木曜日, 2月 14, 2019

ティロール:メモ Tirole, Jean (1985). “ Asset Bubbles andOverlappingGenerations”

NAMs出版プロジェクト: ジャン・ティロール2014年ノーベル経済学賞
http://nam-students.blogspot.jp/2016/10/2014.html
井堀利宏
https://nam-students.blogspot.com/2019/03/1952.html
モーリス・アレ:世代重複モデル(OLG:overlapping generations model)再考
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/qlgoverlapping-generations-model.html
世代重複モデル:再(々)考
http://nam-students.blogspot.com/2018/10/overlappinggenerationsmodel.html


サーチ理論:メモ (ダイアモンド 他)
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blog-post_34.html

National Debt in a Neoclassical Growth Model

Peter A. Diamond
The American Economic Review
Vol. 55, No. 5, Part 1 (Dec., 1965), pp. 1126-1150




The Diamond OLG Model - Economics

 
(Adobe PDF)
www.econ2.jhu.edu/people/ccarroll/public/.../OLGModel.pdf
one originally proposed by Diamond (1965), building on Samuelson (1958).1 .... “ National Debt in a Neoclassical.



National Debt in a Neoclassical Growth Model - Economics E-Journal

www.economics-ejournal.org/economics/journalarticles/.../196...
P.A. Diamond (1965). National Debt in a Neoclassical Growth Model. The American Economic Review, ...
ティロール2018^2016:メモ
#2
目的の国では 、あらゆるものは価格か尊厳を持つ 。価格を持つものは 、ほかの等価物で置き換えることができる 。これに対していっさいの価格を超えたもの 、したがっていかなる等価物もあり得ないものは 、尊厳を持つ 。
                  ─ ─イマヌエル ・カント 『道徳形而上学原論 ( 1 ) 』

1 Fondements de la métaphysique des mœurs (titre original : Grundlegung zur Metaphysik der Sitten),
 ( 1 7 8 5 ) , I I .この引用文は 、バカロレアの哲学の試験でたびたび出題されている 。

#2
本を読んだら一ドルあげると子供に言ったら (一部の学校はそうしている ) 、読書はお金になると子供に教えるだけでなく 、読書のほんとうの価値を子供から永久に奪ってしまうことになりかねない 。市場は無垢ではないのである 。 ─ ─マイケル ・サンデル ( 2 )

2ガ ーディアン紙二〇一三年四月二七日付 。
(ティロールはいわゆるインセンティブには懐疑的)



#4
 情報の経済学は 、ケネス ・アロ ー (一九七二年にノ ーベル賞受賞 ) 、ジョ ージ ・アカロフ 、マイケル ・スペンス 、ジョセフ ・スティグリッツ (三人ともに二〇〇一年にノ ーベル賞受賞 ) 、ジェ ームズ ・マ ーリ ーズとウィリアム ・ヴィクリ ー (二人ともに一九九六年にノ ーベル賞受賞 ) 、レオニ ード ・ハーヴィッツ 、ロジャ ー ・マイヤ ーソン 、エリック ・マスキン (三人ともに二〇〇七年にノ ーベル賞受賞 ) 、オリバ ー ・ハ ート 、ベント ・ホルムストロ ーム (二人ともに二〇一六年にノ ーベル賞受賞 ) 、ジャン =ジャック ・ラフォン 、ポ ール ・ミルグロムらによって発展した 。この理論で重要な役割を果たすのは 、次の二つの基本概念である 。
 一つは 、モラルハザ ードである 。モラルハザ ードは 、ある契約当事者の行動が 、その行動に影響を受ける契約相手からも 、あるいは係争になったときに契約条件の遵守を強制するはずの裁判所からも 、見られずに済む場合に起こりうる 。モラルハザ ードの例として 、小作契約すなわち収穫の一部を地主に納めるという条件で耕作を小作人に託す契約を考えてみよう…

 情報の経済学におけるもう一つの基本概念は 、逆選択である (逆淘汰とも言う ) 。これは 、契約後ではなく 、契約する時点ですでに 、一方が他方の知らない情報を持っている可能性に注目した概念である 。…

#4
 このほか契約の理論研究では 、契約の次の四つの面に注目して分析フレ ームワ ークの拡張に取り組んだ 。
 第一は 、ダイナミクスである 。契約関係は繰り返されることが多く 、また契約期間中に再交渉が行われることもある 。ジャン =ジャック ・ラフォン 、オリバ ー ・ハ ート 、ドリュ ー ・フュ ーデンバ ーグとの共同研究 (および後年のロジェ ・ゲスネリ 、ハビエル ・フレイシャスとの共同研究 )では 、契約の動学的な見方を開発した 。たとえば逆選択の状況 (エ ージェントはプリンシパルの知らない情報を持っている )では 、エ ージェントの成果が当人の特徴や環境に関する情報 (仕事の難度 、エ ージェントの能力 、意欲など )を露呈し 、将来の契約に影響をおよぼす 。たとえば豊富な収穫を見た地主は 、貸した土地が肥沃であったこと 、あるいは小作人が勤勉であることを推察する 。すると地主は 、将来の契約により厳しい条件を課そうとする 。定額契約の場合には料金を吊り上げる 、収穫の一部を納める契約では収穫の目標を高めに設定する 、などだ 。こうした地主の行動を予想した小作人は 、対抗策として耕作を怠けたり 、収穫の一部を隠したりする 。
 第二は 、階層である 。契約には 、しばしば両当事者 (プリンシパルとエ ージェント )以外の人間が関与する 。たとえば 、収穫を地主と小作人で折半する折半契約では 、収穫の計量と監視を代理人に委託することがある 。実際の経済でも 、こうした代理人や仲介人はあちこちに存在する 。金融サ ービス事業者 (銀行 、投資ファンドなど )はその代表例である 。このほか 、現場監督 、工場長などもそうだ 。多数のプレ ーヤ ーが関与していることに目をつけたプレ ーヤ ーの中には 、他の組織のメンバ ーと共謀を図る者も出てくる 。研究では 、クリ ーク (組織内に形成されるインフォ ーマル ・グル ープ )における共謀の危険性と組織内での情報の分布を関連づけ 、組織設計への影響を分析した 。
 第三は 、情報に通じたプリンシパルである 。この研究はマスキンと共同で行い 、独自情報を持っているプリンシパルからエ ージェントに契約が提案されたケ ースを想定し 、その選択をモデル化する概念ツ ールを開発した 。たとえば 、金融市場で資金調達する企業経営者 (プリンシパル )は 、有望なプロジェクトのためにほんとうに資金を必要としているのかもしれないが 、自社に関する悪いニュ ースが公に出回る前に資産の一部を現金化したがっているのかもしれない 。投資家 (エ ージェント )は 、この企業が発行する形態 (株 、社債など )と数量をシグナルとして経営者の意図を読み取ろうとする 。
 第四は 、企業や政府の内部組織である 。マティアス ・ドュワトリポン (ブリュッセル自由大学 )との共同研究では 、説明責任を徹底させる方法を研究した 。意見対立の際に中立の第三者に仲介させるのではなく 、弁護士を介入させ対決させることによって 、裁定者あるいは経営者はより多くの情報を引き出すことが可能になる (両当事者の弁護士が不都合な情報を伏せておこうとしても ) 。この研究では政府部内の業務分担の分析も行い 、包括的な責任を負わせるよりも明確に定義した業務を割り当てるほうが良いケース (二兎を追う者は一兎をも得ず )をあきらかにした 。

#5-3
 マルチタスク問題 (本来 、複数の任務を負っている労働者 〔代理人 〕に対して 、報酬を目に見えやすい貢献についてだけ連動させることにより 、努力配分の歪みを引き起こすこと )は多くの分野で見受けられる ( 3 8 ) 。そうした中から 、いくつか例を挙げよう 。金融部門の一部のプレ ーヤ ーは 、短期的な実績に基づくインセンティブを与えられた結果 、長期的に社会に害をおよぼす行為に走った 。その結果が 、二〇〇八年の世界金融危機である (第 1 2章参照 ) 。ある企業は 、コスト削減を奨励し 、その成果に報奨を与えた 。すると保守点検作業が削られ 、事故のリスクが増大した 。したがってコスト削減に対してインセンティブが設けられるときには 、規制当局が保守点検の監視を強化する必要がある (第 1 7章参照 ) 。
3 8マルチタスク問題は 、次の論文などで分析されている 。
Multitask Principal-Agent Analyses: Incentive Contracts, Asset Ownership, and Job Design 1991
Bengt Holmstrom Yale University Paul Milgrom Stanford University
https://faculty.fuqua.duke.edu/~qc2/BA532/1991%20JLEO%20Holmstrom%20Milgrom.pdf 全30頁
#11-3
 近年では、バブル 、エ ージェンシー理論 、金融恐慌 、行動ファイナンス理論 、市場摩擦を切り口に 、より精緻な市場分析に取り組む研究が増えてきた 。以下ではこの五つの見方を一つひとつ検討する 。

[数量限定、「長期」資産がバブルになる ](バブルに関しては1985年の論考の方がいい)
エ ージェンシ ー理論:個人の利益と社会の利益の乖離
 市場を見る第二の切り口は 、エ ージェンシ ー理論である 。この理論では 、個人にとっての合理性と社会にとっての合理性の不一致に注目する 。ある経済システムの中の経済主体は 、自分の立場からすれば合理的な行動をとることができるが 、その結果は社会全体からすれば有害だということがありうる 。規制の経済学において古くて新しいこのテ ーマは 、本書でも繰り返し論じてきた 。ここでは 、ある銀行が何らかのリスク資産 、たとえば株式を大量に抱えているとしよう 。何も問題が起きなければこの株は大きなリタ ーンを生み 、株主は大金を手にするはずだ 。だが…
。。。。。。。
良き社会のための経済学 2018
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井堀利宏(1952~ )
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EXISTENCE AND UNIQUENESS OF STEADY-STATE ...

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IhoriToshihiro (1978) The golden rule and the role of government in a life cycle model. American ... Tirole, Jean (1985) Asset bubbles and overlapping generations. Econometrica 53 ..
Tirole, Jean (1985). “ Asset Bubbles and Overlapping Generations”. econometrica 53


10. CONCLUSION To conclude I believe that the investigation of overlapping generations models should somewhat shift emphasis from the study of money to that of assets that are held for more speculative purposes. It is clear that the models and the empirical evidence are too preliminary to settle the question of whether we should expect to observe asset bubbles in overlapping generations economies. And we have not solved the old debate about which one of overlapping generations and infinitely lived consumers (or overlapping generations with bequests) is the "right" model. The difference between the two formalizations is substantial since bubbles may exist in the former but not in the latter. But I hope to have convinced the reader that in our current state of knowledge we would be best advised to believe that bubbles are not inconsistent with optimizing behavior and general equilibrium. 
A good understanding of their definition and properties may be required in various fields such as empirical studies of asset pricing, monetary theory, and welfare economics. Massachusetts Institute of Technology Manuscript received June, 1983; final revision received November, 1984. 


31 It can be shown that the maximum rate of growth of an asset consistent with a bubble on this asset is the difference between the asymptotic rate of growth of the economy and the asymptotic rate of interest in the Diamond bubbleless economy. The possibility of future creation is indeed one of the reasons why Tobin [37] is somewhat sceptical about the use of overlapping generations models of money without transaction motives ("There is no governmental commitment to the value of money," p. 85). 32 Potential examples are rare stamps, letters of past famous writers or personalities, famous paintings, gold, diamonds, land. For instance the market fundamental-consumption value-of rare stamps seems to be low-all the more that they generally sit in a bank; but their price can be very high. Artificial and real diamonds cannot be told apart with the naked eye. If there is no snobism effect, their market fundamental is basically the same, in spite of the fact that they command very different prices. If the real value of the asset depends on its price, the analysis is not as clear-cut; it then resembles that for money with transaction motives. 

10.結論
結論として、世代の重複モデルの調査は、資金の調査からより投機的な目的のために保有されている資産の調査へと重点を移すべきであると私は信じる。 モデルと実証的証拠は、重複する世代の経済において資産バブルを観察することを期待すべきかどうかという問題を解決するにはあまりにも予備的なものであることは明らかです。 また、世代が重複していて消費者が無限に住んでいる(または遺族と世代が重複している)のどちらが「正しい」モデルであるかについての古い議論は解決していません。 前者にはバブルが存在するが後者には存在しない可能性があるため、2つの形式化の違いはかなりのものです。 しかし、私たちの現在の知識状態では、バブルは行動の最適化や一般的な均衡と矛盾しないと信じることをお勧めすると読者に納得させたいと思います。
資産価格設定の実証的研究、貨幣理論、福祉経済学などのさまざまな分野で、それらの定義と特性をよく理解することが必要になるかもしれません。 マサチューセッツ工科大学写本が1983年6月に受信されました。 最終改訂版は1984年11月に受け取りました。


31この資産のバブルと一致する資産の最大成長率は、ダイヤモンドバブルレス経済における漸近的な成長率と漸近的な金利の差であることを示すことができます。 将来の創造の可能性は、取引の動機のない重複世代の貨幣モデルの使用についてTobin [37]が多少懐疑的である理由の1つです(「貨幣の価値に対する政府のコミットメントはありません」、85ページ)。 32可能性のある例は、珍しい切手、過去の有名な作家または人格の手紙、有名な絵、金、ダイヤモンド、土地です。 例えば、レアスタンプの市場の基本消費額は、一般的に銀行に収まっているほど低くなっています。 しかし、彼らの価格は非常に高くなる可能性があります。 人工ダイヤモンドと本物のダイヤモンドは裸眼で区別することはできません。 スノービズムの影響がなければ、彼らは非常に異なる価格を命じているという事実にもかかわらず、それらの市場の基本は基本的に同じです。 資産の実際の価値がその価格に依存する場合、分析はそれほど明確ではありません。 それはそれから取引動機のお金のためにそれに似ています。

ピケティを先取りしている言うのは正しい
ただし退屈な統計を集計し取り続けたのはピケティの方だ



経済を動かす単純な論理 Kindle版

G D Pとバブルは同じ率で成長するということになります。これがバブル経済が持つ第 2の特徴です。…

バブル経済の第 3の特徴はすこしショッキングです。実はティロールが明らかにしたのは、バブル経済では、経済全体のバブルの総和が経済成長と同じ率で成長するということです。つまり、世の中にバブルが複数あれば、そのバブルを足し合わせた総額が、経済成長率と同率で成長するといっているのです。言い換えれば、ひとつひとつのバブルが経済成長率と同率で成長する必然性はないということになるのです。 …

「バブルの代替の図 」は 、ティロールが 「バブルの代替 (Bubble Substitution) 」と呼んだ図です 。

資産 S(株式)のバブルb^stと資産 G(金)のバブルb^gtの動きは不規則な動きをしています(経済学ではランダムウォークという )が、その総和b~tは規則的な動きをしており、時間が経つにつれて、一定値b~に収束しています 。つまり、経済には、一般に複数のバブルが存在しており、それぞれのバブルが経済成長率と異なったスピードで変動することがあったとしても、すべてのバブルを足し合わせた総額が経済成長率と同率で成長すれば、バブルは長期的に維持可能であるということになる。言い換えれば、ひとつのバブルが弾けても、別のバブルが取って代わる、つまりバブルは代替するというのです。


9 Comments:

Blogger yoji said...

https://2.bp.blogspot.com/-p4mIAY43oxw/XGY8v0Icp9I/AAAAAAABgcg/f2WA_eDDGwYVP-uO_RBZR7Q_rsiSUjBFACLcBGAs/s1600/IMG_8811.PNG

5:23 午前  
Blogger yoji said...

Tirole, Jean (1985). “ Asset Bubbles and Overlapping Generations”. econometrica 53
https://ms.mcmaster.ca/~grasselli/Tirole85.pdf

5:24 午前  
Blogger yoji said...

経済を動かす単純な論理 Kindle版
櫻川 昌哉 (著) 2009
そして 、 「利子率 <成長率 」といった特徴を持つ経済がどのようにしてバブルを生み出し 、そこでつくり
出されたバブルが経済全体にどのような影響をもたらすのか 、そのメカニズムを明らかにするのに大きく
貢献したのが 、フランス人経済学者のジャン ・ティロ ールです (なお 、彼の研究に大きく影響を与えた
2人の経済学者 、アメリカ人のピ ータ ー ・ダイヤモンドと東京大学の井堀利宏先生の名前も忘れてはいけません ) 。

 彼は 、貨幣 、国債 、土地 、絵画 、金 、宝石 … …など 、本来の価値であるファンダメンタルズ価値
よりも高い価格で取引される財をすべて 〝バブル 〟と呼びます 。

ジャン・ティロ ールは 、 「バブル経済 」の興味深い特徴をいくつか述べています 。その第 1は、利子率
が成長率より低くなるとき (つまり 「利子率 <成長率 」のとき) 、バブルが存在するということです。逆
に、利子率が成長率より高いとき (つまり 「利子率 >成長率 」のとき )、バブルは存在しない。単純に
いえばバブルを引き起こすのは 、基本的には利子率と成長率の大小関係なのです 。
G D Pとバブルは同じ率で成長するということになります。これがバブル経済が持つ第 2の特徴です。…

バブル経済の第 3の特徴はすこしショッキングです。実はティロールが明らかにしたのは、バブル経済
では、経済全体のバブルの総和が経済成長と同じ率で成長するということです。つまり、世の中にバブル
が複数あれば、そのバブルを足し合わせた総額が、経済成長率と同率で成長するといっているのです。
言い換えれば、ひとつひとつのバブルが経済成長率と同率で成長する必然性はないということになるのです。 …

「バブルの代替の図 」は 、ティロールが 「バブルの代替 (Bubble Substitution) 」と呼んだ図です 。

資産 S(株式)のバブルb^stと資産 G(金)のバブルb^gtの動きは不規則な動きをしています(経済学で
はランダムウォークという )が、その総和b~tは規則的な動きをしており、時間が経つにつれて、一定値
b~に収束しています 。つまり、経済には、一般に複数のバブルが存在しており、それぞれのバブルが経済
成長率と異なったスピードで変動することがあったとしても、すべてのバブルを足し合わせた総額が経済
成長率と同率で成長すれば、バブルは長期的に維持可能であるということになる。言い換えれば、ひとつの
バブルが弾けても、別のバブルが取って代わる、つまりバブルは代替するというのです。


https://management-company.work/bubble-2/
バブルの許容量はGDPの5倍

5:25 午前  
Blogger yoji said...

2009
https://www.amazon.co.jp/dp/B00KGOE8H6/

5:26 午前  
Blogger yoji said...


https://2.bp.blogspot.com/-p4mIAY43oxw/XGY8v0Icp9I/AAAAAAABgcg/f2WA_eDDGwYVP-uO_RBZR7Q_rsiSUjBFACLcBGAs/s1600/IMG_8811.PNG


Tirole, Jean (1985). “ Asset Bubbles and Overlapping Generations”. econometrica 53
https://ms.mcmaster.ca/~grasselli/Tirole85.pdf


経済を動かす単純な論理 Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B00KGOE8H6/
櫻川 昌哉 (著) 2009
そして 、 「利子率 <成長率 」といった特徴を持つ経済がどのようにしてバブルを生み出し 、そこでつくり
出されたバブルが経済全体にどのような影響をもたらすのか 、そのメカニズムを明らかにするのに大きく
貢献したのが 、フランス人経済学者のジャン ・ティロ ールです (なお 、彼の研究に大きく影響を与えた
2人の経済学者 、アメリカ人のピ ータ ー ・ダイヤモンドと東京大学の井堀利宏先生の名前も忘れてはいけません ) 。

 彼は 、貨幣 、国債 、土地 、絵画 、金 、宝石 … …など 、本来の価値であるファンダメンタルズ価値
よりも高い価格で取引される財をすべて 〝バブル 〟と呼びます 。

ジャン・ティロ ールは 、 「バブル経済 」の興味深い特徴をいくつか述べています 。その第 1は、利子率
が成長率より低くなるとき (つまり 「利子率 <成長率 」のとき) 、バブルが存在するということです。逆
に、利子率が成長率より高いとき (つまり 「利子率 >成長率 」のとき )、バブルは存在しない。単純に
いえばバブルを引き起こすのは 、基本的には利子率と成長率の大小関係なのです 。
G D Pとバブルは同じ率で成長するということになります。これがバブル経済が持つ第 2の特徴です。…

バブル経済の第 3の特徴はすこしショッキングです。実はティロールが明らかにしたのは、バブル経済
では、経済全体のバブルの総和が経済成長と同じ率で成長するということです。つまり、世の中にバブル
が複数あれば、そのバブルを足し合わせた総額が、経済成長率と同率で成長するといっているのです。
言い換えれば、ひとつひとつのバブルが経済成長率と同率で成長する必然性はないということになるのです。 …

「バブルの代替の図 」は 、ティロールが 「バブルの代替 (Bubble Substitution) 」と呼んだ図です 。

資産 S(株式)のバブルb^stと資産 G(金)のバブルb^gtの動きは不規則な動きをしています(経済学で
はランダムウォークという )が、その総和b~tは規則的な動きをしており、時間が経つにつれて、一定値
b~に収束しています 。つまり、経済には、一般に複数のバブルが存在しており、それぞれのバブルが経済
成長率と異なったスピードで変動することがあったとしても、すべてのバブルを足し合わせた総額が経済
成長率と同率で成長すれば、バブルは長期的に維持可能であるということになる。言い換えれば、ひとつの
バブルが弾けても、別のバブルが取って代わる、つまりバブルは代替するというのです。


https://management-company.work/bubble-2/
バブルの許容量はGDPの5倍

5:28 午前  
Blogger yoji said...

ティロールはいわゆるインセンティブには懐疑的

11:15 午前  
Blogger yoji said...

BS1スペシャル 「欲望の資本主義2019~偽りの個人主義を越えて~」(後編)
お気に入り シェアするhelptwitterfacebookgoogle
「ネット界の四天王」と呼ばれるGAFAを巡る議論が熱い。強大な力に国家の枠組み前提の市場経済が揺れている。仮想通貨を巡る議論も沸騰、バーチャル経済時代の資本主義はどこへ?2017年富を生むルールの変化を捉え2018年社会構造に地殻変動が起きている現実に迫ってきた番組は次のステージへ。テクノロジーが社会を変える今、格差、分断を越え自由への道は?切迫感ある今問う、自由の形と資本主義の行く末は?(後編)

出演 安田洋祐 、スコット・ギャロウェイ 、ジャン・ティロール 、マルクス・ガブリエル 、チャールズ・ホスキンソン

2019年放送
(C)NHK

7:42 午後  
Blogger yoji said...

BS1スペシャル 「欲望の資本主義2019~偽りの個人主義を越えて~」(前編)
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「ネット界の四天王」と呼ばれるGAFAを巡る議論が熱い。強大な力に国家の枠組み前提の市場経済が揺れている。仮想通貨を巡る議論も沸騰、バーチャル経済時代の資本主義はどこへ?2017年富を生むルールの変化を捉え2018年社会構造に地殻変動が起きている現実に迫ってきた番組は次のステージへ。テクノロジーが社会を変える今、格差、分断を越え自由への道は?切迫感ある今問う、自由の形と資本主義の行く末は?(前編)

出演 安田洋祐 、スコット・ギャロウェイ 、ジャン・ティロール 、マルクス・ガブリエル 、チャールズ・ホスキンソン

2019年放送
(C)NHK

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NHKスペシャル マネー・ワールド~資本主義の未来~ 第1集「お金が消える!?」
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スマホ決済、仮想通貨、ICチップ…。いま私たちの暮らしから、どんどん現金が姿を消している。その理由は単に「便利だから」だけではなく、資本主義の大転換が関わっている!? 現在のお金の歴史や“限界”、そして「時間通貨」など、世界中で次々生まれる“新時代のお金”を探求していく。人類誕生後、進化を続け、世界経済の血流を生み出してきた「現金」は、このまま消えてしまうのか? そして未来のお金の姿とは?

司会 爆笑問題
ゲスト 安田洋祐 、佐藤航陽
語り(語り手) 守本奈実

2018年放送
(C)NHK

7:45 午後  

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