http://filosofia.fflch.usp.br/sites/filosofia.fflch.usp.br/files/docentes/sites/safatle/2015/2%20sem/Teoria%20das%20Ci%C3%AAncias%20Humanas%20III/DELEUZE,%20Gilles.%20Le%20Bergsonisme.pdf(原文pdf)
http://www.puf.com/Quadrige:Le_bergsonisme
Table des matières
I – L’intuition comme méthode (Les cinq règles de la méthode)
II – La durée comme donnée immédiate (Théorie des multiplicités)
III – La mémoire comme coexistence virtuelle (Ontologie du passé et psychologie de la mémoire)
IV – Une ou plusieurs durées ? (Durée et simultanéité)
V – L’élan vital comme mouvement de la différenciation (Vie, intelligence et société)
『ベルクソンの哲学』(Gilles Deleuze ,LE BERGSONISME, 1966)
ジル・ドゥルーズ著 宇波彰訳 法政大学出版 1974
目次
第一章 方法としての直観(方法の五つの規則) 3
第二章 直接与えられたものとしての持続(多様性の理論) 33
第三章 潜在的共存としての記憶(過去の存在論と記憶の心理学) 51
第四章 持続は一か多か(持続と同時性) 79
第五章 差異化の運動としてのエラン=ヴィタル(生命・知性・社会) 101
訳 註 130
訳者あとがき 133
(小林秀雄の書き込みは第三章前半、第四章全体に多い。第五章も全体にラインが多い。)
小林秀雄について:メモ(ドゥルーズ『ベルクソンの哲学』への書き込み)
http://nam-students.blogspot.jp/2013/04/blog-post_12.html
差異化の概略的シェーマ(『創造的進化』第二章)
物質 __|さまざまな世界。そしてそれぞれの世界に物質のもろもろのタイプがあり、
(弛緩) |それは、生命が回避すべき外的・内的な障害として出現する。
/
記憶-持続 植物:葉緑素の作用(連続的にエネルギー|/炭素同化作用
\ / を蓄積し、爆薬を貯蔵する。) |\窒素同化作用
生命
(収縮) 非中心化した神経系:本能
\動物:神経系(非連続的にエネ| / 物質の外在化と支配
ルギーを消費し、爆薬を| \中心化した神経/
爆発させる。) | 系:知性 \生命の転換と包括(直観)
|
★ベルクソンの「生命」は「植物」「動物」。
ベルクソンの生命の捉え方を「差異化の概略的シェーマ」(『創造的進化』第二章)としてジル・ドゥルーズ(1995)が示している(『ベルクソンの哲学』邦訳p114)。ドゥルーズは、「生命」とは、「動物」と「植物」であり、「物質」を除いているのである。
2004
TABLE DES MATIIRES
CHAPITRE PREMIER. - L'Intuition comme méthode
(Les cinq règles de la méthodes) 1
CHAPITRE II. - La Durée comme donnée immé-
diate (Théorie des multiplicités)29
CHAPITRE III. - La Mémoire comme coexistence
virtuelle (Ontologie du passé et psychologie de
la mémoire) 45
CHAPITRE IV. - Une ou plusieurs durées? (Durée et simultaneite)71
CHAPITRE V. - L'Élan vital comme mouvement de
la differenciation (Vie, intelligence et societe )92
http://ja.scribd.com/doc/164772299/109148968-Deleuze-Le-bergsonisme-pdf#scribd
差異化の概略的シェーマ(『創造的進化』第二章)
↗|
物質 ↗↘|さまざまな世界。そしてそれぞれの世界に物質のもろもろのタイプがあり、
(弛緩)→ |それは、生命が回避すべき外的・内的な障害として出現する。
/ ↘ |
/ 炭素同化作用
記憶-持続 植物:葉緑素の作用(連続的にエネルギー|/
\ / を蓄積し、爆薬を貯蔵する。) |\窒素同化作用
生命
(収縮) 非中心化した神経系:本能
\動物:神経系(非連続的にエネ|/ 物質の外在化と支配
ルギーを消費し、爆薬を|\中心化した神経系 :知性/
爆発させる。) | \生命の転換と包括(直観)
参考:
『差異と反復』:構造図
0=はじめに、
序 論:反復と差異
1=第1章:それ自身における差異
2=第2章:それ自身へ向かう反復
3=第3章:思考のイマージュ
4=第4章:差異の理念的総合
5=第5章:感覚されうるものの非対称的総合
6=結 論:差異と反復
時 間
__________反 復__________
|\ |\ |はじめに/|
潜在性 可能性 未来 \(6)|ハイデガー|
|//\ 6結論 表象| \ | ///|
|〜差異と反復 |(5)\ | /(0)|
|////\スピノザ | \|/反復と差異
|///永劫回帰 |___0序論、1___|
|//ニーチェ\ 運動、行動 <質>////|
|//5////\ |(4)//|/\(1)|
〜感覚されうるもの\ | ///|//\//|
|の非対称的総合//\ | /(3)|(2)\/|
|//////////\|/////|////\|空
|_____ドゥルーズ『差異と反復』|_____差
|///////////|(ショーペンハウアー)異
|/ライプニッツ/// | \/アリストテレス/|間
〜差異の理念的総合/矛盾| \それ自身における|
|//4/////同一性|キルケ\差異/1///|
|/////// 想起 |ゴール \/スコトゥス|
|//微分// 弁証法 |ヒューム \プラトン/|
|///// | <様相>////|
|//// 3 | 2 \///|
|//〜思考のイマージュ|それ自身へ向かう反復/|
|//プラトン、デカルト|ベルクソン タルド\/|
|/ カント、ヘーゲル 過去 フロイト ラカン\|
/__________起源___________\
「差異は現象(フェノメノン)ではなく、現象にこの上なく近い可想的存在(ヌーメノン)である。」
(第五章冒頭部分より)
「図式は、〈時-空〉的諸連関を概念の論理的諸連関に対応させている…」
(第四章「力動あるいはドラマ」文庫版下135頁より)
参考:
////\ 時間的 ///////
/////\ | ////////
//////\ 未来 /////////
///////\ | //////////
////////\ | ///////////
____ 空間的_\|/_空間的(=物自体)__
//////////|\///////////
///////// | \//////////
//////// 過去 \/////////
/////// | \////////
////// 時間的 \///////
ミンコフスキー時空図
参照:湯川秀樹『物理講義』
以下、MP#14より
…多様体の理論の発達においてベルクソンは(フッサールよりはるかに、さらにはマイノング、ラッセルさえよりも)大きな役割を果たしたように思える。なぜなら、『意識の直接的与件についての試論』以来ずっと変わることなく、持続は多様体の一タイプとして考えられ、計量的な、または大きさの多様体に対立するものとされてきたからだ。つまり、持続とはまったく分割不能なものであり、分割のたびに性質を変えずにはいないものである(アキレスの走行はそれぞれの歩に分割されるが、まさしく、大きさを足していくような仕方でこれらの歩を合成してみても、走行自体を得ることはできない(15))。
…計量的多様体の内の、幾何学と算術、幾何学と代数のあいだには、メジャー科学を成立させる一つの相関関係がある(この点について最も深い洞察を示していたのは、最も単純な形態においてすら、数は基数的性格しか持たず、単位とは本質的に分割可能な性格のものだと看破していた人々だ(16))。
…
原注
(15) 『試論』の第二章以降、ベルクソンは繰り返し実詞「多様体」を用いているが、その使用の際の数々の条件は、当然、注釈者に注意を呼び起こしてよい。明示されてはいなくても、それがリーマンにもとづいていることは、疑問の余地がないように思われる。後に『物質と記憶』の中で、ベルクソンはアキレスの走行、さらにはその歩みも完全に、「もう一つ下のレベルの多数」に分割されるが、この多数は、それが分割する多様体とは本性を異にしていることを説明し、さらには同じように、亀の歩みとそれを分割した下位の多数も、「たがいに」本性を異にすると説明する。
(16) ベルクソン『試論』。一つの多様体が、「任意の数を、それ自身で付加される仮の単位のように扱う可能性を含むとしても、反対に単位の方が真の数であり、どのように大きなものであれ、それらを合成すべく分解することはさしあたって不可能とみなされる」。
『意識の直接的与件についての試論』
(Essai sur les données immédiates de la conscience1889)、
『時間と自由』のタイトルで邦訳されていた。武田泰淳が対中参戦に持参した。
ドゥルーズ体系:
スピノザ 【分析=分子化】
\ | /
千のプラトー/
ライプニッツ| ベルクソン
\|/
【規定】差異と反復ーーーシネマーーー意味の論理学【反省】
/|\ [修辞学?]
フーコー/ | (ヒューム)
(マルクス)アンチ フロイト
/・オイディプス\
【 総 合 】 ニーチェ、Nietzsche
_______________
http://blog.livedoor.jp/ppdwy632/archives/51280560.html
本「差異について Gilles DELEUZE: “La conception de la différence chez Bergson”1956, “Bergson 1859-1941”1956 」ジル・ドゥルーズ、平井啓之 訳・解題
差異について
差異について Gilles DELEUZE: “La conception de la différence chez Bergson”1956, “Bergson 1859-1941”1956
○著者: ジル・ドゥルーズ、平井啓之 訳・解題
○出版: 青土社 (2000/5 新装版, 単行本 214ページ)
○価格: 1,995円
○ISBN: 978-4791758173
ぼくが読んだのは、1992年9月刊行の増補新版(初版は1987年、「差異について」のみ収められた)。2000年の新装版には、宇野邦一による「新装
版への付記」が付されているようだ(残念なことに新装版の存在をあらかじめチェックすることを怠ってしまった)。 情報(データ)の混同を避けられない。
矛盾を完全に排除することはできない。
差異、différence. (ジャック・デリダは“差延 différance”と造語した)。
ベルクソン(Henri-Louis Bergson, 1859-1941)
≪目次: ≫ Henri Bergson, Différence et Différenciation
凡例
『差異について La conception de la différence chez Bergson, 1956』
解題*〈差異〉と新しいものの生産
「差異について」 への訳者あとがき (一九八九年六月三日 平井啓之識)
『ベルクソン 1859-1941 Bergson 1859-1941, 1956』
訳者解説 (一九九二年七月十日 平井啓之識)
≪著者: ≫ ジル・ドゥルーズ (Gilles Deleuze,
1925-1995) フランスの哲学者。著書に、『ニーチェと哲学』、『カントの批判哲学』、『プルーストとシーニュ』、『マゾッホとサド』、『差異と
反復』、『スピノザと表現の問題』、『意味の論理学』、『感覚の論理学』、『シネマ』、『襞 ライプニッツとバロック』、『批評と臨床』
など。フェリックス・ガタリとの共著に、『アンチ・オイディプス』、『千のプラトー』、『哲学とは何か』 など。
[訳者] 平井啓之 (ひらい・ひろゆき, 1921-1992) フランス文学者。著書に 『ランボオからサルトルへ』、『文学と疎外』、『ある戦後』、『テキストと実存』 など。
追記:
2017年2月
1 Comments:
846 :
2016/11/06(日) 20:49:45.42 0
ドゥルーズ体系: >>846改
量子化
スピノザ 【 分 析 】 プラトン、カント
\ | / ハイデッガー
千のプラトー>>590
ライプニッツ \ | / ベルクソン
\|/
【規定】差異と反復ーーーシネマーーー意味の論理学【反省】
>>440 />>796 >>782
フーコー>>817| \
(Marx) アンチ \フロイト
/・オイディプス>>853
サルトル 【 総 合 】 ニーチェ
哲学とは何か?
ヒューム
潜在的
実在的+可能的
現働的
ベルクソン:
MP#10
《…生成変化に固有の現実をあらわす基本的原則である(「私たちの持続」に勝る持続、あるいは劣る持続、種々雑多な「持続」が共存する、しかもこれらがすべて通底しあっているというベルクソンの着想)。》
ベルクソンの哲学103
記憶が本質的に差異であるように、物質は本質的に反復である
ソシュール的?
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