水曜日, 9月 30, 2015

岩井克人:メモ

                 (リンク::::::::::経済学
参考:
ジョン・ロー他
https://nam-students.blogspot.com/2015/09/blog-post_31.html

ヴィクセル『利子と物価』:WICKSELL, K. , Geldzins und Gütenpreise. 1898
http://nam-students.blogspot.jp/2015/12/wicksell-k-geldzins-und-gutenpreise-1898.html



『二十一世紀の資本主義論』(ちくま学芸文庫)所収「西鶴の大晦日」が興味深い。金銀銅の貨幣の使い分けを描いていて秀逸。『資本主義を語る』の「貨幣・言語・数(柄谷行人)」もここでしか読めない。同書ではカレツキにも言及している。ヴィクセル的不均衡に関しては『不均衡動学の理論』が必読。岩井克人氏はゲゼルをどう評価するのだろうか?

不均衡動学の理論
 叢書名   モダン・エコノミックス  
 著者名等  岩井克人/著  
 出版者   岩波書店
 出版年   1987.1
 大きさ等  21cm 305p
 NDC分類 331.84
 件名    経済学  
 件名    均衡論(経済学上)  
 件名    ケインズ経済学  
 要旨    アダム・スミス時代から、経済学は「見えざる手」という神話を語り続けてきた。じっさ
い、経済学の歴史のなかで、だれもまともに「見えざる手」を見ようとはしなかった。も
し価格が市場において現実に動いているのならば、それはいったいだれの手によって動か
されているのだろうか?本書はこの「見えざる手」を見ようという試みである。
 目次    序章 「見えざる手」から不均衡動学へ;第1部 ヴィクセル的不均衡動学(独占的競争
企業の動学理論;予想の形成過程;不均衡累積過程の理論);第2部 短期のケインズ的
不均衡動学(ケインズの有効需要原理;ケインズ的不況理論とヴイクセル的恐慌理論―統
合化の試み);第3部 長期のケインズ的不均衡動学(ケインズ的賃金調整モデル;長期
フィリップス曲線の「蚊柱」理論)


ケインズ経済における均衡と不均衡:

      ヴィクセル的不均衡
     ____________   
    /  ヴィクセル均衡   \   
   /   ________   \
  /   / ケインズ均衡 \   \ 
 |   /   ____   \   |
 |  |   /    \   |  |
 |  |  |総予想均衡 |  |  |
 |  |  |      |  |  |
 |  |   \____/   |  |
 |   \  派生的不均衡  /   |
  \   \________/   / 
   \   ケインズ的不均衡   / 
    \____________/ 
      ヴィクセル的不均衡

岩井克人『不均衡動学の理論』182頁より

西洋経済古書収集ーヴィクセル,『利子と物価』
http://www.eonet.ne.jp/~bookman/gennkaisyugi/wickseiigeldzins.htm
 この物価変動のメカニズムでさらに留意すべきことは、原因である両利子率の差が解消して両利子率が合致したとしても、一旦上昇(下降)した物価は元に戻らないことである。そして、両利子率に差があるかぎり、物価変動は継続する。銀行が貸付利子を自然的資本利子率以下に維持するなら、物価は上昇続けるのである。「もしある原因が問題の変数をある地点から引きはなす場合に、こうした原因が作用することを止めたとしても、その変数は、もとにもどる傾向を少しももたないのである。そうした変数はその場に止まる。ところが、その原因が作用している限り、問題の変数は移動しつづけるのである。」(マルシャル・ルカイオン、1978、p.45)
 これをヴィクセルは「中立的均衡」と呼んで「安定的均衡」と対比している。後者は相対価格の動きであり、振子の運動に例えられている。前者は(いくらか摩擦のある)平面上に置かれた円筒に例えられている。力が加わる限り他所に移動し、力が消えても暫くは静止しないイメージである。この「中立的均衡」は、後に「貨幣的均衡」とも呼ばれている。
 さらに期待が加わり、企業者が物価上昇を生産計画に織り込むと「陣風を作る」。「上述のごとくにして起こる価格変動が、一時的なものと見做される限り、それは実際には恒久的に存続する。併しそれが恒久的なものと見做されるや否や、それは累進的となる。最後にそれが累進的と見做されるならば、それは雪崩的となる」(『国民経済学講義Ⅱ』ドイツ版序文;Ⅱ巻の新訳は未刊行、旧訳の未見のため北野、1956、p.149より引用)

参照:
岩井克人『不均衡動学の理論』7頁
利子と価格 Interest and Prices p.101
 

現代経済学研究 新しい地平を求めて
 著者名等  鬼塚雄丞,岩井克人/編  ≪再検索≫
 出版者   東京大学出版会
 出版年   1988.7
 大きさ等  22cm 346p
 NDC分類 331
 件名    経済学  ≪再検索≫
 要旨    この論文集は、危機意識を持ちつづけてきた経済学研究者が、その研究の歩みを一時休め
、現代の経済学がおかれている状況に関してそれぞれの仕事を中心とした鳥瞰図を描こう
という試みである。
 目次    均衡と不均衡―J.S.ミルの場合(根岸隆);経済学の「原点」から(浜田宏一);「
企業規模の決定」について(鬼木甫);世代間の効用依存と所得移転(堀元);政府予算
制約と経済の動学的安定性(奥野正寛);貨幣と社会的分金業(清滝信宏);マクロ経済
学とは何か―市場不均衡とマクロ経済現象(岩井克人);ケインズ理論と労働市場(小谷
清);マクロ経済の変動について―日本経済の経験(吉川洋);金融調節のメカニズム―
動学的考察(植田和男;植草一秀);期待形成とマクロ経済変動―設備投資と在庫変動の
一考察(浅子和美);わが国における在庫投資の決定要因(宮川努);国際資本移動と長
期ISバランス―発展段階説における動学・静学分析の比較(鬼塚雄丞);マンデル‐フ
レミング理論の再検討―経済主権と政策協調(篠原総一);実物的ショックと貨幣的ショ
ック―動学的2国モデルによる分析(奥村隆平);経済成長と国際資本移動―2国・世代
重複モデルによる分析(秋山太郎);ヴェブレンの意匠をめぐって(八木甫);海浜保護
と譲渡性埋め立て権市場の創設―織田が浜の埋め立てを例として(岩田規久男);電力独
占の制度経済学的考察―脱原発社会への展望(室田武);人的・
 内容    各章末:参考文献




終りなき世界 90年代の論理
 著者名等  柄谷行人,岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   太田出版
 出版年   1990.11
 大きさ等  20cm 219p
 NDC分類 304
 件名    資本主義  ≪再検索≫
 要旨    日米経済摩擦、コメの開放問題、株価の暴落、世界経済の不況の兆し、そしてイラクのク
ウェート侵攻と戦争の危機。「民主主義」の勝利感のなかで明けた90年代は、数カ月後
には、また激しい流動を見せはじめた。新たなる混迷を露呈してきた世界は、今一体どこ
へ向かって歩みだそうとしているのだろうか。本書によるふたりの白熱の討議を通して、
90年代の危機を生きる、新しい論理が提示される。
 目次    序章 「昭和の終焉」と1989年;第1章 世界資本主義とコメ;第2章 資本主義の
固有と普遍;第3章 社会主義と資本主義の敗北;第4章 帝国の露呈と終りなき運動


ヴェニスの商人の資本論
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   1992.6
 大きさ等  15cm 317p
 NDC分類 330.4
 件名    経済学  ≪再検索≫
 要旨    〈資本主義〉のシステムやその根底にある〈貨幣〉の逆説とはなにか。その怪物めいた謎
をめぐって、シェイクスピアの喜劇を舞台に、登場人物の演ずる役廻りを読み解く表題作
「ヴェニスの商人の資本論」。そのほか、「パンダの親指と経済人類学」など明晰な論理
と軽妙な洒脱さで展開する気鋭の経済学者による貨幣や言葉の逆説についての諸考察。
 目次    資本主義(ヴェニスの商人の資本論;キャベツ人形の資本主義;遅れてきたマルクス);
貨幣と媒介(媒介が媒介について媒介しはじめる話;広告の形而上学;ホンモノのおカネ
の作り方;はじめの贈与と市場交換;パンダの親指と経済人類学);不均衡動学(不均衡
動学とは;個人「合理性」と社会「合理性」;マクロ経済学の「蚊柱」理論;「経済学的
思考について;知識と経済不均衡);書物

貨幣論
 著者名等  岩井克人/〔著〕  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   1993.3
 大きさ等  20cm 224,7p
 NDC分類 337.1
 件名    貨幣  ≪再検索≫
 要旨    マルクスにのっとり、マルクスをのりこえ、マルクスを読み破る。資本主義の根源的な危
機を洞察する。
 目次    第1章 価値形態論;第2章 交換過程論;第3章 貨幣系譜論;第4章 恐慌論;第5
章 危機論



現代の経済理論
 著者名等  岩井克人/編  ≪再検索≫
 著者名等  伊藤元重/編  ≪再検索≫
 出版者   東京大学出版会
 出版年   1994.03
 大きさ等  22cm 324p
 注記    各章末:参考文献
 NDC分類 331
 件名    経済学  ≪再検索≫
 要旨    漸新な分析手法により全体像を照射。第一線の研究者による最新のState of A
rt。
 目次    序 経済理論の新展開;1 ゲーム理論による経済学の静かな革命;2 過去、現在、未
来―繰り返しゲームと経済学;3 独占的競争の一般均衡モデル;4 戦略的通商政策と
通商問題;5 貨幣と信用の理論;6 一般均衡理論の動学的展開―安定性とカオスをめ
ぐって;7 経済成長論


資本主義を語る
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   1997.02
 大きさ等  15cm 324p
 NDC分類 332.06
 件名    資本主義  ≪再検索≫
 要旨    「ノアの洪水以前」から資本主義は存在した。その資本主義の中心にいるのは、はたして
人間なのだろうか?「差異の原理」を分析しつつ、資本主義とは何か、そして日本独自の
資本主義とは何なのかを解明するスリリングな論考。今村仁司・柄谷行人・網野善彦・水
村美苗との四つの対談を併せ収める。
 目次    1 資本主義と人間を語る(差異と人間;進化論と経済学;「法人」と日本資本主義;ニ
ッポン人);2 『貨幣論』を語る(マルクスの逆説(今村仁司);貨幣・言語・数(柄
谷行人));3 歴史と人間を語る(「百姓」の経済学(網野善彦);帰って来た人間(
水村美苗))

貨幣論
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   1998.03
 大きさ等  15cm 237,8p
 NDC分類 337.1
 件名    貨幣  ≪再検索≫
 要旨    資本主義の逆説とは貨幣のなかにある!『資本論』を丹念に読み解き、その価値形態論を
徹底化することによって貨幣の本質を抉り出して、「貨幣とは何か」という命題に最終解
答を与えようとする。貨幣商品説と貨幣法制説の対立を止揚し、貨幣の謎をめぐってたた
かわされてきた悠久千年の争いに明快な決着をつける。
 目次    第1章 価値形態論;第2章 交換過程論;第3章 貨幣系譜論;第4章 恐慌論;第5
章 危機論


二十一世紀の資本主義論
 著者名等  岩井克人/〔著〕  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   2000.03
 大きさ等  20cm 310p
 NDC分類 332.06
 件名    資本主義  ≪再検索≫
 要旨    来るべき危機とは何か?世紀末をおそった金融危機はこれからもくりかえし起るであろう
、だが真の危機はその先に、グローバル市場経済の基軸通貨ドルの危機として出現するで
あろう―問題の所在を鮮やかに論じる書き下し表題作を柱に、「西鶴の大晦日」「美しき
ヘレネーの話」「ボッグス氏の犯罪」など卓抜な論考・エッセイを収録。
 目次    1 二十一世紀へむけて(二十一世紀の資本主義論―グローバル市場経済の危機;インタ
ーネット資本主義と電子貨幣);2 短いエッセイ(売買と買売;商業には名前がなかっ
た ほか);3 長いエッセイ(西鶴の大晦日;美しきヘレネーの話 ほか);4 経済
学をめぐって(マクロ経済学とは何か;ケインズとシュムペーター ほか);5 時代と
ともに(資本主義「理念」の敗北;歴史の終焉と歴史の現実 ほか)

 タイトル  会社はこれからどうなるのか
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 1947年生まれ。東京大学経済学部卒。イェール大学助教授、東京大学助教授、プリン
ストン大学客員準教授、ペンシルベニア大学客員教授などを経て、89年より東京大学経
済学部教授。専門は経済理論。日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞受賞。
 出版者   平凡社
 出版年   2003.2
 大きさ等  20cm 341p
 NDC分類 335.21
 件名    企業-日本  ≪再検索≫
 要旨    現在の日本経済を覆っているデフレは、たんなる景気循環による不景気ではない。かつて
の驚異的な高度成長のベースにあった産業資本主義が形を変え、ポスト産業資本主義に変
質しつつある大転換に、日本の「会社」がうまく対応できないために起こっているのだ。
日本が二十一世紀を生き抜くためには、産業資本主義時代のまま生き残っている個々の「
会社」の仕組みを根本から洗い直し、新しい資本主義にふさわしい形にしていかなければ
ならない。本書は、会社の仕組みを基礎の基礎からやさしく説き起こし、経営者、サラリ
ーマン、そして、これから就職する学生諸氏が、新しい資本主義にふさわしい会社のあり
方、新しい働き方を考えるヒントを提供する。
 目次    第1章 なぜいま、日本の会社はリストラをするのか;第2章 会社という不思議な存在
;第3章 会社の仕組み;第4章 法人論争と日本型資本主義;第5章 日本型資本主義
とサラリーマン;第6章 日本型資本主義の起源;第7章 資本主義とは何か;第8章 
デ・ファクト・スタンダードとコア・コンピタンス;第9章 ポスト産業資本主義におけ
る会社のあり方;第10章 会社で働くということ
 内容    産業構造の大きな変化と長期化する不況の中であえいでいる「会社」。資本、経営、雇用
などを根本から洗い直し、21世紀における「会社」の新しい可能性を探る。全ての経営
者、サラリーマン、学生に捧げる新・会社論。


会社はだれのものか
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 1947年生まれ。東京大学経済学部卒。専門は経済理論。イェール大学助教授、プリン
ストン大学客員準教授、ペンシルベニア大学客員教授等を経て、89年東京大学経済学部
教授。2001~04年同学部学部長。日経・経済図書文化賞特賞、サントリー学芸賞、
小林秀雄賞受賞。
 出版者   平凡社
 出版年   2005.6
 大きさ等  20cm 183p
 NDC分類 335.21
 件名    企業-日本  ≪再検索≫
 要旨    おカネよりも人間。個人よりもチーム。会社の未来は、ここにある。
 目次    第1部 会社はだれのものか(ライブドアとフジテレビ;会社とは何か;会社の二階建て
構造;コーポレート・ガバナンスとは何か;会社経営者の義務 ほか);第2部(新・日
本型経営が見えてきた―小林陽太郎氏との対話;次世代産業は日本がリードする―原丈人
氏との対話;会社は、驚きに満ちている―糸井重里氏との対話)
 内容    ロングセラー『会社はこれからどうなるのか』の待望の続編。最もわかりやすい会社論の
一つとして好評だった前作のテーマをさらに広げ、中小企業論として展開。「会社」とい
う組織の本質に迫る。


二十一世紀の資本主義論
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   2006.7
 大きさ等  15cm 367p
 NDC分類 332.06
 件名    資本主義  ≪再検索≫
 要旨    グローバル市場経済にとっての真の危機とは、金融危機や恐慌ではない。基軸通貨ドルの
価値が暴落してしまうグローバルなハイパー・インフレーションである。しかし、自由を
知ってしまった人類は好むと好まざるとにかかわらず、資本主義の中で生きていかざるを
えない。21世紀の資本主義の中で、何が可能であり、何をなすべきかを考察し、法人制
度や市民社会のあり方までを問う先鋭的論考。
 目次    1 二十一世紀へむけて(二十一世紀の資本主義論―グローバル市場経済の危機;インタ
ーネット資本主義と電子貨幣);2 短いエッセイ(売買と買売;商業には名前がなかっ
た ほか);3 長いエッセイ(西鶴の大晦日;美しきヘレネーの話 ほか);4 経済
学をめぐって(マクロ経済学とは何か;ケインズとシュムペーター ほか);5 時代と
ともに(資本主義「理念」の敗北;歴史の終焉と歴史の現実 ほか)
 内容    ソ連の崩壊と東アジアに端を発した金融危機―世紀末を襲った政治・経済の世界的激震を
経て、資本主義はどうなるのか。


資本主義から市民主義へ 貨幣論 資本主義論 法人論 信任論 市民社会論 人間論
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  三浦雅士/聞き手  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】1947年生まれ。東京大学経済学部卒。イェール大学助教授、東京大学助教授
、プリンストン大学客員準教授、ペンシルべニア大学客員教授などを経て、現在、東京大
学経済学部教授。専門は経済理論。日経・経済図書文化賞特賞、サントリー学芸賞、小林
秀雄賞受賞。
 著者等紹介 【三浦】1946年生まれ。小社編集主幹。文芸評論家。著書に「私という現象」「メラ
ンコリーの水脈」「身体の零度」「青春の終焉」「出生の秘密」など。
 出版者   新書館
 出版年   2006.8
 大きさ等  20cm 277p
 NDC分類 331
 件名    経済思想  ≪再検索≫
 要旨    貨幣は貨幣だから貨幣なのだ。貨幣を根拠づけるものはただ貨幣だけ。社会と人間を貫く
自己循環論法が恐慌をも生めば、自由をももたらす―いまもっとも注目すべき思想家・岩
井克人の思想の核心を明かす。
 目次    第1章 貨幣論;第2章 資本主義論;第3章 法人論;第4章 信任論;第5章 市民
社会論;第6章 人間論
 内容    貨幣は貨幣だから貨幣なのだ。貨幣を根拠づけるものはただ貨幣だけ。社会と人間を貫く
自己循環論法が恐慌をも生めば、自由をももたらす…。今最も注目すべき思想家・岩井克
人の、思想の核心を明かす。


 タイトル  M&A国富論 「良い会社買収」とはどういうことか
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  佐藤孝弘/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】1947年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。イェール大学助教授、東京大学
助教授、プリンストン大学客員準教授、ペンシルベニア大学客員教授等を経て、89年よ
り東京大学経済学部教授。2007年より東京財団主任研究員。日経経済図書文化賞特賞
、サントリー学芸賞など受賞。
 著者等紹介 【佐藤】1975年北海道生まれ。東京大学法学部卒業後、経済産業省に入省。中小企業
庁にて会社法・会計関連制度改正への提言のとりまとめ等に携わる。退官後、飲食店経営
、日本経営合理化協会勤務を経て、現在、東京財団政策研究部研究員兼プログラム・オフ
ィサー。
 出版者   プレジデント社
 出版年   2008.9
 大きさ等  20cm 232p
 NDC分類 335.5
 件名    企業集中  ≪再検索≫
 要旨    「資本鎖国主義」vs「株主至上主義」、買収をめぐる論議にこの一冊が決着をつける。
 目次    第1章 「資本鎖国主義」VS「株主至上主義」;第2章 アメリカ型ルール導入の実験
と失敗;第3章 TOB価格による決着の問題点;第4章 株式会社の本質と会社買収;
第5章 新しい会社買収ルールの創造;第6章 資本主義の変質と会社買収;第7章 種
類株式の可能性;第8章 気概を持ってルールづくりを;特別対談―良い株主が、良い経
営者を選ぶ、良い買収の仕組み
 内容    「資本鎖国主義」vs「株式至上主義」。本書では、「会社買収」のあり方についてでき
る限り根本的なところから考え直し、国富の最大化という立場から、理論的にも実務的に
も望ましい「会社買収ルール」を提示する。
 ISBN等 4-8334-1882-7


会社はこれからどうなるのか
 叢書名   平凡社ライブラリー  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 1947年生まれ。東京大学経済学部卒。専門は経済理論。イェール大学助教授、東京大
学助教授、プリンストン大学客員准教授等を経て89年東京大学経済学部教授。2006
年より武蔵野大学客員教授。日経・経済図書文化賞特賞、サントリー学芸賞、第2回小林
秀雄賞受賞。
 出版者   平凡社
 出版年   2009.9
 大きさ等  16cm 373p
 NDC分類 335.21
 件名    企業-日本  ≪再検索≫
 要旨    日本は産業資本主義からポスト産業資本主義への大転換期にさしかかっている。ところが
、今の日本の「会社」は、それにうまく対応できていない。日本が21世紀を生き抜くた
めには、個々の「会社」の仕組みを洗い直し、新しい資本主義にふさわしい形にしていか
なければならない。
 目次    第1章 なぜいま、日本の会社はリストラをするのか;第2章 会社という不思議な存在
;第3章 会社の仕組み;第4章 法人論争と日本型資本主義;第5章 日本型資本主義
とサラリーマン;第6章 日本型資本主義の起源;第7章 資本主義とは何か;第8章 
デ・ファクト・スタンダードとコア・コンピタンス;第9章 ポスト産業資本主義におけ
る会社のあり方;第10章 会社で働くということ
 内容    ポスト産業資本主義への大転換期にさしかかる中、日本の「会社」はうまく対応できてい
ない。個々の会社の仕組みを洗い直し、21世紀を生き抜くための、新しい資本主義にふ
さわしい形を目指す1冊。



IFRSに異議あり
 叢書名   日経プレミアシリーズ  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  佐藤孝弘/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】1947年東京都生まれ。東京大学経済学部卒。イエール大学助教授、東京大学
経済学部教授などを経て、現在国際基督教大学客員教授、武蔵野大学特任教授、東京財団
上席研究員。日本経済図書文化特賞、サントリー学芸賞、小林秀雄賞受賞など。
 著者等紹介 【佐藤】1975年北海道生まれ。東京大学法学部卒、経済産業省入省。退官後、自営業
、日本経営合理化協会を経て、東京財団研究員兼政策プロデューサー。著書「M&A国富
論」で第3回M&Aフォーラム賞正賞。「学校選択制のデザインデーム理論アプローチ」
第1章を執筆。
 出版者   日本経済新聞出版社
 出版年   2011.5
 大きさ等  18cm 218p
 NDC分類 336.92
 件名    会計原則  ≪再検索≫
 内容    IFRSは理論的に大きな欠陥を抱えているだけではなく、導入企業に莫大なコストを課
すこととなる。日本企業の命運を左右するIFRS導入の是非を問い、戦略的対応を提言

IFRS(International Financial Reporting Standards)とは、国際会計基準審議会( IASB)によって設定された会計基準の総称。

金融危機とマクロ経済 資産市場の変動と金融政策・規制
 著者名等  岩井克人/編  ≪再検索≫
 著者名等  瀬古美喜/編  ≪再検索≫
 著者名等  翁百合/編  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】東京大学経済学部卒。イェール大学助教授、コウルズ経済研究所上級研究員、プ
リンストン大学客員准教授、ペンシルバニア大学客員教授、東京大学経済学部教授等を経
て、現在、国際基督教大学客員教授、武蔵野大学特任教授、東京財団上席研究員、東京大
学名誉教授。
 著者等紹介 【瀬古】慶應義塾大学経済学部卒、慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退
学。1982年マサチューセッツ工科大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。日
本大学経済学部助手、同専任講師、同助教授、同教授を経て、現在、慶應義塾大学経済学
部教授。
 出版者   東京大学出版会
 出版年   2011.9
 大きさ等  22cm 306p
 NDC分類 338.9
 件名    国際金融  ≪再検索≫
 件名    巨視的経済学  ≪再検索≫
 目次    第1部 金融政策とマクロ経済(金融革新と銀行行動―金融危機の発生メカニズム;サブ
プライムローン問題の日本経済への影響―日本を襲った2つの金融危機;金融危機と日本
の量的緩和政策);第2部 資産市場の変化(バブルと金融システム;不動産価格の変動
とマクロ経済への影響―転居阻害要因と住宅価格変動の分析から;貧困率と所得・金融資
産格差);第3部 金融危機への対応と規制(金融市場におけるリスクと特性―複雑シス
テムの物理学の視点から;グローバル金融危機と中央銀行の対応―日本における「非伝統
的金融政策」の経験から;金融危機後の規制監督政策―マクロプルーデンスの視点から)
;総括と展望―残された研究課題は何か?
 内容    今次の世界同時不況は、これまでのマクロ経済学の敗北であった。日本学術会議経済学委
員会のメンバーが、危機とその後の大不況の分析から、経済学の新たなパラダイム構築の
ための足掛かりを提示する。
 内容    内容: 金融政策とマクロ経済 金融革新と銀行行動   小川一夫著
 内容    サブプライムローン問題の日本経済への影響   宮越龍義, 高橋豊治, 島田淳二,
 佃良彦著
 内容    金融危機と日本の量的緩和政策   本多佑三, 立花実著
 内容    資産市場の変化 バブルと金融システム   柳川範之, 平野智裕著
 内容    不動産価格の変動とマクロ経済への影響   瀬古美喜, 隅田和人, 直井道生著
 内容    貧困率と所得・金融資産格差   大竹文雄, 小原美紀著
 内容    金融危機への対応と規制 金融市場におけるリスクと特性   高安秀樹著
 内容    グローバル金融危機と中央銀行の対応   福田慎一著
 内容    金融危機後の規制監督政策   翁百合著
 内容    総括と展望   岩井克人著


 タイトル  経済学は何をすべきか
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  鶴光太郎/著  ≪再検索≫
 著者名等  小林慶一郎/著  ≪再検索≫
 著者名等  中神康議/著  ≪再検索≫
 著者名等  矢野誠/著  ≪再検索≫
 著者名等  大橋弘/著  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】国際基督教大学客員教授、東京大学名誉教授。日経・経済図書文化賞特賞、サン
トリー学芸賞、小林秀雄賞など数多くの賞を受賞した、ケインズの観点から経済社会を捉
える日本を代表する経済学者。
 著者等紹介 【鶴】慶應義塾大学大学院商学研究科教授。経済企画庁、日本銀行金融研究所、経済産業
研究所のエコノミストを歴任。「日本の経済システム改革」など骨太な著作を著わし、政
策と理論の融合を目指す研究者。
 出版者   日本経済新聞出版社
 出版年   2014.2
 大きさ等  20cm 240p
 NDC分類 331
 件名    経済学  ≪再検索≫
 要旨    世界金融危機、長期にわたるデフレ―。なぜこれらの問題を解決できないのか。市場に委
ねることが危険なのか、経済学は適切な対策を提示できないのか?第一級の研究者たちが
問題の本質に鋭く迫る。
 目次    1 経済学に罪あり(経済危機と経済学の責任;新古典派経済学の資本主義観 ほか);
2 日本の経済論争はなぜ不毛なのか(政策と経済学の不幸な関係;キーワードは「国民
目線」 ほか);附論 資本生産性は倍増できる(極端に低い日本の資本生産性;問題の
所在 ほか);3 現代の金融危機と「市場の質理論」(「市場の質理論」と分析対象;
市場の質理論の歴史的検証 ほか);4 経済学にイノベーションを(経済学は追いつめ
られているのか;経済学の「原則」をふりかえる ほか)
 内容    世界金融危機で大きく揺らいだ経済学への信任。なぜこのような事態になったのか、活路
はあるのか。岩井克人、鶴光太郎、小林慶一郎などの第一人者が、経済学、経済政策の限
界と可能性を明らかにする問題提起の書。
 内容    内容: 経済学に罪あり / 岩井克人著 日本の経済論争はなぜ不毛なのか / 鶴光
太郎, 小林慶一郎著 附論 資本生産性は倍増できる / 中神康議, 小林慶一郎著
 中神・小林論文を読んで / 鶴光太郎著 コメントへのリジョインダー / 小林慶
一郎著 現代の金融危機と「市場の質理論」 / 矢野誠著 経済学にイノベーションを
 / 大橋弘著



資本主義から市民主義へ
 叢書名   ちくま学芸文庫  ≪再検索≫
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  三浦雅士/聞き手  ≪再検索≫
 出版者   筑摩書房
 出版年   2014.4
 大きさ等  15cm 330p
 NDC分類 331
 件名    経済思想  ≪再検索≫
 要旨    貨幣は貨幣だから貨幣なのだ。貨幣を根拠づけるものはただ貨幣だけ。言語・法・貨幣の
、社会と人間を貫く自己循環論法こそが、恐慌も生めば、自由をももたらす。それを踏ま
えて、われわれはどのような市民社会を構想すべきか。資本主義を超えて、来たるべき市
民主義とはいかなるものか。貨幣論に始まり、資本主義論、法人論、信任論、市民社会論
、人間論、そして倫理論まで、経済学や社会哲学を縦横に論じつつわかりやすく解説。次
代の社会像を示す!
 目次    第1章 貨幣論;第2章 資本主義論;第3章 法人論;第4章 信任論;第5章 市民
社会論;第6章 人間論;補章 倫理論
 内容    来たるべき市民主義とは何か。貨幣論に始まり、資本主義論、法人論、信任論、市民社会
論、人間論まで、多方面にわたる岩井理論がこれ一冊でわかる!

 タイトル  会社は社会を変えられる 社会問題と事業を〈統合〉するCSR戦略
 著者名等  岩井克人/編著  ≪再検索≫
 著者名等  小宮山宏/編著  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】東京大学卒。東京財団名誉研究員。国際基督教大学客員教授。イェール大学経済
学部助教授、プリンストン大学客員准教授、ペンシルバニア大学客員教授などを歴任。東
京大学名誉教授、武蔵野大学客員教授。2007年紫綬褒章を受章。小林秀雄賞、サント
リー学芸賞など。
 著者等紹介 【小宮山】1972年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、同大学工学部長等を
経て、2005年総長に就任。09年総長退任後、同年総長顧問、三菱総合研究所理事長
に就任。専門は地球環境工学、知識の構造化。(株)三菱総合研究所理事長。著書に「地
球持続の技術」など。
 出版者   プレジデント社
 出版年   2014.7
 大きさ等  19cm 209p
 NDC分類 335.15
 件名    経営倫理  ≪再検索≫
 件名    社会的責任(企業)  ≪再検索≫
 要旨    政府や市民セクターが解決できない社会課題に企業が組織力や技術力といった強みをいか
して、その解決にあたることが期待されるようになってきている。あなたの会社はいま何
を求められているだろうか。
 目次    第1部 なぜいま、会社の出番なのか;第2部 社会を変える会社はどこにいるのか(対
話型 損保ジャパン;ボトムアップ型 伊藤忠商事;グローバル型 武田薬品工業);第
3部 会社の存在意義とはなにか
 内容    政府や市民セクターが解決できない社会課題に、企業が組織力や技術力といった強みをい
かして、その解決にあたることが期待されるようになってきている。実践のヒントとなる
6社の事例とそのポイントを紹介する。


経済学の宇宙
 著者名等  岩井克人/著  ≪再検索≫
 著者名等  前田裕之/聞き手  ≪再検索≫
 著者等紹介 【岩井】1969年東京大学経済学部卒。73年エール大学助教授、88年ペンシルベニ
ア大学客員教授・プリンストン大学客員准教授、89年東京大学教授などを経て、201
0年定年退職。現在、国際基督教大学客員教授、東京財団名誉研究員、東京大学名誉教授
 著者等紹介 【前田】1986年東京大学経済学部卒、日本経済新聞社入社。現在、編集局経済解説部
編集委員。主な著書に「激震関西金融」「地域からの金融革命」「脱「常識」の銀行経営
」、共著に「松下復活への賭け」「アベノミクスを考える」、論文に「経済危機における
日本人の意識と行動」ほか。
 出版者   日本経済新聞出版社
 出版年   2015.4
 大きさ等  20cm 490p
 NDC分類 331
 件名    経済学  ≪再検索≫
 件名    岩井 克人
 要旨    資本主義は本質的に不安定だ。経済を考え抜いた格闘の軌跡。
 目次    第1章 生い立ち―「図鑑」から経済学へ;第2章 MIT留学―学者人生における早す
ぎた「頂点」;第3章 エール大学―『不均衡動学』を書く;第4章 帰国―「シュンペ
ーター経済動学」から「資本主義論」へ;第5章 日本語で考える―『ヴェニスの商人の
資本論』から『貨幣論』へ;第6章 再び米国へ―「日本経済論」から「法人論」へ;第
7章 東京とシエナの間で―「会社統治」論から「信任」論へ;第8章 残された時間―
「経済学史」講義からアリストテレスを経て「言語・法・貨幣」論に
 内容    不均衡動学、貨幣論から企業論、市民論へ。日本を代表する経済学者が、誰にどのような
影響を受け、新たな理論に踏み出していったのかを、縦横無尽に語る。知の巨人のアタマ
の中が、手に取るようにわかる1冊。



12 Comments:

Blogger yoji said...


☆☆☆
岩井克人『資本主義を語る』
http://tetsusala.seesaa.net/article/400611103.html
(「貨幣の起源」に関して、柄谷行人氏との対談『貨幣・言語・数』の中で、岩井氏は次のようなことを語っています。)文庫版197-9頁
《柄谷 …震撼させられたという思いがしたのは、マルクスではなくて、鈴木鴻一郎の『経済学原理論』だった。…ぼくのマルクスの読み方は、宇野弘蔵よりも鈴木鴻一郎を経由しているもので、はじめから「信用」の問題なんです。
岩井 ぼくは、鈴木鴻一郎の講義を一度聞いて、マルクス経済学をやめたんですよ(笑)。
柄谷 ぼくは、講義なんか一度も出ていないもの(笑)。…
岩井 …ぼくがやったというのは、結局、鈴木鴻一郎のいう信用過程が終わって後ろからすべてを見直して、信用過程を最初の流通過程にくり込んだということな のかもしれません。マルクスの場合、「労働価値説」という不可能性のコアをもっていて、「真理」への到達がつねに遅れてしまうから、どうしても俗な意味で の「弁証法的」な展開をしてしまうわけです。ぼくの場合は、その「労働価値説」という不可能性のコアがないから、無限の時間を、無限そのものを今ここで実 体化している「貨幣」の問題の一つの派生的な問題として処理することができたわけです。…》

5:04 午後  
Blogger yoji said...


岩井克人『資本主義を語る』
http://tetsusala.seesaa.net/article/400611103.html
(「貨幣の起源」に関して、柄谷行人氏との対談『貨幣・言語・数』の中で、
岩井氏は次のようなことを語っています。)文庫版197-9頁

《柄谷 …震撼させられたという思いがしたのは、マルクスではなくて、鈴木
鴻一郎の『経済学原理論』だった。…ぼくのマルクスの読み方は、宇野弘蔵より
も鈴木鴻一郎を経由しているもので、はじめから「信用」の問題なんです。
岩井 ぼくは、鈴木鴻一郎の講義を一度聞いて、マルクス経済学をやめたんですよ(笑)。
柄谷 ぼくは、講義なんか一度も出ていないもの(笑)。…
岩井 …ぼくがやったというのは、結局、鈴木鴻一郎のいう信用過程が終わって後ろ
からすべてを見直して、信用過程を最初の流通過程にくり込んだということな のかも
しれません。マルクスの場合、「労働価値説」という不可能性のコアをもっていて、
「真理」への到達がつねに遅れてしまうから、どうしても俗な意味で の「弁証法的」
な展開をしてしまうわけです。ぼくの場合は、その「労働価値説」という不可能性の
コアがないから、無限の時間を、無限そのものを今ここで実 体化している「貨幣」
の問題の一つの派生的な問題として処理することができたわけです。…》

5:05 午後  
Blogger yoji said...

関連記事:スウェーデンでの「お金の存亡」をめぐる闘い
http://news.livedoor.com/article/detail/12136597/
岩井克人 インタビュー
──『貨幣論』で書かれたほかに、この23年で見えてきた新しい貨幣の本質というのはあるのでしょうか?

2008年にある国際会議でリチャード・シーフォードという英エクセター大学の教授のセミナーを聴いて、目から鱗が落ちたことがあります。

シーフォードさんはギリシャ悲劇を専門にしている古典学者なのですが、「古代ギリシャ人は現代人だ」と言い切ります。現代人がギリシャの文学や哲学を読んでも身近に感じると。古代文明のなかで、メソポタミア文明やエジプト文明は現代人にとっては異質だが、ギリシャ文明だけは直接現代に通じる。そして、それはギリシャが世界で最初に貨幣化された社会であったからだというのです。

従来の古代ギリシャ経済の研究では、古代ギリシャというのは貨幣経済とはまったく異質な社会だと思われていましたが、この20年間の考古学や古典学の研究から、貨幣がよく使われた社会だということがわかり始めてきました。

貨幣とは、古代ギリシャであればドラクマですが、世の中のすべての商品が買える一般的な交換の媒介です。つまり、多様性に満ちた無数の商品をひとつの価値で表現している。この貨幣と商品との関係は、表面的には世界は雑多な現象に満ちているけれど、その背後には統一的で普遍的な法則があることを主張したギリシャ哲学と同じ構造をしているというのです。

古代ギリシャにおいて、世界で初めて人々が日常的にお金を使うようになりました。ひとつの抽象的な価値で多様なモノを表現している貨幣を毎日使うことによって、まさに「雑多な世界の背後に統一的な法則があること」を日常的に理解できるようになったと。それによって、近代の科学や哲学にそのまま通じる考え方が古代ギリシャで生まれたと、シーフォードさんは言うわけです。

わたしは『貨幣論』を書くことによって、実は、シーフォードさんと同じような考えに達していました。しかし、経済学者のわたしがそう言っても我田引水となってしまい、誰も信じてはくれません。でも、ギリシャ古典学の権威であるシーフォードさんがそう言ってくれることによって、こうした考えの説得力ははるかに増しました。シーフォードさんのセミナーを聞きながら、長らく学問をしていると、60歳を過ぎてからもこうした驚きと嬉しさがあるものなんだと思ったものです。

いずれにせよ、わたしの貨幣論の考えは20年間変わっていません。しかし、グローバル化とインターネット化によって、現実が『貨幣論』で書いた抽象的な世界により近づいてきたというのは、わたし自身も奇妙な感覚を覚えます。現実が、抽象的に考えた理論にどんどん近づいてきたのです。

7:51 午前  
Blogger yoji said...

経済学者・岩井克人、「23年後の貨幣論」を語る - ライブドアニュース


シーフォード
貨幣と古代ギリシャの精神

7:53 午前  
Blogger yoji said...


http://ymsk2002.hatenablog.com/entry/20080621/1214192013
岩井克人(聞き手:三浦雅士)『資本主義から市民主義へ』新書館、2006年8月(その2)
3類 社会科学
■内容【個人的評価:★★★★−】
○法人論

ジョン・ローは『貨幣と商業』という本を書いているが、それを読むと、貨幣はデファクト・スタンダードであるということを百パーセント理解していることがわかる。ローはケインズを思わせる天才である。時代を超えた根源的な原理を見いだしている。
言語ができたとたんに人間は「主体」であるとともに「客体」でもあるという二重性を持つようになった。法、貨幣についても同じである。フランス人権宣言では、人間は誰にも所有されない自立した主体になった宣言しているわけだが、別の見方をすると、これは人間が自分自身を「モノ」として完全に所有していることを示すものである。
ポストモダンは、中心がなくすべてデファクト・スタンダードで成立している社会であるといってよいが、これこそは人間社会の始原的形態でもある。
インド・ヨーロッパ語で交換価値を表すもっとも古い言葉は「アルファ」であるが、これは基本的に奴隷の価値を意味していた。
法人論争は同時に国家論争でもある。国家に関しては、「社会契約説」と「有機体説」があるが、これは、法人論争で言うところの「法人名目説」と「法人実在説」に対応する。「社会契約説」では、近代社会は社会契約に始まるという主張を展開しているが、実態としては契約なんか誰も行っていない。
資本主義社会では、各人が自分の利益のみを追求していれば社会的に望ましい状態が自動的に作り出されると考えられてきた。しかし、資本主義社会にそうした状態を実現するためには、絶対に「倫理性」を必要とするというのが自分の主張である。例えば医者と患者、弁護士と依頼人、ファンドマネジャーと投資家の関係は、たんなる「契約」でなく「信任関係」がなければ、双方にとって期待する結果を実現することはできない。もっとも根源的な人間の関係は契約関係でなく信任関係なのではないか。契約とは信任の派生形態ではないか。
自分につくったモノは自分に帰属すべきというのが労働価値説の考え方である。しかしポスト産業資本主義の時代には労働価値説が成立していないことが事実として明らかになってしまい、誠実に働いていれば倫理的、ということが成り立たなくなってしまった。しかし、この状況を迎え、はじめて何が本当の倫理性なのか問えるようになったのではないか。人は死すべき存在であるということがカギとなるのではないかと考えている。最終的には非常に常識的といわれるかも知れないが、カントのいう意味での定言命法による倫理に行き着くのではないか。

7:56 午前  
Blogger yoji said...

岩井克人『経済学の宇宙』(まとめ):海神日和:So-netブログ
https://kimugoq.blog.so-net.ne.jp/2015-05-25
 さらに著者は、マルクスが『資本論』で展開した「価値形態論」を批判していく。価値形態論とは、マルクスが商品のなかから貨幣がいかにして生成していくかを論理的に再構成した画期的な考察である。しかし、著者は「マルクスの価値形態論は、貨幣の自生的生成を説くカール・メンガーの貨幣理論と、構造的には全く同じ形をしている」と述べている。マルクスの貨幣論は、基本的には「貨幣商品説」だというのである。
 著者はカール・メンガー批判と同じ線に沿って、マルクスを批判していく。 その批判のポイントは、価値の貨幣形態への転化を認めたら、労働価値説が破綻してしまうというものである。マルクスは価値形態が進化して、商品交換から貨幣が生まれ、それが最終的に金としての貨幣にいたることを論証していくのだが、この金の価値は、マルクスによれば、「金鉱掘りの労働投入量」によって決まることになる。そして、貨幣としての金は、同じ労働量をもつ商品と等価にあるとみなされるのである。
 ところが、著者によると、そもそも金の価値は労働投入量によって決まるわけではないという。

貨幣として流通している金の量は、基本的には(多少の消耗や消失を除けば)太古から今までのすべての金生産量の総和です。[マルクスは]その総和の価値を、なんと日々の金生産のために投入される労働量──もっと正確には生産費用──で説明しようとしているのです。因果関係は、もちろん逆です。貨幣として流通する金全体の価値が、金鉱におけるその生産費用の上限を規定するのです。

 何をいわんとしているかというと、金の価値はこれまでストックされた金によってすでに決まっているので、これに新たに産出された金が加わるとしても、その価値は現状の価値を上回ることはないということである。つまり、新たな金を産出するさいに、そのコストがあまりにかさむようだと、金鉱は開発されないだろうし、もしさらに金鉱が掘り進められるとすれば、逆にそのコストが現状の金の価値より多くかからないことが前提になる。
 もうひとつ、マルクスに対する反論がある。それは「どんなモノであれ、……[それが]貨幣として使われるようになったときには、その貨幣としての価値はそれがモノとして持っている価値を必ず上回ってしまう」というものである。たとえば1万円札は、ほんとうは1枚10円で印刷できるかもしれない。しかし、1万円札は1万円としての「信用」があるので、1万円として通用する。
 あるいは、ここに10万円と刻印された、実際に使われている金貨があったとしよう。ところが、この10万円金貨の価値が15万円だったとする。すると、どうなるだろう。この金貨はたちまち鋳つぶされて、15万円で売却されてしまうにちがいない。したがって、10万円金貨が金貨として通用するためには、その価値は10万円以下でなくてはならない。
 ここに貨幣が商品ではなく、信用だとする実例が存在するのである。したがって、商品から貨幣が生じてくるという価値形態論はあやまりだ、と著者は考える。ちなみに貨幣を信用ととらえるのは、ケインズ自身の考え方で、著者の『貨幣論』は、ケインズを踏まえたものともいえるだろう。
 しかし、貨幣が信用にもとづく以上、もし信用がなくなれば、貨幣自体が大混乱におちいることはいうまでもない。その現象がハイパーインフレーションにほかならない。
 こうした事態が発生すれば、経済そのものが成り立たなくなるばかりでなく、政府への不信感も高まり、それこそ革命が発生する可能性さえある。その意味では、経済政策においては、貨幣の信用を維持することが、究極の課題となるだろう。

8:00 午前  
Blogger yoji said...

西洋経済古書収集ージョン・ロー,『貨幣と商業』
http://www.eonet.ne.jp/~bookman/zenkotennha/law.htm

 最後に本書の評価である。シュンペーターは(1956,p.677)「孤島モデル」の箇所でのローの一節

「貨幣の価値に対して財貨が交換されるのではなくて、その価値によって財貨が交換されるのである」(Money is not the value for which goods are exchanged, but the value by which they are exchanged,p.297)

を引用して、貨幣が内在価値との連絡を断ち切ったことが、(シュンペーターの記述は完成稿でないので、私なりに言葉を補うと:価値物の量との関係において、適度の供給を維持するという制約が外れ、紙幣量は経済の繁栄に必要な量だけ自由に供給できるようになり)管理通貨の考えを誕生せしめたという。管理通貨の思想はケインズの『貨幣改革論』1923が出るまで(注4)、大多数の経済学者に見失われていたものである。そして、シュンペーターは、「あらゆる時代の貨幣理論家中の最上位に彼を据えるのである」(1965,p.617)。
 もう少し詳細にみると、マーフィーによれば本書の意義は次のとおりである「1.貨幣と商業との間には密接な関連があること、2.所得流通フローを定式化したこと、3.経済主体の予算制約について、これを将来の収入にもとづくのではなく現在の収入に依存する――今日の経済用語でいう「キャッシュ=イン=アドバンス(cash-in-advance)」モデルで説明しょうとしたこと、4.貨幣の需要供給というタームでインフレーション(およびデフレーション)の分析を行ったこと、そして5.単一価格(single price/prix unique)の法則を説いたこと――などである」(中川、2011,p.49:番号は変更)。
 ローを管理通貨思想の先駆者のみならず、ケインズ流の完全雇用政策の先駆者と評価されることがある。悪名の方は、おそらく史上最大のバブルである「ミシシッピー・バブル」を引起こし、フランスで百年後まで、「銀行」を厄災と同義語とせしめた張本人とされたことにある。今回参照した文献に『経済学の先駆者たち』がある。取り上げられた学者は、マルクス、スミス、リカードで始まり、何人かを経て、ヴィクセル、クルーノー、ベーム=バヴェルクとなり、ローで終わる。錚々たる経済学者のなかで、少し場違いなような、さりとも無視できぬので、最後に張出し関脇のような形で付け加えたかのような、この位置が現在のローの評価を現わしているように思える。

8:23 午前  
Blogger yoji said...

太田一廣 「ジョン・ロー -信用創造のパイオニア」(日本経済新聞社編 『経済学の先駆者たち』 日本経済新聞社、1995年 所収)
斎藤精一郎 『大暴落』 講談社、1988年
佐村明知 『近世フランス財政・金融史研究  絶対王政期の財政・金融と「ジョン・ロー・システム」』 有斐閣、1995年
シュンペーター 東畑精一訳 『経済分析の歴史 2』 岩波書店、1956年
高橋誠一郎 『西洋経済古書漫筆』 好学社、1947年
中川辰洋 『ジョン・ローの実像と虚像 18世紀経済思想の再検討』 日本経済評論社、2011年
中村英雄 『ジョン・ローの周辺』 千倉書房、平成8年
宮本いっぺい 「ローの貨幣政策とバブルの可能性」(大友敏明他編 『経済思想に見る貨幣と金融』 三嶺書房、2002年 所収)
吉田啓一 『ジョン・ローの研究 附・「貨幣と商業」全訳』 泉文堂、1968年
Michael D. Bordo “Law, John (1671-1729) " in The New Palgrave Dictionary of Economics, Macmillan, 1998
  本書の翻訳は吉田の本に付されたものを利用し、その頁数で表示した。翻訳は適宜改めた。

8:24 午前  
Blogger yoji said...

経済学の宇宙

428
示していることを見いだした。
不足している国家の困難の解決に向け
-
一七〇五年に出版された『貨幣と商業』は、「貨幣が大いに
ていくつかの提案がある」という文章から始まります。ローは、故国のスコットランドが貧困で苦し
んでいる最大の原因は、貨幣供給量が不十分なために有効需要が不足していることだという結論に達
し、その解決のために新たな貨幣供給の方法を提案したのです。それが、のちに「ローのシステム(Le
système de Law)」と呼ばれることになる「銀行貨幣」制度の提案です。
ただ、「貨幣と商業』は単に新たな貨幣供給方法の提案をするだけのパンフレットではありません。
その提案を経済学的に基礎づける理論書でもあるのです。その第一章は次のような文章から始まりま
す。

「財の価値は、人がこれを使う用途(Uses)から生ずる。そして、その価値の大小は、用途の重要性
や必要性の大小に比例するというよりはむしろ、われわれがそれに対して有する需要に比して、その
存在量が大であるか小であるかによる」

経済学に 水とダイヤモンドの逆説」があります。有用性の高い水の価値(価格)は低いのに、有
用性の低いダイヤモンドの価値は高いという「逆説」です。このローの文章は、モノそれ自体の有用
性と市場における需給のバランスで決まる価値との違いを指摘することによって、この「逆説」を解
決しようとした最初の試みの一つであるのです。このように通常の財やサービスの価値の決定にっ
いて論じた後、ローは彼自身の「貨幣論」を展開し始めることになります。そして、その中で、「価
値は用途から生ずる」という命題が決定的な役割を果たすことになるのです。

8:29 午前  
Blogger yoji said...

岩井克人 株式会社の二階建て構造

http://tskeightkun.blog.fc2.com/blog-entry-1564.html
岩井克人 株式会社の二階建て構造
https://blog-imgs-102.fc2.com/t/s/k/tskeightkun/2017032013084681f.jpg

 株  株   株  株
 主  主   主  主
  ↘︎所⬇︎有 関⬇︎係↙︎
   ________  ←→供給者
  I   会社   I ←→労働者
   \______/  ↖︎契 約 関 係
   所 有⬇︎関 係   ↖︎↘︎
  ___________ ↘︎顧客
 I   会社資産    I 債権者
 I  (物的資産)   I
 I(組織特殊的人的資産)I
 I___________I
岩井克人 株式会社の二階建て構造
『経済学の宇宙』参照




https://blog-imgs-102.fc2.com/t/s/k/tskeightkun/20170320130847275.jpg

2:45 午後  
Blogger yoji said...

http://tskeightkun.blog.fc2.com/blog-entry-1564.html
岩井克人 株式会社の二階建て構造
https://blog-imgs-102.fc2.com/t/s/k/tskeightkun/2017032013084681f.jpg

 株  株   株  株
 主  主   主  主
  ↘︎所⬇︎有 関⬇︎係↙︎
   ________  ←→供給者
  I   会社   I ←→労働者
   \______/  ↖︎契 約 関 係
   所 有⬇︎関 係   ↖︎↘︎
  ___________ ↘︎顧客
 I   会社資産    I 債権者
 I  (物的資産)   I
 I(組織特殊的人的資産)I
 I___________I
岩井克人 株式会社の二階建て構造
『経済学の宇宙』参照

https://blog-imgs-102.fc2.com/t/s/k/tskeightkun/20170320130847275.jpg
    ______
   /      \
  I  オーナー  I ←→供給者
  I        I ←→労働者
   \______/  ↖︎契 約 関 係
   所 有⬇︎関 係   ↖︎↘︎
  ___________ ↘︎顧客
 I    資産     I 債権者
 I___________I
岩井克人 株式会社の平屋建て構造
『経済学の宇宙』参照

2:56 午後  
Blogger yoji said...

所有関係が二段階になっている

2:57 午後  

コメントを投稿

Links to this post:

リンクを作成

<< Home