金曜日, 6月 13, 2014

アダム・スミス Smith, Adam『国富論』(v+mのドグマへの反論)

              (経済学マルクスリンク::::::::::

アダム・スミス Smith, Adam『国富論』
http://nam-students.blogspot.jp/2014/06/smith-adam.html(本頁)
NAMs出版プロジェクト: NHK欲望の資本主義:関連
http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/nhk.html  

丸山俊一 & NHK「欲望の資本主義」制作班「欲望の資本主義―ルールが変わる時」
https://itun.es/jp/66taib.l


アダム・スミス(Adam Smith、1723年6月5日(洗礼日) - 1790年7月17日)は、イギリスグレートブリテン王国)の経済学者神学者哲学者である。スコットランド生まれ。1750年頃、後に友人となる哲学者ヒュームと出会う。主著は1759年発表のグラスゴー大学での講義録『道徳情操論』(または『道徳感情論』The Theory of Moral Sentiments)、1776年刊行の『国富論』(または『諸国民の富』とも。原題『諸国民の富の性質と原因の研究』An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations)。「経済学の父」と呼ばれる。

国富論4:2に出てくる「見えざる手」はパレート最適を先取りしている。

《…かれはこのばあいに、他のおおくのばあいと同様に、みえない手にみちびかれて、かれの意図のどこにもなかったひとつの目的を、促進するようになるのである。》国富論4:2

見えざる手(みえざるて、英: an invisible hand)とは、アダム・スミスの『国富論』の第4 編第2章に現れる言葉である。 ... 最後の最終戦争には、信徒は神の見えざる手により 救済され、天国へ行くことができる」などの教えから来る物 ... 

神の見えざる手(カミノミエザルテ)とは
kotobank.jp/word/神の見えざる手-466561 デジタル大辞泉 - 神の見えざる手の用語解説 - 市場において、各個人の利己的な行動 の集積が社会全体の利益をもたらすという調整機能。アダム=スミスが「国富論」で提唱 した。見えざる手。→市場原理[補説]神の見えざる手(invisible hand of God) ...

NAMs出版プロジェクト: パレート最適:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/blog-post_82.html


以下本題、

中村賢一郎『経済学説研究』(118~120頁)によると、スミスはv+mのドグマに陥っていないとのことである。

《「労働の年生産物全体は,結局その住民の消費を充足すべく,また収入
獲得のために予定されたものであるにせよ,それが最初に土地か生産的労
働者の手のいずれかに由来するばあいには,自然にそれ自体は二つの部分
に分割される。その一つが資本の回収,つまりすでに資本のなかからひき
あげられた食料品や材料などの半製品や完成品を更新するために予定され
たものであり,他の部分はこの資本の所有者の資財の利潤としての収入
が,他の人の土地の地代としての収入のいずれかを構成するために予定さ
れたものなのである 」[ スミス 1776,『諸国民の富』(国富論)岩波文庫(2) 340-1 頁]。2:3★

このように、スミスはある意味でドグマに陥ってはいない。…

…売上金額の国民所得への解消(V+Mのドグマ)からいえることは、スミス
が国民所得の「付加価値集計方法」(value added method)の先駆的発見者であ
るということ、さらに所得集計上の「重複計算の除去」(eliminathon of multiple
counting)を指摘した先駆者として高く評価されるべきことである。》



:(同119頁)

不変資本と可動資本c+v、(v+mのドグマからの離脱):

《大製造業の生産物のうち、つねに最大のものである一部分は、そのしごとの企業者の資本を回収し、他の部分は、

かれの利潤を支はらって、この資本の所有者にたいする収入を、形づくる…》国富論2:3




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『国富論』 
Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations
20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫



Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫 5.ed

<目次>
・凡例
・第三版の読者に
・第四版の読者に
・序文および本書の構想
第一編 労働の生産力の改良、および労働の生産物が国民ののさまざまな階層のあいだに自然に分配される順序について
 第一章 分業について
 第二章 分業を生む原理について
 第三章 分業は市場の広さによって制限されるということ
 第四章 貨弊の起源と使用について
 第五章 商品の実質価格と名目価格について、すなわちその労働価格と貨弊価格について
 第六章 商品の価格の構成部分について
 第七章 商品の自然価格と市場価格について
 第八章 労働の賃金について
 第九章 貯えの利潤について
 第一〇章 労働と貯えのさまざまな用途における賃金と利潤について
  第一節 職業の性質自体から生じる不平等 A
  第二節 ヨーロッパの政策によって引き起こされる不平等
 第一一章 地代について
  第一節 つねに地代を提供する土地生産物について
  第二節 地代をときには提供し、ときには提供しない土地生産物について
  第三節 つねに地代を提供する種類の生産物と、ときによって地代を提供したりしなかったりする種類の生産物との、それぞれの価値のあいだの割合の変動について

   過去四世紀間の銀の価値の変動についての余論
    第一期
    第二期
    第三期
     金銀の比価の変動
     銀の価値は依然として減少しつづけているという疑念の根拠
     改良の進行が三つのことなる種類の原生産物に及ぼすさまざまな効果
      第一の種類
      第二の種類
      第三の種類
     銀の価値の変動にかんする余論の結論
     改良の進行が製造品の実質価格に及ぼす影響
  本章の結論

第二編 貯えの性質と蓄積と用途について
  序論
 第一章 貯えの分類について
 第二章 社会の貯え全体の一特定部門と考えられる貨幣について、すなわち国民資本の維持費について B
 第三章 資本の蓄積について、あるいは生産的労働と不生産的労働について★

 第四章 利子つきで貸しつけられる貯えについて
 第五章 資本のさまざまな使用について

第三篇 さまざまな国民における富裕の進歩のちがいについて
 第一章 富裕の自然的進歩について
 第二章 ローマ帝国没落後のヨーロッパの旧状での農業の阻害について
 第三章 ローマ帝国没落後の諸都市の発生と発達について
 第四章 都市の商業はどのようにして農村の改良に寄与したか

第四編 政治経済学の諸体系について
  序論
 第一章 商業的あるいは商人の体系の原理について
 第二章 国内で生産できる品物の外国からの輸入にたいする制限について C

 第三章 貿易差額が不利と想定される諸国からの、ほとんどすべての種類の品物の輸入にたいする特別の制限について
  第一節 商業主義の原理からみてさえそれらの制限が不合理であることについて預金銀行、とくにアムステルダムの預金銀行にかんする余論
  第二節 他の諸原理からみてもそれらの特別の制限が不合理であることについて
 第四章 戻し税について
 第五章 奨励金について
   穀物貿易と穀物法にかんする余論
 第六章 通商条約について
 第七章 植民地について
  第一節 新植民地建設の動機について
  第二節 新植民地の繁栄の諸原因
  第三節 アメリカの発見と、喜望峰経由の東インド航路の発見から、ヨーロッパが引き出した利益について
 第八章 重商主義についての結論
 第九章 農業主義について、すなわち、土地の生産物がすべての国の収入と富の唯一または主要な源泉だとする政治経済学の諸体系について

第五編 主権者または国家の収入について
 第一章 主権者または国家の経費について
  第一節 防衛費について
  第二節 司法費について
  第三節 公共事業と公共施設の経費について
   第一項 社会の商業を助長するための公共事業と公共施設について
    そして第一に、商業一般の助長に必要な公共事業と公共施設について
    商業の特定部門を助長するのに必要な公共事業と公共施設について
   第二項 青少年教育のための施設の経費について
   第三項 あらゆる年齢の人びとの教化のための施設の経費について
  第四節 主権者の尊厳を保つための経費について
  本章の結論
 第二章 社会の一般収入あるいは公収入の源泉について
  第一節 主権者または共同社会の専属でありうる原資すなわち源泉について
  第二節 租税について
   第一項 賃料にたいする税、地代にたいする税
    地代にではなく土地の生産物に比例する税
    家賃にたいする税
   第二項 利潤、すなわち貯えから生じる収入にたいする税
    特定の職業の利潤にたいする税
    第一項と第二項への付録。土地、家屋、および貯えの基本価値にたいする税
   第三項 労働賃金にたいする税
   第四項 すべての種類の収入に無差別にかかることを目的とする税
    人頭税
    消費財にたいする税
 第三章 公債について

・解説(水田 洋)
・索引(引照文献/人名・地名・国名/事項)


Smith: Wealth of Nations | Library of Economics and Liberty 1776

http://www.econlib.org/library/Smith/smWN.html
TABLE OF CONTENTS
Cover
Table of Contents
Preface, by Edwin Cannan
Editor's Introduction, by Edwin Cannan
Volume I
Introduction and Plan of the Work
Book I: Of the Causes of Improvement...
I.1. Of the Division of Labor
I.2. Of the Principle which gives Occasion to the Division of Labour
I.3. That the Division of Labour is Limited by the Extent of the Market
I.4. Of the Origin and Use of Money
I.5. Of the Real and Nominal Price of Commodities, or of their Price in Labour, and their Price in Money
I.6. Of the Component Parts of the Price of Commodities
I.7. Of the Natural and Market Price of Commodities
I.8. Of the Wages of Labour
I.9. Of the Profits of Stock
I.10. Of Wages and Profit in the Different Employments of Labour and Stock
I.11. Of the Rent of Land 
Tables for I.11.
Book II: Of the Nature, Accumulation, and Employment of Stock
II. Introduction
II.1. Of the Division of Stock
II.2. Of Money Considered as a particular Branch of the General Stock of the Society...
II.3. Of the Accumulation of Capital, or of Productive and Unproductive Labour
II.4. Of Stock Lent at Interest
II.5. Of the Different Employment of Capitals
Book III: Of the different Progress of Opulence in different Nations
III.1. Of the Natural Progress of Opulence
III.2. Of the Discouragement of Agriculture in the Ancient State of Europe after the Fall of the Roman Empire
III.3. Of the Rise and Progress of Cities and Towns, after the Fall of the Roman Empire
III.4. How the Commerce of the Towns Contributed to the Improvement of the Country
Book IV: Of Systems of political Œconomy
IV. Introduction
IV.1. Of the Principle of the Commercial or Mercantile System
IV.2. Of Restraints upon the Importation from Foreign Countries of such Goods as can be Produced at Home
IV.3. Of the extraordinary Restraints upon the Importation of Goods of almost all Kinds, from those Countries with which the Balance is supposed to be Disadvantageous
Volume II
IV.4. Of Drawbacks
IV.5. Of Bounties
IV.6. Of Treaties of Commerce
IV.7. Of Colonies
IV.8. Conclusion of the Mercantile System
IV.9. Of the Agricultural Systems, or of those Systems of Political Œconomy, which Represent the Produce of Land, as either the Sole or the Principal, Source of the Revenue and Wealth of Every Country
Book V: Of the Revenue of the Sovereign or Commonwealth
V.1. Of the Expences of the Sovereign or Commonwealth
V.2. Of the Sources of the General or Public Revenue of the Society
V.3. Of Public Debts
Appendix
Footnotes (Book I, Ch. I-IX)
Footnotes (Book I, Ch. X-XI)
Footnotes (Books II-III)
Footnotes (Book IV)
Footnotes (Book V)
About the Book and Author
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1:3

「分業は市場の広さによって制限されるということ」スティグラーはこの章題を借りて論文を書いている。


The Division of Labor is Limited by the Extent of the Market George J. Stigler The Journal of Political Economy, Vol. 59, No. 3. (Jun., 1951), pp. 185-193.

http://www.sfu.ca/~allen/stigler.pdf


ジョージ・スティグラー - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%

83%BB%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC



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追加:

1:6

機会費用

"If among a nation of hunters, for example, it usually costs twice the labour to kill a beaver which it does to kill a deer, one beaver should naturally exchange for or be worth two deer. It is natural that what is usually the produce of two days or two hours labour, should be worth double of what is usually the produce of one day's or one hour's labour." 

(A. Smith , 1776: p.65).

1:6

もし、たとえば狩猟者の国民のなかで、海狸一頭をころすのに、一頭の鹿をころす労働の二倍が、通常かかるとすると、とうぜん、一頭の海狸は二頭の鹿と交換される、すなわちそれだけのねうちがあることになるであろう。通常二日または二時間の労働の生産物であるものが、通常一日または一時間の労働の生産物であるものの、二倍のねうちをもつのはとうぜんである。

機会費用:フリードリヒ・フォン・ヴィーザー(Friedrich von Wieser)1914

http://nam-students.blogspot.jp/2017/07/friedrich-von-wieser.html


1:6

労働価値説

《価格のさまざまな構成部分のすべての、実質価値は、このようにして、それらがそれぞれ購買または支配しうる、労働の量によってはかられる。》1.ed河出より

《価格のさまざまな構成部分のすべての、実質価値は、それらがそれぞれ購買または支配しうる労働の量によってはかられる、ということに注意すべきである。》2.ed河出より


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行動経済学:A


アダム ・スミスは 『国富論 』 (1776年 )の中で 、リスクや不確実性が人間の経済行動に及ぼす影響に言及しており 、 「だれもが利得の機会を多少とも過大評価し 、またたいていの人は損失の機会を多少とも過小評価する 」 (岩波書店版 190頁 )という合理性に反する心理的要因の重要性を指摘していた 。 


《大部分の人々が自分たちの能力について有する過大な自負心は、あらゆる時代の哲学者と道徳家がのべている古来の悪徳である。かれら自身の好運についての、ばかげた推定は、前者よりも注意されることがすくなかった。しかしながらそれは、おそらく、もっと普遍的である。いきている人間で、一応の健康と活気をもっているときに、それをいくらかでももたぬものは、ないのである。もうけの機会は、各人によって、おおかれすくなかれ過大評価されるのであり、損失の機会は、たいていの人によって過小評価され、そして、一応の健康と活気をもつ人ならだれでも、その値うち以上に評価することはめったにないのである。》
(国富論、1:10:1、河出上95頁)

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1:11:2

食物にたいする欲求は、各人において、人間の胃のせまい能力によって制限されているが…

“The demand for food is limited by the capacity of a man's stomach."

限界効用の考え方

フィッシャー1892で引用。邦訳30頁。



参考:

NAMs出版プロジェクト: 水とダイヤモンド
http://nam-students.blogspot.jp/2015/06/blog-post_2.html

マーシャル, Alfred Marshall:メモ(付『経済学原理』目次)

http://nam-students.blogspot.jp/2015/04/alfred-marshall.html


水とダイヤモンドのパラドックス
http://para.zashiki.com/water-diamond/water-diamond.html
商品の価格を決定するのは限界効用

これまでは、水とダイヤモンドのパラドックスは使用価値によって交換価値を生み出す、つまり実用性が高いほど価格が高いという前提で議論されていました。しかし、この前提を否定して、交換価値を決定するのはモノの希少性と商品を一単位追加するときに得られる満足度(限界効用)であるとした人たちがいました。その中心人物が、ジェボンズ、メンガー、ワルラスの三人です。1870年代に三人はほとんど同時期にこの概念を提唱しており、この概念は限界革命と呼ばれます。

「一般的な水」と「具体的な水」は区別しなくてはならない


下記の問いに自身で答えていたのだ…
《水ほど有用なものはないけれども、それはほとんどなにも購買しないだろう。どんなものも、それと交換に手にいれることは、ほとんどできないのである。その反対に、ダイアモンドは、ほとんどなんの使用価値ももたないけれども、非常に大量の他の財貨が、しばしば、それと交換にえられるであろう。》(スミス国富論1:4)

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量子経済学2:2

ベルナール・シュミットBernard Schmitt (1929–2014),
量子経済学Quantum Economics

《もしわれわれが、ある特定の貨幣額によって、それを構成する金属片の額をあらわそうとするだけでなく、それと交換に入手しうる財貨へのあいまいな言及を、その意味のなかにふくめようとするならば、このばあいにそれが表示する富または収入は、同一のことばによってこのようにいくらかあいまいに暗示されている二つの価値のうちの、ひとつだけにひとしいのであって、前者よりも後者に、すなわち貨幣よりも貨幣の値うちに、ひとしいのであって、前者よりも後者に、すなわち貨幣よりも貨幣の値うちに、ひとしいという方が適切なのである。》スミス国富論2:2


《かれらすべてをいっしょにしたものの全収入は、あきらかに、その貨幣とその消費財との双方にではなく、それらふたつの価値のうちの一方か他方だけに、ひとしいのであって、そして前者にというより後者にひとしいという方がてきとうなのである。》


《したがって、われわれはしばしばある人の収入を、かれに年々支はらわれる金属片で表現するけれども、それは、それらの金属片の額が、かれの購買力の規模、すなわちかれが年年消費することができる財貨の価値を、規制するからなのである。それでもなおわれわれは、かれの収入を、この購買力または消費力にあるものとみなすのであって、それをもたらすその金属片にあるとはみなさない。》

国富論2:2


When, by any particular sum of money, we mean not only to express the amount of the metal pieces of which it is composed, but to include in its signification some obscure reference to the goods which can be had in exchange for them, the wealth or revenue which it in this case denotes is equal only to one of the two values which are thus intimated somewhat ambiguously by the same word, and to the latter more properly than to the former, to money’s worth more properly than to the money[1]


NAMs出版プロジェクト: Quantum economics - Wikipedia (量子経済学,ベルナール・シュミット)

http://nam-students.blogspot.jp/2016/11/quantum-economics-wikipedia.html



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FTPL:B

新フィッシャー主義とFTPL - himaginaryの日記
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20170109/EconReporter_Cochrane_interview
インタビュアー
サージェントはこの理論を30年以上前に開発しましたが、主流派にこれまで採用されてこなかったのはなぜでしょうか? 何が最近変わったのでしょうか?
コクラン
実際のところ、FTPLはもっとずっと以前に遡ります。アダム・スミスは次のような素晴らしい言葉を残しています:
税のうち一定割合はある種の紙幣で支払わなければならない、と布告した王子は、それによってその紙幣に一定の価値を与えているのである。(国富論、第2冊)

“A prince who should enact that a certain proportion of his taxes should be paid in a paper money of a certain kind might thereby give a certain value to this paper money.” (Wealth of Nations, Book II)
 
ということで、基本的な考えはアダム・スミスにあったのです。
すべての貨幣経済学における謎は、「この紙切れのためになぜ我々はこれほど一生懸命に働くのか?」というものです。考えてみれば、それは本当に謎です。あなたも私も一日中額に汗して働き、家に何を持ち帰るのでしょうか? 死んだ大統領の絵が印刷された幾枚かの紙切れです。この小さな紙切れのためになぜ我々はこれほど一生懸命に働くのでしょうか? 誰かがそれを受け取ると知っているからです。しかしなぜその誰かはそれを受け取るのでしょうか? これが経済学の謎です。
FTPLはこの謎に根本的な回答を与えます。その理由というのは、米国では毎年4月15日に税金を払わなければならないからです。そして納税は、まさにその政府貨幣によって行わねばなりません。かつては羊や山羊で納税していた時代もありましたが、今は受け取ってもらえません。彼らは紙幣を取り戻したがっています。ということで、根本的には、貨幣の価値は、政府がそれを税金として受け取ることから生じているのです。
サージェントの研究はそのことを示す上で極めて素晴らしいものでした。しかしミルトン・フリードマンも、金融政策と財政政策の協調について有名な論文を書いています。ということで、ある意味においては、この理論は昔から存在していたのです。問題は、どの程度重きを置くか、ということに過ぎなかったわけです。


Cochrane, John H. (1998) “A Frictionless View of US Ination.” In Ben S. Bernanke and Julio J. Rotemberg. eds. NBER Macroeconomics Annual 1998. Cambridge, MA US: MIT Press. pp. 323–334. 

Sargent & Wallace (1981)
Some Unpleasant Monetarist Arithmetic Thomas Sargent,Neil Wallace (1981)
https://www.minneapolisfed.org/research/qr/qr531.pdf


《ある君主が、かれの税の一定部分は一定の種類の紙幣で支はらわれなければならないという、法令をだすとすれば、かれはそうすることによって、この紙幣に一定の価値をあたえうるであろう。》
アダム・スミス『国富論』2:2最終部
世界の大思想上
参考:
ミルトン・フリードマン  資本主義と自由  Milton Friedman Capitalism and freedom 1962 
http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/milton-friedman-capitalism-and-freedom.html
「ヘリコプター・マネー」は、米経済学者のミルトン・ フリードマン氏が、1969年の論文(”TheOptimum Quality of Money”)ch.1のなかで提唱された。
1992年MONEY MISCHIEF 『貨幣の悪戯』(1993・三田出版会)2章で再説。

M.フリードマン著『最適通貨量』単著
昭和45年1月 世界経済 161号(p40~p45) 要約のみ
Milton Friedman;The Optimum Quantity of Money And other Essays. 1969.

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不変資本と可動資本(v+mのドグマの回避):

《大製造業の生産物のうち、つねに最大のものである一部分は、そのしごとの企業者の資本を回収し、他の部分は、

かれの利潤を支はらって、この資本の所有者にたいする収入を、形づくる…》国富論2:3


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比較優位:C


《アダム・スミスの『国富論』(1776, Book IV, Chap.2)には、次のような有名な叙述がある。「もし外国が、我々自身が生産するよりも安い価格で商品を提供してくれるならば、我々が生産方法で優位性をもつ自国産業の産物の一部と引き替えにその商品を購入するのが得になる」。スミスの主張は簡単な原理に基づいている。富を増やすためには最も生産的な分野、すなわち最も低い費用で、最も多くの生産物を生み出す分野で、生産活動を行うべきである。これは比較優位の原理と呼ばれている。》

移民の経済学#2



《もしある外国がわれわれにある商品を、われわれが自分でそれをつくることができるよりもやすく、供給しうるならば、われわれがある利点をもっているやりかたで使用された、われわれ自身の勤労の、生産物のある部分をもって、かれらからそれをかう方がいい。》


国富論4:2 世界の大思想版


「見えざる」と同じ章にある。



リカードは相互的視点を加えた点が新しい。



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機会費用1:6(追加)
労働価値説1:6
行動経済学 1:10:1
限界効用1:11:2
量子経済学2:2
ftpl 2:2
比較優位4:2

これらすべて
がアダムスミス起源と言える


NAMs出版プロジェクト: NHK欲望の資本主義:関連
http://nam-students.blogspot.jp/2017/04/nhk.html

:トーマス・セドラチェク

参考:
1759年:道徳感情論The Theory of Moral Sentiments(冒頭)

第一篇 適合性という感覚について   

第一章 共感(シンパシー)について  

1 いかに利己的であるように見えようと、人間本性のなかには、他人の運命に関心をもち、他人の幸福をかけがえのないものにするいくつかの推進力(プリンシプル)が含まれている。



1:1:1
いかに利己的であるように見えようと、人間本性のなかには、他人の運命に関心をもち、他人の幸福をかけがえのないものにするいくつかの推進力(プリンシプル)が含まれている。人間がそれから受け取るものは、それを眺めることによって得られる喜びの他に何もない。哀れみや同情がこの種のもので、他人の苦悩を目の当たりにし、事態をくっきりと認識したときに感じる情動(エモーション)に他ならない。》

☆☆
《これとは反対に、秩序体系を奉じる人間(マンオブシステム)は、自分自身がとても賢明であるとうぬぼれることが多く、統治に関する彼独自の理想的な計画がもっている想像上の美しさに心を奪われることがしばしばあるため、どの部分であろうとおかまいなく、それからのごくわずかな逸脱にも我慢できない。彼は、最大の利益とか、それと矛盾しかねない最大の偏見についてはまったく考慮せず、理想的な計画を、完全にしかも事細かに規定しつづける。
彼は、まるで競技者がチェス盤のうえでさまざまな駒を配列するかのように、大きな社会のさまざまな構成員を管理できる、と想像しているように思われる。チェス盤の上の駒は、競技者がそれぞれに付与するもの以外に動き方の原則(プリンシプル)をもたないが、人間社会という大きなチェス盤の場合、それぞれの駒のすべてが、それ自身の動き方の原則──立法府が個人に付与するように決めかねないものとは、まったく異なる──をもっているなどと、彼は考えてもみないのである。もしこの二つの原則が、一致して同一方向に作用するとすれば、人間社会というゲームは、円滑に調和を保って進行するだろうし、幸福な繁栄も大いに確実なことであろう。もし両者が逆だったり、違っていたりしたら、そのゲームは悲惨なうちに進行し、社会は、つねにこれ以上ない混乱状態に陥るはずである。》

アダム・スミス『道徳感情論』講談社学術文庫
6:2:2
ハイエクがよく引用したという
間宮陽介74頁
スミスは、百科全書家を想定している


http://blog.livedoor.jp/ppdwy632/archives/2013-08-19.html
「道徳感情論  The Theory of Moral Sentiments (講談社学術文庫2176)」アダム・スミス、高哲男 訳


≪目次: ≫ 
訳者まえがき (二〇一三年四月  高 哲男) 
お知らせ 
凡例 

アダム・スミス
道徳感情論

第一部 行為の適合性(プロプライエティ)について 〔三篇構成〕 
第二部 功績(メリット)と欠陥(デメリット)について、すなわち、報奨と罰の対象について 〔三篇構成〕 
第三部 我々自身の感情と行為に関する我々の判断の基礎、および義務感について 
第四部 是認という感情に対して効用がもつ効果について 〔一篇構成〕 
第五部 道徳的な是認や否認という感情に対する慣習や流行の影響について 〔一篇構成〕 
第六部 美徳(ヴァーチュー)の特徴について 〔三篇構成〕 
第七部 道徳哲学の体系について 〔四篇構成〕 



※翻訳の原典は第六版(1790年)である。第四部までが第一巻、それ以降が第二巻として印刷・発行された。(p9-11、「凡例」) 
The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. Fellow of the Royal Societies of London and Edinburgh; One of the Commissioners of his Majesty's Customs in Scotland; and formerly Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. The sixth Edition, with considerable Additions and Corrections. In two Volumes. London: Printed for A. Strahan; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech, and J. Bell & Co. at Edinburgh. MDCCXC [1790].

[初版(1759年)] The Theory of Moral Sentiments. By Adam Smith, Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. London: Printed for A. Millar, in the Strand; And A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh. 1759. 
[第二版(1761年)] The Theory of Moral Sentiments. By Adam Smith, Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. The Second Edition. London: Printed for A. Millar, in the Strand; And A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh. 1761.
[第三版(1767年)] The Theory of Moral Sentiments. To which is added A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, L.L.D. The Third Edition. London: Printed for A. Millar, A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh; And sold by T. Cadell in the Strand. 1767. 
[第四版(1774年)] The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. The Fourth Edition. London: Printed for W. Strahan, J. & F. Rivington, W. Johnston, T. Longman; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech at Edinburgh. 1774. 
[第五版(1781年)] The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. The Fifth Edition. London: Printed for W. Strahan, J. and F. Rivington, W. Johnston, T. Longman; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech at Edinburgh. 1781. 

≪目次: ≫ 
訳者まえがき (二〇一三年四月  高 哲男) 
お知らせ 
凡例 

第一部 行為の適合性(プロプライエティ)について 〔三篇構成〕 
第一篇 適合性という感覚について 
  第一章 共感(シンパシー)について ☆
  第二章 相互の共感がもつ喜びについて 
  第三章 他人の心的傾向(アフェクション)の適合性や不適合性を、我々のものと一致するかしないかによって判断する方法について 
  第四章 同じ主題の続き 
  第五章 友好的な美徳と尊敬すべき徳について 
第二篇 適合性と両立するさまざまな激情(パッション)の程度について 
  序論 
  第一章 身体に起源をもつ激情について 
  第二章 想像力の特別な傾向や習慣に由来する激情(パッション)について 
  第三章 非社交的(アンソーシャル)な激情について 
  第四章 社交的な激情について 
  第五章 利己的な激情について 
第三篇 行為の適合性をめぐる人間の判断に及ぼす幸運と不運の影響について――すなわち、後者よりも前者の状態にあるほうが、はるかに人間の是認を得やすくなる理由は何か 
  第一章 悲哀に対する我々の共感は、一般に、喜びに対する共感に較べていちだんと鋭くはあるが、主要な当事者が自然に感じる激しさには、遠く及ばないのが普通だということ 
  第二章 功名心の起源について、すなわち、身分の区分について 
  第三章 富者と高い地位を賞賛する、すなわち、貧しくて卑しい身分の人物を軽蔑し、軽視する我々の習性(ディスポジション)によって引き起こされる道徳感情の腐敗について 

第二部 功績(メリット)と欠陥(デメリット)について、すなわち、報奨と罰の対象について 〔三篇構成〕 
第一篇 功績(メリット)と欠陥(デメリット)という感覚(センス)について 
  序論 
  第一章 感謝にふさわしい対象だと思われるものはすべて報奨に値するということ、したがって同様に、憤りにふさわしい対象だと思われるものはすべて罰に値するということ 
  第二章 謝意と憤りの適切な対象について 
  第三章 恩恵を施す人物の行為が是認されないところでは、それを受け取る人物の謝意に対する共感がほとんど存在しないということ、したがって逆に、災いのもとになる人物の動機が否認されないところでは、災いを被る人物の憤りに対するいかなる共感も存在しないということ 
  第四章 前章までの要約 
  第五章 功績と欠陥という感覚の分析 
第二篇 正義と善行(ベネフィセンス)について 
  第一章 このような二つの徳の比較 
  第二章 正義という感覚、自責の念、および功績という意識について 
  第三章 このような自然(ネイチャー)の成立ちの効用(ユーティリティ)について 
第三篇 運(フォーチュン)が人間の感情に及ぼす影響について――行為の功績と欠陥を中心に 
  序論 
  第一章 運がもつこのような影響の原因について 
  第二章 運がもつこのような影響の程度について 
  第三章 感情のこのような不規則性の究極の原因について 

第三部 我々自身の感情と行為に関する我々の判断の基礎、および義務感について 
  第一章 自己是認と自己否定の原理について 
  第二章 賞賛への愛について、および賞賛に値するものへの愛について、さらには、非難に対する不安について、および非難に値するものへの不安について 
  第三章 良心の影響力(インフルエンス)と支配力(オーソリティー)について 
  第四章 自己欺瞞(セルフ・ディシート)の性質、および一般規則の起源と用途について 
  第五章 道徳性の一般規則がもつ影響と権威について、および、それが正しく絶対者(ディティ)の法と見なされるということ 
  第六章 義務感が我々の行為の唯一の原動力であるのが当然であるのはどのような場合で、また、他の動機といっしょになるのが当然であるのはどのような場合か 

第四部 是認という感情に対して効用がもつ効果について 〔一篇構成〕 
  第一章 効用という心象(アピアランス)があらゆる技芸の生産物に与える美しさについて、および、この種の美がもつ広範な影響について 
  第二章 効用という心象が人間の特徴や行為に付与する魅力について、つまり、この魅力を知覚することが、どの程度まで是認の本源的な原動力の一つと見なせるかについて 

第五部 道徳的な是認や否認という感情に対する慣習や流行の影響について 〔一篇構成〕 
  第一章 美醜をめぐる我々の観念に対する慣習や流行(ファッション)の影響について 
  第二章 慣習と流行が道徳感情に及ぼす影響について 

第六部 美徳(ヴァーチュー)の特徴について 〔三篇構成〕 
序論 
第一篇 本人自身の幸福に影響するかぎりでの個人の特徴について、すなわち賢明(プルーデンス)さについて 
第二篇 他人の幸福に影響を及ぼしうるかぎりで見た個人の特徴について 
  序論 
  第一章 個々人(インディヴィデュアルズ)が自然の女神(ネイチャー)によって我々の配慮と思いやりに任せられる際の道理や理法について 
  第二章 そもそも社会が我々の善行(ベネフィセンス)に委ねられる道理(オーダー)について ☆☆
  第三章 万人に共通する思いやり(ビネヴォランス)について 
第三篇 自制心について 
  第六部の結論 

第七部 道徳哲学の体系について 〔四篇構成〕 
第一篇 道徳感情の理論において検討されるべき問題について 
第二篇 徳(ヴァーチュー)の性質について与えられてきたさまざまな説明について 
  序論 
  第一章 徳が適合性にあるという体系について 
  第二章 徳は賢明さにあるとする体系について 
  第三章 徳は思いやり(ビネヴォランス)にあるとする体系について 
  第四章 勝手気ままな体系について 
第三篇 是認の原動力をめぐって形成されてきたさまざまな体系について 
  序論 
  第一章 是認の原動力を自己愛から導きだす体系について 
  第二章 是認の原動力は理性にあるという体系について 
  第三章 是認の原動力は感情であるとする体系について 
第四篇 道徳性に関する実践的規則をさまざまな著者が取り扱った方法について 

附論 言語の最初の形成、および本源的ならびに複合的な言語のさまざまな特質に関する考察
   言語の最初の形成に関する考察 


訳者解説 (二〇一三年四月二二日  高 哲男) 
索引

Smith: Theory of Moral Sentiments, Part I. Of the Propriety of Action | Library of Economics and Liberty

http://www.econlib.org/library/Smith/smMS1.html
Part I

Of the Propriety of Action

Consisting of Three Sections

Section I swash Of the Sense of Propriety

Chap. I swash Of Sympathy

I.I.1

How selfish soever man may be supposed, there are evidently some principles in his nature, which interest him in the fortune of others, and render their happiness necessary to him, though he derives nothing from it except the pleasure of seeing it. Of this kind is pity or compassion, the emotion which we feel for the misery of others, when we either see it, or are made to conceive it in a very lively manner. That we often derive sorrow from the sorrow of others, is a matter of fact too obvious to require any instances to prove it; for this sentiment, like all the other original passions of human nature, is by no means confined to the virtuous and humane, though they perhaps may feel it with the most exquisite sensibility. The greatest ruffian, the most hardened violator of the laws of society, is not altogether without it.


6:

6:2:42

Smith: Theory of Moral Sentiments, Part VI. Of the Character of Virtue | Library of Economics and Liberty

http://www.econlib.org/library/Smith/smMS6.html

The man of system, on the contrary, is apt to be very wise in his own conceit; and is often so enamoured with the supposed beauty of his own ideal plan of government, that he cannot suffer the smallest deviation from any part of it. He goes on to establish it completely and in all its parts, without any regard either to the great interests, or to the strong prejudices which may oppose it. He seems to imagine that he can arrange the different members of a great society with as much ease as the hand arranges the different pieces upon a chess-board. He does not consider that the pieces upon the chess-board have no other principle of motion besides that which the hand impresses upon them; but that, in the great chess-board of human society, every single piece has a principle of motion of its own, altogether different from that which the legislature might chuse to impress upon it. If those two principles coincide and act in the same direction, the game of human society will go on easily and harmoniously, and is very likely to be happy and successful. If they are opposite or different, the game will go on miserably, and the society must be at all times in the highest degree of disorder. 

29 Comments:

Blogger yoji said...


中村賢一郎『経済学説研究』(118~120頁)によると、スミスはv+mのドグマに陥っていないとのことである。
《「労働の年生産物全体は,結局その住民の消費を充足すべく,また収入
獲得のために予定されたものであるにせよ,それが最初に土地か生産的労
働者の手のいずれかに由来するばあいには,自然にそれ自体は二つの部分
に分割される。その一つが資本の回収,つまりすでに資本のなかからひき
あげられた食料品や材料などの半製品や完成品を更新するために予定され
たものであり,他の部分はこの資本の所有者の資財の利潤としての収入
が,他の人の土地の地代としての収入のいずれかを構成するために予定さ
れた ものなのである 」[ スミス 1776,『諸国民の富』(国富論)岩波文庫(2) 340-1 頁]。

このように、スミスはある意味でドグマに陥ってはいない。…

…売上金額の国民所得への解消(V+Mのドグマ)からいえることは、スミス
が国民所得の「付加価値集計方法」(value added method)の先駆的発見者であ
るということ、さらに所得集計上の「重複計算の除去」(eliminathon of multiple
counting)を指摘した先駆者として高く評価されるべきことである。》




(同119頁)



http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/db1700/7600sa.htm
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『国富論』
Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations
=20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫


Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations=20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫

<目次>
・凡例
・第三版の読者に
・第四版の読者に
・序文および本書の構想
第一編 労働の生産力の改良、および労働の生産物が国民ののさまざまな階層のあいだに自然に分配される順序について
 第一章 分業について
 第二章 分業を生む原理について
 第三章 分業は市場の広さによって制限されるということ
 第四章 貨弊の起源と使用について
 第五章 商品の実質価格と名目価格について、すなわちその労働価格と貨弊価格について
 第六章 商品の価格の構成部分について
 第七章 商品の自然価格と市場価格について
 第八章 労働の賃金について
 第九章 貯えの利潤について
 第一〇章 労働と貯えのさまざまな用途における賃金と利潤について
  第一節 職業の性質自体から生じる不平等
  第二節 ヨーロッパの政策によって引き起こされる不平等
 第一一章 地代について
  第一節 つねに地代を提供する土地生産物について
  第二節 地代をときには提供し、ときには提供しない土地生産物について
  第三節 つねに地代を提供する種類の生産物と、ときによって地代を提供したりしなかったりする種類の生産物との、それぞれの価値のあいだの割合の変動について
   過去四世紀間の銀の価値の変動についての余論
    第一期
    第二期
    第三期
    金銀の比価の変動
    銀の価値は依然として減少しつづけているという疑念の根拠
    改良の進行が三つのことなる種類の原生産物に及ぼすさまざまな効果
     第一の種類
     第二の種類
     第三の種類
    銀の価値の変動にかんする余論の結論
    改良の進行が製造品の実質価格に及ぼす影響
  本章の結論

第二編 貯えの性質と蓄積と用途について
  序論
 第一章 貯えの分類について
 第二章 社会の貯え全体の一特定部門と考えられる貨幣について、すなわち国民資本の維持費について
 第三章 資本の蓄積について、あるいは生産的労働と不生産的労働について
 第四章 利子つきで貸しつけられる貯えについて
 第五章 資本のさまざまな使用について

第三篇 さまざまな国民における富裕の進歩のちがいについて
 第一章 富裕の自然的進歩について
 第二章 ローマ帝国没落後のヨーロッパの旧状での農業の阻害について
 第三章 ローマ帝国没落後の諸都市の発生と発達について
 第四章 都市の商業はどのようにして農村の改良に寄与したか

第四編 政治経済学の諸体系について
  序論
 第一章 商業的あるいは商人の体系の原理について
 第二章 国内で生産できる品物の外国からの輸入にたいする制限について
 第三章 貿易差額が不利と想定される諸国からの、ほとんどすべての種類の品物の輸入にたいする特別の制限について
  第一節 商業主義の原理からみてさえそれらの制限が不合理であることについて預金銀行、とくにアムステルダムの預金銀行にかんする余論
  第二節 他の諸原理からみてもそれらの特別の制限が不合理であることについて
 第四章 戻し税について
 第五章 奨励金について
   穀物貿易と穀物法にかんする余論
 第六章 通商条約について
 第七章 植民地について
  第一節 新植民地建設の動機について
  第二節 新植民地の繁栄の諸原因
  第三節 アメリカの発見と、喜望峰経由の東インド航路の発見から、ヨーロッパが引き出した利益について
 第八章 重商主義についての結論
 第九章 農業主義について、すなわち、土地の生産物がすべての国の収入と富の唯一または主要な源泉だとする政治経済学の諸体系について

第五編 主権者または国家の収入について
 第一章 主権者または国家の経費について
  第一節 防衛費について
  第二節 司法費について
  第三節 公共事業と公共施設の経費について
   第一項 社会の商業を助長するための公共事業と公共施設について
    そして第一に、商業一般の助長に必要な公共事業と公共施設について
    商業の特定部門を助長するのに必要な公共事業と公共施設について
   第二項 青少年教育のための施設の経費について
   第三項 あらゆる年齢の人びとの教化のための施設の経費について
  第四節 主権者の尊厳を保つための経費について
  本章の結論
 第二章 社会の一般収入あるいは公収入の源泉について
  第一節 主権者または共同社会の専属でありうる原資すなわち源泉について
  第二節 租税について
   第一項 賃料にたいする税、地代にたいする税
    地代にではなく土地の生産物に比例する税
    家賃にたいする税
   第二項 利潤、すなわち貯えから生じる収入にたいする税
    特定の職業の利潤にたいする税
    第一項と第二項への付録。土地、家屋、および貯えの基本価値にたいする税
   第三項 労働賃金にたいする税
   第四項 すべての種類の収入に無差別にかかることを目的とする税
    人頭税
    消費財にたいする税
 第三章 公債について

・解説(水田 洋)
・索引(引照文献/人名・地名・国名/事項)

2:39 午前  
Blogger yoji said...




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『国富論』
Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations
=20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫


Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations=20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫

<目次>
・凡例
・第三版の読者に
・第四版の読者に
・序文および本書の構想
第一編 労働の生産力の改良、および労働の生産物が国民ののさまざまな階層のあいだに自然に分配される順序について
 第一章 分業について
 第二章 分業を生む原理について
 第三章 分業は市場の広さによって制限されるということ
 第四章 貨弊の起源と使用について
 第五章 商品の実質価格と名目価格について、すなわちその労働価格と貨弊価格について
 第六章 商品の価格の構成部分について
 第七章 商品の自然価格と市場価格について
 第八章 労働の賃金について
 第九章 貯えの利潤について
 第一〇章 労働と貯えのさまざまな用途における賃金と利潤について
  第一節 職業の性質自体から生じる不平等
  第二節 ヨーロッパの政策によって引き起こされる不平等
 第一一章 地代について
  第一節 つねに地代を提供する土地生産物について
  第二節 地代をときには提供し、ときには提供しない土地生産物について
  第三節 つねに地代を提供する種類の生産物と、ときによって地代を提供したりしなかったりする種類の生産物との、それぞれの価値のあいだの割合の変動について
   過去四世紀間の銀の価値の変動についての余論
    第一期
    第二期
    第三期
     金銀の比価の変動
     銀の価値は依然として減少しつづけているという疑念の根拠
     改良の進行が三つのことなる種類の原生産物に及ぼすさまざまな効果
      第一の種類
      第二の種類
      第三の種類
     銀の価値の変動にかんする余論の結論
     改良の進行が製造品の実質価格に及ぼす影響
  本章の結論

第二編 貯えの性質と蓄積と用途について
  序論
 第一章 貯えの分類について
 第二章 社会の貯え全体の一特定部門と考えられる貨幣について、すなわち国民資本の維持費について
 第三章 資本の蓄積について、あるいは生産的労働と不生産的労働について
 第四章 利子つきで貸しつけられる貯えについて
 第五章 資本のさまざまな使用について

第三篇 さまざまな国民における富裕の進歩のちがいについて
 第一章 富裕の自然的進歩について
 第二章 ローマ帝国没落後のヨーロッパの旧状での農業の阻害について
 第三章 ローマ帝国没落後の諸都市の発生と発達について
 第四章 都市の商業はどのようにして農村の改良に寄与したか

第四編 政治経済学の諸体系について
  序論
 第一章 商業的あるいは商人の体系の原理について
 第二章 国内で生産できる品物の外国からの輸入にたいする制限について
 第三章 貿易差額が不利と想定される諸国からの、ほとんどすべての種類の品物の輸入にたいする特別の制限について
  第一節 商業主義の原理からみてさえそれらの制限が不合理であることについて預金銀行、とくにアムステルダムの預金銀行にかんする余論
  第二節 他の諸原理からみてもそれらの特別の制限が不合理であることについて
 第四章 戻し税について
 第五章 奨励金について
   穀物貿易と穀物法にかんする余論
 第六章 通商条約について
 第七章 植民地について
  第一節 新植民地建設の動機について
  第二節 新植民地の繁栄の諸原因
  第三節 アメリカの発見と、喜望峰経由の東インド航路の発見から、ヨーロッパが引き出した利益について
 第八章 重商主義についての結論
 第九章 農業主義について、すなわち、土地の生産物がすべての国の収入と富の唯一または主要な源泉だとする政治経済学の諸体系について

第五編 主権者または国家の収入について
 第一章 主権者または国家の経費について
  第一節 防衛費について
  第二節 司法費について
  第三節 公共事業と公共施設の経費について
   第一項 社会の商業を助長するための公共事業と公共施設について
    そして第一に、商業一般の助長に必要な公共事業と公共施設について
    商業の特定部門を助長するのに必要な公共事業と公共施設について
   第二項 青少年教育のための施設の経費について
   第三項 あらゆる年齢の人びとの教化のための施設の経費について
  第四節 主権者の尊厳を保つための経費について
  本章の結論
 第二章 社会の一般収入あるいは公収入の源泉について
  第一節 主権者または共同社会の専属でありうる原資すなわち源泉について
  第二節 租税について
   第一項 賃料にたいする税、地代にたいする税
    地代にではなく土地の生産物に比例する税
    家賃にたいする税
   第二項 利潤、すなわち貯えから生じる収入にたいする税
    特定の職業の利潤にたいする税
    第一項と第二項への付録。土地、家屋、および貯えの基本価値にたいする税
   第三項 労働賃金にたいする税
   第四項 すべての種類の収入に無差別にかかることを目的とする税
    人頭税
    消費財にたいする税
 第三章 公債について

・解説(水田 洋)
・索引(引照文献/人名・地名・国名/事項)

2:42 午前  
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Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations
=20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫


Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations=20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫

<目次>
・凡例
・第三版の読者に
・第四版の読者に
・序文および本書の構想
第一編 労働の生産力の改良、および労働の生産物が国民ののさまざまな階層のあいだに自然に分配される順序について
 第一章 分業について
 第二章 分業を生む原理について
 第三章 分業は市場の広さによって制限されるということ
 第四章 貨弊の起源と使用について
 第五章 商品の実質価格と名目価格について、すなわちその労働価格と貨弊価格について
 第六章 商品の価格の構成部分について
 第七章 商品の自然価格と市場価格について
 第八章 労働の賃金について
 第九章 貯えの利潤について
 第一〇章 労働と貯えのさまざまな用途における賃金と利潤について
  第一節 職業の性質自体から生じる不平等
  第二節 ヨーロッパの政策によって引き起こされる不平等
 第一一章 地代について
  第一節 つねに地代を提供する土地生産物について
  第二節 地代をときには提供し、ときには提供しない土地生産物について
  第三節 つねに地代を提供する種類の生産物と、ときによって地代を提供したりしなかったりする種類の生産物との、それぞれの価値のあいだの割合の変動について

   過去四世紀間の銀の価値の変動についての余論
    第一期
    第二期
    第三期
     金銀の比価の変動
     銀の価値は依然として減少しつづけているという疑念の根拠
     改良の進行が三つのことなる種類の原生産物に及ぼすさまざまな効果
      第一の種類
      第二の種類
      第三の種類
     銀の価値の変動にかんする余論の結論
     改良の進行が製造品の実質価格に及ぼす影響
  本章の結論

第二編 貯えの性質と蓄積と用途について
  序論
 第一章 貯えの分類について
 第二章 社会の貯え全体の一特定部門と考えられる貨幣について、すなわち国民資本の維持費について
 第三章 資本の蓄積について、あるいは生産的労働と不生産的労働について
 第四章 利子つきで貸しつけられる貯えについて
 第五章 資本のさまざまな使用について

第三篇 さまざまな国民における富裕の進歩のちがいについて
 第一章 富裕の自然的進歩について
 第二章 ローマ帝国没落後のヨーロッパの旧状での農業の阻害について
 第三章 ローマ帝国没落後の諸都市の発生と発達について
 第四章 都市の商業はどのようにして農村の改良に寄与したか

第四編 政治経済学の諸体系について
  序論
 第一章 商業的あるいは商人の体系の原理について
 第二章 国内で生産できる品物の外国からの輸入にたいする制限について
 第三章 貿易差額が不利と想定される諸国からの、ほとんどすべての種類の品物の輸入にたいする特別の制限について
  第一節 商業主義の原理からみてさえそれらの制限が不合理であることについて預金銀行、とくにアムステルダムの預金銀行にかんする余論
  第二節 他の諸原理からみてもそれらの特別の制限が不合理であることについて
 第四章 戻し税について
 第五章 奨励金について
   穀物貿易と穀物法にかんする余論
 第六章 通商条約について
 第七章 植民地について
  第一節 新植民地建設の動機について
  第二節 新植民地の繁栄の諸原因
  第三節 アメリカの発見と、喜望峰経由の東インド航路の発見から、ヨーロッパが引き出した利益について
 第八章 重商主義についての結論
 第九章 農業主義について、すなわち、土地の生産物がすべての国の収入と富の唯一または主要な源泉だとする政治経済学の諸体系について

第五編 主権者または国家の収入について
 第一章 主権者または国家の経費について
  第一節 防衛費について
  第二節 司法費について
  第三節 公共事業と公共施設の経費について
   第一項 社会の商業を助長するための公共事業と公共施設について
    そして第一に、商業一般の助長に必要な公共事業と公共施設について
    商業の特定部門を助長するのに必要な公共事業と公共施設について
   第二項 青少年教育のための施設の経費について
   第三項 あらゆる年齢の人びとの教化のための施設の経費について
  第四節 主権者の尊厳を保つための経費について
  本章の結論
 第二章 社会の一般収入あるいは公収入の源泉について
  第一節 主権者または共同社会の専属でありうる原資すなわち源泉について
  第二節 租税について
   第一項 賃料にたいする税、地代にたいする税
    地代にではなく土地の生産物に比例する税
    家賃にたいする税
   第二項 利潤、すなわち貯えから生じる収入にたいする税
    特定の職業の利潤にたいする税
    第一項と第二項への付録。土地、家屋、および貯えの基本価値にたいする税
   第三項 労働賃金にたいする税
   第四項 すべての種類の収入に無差別にかかることを目的とする税
    人頭税
    消費財にたいする税
 第三章 公債について

・解説(水田 洋)
・索引(引照文献/人名・地名・国名/事項)

2:43 午前  
Blogger yoji said...

『国富論』
Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations
=20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫


Smith, Adam 1776 An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations=20000516 水田 洋(監訳・杉山 忠平訳,『国富論』,岩波文庫

<目次>

・凡例

・第三版の読者に

・第四版の読者に

・序文および本書の構想

第一編 労働の生産力の改良、および労働の生産物が国民ののさまざまな階層のあいだに自然に分配される順序について

 第一章 分業について

 第二章 分業を生む原理について

 第三章 分業は市場の広さによって制限されるということ

 第四章 貨弊の起源と使用について

 第五章 商品の実質価格と名目価格について、すなわちその労働価格と貨弊価格について

 第六章 商品の価格の構成部分について

 第七章 商品の自然価格と市場価格について

 第八章 労働の賃金について

 第九章 貯えの利潤について

 第一〇章 労働と貯えのさまざまな用途における賃金と利潤について

  第一節 職業の性質自体から生じる不平等

  第二節 ヨーロッパの政策によって引き起こされる不平等

 第一一章 地代について

  第一節 つねに地代を提供する土地生産物について

  第二節 地代をときには提供し、ときには提供しない土地生産物について

  第三節 つねに地代を提供する種類の生産物と、ときによって地代を提供したりしなかったりする種類の生産物との、それぞれの価値のあいだの割合の変動について

   過去四世紀間の銀の価値の変動についての余論

    第一期

    第二期

    第三期

    金銀の比価の変動

    銀の価値は依然として減少しつづけているという疑念の根拠

    改良の進行が三つのことなる種類の原生産物に及ぼすさまざまな効果

     第一の種類

     第二の種類

     第三の種類

    銀の価値の変動にかんする余論の結論

    改良の進行が製造品の実質価格に及ぼす影響

  本章の結論


第二編 貯えの性質と蓄積と用途について

  序論

 第一章 貯えの分類について

 第二章 社会の貯え全体の一特定部門と考えられる貨幣について、すなわち国民資本の維持費について

 第三章 資本の蓄積について、あるいは生産的労働と不生産的労働について

 第四章 利子つきで貸しつけられる貯えについて

 第五章 資本のさまざまな使用について


第三篇 さまざまな国民における富裕の進歩のちがいについて

 第一章 富裕の自然的進歩について

 第二章 ローマ帝国没落後のヨーロッパの旧状での農業の阻害について

 第三章 ローマ帝国没落後の諸都市の発生と発達について

 第四章 都市の商業はどのようにして農村の改良に寄与したか


第四編 政治経済学の諸体系について

  序論

 第一章 商業的あるいは商人の体系の原理について

 第二章 国内で生産できる品物の外国からの輸入にたいする制限について

 第三章 貿易差額が不利と想定される諸国からの、ほとんどすべての種類の品物の輸入にたいする特別の制限について

  第一節 商業主義の原理からみてさえそれらの制限が不合理であることについて預金銀行、とくにアムステルダムの預金銀行にかんする余論

  第二節 他の諸原理からみてもそれらの特別の制限が不合理であることについて

 第四章 戻し税について

 第五章 奨励金について

   穀物貿易と穀物法にかんする余論

 第六章 通商条約について

 第七章 植民地について

  第一節 新植民地建設の動機について

  第二節 新植民地の繁栄の諸原因

  第三節 アメリカの発見と、喜望峰経由の東インド航路の発見から、ヨーロッパが引き出した利益について

 第八章 重商主義についての結論

 第九章 農業主義について、すなわち、土地の生産物がすべての国の収入と富の唯一または主要な源泉だとする政治経済学の諸体系について


第五編 主権者または国家の収入について

 第一章 主権者または国家の経費について

  第一節 防衛費について

  第二節 司法費について

  第三節 公共事業と公共施設の経費について

   第一項 社会の商業を助長するための公共事業と公共施設について

    そして第一に、商業一般の助長に必要な公共事業と公共施設について

    商業の特定部門を助長するのに必要な公共事業と公共施設について

   第二項 青少年教育のための施設の経費について

   第三項 あらゆる年齢の人びとの教化のための施設の経費について

  第四節 主権者の尊厳を保つための経費について

  本章の結論

 第二章 社会の一般収入あるいは公収入の源泉について

  第一節 主権者または共同社会の専属でありうる原資すなわち源泉について

  第二節 租税について

   第一項 賃料にたいする税、地代にたいする税

    地代にではなく土地の生産物に比例する税

    家賃にたいする税

   第二項 利潤、すなわち貯えから生じる収入にたいする税

    特定の職業の利潤にたいする税

    第一項と第二項への付録。土地、家屋、および貯えの基本価値にたいする税

   第三項 労働賃金にたいする税

   第四項 すべての種類の収入に無差別にかかることを目的とする税

    人頭税

    消費財にたいする税

 第三章 公債について


・解説(水田 洋)

・索引(引照文献/人名・地名・国名/事項)

4:25 午前  
Blogger yoji said...

4:2に
みえざる手

1:18 午前  
Blogger yoji said...

2:3
ドグマへの反例

6:52 午後  
Blogger yoji said...

各国の土地と労働の年々の全生産物は、うたがいもなく、究極的には、その国の住民の消費にたいして供給し、かれらに収入をもたらすように、さだめられているにしても、それがはじめて、地中から、あるいは生産的労働者の手中からでてくるときは、二つの部分にわかれるのがとうぜんである。二つのうちのひとつで、しばしば最大である部分は、第一に、資本の回収、すなわち、資本からひきだされていた食料品、材料、完成品の更新に、あてられる。他方の部分は、この資本の所有者にたいして、かれの資財の利潤としての収入を、あるいは他のある人物にたいして、かれの土地の地代としての収入を、形づくるのにあてられる。だから、土地の生産物は、その一部分が農業者の資本を回収し、他の部分がかれの利潤と地主の地代を支はらい、そしてこのようにして、この資本の所有者にたいしてはかれの資財の利潤として、他のある人物にたいしてはかれの土地の地代として、ともに収入を形づくる。おなじように、大製造業の生産物のうち、つねに最大のものである一部分は、そのしごとの企業者の資本を回収し、他の部分は、かれの利潤を支はらって、この資本の所有者にたいする収入を、形づくるのである。

河出、水田訳

7:12 午後  
Blogger yoji said...

上357頁

2,第三章 資本の蓄積について、あるいは生産的労働と不生産的労働について

7:13 午後  
Blogger yoji said...

1:11

◆銀の価値の変動についての余論の結論


[支那はヨーロッパのどの部分よりもずっと富裕な国である]が、そこでは、貴金属の価値はヨーロッパのどの部分よりも、ずっとたかい。

帝国の構造142頁

水田訳は支那を使用

10:19 午後  
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『経済学および課税の原理』(On the Principles of Political Economy, and Taxation)とは1817年に発表したイギリスの経済学者デイヴィッド・リカードによる研究である。

経済学及び課税の原理 (PDF) (日本語) 翻訳(小笠原誠治)文

目次
序文
お知らせ
第1章 価値について
第2章 地代について
第3章 鉱山の地代について
第4章 自然価格と市場価格について
第5章 賃金について
第6章 利潤について
第7章 海外貿易について
第8章 課税について
第9章 原生産物に対する税
第10章 地代に対する税
第11章 十分の一税
第12章 地租 第13章 金に対する税
第14章 家屋に対する税
第15章 利潤に対する税
第16章 賃金に対する税
第17章 原生産物以外の商品に対する税
第18章 救貧税 第19章 投資先の突然の変化について
第20章 価値と富、その性質の違い
第21章 利潤と利子に及ぼす資本蓄積の効果
第22章 輸出奨励金と輸入制限
第23章 生産奨励金について
第24章 地代に関するアダムスミスの教義
第25章 植民地貿易について
第26章 粗収入と純収入について
第27章 通貨と銀行について
第28章 豊かな国と貧しい国の金、穀物、及び労働の相対価値について
第29章 生産者によって支払われる税
第30章 価格に及ぼす需要と供給の影響について
第31章 機械について
第32章 マルサス氏の地代論

6:30 午前  
Blogger yoji said...



『経済学および課税の原理』(On the Principles of Political Economy, and Taxation)とは1817年に発表したイギリスの経済学者デイヴィッド・リカードによる研究である。

経済学及び課税の原理 (PDF) (日本語) 翻訳(小笠原誠治)文
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/ricardo1.pdf

目次
序文
お知らせ
第1章 価値について
第2章 地代について
第3章 鉱山の地代について
第4章 自然価格と市場価格について
第5章 賃金について
第6章 利潤について
第7章 海外貿易について
第8章 課税について
第9章 原生産物に対する税
第10章 地代に対する税
第11章 十分の一税
第12章 地租 第13章 金に対する税
第14章 家屋に対する税
第15章 利潤に対する税
第16章 賃金に対する税
第17章 原生産物以外の商品に対する税
第18章 救貧税 第19章 投資先の突然の変化について
第20章 価値と富、その性質の違い
第21章 利潤と利子に及ぼす資本蓄積の効果
第22章 輸出奨励金と輸入制限
第23章 生産奨励金について
第24章 地代に関するアダムスミスの教義
第25章 植民地貿易について
第26章 粗収入と純収入について
第27章 通貨と銀行について
第28章 豊かな国と貧しい国の金、穀物、及び労働の相対価値について
第29章 生産者によって支払われる税
第30章 価格に及ぼす需要と供給の影響について
第31章 機械について
第32章 マルサス氏の地代論

6:31 午前  
Blogger yoji said...

水とダイヤモンドのパラドックス
http://para.zashiki.com/water-diamond/water-diamond.html
商品の価格を決定するのは限界効用

これまでは、水とダイヤモンドのパラドックスは使用価値によって交換価値を生み出す、つまり実用性が高いほど価格が高いという前提で議論されていました。しかし、この前提を否定して、交換価値を決定するのはモノの希少性と商品を一単位追加するときに得られる満足度(限界効用)であるとした人たちがいました。その中心人物が、ジェボンズ、メンガー、ワルラスの三人です。1870年代に三人はほとんど同時期にこの概念を提唱しており、この概念は限界革命と呼ばれます。

「一般的な水」と「具体的な水」は区別しなくてはならない



水ほど有用なものはないけれども、それはほとんどなにも購買しないだろう。どんなものも、それと交換に手にいれることは、ほとんどできないのである。その反対に、ダイアモンドは、ほとんどなんの使用価値ももたないけれども、非常に大量の他の財貨が、しばしば、それと交換にえられるであろう。

スミス
国富論
1:4
河出 世界の大思想より

5:52 午前  
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国の豊かさの性質とその原因についての検討

AnInquiryintotheNatureandCausesoftheWealth ofNations.

5:57 午前  
Blogger yoji said...

NAMs出版プロジェクト: マルクス『資本論』:メモ及び目次
II
http://nam-students.blogspot.jp/2011/10/blog-post_29.html?m=0#_2-19

 19. 対象についての従来の諸叙述
  第一節 重農学派
  第二節 アダム・スミス
   一 スミスの一般的観点
   二 スミスによるv+mへの交換価値の分解  (v+mのドグマ、正解はc+v+m)
   三 不変資本部分
   四 アダム・スミスにおける資本と収入
   五 要約
  第三節 スミス以降の論

1:09 午前  
Blogger yoji said...


前者の帰納、後者の演繹は相補的。
(小田中 直樹 『ライブ・経済学の歴史』あたりの読み物が両者をつなぐだろう。)

また、国富論は様々なアイデアの宝庫。

《公共事業および公共施設の費用について  主権者または国家の、第三のそしてさいご
の義務は、つぎのような公共施設および公共事業を設立し維持するという義務であって、
…》(河出『国富論』第五篇第三部。国防、司法に続く部)

以上は社会的公共資本の元。
以下は行動経済学の元。

《だれもが利得の機会を多少とも過大評価し 、またたいていの人は損失の機会を多少と
も過小評価する 》 (国富論1:101岩波書店版1, 190頁 )

マルクスの協働理論は国富論のピンづくりから(1:1)、ジェボンズの限界効用のアイデアは
ダイヤと水価格論議(1:4)から批判的に生み出された。

参考:
http://blog.goo.ne.jp/sotashuji/e/c1b0ef259a3649a15eefb9660c776ce1
間宮陽介著「市場社会の思想史」評

ケインズに関しては、それをモデル化したヒックスの1937年論評↓(pdfで邦訳同時公開済み)と
出来れば『価値と資本』(岩波文庫)を見ればケインズが現代経済学の元とわかる。
http://genpaku.org/generaltheory/hicksislm.pdf
マクロとミクロを分けたのもケインズだ(一般理論#21:1)。

ついでに、読まなくてもいいからリカードとマルクスも持っておくといい…かも。

3:30 午前  
Blogger yoji said...

もう一度よく考え直してみてよ Try to reconsider carefully | リカードの中立命題(等価定理)は2つある!
http://hatano1113.wix.com/blog#!%E3%83%AA%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%AE%E4%B8%AD%E7%AB%8B%E5%91%B
D%E9%A1%8C%EF%BC%88%E7%AD%89%E4%BE%A1%E5%AE%9A%E7%90%86%EF%BC%89%E3%81%AF%EF%BC%92%E3%81%
A4%E3%81%82%E3%82%8B%EF%BC%81/c1tye/DA380DAA-1E8D-4490-996B-FE0C87FA93D3

Tuesday, February 28, 2012
 前エントリー「リカードの中立命題とバローの中立命題」の最後で、リカードの中立命題とバローの中立命題の違いを説明することは不可能だと指摘した。そのことについて確認しよう。
 リカードの中立命題とバローの中立命題の違いを尋ねる問題で想定されている答えはすでに説明した。その説明によれば、公債の発行・償還が同一世代内で完 結しているケースはリカードの中立命題、異世代に渡っているケースはバローの中立命題ということになる。しかし、この答えは誤りだ。リカードは世代交代に 言及しており、本質的にバロー教授の議論と同じことを述べているのだ(注1)。
 リカードの主著『経済学および課税の原理』を紐解くと、第17章(87)において国債の中立性(租税と国債の等価性)について論じた箇所を確認することができる(注2)。精読するまでもなく、ここには世代の議論は出てこない。リカードの中立命題にとって重要なのは『経済学および課税の原理』ではなく、1820年に発表された「Funding System」(公債制度論)という論説だ(注3)。
 少し長くなるが、該当箇所を引用してみる(注4)。

「金額はいくらでもいいのだが、かりに二万ポンドを所有している人に年額五〇ポンドを永久に支払いつづけることと、一〇〇〇ポンドの租税を一度に支払うの とは負担としては同額だと信じさせるのは難しいであろう。彼は、年額五〇ポンドが子孫によって支払われるのであり彼が支払うのではないであろう、という漠 然とした考えをもつのである。しかし、もし彼がその財産を息子に残し、しかもその財産とともに永久的な租税をも残すとすれば、彼がこの租税負担付きの二万ポンドを息子に残すことと、租税負担なしの一万九〇〇〇ポンドを残すことにどんな違いがあるというのであろう?」(磯村隆文訳「公債制度論」『リカードウ全集Ⅳ 後期論文集』雄松堂出版,227-228ページ.)

  リカードが次世代に遺産を残す可能性に言及していることは明らかだ。しかも、租税負担のあるなしを比較している。これはバロー論文の骨子とまったく同じアイディアだ。リカードの中立命題には世代を考慮していないバージョンと世代を考慮したバージョンの2つが存在するのだ。
 むろん、ここで強調したいことはリカードの凄さではない。リカードの中立命題とバローの中立命題の違いを説明させるような問題は公務員試験(に限らず全ての試験)には不適切ということだ。これまで、この出題で合否が決まっていないことを祈るばかりだ。
 私の講義ではリカードの中立命題とバローの中立命題を同じ定理として教えている。テキストである『財政学をつかむ』もそのような説明を採用している(注5)。しかし、公務員試験受験者の便宜を考えると、リカードの中立命題とバローの中立命題の違いを説明できるような指導も行う必要がありそうだ。

[注]
1:『財政学をつかむ』332ページのコラム19も参照。
2:岩波文庫版の上・下(羽鳥卓也・吉沢芳樹訳、1987年)、雄松堂書店のデイヴィド・リカードウ全集の第1巻(堀経夫訳、1972年)がアクセスしやすい。一穂社による岩波文庫復刻版(小泉信三訳、オリジナルは1952年)は日本語が古めかしい。吉田秀夫訳も1948年で古いが、ネット上で全文を読むことができる(青空文庫)。
3:1992年のバロー教授自身によるコメント論文(ユージン・ガーフィールド教授のCitation Classics)でも「Funding System」の重要性が強調されている。
BARRO, R.J. (1992) "RICARDIAN EQUIVALENCE - A CITATION-CLASSIC COMMENTARY ON ARE GOVERNMENT BONDS NET WEALTH," CC/ART HUMAN (2): 16-16 JAN 20 1992.
 ブキャナン教授のコメント論文では『経済学および課税の原理』が文献リストに含まれているのに対して、「Funding System」は脚注で触れられているに過ぎない。
Buchanan, James M. (1976) "Barro on the Ricardian Equivalence Theorem," Journal of Political Economy, Vol.84, No.2: pp.337-342.

4:利子率の想定は5%であると推察される。原文は以下のとおり。
It would be difficult to convince a man possessed of 20,000l., or any other sum, that a perpetual payment of 50l. per annum was equally burdensome with a single tax of 1000l. He would have some vague notion that the 50l. per annum would be paid by posterity, and would not be paid by him; but if he leaves his fortune to his son, and leaves it charged with this perpetual tax, where is the difference whether he leaves him 20,000l., with the tax, or 19,000l. without it? (Sraffa, Piero ed. (1951) The Works and Correspondence of DAVID RICARDO, Volume IV Pamphlets and Papers 1815-1823, p.187)

5:ただし、私もかつて誤りを書いた(下記論文67ページ)。この論文をもとにした2009年の著書では修正を施した。
畑農鋭矢(2004)「財政赤字のマクロ経済効果―カルマン・フィルタによる中立命題の検証―」『フィナンシャル・レビュー』第74号:65- 91ページ.

3:45 午前  
Blogger yoji said...



《これとは反対に、秩序体系を奉じる人間(マンオブシステム)は、自分自身がとても賢明であるとうぬぼれることが多く、統治に関する彼独自の理想的な計画がもっている想像上の美しさに心を奪われることがしばしばあるため、どの部分であろうとおかまいなく、それからのごくわずかな逸脱にも我慢できない。彼は、最大の利益とか、それと矛盾しかねない最大の偏見についてはまったく考慮せず、理想的な計画を、完全にしかも事細かに規定しつづける。彼は、まるで競技者がチェス盤のうえでさまざまな駒を配列するかのように、大きな社会のさまざまな構成員を管理できる、と想像しているように思われる。チェス盤の上の駒は、競技者がそれぞれに付与するもの以外に動き方の原則(プリンシプル)をもたないが、人間社会という大きなチェス盤の場合、それぞれの駒のすべてが、それ自身の動き方の原則──立法府が個人に付与するように決めかねないものとは、まったく異なる──をもっているなどと、彼は考えてもみないのである。》

アダム・スミス『道徳感情論』講談社学術文庫
6:2
ハイエクがよく引用したという
間宮陽介ケインズとハイエク

3:44 午前  
Blogger yoji said...



《これとは反対に、秩序体系を奉じる人間(マンオブシステム)は、自分自身がとても賢明であるとうぬぼれることが多く、統治に関する彼独自の理想的な計画がもっている想像上の美しさに心を奪われることがしばしばあるため、どの部分であろうとおかまいなく、それからのごくわずかな逸脱にも我慢できない。彼は、最大の利益とか、それと矛盾しかねない最大の偏見についてはまったく考慮せず、理想的な計画を、完全にしかも事細かに規定しつづける。
彼は、まるで競技者がチェス盤のうえでさまざまな駒を配列するかのように、大きな社会のさまざまな構成員を管理できる、と想像しているように思われる。チェス盤の上の駒は、競技者がそれぞれに付与するもの以外に動き方の原則(プリンシプル)をもたないが、人間社会という大きなチェス盤の場合、それぞれの駒のすべてが、それ自身の動き方の原則──立法府が個人に付与するように決めかねないものとは、まったく異なる──をもっているなどと、彼は考えてもみないのである。もしこの二つの原則が、一致して同一方向に作用するとすれば、人間社会というゲームは、円滑に調和を保って進行するだろうし、幸福な繁栄も大いに確実なことであろう。もし両者が逆だったり、違っていたりしたら、そのゲームは悲惨なうちに進行し、社会は、つねにこれ以上ない混乱状態に陥るはずである。》

アダム・スミス『道徳感情論』講談社学術文庫
6:2
ハイエクがよく引用したという

3:49 午前  
Blogger yoji said...

スミスは、百科全書家を想定している

3:51 午前  
Blogger yoji said...



《これとは反対に、秩序体系を奉じる人間(マンオブシステム)は、自分自身がとても賢明であるとうぬぼれることが多く、統治に関する彼独自の理想的な計画がもっている想像上の美しさに心を奪われることがしばしばあるため、どの部分であろうとおかまいなく、それからのごくわずかな逸脱にも我慢できない。彼は、最大の利益とか、それと矛盾しかねない最大の偏見についてはまったく考慮せず、理想的な計画を、完全にしかも事細かに規定しつづける。
彼は、まるで競技者がチェス盤のうえでさまざまな駒を配列するかのように、大きな社会のさまざまな構成員を管理できる、と想像しているように思われる。チェス盤の上の駒は、競技者がそれぞれに付与するもの以外に動き方の原則(プリンシプル)をもたないが、人間社会という大きなチェス盤の場合、それぞれの駒のすべてが、それ自身の動き方の原則──立法府が個人に付与するように決めかねないものとは、まったく異なる──をもっているなどと、彼は考えてもみないのである。もしこの二つの原則が、一致して同一方向に作用するとすれば、人間社会というゲームは、円滑に調和を保って進行するだろうし、幸福な繁栄も大いに確実なことであろう。もし両者が逆だったり、違っていたりしたら、そのゲームは悲惨なうちに進行し、社会は、つねにこれ以上ない混乱状態に陥るはずである。》

アダム・スミス『道徳感情論』講談社学術文庫
6:2
ハイエクがよく引用したという
間宮陽介74頁
スミスは、百科全書家を想定している


4:19 午前  
Blogger yoji said...

http://blog.livedoor.jp/ppdwy632/archives/2013-08-19.html
「道徳感情論  The Theory of Moral Sentiments (講談社学術文庫2176)」アダム・スミス、高哲男 訳

※翻訳の原典は第六版(1790年)である。第四部までが第一巻、それ以降が第二巻として印刷・発行された。(p9-11、「凡例」)
The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. Fellow of the Royal Societies of London and Edinburgh; One of the Commissioners of his Majesty's Customs in Scotland; and formerly Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. The sixth Edition, with considerable Additions and Corrections. In two Volumes. London: Printed for A. Strahan; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech, and J. Bell & Co. at Edinburgh. MDCCXC [1790].

[初版(1759年)] The Theory of Moral Sentiments. By Adam Smith, Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. London: Printed for A. Millar, in the Strand; And A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh. 1759.
[第二版(1761年)] The Theory of Moral Sentiments. By Adam Smith, Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. The Second Edition. London: Printed for A. Millar, in the Strand; And A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh. 1761.
[第三版(1767年)] The Theory of Moral Sentiments. To which is added A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, L.L.D. The Third Edition. London: Printed for A. Millar, A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh; And sold by T. Cadell in the Strand. 1767.
[第四版(1774年)] The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. The Fourth Edition. London: Printed for W. Strahan, J. & F. Rivington, W. Johnston, T. Longman; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech at Edinburgh. 1774.
[第五版(1781年)] The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. The Fifth Edition. London: Printed for W. Strahan, J. and F. Rivington, W. Johnston, T. Longman; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech at Edinburgh. 1781.

≪目次: ≫
訳者まえがき (二〇一三年四月  高 哲男)
お知らせ
凡例


第一部 行為の適合性(プロプライエティ)について 〔三篇構成〕
第一篇 適合性という感覚について
  第一章 共感(シンパシー)について
  第二章 相互の共感がもつ喜びについて
  第三章 他人の心的傾向(アフェクション)の適合性や不適合性を、我々のものと一致するかしないかによって判断する方法について
  第四章 同じ主題の続き
  第五章 友好的な美徳と尊敬すべき徳について
第二篇 適合性と両立するさまざまな激情(パッション)の程度について
  序論
  第一章 身体に起源をもつ激情について
  第二章 想像力の特別な傾向や習慣に由来する激情(パッション)について
  第三章 非社交的(アンソーシャル)な激情について
  第四章 社交的な激情について
  第五章 利己的な激情について
第三篇 行為の適合性をめぐる人間の判断に及ぼす幸運と不運の影響について――すなわち、後者よりも前者の状態にあるほうが、はるかに人間の是認を得やすくなる理由は何か
  第一章 悲哀に対する我々の共感は、一般に、喜びに対する共感に較べていちだんと鋭くはあるが、主要な当事者が自然に感じる激しさには、遠く及ばないのが普通だということ
  第二章 功名心の起源について、すなわち、身分の区分について
  第三章 富者と高い地位を賞賛する、すなわち、貧しくて卑しい身分の人物を軽蔑し、軽視する我々の習性(ディスポジション)によって引き起こされる道徳感情の腐敗について

4:25 午前  
Blogger yoji said...

第二部 功績(メリット)と欠陥(デメリット)について、すなわち、報奨と罰の対象について 〔三篇構成〕
第一篇 功績(メリット)と欠陥(デメリット)という感覚(センス)について
  序論
  第一章 感謝にふさわしい対象だと思われるものはすべて報奨に値するということ、したがって同様に、憤りにふさわしい対象だと思われるものはすべて罰に値するということ
  第二章 謝意と憤りの適切な対象について
  第三章 恩恵を施す人物の行為が是認されないところでは、それを受け取る人物の謝意に対する共感がほとんど存在しないということ、したがって逆に、災いのもとになる人物の動機が否認されないところでは、災いを被る人物の憤りに対するいかなる共感も存在しないということ
  第四章 前章までの要約
  第五章 功績と欠陥という感覚の分析
第二篇 正義と善行(ベネフィセンス)について
  第一章 このような二つの徳の比較
  第二章 正義という感覚、自責の念、および功績という意識について
  第三章 このような自然(ネイチャー)の成立ちの効用(ユーティリティ)について
第三篇 運(フォーチュン)が人間の感情に及ぼす影響について――行為の功績と欠陥を中心に
  序論
  第一章 運がもつこのような影響の原因について
  第二章 運がもつこのような影響の程度について
  第三章 感情のこのような不規則性の究極の原因について

第三部 我々自身の感情と行為に関する我々の判断の基礎、および義務感について
  第一章 自己是認と自己否定の原理について
  第二章 賞賛への愛について、および賞賛に値するものへの愛について、さらには、非難に対する不安について、および非難に値するものへの不安について
  第三章 良心の影響力(インフルエンス)と支配力(オーソリティー)について
  第四章 自己欺瞞(セルフ・ディシート)の性質、および一般規則の起源と用途について
  第五章 道徳性の一般規則がもつ影響と権威について、および、それが正しく絶対者(ディティ)の法と見なされるということ
  第六章 義務感が我々の行為の唯一の原動力であるのが当然であるのはどのような場合で、また、他の動機といっしょになるのが当然であるのはどのような場合か

第四部 是認という感情に対して効用がもつ効果について 〔一篇構成〕
  第一章 効用という心象(アピアランス)があらゆる技芸の生産物に与える美しさについて、および、この種の美がもつ広範な影響について
  第二章 効用という心象が人間の特徴や行為に付与する魅力について、つまり、この魅力を知覚することが、どの程度まで是認の本源的な原動力の一つと見なせるかについて

第五部 道徳的な是認や否認という感情に対する慣習や流行の影響について 〔一篇構成〕
  第一章 美醜をめぐる我々の観念に対する慣習や流行(ファッション)の影響について
  第二章 慣習と流行が道徳感情に及ぼす影響について

第六部 美徳(ヴァーチュー)の特徴について 〔三篇構成〕
序論
第一篇 本人自身の幸福に影響するかぎりでの個人の特徴について、すなわち賢明(プルーデンス)さについて
第二篇 他人の幸福に影響を及ぼしうるかぎりで見た個人の特徴について
  序論
  第一章 個々人(インディヴィデュアルズ)が自然の女神(ネイチャー)によって我々の配慮と思いやりに任せられる際の道理や理法について
  第二章 そもそも社会が我々の善行(ベネフィセンス)に委ねられる道理(オーダー)について
  第三章 万人に共通する思いやり(ビネヴォランス)について
第三篇 自制心について
  第六部の結論

第七部 道徳哲学の体系について 〔四篇構成〕
第一篇 道徳感情の理論において検討されるべき問題について
第二篇 徳(ヴァーチュー)の性質について与えられてきたさまざまな説明について
  序論
  第一章 徳が適合性にあるという体系について
  第二章 徳は賢明さにあるとする体系について
  第三章 徳は思いやり(ビネヴォランス)にあるとする体系について
  第四章 勝手気ままな体系について
第三篇 是認の原動力をめぐって形成されてきたさまざまな体系について
  序論
  第一章 是認の原動力を自己愛から導きだす体系について
  第二章 是認の原動力は理性にあるという体系について
  第三章 是認の原動力は感情であるとする体系について
第四篇 道徳性に関する実践的規則をさまざまな著者が取り扱った方法について

附論 言語の最初の形成、および本源的ならびに複合的な言語のさまざまな特質に関する考察
   言語の最初の形成に関する考察


訳者解説 (二〇一三年四月二二日  高 哲男)
索引

4:25 午前  
Blogger yoji said...



《これとは反対に、秩序体系を奉じる人間(マンオブシステム)は、自分自身がとても賢明であるとうぬぼれることが多く、統治に関する彼独自の理想的な計画がもっている想像上の美しさに心を奪われることがしばしばあるため、どの部分であろうとおかまいなく、それからのごくわずかな逸脱にも我慢できない。彼は、最大の利益とか、それと矛盾しかねない最大の偏見についてはまったく考慮せず、理想的な計画を、完全にしかも事細かに規定しつづける。
彼は、まるで競技者がチェス盤のうえでさまざまな駒を配列するかのように、大きな社会のさまざまな構成員を管理できる、と想像しているように思われる。チェス盤の上の駒は、競技者がそれぞれに付与するもの以外に動き方の原則(プリンシプル)をもたないが、人間社会という大きなチェス盤の場合、それぞれの駒のすべてが、それ自身の動き方の原則──立法府が個人に付与するように決めかねないものとは、まったく異なる──をもっているなどと、彼は考えてもみないのである。もしこの二つの原則が、一致して同一方向に作用するとすれば、人間社会というゲームは、円滑に調和を保って進行するだろうし、幸福な繁栄も大いに確実なことであろう。もし両者が逆だったり、違っていたりしたら、そのゲームは悲惨なうちに進行し、社会は、つねにこれ以上ない混乱状態に陥るはずである。》

アダム・スミス『道徳感情論』講談社学術文庫
6:2:2
ハイエクがよく引用したという
間宮陽介74頁
スミスは、百科全書家を想定している


4:27 午前  
Blogger yoji said...

The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. Fellow of the Royal Societies of London and Edinburgh; One of the Commissioners of his Majesty's Customs in Scotland; and formerly Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. The sixth Edition, with considerable Additions and Corrections. In two Volumes. London: Printed for A. Strahan; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech, and J. Bell & Co. at Edinburgh. MDCCXC [1790].

[初版(1759年)] The Theory of Moral Sentiments. By Adam Smith, Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. London: Printed for A. Millar, in the Strand; And A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh. 1759.
[第二版(1761年)] The Theory of Moral Sentiments. By Adam Smith, Professor of Moral Philosophy in the University of Glasgow. The Second Edition. London: Printed for A. Millar, in the Strand; And A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh. 1761.
[第三版(1767年)] The Theory of Moral Sentiments. To which is added A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, L.L.D. The Third Edition. London: Printed for A. Millar, A. Kincaid and J. Bell, in Edinburgh; And sold by T. Cadell in the Strand. 1767.
[第四版(1774年)] The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. The Fourth Edition. London: Printed for W. Strahan, J. & F. Rivington, W. Johnston, T. Longman; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech at Edinburgh. 1774.
[第五版(1781年)] The Theory of Moral Sentiments; or, An Essay toward an Analysis of the Principles by which Men naturally judge concerning the Conduct and Character, first of their Neighbours, and afterwards of themselves. To which is added, A Dissertation on the Origin of Languages. By Adam Smith, LL.D. The Fifth Edition. London: Printed for W. Strahan, J. and F. Rivington, W. Johnston, T. Longman; and T. Cadell in the Strand; and W. Greech at Edinburgh. 1781.

≪目次: ≫
訳者まえがき (二〇一三年四月  高 哲男)
お知らせ
凡例


アダム・スミス
道徳感情論

第一部 行為の適合性(プロプライエティ)について 〔三篇構成〕

第二部 功績(メリット)と欠陥(デメリット)について、すなわち、報奨と罰の対象について 〔三篇構成〕

第三部 我々自身の感情と行為に関する我々の判断の基礎、および義務感について

第四部 是認という感情に対して効用がもつ効果について 〔一篇構成〕

第五部 道徳的な是認や否認という感情に対する慣習や流行の影響について 〔一篇構成〕

第六部 美徳(ヴァーチュー)の特徴について 〔三篇構成〕

第七部 道徳哲学の体系について 〔四篇構成〕

4:30 午前  
Blogger yoji said...

LA RICHESSE CACHÉE DES NATIONS | GABRIEL ZUCMAN *

gabriel-zucman.eu/richesse-cachee/
Cette page présente les calculs et les données utilisées dans mon livre La Richesse cachée des nations. Enquête sur les paradis fiscaux (Le Seuil, 2013).

cachée feminine singular of the past participle of cacher
hidden 隠れた


原題はアダム・スミスの国富論の仏語タイトル↓を想起させるもの。
(国富論 Recherches sur la nature et les causes de la richesse des nations (en anglais, An Inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations), ou plus simplement la Richesse des nations, est le plus célèbre ouvrage d’Adam Smith. Publié en 1776, c’est le premier livre moderne d’économie.)

失われた国家の富 タックス・ヘイブンの経済学|書籍出版|NTT出版
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002336
タックス・ヘイブンと戦う方法について最良の書を著した。必読書である――トマ・ピケティ

グローバル資本主義の暗部「タックス・ヘイブン」。近年、先進国の協調による包囲網が敷かれているとはいえ、巨額な資金が税金逃れを目的に依然として流れ込んでいる。まだ20代の若手経済学者によって書かれた本書は、タックス・ヘイブンの実体を経済学的手法により、客観的に計測、現在の対策を検証し、そして未来のグローバルな課税対策を提案する。

10:47 午前  
Blogger yoji said...

2:19

ドグマ

  第二節 固定資本の構成部分,補填,修繕,蓄積
 9. 前貸資本の総回転。回転循環
 10. 固定資本と流動資本とにかんする諸学説。重農主義者とアダム・スミス
 11. 固定資本と流動資本とにかんする諸学説。リカードウ
 12. 労働期間
 13. 生産時間
 14. 通流時間
 15. 資本前貸の大きさにおよぼす回転時間の影響
  第一節 労働期間が流通期間に等しいばあい
  第二節 労働期間が流通期間より大きいばあい
  第三節 労働期間が流通期間より小さいばあい
  第四節 結語
  第五節 価格変動の影響
 16. 可変資本の回転
  第一節 剰余価値の年率
  第二節 個別可変資本の回転
  第三節 社会的に考察された可変資本の回転
 17. 剰余価値の流通
  第一節 単純再生産
  第二節 蓄積と拡大再生産

三 社会的総資本の再生産と流通
 18. 緒論
  第一節 研究の対象
  第二節 貨幣資本の役割
 19. 対象についての従来の諸叙述
  第一節 重農学派
  第二節 アダム・スミス
   一 スミスの一般的観点
   二 スミスによるv+mへの交換価値の分解  (v+mのドグマ、正解はc+v+m)
   三 不変資本部分
   四 アダム・スミスにおける資本と収入
   五 要約
  第三節 スミス以降の論

2:31 午前  
Blogger yoji said...


新フィッシャー主義とFTPL - himaginaryの日記
http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20170109/EconReporter_Cochrane_interview
インタビュアー
サージェントはこの理論を30年以上前に開発しましたが、主流派にこれまで採用されてこなかったのはなぜでしょうか? 何が最近変わったのでしょうか?
コクラン
実際のところ、FTPLはもっとずっと以前に遡ります。アダム・スミスは次のような素晴らしい言葉を残しています:
税のうち一定割合はある種の紙幣で支払わなければならない、と布告した王子は、それによってその紙幣に一定の価値を与えているのである。(国富論、第2冊)

“A prince who should enact that a certain proportion of his taxes should be paid in a paper money of a certain kind might thereby give a certain value to this paper money.” (Wealth of Nations, Book II)
 
ということで、基本的な考えはアダム・スミスにあったのです。
すべての貨幣経済学における謎は、「この紙切れのためになぜ我々はこれほど一生懸命に働くのか?」というものです。考えてみれば、それは本当に謎です。あなたも私も一日中額に汗して働き、家に何を持ち帰るのでしょうか? 死んだ大統領の絵が印刷された幾枚かの紙切れです。この小さな紙切れのためになぜ我々はこれほど一生懸命に働くのでしょうか? 誰かがそれを受け取ると知っているからです。しかしなぜその誰かはそれを受け取るのでしょうか? これが経済学の謎です。
FTPLはこの謎に根本的な回答を与えます。その理由というのは、米国では毎年4月15日に税金を払わなければならないからです。そして納税は、まさにその政府貨幣によって行わねばなりません。かつては羊や山羊で納税していた時代もありましたが、今は受け取ってもらえません。彼らは紙幣を取り戻したがっています。ということで、根本的には、貨幣の価値は、政府がそれを税金として受け取ることから生じているのです。
サージェントの研究はそのことを示す上で極めて素晴らしいものでした。しかしミルトン・フリードマンも、金融政策と財政政策の協調について有名な論文を書いています。ということで、ある意味においては、この理論は昔から存在していたのです。問題は、どの程度重きを置くか、ということに過ぎなかったわけです。


Cochrane, John H. (1998) “A Frictionless View of US Ination.” In Ben S. Bernanke and Julio J. Rotemberg. eds. NBER Macroeconomics Annual 1998. Cambridge, MA US: MIT Press. pp. 323–334.

Sargent & Wallace (1981)
Some Unpleasant Monetarist Arithmetic Thomas Sargent,Neil Wallace (1981)
https://www.minneapolisfed.org/research/qr/qr531.pdf

Leeper, Eric M. (1991) “Equilibria under ’Active’ and ’Passive’ Monetary Policies.” Journal of Monetary Economics. Vol. 27. No. 1. pp. 129–147.

Woodford, Michael (1994) “Monetary Policy and Price Level Determinacy in a Cash in Advance Economy.” Economic Theory. Vol. 4. pp. 345–380.
Woodford, Michael (1995) “Price Level Determinacy without Control of a Monetary Aggregate.” CarnegieRochester Conference Series on Public Policy. Vol. 43. pp. 1–46.

Sims, Christopher (1994) “A Simple Model for the Study of the Determination of the Price Level and the Interaction of Monetary and Fiscal Policy.” Economic Theory. Vol. 4. pp. 381–399.




《ある君主が、かれの税の一定部分は一定の種類の紙幣で支はらわれなければならないという、法令をだすとすれば、かれはそうすることによって、この紙幣に一定の価値をあたえうるであろう。》
アダム・スミス『国富論』2:2最終部
世界の大思想上




行動経済学
比較優位
ftpl
これらすべて
がアダムスミス起源と言える

12:29 午前  
Blogger yoji said...

アダム・スミス国富論1:11:2
《食物にたいする欲求は、各人において、人間の胃のせまい能力によって制限されている…》
“The demand for food is limited by the capacity of a man's stomach."

1:02 午前  
Blogger yoji said...

行動経済学の逆襲 (早川書房)
リチャード セイラー (著), 遠藤 真美 (翻訳)


…経済学はいくつかの核となる前提が設定され 、その前提の下で理論が展開されている 。
 経済理論の核となる前提とは 、人は自分にとって最適な行動を選択する 、というものだ 。
つまり 、私たちは経済学者の言う 「合理的期待 ( r a t i o n a l  e x p e c t a t i o n s ) 」
に基づいて選択をしているというのである 。…
 この制約付き最適化 ( c o n s t r a i n e d  o p t i m i z a t i o n =限られた予算の下で
最良のものを選ぶこと )の前提は 、経済理論のもう 1つの柱である均衡 ( e q u i l i b r i u
m )と結びついている 。価格が自由に変動する競争市場では 、供給と需要が一致するように
価格が調整される 。これを少し単純化すると 、 「最適化 +均衡 =経済学 」という式で表す
ことができる 。この組み合わせは強力で 、他の社会科学はとうてい太刀打ちできない 。とこ
ろがいくつか問題がある 。経済理論が拠って立つ前提には欠陥があるのだ 。…

私たちが住んでいるのはエコンの世界ではない 。ヒュ ーマンの世界だ 。それはあなたも
わかっているし 、私もわかっている 。そして 、大半の経済学者も人間なので 、自分たちが住
んでいるのがエコンの世界ではないことを 、経済学者もわかっている 。現代経済思想の父 、
アダム ・スミスは 、そうはっきり述べている 。名著 『国富論 』を書く前に 、人間の 〝情念 〟
だけを論じた本をスミスは書いているのだ 。

7:43 午前  

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