である」という真理(道諦)も無い
知ることも無く、得ることも無い
もともと得られるべきものは何も無いからである
菩薩たちは、「智慧の波羅蜜」に依拠しているがゆえに
心にこだわりが無い
こだわりが無いゆえに、恐れも無く
転倒した認識によって世界を見ることから遠く離れている。
三世の仏たちも「智慧の波羅蜜」に依拠するがゆえに
完全なる悟りを得るのだ。
それゆえ、この「智慧の波羅蜜」こそは
偉大なる呪文であり、
偉大なる明智[2]の呪文であり、
超えるものなき呪文であり、
並ぶものなき呪文である。
すべての苦しみを除き、
真実であり、偽りなきものである。
では、「智慧の波羅蜜」をあらわす呪文を示そう、
"ガテー、ガテー、パーラガテー、パーラサンガテー、ボーディ、スヴァーハー"
(往ける者よ、往ける者よ、彼岸に往ける者よ、彼岸に正しく往ける者よ、 〔聖なる仏母である〕菩提〔女尊〕よ、ささげ物を受け取り給え)
〔ここに智慧の心髄をおわる〕
[編集]一般に流布している玄奘訳テキスト
仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時。照見五蘊皆空。度一切苦厄。
舎利子。色不異空・空不異色・色即是空。空即是色。受想行識亦復如是。
舎利子。是諸法空相。不生不滅。不垢不浄。不増不減。
是故空中。無色無受想行識。無眼耳鼻舌身意。無色声香味触法。無眼界。乃至無意識界。無無明。亦無無明尽。乃至無老死。亦無老死尽。無苦集滅道。
無智亦無得。以無所得故。菩提薩埵。依般若波羅蜜多故。心無罣礙。無罣礙故。無有恐怖。遠離一切顛倒夢想。究竟涅槃。
三世諸仏。依般若波羅蜜多故。得阿耨多羅三藐三菩提。
故知。般若波羅蜜多。是大神呪。是大明呪。是無上呪。是無等等呪。能除一切苦。真実不虚。故説般若波羅蜜多呪。
即説呪曰。羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経
[編集]梵文
[法隆寺所伝の貝葉本を元にして、他本を参考に一部を改変した]
namas sarvajñāya.
ārya āvalokiteśvara bodhisattvo gambhīraṃ prajñā pāramitāyāṃ caryāṃ caramāṇo vyavalokayati sma, pañca-skandhās tāṃś ca svabhāva-śūnyāṃ paśyati sma.
iha Śāriputra rūpaṃ śūnyatā, śūnyataiva rūpaṃ, rūpāṃ na pṛthak śūnyatā, śūnyatāyā na pṛthag rūpaṃ, yad rūpaṃ sā śūnyatā, yā śūnyatā tad rūpaṃ. evam eva vedanā saṃjñā saṃskārā vijñānāni.
iha Śāriputra sarva dharmāḥ śūnyatā alakṣaṇā anutpannā aniruddhā amalā avimalā nonā na paripūrṇāḥ
tasmāc Chāriputra śūnyatāyāṃ na rūpaṃ na vedanā na saṃjñā na saṃskāro na vijñānaṃ, na cakṣuḥ śrotra ghrāṇa jihvā kāya manāṃsi, na rūpa śabda gandha rasa spraṣṭavya dharmāḥ, na cakṣur dhātur yāvan na mano vijñāna dhātuḥ, n'āvidyā n'āvidyā-kṣayo yāvan na jarāmaraṇaṃ na jarāmaraṇa kṣayo na duḥkha samudaya nirodha mārgā na jñānaṃ na prāptitvaṃ.
bodhisattvasya prajñā-pāramitāṃ āśritya viharatya citt'āvaraṇaḥ. Citt'āvaraṇa nāstitvād atrasto viparyās'ātikrānto niṣṭha nirvāṇaḥ. tryadhva vyavasthitāḥ sarva buddhāḥ prajñāpāramitām āśritya anuttarāṃ samyak sambodhim abhisambuddhāḥ.
tasmāj jñātavyaṃ prajñāpāramitā mahā mantro mahā vidyā mantro anuttara mantro asamasama mantro sarva duḥkha praśamanaḥ satyam amithyatvāt. prajñāpāramitāyām ukto mantraḥ:
tadyathā gate gate pāragate pārasaṃgate bodhi svāhā.
iti prajñā pāramitā hṛdayaṃ samāptaṃ.
[編集]参考資料
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Falongsibeiye.png
http://www.baiyo.net/gallery.html
http://gretil.sub.uni-goettingen.de/gretil/1_sanskr/4_rellit/buddh/prajnhsu.htm
[編集]脚注
↑ 仮に様々な要素が組み合わさって出来たものであって、実体がない。仮に現れた、幻のようであるということ。
↑ skt.vidyaA
[編集]関連項目
ウィキペディアに般若心経のページがあります。
摩訶般若波羅蜜多心経
日本では、地蔵菩薩の像を6体並べて祀った六地蔵像が各地で見られる。これは、仏教の六道輪廻の思想(全ての生命は6種の世界に生まれ変わりを繰り返すとする)に基づき、六道のそれぞれを6種の地蔵が救うとする説から生まれたものである。六地蔵の個々の名称については一定していない。地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の順に檀陀(だんだ)地蔵、宝珠地蔵、宝印地蔵、持地地蔵、除蓋障(じょがいしょう)地蔵、日光地蔵と称する場合と、それぞれを金剛願地蔵、金剛宝地蔵、金剛悲地蔵、金剛幢地蔵、放光王地蔵、預天賀地蔵と称する場合が多いが、文献によっては以上のいずれとも異なる名称を挙げている物もある。像容は合掌のほか、蓮華、錫杖、香炉、幢、数珠、宝珠などを持物とするが、持物と呼称は必ずしも統一されていない。
日本では、六地蔵像は墓地の入口などにしばしば祀られている。中尊寺金色堂には、藤原清衡・基衡・秀衡の遺骸を納めた3つの仏壇のそれぞれに6体の地蔵像が安置されているが、各像の姿はほとんど同一である。
八月の狂詩曲 蟻のシーンより
菩提薩陀。依般若波羅蜜多故。心無圭礙。無圭礙故。無有恐怖。遠離一切顛倒夢想。究竟涅槃。
{三世諸仏。依般若波羅蜜多故。得阿耨多羅三藐三菩提。
故知。般若波羅蜜多。是大神呪。是大明呪。是無上呪。是無等等呪。能除一切苦。真実不虚。故説般若波羅蜜多呪。
即説呪曰。}×2
{羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。}×7
般若心経
圭
↓
四
圭
8:44 午後
Blogger yoji said...
黒澤明『八月のラプソディー』にも般若心経が出て来る。
(三の行人得徳分から。五の冒頭までいったあと、三の途中までもどり、真言は7回繰り返す。単に時間合わせのサウンド処理の結果かも知れない。なお倶会一処という言葉が出て来るが、これは阿弥陀経の言葉で浄土真宗系のものである。)
倶会一処
あの世で一緒に会いましょう
黒澤家は浄土宗のはず
Rapsody In August - the rose
https://youtu.be/Y7QBEYlLAkY
空海(『般若心経秘鍵』ちくま文庫、空海コレクション2他所収)によれば、
大般若経(というより真言)の心髄を表した般若心経、全体は5つに分かれる。
さらにパート内で五分割できる。
以下、松長有慶著『空海、般若心経の秘密を読み解く』137-8頁参照。
四___故知、般若波羅蜜多、(名体用、すべてが真言に帰することの説明)
是大神呪、 (1声聞の真言)
是大明呪、 (2縁覚の真言)
是無上呪、 (3大乗の真言)
是無等等呪、 (4秘蔵の真言)(~以上、名)
能除一切苦、 (用)
真実不虚。 (体)
五___故説、般若波羅蜜多呪。即説呪曰、
(真言~ここも5分割出来る~の解説)
羯諦 (1教えを聞いての悟り)
羯諦 (2独自の悟り)
波羅羯諦 (3法相、三論等修業の結果)
波羅僧羯諦 (4真言等修行の結果の結果)
菩提薩婆訶 (5究極的悟りに入る意義)
般若心経。
"ガテー、ガテー、パーラガテー、パーラサンガテー、ボーディ、スヴァーハー"
(往ける者よ、往ける者よ、彼岸に往ける者よ、彼岸に正しく往ける者よ、
〔聖なる仏母である〕菩提〔女尊〕よ、ささげ物を受け取り給え)
有の極端(=対象の実体化)でもなく無の極端(=虚無)でもない中道をゆくのが仏教である。
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| 識 |
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|_/__\_|
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/ 色 /\ 空 /\ 行 \
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\ /\ /\ /
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| 受 \ / 想 |
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あえて集合論的に表現するならば、「人間=空性∩(色∪受∪想∪行∪識)」と表記されるだろう。
http://kongou-koji.tea-nifty.com/blog/2008/02/9_7cc1.html
http://kongou-koji.tea-nifty.com/blog/2009/12/12-2f05.html
識
/\
___/行|\______
/ / 想| \ /
/ /__受___\ /
/ /
/______色_____/
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|色______受(想行)__識______←五蘊
|色(しき) |眼(げん)|眼識(げんしき)|
|声(しょう)|耳(に) |耳識(にしき) |
|香(こう) |鼻(び) |鼻識(びしき) |
|味(み) |舌(ぜつ)|舌識(ぜっしき)|
|触(そく) |身(しん)|身識(しんしき)|
|法(ほう)_|意(い)_|意識(いしき)_|
|六根____|六境、六処|六識______|
|____十二処_____|________|
|_________十八界_________|
____7
|真言密教|_1
| 中 華厳|_6
| 国 天台|_2
|大乗 イン 三論|_3
|____ド_____法相|_4
|小乗 縁覚|_5
|______________声聞|_
|外道 道教|_
| 儒教|_
|____空海『秘蔵法鑰』________野蛮|
空海『秘蔵法鑰』(角川文庫)参照
数字は空海による心経の構成要素を登場順に記載した。
階段を降りてから上がるのが般若心経。
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|真言密教|_
| 中 華厳|_
| 国 天台|_
|大乗 イン 三論|_
|____ド_____法相|_
|小乗 縁覚|_
|______________声聞|_
|外道 道教|_
| 儒教|_
|____空海『秘蔵法鑰』________野蛮|
空海『秘蔵法鑰』(角川文庫)参照
空
/\ 三論集/\天台宗 ||
|| / 理\ \/
法相宗/ \華厳宗
/ \
倶舍宗/ \真言宗
色、事 色、事
立川武蔵『空の思想史』313頁参照
関連:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ibk1952/49/1/49_1_12/_pdf
「色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。 受想行識、亦復如是。」の解説。
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/ 色 \ / 空 \
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/色 \ /空 \
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/色不異空 /\ \
/ / \空不異色 \
/ /色即是空\ \
\ \空即是色/ /
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