木曜日, 4月 19, 2018

人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇 | 三宅陽一郎




人工知能の哲学塾 東洋編 第参夜 仏教と人工知能

人工知能の哲学塾 東洋編 第四夜 龍樹とインド哲学

人工知能のための哲学塾 | 株式会社ビー・エヌ・エヌ新社

http://www.bnn.co.jp/books/8210/

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人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇 | 三宅陽一郎 |本 | 通販 | Amazon

2018/4/20

「人工知能は欲望を持てるのか?」


人工知能の足場となる西洋哲学を解説した『人工知能のための哲学塾』に続く、待望の第二弾! ゲームAI開発の第一人者・三宅陽一郎氏が、荘子や道元、龍樹、井筒俊彦らの思想から人工知能を探求する一冊です。


今の人工知能に足りないものは何か? 人工知能に欲望を与えるには何が必要なのか? そもそも知能の実体とは何か? 本書はさまざまな角度から、問いを投げかけます。西洋哲学では語られることのない部分、階層構造で示される知能モデルの"果て"に何があるのかをあぶり出し、すべてが存在する世界から”知能が拠って立つ場”を形成しようという試み。人工知能の次なるステージに迫ります。


今の人工知能はいわば解脱した状態なのだ。

その人工知能に、この世界への興味や欲求を持たせたい。

生への執着を築き、この世界で生きる苦しみと喜びを与えたい。

(三宅 陽一郎)


【目次】


人工知能のための哲学塾の遊び方(犬飼 博士)

はじめに

本書の全体像


第零夜 概観

1 はじめに

2 西洋の構成主義、東洋の混沌

3 混沌と知

4 阿頼耶識と人工知能

5 唯識論と世界の立ち上がり方

6 人工知能の歴史と東洋哲学との交面


第一夜 荘子と人工知能の解体

1 荘子の「道」

2 荘子と知の解体

3 知能と身体とイマージュ

4 荘子の知に対する批判の根底

5 道理に則る知性

コラム:荘子の時代、近代、夏目漱石と森鴎外


第二夜 井筒俊彦と内面の人工知能

1 キャラクターAIの知能モデル

2 東洋と西洋をつなぐ井筒の理論

3 井筒俊彦の意識の構造モデル

4 イブン・アラビーの存在論

コラム:井筒ハイウェイと人工知能の未来―井筒俊彦の知的体系―


第三夜 仏教と人工知能

1 時と存在

2 人工知能にとって時間とは

3 エージェントアーキテクチャに流れる時間

4 二つのアーキテクチャ


第四夜 龍樹とインド哲学と人工知能

1 ホメオスタシス(存在)とアポトーシス(行為)

2 龍樹の空の理論

3 持続と身体と精神

4 中観思想と人工知能のアーキテクチャ


第五夜 禅と人工知能

1 禅とは何か

2 人工知能の体験を作る

3 人工知能の禅

コラム:道元、時、ベルクソン


総論 人工知能の夜明け前

解説 言葉が尽き、世界が現れる(大山 匠)


人工知能のための哲学塾 (第零夜+全五夜)の全資料です。ご活用ください。
コミュニティページ

第零夜  「概観」

第一夜  「フッサールの現象学」

第二夜  「ユクスキュルと環世界」

第三夜  「デカルトと機械論」

第四夜  「デリダ、差延、感覚」

第五夜  「メルロ=ポンティと知覚論」