火曜日, 3月 08, 2016

ラムゼー「貯蓄の数学的理論」1928年、F.R.Ramsey,”AMathematicalTheoryofSaving”:メモ

 
経済学リンク::::::::::

ラムゼイ「貯蓄の数学的理論」1928年、F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/1928frramseya-mathematical-theory-of.html(本頁)

NAMs出版プロジェクト: 宇沢弘文(1928~2014):メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/blog-post_10.html
ケインズ『貨幣論』1929,『貨幣改革論』1923,『確率論』1921:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2015/10/1979-john-maynard-keynes-treatise-money.html
NAMs出版プロジェクト: ブランチャード&フィッシャー 『マクロ経済学講義』:目次
http://nam-students.blogspot.jp/2015/09/blog-post_34.html #2,7
NAMs出版プロジェクト: ラムゼー・モデル
http://nam-students.blogspot.jp/2016/01/blog-post_17.html

NAMs出版プロジェクト: 行動経済学:メモ
http://nam-students.blogspot.jp/2016/02/blog-post_36.html 


専門的なトリビアになるかもしれないが、サミュエルソンも絶賛するように*ラムゼイの
経済論文には3つあって、どれも重要だと思う。一番有名なのは3番目だが、どれか1つに
ラムゼイの考察を還元できない。2は財政学で使う。1は確率論というより行動経済学の元祖。


"Truth and Probability" (1926) ,(「真理と確率」)
https://core.ac.uk/download/files/153/7048428.pdf
邦訳:ラムジー哲学論文集 (双書プロブレーマタ)所収1996

Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf

F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”(1928)(「貯蓄の数学的理論」)
http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey(1928).pdf
http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey.pdf 邦訳





Title 経済学者フランク・ラムゼー Author 福岡, 正夫 Publisher 慶應義塾 ...

(Adobe PDF)

かつてサミュエルソンが英国ケンブリッジで開催されたある学会で「ケンブリッジの偉大 な経済. 学者」(“A Great Cambridge Economist”)というディナ一• スピ一チをやると 予告されたとき,参. 加者一同の関心は,誰のことかといやが上にも高まった。が,結果 は ...
 ... 最適成長理論、最適課税の理論,そして主観的確率と期待効用の理論の分野にわたるもの であるが,この最後の ... 年のはじめにケンブリッジに復帰し,以降ラムゼーはピエロ .
粋理論にとって絶大な損失である」とケインズは 書き,「ケンプリッジからはその光り輝く知性人. の一人を,また現代哲学からはその ...

The Collected Scientific Papers of Paul Samuelson, Volume 3 1972

Paul A. Samuelson. What Makes for a Beautiful Problem in Science? . . . It may be logical beauty: Proof that the ... Ramsey Economics This book can be classified as research in the economics of Frank Ramsey. Ramsey, a brilliant Cambridge ...
邦訳『サミュエルソン経済学体系』〈10〉「何が科学における美しい問題を構成するか? 」
サミュエルソン経済学体系〈10〉社会科学としての経済学
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/432654841X
"Truth and Probability" (1926) ,(「真理と確率」)
https://core.ac.uk/download/files/153/7048428.pdf
CONTENTS (1) The Frequency Theory (2) Mr Keynes' Theory (3) Degrees of Belief (4) The Logic of Consistency (5) The Logic of Truth …

邦訳:ラムジー哲学論文集 (双書プロブレーマタ)所収1996

Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf
F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”(1928)(「貯蓄の数学的理論」)
 

フランク・ラムゼイ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%
フランク・プランプトン・ラムゼイ(姓はラムジーとも、Frank Plumpton Ramsey1903年2月22日 – 1930年1月19日)はイギリス数学者である。ケンブリッジ出身。その生涯は非常に短かったが数学哲学経済学に大きく貢献した。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ(1920-23)にて学ぶ。卒業後、短期間ウィーンに留学した後、キングス・カレッジフェロー(1924)・講師(1926)。

ラムゼーの貯蓄理論というより最適成長理論1928はソローモデル(ソローは独自に開発)やDSGEの基礎となったが、それに対抗する行動経済学の理論の先駆もラムゼー確率性論文1926よるものだった。社会的共通資本への対価の問題への糸口も1927年のラムゼールールで知られる最適間接税論文にある。





ラムゼイ「貯蓄の数学的理論」1928年
Date:June22,2011,translatedtoJapaneseby Kazumoto Iguchi(井口和基).OriginalPaper:F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”,The Economic Journal,Vol.38,No.152,pp.543-559,Dec.(1928).






Figure1.曲線z=W(y)、Qにおけるその接線、漸近線y=−η。ここで、Qの横座標yは消費すべき不労所得を意味し、一方rc−yは貯蓄を意味する。











23 Comments:

Blogger yoji said...

ラムゼイルール


ラムゼイ
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Frank_P._Ramsey


Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," Economic Journal, Vol. 37, No 145, pp. 47–61



Economics Edit
Keynes and Pigou encouraged Ramsey to work on economics as "From a very early age, about sixteen I think, his precocious mind was intensely interested in economic problems" (Keynes, 1933). Ramsey responded to Keynes's urging by writing three papers in economic theory all of which were of fundamental importance, though it was many years before they received their proper recognition by the community of economists.

Ramsey's three papers, described below in detail, were on subjective probability and utility (1926), optimal taxation (1927) and optimal one-sector economic growth (1928). The economist Paul Samuelson described them in 1970 as "three great legacies – legacies that were for the most part mere by-products of his major interest in the foundations of mathematics and knowledge."[10]

^ "What Makes for a Beautiful Problem in Science?". doi:10.2307/1830631 (inactive 2015-02-15). JSTOR 1830631.


EditWatch this page
Ramsey problem
The Ramsey problem, or Ramsey–Boiteux pricing, is a policy rule concerning what price a monopolist should set, in order to maximize social welfare, subject to a constraint on profit. A closely related problem arises in relation to optimal taxation of commodities.

社会的共通財は以下のXに当たるということか?
______
財政の理論的基礎 第16回
http://sugp.wakasato.jp/Material/Economics/cai/text/zaisei/lesson16/zaisei16-7.html

第7章.税制と資源配分/7-3.超過負担の測定と最適課税の理論

 課税による消費者余剰の減少は所得課税に伴う価格上昇で需要がどの程度減少するかに依存します。
つまり、需要の価格弾力性が大きい場合、その分超過負担は大きくなります。
・最適間接税
 税目を消費税に限定し、その中で個別消費税の税率をどのように設定するのが資源配分の視点から望ましいか分析してみます。
この方法で求められた消費税は最適間接税と呼ばれ、着想はラムゼーまでさかのぼります。

ここで、二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X              Y
の|\            の|              
価| \           価|               
格|  \          格|              
 |   \          |              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

             最適間接税

 この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対する税率を低くする必要があります。
 すると、弾力性の低い製品には高い税を課し、弾力性の高い製品には低い税を課すことになります。弾力性の低い財は常識的に必需品であり、 最適間接税は逆進的というというパラドックスが生じることになります。

効率性と公平性のトレードオフ、二律背反。ラムゼイルール。
(角野浩財政学104頁、宇沢弘文経済解析基礎篇588~9頁参照。)
図のTは超過負担を表す。

tx/ty=ey/ex

必需品Xに対して高税率を課し、奢侈品Yに対して低税率を課すことになり、逆弾力性ルールによる最適間接税は逆進的になるというパラドックスが生じてしまうことになり、効率性と公平性のトレード・オフが存在することになる。
(角野浩財政学105頁)
二律背反。ラムゼイルール。
次のように書き換えることが出来る。
txex=tyey
これは価格が1%上昇したときの需要の変化率に価格の変化率を掛けた値であり、各財の課税に対して各財の需要の減少率が等しいことを要請するものであり、ラムゼイの比例性命題(ラムゼイ・ルール)が導かれる。ラムゼイ・ルールは価格の変化ではなく、需要量の変化こそが超過負担の要因であるという観点から同量の需要量の変化率が最適間接税のルールであることを主張するものである。
角野105~6頁


   






5:35 午後  
Blogger yoji said...

経済成長会計とは、付加価値の要素を資本と労働だと考え、それぞれの変化が生産量 の変化に及ぼした影響を計測するものである。 コブ・ダグラス型関数 ... 労働の成長率. となる。 (2)新古典派経済成長理論(ソローモデル): 仮定1:Y=F(K,L)、ただしコブ ダグラス型関数を前提とする: 仮定2:Y=cY+I ... 率)に影響される。 資本水準、資本 収益率、貯蓄と投資の割合という3つのファクターを考えるのがラムゼーモデルとも いえる。
消費と投資 - 一橋大学経済学研究科 (Adobe PDF) -htmlで見る
www.econ.hit-u.ac.jp/~makoto/education/Part_4_ch_15.pdf
う意味で、ラムゼー・モデルは、マクロ経済学の中で、いや、経済学全体の中でも、もっ. とも成功 ... 第 2 部・第 8 章で展開しているソロー・モデルは、資本蓄積のメカニズムを 明らかにし ... したがって、閉鎖経済モデルであるソロー・モデ ... 済において消費と設備 投資の配分に相当し、将来にかけての資本蓄積にも大きな影響を与.
投資、資本と経済成長 (Adobe PDF) -htmlで見る
www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/.../201412402.pdf
理論的かつ簡潔に説明するマクロ経済学のモデルの1つにソローモデルと呼ば ... を行い 、第2に我が国における投資優遇政策と経済成長率への影響の関係につ. いて定性的な 分析 ..... ラムゼーモデルともいわれる)によると、同じ規模の税収を必要とするのであ.
人口成長と経済成長: 経済成長理論からのレッスン - 日本銀行金融研究所 (Adobe PDF)
www.imes.boj.or.jp/research/papers/japanese/kk31-2-3.pdf
本稿では、ソローやラムゼイらの研究に代表される経済成長理論を紐解きなが. ら、 人口成長率の低下が経済成長に ... 3 もっとも、本稿で紹介するモデルの範囲を越える と、経済的誘因が出生率に与える影響や、人口成長と経. 済成長の相互依存関係 について ...
第3章 ラムゼーの最適成長モデル 3-1.モデルの基本構造(Framework) (Adobe PDF) -htmlで見る
www.ritsumei.ac.jp/~y-gokan/MD3.pdf
ある点がソロ‐型の成長モデルに出てくる消費関数とは大きく異なる.すなわち .... ラムゼーモデルにおいて前節で経済変数の大域的な動きを考察することができたが,多 ... もたらすか,その理論分析は上で求めた鞍点経路にどのような影響をもたらすかを 調べれ.
講義ノート 3: 財政モデル―税制と経済成長 (Adobe PDF)
www.rhasumi.net/wiki/wiki.cgi?action=ATTACH...file...
最適成長モデル(ラムゼーモデル)は、家計と企業という 2 つの経済主体からなるモデ. ルであった。 .... (17) 式と (18) 式から分かるとおり、τk は定常状態に影響を与えるが、 τc は定常 ... の内生化と関連するソローモデルとの大きな違いである。
講義ノート:動学マクロ経済学入門 (Adobe PDF)
www.rhasumi.net/wiki/wiki.cgi?action=ATTACH...file...
2015年7月27日 ... そこで本稿ではソロー. モデルに始まり,ラムゼーモデル,実物的景気循環モデルを経て ニューケインジアン・モデル .... 税制が経済成長に与える影響 . ..... 動学的・確率的一般 均衡モデル(DSGE モデル)もソローモデルの拡張とみなせる.
あるマルクス経済学者の動学最適化に関する議論をラムゼー・モデルと ...
www.anlyznews.com/2013/11/blog-post_6.html
基礎的な動学マクロ経済モデルとしてラムゼー・モデルを念頭に置きつつ、松尾氏の 主張の問題点を考察していきたい。 ... 松尾氏は新古典派経済成長モデルの原型である ソロー・スワン・モデルを拡大し解釈しているわけだが、このモデルでは貯蓄率の決定を 内生化して .... 逓増の生産関数を出し全員の資本の限界生産物を議論することで、条件 がそれぞれの時点の均衡に影響を与えないように見せかけたわけだ。
M B K 48 : ラムゼイモデル - livedoor Blog
blog.livedoor.jp/sowerberry/archives/cat_1253988.html
前回の記事で、ラムゼイ・モデルの場合、r (資本収益率、資本からのリターン)の変化や 、g (経済成長率)の変化を取り出して示すことははできない(できない? ..... ラムゼイ モデルでは、定常状態でも r>g となりますが(ソローモデルでは、定常状態では r=g ) 、逆にラムゼイモデルでは、定常状態への収束 ... 結論から言うと、ラムゼイモデルでは 人口減少の「現実的な」影響を説明することができないように思います。
Chapter 2 ソローモデルの背景
www.geocities.co.jp/WallStreet.../macroeconomychapter2a.ht...
Chapter 2 ソロー・モデルの背景. 無限期間モデルと .... ソローモデルの均斉成長経路と ラムゼイ=キャス=クープマンズ・モデルのそれとの唯一の違い ... 政府支出が高まるの はほんの一時的に限られるから、資本ストックや実質利子率への影響も軽微である。

7:37 午後  
Blogger yoji said...

ケインズがデカルトなら
ラムゼーはスピノザ

7:18 午前  
Blogger yoji said...

根井雅弘『現代イギリス経済学の群像』にはじまるカレツキ紹介は重要だが、
上記書籍でもカレツキ原論文は参照されておらず、孫引きである。
カレツキを紹介している大学生用経済学入門書はほとんど見当たらない。
つまりマルクスを学ぶ人間は近代経済学への橋が既に架かっていることを知らず、
近代経済学を学ぶ人間はマルクスの意義を知らないで学生時代を終わる訳だ。
そして気付いたときには学ぶ時間が残っていないということになりかねない。

さて、カレツキはマルクス再生産表式を3部門に分け直し(転形問題論争にヒントが
あったと思う)、実物経済を省略したことでケインズよりはやく有効需要の概念を定式化した。
ここで3部門は労働者、資本家、投資家と分けられる。
部門が例えば代表的個人一人だと実は経済学の意味は無い。
代表的個人一人が時間差で動学化されてもケインズではないが長期的には死んでいるのである。
ここで残念なのはカレツキの論文も訳されていないし、動学化の基盤となるラムゼーの論文も
訳されていないということだ。
ラムゼーは齊藤他マクロで取り上げられたソローに類似したモデルの論文1928ではなく、最適間接税率を検討した
ラムゼールール論文1927がより重要だ。これは2つの商品を離散的に捉えている。

参考:
Michal Kalecki"The Marxian equations of reproduction and modern economics"
(「マルクスの再生産の方程式と近代経済学」1968,1991未邦訳)
 http://ssi.sagepub.com/content/7/6/73.full.pdf 有料?
根井雅弘『「ケインズ革命」の群像』145頁〜
栗田康之『資本主義経済の動態』105頁〜
カレツキ『資本主義の動態理論』79頁〜
Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation,"
(「課税理論への一寄与」) http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf 無料
F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”(1928)(「貯蓄の数学的理論」)
http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey(1928).pdf
http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey.pdf 邦訳

6:48 午前  
Blogger yoji said...



《我々人間がいかにして思考すべきかを教えるところの人間の論理(human logic)、
すなわち真理の論理(logic of truth)は、形式論理にたいして単に独立であるばか
りではなく、ときには実際に両立不可能な面をもつ》
(ラムジー「真理と確率」1926,『ラムジー哲学論文集』123~4頁)

《我々は、形式論理に還元しようと試みないような、人間の論理の観念を得ようと
するべきである。》(ラムジー哲学論文集,126頁)

8:47 午後  
Blogger yoji said...

"Truth and Probability" (1926) ,(「真理と確率」)
https://core.ac.uk/download/files/153/7048428.pdf
CONTENTS (1) The Frequency Theory (2) Mr Keynes' Theory (3) Degrees of Belief (4) The Logic of Consistency (5) The Logic of Truth

IV 真理と確率(1926)
 (1)頻度説
 (2)ケインズ氏の論理
 (3)信念の論理
 (4)整合性の論理
 (5)真理の論理

8:49 午後  
Blogger yoji said...

《我々人間がいかにして思考すべきかを教えるところの人間の論理(human logic)、
すなわち真理の論理(logic of truth)は、形式論理にたいして単に独立であるばか
りではなく、ときには実際に両立不可能な面をもつ》
(ラムジー「真理と確率」1926,『ラムジー哲学論文集』123~4頁)

《我々は、形式論理に還元しようと試みないような、人間の論理の観念を得ようと
するべきである。》(同?,126頁)

"Truth and Probability" (1926) ,(「真理と確率」)
https://core.ac.uk/download/files/153/7048428.pdf
CONTENTS (1) The Frequency Theory (2) Mr Keynes' Theory (3) Degrees of Belief (4) The Logic of Consistency (5) The Logic of Truth

IV 真理と確率(1926)
 (1)頻度説
 (2)ケインズ氏の論理
 (3)信念の論理
 (4)整合性の論理
 (5)真理の論理

8:53 午後  
Blogger yoji said...


http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51305336.html
しかし現代の経済学者とは違ってラムゼーは、すべての人々がそのような完璧な最適化計算を行なうと考えることは、問題を単純化する方便にすぎないと考えていた。ケインズはラムゼーへの弔辞で、それを次のようにのべている:
そこで彼[ラムゼー]は「形式論理」とは別なものとして、「人間の論理」を考えるようになった。われわれの信念の度合いの基礎は、おそらく形式論理よりもむしろわれわれの知覚や記憶に類似した、われわれの人間的装備の一部なのである。[・・・]「人間的」論理学を、一方では形式論理学から、他方では記述的心理学から区別しようと試みることによって、ラムゼーはおそらく次の研究分野へ進もうとしていたのであろう。(強調は引用者)

4:10 午前  
Blogger yoji said...


サミュエルソンも絶賛するように*ラムゼイの経済論文には3つあって、どれも重要だと思う。
一番有名なのは3番目だが、どれか1つにラムゼイの考察を還元できない。
2は財政学で使う(課税の離散的把握が重要)。1は確率論というより行動経済学の元祖。


"Truth and Probability" (1926) ,(「真理と確率」)
‪https://core.ac.uk/download/files/153/7048428.pdf‬
邦訳:ラムジー哲学論文集 (双書プロブレーマタ)所収1996

Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
‪http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf‬

F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”(1928)(「貯蓄の数学的理論」)
‪http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey(1928).pdf‬
‪http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey.pdf‬ 邦訳



http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00234610-19990101-0023.pdf?file_id=87291
TITLE 経済学者フランク・ラムゼー AUTHOR 福岡, 正夫 PUBLISHER 慶應義塾 ... (Adobe PDF)
The Collected Scientific Papers of Paul Samuelson, Volume 3 1972
Paul A. Samuelson. What Makes for a Beautiful Problem in Science?
邦訳『サミュエルソン経済学体系』〈10〉「何が科学における美しい問題を構成するか? 」
‪https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/432654841X‬

11:15 午後  
Blogger yoji said...


http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51305336.html
しかし現代の経済学者とは違ってラムゼーは、すべての人々がそのような完璧な
最適化計算を行なうと考えることは、問題を単純化する方便にすぎないと考えて
いた。ケインズはラムゼーへの弔辞で、それを次のようにのべている:
《そこで彼[ラムゼー]は「形式論理」とは別なものとして、「人間の論理」を考える
ようになった。われわれの信念の度合いの基礎は、おそらく形式論理よりもむしろ
われわれの知覚や記憶に類似した、われわれの人間的装備の一部なのである。
[・・・]「人間的」論理学を、一方では形式論理学から、他方では記述的心理学
から区別しようと試みることによって、ラムゼーはおそらく次の研究分野へ進
もうとしていたのであろう。》
(「F・P・ラムゼー」邦訳ケインズ全集10:447~8頁)
ケインズはラムゼーがヒュームを連想させると書いている。

11:18 午後  
Blogger yoji said...


サミュエルソンも絶賛するように*ラムゼイの経済論文には3つあって、どれも重要だと思う。
一番有名なのは3番目だが、どれか1つにラムゼイの考察を還元できない。
2は財政学で使う(課税の離散的把握が重要)。1は確率論というより行動経済学の元祖。


"Truth and Probability" (1926) ,(「真理と確率」) [ケインズ確率論批判]
‪https://core.ac.uk/download/files/153/7048428.pdf‬
邦訳:ラムジー哲学論文集 (双書プロブレーマタ)所収1996

Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
‪http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf‬

F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”(1928)(「貯蓄の数学的理論」)
‪http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey(1928).pdf‬
‪http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey.pdf‬ 邦訳


http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00234610-19990101-0023.pdf?file_id=87291
TITLE 経済学者フランク・ラムゼー AUTHOR 福岡, 正夫 PUBLISHER 慶應義塾 ... (Adobe PDF)
The Collected Scientific Papers of Paul Samuelson, Volume 3 1972
Paul A. Samuelson. What Makes for a Beautiful Problem in Science?
邦訳『サミュエルソン経済学体系』〈10〉「何が科学における美しい問題を構成するか? 」
‪https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/432654841X‬

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51305336.html
しかし現代の経済学者とは違ってラムゼーは、すべての人々がそのような完璧な
最適化計算を行なうと考えることは、問題を単純化する方便にすぎないと考えて
いた。ケインズはラムゼーへの弔辞で、それを次のようにのべている:
《そこで彼[ラムゼー]は「形式論理」とは別なものとして、「人間の論理」を考える
ようになった。われわれの信念の度合いの基礎は、おそらく形式論理よりもむしろ
われわれの知覚や記憶に類似した、われわれの人間的装備の一部なのである。
[・・・]「人間的」論理学を、一方では形式論理学から、他方では記述的心理学
から区別しようと試みることによって、ラムゼーはおそらく次の研究分野へ進
もうとしていたのであろう。》
(「F・P・ラムゼー」邦訳ケインズ全集10:447~8頁)
ケインズはラムゼーがヒュームを連想させると書いている。

11:19 午後  
Blogger yoji said...


サミュエルソンも絶賛するように*ラムゼイの経済論文には3つあって、どれも重要だと思う。
一番有名なのは3番目だが、どれか1つにラムゼイの考察を還元できない。三つの論文を離散的に把握するべきだ。
2は財政学で使う。1は確率論というより行動経済学の元祖。


"Truth and Probability" (1926) ,(「真理と確率」) [ケインズ確率論批判]
‪https://core.ac.uk/download/files/153/7048428.pdf‬
邦訳:ラムジー哲学論文集 (双書プロブレーマタ)所収1996

Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
‪http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf‬

F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”(1928)(「貯蓄の数学的理論」)
‪http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey(1928).pdf‬
‪http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey.pdf‬ 邦訳


http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00234610-19990101-0023.pdf?file_id=87291
TITLE 経済学者フランク・ラムゼー AUTHOR 福岡, 正夫 PUBLISHER 慶應義塾 ... (Adobe PDF)
The Collected Scientific Papers of Paul Samuelson, Volume 3 1972
Paul A. Samuelson. What Makes for a Beautiful Problem in Science?
邦訳『サミュエルソン経済学体系』〈10〉「何が科学における美しい問題を構成するか? 」
‪https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/432654841X‬

http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51305336.html
しかし現代の経済学者とは違ってラムゼーは、すべての人々がそのような完璧な
最適化計算を行なうと考えることは、問題を単純化する方便にすぎないと考えて
いた。ケインズはラムゼーへの弔辞で、それを次のようにのべている:
《そこで彼[ラムゼー]は「形式論理」とは別なものとして、「人間の論理」を考える
ようになった。われわれの信念の度合いの基礎は、おそらく形式論理よりもむしろ
われわれの知覚や記憶に類似した、われわれの人間的装備の一部なのである。
[・・・]「人間的」論理学を、一方では形式論理学から、他方では記述的心理学
から区別しようと試みることによって、ラムゼーはおそらく次の研究分野へ進
もうとしていたのであろう。》(「F・P・ラムゼー」邦訳ケインズ全集10:447~8頁)
ケインズはラムゼーがヒュームを連想させると書いている。

11:22 午後  
Blogger yoji said...


サミュエルソンも絶賛するように*ラムゼイの経済論文には3つあって、どれも重要だと思う。
一番有名なのは3番目だが、どれか1つにラムゼイの考察を還元できない。三つの論文を離散的に把握するべきだ。
2は財政学で使う。1は確率論というより行動経済学の元祖。


"Truth and Probability" (1926) ,(「真理と確率」) [ケインズ確率論批判]
‪https://core.ac.uk/download/files/153/7048428.pdf‬
邦訳:ラムジー哲学論文集 (双書プロブレーマタ)所収1996

Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
‪http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf‬

F.R.Ramsey,”A Mathematical Theory of Saving”(1928)(「貯蓄の数学的理論」)
‪http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey(1928).pdf‬
‪http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey.pdf‬ 邦訳


http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/download.php/AN00234610-19990101-0023.pdf?file_id=87291
TITLE 経済学者フランク・ラムゼー AUTHOR 福岡正夫

The Collected Scientific Papers of Paul Samuelson, Volume 3 1972
Paul A. Samuelson. What Makes for a Beautiful Problem in Science?
邦訳『サミュエルソン経済学体系』〈10〉「何が科学における美しい問題を構成するか? 」
‪https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/432654841X‬


http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51305336.html
しかし現代の経済学者とは違ってラムゼーは、すべての人々がそのような完璧な
最適化計算を行なうと考えることは、問題を単純化する方便にすぎないと考えて
いた。ケインズはラムゼーへの弔辞で、それを次のようにのべている:
《そこで彼[ラムゼー]は「形式論理」とは別なものとして、「人間の論理」を考える
ようになった。われわれの信念の度合いの基礎は、おそらく形式論理よりもむしろ
われわれの知覚や記憶に類似した、われわれの人間的装備の一部なのである。
[・・・]「人間的」論理学を、一方では形式論理学から、他方では記述的心理学
から区別しようと試みることによって、ラムゼーはおそらく次の研究分野へ進
もうとしていたのであろう。》(「F・P・ラムゼー」邦訳ケインズ全集10:447~8頁)
ケインズはラムゼーがヒュームを連想させると書いている。

11:26 午後  
Blogger yoji said...

Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf

12:40 午前  
Blogger yoji said...

ラムゼイルール


ラムゼイ
https://en.wikipedia.org/wiki/Frank_P._Ramsey


Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," Economic Journal, Vol. 37, No 145, pp. 47–61
http://lf-oll.s3.amazonaws.com/titles/247/0223.08_Bk_Sm.pdf


Economics Edit
Keynes and Pigou encouraged Ramsey to work on economics as "From a very early age, about sixteen I think, his precocious mind was intensely interested in economic problems" (Keynes, 1933). Ramsey responded to Keynes's urging by writing three papers in economic theory all of which were of fundamental importance, though it was many years before they received their proper recognition by the community of economists.

Ramsey's three papers, described below in detail, were on subjective probability and utility (1926), optimal taxation (1927) and optimal one-sector economic growth (1928). The economist Paul Samuelson described them in 1970 as "three great legacies – legacies that were for the most part mere by-products of his major interest in the foundations of mathematics and knowledge."[10]

^ "What Makes for a Beautiful Problem in Science?". doi:10.2307/1830631 (inactive 2015-02-15). JSTOR 1830631.


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Ramsey problem
The Ramsey problem, or Ramsey–Boiteux pricing, is a policy rule concerning what price a monopolist should set, in order to maximize social welfare, subject to a constraint on profit. A closely related problem arises in relation to optimal taxation of commodities.

社会的共通財は以下のXに当たるということか?
______
財政の理論的基礎 第16回
http://sugp.wakasato.jp/Material/Economics/cai/text/zaisei/lesson16/zaisei16-7.html

第7章.税制と資源配分/7-3.超過負担の測定と最適課税の理論

 課税による消費者余剰の減少は所得課税に伴う価格上昇で需要がどの程度減少するかに依存します。
つまり、需要の価格弾力性が大きい場合、その分超過負担は大きくなります。
・最適間接税
 税目を消費税に限定し、その中で個別消費税の税率をどのように設定するのが資源配分の視点から望ましい
か分析してみます。
この方法で求められた消費税は最適間接税と呼ばれ、着想はラムゼーまでさかのぼります。

ここで、二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X              Y
の|\            の|              
価| \           価|               
格|  \          格|              
 |   \          |              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

             最適間接税

 この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対する税率を低くする必要があります。
 すると、弾力性の低い製品には高い税を課し、弾力性の高い製品には低い税を課すことになります。弾力性の低い財は常識的に必需品であり、 最適間接税は逆進的というというパラドックスが生じることになります。

(角野浩財政学104頁、宇沢弘文経済解析基礎篇588~9頁参照。)
図のTは超過負担を表す。

tx/ty=ey/ex

必需品Xに対して高税率を課し、奢侈品Yに対して低税率を課すことになり、逆弾力性ルールによる最適間接税は
逆進的になるというパラドックスが生じてしまうことになり、効率性と公平性のトレード・オフが存在することになる。
(角野浩財政学105頁)
二律背反。ラムゼイルール。
次のように書き換えることが出来る。
txex=tyey
これは価格が1%上昇したときの需要の変化率に価格の変化率を掛けた値であり、各財の課税に対して各財の需要の減少率が
等しいことを要請するものであり、ラムゼイの比例性命題(ラムゼイ・ルール)が導かれる。ラムゼイ・ルールは価格の変化で
はなく、需要量の変化こそが超過負担の要因であるという観点から同量の需要量の変化率が最適間接税のルールであること
を主張するものである。
角野105~6頁

12:42 午前  
Blogger yoji said...

Commodity Taxation and Economic Growth,二神孝一,土居潤子,The Japanese Economic Review, vol. 55, no. 1, pp. 46-55
ラムゼールール(価格弾力性の高い財に低く課税する)への反論。

12:43 午前  
Blogger yoji said...


Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf

ここで、二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X              Y
の|\            の|              
価| \           価|               
格|  \          格|              
 |   \          |              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

http://sugp.wakasato.jp/Material/Economics/cai/text/zaisei/lesson16/zaisei16-7.html
…二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X              Y
の|\            の|              
価| \           価|               
格|  \          格|              
 |   \          |              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

             最適間接税

 この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対する税率を低くする必要があります。
 すると、弾力性の低い製品には高い税を課し、弾力性の高い製品には低い税を課すことになります。弾力性の低い財は常識的に必需品であり、 最適間接税は逆進的というというパラドックスが生じることになります。
(角野浩財政学104頁、宇沢弘文経済解析基礎篇588~9頁参照。)
図のTは超過負担を表す。

必需品Xに対して高税率を課し、奢侈品Yに対して低税率を課すことになり、逆弾力性ルールによる最適間接税は
逆進的になるというパラドックスが生じてしまうことになり、効率性と公平性のトレード・オフが存在することになる。
(角野浩財政学105頁)

次のように書き換えることが出来る。
txex=tyey
これは価格が1%上昇したときの需要の変化率に価格の変化率を掛けた値であり、各財の課税に対して各財の需要の減少率が
等しいことを要請するものであり、ラムゼイの比例性命題(ラムゼイ・ルール)が導かれる。ラムゼイ・ルールは価格の変化で
はなく、需要量の変化こそが超過負担の要因であるという観点から同量の需要量の変化率が最適間接税のルールであること
を主張するものである。
角野105~6頁

参考:
Commodity Taxation and Economic Growth,二神孝一,土居潤子,The Japanese Economic Review, vol. 55, no. 1, pp. 46-55
ラムゼールール(価格弾力性の高い財に低く課税する)への反論。

12:48 午前  
Blogger yoji said...


Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf
http://sugp.wakasato.jp/Material/Economics/cai/text/zaisei/lesson16/zaisei16-7.html
…二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X              Y
の|\            の|              
価| \           価|               
格|  \          格|              
 |   \          |              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

             最適間接税
図のTは超過負担を表す。
 この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対
する税率を低くする必要があります。
 すると、弾力性の低い製品には高い税を課し、弾力性の高い製品には低い税を課すことに
なります。弾力性の低い財は常識的に必需品であり、 最適間接税は逆進的というというパラ
ドックスが生じることになります。
(角野浩財政学104頁、宇沢弘文経済解析基礎篇588~9頁参照。)
必需品Xに対して高税率を課し、奢侈品Yに対して低税率を課すことになり、逆弾力性ルールに
よる最適間接税は逆進的になるというパラドックスが生じてしまうことになり、効率性と公平
性のトレード・オフが存在することになる。

上は次のように書き換えることが出来る。
txex=tyey
これは価格が1%上昇したときの需要の変化率に価格の変化率を掛けた値であり、
各財の課税に対して各財の需要の減少率が等しいことを要請するものであり、
ラムゼイの比例性命題(ラムゼイ・ルール)が導かれる。ラムゼイ・ルールは価格の変化で
はなく、需要量の変化こそが超過負担の要因であるという観点から同量の需要量の変化率が
最適間接税のルールであることを主張するものである。

参考:
Commodity Taxation and Economic Growth,二神孝一,土居潤子,The Japanese Economic Review, vol. 55, no. 1, pp. 46-55
ラムゼールール(価格弾力性の高い財に低く課税する)への反論。

12:53 午前  
Blogger yoji said...


Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf
http://sugp.wakasato.jp/Material/Economics/cai/text/zaisei/lesson16/zaisei16-7.html
…二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X              Y
の|\            の|              
価| \           価|               
格|  \          格|              
 |   \          |              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

             最適間接税
図の△Tは超過負担を表す。
 この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対
する税率を低くする必要があります。
 すると、弾力性の低い製品には高い税を課し、弾力性の高い製品には低い税を課すことに
なります。弾力性の低い財は常識的に必需品であり、 最適間接税は逆進的というというパラ
ドックスが生じることになります。
(角野浩財政学104頁、宇沢弘文経済解析基礎篇588~9頁参照。)
必需品Xに対して高税率を課し、奢侈品Yに対して低税率を課すことになり、逆弾力性ルールに
よる最適間接税は逆進的になるというパラドックスが生じてしまうことになり、効率性と公平
性のトレード・オフが存在することになる。

上は次のように書き換えることが出来る。
txex=tyey
これは価格が1%上昇したときの需要の変化率に価格の変化率を掛けた値であり、
各財の課税に対して各財の需要の減少率が等しいことを要請するものであり、
ラムゼイの比例性命題(ラムゼイ・ルール)が導かれる。ラムゼイ・ルールは価格の変化で
はなく、需要量の変化こそが超過負担の要因であるという観点から同量の需要量の変化率が
最適間接税のルールであることを主張するものである。

参考:
Commodity Taxation and Economic Growth,二神孝一,土居潤子,The Japanese Economic Review, vol. 55, no. 1, pp. 46-55
ラムゼールール(価格弾力性の高い財に低く課税する)への反論。

12:54 午前  
Blogger yoji said...


Ramsey F.P. (1927), "A Contribution to the Theory of Taxation," (「課税理論への一寄与」)
http://eml.berkeley.edu//~saez/course131/Ramsey27.pdf
http://sugp.wakasato.jp/Material/Economics/cai/text/zaisei/lesson16/zaisei16-7.html
…二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X              Y
の|\            の|              
価| \           価|               
格|  \          格|              
 |   \          |              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

             最適間接税
図の△Tは超過負担を表す。
 この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対
する税率を低くする必要があります。
 すると、弾力性の低い製品Xには高い税を課し、弾力性の高い製品Yには低い税を課すことに
なります。弾力性の低い財はX常識的に必需品であり、 最適間接税は逆進的というというパラ
ドックスが生じることになります。
(角野浩財政学104頁、宇沢弘文経済解析基礎篇588~9頁参照。)
必需品Xに対して高税率を課し、奢侈品Yに対して低税率を課すことになり、逆弾力性ルールに
よる最適間接税は逆進的になるというパラドックスが生じてしまうことになり、効率性と公平
性のトレード・オフが存在することになる。

上は次のように書き換えることが出来る。
txex=tyey
これは価格が1%上昇したときの需要の変化率に価格の変化率を掛けた値であり、
各財の課税に対して各財の需要の減少率が等しいことを要請するものであり、
ラムゼイの比例性命題(ラムゼイ・ルール)が導かれる。ラムゼイ・ルールは価格の変化で
はなく、需要量の変化こそが超過負担の要因であるという観点から同量の需要量の変化率が
最適間接税のルールであることを主張するものである。

参考:
Commodity Taxation and Economic Growth,二神孝一,土居潤子,The Japanese Economic Review, vol. 55, no. 1, pp. 46-55
ラムゼールール(価格弾力性の高い財に低く課税する)への反論。

12:56 午前  
Anonymous 匿名 said...


この方法で求められた消費税は最適間接税と呼ばれ、着想はラムゼーまでさかのぼります。

ここで、二つの財(X、Y)があり、需要は独立であると考えます。すると、下の図のようになります。

X              Y
の|\            の|              
価| \           価|               
格|  \          格|              
 |   \          |              
 |    \         | ̄-_            
 |_____\小       |___ ̄-_大       
 |____|T\       |___|T_ ̄-_      
 |    |  \      |   |  |   ̄-_ 
 |____|___\____ |___|__|_____ ̄-__  
 0       需要量     0         需要量

             最適間接税

 この二つの財に対する課税の超過負担を最小にするには、X財の税率を高め、Y財に対する税率を低くする必要があります。https://lh3.googleusercontent.com/-X5GQ2HRn9I8/Vuz9Ro4FqZI/AAAAAAAA76o/LPo423x3h8Q/s640/blogger-image-1357644919.jpg

8:36 午後  
Anonymous 匿名 said...


(11) If we are to raise a revenue p we must depress production to some point on the hyper-ellipsoid R = P.
1
We can depress production to any point we please because the connection between the x's and λ's is one-one.

9:37 午後  
Anonymous 匿名 said...


(11) 収益pを上げるためには、超楕円体R=P上のある点まで生産を抑圧しなければならない。
1
xとλの接続は一対一なので、どの点まででも生産を抑制することができる。

9:38 午後  

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