カイ二乗分布(カイにじょうぶんぷ、カイじじょうぶんぷ)、またはχ2分布は確率分布の一種で、推計統計学で最も広く利用されるものである。ヘルメルトにより発見され[1]、ピアソンにより命名された[2]。
独立に標準正規分布に従う k 個の確率変数X1, ..., Xk をとる。 このとき、統計量
の従う分布のことを自由度 k のカイ二乗分布と呼ぶ。この分布は自由度 k に応じて右図のような形をとる。 図を見ればわかるように、どの自由度 k でも、ある一定以上Z が大きいならば、 Z が大きいほどその確率が低くなることがわかる。 このことは、大まかに言えば、「正規分布でランダムで値をとったのだから、その値を用いて高々二乗和をとった程度の数値 Z がとてつもなく大きくなる確率は少ないはずだ」と解釈できる。統計的仮説検定にカイ二乗分布が用いられるのはこの性質のためである。例えば、「データが意味のないノイズ要素である可能性はたったの5%以下だから、このデータには意味があるはずだ」という解釈が行われる。
普通はこれを
と書く。カイ二乗分布は k という1個の母数をもつ。これは Xi の自由度に等しい正の整数である(場合によっては非整数自由度のカイ二乗分布も用いられる)。カイ二乗分布はガンマ分布の特殊な場合に当たる。
カイ二乗分布はカイ二乗検定と総称される多くの検定法のほか、フリードマン検定などにも利用される。
6 Comments:
例題で学ぶ初歩からの計量経済学 (単行本) の詳細
出版社: 日本評論社
レーベル:
作者: 白砂堤津耶
サイズ: 単行本
ISBN: 453555093X
発売日: 1998/03/01 関連商品リンク : 白砂堤津耶 日本評論社
【IT】日本IBM、統計解析ソフト「SPSS Statistics 25」発売--ベイズ推論の新機能 [無断転載禁止]©2ch.net
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1ノチラ ★2017/08/15(火) 17:31:19.41ID:CAP_USER
日本IBMは8月9日、統計解析ソフトウェア製品の最新版「IBM SPSS Statistics 25」を発売した。データの「t検定」、相関検定、線型回帰、一元配置分散分析などのベイズ統計機能を提供する。
最新版では、新しいデータ分析手法を活用するための分析機能の強化とデータ分析の生産性を高めるための機能が強化され、ユーザーの適切な意思決定を支援するという。具体的には、統計解析アルゴリズムの新機能としてベイズ推論を搭載した。
ベイズ推論はアカデミックやビジネスを問わず、近年注目されているアルゴリズム。事象が起こると考える確率(事前確率)を、その後に観測された事実によって、より客観的な確率(事後確率)を推定していく。SPSS Statistics 25では、二項検定、データの「t検定」、相関検定、線型回帰、一元配置分散分析などの機能を提供する
またユーザーのリクエストに基づき、従来の統計機能も強化。例えば、混合モデルにおける経験最良線形不偏予測量の利用や、時系列データの共変量設定も可能となり、独立および対応する現実データを分析に取り入れやすくなったという。加えて、一般線型モデルにおけるプロファイルプロット内のエラーバーの表示や、不均一分散性検定、ロバスト標準誤差などを取り入れた分析が搭載された。
さらに、データ分析の生産性を高めるため、他社アプリケーションとの連携やレポート機能も強化。図表ビルダー機能を刷新し、SPSS Statisticsで作成したグラフをMicrosoftグラフィック・オブジェクトとして利用することができるようになった。
SPSSは社会調査の統計解析ツールとして1968年にスタンフォード大学で開発され、40年以上にわたって改良が続けられている。
https://japan.zdnet.com/article/35105696/
https://www.amazon.co.jp/dp/4797366575/
図解・ベイズ統計「超」入門 あいまいなデータから未来を予測する技術 (サイエンス・アイ新書) 涌井 貞
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/618AOhMQIHL.jpg
ベイズの定理のイメージ
Bが起こったときにAの起こる確率×Bの起こる確率
=Aが起こったときにBの起こる確率×Aの起こる確率
_____ _____ _____ _____
|A尚| B| | B | |A尚|(B) | |//|
|且B| |x|_____|=|且B|//|x| |//|
|//://| |/////| | |//| |A |//|
(A)://| |//全体/| |_A|//| |__全体/|
横を縦に…
_____ __
| | | |
|_____|→| |
| |
|__|
ベン図だと3つ以上の条件が描きにくい。
上記『図解・ベイズ統計「超」入門』ではモンティ・ホール問題などもベイズ統計学で説明される。
【突き抜けた極限頭脳を持つ世界の天才スペシャル】1
https://youtu.be/D9em4Ox3ukQ?t=42m
*モンティ・ホール問題
アメリカの人気テレビ番組で行われた3つの扉から当たりを選ぶゲーム
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『実証分析のための計量経済学』山本勲、中央経済社、2015年
『計量経済学の第一歩――実証分析のススメ』田中隆一、有斐閣ストゥディア、2015年
【統計学】高校数学での統計学必修化は間違っている まったく異なる原理を持つ「数学」と「統計学」[03/05]
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1しじみ ★2018/03/06(火) 17:30:50.98ID:CAP_USER>>3>>18>>34>>51>>77>>84
2022年度から施行される新指導要領の案が公開され、高校の数学教育に携わる人々に激震が走っている。
最も衝撃的なのは、統計学が数学B(高校2年、理文共通)において事実上必修化され、
その割を食ってベクトルが数学C(高校3年、理系のみ)にはね飛ばされる、という変更点だ。
数学Bで必修化される統計学とは、「仮説検定」や「区間推定」などの「統計的推定」と呼ばれる方法論である。
これは小学校や中学校の統計の授業では学ばない、統計学の核心といって良い部分だ。
これまで普通は大学に入ってから学ぶものだった。
これについて、批判点は二つある。第一は、ベクトルが理系のみの学習で良いのか、という点。
第二は、統計学を数学で必修化するのは正しいか、という点。
筆者の意見では、第二の点は大問題であり、その意味で第一の点にも批判的とならざるを得ない。
■数学は「演繹的」、統計学は「帰納的」
ベクトルというのは、2次元や3次元の数を扱う代数の方法論だ。
確かに、経済学でもベクトルは必須の道具であるから、文系も学習したほうがいいという意見には同意できる。
しかし、ベクトルの計算自体は、そんなに難しいものではなく、
大学生になってから教わっても障壁が大きいわけではない。
むしろ、文系の高校生が数学という抽象的分野の中で教わるより、大学の経済学において、
経済現象という具体的なモデルをもって教わるほうがイメージよく理解できるように思える。
だから、文系にとってもっと有益な分野があるなら、ベクトルを排除しても仕方ないが、
統計学にはその価値はない。なぜなら、統計学は決して数学ではないからだ。
数学は「演繹(えんえき)的」な理論である。
これは、仮定から結論を、数理論理(「かつ」「または」「ならば」「でない」「すべて」「存在する」から展開される論理)だけで導く学問である。
だから、数学で証明された法則(定理)は常に正しい(真である)。
たとえ話で言えば、「すべてのカラスは黒い」を前提として、「だから、このカラスは黒い」を導くのが「演繹」である。
かたや、統計学は「帰納的」な理論である。
これは、観測された現象から「たぶんこうだろう」という推論を導く技術だ。
言い換えると、経験的な推論を行う理論である。
カラスのたとえで言えば、「これまで見たカラスは黒かった」を前提として、
「だからきっと、カラスというのはみんな黒いのだろう」という推論を行うのが「帰納」である。
したがって、統計学の結論では間違い(偽であること)が必然的に起きる。
このように数学と統計学は全く異なる性質の論理なのである。
続きはソースで
関連ソース画像
http://img.chess443.net/S2010/upload/2018022700003_1.jpg
WEBRONZA - 朝日新聞社の言論サイト
http://webronza.asahi.com/science/articles/2018022700003.html/
https://econ101.jp/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%
90%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%8C%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B
B%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C/
アレックス・タバロック「モンティ・ホール問題の直観的にわかりやすいバージョン」(2019年9月19日)
optical_frog
[Alex Tabarrok, “The Intuitive Monty Hall Problem,” Marginal Revolution, September 19, 2019]
いろんなパズルは,ある角度から眺めたときには解きにくいのに視座を変えてみたらかんたんになることがよくある.Q&Aサイトの StackExchange に,モンティ・ホール問題と本質は同じで正解を切り替えるかどうかの正しい選択が一目瞭然なものはなにか,という質問があがっている.ジョシュア・B・ミラーが,見事な回答を寄せている.おさらいしておくと,もともとのモンティ・ホール問題では,3つ並んだドアのうち1つにすてきな賞品が待っていて,回答者がどれか1つを選ぶと,司会者のモンティ・ホールが残り2つのうち1つを開けてハズレなのを見せる(開けるのは必ずハズレの方だ).これを見たあとで,ドアの選択を切り替えるか,それとも最初に選んだままにしておくか? たいていの人は,切り替えるべき理由を見出さない.あのポール・エルデシュですら,切り替えない派だった.さらに,切り替えると答える人も,たいていは,直観的にわかりにくいベイズの確率計算をやってその結論にたどり着く.
さて,その直観バージョンは次のとおり:
3人のボクサーがいる.そのうち2人は,これまでの勝敗が拮抗している(引き分けはない).あと1人のボクサーは,この2人のどちらにも必ず勝つ.
キミは当てずっぽうでボクサー A が最強だと推測して,残る2人を戦わせる.
すると,ボクサー B が C に勝利を収めた.
さて,ボクサー A と B の決戦で,キミはこのまま A 最強説をとり続けるだろうか,それとも,B の勝利に切り替えるだろうか?
Journal of Economic Perspectives にミラーが載せた論文では,モンティ・ホール問題とホットハンド・パズルを検討している.
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