水曜日, 9月 12, 2018

経済学革命

経済学革命:

木下 フリードマンなんかは完全にハイエクのほうですね。ケインズのほうはサミュエルソン

かもしれない。ハイエク派とケインズ派があるんですよ。ずっと論争していて、いまだに論争

しています。…

…ハイエク派とケインズ派がこっちやあっちやと言っているんだけど、両方とも正しいし、
ある意味で両方とも間違っている。
  そして、この論争は「1つの経済学には2つの視点がある」と、みんな見ているんです。
ケインズもね。「1つの経済には2つの視点がある」というベースの上で行われている。 
 それに対して私は「2つの経済にそれぞれ1つの視点がある」と提唱しているのです。 
 経済の空間によって違ってくるわけです。こんなふうに整理しますと頭の中がすっきりし
てくると思います。
 実は、戦後の米国は通常経済でした。そのときに不況がいっぱいあった。そこでケインズ
政策をしたらあかんということです。



正と反の経済線:

以下木下栄蔵『アメリカの次の覇権国はどこか?』2012、『資本主義の限界』2016より
https://lh3.googleusercontent.com/-rIJM-zCBqNg/V--0DnWXrnI/AAAAAAABD0Q/O5YQXo-pVTc/s1600/blogger-image--269875064.jpg
イ                         
ンギ           |        
フャ          /|\        
レッ         /バ|バ\       
 プ 通常経済   /ブ | ブ\ 恐慌経済 
_________/ル  |  ル\______________
         発   |   崩\          デ
デ       生    |    壊\______   フ
フギ インフレ      |      デフレ   |  レ
レャ 経済成長する時期     次の経済成長のための|  ギ
 ッ              社会的共通インフラを|  ャ
 プ              構築する時期    金\ ッ
                          融 \プ
    主役=市場         主役=国家   緩  \
    〇財政再建         〇財政出動   和
    ×財政出動         ×財政再建

          投資効率(e)
        投資利益率/市場利子率
     e>1           e<1

「供給=需要」「供給<<<需要」「供給>需要」「供給>>>需要」

木下はケインズを批判するが、ケインズの理論と言っていい。

参考
ソローのモデル:
http://blog.livedoor.jp/sowerberry/archives/41781283.html
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51896883.html

簡単に言うと、戦争などで労働力が減れば全体K(またはβ?)=資本ストックの絶対数は減る。
少子化で資産家の遺産が少数者に集まればr資本収益率は相対的に上がる。
(ソローのモデルに関してはマンキューマクロ応用篇に詳しい)。


 所得         δK
  |        / 
Y2|_______○dK  ○sY
  |    ○  /|
Y1|  ○  / |
  |    /  |
  | ○ /   |   
  |  /    | 
  | /     |
  |/______|______資本
      K   K'

Y を生産量、K を資本(資本ストック)、s を貯蓄率、δ を資本消耗率、減価償却率とする。

《経済が資本/所得比率がー定の「定常状態」に到達したと考えよう。労働からだけ所得を
得る人々の賃金は、技術進歩によって生産性が上がるのと同じぐらいのスピードで上がる。
それは経済全体の成長率より少し低いだろう。なぜなら成長率は人口増加率を含むからだ。》


この結果、資本収益率が成長率を上回り、格差が拡大します。これをソローは富める者がます
ます富むダイナミックと呼んでいます。
Solow "Thomas Piketty Is Right" New Republic, April 22, 2014
http://www.newrepublic.com/article/117429/capital-twenty-first-century-thomas-piketty-reviewed
 
参考: