木曜日, 8月 27, 2015

価格弾力性(Price elasticity):メモ


NAMs出版プロジェクト: 価格弾力性:メモ

http://nam-students.blogspot.jp/2015/08/blog-post_27.html(本頁)

需要の価格弾力性(Price elasticity of demand )=需要の変化率/価格の変化率

変化率は、(P1-P2)/P1


価格が(P1-P2)/P1低下すると、
需要量が(X1-X2)/X1だけ増える。
P1-P2=△P,P1=P,X1-X2=X,△X1=Xと
すると、需要の価格弾力性nは、
n=-(△X/X)/(△P/P)=(△X)/(△P),P/X






需要の価格弾力性が大きい(弾力的)とは?
・価格が下がった時に、需要が大きくなる。
(=価格が上がった時に、需要が大きく減る)
・奢侈品にその傾向が強い。



需要の価格弾力性が小さい(非弾力的)とは?
・価格が下がった時に、需要が少ししか増えない。
(=価格が上がった時に、需要が少ししか減らない)
・必需品にその傾向が強い。



たとえば価格が1%上昇したときに、需要量が何%減るのかというのは企業からしてみたら大きな関心ごとです。とくに、その減少が1%以上なら収入が減少するだろうし、1%以下なら収入が増加するからです。(※線形近似したときの結果です。後のページで詳しくみます。)(変化率の計算、Δの記号の意味がわからない人は経済数学の変化率へ)いいかえれば、価格が1%上昇したときに需要量が何%減少するのかというのは需要者がどれだけ価格に「敏感に反応するのか」を表している数字だといえます。このようにあるものが1%変化したときに、もう一方が何%変化するのかという概念を「弾力性(elasticity)」と呼び、それは、「反応の大きさ」を判断する数値となるのです。さて、この弾力性について詳しく学んでいきましょう。

2.需要の価格弾力性

イントロダクションで紹介した弾力性は「需要の価格弾力性」といいます。その定義は


 


需要の価格弾力性=需要の変化率/価格の変化率=


となります。つまり、価格が1%変化したときに需要量が何%変化するのかということを表しています。変化率の×100は約分されてしまいますし、この需要の価格弾力性の定義にはマイナスがつきます。(本によっては定義にマイナスがつかないものもありますが、マイナスをつけた定義のほうが一般的なのでここではマイナスをつけます。)なぜかというと、需要の法則によって、価格と需要量が反対の動きをするからです。つまり、価格が上昇したとき(ΔP>0)、需要量は減少し(ΔD<0)、価格が下落したとき(ΔP<0)、需要量は増加(ΔD>0)するから、(需要の変化率/価格の変化率)は常に負の値になってしまうので、マイナスをつけて+にしているのです。といっても、文章だとよくわからないので例をだしますね。


「所得弾力性が1より大きければ、エンゲル係数は所得の増加と共に上昇する。」

「需要の所得弾力性が1より大きい正常財を奢侈財(luxury)、需要の所得弾力性が1より小さい正常財を必需財(necessity)と定義する」

奥野正寛『ミクロ経済学』2008年初版51頁


類似用語:

「価格硬直性は唯一のミクロ経済的説明のないマクロ経済的な現象である」

マンキューマクロ応用編邦訳2004年第二版266頁

価格の硬直性 - 金融大学 www.findai.com>金融大学>金融用語辞典 価格の硬直性 (かかくのこうちょくせい). 

英語 : price rigidity (プライス・リジディティ). 価格の硬直性とは、価格メカニズムが機能せず、商品の価格が変動しないことをいい ます。 価格の硬直性は、「価格が硬直的である」とも表現されます。


applaudyouさん

・値札を一々変えるのが面倒くさい = メニューコスト
・市場が少数の企業で寡占されていると、ちょっとした価格変化が大幅なシェア崩壊を招くので値上げしにくい = 不完全競争下の価格硬直性
・名目賃金を下げられると社員の士気が下がったり、果ては労組が暴れ出す = 賃金の下方硬直性

ぱっと思いついたのを挙げてみました。他にもあると思うのでマクロ経済学の教科書を調べてみてください。
価| 
格|\      /供給曲線
 | \    /
 | a\  /
均衡___\/←均衡点
価格   /\     
 | b/ |\
 | /  | \
 |/   |  \需要曲線
 |____|________
0   均衡取引量    数量

a=消費者余剰、b生産者余剰


ジュール・デュピュイ - Wikipedia

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A5%E3%83%94%E3%83%A5%E3%82%A4

ジュール・デュピュイJules Dupuit,1804年5月18日 - 1866年9月5日は、フランス土木技術者経済学者。 イタリアフォッサーノ生まれ。

生涯編集

デュピュイはナポレオン・ボナパルトの治世下におけるイタリアフォッサーノで生まれた。10歳のとき家族と共にフランスへ移住してヴェルサイユで学び、卒業時には物理学賞を受賞した。彼はそれから国立土木学校土木技術者として学び、フランスの大規模公共事業を担う土木公団で活躍をはじめた。彼は次第に、様々な地方のポストで、より多くの責任を引き受けるようになった。1843年に、彼はフランスの道路体系についての仕事により、レジオンドヌール勲章を受け、程なくパリへ移住した。彼はまた、1948年に洪水管理を研究し、パリの下水道体系の構築を監督した。彼は1866年にパリで死去した。

業績編集

フランスの国立工科学校(現在のENPC)と土木公団には、独自の経済学の伝統がある。公共事業に多額の税金が使われることは当時のフランスにおいても大きな問題で、この批判に応えるために、国立土木学校や土木公団で活躍した土木技術者経済学についても造詣を深めていた。しかも、それは当時のフランスの主流派の経済学とは全く異なる性格を持っていたのである。

デュピュイの業績はその中でも最高峰のものと位置付けられる。彼は1844年に、橋梁の最適な通行料の決定に関わる論文を公表した。彼が限界効用の逓減する曲線を導入したのはこの中においてである。ある財の消費量が増大するにつれて、その財の限界効用は消費者にとって減少する。それゆえ、通行料の低下(限界効用の低下)は、橋を利用しようとするより多くの人々(より高い消費水準)をもたらす。逆に言うと、交通量(橋の通行を許可された人々)の増加により、その財(その価格)に支払おうとする人の支払い意欲は減少する。 それゆえ、限界効用逓減の概念は、それ自体が下方へ傾斜する需要曲線に翻訳されるべきである。こうして彼は、需要曲線を限界効用曲線と同一視した。これは経済学者が限界効用から導かれた需要理論を提唱した最初であった。需要曲線自体はフランスの経済学者クールノーによりすでに描かれていたが、クールノーの需要曲線は理論的裏づけがなかった。

デュプイは次に、「相対的効用」を、需要(限界効用)曲線の下方、価格の上方の範囲として定義し、それを異なる価格のもたらす福祉効果(厚生)の尺度として用いた。-- 価格(あるいは橋の通行料)が0になったとき、公的福祉は最大化される、と話を結んだ。これは後に、マーシャル消費者余剰として知られるようになった。

デュピュイの論理は、市場の需要が集計値である一方、限界効用は個人に特有である、という事実を説明していなかった。個人の限界効用を総需要に関係付けるため、個人間の効用の比較可能性については、何も語られていなかった。

また、彼の理論の中には供給曲線も登場しない。彼の論文を注意深く読むと、そこには限界費用0(橋梁の建設費用は通行料の多少によって変わるわけではないから)の供給曲線を意図したと読み取れる部分もある。また、高い支払い意思を持つものには高い価格を、低い支払い意思を持つものには低い価格を課すといった事項について論じている部分も存在する。こうした事から彼を、限界費用価格形成原理や価格差別の理論の先駆者と見る者もいるが、少なくとも彼はこうした問題について厳密な論証を行っていない。彼は独占についても議論を展開している。

デュピュイの経済学者としての評判は、自由放任経済学の擁護者(彼は1861年に『通商の自由』という本を書いた)にとどまらず、定期刊行物への頻繁な寄稿で知られる。公共事業の純経済利益の評価に対する欲求から、デュピュイは経済発展の能力を分析し、効用理論の枠組の構築と、公共工事から得られる繁栄の測定を試みた。

デュピュイは経済学者と評価される事が多いが、オスマン市政下でパリの上下水道整備に取り組んだことも彼の大きな業績である。オスマンとは意見の食い違いも多かったが、維持管理用の歩道を備えたパリの大下水道の最初の建設工事を指揮したのはデュピュイで、そのため、大下水道は「デュピュイの洞窟」と呼ばれる事もあった。

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