http://www.freeassociations.org/
DSGE「動学的確率的一般均衡モデル(Dynamic Stochastic General Equilibrium)」
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/dsge-httpslh3.html(本頁)
ラムゼー「貯蓄の数学的理論」1928年、F.R.Ramsey,”A Mathematical Theoryof Saving”
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/1928frramseya-mathematical-theory-of.html
モーリス・アレ:世代重複モデル(QLG:overlapping generations model)再考
http://nam-students.blogspot.jp/2016/03/qlgoverlapping-generations-model.html
Over the years exceptions [of the EMH] and “anomalies” have been discovered (even tiny departures are interesting if you are managing enough money) but for the purposes of macroeconomic analysis and forecasting these departures are too small to matter. The main lesson we should take away from the EMH for policymaking purposes is the futility of trying to deal with crises and recessions by finding central bankers and regulators who can identify and puncture bubbles.今回の「アノマリー」が"too small to matter"というのはいかがなものか。EMHの結論が「バブルは予知できないので危機管理はできない」ということだとすれば、"valueless, even harmful, mathematical models"と批判されても仕方がないだろう。またDSGEが役に立たない証拠としてEconomistがあげたFRBの2007年のシミュレーションをこう擁護する:
Yet the simulations were not presented as assurance that no crisis would occur, but as a forecast of what could be expected conditional on a crisis not occurring. Until the Lehman failure the recession was pretty typical of the modest downturns of the post-war period.危機が起こらないという前提でシミュレーションをやったら、起こらないという結論が出るのは当たり前だ。問題は、なぜこんな大きな危機が起こったのかということだが、それはマクロ経済学の外の政治の失敗だとルーカスは考えているようだ。…
2009年8月8日付、The Economist誌のFinance and economics欄に掲載された記事です。
ここしばらくの間掲載を続けてきた7月18日付の経済学に批判的な内容の記事に対して、ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学の教授、ロバート・ルーカス氏の反論です。自らが掲載した記事と逆の立場の記事を載せることで、読者の間での議論を高めて、経済学を寄り好ましい方向に向かわせたい、と言うことが意図なのでしょうか。
内容に関しては自分の理解度の低さからコメントは差し控えたいと思います。なるほど、と思わされるところもあるし、そんなことはないだろう、と思うところもあります。これは、7月18日の記事にも言えることです。自分自身で全体を考えて理論を纏め上げる力がないため、ミクロ的な理解の積み重ねることで自分を納得させるのが今の自分には精一杯です。
この記事の最後の方で、ルーカス氏は今回の不況はすでに管理可能な状態にある、と言った内容の発言をしています。果たしてこれが本当なのかどうか私には良く分かりません。これが本当でなくなるような事態が訪れると、ルーカス氏の今回の記事はほぼ意味のないものになってしまうのではないでしょうか。
Economics focus – In defence of the dismal science
経済学の視点 - 陰気な学問の擁護
In a guest article, Robert Lucas, the John Dewey Distinguished Service Professor of Economics at the
シカゴ大学の、ジョン・デューイ経済特別教授であるロバート・ルーカスが、招待記事の中で、最近の金融危機が示した経済学の失敗に関して反論する
経済学者に対する失望が広がっている。それは我々が2008年の金融危機を予測することも防ぐこともできなかったからだ。The Economist誌が7月18日に経済学の現状について掲載した記事は、マクロ経済学と金融経済学という二つの分野を評価する面白い試みだった。どちらの記事も、今回の危機を、2008年よりもずっと以前から主張し続けてきた批判を改めて主張しなおす機会として捕らえる人たちの考え方が支配的であった。マクロ経済学者は特に、価値のない、有害でさえある数学的なモデルを利用することを仕込まれた失われた世代として風刺的に描写された。この教育が分別のある経済政策を行うことをできなくさせたと言うのだ。私自身は、この風刺は意味がなく、さらに大きな疑問を考えるにあたって価値がないと考える。その疑問とは、この分野の専門家に一般の人が合理的に期待できることは何なのか、そして、今回の危機の中で、その期待に対して、専門家たちがどの程度きちんと応じてきたか、である。
私たちが、現在もまた将来も、決して持つことができないものは、リーマン・ブラザースが9月に破綻した後に起こった下落のように、金融資産の価値が急激に下落することを予測するような一連のモデルである。このことは新しいことではない。40年以上にもわたり知られてきたことで、ユージン・ファーマーが「効率市場仮説(EMH)」で指摘した主要な点の一つだ。この仮説では、金融資産は、一般に取得可能な全ての関連のある情報を織り込んでいるとしている。もし、経済学者が1週間前にあらかじめ危機を確実に予測できるような公式を持っていたとするなら、その公式が一般的に取得できる情報の一部となり、価格は1週間前から下落するだろう(「効率的」という言葉は、ここでは、個人が情報を自らの私的な利益のために使うと言う意味で使われている。社会的に望ましい値付けとはかかわりがない。この二つを混同する人は多い)。
ファーマー氏は、いくつかの単純な理論的な事例からEMHにたどり着いた。この単純さは、まるでEMHがこれらの仮説の事例にしか適用できないかのように、The Economist誌の説明記事で非難された。しかし、ファーマー氏は、実際の価格の動きに基づいて、EMHの予想を検証した。この検証の結果はどちらの方向にも向かう可能性があったが、しかし、とても好ましい方向の結果が得られた。彼の実証的な研究は、斬新で注意深く形作られた。仮定の正確さを確認することを主な目的とする多くの批判によって様々な挑戦を受けてきた。数年をかけて、期待値と「異常値」が発見された(十分に大きい資金を管理しているのであれば、ほんの小さい逸脱でさえ興味深いものである)、しかし、マクロ経済学的な分析と予測のためには、その逸脱は取るにならないほど小さいものだ。政策作成の目的と言う立場から、EMHを通して学ぶべき主要な教訓は、危機や不景気の対策として、中央銀行家や規制当局者がバブルを認識し破裂させることができる存在として考えることが無益であると言うことである。そんな人が存在したとしても、金銭的にとても手が出せる存在ではないだろう。
The Economistの説明記事では、マクロ経済学の失敗事例として、当時連邦準備銀行の理事であったフレデリック・ミシュキンが2007年の夏に示した「元気付けるための」シミュレーションに言及している。FedのFRB/USモデルが2008年9月の出来事を予測し損ねたと言うのが非難の内容だ。しかし、シミュレーションは、危機が起こらないということの言質としてではなく、危機が起こらないことを前提として考えられうる予測として提示されたのだ。リーマンの崩壊が起きるまでは、今回の不景気は戦後の普通の規模の景気減速の典型的なものであった。住宅建設の減少に主導されて、不景気は忍び寄っていた。ミシュキン氏の予測は、唯一のもしくは主要な経済の減退に含まれる要因が住宅の減少がであり続けることを前提に、その後に起こる可能性のある事象を合理的に推測したものだった。リーマンの破綻の後でも、ミシュキン氏が使ったようなモデルは、新しい情報を取り込むことで、その後の2四半期の間続いた民間消費の減速に関して正確な推測であったと証明された。Fedの議長、ベン・バーナンキが時の財務長官ハンク・ポールソンにアメリカがリーマン破綻後に直ちに直面する可能性のある経済的な危機について警告したとき、彼は自分の発言に自信があった。
ミシュキン氏は、もちろん、2007年に金融危機の可能性を認識していた。バーナンキ氏も間違いなくしていた。しかし、後に政策として採用された規模での金融政策を先駆けて推し進めることは、他の人がいきなり走行中の車線に正面から急に侵入してきたために、道路で突然ハンドルを切るようなものだった。この内容の中で採用することのできる最高で、唯一現実的なことは、目を開け続け、幸運を祈ることだ。
リーマンが崩壊して、危機の可能性が現実のものとなったとき、状況はすっかり変わってしまった。米国債の金利はゼロに近づき、金利を下げることがFedの行うことのできる唯一の刺激策だと考える人にとって、金融政策は使い果たされてしまった。しかし、バーナンキ氏は、直ちにギアを入れ替え、銀行システムに現金を送り込み始め、財務省も同様のことをするようにと説得した。商業銀行の準備金は、リーマンが破綻したときの500億ドルから年末までには8000億ドルへと増加した。不良資産救済プログラムによる資金注入が金融機関に提供される資金をさらに増やした。
これらの対処に関して多くの点で理解可能な様々な意見が存在するが、これらは速度と事態を反転させると言う点で大きな利点があった。様々な機会に話をしているが、私自身は、これらの政策は、恐怖心から流動性に向かって走りこんでいた状態を解決する中心となったし、(部分的であったとしても)既に認識されていた消費者や企業が支出を減らす必要を軽減した。不景気は既に制御されており、1929年から33年までのアメリカでの停滞のようなひどい状態が差し迫っていると考える人は、信頼のできる予想家の中には存在しない。結果は必然的に起きるのではなく、実際に起きたのだ。
Not bad for a Dark Age 暗黒の時代には悪くはない
バーナンキ氏もミシュキン氏も、The Economist誌の「マクロ経済の暗黒時代」と呼ばれる説明記事の中で触れられていた批判の中心だった。彼らは、動的モデルの提唱者であり想像的な作成者であり、これらの「驚くほど使えない」道具を、直接または業界の標準となった教科書を通して学生たちの世代に教えてきた。過去2年間、彼らは(他の著名なマクロ経済学者の多くと共に)、1930年代以来、最も難しいアメリカの経済危機に対応することに中心的にかかわってきた。彼らは予想可能なことを予想し、予想不可能なショックがおきたときに利用できるような代替案の作成をした。彼らと彼らの同僚は、最近開発された理論的なモデルを何か役に立つものであると判断したとき、それらのモデルに頼るようになった。彼らは1930年代からケインズの、1960年代からはフリードマンやシュワルツのそしてそれ以外の多くの学者の考えや調査に依存してきた。私は単に、これらの人々が提示してきたマクロ経済学の現実と、The Economist誌の説明記事の中心となっていた考え方を擁護する批判者達によって提示された風刺の間には何の関係も見出せない。
M B K 48 : ラムゼイモデル
http://blog.livedoor.jp/sowerberry/archives/cat_1253988.htmlラムゼー・モデルで考えるアベノミクスの成長戦略: ニュースの社会科学的な裏側
http://www.anlyznews.com/2015/01/blog-post_4.htmlこのラムゼー・モデルで法人税減税と消費税増税を行なうと、どういう事が起きるかを見てみよう。税率と言うディープ・パラメーターが途中で変化することから解析的に分析するのは困難なので、それらしい生産関数や効用関数を置いて数値演算を行なってみた。税制変更による法人税減収と消費税増収が一致するようにしてある。なお、詳しい説明はマクロ経済学者の齊藤誠氏の講義資料を、詳しい計算方法は「講義ノート―動学マクロ経済学入門」の第2章を参照して欲しい。
Ctが消費、Ktが消費、tが期を表す。ラムゼー・モデルの世界では、投資をする以外に貯蓄手段はないので、完全予見であっても行動の柔軟性に制限がある。だから、20期あたりが税制改正前の定常状態、50期あたりが税制改正後の定常状態と見なしていい。消費は一時落ち込むが、投資が増えていって、最終的には消費も増えることがわかる。これは経済成長に他ならない。だから、アベノミクスの成長戦略の一つの柱は、単なる企業優遇政策ではない。
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あるマルクス経済学者の動学最適化に関する議論をラムゼー・モデルと比較してみる: ニュースの社会科学的な裏側
http://www.anlyznews.com/2013/11/blog-post_6.html位相図を描くと上のようになる。縦軸のCtが消費、横軸のKtが資本。毎期の投資=貯蓄と消費の比率は、常に定常状態へ資本蓄積していく黒矢印の鞍点経路にのる。もし鞍点経路上の競争均衡点より投資過剰であれば、資本の価値が低下して消費が増えて、競争均衡点にジャンプする。もし競争均衡点より消費過剰であれば、資本の価値が増して、競争均衡点にジャンプする。
鞍点経路から外れた資本と財の価格を強制し続けたら、上図の赤線のように資本蓄積は不安定な経路を辿り、黒色の鞍点経路から外れてしまう。つまり、ラムゼー・モデルの教える所は、毎期、競争均衡が達成されていることによって、定常状態を達成できると言うことだ。なお、定常状態に至る経路は効用最大化と言う意味で、最適となる。
モデルの詳細や図の描き方は「動学マクロ経済学と言う名の非線形連立方程式を解いてみる」を参照のこと。
さてさて、このようにして生まれた「合理的期待を形成する代表的個人」を前提とした動学的な均衡モデル。でも、気になるのが「景気循環」というもの。アメリカの経済においても短期的な景気の循環、つまり景気が良くて経済が拡大する時期と、景気が悪くて経済が停滞する時期とが交互にやってくる、そういう現象は明らかに観測されています。現代のマクロ経済学の主流では、この景気循環を短期的な需要の不足や過剰に求めています。ところが「合理的期待」を前提にすれば、需要の不足や過剰といった不均衡は生まれないということになってしまいます。では「合理的期待」を前提にした動学モデルでは、どのようにして現実の経済変動を説明するのでしょうか?
そこで、登場するのが「リアルビジネスサイクル理論」という考え方です。
この理論の主張点は、マネーサプライや物価水準などの名目変数の変動が景気循環を引き起こすのではなく、生産技術や財政政策などの実質変数(実物的要因)のみが景気循環の要因となるというものである。
リアルビジネスサイクル理論モデルの前提となる仮定は、合理的期待を形成する代表的個人の存在である。このモデルは1人の「異時点間を最適化する」個人を用いて表現されており、この個人の行動は構成員全員、さらには経済全体を代表しているように見ることができる。(これが代表的個人モデルの大きな特徴である。)
もう一つ暗黙のうちに仮定されているのが、貨幣の中立性である。(これは合理的期待から導かれている。) ルーカスは、生産性ショックがあるという条件下でモデル内部で景気循環が現れることを示している。これは次のように説明できる。個人の生産性が低下したとすると、実質所得もまた低下する。(これはロビンソン・クルーソーの文脈で解釈でき、代表的個人がすべての生産を担っており、完全に競争的な労働市場では個人は限界性産物に等しい賃金が支払われている。)
異時点間の最適化行動の下で、生産性ショックは消えて実質所得が再び上昇することが合理的に期待できる場合には、代表的個人は最適化行動の結果として次の期まで働くことを留保する(代わりに余暇を消費する)。集計の結果として、負の生産性ショックは自発的失業と経済活動の低下つまりGDPの低下をもたらすことになる。
やっぱりわかりづらいですね。わかりやすく説明すれば、経済における生産性ショックを、景気循環の根拠にしているんです。たとえば技術の進歩などによる生産性の向上は常に一定のペースで進行しているわけではない。技術革新によって一挙に生産性が向上する瞬間もあれば、たいして進歩しない時期もある。逆に異常気象や天災などによる農作物の収穫減や、貿易相手国でのクーデターによる政情不安などなど、外部的な要因で生産性が悪化するショックもある。そうなるとですね。「合理的期待を形成する代表的個人」というスーパーマンは、今は余暇を減らしてでもたくさん働いた方がいい。今は働くよりも余暇を楽しんだ方がいい。などと異時点間で効用を比較して最適な選択をする、ということなんですね。そして、その合理的な異時点間の選択の結果として、景気循環があるということだそうです。だから景気循環は市場経済の効率的な働きに完全に合致したものであって、下手な経済政策など打ってはならぬということにもなります。ついでに失業も、非自発的なものではなく、異時点間での最適化による自発的なものということになってしまいます。
ちなみに、現代のマクロ経済学の最先端も、やはり動学的均衡モデルになります。ただしリアルビジネスサイクル理論のような完全均衡モデルではなく、価格の硬直性や協調の失敗など、様々な要素を取り入れたモデルの開発・分析が進められています。このあたりは、より上級の教科書を読まないと紹介されていないので、僕も理解不足なのですが、「合理的期待」などという非現実的な前提をスタートとしながらも、その進化の過程で、より現実的な条件を組み入れた動学均衡モデルが生み出され、今なお発展途上ということなのでしょう。
ただし、今回の世界的な経済危機によって、その妥当性は大きく揺らいでいそうですけれども...
A OLG model with an aggregate neoclassical production was constructed by Peter Diamond*.A two-sector OLG model was developed by Oded Galor**.
National Debt in a Neoclassical Growth Model
https://www.aeaweb.org/aer/top20/55.5.1126-1150.pdfC:
D:
NAMs出版プロジェクト: DGE,DSGE:再考
フランク・プランプトン・ラムゼイ/ラムジー (Frank Plumpton Ramsey), 1903-1930. ... ラムゼイの第三の貢献は、最適な貯蓄水準に関する検討 (1928)、有名な「最適成長」 モデルだ――その後これは「ラムゼイモデル」として知られるようになった。経済学への 変 ...
(Adobe PDF)
こうしてラムゼーの本来の研究領域は数学,哲学および論理学であったけれども,彼は またごく. 若いころから経済問題にも強い関心をもち,経済学の雑誌にニ篇の論文を 寄稿した。1927年の「課. 税理論への一寄与」,1928年 の 「貯蓄の数学的理論」*が それで ...
*ラムゼー「貯蓄の数学的理論」1928年邦訳
http://www.stannet.ne.jp/kazumoto/ramsey.pdf
Date:June22,2011,translatedtoJapanesebyKazumotoIguchi.OriginalPaper:F.R.Ramsey,”A MathematicalTheoryofSaving”,TheEconomicJournal,Vol.38,No.152,pp.543-559,Dec.(1928).
モーリス・アレ『貨幣改革と資本課税』より (ゲゼル研究会)
http://grsj.org/colum/colum/alles.htm大多数の理論は名目利子率がつねに正であることを説明するために提起されてき た。いちばんよく知られているのはマルクス主義者の搾取の理論、資本の生産性の理 論、ベームバベルクの打歩の理論であるが・・・少なくともこれ以外に15種類の理 論が存在する・・・あるものはまったく粗雑なものであり、別のものは限られた概念 に基づいている。それ以外の ものも不完全であり、これらのどれひとつも満足でき るものではない。
実際、私的所有に基づく市場経済において、いつの時代、どの場所でも、つねに正 の名目利子率が永続的にかつ普遍的に存在することは二つの状況に負っていることを 示しうる。一つは、土地の私有であり、もう一つは貨幣に必然的な正の流動性プレミ アムである。後者はシルビオ・ゲゼルとケインズ、それに私自身が発展させたものだ が、1947年(Maurice Allais, Economie et interet)に私が示したようにゲゼルが本質的な役割を果たしている。
土地の私有と貨幣の存在はつねに正の利子率の存在と必然的に結びついている。し かも他の構造上の諸条件がどんなものであろうとも、またとりわけ貯蓄性向がいかよ うであろうとも、そうである。土地と貨幣の私的領有が与件として与えられると、個 人の願いや国家の準備する政策に由来する名目利子率を無効とするような傾向をもつ どのような努力も完全に空しいものでしかなくなってしまう。
Maurice Allais - Wikipedia, the free encyclopedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Maurice_Allais
4 Comments:
http://libertystreeteconomics.newyorkfed.org/2014/09/a-birds-eye-view-of-the-frbny-dsge-model.html#.Vczn653tmko
http://libertystreeteconomics.typepad.com/.a/6a01348793456c970c01b8d0708b22970c-popup
DSGEに関しては以下の図だけでいい
https://lh3.googleusercontent.com/-Azy_xwK5_pU/VVoSae8L-TI/AAAAAAAAulE/T-X37gMhfj8/s640/blogger-image--1415090821.jpg
A Bird’s Eye View of the FRBNY DSGE Model
http://libertystreeteconomics.newyorkfed.org/2014/09/a-birds-eye-view-of-the-frbny-dsge-model.html#.Vczn653tmko
A Bird’s Eye View of the FRBNY DSGE Model
要するに過去のケインズ経済学に適当にショックの変数を足して多くしただけだ
(動的と言ってもRBC経由の2期間モデルに過ぎない。詳細な変化のグラフも長期的展望といえば聞こえはいいが劇的な変化を前提としないからこそ可能になっている。)
そこに哲学がないから金融緩和と増税=アクセルとブレーキを同時に踏むようなこと
を平気でやるようになる。
ショック間の関係性が把握されていない。
就職したいなら以下のような技術を導入すべきだろうが、所詮はハッタリである。
ビアンカ・デ・パオリ、アージア・スボルドン、アンドレア・タンバルロッティ
5部構成のシリーズの2番目
このシリーズでは、米国経済の動きを理解し、経済予測を提供するために銀行研究者が使用する構造モデルであるニューヨーク連邦準備銀行(FRBNY DSGE)モデルの動的確率的一般均衡モデルを検証します。
動的確率論的一般均衡(DSGE)モデルは、現実の定型表現を提供する。 そのため、経済を特徴づける無数の関係を模倣しようとせず、重要な経済主体間の主要な相互作用に焦点を当てる。 このポストでは、これらの相互作用のどれがFRBNYモデルによって捕捉され、どのようにマクロ経済データを使ってそれらを定量化するかを説明します。 より興味深い読者のために、このNew York Fedワーキングペーパーは、モデルのこれらの側面および他の側面についてより詳細に説明しています。
DSGEモデルでは、経済主体が直面している状況を考慮して、目的を達成するための意思決定を行います。 FRBNYモデルでは、これらのエージェントには次のものが含まれます:働く消費する世帯。 財とサービスを生産するために資本と労働を採用する企業、 貯蓄銀行と借り手との間で仲介を行う銀行。 財政政策と金融政策を策定する政府との間で、 このモデルは、経済の重要な側面を取り入れています。銀行は借り手のデフォルトリスクに直面しています。これにより、このリスクから守るために預金金利のスプレッドを請求することになります。 世帯はまれにしか賃金を調整できない。 企業は投資や資本の利用を調整する際に常に価格を最適に設定できず、コストに直面することはありません。 経済専門用語では、モデルには信用摩擦と賃金と価格の厳しさがあり、投資調整費用と変動資本の利用があると言います。 次の図は、モデルの構造の略図を示しています。
A Stylized Description of the Model
エージェントの選択肢は、現在および将来の期待される条件を考慮に入れて動的である(したがって、DSGEの "D")。 技術的には、エージェントは、制約を受けて、時間最適化の問題を解決します。 例えば、家計は自分の好みや予算制約を考慮して時間の経過とともに消費プロファイルを選び、企業は生産技術を考えて利益を最大化して価格を選ぶ。 各エージェントの最適化問題の結果は、状況の変化にどのように反応するかを記述する決定ルールです。 この反応の強さは、それらの環境ならびにその環境を特徴づけるパラメータに依存する。 例えば、労働者は、より多くの労働をすることによって得られる賃金と、余分な所得に課される価値に基づいて労働を供給します。 余分なドルのためにどれくらい働くかは、余暇のための各労働者の好みに関連するモデルのパラメータであるいわゆる労働供給の弾力性に依存する。 余暇がより好きな人は、余分な時間を稼ぐためには、より高い賃金上昇が必要です。 企業は労働者の賃金と生産性に基づいて労働を要求する。 労働需要曲線の傾き(すなわち、労働者が仕事に1時間以上滞在することを納得させるためにどれくらいの金額を支払うか)は、パラメータによって決まります。この場合、彼らが働く技術に関係します。 労働市場における労働者と企業の相互作用は、相反する利益のバランスをとる(労働者はより高い賃金を好むが、企業はむしろより少ない賃金を好む)、均衡賃金を決定する。 経済における賃金と他のすべての価格の同時決定のプロセスは、DSGEにおける「GE」を説明する「一般均衡」のモデルを作るものです。
最後に、「S」は確率論的なものであり、エージェントが決定を下す際に不確実な状況に直面しているという事実を示しています。 エージェントが直面する環境は、「ショック」と呼ばれるランダムな外乱の影響を受けます。このモデルでは、次のようないくつかのショックが発生します:一定量のインプットで生じる可能性のあるアウトプットの量に影響する生産性へのショック。 石油価格の動きから生じるような外生的なインフレ圧力を捕捉するマークアップ・ショック。 労働市場の不完全性や人口動態の変化を捉える労働供給ショックがある。 加えて、借り手のリスクに影響を与える財務ショックや、投資意欲に影響を及ぼすその他の要因の中で将来の需要に関する不確実性の変化を捉える投資需要へのショックがあります。 最後に、二つのタイプの政策ショックは、金融政策と財政政策の変化を捉えている。
モデルのエージェントは、上記の決定ルールに従ってショックに反応します。 例えば、労働者の生産性が上昇すると、企業はより多くの労働を要求することで対応する。 同様に、1960年代から女性の労働市場への参加が増加したことなどのプラスの労働供給ショックは、家計が企業によって与えられたどの賃金でもより多くの時間労働を望んでいることを意味する。 我々のモデルでは、労働供給のシフトやその他のすべてのショックは、モデルに記述された選択肢の変化によって引き起こされないという意味で「外生的」として扱われる。 代わりに、彼らはその動きがモデルのすべての変数の反応を誘発する「原始的な」推進力です。
予測とポリシー分析にDSGEモデルを使用するには、エージェントの行動を特徴付けるパラメータの値を選択する必要があります。 このタスクを実行するには多くの方法があります。 Schorfheide and Smets and Woutersの先駆的な研究に続いて、我々はベイズ法を用いてFRBNY DSGEモデルを推定する 。 この計量経済的アプローチは、例えば、エージェントの行動のミクロ経済学的研究から来るかもしれないパラメータに関する事前情報と、モデル内の変数の時系列特性に関する情報とを組み合わせることを可能にする。 これらの変数は、成長と労働時間(1人当たり)、インフレ(個人消費支出デフレーターの中核的構成要素によって測定される)、労働者の報酬の尺度としての労働分配率、連邦資本金利、 BAA法人税率と借入費用の尺度としての10年財務利回り(詳細については、ニューヨーク連邦準備制度のワーキングペーパーを参照)。
モデルパラメータが推定されると、DSGEモデルを使用して、特定のイベントの背後にある可能性がある基本的なショックを特定することができます。 このタイプの運動は、推定されたモデルがショックから経済の結果へのマッピングを与えるという事実に依存している。 Del NegroとSchorfheideがこの論文で詳しく説明しているように、このマッピングを「反転」することで、観察された経済発展の背後にあった外乱の推定値を得ることができます。 このシリーズの次の記事は、この練習の例であり、大後退の原因を特定しようとしています。
免責事項
この記事に掲載されている意見は著者のものであり、必ずしもニューヨーク連邦準備銀行または連邦準備制度の立場を反映しているとは限りません。 いかなる誤りや省略も著者の責任です。
Depaoli_bianca
ビアンカ・デ・パオリ ( Bianca De Paoli)はニューヨーク連邦準備銀行(FRB)の上級エコノミストです。
Sbordone_argia
Argia Sbordoneは、当行の研究統計グループの副社長です。
Tambalotti_andrea
Andrea Tambalottiは、当グループの役員です。
Blog Authorによって07:00:00に投稿されました Macroecon 、 金融政策における
コメント
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ジャスティン、コメントありがとうございました。 この図では、「家計」と「商品生産者」の間の矢印を修正しました。 私たちはエラーを後悔します。
投稿者 : ブログ著者 | 2014年9月24日02:40
私は矢印が家庭と財産生産者の間の間違った方向を指していると思う。 クール!
投稿者:Justin | 2014年9月23日10:27
https://translate.google.co.jp/translate?sl=en&tl=ja&js=y&prev=_t&hl=ja&ie=UTF-8&u=http%3A%2F%2Flibertystreeteconomics.newyorkfed.org%2F2014%2F09%2Fa-birds-eye-view-of-the-frbny-dsge-model.html%23.Vczn653tmko&edit-text=
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