【数学】人類史上最大の難問の一つ 「リーマン予想」 ついに解明か / 名乗り出たのはフィールズ賞受賞数学者マイケル・アティヤ氏[09/26]
ゴールドバッハ予想:メモ(&リーマン予想、素数関連)
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リーマン予想
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【数学】人類史上最大の難問の一つ 「リーマン予想」 ついに解明か / 名乗り出たのはフィールズ賞受賞数学者マイケル・アティヤ氏[09/26]
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微細構造定数(びさいこうぞうていすう、英: fine-structure constant)は、電磁相互作用の強さを表す物理定数であり、結合定数と呼ばれる定数の一つである。電磁相互作用は4つある素粒子の基本相互作用のうちの1つであり、量子電磁力学をはじめとする素粒子物理学において重要な定数である。1916年にアルノルト・ゾンマーフェルトにより導入された[2][3]。記号は α で表される。無次元量で、単位はない。
微細構造定数の値は
である[4]。
他の物理定数との関係
と表わされる[5]。ここで、ħ はディラック定数、c は真空中の光速、e は電気素量、ε0 は電気定数である。電磁相互作用の強さの尺度である電気素量を、量子論を特徴付ける定数であるプランク定数と、相対論を特徴付ける定数である光速度と関連付けている量といえる。なお、電気定数 ε0 の代わりに磁気定数 μ0 を、ディラック定数 ħ の代わりにプランク定数 h を用いると
と表すこともできる[6]。
また、CGSガウス単位系は 4πε0 = 1 とする量体系に基づいているので
と表される[6]。
物理定数の比
微細構造定数は同じ次元を持つ物理定数の間の比例係数となる。
長さ
であり、古典電子半径 re は
である。 また、リュードベリ定数 R∞ の逆数は
となる。
エネルギー
電子の静止エネルギー mec2 に対して、ハートリーエネルギー Eh は
である。
歴史
微細構造定数は1916年にゾンマーフェルトにより導入された。水素原子のスペクトル線の僅かな分裂(微細構造)を説明するためにボーアの原子模型を楕円軌道を許すように拡張(ゾンマーフェルトの量子化条件)して、さらに相対論の効果を含めた模型を考えた。微細構造定数はボーア模型において基底状態にある電子の速度の光速度に対する比に等しく、ゾンマーフェルトの解析の中で自然に現れ、水素原子のスペクトル線の分裂の大きさを決めている。
原子構造を説明する理論において導入された定数であったが、現在では原子構造から離れてより一般に素粒子の電磁相互作用の強さを表す結合定数と見なされている。
測定
微細構造定数に含まれる物理定数において、真空の誘電率 ε0 は真空の透磁率 μ0 = 4π×10−7H/m を用いて ε0 = 1μ0c2 と定義され、また真空中の光速は c = 299792458 m/s で定義される。したがって、実験的に微細構造定数を求めるには、e2h の測定が必要となる。微細構造定数の主な測定手法としては、交流ジョセフソン効果や量子ホール効果、ミューオンや電子の異常磁気モーメント、セシウムやルビジウムの原子反跳を用いる方法がある[10][11][12]。2016年現在における最も精度の高い測定値の1つは、ハーバード大学の研究グループによる電子の異常磁気モーメント ae の測定に基づくものであり、その値は
交流ジョセフソン効果
微細構造定数の測定法として、二つの超伝導体が薄い絶縁層を介して結合したジョセフソン接合を用いる方法がある[10]。ジョセフソン接合では、二つの超伝導体の巨視的波動関数同士の干渉効果により、超伝導電流が流れる。この電流密度は波動関数の位相 θi (i = 1,2) の差 θ2− θ1 によって、次の形で与えられる。
ここで、微小な一定電圧 V をジョセフソン接合に印加すると、波動関数の位相差は二つの超伝導体の化学ポテンシャルの差を通じて、
の形で時間発展する。但し、定数項 const. は初期位相差である。したがって、電流密度は
と角周波数 ωJ の交流となる。この現象は交流ジョセフソン効果と呼ばれる。したがって、交流ジョセフソン効果では角周波数 ωJ と電圧 V の測定から eh を高い精度で得ることができる。但し、微細構造定数に含まれる項 e2h を定めるには、別の手法での h もしくは e の測定を要するという制約がある。
量子ホール効果
1980年のクリッツィングらによる量子ホール効果の発見は、微細構造定数の測定精度を飛躍的に向上させた[15]。熱攪乱が無視できる極低温では、2次元電子系に垂直に磁場を印加すると、ホール抵抗 RH の値は
と量子化される。この現象は整数量子ホール効果と呼ばれる。整数量子ホール効果において、RH は試料の大きさや形状に依存せず、その測定精度は電流-電圧測定のみで定まるため、非常に高い精度で he2 を計測することができる。ここで
はフォン・クリッツィング定数と呼ばれる。量子ホール効果による測定では、例えば、アメリカ国立標準技術研究所によって、
原子反跳
フォトンを吸収した原子は原子反跳を起こす。運動量 ħk のフォトンに対し、フォトンの吸収で反跳した原子の原子質量を m とすると、反跳速度は vr = ħkm となる。したがって、反跳速度の測定からプランク定数 h と原子質量 m の比 hm を求めることができる。微細構造定数と hm の間には次の関係式が成り立つ。
ここで、 R∞ はリュードベリ定数、me は電子質量である。リュードベリ定数については 6×10−10 の相対標準不確かさ、原子質量と電子質量の比 mme についても 10−10 のオーダーレベルでの相対標準不確かさといった非常に高精度な測定値が得られているため、hm から微細構造定数を求めることができる[11][12]。例えば、カストレル・ブロッセル研究所の研究グループによる87Rbの原子反跳測定に基づく結果からは
R.P. ファインマンの言葉
脚注
- 出典
- ^ a b CODATA Value
- ^ Sommerfeld (1916)
- ^ NIST "Current advances: The fine-structure constant and quantum Hall effect"
- ^ CODATA Value
- ^ NIST "Fundamental Physical Constants-Atomic and Nuclear Constants"
- ^ a b ブリタニカ百科事典
- ^ a b Peskin & Schroeder (1995, Notations and Conventions)
- ^ Cottingham & Greenwood (2005, p. 25)
- ^ Nair (2012, p. 103)
- ^ a b Kinoshita (1996)
- ^ a b Mohr, Taylor & Newell (2012)
- ^ a b c Mohr, Newell & Taylor (2016)
- ^ Hanneke, Fogwell & Gabrielse (2008)
- ^ a b Mohr, Newell & Taylor (2016, Table XX.)
- ^ Klitzing, Dorda & Pepper (1980)
- ^ Jeffery et al. (1997, VI. Conclusions)
- ^ Bouchendira et al. (2011)
- ^ Feynman (1986)
参考文献
論文
- Bouchendira, Rym; Cladé, Pierre; Guellati-Khélifa, Saïda; Nez, François; Biraben, François (2011年). “New Determination of the Fine Structure Constant and Test of the Quantum Electrodynamics”. Physical Review Letters 106 (8). doi:10.1103/PhysRevLett.106.080801. ISSN 0031-9007.
- Hanneke, D.; Fogwell, S.; Gabrielse, G. (2008年). “New Measurement of the Electron Magnetic Moment and the Fine Structure Constant”. Phys. Rev. Lett. 100 (12). doi:10.1103/PhysRevLett.100.120801. ISSN 0031-9007. OCLC 231018573.
- Jeffery, Anne-Marrie.; Elmquist, R.E.; Lee, Lai H.; Shields, John Q.; Dziuba, R.F. (1997年). “NIST comparison of the quantized Hall resistance and the realization of the SI OHM through the calculable capacitor”. IEEE Trans. Instrum. Meas. 46 (2): 264–268. doi:10.1109/19.571828. ISSN 00189456.
- Kinoshita, Toichiro (1996年). “The fine structure constant”. Rep. Prog. Phys. 59 (11): 1459–1492. doi:10.1088/0034-4885/59/11/003. ISSN 0034-4885. LCCN 35016768. OCLC 1607643.
- Klitzing, K.v.; Dorda, G.; Pepper, M. (1980年). “New Method for High-Accuracy Determination of the Fine-Structure Constant Based on Quantized Hall Resistance”. Phys. Rev. Lett. 45 (6): 494–497. doi:10.1103/PhysRevLett.45.494. ISSN 0031-9007. OCLC 231018573.
- Mohr, P. J.; Taylor, B. N.; Newell, D. B. (2012年). “CODATA recommended values of the fundamental physical constants: 2010”. Rev. Mod. Phys. 84 (4): 1527–1605. arXiv:1203.5425. Bibcode 2012RvMP...84.1527M. doi:10.1103/RevModPhys.84.1527. ISSN 0034-6861. LCCN 31021290. OCLC 5975699.
- Mohr, P. J.; Newell, D. B.; Taylor, B. N. (2016年). “CODATA recommended values of the fundamental physical constants: 2014”. Rev. Mod. Phys. 88 (3). doi:10.1103/RevModPhys.88.035009. ISSN 0034-6861.
- Sommerfeld, A. (1916年). “Zur Quantentheorie der Spektrallinien”. Annalen der Physik 356(17): 1-94. Bibcode 1916AnP...356....1S. doi:10.1002/andp.19163561702. ISSN 0003-3804. LCCN 50013519. OCLC 5854993.
書籍
- Feynman, Richard (January 1, 1986). QED: The strange theory of light and matter. Alix G. Mautner memorial lectures. Princeton, N.J.: Princeton University Press. ASIN 0691083886. ISBN 0-691-08388-6. NCID BA00205969. OCLC 12053221. ASIN B00BR40XJ6 (Kindle).
- Peskin, M.E.; Schroeder, D.V. (October 2, 1995). An Introduction to Quantum Field Theory. Frontiers in Physics (1st ed.). Boulder, Colo.: Westview Press. ASIN 0201503972. ISBN 978-0-201-50397-5. NCID BA70256771. OCLC 52734559. ASIN B0052TUEM8(Kindle).
- Cottingham, W.N.、Greenwood, D.A. 『素粒子標準模型入門』 樺沢宇紀訳、シュプリンガー・フェアラーク東京〈World Physics Selection: Monograph〉、2005年10月22日。全国書誌番号:20908214。ISBN 978-4-431-71175-9。NCID BA73916083。OCLC 675476802。ASIN 4431711759。
- Nair, V.P. 『現代的な視点からの場の量子論 基礎編』 シュプリンガー・ジャパン(編)、阿部泰裕・磯暁訳、丸善〈Springer university textbooks〉、2012年2月29日。ISBN 978-4-621-06172-5。NCID BB0849187X。OCLC 785868528。ASIN 4621061720。
関連項目
外部リンク
- NIST
- “CODATA Value: fine-structure constant”. NIST. 2015年6月27日閲覧。
- “CODATA Value: inverse fine-structure constant”. NIST. 2015年6月27日閲覧。
- “Fundamental Physical Constants-Atomic and Nuclear Constants (PDF)”. NIST. 2015年6月27日閲覧。
- “Introduction to the constants for nonexperts - Current advances: The fine-structure constant and quantum Hall effect”. NIST. 2015年9月26日閲覧。
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『微細構造定数』 - コトバンク
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【数学】〈続報〉超難問「リーマン予想」証明? 英数学者マイケル・アティヤ氏に懐疑的な声も[10/06]
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1しじみ ★2018/10/06(土) 23:45:35.06ID:CAP_USER
「今世紀最大の難問の一つ」とされ、約160年にわたって解かれていない数学の難問「リーマン予想」を、英国の数学者が「証明した」と発表し、数学ファンの中で「ビッグニュース」「本当か?」と話題になっている。
■リーマン予想とは
ドイツの数学者リーマンが1859年に発表した数学の未解決問題。2、3、5、7……と無限に続く素数が、どのように分布しているか、という素数分布の謎の解明につながるとされる。「数の原子」とも呼ばれる素数の本質に迫れるため、今世紀最大の難問の一つに挙げられる。
■「おまけで解けた」
発表したのは、英エディンバラ大名誉教授のマイケル・アティヤ氏(89)。「数学のノーベル賞」と言われるフィールズ賞やアーベル賞を受賞し、英王立協会会長も務めたことのある、世界で最も有名な数学者の一人だ。
アティヤ氏の発表内容については9月20日、4日後にドイツで開かれる数学フォーラムでの講演に先立ち、主催者側がツイッターで「彼はリーマン予想の証明を発表するか? その通り、講演概要にそう書いてある」と予告。SNS上では「マジ? アティヤなら解きかねん」「ほんまかいな」と講演前から騒がれていた。
講演でアティヤ氏は、ある物理定数を数学的に導出する過程で、リーマン予想を背理法を使って証明できると主張。「リーマン予想(の証明)はおまけ」とも語った。講演はユーチューブで生配信され、世界中で視聴された。講演が終わると会場からは拍手がわき起こった。5ページからなる証明論文も公開された。
今回公表された論文以外に、全ての根拠を示した論文を、英王立協会が発行する科学誌に投稿したという。論文は公開されていない。証明が認められるのは、論文が複数の専門家による厳密な検証を受けてからになる。
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