日曜日, 6月 02, 2019

Del Monte 1975

カレツキ成長論の嚆矢といわれる

Del Monte, A. 1975. Grado di monopolio e sviluppo economico,  Rivista internazionale di Scienze Sociali, vol. 8, no. 3, 231―63


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カレツキアン成長モデルにおける労使交渉と技術進歩 阿部太郎
http://www2.ngu.ac.jp/uri/syakai/pdf/syakai_vol5001_03.pdf

Del Monte, A. [1975] "Grado di monopolioe sviluppo economico," Rivista Internazionale di Scienze Sociali, 83 (3), pр. 231-263.

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正規労働·非正規労働を考慮したカレツキアン·モデル 佐々木 啓明 2010
https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/178128/1/kronso_184_2_15.pdf

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Del Monte, A. [1975] "Grado di monopolioe sviluppo
economico," Rivista Internazionale di Scienze
Sociali, 83 (3), pр. 231-263.
Dutt, A. K. [1987] "Alternative Closures Again: A
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Cambridge Journal of Economics, 11 (1), pp.
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99

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経済論叢(京都大学)第184 巻第2号, 2010年4月
15
正規労働·非正規労働を考慮したカレツキアン·モデル
佐々木 啓明
潤シェアという2つの変数に関して内生的な景
気循環が生み出されるモデルを提示した。具体
的には, Rowthorn モデルでは外生変数である
所得分配(賃金シェアおよび利潤シェア)が,
内生的に決定されるようにした。また。
はじめに
I
本稿は、正規労働と非正規労働という2種類
の労働を考慮したカレツキアン·モデルを提示
し,労働間の賃金格差が均衡の安定性に与える
影響を分析する。
カレツキアン·モデルの基本モデルは,
Rowthorn [1981]によって提示された'。その
Rowthorn モデルでは,カレツキ自身が強調し
Rowthorn モデルでは稼働率と利潤率の増加関
数であった投資関数を変更し, Marglin and
Bhaduri [1990]の議論に基づき,稼働率と利潤
シェアの増加関数である投資関数を導入した。
さらに,投資関数は線形ではなく非線形である
ともした。
た直接労働と間接労働という2種類の労働が考
慮されている(池田, [2006])。直接労働とは,
産出量の変化に伴って変動する可変労働のこと
を,間接労働とは,産出量とは無関係な固定労
働のことを,それぞれ意味している。この意味
で,直接労働を可変労働,間接労働を固定労働
と呼ぶこともできる。
Raghavendra モデルでは,投資関数の非線形
性,および固定労働の存在に起因する規模に関
する収穫逓増の相互作用により,条件次第では,
リミット·サイクルが発生する。つまり内生的
かつ永統的な景気循環が生み出されることが、
ポアンカレ=ベンディクソンの定理を用いて示
されている。これは,高揚レジーム(exhilar-
ationist regime)と停滞レジーム(stagnation-
ist regime)が交互に訪れることを示唆する。
高揚レジームとは,利潤シェアの増大が稼働率
の増大を導くことであり,停滞レジームとは,
利潤シェアの増大が稼働率の低下を導くことで
ある。
本稿では, Raghavendra モデルにおける固定
労働を正規労働,可変労働を非正規労働と読み
替え,さらに,いくつかの拡張を施したモデル
を提示し,均衡の安定性を分析する。
Rowthorn [1981] モデルでは考慮していたに
もかかわらず,意外なことに, 2種類の労働を
考慮したカレツキアン·モデルはそれほど多く
はない。とりわけ,2種類の労働動の存在が,均
衡の安定性にどのような影響を与えるのかを分
析した研究は,ほとんど存在しない。数少ない
例として, Raghavendra [2006] が挙げられる。
彼は, Rowthorn モデルを拡張し,稼働率と利
3)
1) Lavoie [1992] によれば, Del Monte [1975] が最
初のカレツキアン·モデルとされている。しかし,
モデルの精級性,論文の入手可能性を考慮して,
Rowthorn [1981] をカレツキアン·モデルの原型と
ここで, Rowthorn モデル, Raghavendraモ
呼ぶことにする。
2)2種類の労働を考慮したカレツキアン·モデルに
ついては,
[1992] を参!照されたい。
最近の
3)カレツキアン·モデルにおける様々なレジームに
Lavoie
研究としては, Lavoie [2009] が挙げられる。
ついては,
Blecker [2002] を参照されたい。



Del Monte, A. 1975Grado di monopolio e sviluppo economico. Rivista Internazionale di Scienze Social 3.





Nello stadio produttivo a monte, la prima fase del processo di produzione, opera una sola ... al ribasso il prezzo al dettaglio del prodotto finale ( PB ) sino al livello del costo marginale ( PB = CMB ).
未指定:1975





Del Monte, E Papagni ... Grado di monopolio e sviluppo economico ... 62, 1975 . The life duration of small firms born within a start-up programme: Evidence ... A cura di Alfredo del Monte e Mario Raffa.





想定し,財市場の調整が稼働率によってなされるという点にある。カレツキアン成長モデルは. Del Monte1975)に始まるとされて ...